放課後 軽音部部室
紬「お茶入りましたー」
澪「ありがとう。・・・今日も美味しいな」
唯「それに、このティーセットが良いよね」
澪「確かに。私達は気楽に使ってるけど、本当は結構高いんだろ」
律「そんな事気にしないで、みんなはお茶を楽しんでくれよ」
澪「お前が言うな」 ぽふ
元スレ
紬「だけど、大切な物が決して高いとは限らないでしょ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327829585/
唯「やっぱり何十万とか何百万とかする訳?」
紬「まさか。毎日使う物だから、割れても良いようにそれなりの物を持って来てるの」
律「ムギにとってはそれなりでも、私達にとっては拝むレベルかも知れないからな」
紬「本当、それ程高い物は持って来てないわよ。むしろ、毎月のお菓子代の方が高いくらい」
唯「え」 びくっ
澪「なんだか、怪談よりも怖い話を聞いた気がする」
律「明日から、水と氷砂糖にするか・・・」
カチャ
梓「済みません、遅れました」
紬「今、お茶の準備するわね」
梓「ありがとうございます。・・・なんですか、唯先輩」
唯「お菓子、大切に感謝を込めて食べた方が良いよ」
梓「それは唯先輩が、でしょ」
律「お前、ムギの持ってくるお菓子がいくらか知ってるのか」
唯「少なくとも、たらこじゃないよね」
律「誰が、魚卵の話をしたんだよ」
紬「今日のお菓子はアップルパイでーす」
梓「頂きます」 はむはむ
唯「美味しいね-」
澪「うん、本当に美味しいな
律「んめー、んめー。・・・って、喜んでる場合じゃねー。いや、喜んでる場合だけど」
梓「何の話ですか、さっきから」
澪「ムギの持ってくるお菓子は結構高価で、一月分だとこのティーセットよりも高いそうだ」
唯「だから、大切に食べないと駄目なんだよ」
梓(生クリーム、鼻についてるし)
紬「みんなさっきから色々気にしてるけど、本当に大丈夫だから」
澪「そうは言ってもな。高い物は、大切に扱わないと」
紬「だけど、大切な物が決して高いとは限らないでしょ」
唯「はっ」
律「ひらめいた、みたいな顔したな」
梓「・・・抱きしめないで下さいよ」
唯「あれ、気付いてた?」
律「私の大切な物はあずにゃんだよー、みたいな話か」
澪「確かに唯っぽい行動だな」
唯「でもやっぱり、あずにゃんなんだよー」 きゅっ
澪「本当に唯は仕方ないな」
梓(全くです♪) くんかくんか
律「あー、うまかった。・・・でだ。私達の大切な物って言うと」
澪「やっぱり、楽器だろ。というか、それ以外の答えはない」
唯「そだね。ギー太に何かあったら、私泣いちゃうよ」
梓「それにレスポールですからね。私なら、違う意味で泣いちゃいます」
澪「ギターやベースは何かあった時すぐ動かせるけど、ドラムとキーボードはきついよな」
律「重いしかさばるし。逃げてると、共倒れになりかねん」
唯「いざとなったら、私も手伝うよ」
澪「仕方ないな」
梓「及ばずながら」
紬「さながら三勇士ね」
唯、澪、梓「あはは」
律「爆弾じゃないぞ、おい」
唯「楽器以外だと、何が大切?」
律「部室とか、講堂とか。私達が軽音部なら、その辺は大切だな」
梓「だったらトンちゃんもです」
紬「梓ちゃんは、本当にトンちゃんを大切にしてる物ね」
唯「その内、恩返ししてくれるかな」
紬「でも竜宮城へ行くには、ちょっと小さすぎない?」
澪「大丈夫。その時は、決して覗かないで下さい」
律「お前ら、まずは突っ込まれる順番を決めろ」
紬「大切な物、大切な物。・・・澪ちゃんだと、歌詩を書いたノートとか?」
律「私だったら、速攻で燃やしたくなるけどな」
澪「なんだと?」
紬「まあまあ。でもノートが無くなる可能性もあるから、ちょっと心配じゃない?」
澪「心配ない。全ページコピーを取って、部室と家にそれぞれ保管してる」
律「後で見つかった時、黒歴史になりそうだな」
澪「何言ってるんだ。それはきらきらきらめく魔法の言葉。戸棚の奥から現れた、10年前の宝物だ」
梓(さらっと語り出したし。10年間も軽音部にいるし)
律「唯はさっきから静かだな・・・。って、寝てやがる」
梓「唯先輩、唯先輩」
唯「・・・あずにゃん、どしたの」 じゅるり
梓「それは私の台詞です。もう、部活中に寝ないで下さいよ」
唯「ごめん、ごめん。ただ私的には、寝てる時とか何もしてない時間が大切なんだよね」
紬「それ、すごく分かるわー」
澪「確かに一理ある」
律「結局、寝てるんだけどな」
澪「唯も起きた事だし、練習するぞ」
律「あーあ。練習しなくても上手くなれれば良いのにな」
澪「そんな都合のいい話があるか。何事も努力努力。努力に勝る近道無しだ」
梓「はいです」
唯「でも、急がば回れって言うよね」
紬「ずっと回ってたら、どうなるのかしら」
唯「やっぱり、バター?」
紬「でもって、ばったり倒れちゃったりして?」
唯、紬「あはは」
律「ばっさり切り捨てるぞ、お前ら」
30分後
紬「・・・開けて良いよね-♪」 ぴらりらーん
律「ふー。結構上手く行ったんじゃないか?」
澪「これもみんなが努力をしたからだ」
唯「それもあるけど、やっぱり歌詞や曲が良いからじゃない?」
梓「ムギ先輩の声も素敵ですしね」
律「さすが合唱部志望だった事はある」
澪「私達が、強引に勧誘したんだけどな」
紬「でも私は、軽音部に入部出来てすごい幸せよ♪」
梓(懐が深いというか、人が良いというか。良い匂いというか♪) くんかくんか
夕方 商店街
澪「私達の中でメインボーカルをやってないのは、律と梓か」
梓「い、いえ。私は結構です。正直、自信無いですし。ギターで精一杯ですし」
唯「となると、りっちゃんがボーカル?」
律「い、いや。私も良いよ」
唯「どして?」
律「そ、それはその。・・・は、恥ずかしいじゃん」
紬「あらあら♪」
梓「ちょっと意外ですね。そういうの、全然平気だと思ってました」
澪「こう見えて、律は結構繊細なんだ」
律「こう見えてってなんだよ。こう見えてって」
律、澪「なんだとー」
梓(何気に仲が良いな、この二人)
夜 平沢家リビング
唯「・・・という訳で、楽器もだけど歌詞や曲も大切だと思うんだ」
憂「そうだね。いくら演奏が上手くても、歌詞やメロディが良くないと心に響かないし。でも曲が良くても、演奏が駄目だと良くないし。音楽って難しいね」
唯「知れば知る程、音楽は奥が深いよ」
憂「お姉ちゃんも、すっかりミュージシャンだね」
唯「そかな」
憂「そうだよ。私、今の内にサインもらおうかな」
唯「私のサイン第一号は、憂に決定だね」
憂「ありがとう、お姉ちゃん♪」
唯「憂ー♪」
翌朝 3年生教室
唯「という訳で昨日は、憂にサインを書いてあげました」
和「姉妹で何やってるのよ、あなた達」
唯「てへへ。そういう和ちゃんは、何が大切?」
和「・・・そうね。すぐ思い付くのは、眼鏡かしら」
唯「やっぱり無いと困る?」
和「歩けないって程ではないけれど、唯と憂の見分けは付かなくなるかも知れない」
唯「きりっとした方が私で、優しい方が憂って覚えればいいよ」
和「唯。あなた、まだ寝てるの?」
律「うーっす」
紬「きねー」
唯「ぺったん、ぺったん。ぺたぺったん♪」
唯、紬「あはは」
律「・・・いや、そういう事じゃないから」
和「相変わらずね、あなた達は」
澪「私は違うぞ。月のウサギもお餅をつくよ。今夜は満月カーニバルだ」
和(むしろ、一番ひどいんじゃないの)
唯「和ちゃんは、眼鏡が大切なんだって」
紬「それで行くと、りっちゃんはヘアバンドかしら」
唯「ああ、なるほどね。ちょっと交換してみたら」
律「ま、良いけどさ。ほら」
和「はい、私も。・・・こんな感じかしら」 すちゃっ
紬「・・・素敵♪」
澪「うん。驚くくらい似合ってるな」
唯「和ちゃん可愛いよ。すごく似合ってるよ。さすが和ちゃんだよ」
和「もう、唯は大げさなんだから」
澪、紬「あはは」
律「で、私は置いてけぼりですか」
2年生教室
純「サインかー。澪先輩のサインなら、素で欲しいな」
梓「今度、澪先輩にお願いしてみたら?」
純「それは恐れ多いというか、なんというか」
憂「だったら、梓ちゃんのサインをもらったら?」
純「じゃあ、この空欄にお願い。印鑑も一緒にね」
梓「これは、純の借用書でしょ」 ぽふ
純「ちょっと備品を借りただけだって。梓は、そういう雑用とかやらないの?」
梓「・・・あまり考えた事無いな」
純「あんたね。軽音部で、唯一の後輩でしょ。そこは労を惜しまなくてどうするのよ」
梓「うっ」
憂「それだけお姉ちゃん達は、梓ちゃんを大切に思ってるんじゃないのかな」
純「もしくは、甘やかされてるかだね」
憂「でも厳しいお姉ちゃん達も想像出来ないし、やっぱり人は褒められて伸びるんだよ」
純「もう、憂も甘いんだから。大体梓って、甘えるのも下手でしょ」
梓「甘えるって、例えば?」
憂「ごろにゃーん♪とか?」
梓、純(憂ー♪)
放課後 軽音部部室
カチャ
梓「・・・済みません、遅れました」
律「うーっす」
紬「きねー」
澪「それはもういいんだ」
唯「あずにゃん、お菓子あるよ。あーんして、あーん」
梓(確かに甘やかされてる、のかな)
律「甘いな、甘い。唯、お前甘いよ」
梓(えっ) びくっ
唯「りっちゃん、どういう事?」
紬「分かったわ。梓ちゃーん、ごろにゃーん♪みたいな事?」
律「おう、その通りだ。澪、やってみろ」
澪「「何で私が、そこまで・・・。梓ちゃーん、ごろにゃーん♪食べてにゃーん♪」
梓(やっちゃってるし、アドリブ効かせてるし)
律「それだ、澪っ」
唯「うーん、軽音部の道は厳しいねー」
梓(軽音部の要素、一切ないし)
5分後
律「上下関係か。それこそ、私達のノリじゃないだろ」
唯「あずにゃんは、そういうのに憧れてるの?」
梓「そういう訳じゃないですけど。私軽音部で、後輩らしい事をしていないので。それはどうかなと思いまして」
澪「確かにある程度のけじめは必要だ。だた、そんな深刻に考えなくても良いんじゃないかな」
紬「うん、うん」
律「まあ私は部長だから、別格だけどな」
澪「お前こそ、肩書きだけだろ」 ぽふ
紬「・・・いえ。時には厳しく接するのも大切よ」
律「ムギ?」
紬「梓ちゃんっ」
梓「は、はいっ」
紬「このお茶、美味しいから飲みなさいっ」
梓「は、はい」
紬「こっちのシュークリームも美味しいから食べなさいっ。それと、明日は何が食べたいか言いなさいっ」
梓「ザ、ザッハトルテをお願いします」
紬「分かったわっ。明日を楽しみに待ってなさいっ」
律「それって単に、田舎のお祖母ちゃんだろ」
紬「・・・ごめんなさい、梓ちゃん。私、こういうの苦手みたい」 しょんぼり
梓「いえ、そんな。私こそ済みませんでした」
律「まあ、ムギからは一番遠いキャラだったからな」
澪「誰かに厳しくするって事は、自分も厳しく律するって事だ。これはなかなかに難しいぞ」
律「真面目な奴め。どっちにしろ、私達の中にはいないタイプだな」
唯「りっちゃん、りっちゃん。一人忘れてるよ」
律「お前は、初めから計算外なんだよ」 ぽふ
唯「ちぇー。りっちゃんだって、自分には甘い癖に」
律「自分に甘く、他人にも甘く。これが軽音部唯一の掟だ」
澪「言い切るなよ。・・・あながち、間違ってるとも思えないが」
紬「でもそれって、素敵な事よね」
澪「そうか?どうも、ぬるま湯って気もするぞ」
唯「温かいお風呂、最高じゃない」
梓「そういう意味じゃありませんよ」
唯「そかな。ぬるま湯だったら、みんなでいつまでも入っていられるよ。それって、最高な事だと思わない?」
梓「ま、まあ。そういう意味ならぬるま湯でも良いですけど」
澪「・・・本当に良いのか?」
紬「勿論。一緒に入れるなんて、最高な事だと思うわよ♪」
律「ムギこそ、違う意味で捉えてないか」
さわ子「あー、疲れた。ムギちゃん、ホットチョコレートお願い」
紬「はい、ただ今-」
唯「いつにもましてお疲れだね、さわちゃん」
さわ子「担任ともなると、あれやこれやと仕事が増えるのよ。授業が終われば放課後ティータイム、なんてのんきに過ごせないんだから」
律「だったら、どうしてここにいるんだよ」
さわ子「私はここへ、潤いを求めに来てる訳。私にとっては大切な憩いの場、言わば聖域なのよ。そして活力を得て、また学校という名の戦場に赴くの」
梓(疲れてるな、色々と)
紬「ホットチョコレート、お待たせにゃん♪」
さわ子「良いわねー、そういうノリ。あなた達若いんだから、そういう部分を伸ばしていかないと」
澪「伸ばす場所が違う気もするんですが」
さわ子「もう、澪ちゃんは真面目なんだから。ホットチョコレート美味しいにゃん♪、とか言ってみなさいよ」
澪「い、いや。それはさすがに」
梓「は、はい。確かに」
唯「人として、大切な物を失う気がするよ」
さわ子「ムギちゃんは良くて、私は駄目って訳?それって、一体どういう訳」
律「言うまでも無いだろ、そんな事。年甲斐もなく、そういう真似は止めてくれよな。だははー」
さわ子「だったらお前の寿命を頂くぞ、このデコッパチ」
律「あー、ひどい目に遭った」
澪「自業自得だ。とにかく、もう「にゃん」は禁止だからな」
唯「えー。だったらあずにゃんは、どうやって呼べばいいの?」
紬「あずあず?」
律「あっちゃん?それとも、あずちゃんか?」
澪「あずわんでも良いんじゃないのか」
律「なんか、オビ・ワンみたいだな」
唯「フォース?フォース出ちゃう?」
紬「コーホー、コーホー」
律「それ、ちょっと違うだろ」
唯、澪「あはは」
梓(というか、普通に梓と読んで下さいよ)
澪「さてと、ベースの調整をするか」
紬「調子悪いの?」
澪「音が少し、ビビり気味なんだ。ネックが反ってるのかもしれない」
唯「反る?あんな固いのに?」
梓「日本は湿度が高いですからね。ネックは木製ですから、結構反ったりしますよ」
唯「澪ちゃんは、自分で直せるの?」
澪「少し反ってるくらいなら。でも本当は、お店に持ち込んだ方が良いとは思うぞ」
梓「唯先輩も、ギー太を大切に手入れしてやって下さいよ」
唯「でもネックの反りを直すなんて、絶対壊しそうで怖いんだけど」
澪「え」
律「思いっきり、ビビッたな」
30分後
澪「・・・大体、こんな所かな」 ぼろーん
唯「音、合ってるよ」
紬「改めてすごいわね、絶対音感って」
梓「唯先輩は手入れもですけど、そういう才能も大切にして下さい」
唯「私、使いどころが分からないんだよね。音が分かっても、その通りに弾くのは難しいし」
梓「だから、その分練習をするんです」
澪「梓の言う通りだ」
唯「才能があるって、結構負担になるんだね」
律「言いたい事は分かるが、結構イラっとくるな」
澪「よし、練習するぞ」
律「たまには、ゆっくりまったりしてようぜ」
澪「それは毎日練習をしてから言え。唯も早く準備しろよ」
唯「いやー。それが、ギー太もネックが反っちゃっててね」
澪「ネックが反る事も知らなかったのに、どうして分かるんだ」
唯「うっ。ソーリー、ソーリー」
律「一周回っても、イラッと来るな」
紬「うふふ。もう一杯だけお茶を飲んでから練習しましょうか。りっちゃんも唯ちゃんも、それで良いわよね」
律「しゃーないな。あんまり練習しないと、澪が泣いちゃうからな」
唯「澪ちゃんを泣かせる訳にはいかないよね。私、一所懸命練習するよ」
澪「唯は優しいな。それに比べて律と来たら」
律「いや。澪は泣いてなんぼ。いじられてなんぼのキャラだ。唯、甘やかすなよ」
澪「なんだと」
紬「まあまあ。みんな、お茶が入ったわよ」
梓(本当、なんだんだといって仲が良いよな。これが私より、1年間早く一緒に過ごしてきた事の証なのかな)
30分後
紬「野良猫ー、ザッハトルテー」 ピラリラー
梓「あっ」 びびーん
紬「梓ちゃん、どうかした?」
梓「済みません、一小節飛ばしちゃいました」
律「細かい事気にするな。フィーリングだフィーリング。なんか適当に音を出しとけよ」
澪「それか、唯がフォローすれば良いんだけどな」
唯「そんな時は来ないと思うよ。だって私は、一生あずにゃんに頼っていくからね」
律「いや。真顔で言う事じゃないから」
澪、紬「あはは」
梓「・・・甘やかさないで下さいっ」
唯「え?」
梓「私は後輩で、皆さんは先輩です。だからもっと叱って下さい。本気になって怒って下さいっ。本気で・・・」
律「梓っ」 ばんっ
梓「は、はいっ」 びくっ
律「もうっ、可愛すぎるぞっ♪」 きゅっ
梓「え」
紬「うふふ♪」 きゅっ
梓「あ、あの」
澪「よしよし♪」 きゅっ
梓「ええ?」
唯「あずにゃーんー♪」 きゅっ
梓(えー、どういう事ー♪) くんかくんか
5分後
梓「・・・済みませんでした。皆さんの仲が良いので、少し寂しいというか。何というか」
澪「だから本気って事か。でも私達だって、本気で梓と付き合ってるぞ」
律「澪が言う通りだ」
梓「はぁ」
紬「私達は同い年だから遠慮なく突っ込みあうけれど、梓ちゃんはつい可愛がりたくなるのよね」
梓「え」
澪「大切な可愛い後輩だから、全力で可愛がる。それが私達の本気って事さ」
澪「唯は、ちょっと可愛がりすぎだけどな」
唯「だって可愛いんだから、可愛がって当然でしょ」
律「可愛いもんな」
紬「可愛い可愛い。梓ちゃんは、本当に可愛いから」
梓「も、もういいですよっ」
律「後輩だ先輩だって言っても、1才しか違わないんだ。そういう小さい事は気にするな」
紬「そうそう。私達はみんな、軽音部の大切な仲間なんだから」
澪「これからも遠慮せず、どんどん私達に意見してくれ」
梓「はいですっ」
唯「あずにゃんは気楽に、「田井中、お茶買ってこい」なんて言えば良いんだよ」
律「親しき仲にも礼儀あり、だ」 ぽふ
澪、紬、梓「あはは」
終わり
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
テーマとしては、「本音で付き合える大切な仲間」みたいな所ですね。
雰囲気としては「天使に触れたよ」をイメージ。
思いっきり、映画に影響されました。
ただ歌詩の内容的には、「放課後ティータイム(曲の方)」ですね。
すんごく安心する