魔王「えぇーじゃない!ちょっとそこで待ってて!」
勇者「はぁ…」
魔王「もーせっかく片付けたのに…また玉座出さなきゃいけないじゃない…」
勇者「そりゃすまなかったな」
魔王「ちょっとは空気読んでよ。入る前に確かめるのが普通でしょ」
勇者「そういうもんなのか?」
魔王「そうよ。先週来た戦士君だってちゃんとノックしたわよ」
勇者「…っ!テメエが戦士を殺したのか…!許せねえ!!!」
魔王「あ、ごめん手伝って。これ重いから一人だと床に傷付いちゃう」
勇者「ったくしょうがねえな」
魔王「ありがとー」
元スレ
魔王「あっ!まだ準備してないのに来ないでよ!」勇者「えぇー…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358123623/
勇者「よい…しょっ…あっ!」ガッ
勇者「いってえええええええ!!!!!!!!!!」
魔王「ど、どしたの!?大丈夫!?」
勇者「あ、足に投下させちまった…」
魔王「ドジねえ…じっとしてて、回復魔法使うから」
勇者「え…いいのかよ」
魔王「気にしないの」パアァ
勇者「おー治った。サンキューな」
魔王「お安い御用よ」
魔王「あ」
勇者「ん?なんだ?」
魔王「いや…ちょっとお花を摘みに…」
勇者「トイレか」
魔王「はっきり言うな!レディーの前で!」
勇者「すみませんでしたー早く行ってこいよ」
魔王「…待ってる間に部屋荒らしたら怒るからね?」
勇者「しねーよ。見られたら困るもんでもあんのか?」
魔王「ベッベツニーアルワケナイジャーン」
勇者「あっそ(確実にあるなこれ)」
勇者「さてと…さっそく家宅捜査といきますか」
勇者「まずはベッドの下!」
勇者「…ねーな」
勇者「次は本棚!」
勇者「少女漫画ばっかりだな…お、なんだこれ」
勇者「『部下に尊敬される100の方法』…『周りにバカにされないには』…」
勇者「…大変なんだな…あいつも…」
勇者「あとは…お、アルバムだ」
勇者「カラオケ行ったりプール行ったり…楽しそうだな」ペラペラ
勇者「もう一冊の方は…」
『だーい好き(キャッ///)な勇者君の写真1000選』
勇者「」
~一方~
魔王「はぁーまだ胸がどきどきしてる…」
魔王「私…顔真っ赤になってなかったかしら…」
魔王「それとあのアルバム、バレてなきゃいいけど」
魔王「もしあんなの見られたら私…私…」
魔王「…ふひゅぅ」
勇者「な、なんだよこれ…」
勇者「お、落ち着け俺。とりあえず中を…」ペラッ
『2013年7月20日23時38分21秒 勇者君が旅を始めて通算285回目の射精をした瞬間。最高のイキ顔』
勇者「っああああああぁぁあああっぁぁぁぁああぁぁぁあああ!!!!!!!!」
勇者「嘘だろ…?誰か嘘と言ってくれ…」ペラッ
『2013年9月13日9時10分47秒 勇者君が旅を始めて通算3048回目の排尿をした瞬間。
勇者「ふざけんな!!!!!」
…勇者君の尿になって膀胱の感触を全身で味わいたい』
勇者「頭おかしいのか!!!!!!」
魔王「…見たのね?」
勇者「っ!!」
勇者「てめえ…こりゃ一体どういうことだよ」
魔王「どうもこうもないわ、題名見れば分かるでしょ」
魔王「好きなのよ…アンタの事が」
勇者「………」
魔王「私を倒すと一人の男が名乗り出たと聞いて…こっそり見に行ったのよ」
魔王「そして一目見た時から、アンタに惚れてた」
魔王「バカよね私…自分を倒そうとしてる男に惚れるなんて」
魔王「最初はさっさと始末して、忘れちゃおうって思ってた。でもできなかった」
魔王「アンタの事を色々と調べてる内に…どうしようもない程この気持ちは膨れ上がってたから」
魔王「どうせ最後は殺し合う事になる。それならその時まで待つ事にしたの」
魔王「アンタの旅を手助けしながら」
勇者「じゃあ、最初は弱い魔物しか襲ってこなかったのも。洞窟や塔に宝箱が置いてあったのも」
魔王「全部私の仕業よ。途中で死んでほしくなかったからね」
勇者「お前は…何が目的なんだ」
魔王「ただ世界の人々の『共通の敵』であり続けること」
勇者「なに…?」
魔王「私達が居ることにより世界は団結し、協力しあう」
魔王「そのためには何だってする。人を殺そうが街を破壊しようが、ね」
勇者「目的が立派なら悪事は許されるとでも?」
魔王「思ってないわよそんなこと」
勇者「………」
魔王「さ、もういいでしょ。散々喋って疲れたわ」
魔王「剣を抜きなさい、勇者」
勇者「…いいのか、それで」
魔王「なにが」
勇者「泣きながらで…戦えんのかよ」
魔王「っ!…うっさい!」
勇者「嫌なんだろ、俺と殺し合う事が」
魔王「違うっ!これは…!」
ギュッ
魔王「え…」
勇者「俺は、お前と戦う気はもうねえ」
魔王「アンタ…何言って…!」
勇者「俺はな、『正義の味方として悪を討つ』なんてご大層な目的はねえんだ」
勇者「単に強い奴と戦いたかったから、旅に出ただけだ」
勇者「ま、実際自分が恐ろしく弱かったからお前がいきなり強い魔物を出してたら死んでたけどな」
勇者「ぶっちゃけると誰がどんな被害を被ろうがどうでもいい」
勇者「お前と同じだよ、どこまでも自分勝手だ」
魔王「………」
勇者「手伝ってやろうか、お前の計画」
魔王「え…?」
勇者「ただし余りにも過剰な殺人・破壊は許さねえけどな。俺の性に合わねえ」
勇者「さーて楽しいな。これからは食っちゃ寝してるだけで強い奴と戦えるぞ」
魔王「ア、アンタなに勝手に決めて…」
勇者「どうせ内心嬉しい癖に。顔真っ赤だぞ」
魔王「…ふひゅぅ」
勇者「まああのアルバムは没収だけどな。人の射精シーンなんか撮りやがって」
魔王「だ…駄目よ!どれだけ苦労したと思ってるの!」
勇者「知るか!この変態野郎!」
魔王「うぐぐ…」
勇者「…なあ、魔王」
魔王「…なによ」
勇者「愛してるぞ」
魔王「…私もよ」
勇者「嘘に決まってんだろ」
魔王「きいいいいいいいいいい!!!!!」
勇者「おもしれーなこりゃ。この先数ヶ月はからかい続けるから覚悟しろよ」
魔王「ふざけんな!」
勇者「そう怒るな、嘘だよ嘘」
魔王「全く…」
勇者「ついでにさっきのも嘘だ」
魔王「さっきのってどれの事よ」
勇者「さあな、自分で考えろ。眠気MAXだから俺は寝る」スタスタ
魔王「あっ…ちょっ…」
勇者「んー良い匂いだなこのベッド」
勇者「む、実は俺も変態なのか…?」
勇者「おーい魔王。変態同士うまくやっていけるかもだぜ」
魔王「えっ…ホント…?」
勇者「…こっち来い」
魔王「う、うん…」タタタ…
ギュゥ
魔王「!…ふひゅぅ」
勇者「嘘に決まってんだろ」ボソッ
魔王「きいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」
一応END
~数ヶ月後~
魔王「ふふふ…こんな所に隠してたのね…」
魔王「私の大事なアルバム…!」
魔王「はーたまらないわ…」ペラッ
魔王「あー懐かしい、勇者君の通算823回目の食事シーンだ」
魔王「私も食べられたい…なんちゃってね、うふふ」
勇者「ははは」
魔王「!?」
魔王「ア、アンタいつからそこに…!」
勇者「最初から」
魔王「」
勇者「まさかタンスの中に入れても見つけるとは…」
勇者「いや、むしろ変態のこいつがタンスを今まで漁らなかったのは奇跡か…」
勇者「HAHAHA!」
魔王「は…はは…」
勇者「没収な」
魔王「やっやだ!絶対やだ!」
勇者「今日は一緒のベッドで寝てやるから」
魔王「どうぞお納めください」
勇者「うむ」
魔王「~♪」
勇者「おい、抱き着くな。寝れねえだろ」
魔王「やーだっ!離さない!」
魔王「ハァハァ…勇者君の芳醇な香りがする…」
勇者「うえ、シャワー浴びたのにまだ匂うのか?」
魔王「そうじゃなくてー元々持ってる香りがクンカクンカクンカクンカ」
勇者「犬かお前は」
魔王「い、犬…?どうしよう…そういうプレイはまだシミュレートしてない…」
勇者「しなくていいから」
魔王「いつかやる日が来るかもしれないじゃない!」
勇者「来ねえよ!」
魔王「そんなー」ペロペロ
勇者「おいコラ」
魔王「美味しい…後でこのパジャマ無くなってるかもしれないけど気にしないでね」
勇者「アルバム焼却されたいのか?」
魔王「…ふぇ」ウルッ
勇者「嘘泣きやめろ」
魔王「バレた?」
勇者「お前の事はいつも見てるからな」
魔王「…ふひゅぅ」
勇者「おいどういう意味で解釈しやがった」
魔王「…」スースー
勇者「…寝たな」
勇者「こいつ顔だけは可愛いんだよな…顔だけは」
魔王「んー…」
魔王「えへへ…やったあ…念願の尿になれたぁ…」
勇者「ああ!夢の中の俺の膀胱が犯される!」
魔王「うふふふ…最高…」
勇者「涎垂れてやがる…」
魔王「この感触…この香り…たまらないわ…」
勇者「…」
魔王「!」ビクッ
勇者「!?」
魔王「…うあぁ…出ちゃう…外に出ちゃう…」
魔王「酷いよ勇君…もう出すなんて…」
勇者「なんだよ勇君って」
魔王「ふぅうぅ…帰りたい…帰らせてよぉ…膀胱に…」ポロポロ
勇者「号泣してやがる…こんなくだらないことで…」
魔王「ん…んぅ?」
勇者「あ、起きた」
魔王「あれ!?膀胱君は!?」
勇者「なに言ってんだお前は」
魔王「じゃ、じゃあ…さっきのは夢…?」
勇者「良かったじゃねえか夢が叶って」
魔王「良くないわよ!夢は夢じゃなくて現実で叶えなきゃ夢がないでしょ!?」
勇者「わけ分かんねえ…」
魔王「まあいいか…。本体を舐めて寝よう」ベロベロ
勇者「くそぅ!舐め方が遠慮のないものに!」
魔王「…」スースー
勇者「…」グーグー
魔王「…寝たわね」ガバッ
魔王「さて、このまま勇君の寝顔を堪能するのもいいけれど」
魔王「アルバムを再度取り返さなきゃね。どこに隠したのかしら…」
魔王「まずはベッドの下!」
魔王「ないわね」
魔王「次は本棚!」
魔王「少年漫画ばっかり…ん、これは…」
魔王「『変人の対処法』…」
魔王「変人…誰だろ」
魔王「あとはタンス…でも前回隠したからあるわけない…」
魔王「…と思わせておいて実はここに隠してあるパターンね!」ガラッ
魔王「あった!」
魔王「ふふふ…もう二度と離れないからね…」
魔王「愛してるわ…勇君…」
勇者「それはなによりだ」
魔王「はぅっ!?」
魔王「な…なんで…」
勇者「あんだけデカい声出しといて起きないはずねえだろ」
魔王「あ…」
勇者「さーてどうしてくれようか。このまま没収するだけじゃ反省しないだろうしなあ…」
魔王「お、お慈悲を…」
勇者「じゃあこれから炊事選択は全部お前がやれ。部下に任すな。それで許してやるよ」
魔王「うぇ…」
勇者「あのな、炊事洗濯もできないようじゃ良いお嫁さんにはなれないぞ?」
魔王「っ…!が、がんばるわ!」
勇者「(チョロいな)」
魔王「ああ…風呂掃除めんどくさい…」
勇者「おい適当にやるな」
魔王「だってー…」
勇者「今日は一緒に風呂入ってやるから」
魔王「光り輝かせてみせるわ」
勇者「うむ」
END

