男 「んー……最悪の目覚め……首痛ぇ」
男 「てか、時間ヤバい」
数分後
ガチャッ
ヤンデレ 「あっ、男君おはよう」
男 「早くねぇよ。おそよう」
ヤンデレ 「一緒に学校行こう♪」
男 「いつから待ってた?」
ヤンデレ 「んー。五時ぐらいからかな」
元スレ
ヤンデレ「男君♪」 男「寄るな阿保野郎」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357320974/
男 「こんな寒いのによくやるな。じゃあ学校行こうか」
ヤンデレ 「えっ、何で自転車に乗ってるの?私歩きだよ」
男 「お前がついて来い」
男 「ま、お前じゃ俺のこだわり抜かれたドロハンバーコンクロスバイクには追いつけないだろうがな」ビューンッ
ヤンデレ 「あっ………行っちゃった」
ヤンデレ 「でも朝から男君と話しちゃったっ///」
放課後
ヤンデレ 「男君。一緒に帰ろ」
男 「おういいぜ。でもお前じゃ俺のこだわり抜いた以下略」
ヤンデレ 「駄目♪私も連れてって」
男 「おい、荷台に乗るな。積載重量20キロなんだよ」
ヤンデレ 「20キロも無いもん」
男 「ふざけんな。もし壊れたら、お前を壊すからな」
ヤンデレ 「男君なら……いいよ///」ギュウゥ
男 「はぁ、分かったよ。歩いて帰るから、一旦降りてくれ」
ヤンデレ 「はーい」
男 「馬鹿めっ。俺がパンクした時以外、自転車を押して歩くとでも思ったか!!」ビューンッ
男 「いつも全力。それがモットー!!!!」ヒャッホーイッ
ヤンデレ 「ああ……また置いてかれちゃった」
朝
男 「ふぁぁあっ………っと」ノビーッ
ヤンデレ 「おはよっ♪」
男 「…………えっ」
ヤンデレ 「むにゅぅぅぅ///」ダキッ
男 「…………えっ」
ヤンデレ 「ふぁあ、男君のにおいぃ///」ギュウゥ
男 「お前さ、俺にとって家がどういう場か知ってる?」
ヤンデレ 「ほえぇ……///」ポケーッ
男 「バカチンがっ」バコッ
ヤンデレ 「えっ…えっ……い……痛い」ウルウル
男 「俺の心の方が痛いわ」
男 「俺は家が世界で一番リラックスできる場所だと思ってる」
男 「そこに他人がずかずかと入ってきたらどう思う?」
男 「その瞬間から、家が俺にとってのサンクチュアリじゃなくなるんだよ」
男 「おちおち半裸ブリッジオナニーも出来ないじゃないか」
ヤンデレ 「お……オナニーなら私が手伝うよ?」
男 「他人にもう一人のデリケートな自分を触らせるわけ無いだろ。思い上がんなアホ」
男 「兎に角、二度とこんな真似するなよ。次やったらお前を敵とみなすからな」
男 「分かったか?」
ヤンデレ 「男君がそう言うならそうするー」
学校
友 「男は最近、ヤンデレさんと仲がいいね」
男 「別に仲は良くない。話しかけられて反応しないのは失礼だろ」
友 「じゃあ、ヤンデレさんは男に良く話しかけるね」
男 「そうだな」
友 「付き合ってたりするの?」
男 「いや。俺はそういうの苦手なんだよ」
友 「そうだよね。でも好きなタイプとかいたりしない?」
男 「先発完投」
友 「野球じゃないよ。異性のタイプ」
男 「衛生的に問題が無い人」
友 「ほぼ全員だね」
男 「AIDSはいやだ。日和見感染症怖い」
友 「それは誰だっていやだよ」
男 「友は俺になんて言ってほしいんだよ」
友 「もっとこうさ……胸のサイズとか」
男 「膂部の膨らみ具合か」
友 「りょっ、りょぶ?」
男 「おっぱいだろ?」
友 「お、おっぱぃ///」
男 「どうでもいいかな。ただ、大きすぎて生活に支障をきたすのは勘弁」
友 「ほっ……」
男 「俺は衛生的に問題が無く、健康的で精神が安定してる女性がいいな」
友 「ぼっ……僕はどうかな?」オソルオソル
男 「友か、完璧じゃないか。全然臭くないし、健康は言うまでもなく、精神は……どうだろう?」
男 「まだヒステリック起こしたこともないし、大丈夫でしょ」
友 「ほんと!!!」バンザイッ
ヤンデレ 「あーっ男君みっけ!」
男 「ヤンデレも大丈夫だな。友とヤンデレはスレンダーで実に好みだ」
友 「!!!!!」
ヤンデレ 「!!!!!」
ヤンデレ 「…………」ギロッ
友 「なっ、何さっ」
ヤンデレ 「男君は私の方が好き。私も男君が好き」
友 「そんなことないよっ」
友 「そんなことないよっ」
男 「俺、別にヤンデレのこと好きでも嫌いでもないけど」
ヤンデレ 「えっ……」
友 「ふんっ」
男 「でもまぁ、自分を着飾らないところは多少、好感が持てる」
男 「友は汗のにおいを気にしすぎだ」
友 「!!……馬鹿っ変態っ、死んじゃえっ」ビューンッ
男 「あ」
ヤンデレ 「さっきのは冗談でしょ。友さんがいたから……」ボーッ
男 「いや」
ヤンデレ 「あんまり私以外の女と話しちゃ駄目だよ……」ボーッ
男 「何言ってんだ?先、帰る。じゃあな」
ヤンデレ 「男君が私を見てくれない……」ボーッ
朝
ムクッ
男 「あぁ……また寝坊した」
男 「しかも外は雨……」
数分後
ガチャッ
ヤンデレ 「あっ、男君……」ボーッ
男 「お前、傘もささずに何やってんだ?」
ヤンデレ 「男君待ってた」
男 「顔、赤いぞ」
ヤンデレ 「もう遅刻だねぇ……早く学校行こう……」ボーッ
男 「駄目だ。お前、熱があるだろ。家帰れ」
ヤンデレ 「だいじょーぶだよぉ……」
男 「はぁ。これは俺にも責任あるな」
男 「よし、背中乗れ」
ヤンデレ 「えっどうしてぇ?」
男 「いいから」
ヤンデレ 「う…うん……」
男 「お前の家、どっちだ?」
ヤンデレ 「え……学校はぁ?」
男 「とりあえず、今日一日は寝てろ。いいな」
ヤンデレ 「男君がそう言うならぁ……」
男 「で、家はどこだ?」
ヤンデレ 「あっちぃ……」ユビサシ
ヤンデレ 「はぁ///男君の背中、あったかぁい……」
男 「お前の体のほうが熱いよ。お前さ、またずっと家の前で俺のこと、待ってたんだよな」
ヤンデレ 「そうだよぉ……」
男 「インターホンを押しても良かったんじゃないか?」
ヤンデレ 「でも男君が、家はさんくちゅありだからぁって……」
男 「あのな、ちゃんと手順を追って家に上がるのは大丈夫なんだ」
男 「今度からは普通に呼び出してくれ」
ヤンデレ 「………」
男 「どうした?」
ヤンデレ 「………Zzz…Zzz…」
男 「寝ちまったか」
ヤンデレの家
男 「親はいないのか。俺が看病しないと駄目か」
男 「その前に学校に電話しないと」
prrrr prrrr
男 「もしもし2年A組の男と言います。同じクラスのヤンデレさんが熱を出したので、今日は欠席するそうです」
男 「僕も熱気味なので、今日は休みます。はい……はい。では……」
男 「ふぅ。次はヤンデレをベッドに運ぼう」
男 「部屋は二階だな」
男 「よっこいしょーいちっと」
ヤンデレの部屋
男 「よいしょっ」
男 「よし、顔色は然程悪くないな。制服はどうしようか」
男 「ま、いいや。それより、この部屋にあるはずの無い俺の私物を取り返さないと」
男 「シャーペン、ノート、ジャージと体操服もある」
男 「ふざけんなよ。買い直したのに……」
男 「防寒用のネックウォーマーまで……」
男 「看病する気失せた。帰ろ」
朝
男 「ふぁぁん……ん?」
ヤンデレ 「……すぅ……すぅ……」
男 「制服……」
男 「おい、起きろ」ユサユサ
ヤンデレ 「んぁ……男君だぁ…///」ダキッ
男 「何で、俺のベッドにお前が寝てる?」
ヤンデレ 「男君がインターホンを押せば、家に入っていいって……」ギュゥゥ
男 「色々抜けてるな。それでインターホンはいつ押したんだ?」
ヤンデレ 「5時」
男 「あいさつは人に聞こえなければあいさつしたことにならない」
男 「インターホンを押して相手が気付かなかったら、それはどういうことだ?」
ヤンデレ 「中に入っていいってこと?」
男 「押してないと同じ事だ」
男 「第一、お前は俺の家に来る時間が早すぎる」
男 「誰だって生活習慣があるんだ。他人のことも考えろ」
ヤンデレ 「でも早く来れば、いっぱい男君に添い寝ができるよ?」
男 「俺だって性に関しては割り切れないことが多い」
男 「本心じゃない状態で誰かと関係は持ちたくないんだ」
ヤンデレ 「添い寝はやましいの?」
男 「…………犯すぞ」
ヤンデレ 「どうぞ……///」
男 「冗談だ。休みも近いし、もう遅刻しないようにしよう」
ヤンデレ 「残念……」ショボンッ
終業式 当日
友 「やっと休みだね男!」
男 「そうだな」
友 「男は何か予定ある?」
男 「自転車旅行」
友 「えーどこ行くの?」
男 「日光周辺」
友 「すごいね」
男 「だいたい一週間を予定してる」
ヤンデレ 「えっ」
男 「おお、ヤンデレ。いたのか」
ヤンデレ 「一週間……」ボーゼンッ
夜
男 「ん、メールだ」
from;ヤンデレ
今から私の家にご飯を食べに来て
一週間会えなくなるのはさびしいから
男 「なんであいつ俺のメールアドレス知ってんだ?」
男 「一週間ってのは旅行のことか。まぁいいや、行こうっと」
ヤンデレ 家
男 「おっじゃまっしまーす」
ヤンデレ 「男君、いらっしゃい」
男 「あれ?親御さんは?」
ヤンデレ 「今は仕事の都合でいないの」
男 「そうなのか」
ヤンデレ 「さ、早くご飯を食べよう」
男 「お、おう」
ヤンデレ 「さ、食べて」
男 「どうしたんだ。何か様子が…」
ヤンデレ 「食べて」
男 「あっああ。いただきます」パクゥッ
男 「なんだ、妙に苦いぞ」
男 「これは何の……あ…じ……」バタッ
ヤンデレ 「一週間も耐えられない」
ヤンデレ 「男君は私とずっと一緒にいるの」
男 「んぅ……どこだぁ…ここぉ……?」
ヤンデレ 「私の家」
男 「ヤンデレ……?」
男 「そうだっ。確か、お前の家でご飯を食べて……っ」
ヤンデレ 「男君は私のものになるの」
男 「ふざけるなっ。なんだっ、手も足も縛られてるのか…!?」
ヤンデレ 「最初は受け入れられないかもしれないけど、すぐ私がいないと生きていけない体にしてあげる」
男 「お前……」
男 「お前……」
ヤンデレ 「今日はもう眠いよ。一緒に寝よ」
ヤンデレ 「男君のにおい……」クンクンッ
ヤンデレ 「とっても落ち着く」ギュゥゥッ
男 「お前はこれでいいのかよ」
ヤンデレ 「男君がどこかへ行っちゃうなら、無理にでも一緒にいたい……」
男 「まぁ、いいけどさ」
ヤンデレ 「男君……好きぃ……///」ギュゥゥゥゥッ
ヤンデレ 「好きぃ…ぃ……」
ヤンデレ 「すぅ………すぅ……すぅ……」
男 「寝付きだけは本当にいいな」
ヤンデレ 「…………」モゾモゾ
男 「ん?起きたか?」
ヤンデレ 「んぁぁ……男君だぁぁ……」スリスリッ
男 「顔を擦りつけるな」
ヤンデレ 「……んっ……あっ///」クチュクチュ
男 「おいっ、冗談だろっ」
ヤンデレ 「……んっ……んっ……!!」ビクンビクンッ
ヤンデレ 「男君……気持ちぃぃ……///」
男 「隣でオナるなよ」
ヤンデレ 「男君も気持ちよくなりたい?」
男 「絶対嫌だ」
ヤンデレ 「どうして?」
男 「言っただろ。本心じゃない状態で関係を持ちたくないんだ」
ヤンデレ 「むぅ~、男君は私のペットなのにっ」
ヤンデレ 「お仕置きっ」ムチュッ
男 「んっ……」
ヤンデレ 「ぷはぁ……」
男 「ん、キスなんてやめてくれ」
ヤンデレ 「いいの。男君は私のペットなんだから」
ヤンデレ 「大丈夫。ちゃんと今のがファーストキスだよ」
男 「俺は違うけどな……」
ヤンデレ 「えっ……」
ヤンデレ 「誰?……誰が男君のファーストキスを無理矢理奪ったの?」ゴゴゴゴゴッ
男 「えっ、ちょっ……冗談だってば」アタフタッ
ヤンデレ 「もうっ、飼い主に嘘ついちゃ駄目っ」
ヤンデレ 「もう一回、お仕置きっ」チュゥゥッ
男 「んんっ……苦しい」
ヤンデレ 「まだまだっ」チュゥゥゥゥゥッ!!
男 「むぅぅぅぅっ…………!!!」
ヤンデレ 「はぁ…はぁ……反省した……?」
男 「ああ、俺が間違ってたよ。愛してるハニー。だから縄をほどいてくれ」
ヤンデレ 「ハニー……///」
男 「あー、もういいや。腹減ったから、何か食うもんくれ」
ヤンデレ 「あっ、うん。今持ってくるよダーリン……///」
男 「頼んだぞ。召使い」
ヤンデレ 「はーいっ」
ヤンデレ 「お、ま、た、せ。ダーリン……///」
男 「遅いぞ飯使い」
ヤンデレ 「私が食べさせてあげるね」
男 「俺はお前のペットなんだろ」
ヤンデレ 「そうだよぉ……ずーっと一緒」
男 「普通ペットには首輪じゃないか。手と足を縛られると凄く窮屈なんだけど」
ヤンデレ 「えーっ。でも男君、きっと逃げちゃうよ」
男 「逃げねぇよ。それどころかお前をベッドに押し倒してやる」
ヤンデレ 「えっ、ほんとっ!!!」
男 「ああ、だからさっさと首輪を持って来い」
ヤンデレ 「分かったー♪」
ヤンデレ 「持って来たよー」
男 「さっさとつけろ」
ヤンデレ 「うん」カチャカチャ
男 「……なんで、首輪なんて持ってんの?人用だよなこれ……」
ヤンデレ 「男君と愛し合うときになったら必要かな?……って」
男 「お前の愛はプロボクサーのパンチぐらい重いよ。心に響く」
ヤンデレ 「はいっ、出来た」
ヤンデレ 「さっ、ご飯食べよっ」
男 「あぁーん?先に押し倒すに決まってるだろうが!!!」ドーンッ
ヤンデレ 「きゃーっ///男君に襲われちゃうーっ♪」
男 「襲わねぇよ」
ヤンデレ 「ええぇっ。ベッドで男女二人が抱き合ってるのに愛し合わないのはおかしいよっ」
男 「あのな、俺の愛はこの抱擁にぜーんぶ詰まってるんだ」
男 「お前にはそれが感じられないのか?」
ヤンデレ 「ううん。いーっぱいっ感じてるよ」
男 「だからさ、もう少し……せめて、俺が自分の気持ちに正直になれるまではこうして抱き合っていよう」ギュウッ
ヤンデレ 「ふあぁっ……///」
男 「お前は本当にいいにおいがするな。ずっと抱いていたい」
ヤンデレ 「えへへっ……男君も安心するにおいがするよぉ……///」
ヤンデレ 「あ…れっ…?」
ヤンデレ 「眠くなってきちゃったよぉ……///」
男 「そうか、寝ていいぞ。ずっとそばにいてやる」ギュゥッ
ヤンデレ 「………すぅ………すぅ………」
男 「びっくりするぐらい寝付きがいいな」
男 「よしっ、この間に家に帰るか」
男 「その前に飯食べよっ」
男の家
男 「飯も食ったし、風呂も入った。久々にブリッジオナニーもした」
男 「ふぅ、流石俺のサンクチュアリ。安心感が違うわ」
ピンポーン
男 「おっ、来たか」
ガチャッ
ヤンデレ 「男君」
男 「よっ。インターホンを押したのはいいけど、家の人が出るまで中に入っちゃ駄目だぞ」
ヤンデレ 「男君、どうして逃げたの?」
男 「逃げてないよ」
ヤンデレ 「嘘。男君はずっとそばにいてやるって言った」
男 「いちいち五月蝿い阿呆だな」
男 「たかだか、数キロの距離じゃないか」
男 「自転車なら10分と掛からない」
ヤンデレ 「男君は私のペット。私から離れちゃいけないの」
男 「それがうざいんだよ」
男 「離れたくないなら、会いに行けばいい」
男 「一緒にいたいなら、共に生きていけばいい」
男 「そんな事も分からないのか?」
ヤンデレ 「でも男君は私を置いていく」
ヤンデレ 「私じゃ追いつけない」
男 「そりゃぁ、俺は自転車に乗ってるからな」
ヤンデレ 「それならいっそ、男君が動けなくなってもいい」スッ
男 「無駄さ。包丁でやられるほど俺もとろくない」
ヤンデレ 「男君、なんで私と一緒にいてくれないの?」
男 「お前が包丁を持ってるから」
男 「そして、俺が金属バットを持ってるから
男 「阿呆女の包丁と俺のスイングスピード。勝負になると思うか?」
ヤンデレ 「ああああぁぁぁ!!!!」
男 「動きが単調だぜ、お嬢ちゃん」
カキーンッ!!!!
男 「ああぁぁっ、バット凹んだっ!!!」
ヤンデレ 「あぁ……男君が離れていく……」
ヤンデレ 「いやだよぉ…いかないでぇ……いっしょに…いてよぉ……」シクシク
男 「まぁ、聞けよヤンデレ」
ヤンデレ 「男君……男君………」
男 「お前はさ、俺についてくる気は無いのか?」
ヤンデレ 「えっ……?」
男 「追いつかなくてもいいだろ。並走は危ないぞ」
ヤンデレ 「なんの……はな…し……?」
男 「お前も自転車に乗れよ」
ヤンデレ 「自転車……?」
男 「俺と一緒にいたいんだろ?なら、俺について来い」
男 「大丈夫、一緒にサイクリングするなら、置いてなんて行かないよ」
ヤンデレ 「えっ……ほんと……?」
男 「自転車に乗ってるとさ、たまにあるんだよ」
男 「追い風と自分の走ってるスピードが重なるときがさ」
男 「その瞬間は、世界の一切が自分のものになるんだ」
男 「無風無音。いくら疲れててもそれを知ってしまうとつい求めしまうんだ」
男 「あの自分が風になる感覚を。きっとお前も忘れられなくなるぜ」
男 「将来は日本一周をするんだ。もしその時、お前が隣にいたらさ、俺はなにより嬉しい」
男 「なぁ、ヤンデレ。俺と走らないか?」
ヤンデレ 「うっ……うんっ!!」
男 「ただ買った自転車を乗り回すんじゃ駄目だ」
男 「自転車の知識がないといざというときに電車()とかいう、ゴミ交通機関を使わなきゃいけなくなる」
男 「最低限、ブレーキ、ハンドル、ギアの仕組みと、調整に必要な道具、それと自転車の各部名称を知るんだ」
男 「サイクリングはそれからだぞ。分かったか?」
ヤンデレ 「うんっ。男君大好きだよっ」ギュゥゥッ
男 「自転車にはキャリパー、ディスク、カンチ、V、大きく4つのブレーキがある」
男 「それとSTIとバーコンという2つの…………」
男 「デュアコンや一般的な自転車はほとんどSTIと言って…………」
男 「対照的にバーコンはクロスやMTBをドロップ…………」
友 「僕も自転車に乗れば、男にもっと近づけるかな」
タッタッタッタッ
友 「男ぉー。僕にも自転車のこと、教えてっ」
男 「おおいいぜ。ヤンデレもしっかり聞いておけよっ」
男 「VブレーキはMTBやクロスに多く………」
ヤンデレ 「アルファベットじゃ分かんないっ」
男 「STIはシマノトータルインテグレーション、MTBは…………」
男 「デュアコンはデュアルコントローラー…………」
男 「バーコンはバーエンドコントローラー………」
男 「卒業までに、目指せっ。房総半島一周!!!」
ヤンデレ 「オオォォォッ!!!!」
友 「オオオォォォォッ!!!!!!」
自転車っていいよね 完


こういうときどういう顔をすればいいかわからないの…