教室
ほむら「……美樹さんだったかしら」
さやか「美樹さんだなんて他人行儀な」
さやか「ほむらって、まどかの友達なんでしょ?」
ほむら「……」
さやか「まどかの友達は、私の友達!」
さやか「よって、ほむらとさやかちゃんも友達なのだっ!」バーン
ほむら「うざっ……」
元スレ
さやか「転校生……いや、ほむら!」ほむら「……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326791632/
さやか「ほ~むらぁ~」
さやか「愛情をこめて、さやかちゃん!って呼んでよ!」
ほむら「その必要はないわ」
ほむら「私はあなたと仲良くするつもりはないもの」
さやか「むむむ?」
さやか「今日一日見てて思ったけど、ほむらはほんとツンツンだなあ」
ほむら「そんなの、あなたには関係ないでしょ」
ほむら「それで、一体何の用なの」
さやか「ああそうだ」ゴソゴソ
さやか「お近づきのしるしに、給食の時に余ってた牛乳あげるよ」スッ
さやか「さやかちゃんのおやつだったんだよ?く~、さやかちゃん太っ腹!」
ほむら「……いらない」
さやか「えー?なんでさ」
ほむら「あなたと仲良くする気はないって言ったでしょ」
ほむら「というか、牛乳貰って喜ぶ中学生がどこにいるって言うのよ」
さやか「はーい、ここにいまーす」
ほむら「あなただけよ」
ほむら「とにかく、とっとと私の前から消えなさい」シッシッ
まどか「ほむらちゃん、それは酷いんじゃないかな」
ほむら「まどか……」
まどか「さやかちゃんの好意……受け取ってあげて」
ほむら「……」
ほむら「……あなたがそう言うのなら」
さやか「…………うん」
ほむら「そういうことだから、この牛乳はもらってあげるわ」スッ
さやか「あ、どうせなら今飲んでよ」
ほむら「はあ?」
さやか「だってほむら、まどかがいないところでその牛乳捨てそうじゃん」
まどか「ほむらちゃん、そうなの?」
ほむら「別にそんなつもりは……」
さやか「じゃあ、飲んでよ!今!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ああっもう、わかったわよ!」
ほむら「飲めばいいんでしょ!飲めば!」プス チュー
さやか「うんうん」
さやか「風呂上がりの牛乳うめえッ!!」クイッ
ほむら「~ッ!!!」ブッビー
ザワッ
仁美「クール系美少女転校生の暁美さんがッ!!」
恭介「鼻から牛乳を噴き出したッ!!」
キャーキャー
ほむら「ひ、ひいー」ボタボタ
さやか「チロリ~ン鼻から牛~乳~」
ほむら「ごのっ!」ブンブン
さやか「おっと」ヒョイヒョイ
さやか「それでは明智君!また会おう!」
さやか「わはははははははは!!」スタタタ
ほむら「まぢなざいッ!」ボタボタ
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
まどか「はいテッシュ」シュッシュッ
ほむら「あ、ありがとうまどか」フキフキ チーン
クスクス クスクス
ほむら「はっ」
仁美「あ、暁美さ……ブフッ!だ、大丈夫ですか……?」プリプリ
恭介「さやかに目を付けられるなんて……ンブブッ!災難だね……!」プスススー
クク… ワラッチャ ワルイワヨ! ププー! アンタダッテ ワラッテルジャン!
ほむら(くっ……!?)
まどか「……大丈夫?」
ほむら「……」スーハー
ほむら「……フッ」ファサッ
ほむら「今日はこれで失礼するわ」スッ
ほむら「それではみなさんまた明日」スタスタ
まどか「あっ、待って!私もっ」タタッ
ククク… アーッハッハッハ! ゲラゲラ
ほむら「……ぐっ」ダッ
まどか「ほむらちゃーん」タタタタ
ほむら「何なのよ彼女は!」
まどか「ほむらちゃん……さやかちゃんは悪気があったわけじゃないの」
ほむら「どう考えても悪気100%でしょ!?」
まどか「あ、そうか」
まどか「えーと、なんて言ったらいいのかな」
まどか「とにかく、さやかちゃんは悪い子じゃないの」
まどか「だから仲良くしてあげて欲しいな」
まどか「ね?」
ほむら「……まどかには悪いけど、彼女と慣れ合うつもりはないわ」
ほむら「いいえ、彼女だけじゃない。他のクラスメイトともよ」
まどか「そんな……」
ほむら「上辺だけの付き合いなんて、煩わしいだけだもの」
ほむら「愛情をこめて名前で呼べ?馬鹿馬鹿しい」
まどか「……でも、私のことはまどかって呼んでくれるんだね」
ほむら「……」
ほむら「……まどかは……私に手を差し伸べてくれたから……」
ほむら「それじゃあ、まどか。また明日」スタスタ
まどか「あ……」
まどか「……」
翌日 授業中
ポコン
ほむら「ん?何これ」カサッ
さやか『やっほー。元気?』
ほむら「……」
ポイッ
さやか「あっ、捨てやがった!」
さやか「でも、そのくらいじゃあ、さやかちゃんはへこたれないのだ!」
ポコン
さやか『昨日、夕飯に何食べた?』
ポコン
さやか『勉強わからないよー。助けておくれ』
ポコン
さやか『4コマ漫画でーす。4コマ目描いたら見せて』
ほむら「……」
ほむら(……もう、読まないで捨てよう)ポイポイッ
さやか「んー、作戦変更するか」
ツンツン
ほむら「ん?」カサッ
仁美「順番に回してるんです。読んだら前の方にお願いしますわ」
ほむら「……はいはい」
ほむら(読まないけど……ん?)
さやか『クラス全員アンケート!美少女転校生の愛称を次の中から一つ選んでください』
さやか『①ほむほむ 正正正正 ②ほむーらん 一 ③孤高の美少女ほむ 一 ④ホムライマー 下 』
さやか『ほむらは特別に3票入れていいよ!』
ほむら「何よこれ!?」
和子「暁美さん何ですか?」
ほむら「え?あ、その……何でもないです」
和子「まったくもう……授業中は静かにしてくださいよ?」
ほむら「はい……すみません」
さやか「やーいほむらー、怒られてやんの!」プークスクス
和子「次の問題は美樹さんに答えて貰いましょう」
さやか「ええっ!?そんなー」ギャハハハ
ほむら(くっ……、えらい恥をかいたわ……!)
給食時間
まどか「ほむらちゃん、一緒の班になれて良かったね」
ほむら「ええ、そうね」
さやか「神様に感謝だね!」
ほむら「あなたは呼んでないわよ……」
さやか「いただきまーす!」ガツガツ
ほむら「汚い食べ方……」カチャ
まどか「あ。ほむらちゃん、このクラムチャウダー美味しいよ!」
ほむら「ほんと?」パク
さやか「ワンッと吠えりゃ♪ワンッ!ツースリー」
ほむら「ぐっ!」
ほむら「ぐぐ……ぷ…くく………………」
ほむら「……ふぅ」
さやか「……」
さやか「ワンッと吠えりゃ♪ワンッ!」
ほむら「ぶぶうッ!!」
仁美「また暁美さんが噴き出しましたわッ!!」バンバンバン
恭介「クール系美少女転校生の暁美さんがまたッ!!」バンバンバン
まどか「あらら」フキフキ
ほむら「ぶっ……ぐぐ」
ほむら「く、繰り返すんじゃないわよぉ……!」
さやか「え?ヤッターマン嫌い?」
恭介「また昔のアニメかい」
仁美「さやかさんも相変わらず好きですねえ」
さやか「いや、面白いんだってこれが」
ほむら「食事中に歌わないで!」
さやか「はーい」
ほむら「はあ……はあ……」
まどか「このサバの竜田揚げも美味しいよ」
ほむら「そう……」パク
さやか「うぃん!」キュッ
ほむら「ふぉびゅひぇッ!!」ブババッ
さやか「うおおおッ!?」ババババ
仁美「さやかさんが竜田揚げまみれですわあああッ!!」バンバンバンバン
恭介「君はどこまで愚かなんだあああッ!!」バンバンバンバン
さやか「ほむら……あんたやるね!おっと」ブンッ ヒョイ
ほむら「いい加減にしてよッ!!」
まどか「ほむらちゃん、落ち着いて!」
和子「静かにしなさいッッ!!!!」バンッ
一同「はい!」
ほむら「あなたのせいで私まで怒られたじゃない!」
さやか「えー?だって変顔駄目ってさっき言ってなかったじゃん」
ほむら「駄目に決まってるでしょ!何考えてるの!?」
まどか「あ。ほむらちゃん、急がないとごちそう様の時間になっちゃうよ」
ほむら「あ、そうね」スッ
さやか「……」ピクッ
ほむら「……」ピタ
ほむら「……牛乳を飲みたいのだけれど」
さやか「……飲みなよ?」
ほむら「………………今度こそ笑わせるんじゃないわよ……」ジリ
さやか「わかってるって……」ジリ
クラス中「……」ゴクリ
……
……
……ブーッ
まどか「それからというもの」
和子「はい、OKです。座っていいですよ」
ほむら「はい」スッ…
さやか「今だ!」シュッ
ほむら「フッ」ストッ ブボボッ
ほむら「!?」
仁美「ほむらさんがおならしましたわッ!!」キャー
恭介「クール系美少女の暁美さんがおならッ!!」プギャー
ほむら「ち、ちが!?」
さやか「駄目だよ~?ちゃんと休み時間の内にぶっ放しとかなきゃ!」
ほむら「あなたが仕込んだんでしょ!?何よこれ!」ブーブー
和子「二人とも!授業中に遊ぶんじゃありません!」
さやか「ごめんなさーい!」
ほむら「ええ!?私も!?」ギャハハハ
まどか「ことあるたびに」
ほむら「ここがこうなるのよ」
まどか「へえー、そうなんだ」
さやか「……」スッ ヒョイ
さやか「……」ススス…
ほむら「じゃあ、私は職員室に日誌を届けて来るわね」
まどか「うん。あ……むぐ!?」
さやか「行ってらっしゃーい」フリフリ
ほむら「……」
ほむら「ふんっ」スタスタ
クク… クスクス…
ほむら「?」
ほむら「みんな何を笑っているのかしら……」コンコン
ほむら「失礼します。和子先生、学級日誌を届けに来ました」
和子「ああ、ご苦労さ……ブフッ!」
和子「暁美さん、どうしたの?その頭の冠は」
ほむら「え?」サワ… ヒョイ
.人 人 人
【○ ○ ○】
ほむら「」
先生A「暁美ー、お姫様みたいで似合ってるぞー!」アハハハ
先生B「例の白馬の王子様からのプレゼントかー?」アハハハ
和子「美樹さん器用ねえ」アハハハ
ほむら「あんの阿呆があああ!!」
まどか「ほむらちゃんはさやかちゃんに」
和子「学年便りを配ります」
仁美「ほむらさん!ほむらさん!」クイクイ
仁美「ほむらさんのことが載っていますわよ!」
ほむら「え。仁美、ほんと?」
ほむら「最近は特に賞を貰ったりしていないのだけれど……」
『今月の短歌』
『ほむほむは いつもほむほむ ほーむほむ』
『美樹さやか』
『評釈:なんだか温かい雰囲気の短歌ですね』
ほむら「」
まどか「あ。ほんとだ」
さやか「この短歌を愛しのほむらに捧げます」
ほむら「さやかぁー!!」
アハハハ
まどか「弄られるのでした」
まどか「さやかちゃん、宿題やってきた?」
さやか「ほむ!?」
仁美「駄目ですよさやかさん。宿題はちゃんとやらないと」
さやか「ほむぅ……」シュン
恭介「まったく……君はなんて愚かなんだ」
さやか「ほむむ~~ぅ」シクシク …ダダダダ
ほむら「やめんかッ!!」バシッ
さやか「ぐへっ」
数ヶ月後
ほむら「まったく、あの馬鹿は」
ほむら「なんでいつもいつも私にちょっかい出して来るのよ」
まどか「ほむらちゃんも大変だねえ」ウェヒヒ
ほむら「本当よ」
仁美「あ、ほむらさん。おはようございます」
恭介「暁美さんおはよう」
ほむら「あら、仁美、上条君おはよう。……ん?」
ほむら「何だかいつもと感じが違うわね」
仁美「うふっ。わかります?」
仁美「実は私と上条君は、お付き合いすることになったんです」
恭介「いやー、ははは」
ほむら「あらそう。良かったじゃない」
ほむら「二人とも、笑いのツボが似てるから……まあ、相性良さそうね」
まどか「おめでとう!」
仁美「ありがとうございます。ほむらさん、まどかさん」
恭介「あ、クラス当番の仕事があるから急がなきゃ。お先に」タタタタ
仁美「待ってください!私も行きます!」タタタタ
ほむら「まだ中二だっていうのに、随分とまあアツアツだこと」
まどか「ティヒヒヒッ、そうだね!」
ほむら「……」キョロキョロ
ほむら「それにしても、さやか今日はやけに遅いわね」
ほむら「いつもなら通学途中で追い付いてくるのに、もう学校着いちゃったじゃない」
まどか「……うん」
まどか「さやかちゃん、今日は遅刻するかもね」
ほむら「?」
ほむら「今日で三日よ!?あいつ、いつまで休むつもりなのよ!」
まどか「うん……おかしいよね」
まどか「……」
ほむら「まどか、さやかが学校休んでる本当の理由、知っているんじゃないの?」
まどか「うん」
ほむら「教えてよ」
まどか「……そうだね。ほむらちゃんならいいかな」
まどか「さやかちゃん、この前の日曜日に、ずっと好きだった人に告白したんだけどね」
まどか「振られちゃったんだって」
ほむら「……そう」
ほむら「……まっ、相手は誰だか知らないけど」
ほむら「他人への気遣いの出来ない無神経なさやかなら、振られて当然でしょうよ」
まどか「さやかちゃんは無神経なんかじゃないよ」
ほむら「無神経じゃなければ馬鹿かしら」
まどか「あれ?ほむらちゃんなら、気付いてると思ってたけどな」
ほむら「何がよ」
ほむら「さやかのちょっかいのせいで、何度私がみんなの前で醜態をさらすはめになったことか」
ほむら「今じゃ他のクラスメイトまで私を笑わそうとしてくるし……ハア」
まどか「うん。そうだね」
まどか「さやかちゃんのおかげで、ほむらちゃんはみんなと仲良くなれたんだよね」
ほむら「え?……あ」
ほむら「……ん……まあ」
まどか「さやかちゃんは、最初からほむらちゃんのことをとっても心配してたよ」
まどか「『このままじゃ、転校生が孤立しちゃう』って」
ほむら「……」
まどか「あ、今言ったことはさやかちゃんにはナイショね」
ほむら「……ええ」
ほむら「……」
ほむら「さやかは今どうなの?」
まどか「昨日も会いに行ったけど……駄目だった」
ほむら「そう」
ほむら「……」
ほむら「まどか」
まどか「何?ほむらちゃん」
ほむら「私、今からさやかに会ってくる」
まどか「授業は?一時間目もうすぐ始まっちゃうよ?」
ほむら「私は優等生だから、少しくらいサボっても問題ないわよ」
まどか「悪い子だなあ、ほむらちゃんは」
ほむら「そうね」
ほむら「それじゃ、行って来ます」
まどか「行ってらっしゃい」
ミキハウス
ピンポーン
……
ほむら「……」
ピンポンピンポンピンポンピンポン
…ダダダダ ガチャガチャ バンッ
さやか「うるさーい!……え?」
ほむら「久しぶりね、この馬鹿」
さやか「ほむら!あんた学校は!?」
ほむら「休みまくってるさやかに言われたくないわよ」
ほむら「立ち話も何だし、あがらせてもらうわよ」ズイッ
さやか「ち、ちょっと!」
さやかルーム
さやか「もー……何だよ、朝っぱらから病人の家に押しかけてきて」
ほむら「さやかが心配だったからね」
さやか「ふえっ?」
ほむら「誰に振られたのか知らないけど」
ほむら「失恋の一つや二つで、いつまで学校休むつもりなの」
さやか「あ……」
さやか「……」
さやか「……いやー、ははは。面目ない」
さやか「今回のダメージは、ちょっと大きくてね」
ほむら「ふーん」
さやか「……ははは」
さやか「はは…………うえ……えっ……へへへ……」
ほむら「……まだ、治っていないようね」
さやか「……うん」
ほむら「まっ。確かに、落ち込んだ気分を持ち上げるのは大変よね」
さやか「ははっ……、なんだか言葉に重みがあるじゃん」
ほむら「当り前よ」
ほむら「なぜなら私は、元全日本ボッチ選手権の王者、ほむほむなのだからッ!!」バッ
さやか「……は?」
ほむら「……」
ほむら「……うぃん」ニッ
さやか「……」
ほむら「笑えーッ!!!」ガバッ コチョコチョコチョ
しゃか「ぎゃーッ!!あひゃひゃひゃひゃひいっ!?」ギャーギャー
1時間後
さやか「ぎ、ギブ……」ゼーゼー
ほむら「き、今日は……このくらいにしておいてあげるわ……」ゼーゼー
さやか「直に触るのはルール違反でしょ……」ゴロン
ほむら「悪かったわね。私にはギャグのセンスがないものだから」
ほむら「さてと……」ゴソゴソ
さやか「え?何……?」
ほむら「休んでた分のノート見せてあげるから、さっさと写しなさい」
ほむら「後になるほど、取り返すのが面倒になるわよ」
さやか「うえー?ほむらは真面目だねえ」
ほむら「当り前じゃない。私はさやかなんかと違って品行方正なんだから」
さやか「へーへー、ほむらは優等生ですよー」
ほむら「そうよ。私は優等生なの」
ほむら「だから、これ以上私の学校評価を落とさせないで欲しいわね」
さやか「ん?」
ほむら「これから、さやかが学校に来るまで、私も学校をサボる事にします」
さやか「ちょっと!?何言ってんのよ!」
ほむら「あら。何か文句でもあるのかしら」
さやか「あるに決まってんでしょ!!ほむらは私に付き合う必要ないのに!!」
ほむら「別に。私がしたいからするだけよ。したくないけど」
ほむら「ま、さやかが学校に来れば済む話だけどね」
さやか「こいつ……」
さやか「……ああ、もう!」
さやか「分かりましたよ!学校行きますよ!」
ほむら「あっそう」
ほむら「今から?明日から?」
さやか「今!着替えるからちょっと待ってて!」
ほむら「はいはい」
教室
キーンコーン カーンコーン
まどか「さやかちゃん!」
さやか「やっほー。まどか、元気?」
和子「美樹さん、風邪はもういいの?」
さやか「完璧治りました!いやー、馬鹿でも風邪引くんですねえ」
和子「そう」
和子「今から給食だけど、無理しないでね。辛かったら早退してもいいから」
さやか「はーい」
和子「それと暁美さんは、昼休みに職員室に来るように」
ほむら「はい」
恭介「……さやか」
さやか「おっとそこまでだ!勝負の世界に情けは無用だって!」
仁美「さやかさん……」
さやか「……仁美。ごめんね、心配掛けて」
さやか「……ッ」
さやか「さやかちゃんはもっと大物を狙うのだ!これで勝った気になるなよ!?」
仁美「……ふっ!さやかさんごときが私に勝てますかね?」
さやか「何ー!?」
さやか「……とまあ、そんなわけで」
さやか「まだちょっぴりダメージあるけど、二人ともこれからもよろしく!」
恭介「……ああ!」
仁美「喜んで!」
さやか「みんな!オラに元気をわけてくれー!!」
クラス中「うぜー!!」
ほむら「……」
さやか「あ……ほむら」
ほむら「よろしく」スッ
さやか「……」
さやか「……よろしく!」キュッ
普通少女ほむら☆サヤカ 終
滑った感強いけど終りです
付き合って下さった方、ありがとうございました