リツコ「人造人間エヴァンゲリオン初号機よ」
シンジ「この感じ…母さんか」
リツコ「えっ」
ミサト「えっ」
ゲンドウ「ブフゥッ」
元スレ
シンジ「この感じ…母さんか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356986303/
ゲンドウ「……いいか、シンジ
乗るならば早くしろ、そうでなければ帰れ」
シンジ「いや、母さんでしょ?」
ゲンドウ「乗るか、乗らないか」
シンジ「だって、記憶にある母さんの雰囲気と同じなんだ!」
リツコ「……あ、あのね、碇シンジ君。
エヴァンゲリオンは兵器
貴方のお母さんなんかじゃないわ」
シンジ「嘘だ! だって、この中に母さんがいるってわかるんだ」
ミサト「……どうしたの、この子」
ミサト「シンジ君落ち着いて、貴方が乗ってくれないと……」
シンジ「落ち着いてなんていられないよ!」ダッ!
ミサト「ちょ、シンジ君! 直接近づくなんて危ない……」
シンジ「母さん!!」ガシィッ!
初号機「……」
ゲンドウ「……」汗ダラダラ
リツコ「……」化粧ダラダラ
ミサト「……」冷や汗ダラダラ
初号機「……ちゃいまっせ」裏声
四人「えええええええええぇぇぇぇぇぇ!?」
シンジ「母さんじゃないの!?」
ゲンドウ「ゆ、ユイ!? どうしてしまったんだ!」
リツコ「暴走!? は、早く電源の確認を!」
ミサト「も、もう、なんなのよぉ……」ブルブル
初号機「い、いいから、乗りなさい」裏声
シンジ「え、本当に母さんじゃないんですか?」
初号機「そうよ。初号機。あくまで初号機。良いから早く乗りなさい」
ゲンドウ「そそそそ、そうだ。早く乗れ」
リツコ「シンジ君……」
ミサト「な、なんだかわからないけど、乗ってくれるのかしら?」
シンジ「あ、いや、母さんじゃないなら良いです。乗りません」
他「ちょ……」
初号機(やばいわね、どうしよう……そもそもしゃべったところからしくじったわね)
ゲンドウ(ユイめ、状況を悪くしてしまったな。しかしドジなユイも可愛い)
リツコ(これが公になったら消される……)
ミサト(母さんて何? それで乗る乗らないが決まるの? ていうか、似てるの?)
ミサト「そ、そうよ! ねぇ、シンジ君!
貴方のお母さんはこんなにいかついカンジじゃなかったでしょ?」
シンジ「ええ、角はないし青紫色の肌はしていません
母さんは優しくて、なんだか、素敵な人でした」
ミサト「ほ、他に何か覚えていないの?」
シンジ「いえ、ただ、本当に綺麗で、父さんととても仲が良かった事しか」
ゲンドウ「当然だ」
初号機(名乗り出たい)シクシク
初号機(でも名乗り出たらなんか色々マズイ気がする
リツコさんだって化粧落ちるくらい汗かいてるし、
あの人も手袋ビチャビチャにするほど噴出してるし……
ここは、ミサトちゃんに合わせるしかないかしら)
初号機「ええ、そうよ。私はお母さんじゃないわ」
シンジ「じゃあいいです」
初号機「だーかーらー、お母さんじゃないけどちゃんと守ってあげるからぁ」
リツコ(なんでこいつ普通にしゃべってるの?)
リツコ(いや、そもそも、この言葉は碇ユイのものなのかしら?
そうだとして、名乗り出ないのはなぜ?
今、名乗り出れば、開発者である私は非人道的な科学者として扱われ
地位は危うくなり、あの人との関係の腹いせもできる
もしかして、この人は本当に碇ユイではないのかも……
まさか、ダミープラグの実験を、もう既に?)
リツコ「……碇指令」
ゲンドウ(え?)
ゲンドウ(なんでここで話しかけてくるの?
ちょ、困る
いや、だって、シンジが乗らないなら
レイをもう一回戦わせるけど、無理っぽいし
乗せるならやっぱり初号機はユイだって教えたほうが良いのかなぁ?)
ゲンドウ「シンジ……初号機は、な お前の」
リツコ「碇指令!!」フルフル
ゲンドウ(え? だめなの!?)
ガタン ガラガラガラ
救急搬送中のレイ登場
ゲンドウ リツコ(渡りに船!)
ゲンドウ「レイ、お前が乗れ。初号機で使途を殲滅しろ」
リツコ(助かった。ここで指令が非道な態度をとって、
同情のあまりシンジ君は初号機に乗らざるを得なくなる)
初号機(レイちゃん乗せちゃうの? シンクロ率高すぎてやばくない?)
ミサト(シンジ君が乗らないなら、仕方ないわねr)
シンジ「え、レイっていうか……母さん?」
他「えええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
ゲンドウ(ちょっと待てちょっと待て 聡すぎるだろシンジ!)
リツコ(もうこの子わかって言ってるんじゃないの? 脅し? 脅しなの?)
初号機(わ、私こんなに若く見られてるのかしら。シンジってばいつの記憶を……)ドキドキ
ミサト(この子、マザコンなの!?)
レイ(話が見えない……)
シンジ「あ、ご、ごめん。母さんが僕と同じくらいの年なわけないよね。
変なこといってゴメン」
レイ「別に、気にしてない」
レイ(ぽかぽかする
お母さん、て言われたから?)
レイ「……あなた、誰?」
ゲンドウ(レイから話しかけた!?)
リツコ(まさか、説得するつもり!?)
ミサト(お、お願い、何とか説得して!)
初号機(なんかいやな予感が……)
レイ「お母さん、て、呼んでも……私、構わないわ」
女性陣「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ゲンドウ(なにそれ! いいなぁ!!!)
シンジ「い、いや、そんなの、だめだよ」
レイ「いいの……貴方が誰かわからないけど、貴方にお母さんて呼ばれると、
心が、ぽかぽかする」
初号機(あー、そりゃ私だもんね そりゃあ思うわ)
リツコ(レイが、明らかに好意を寄せている?)
ゲンドウ(いいなぁ……お母さんプレイか、ユイとしてみてぇなぁ)
ミサト(……)
シンジ「あ、ごめん。僕は碇シンジ、君は?」
レイ「……綾波、レイ」
シンジ「じゃ、よろしく。綾波」
レイ「……よろしく、シンジ君」
レイ「……」
シンジ「……?」
レイ「お母さん、て、呼ばないの?」
シンジ「//////」
リツコ(好意、それは確かに好意だけど、これはまるで……)
女性陣(母性!!)
ゲンドウ(オンナの顔って言うより、母親の顔って言う方が萌えるよなぁ…)
初号機(レイちゃんが母性に目覚めた? さすが私)
リツコ(でも、いままでおおよそ感情というものがない用に見えたこの子が、
よりによって母性に目覚めるとは)
ミサト(そして、何より今驚くべきことは)
シンジ「……じゃ、じゃあ、あの、一回、だけ」
女性陣(碇シンジが、まんざらでもないということ)
ゲンドウ(呼び方は何が良いかな。手堅く母さん……いや、ママ……)
シンジ「……」
レイ「……」
シンジ「……」モジモジ
レイ「……」
シンジ「母さん……?」
レイ「……」ニッコリ
初号機(うちの子たち(?)超可愛いイイイイィィィィィィィ!)
ミサト(ああ、この子、言っちゃった、言っちゃったわ……)
リツコ(レイが笑ってる!?)
ゲンドウ(マニアックなところでいくとおかん、もありか)
レイ「どうしたの?」
シンジ「な、なんか、やっぱり恥ずかしいよ」
レイ「母親を求めるのが、恥ずかしい?」
シンジ「そ、そうだよ。人の目もあるし」
初号機(レイちゃんそこ代わって)シクシク
レイ「じゃあ、二人きりのときは、お母さんて呼んで」
シンジ「え……//////」
ミサト(まずいわね)
ゲンドウ(まずいな 呼び方が決まらん)
ミサト(思春期の子供たちが、擬似的に親子関係のような状態になる。
これはお互いの依存関係を生みかねない。
強い依存状態になると、ついには親子の関係を超えて
性的な関係になる可能性も考えられる。
そんなのダメよ! ちゃんと、ブレーキをかけてあげる大人が必要だわ)
ゲンドウ(そんなのダメだ! まずは呼び方を決めるところからしっかりしないと!)
ミサト「シンジ君!!!!!」
シンジ「え!? はい!!」
ミサト「……同級生を、お母さん手呼ぶのは、やっぱりどうかと思うの」
シンジ「あ、そう、ですよね」シュン
レイ「私は構わない」
ミサト「レイ、貴方が構わなくても、周りの人たちは構うのよ
もし貴方をお母さんと呼んでいるシンジ君の姿を他の人に見られたら
シンジ君、虐められるかもしれないのよ?」
レイ「……それは、イヤ」
リツコ(上手よ、ミサト。母性に働きかけることで、呼び名を訂正する事ができた。
ただ一つ言うならば、今の状況で普通に説得してほしかった)
チラッ
ミサト(わかってるわよリツコ)
リツコ(ミサト……)
ミサト(シンジ君は、私が説得してみせる)
リツコ(……ありがとう)
ミサト「でも、シンジ君はお母さんが恋しいのよね?」
シンジ「そ、そういうわけじゃ……」
レイ「……」
シンジ「……」
ミサト「そういうの、口にするのは恥ずかしいわよね」ギュッ
シンジ「ミサト、さん」
ミサト「だから、ね。シンジ君……」
ミサト「私が、シンジ君のママになってあげる」
シンジ「えっ!?」
レイ「っ」
初号機(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)
初号機(ちょ、ちょっと待って!
なんか、なんかイヤ!!
まだリツコちゃんだったらわかるわよ、
今のあの人を支えられるのはリツコちゃんくらいだし
レイちゃんがお母さん役やるのも私得だし……
でも、ミサトちゃんがお母さん役なのは、
すっごく不安よぉぉぉぉ!!)
ゲンドウ(……)
初号機「あの、ちょっと」
ミサト「ネルフにシンジ君が来たら、お世話係は私なの
私の家で一緒に暮らすことになるかもしれないのよ」
シンジ「一緒に暮らすんですか?」
ミサト「そう。 だから、ね。家の中でなら誰も見てないし、
私のことママって呼んでもいいのよ」
シンジ「……」
リツコ(うまくやったわね。ミサト
でも、決定的な失敗があるわ、それは……)スッ
シンジ「それは、ちょっと、なんだか……」
リツコ(貴方には、碇ユイらしさがない!!)ドギャアアアアアン
ゲンドウ「……」
リツコ(碇ユイらしさのない女性に、シンジ君はなびかない。
実質、大人である私やミサトに最初に母性を求めないあたり、
シンジ君が求めているのは碇ユイらしさ!
ただの母性では、太刀打ちできない……っ)
ゲンドウ「……シンジ、よく聞け」
ゲンドウ「呼び方が気に入らないのだろう?」
リツコ ミサト 初号機「はぁ?」
ゲンドウ「どうなのだ?」
シンジ「……」
ゲンドウ(色々考慮した結果、少なくとも『ママ』はないという結論に至った。
マザコン臭さがあまりなく、一般的に母親が呼ばれて当然
だが、どこか甘えているような口調でもあるあの呼び方
シンジなら、その呼び方ではないと甘えられない)
シンジ「僕は……」
ゲンドウ「言ってみろ でなければ帰れ」
シンジ「できないよ、できるわけ……」
ミサト「……」ニコッ
シンジ「……かあ、さん」
ミサト「……」ドキッ
シンジ「……母さん」
ミサト「シンジ君……」ギュッ
ミサト「……シンジ君……」ギュウウゥゥゥ
レイ「?」
リツコ(いけない、最大のミスを犯してしまった!
いや寧ろ、犯されるのはシンジ君!
ミサトは今)
初号機(男日照りのミサトちゃんが今)
ゲンドウ(ああ、間違いない)
三人(ショタコンに目覚めた!!!!)
リツコ(まずい、まずいわ。このままだと別なところで法律に触れる)
ゲンドウ(しかしこれは、いいチャンスでもある)
リツコ(ミサトがこのままシンジ君を篭絡すれば)
ゲンドウ(今後はとても御しやすいことになるだろう)
初号機(まってぇぇぇぇ! シンジ! 正気にもどってぇぇぇ!)
シンジ「ミサトさん……や、やっぱり、ちょっと、」
初号機(よっしゃああああああああああ!!!)「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
他「!?」
初号機「……えっと、今ので使途が大人しくなりました。続けてください」
ゲンドウ(苦しいぞ)
リツコ(苦しいわね)
レイ(凄い)
ミサト(エヴァにそんな機能あったっけ?)
サキエル(何今の 怖い ちょっと黙ってよう)
ミサト「……シンジ君、私じゃ、お母さんできない、かな?」
シンジ「いえ、その……お気持ちは、ありがたいんですけど……」
シンジ「ミサトさんは、お母さんって言うより、お姉ちゃん、みたいな……」
レイ「っ」
リツコ(この子……)
ゲンドウ(あざとい、あざとすぎる)
ミサト(狙ってやってるんだとしたら、たいしたオンナたらしだわ……)
初号機(わが息子ながら恐ろしい子)
ゲンドウ(親子関係という、一線を越えられない空気を背負った関係……
その超えられない関係を消し、さらにお互いの年齢差をリアルに表現した関係を、
シンジは、自ら提示したのだ)
リツコ(そのジャンルとは……おねショタ……!!!)ドギャアアアアアアァァァァン
シンジ「す、すみません、変なわがまま、言っちゃって」
ミサト「い、いえぇ……問題なくってよ」フラフラ
リツコ(危ない、このままではシンジ君に侵食されてしまう……
堕とされてしまうわ!)
ゲンドウ(心の奥に侵入し、恋心というインパクトを起こそうとする……
シンジ……こいつこそ、使徒なのかも知れんな
サードチルドレンだけに、第三使徒か)
レイ「シンジ君……お姉ちゃんだったら、私でも、良いと思う」
リツコ ゲンドウ 初号機(第 四 使 徒 襲 来)
ゲンドウ(いや、レイはファーストだから第一使徒か
いやいやいや、そうじゃなくって!)
レイ「シンジ君…………」
シンジ「いや、そ、そういうんじゃなくて、それに綾波はどちらかというとお母さん」
レイ「……シン君……?」
他(ア ン チ A T フィ ー ル ド!?)ドギャアアアァァァン!!
リツコ(呼び名を一文字減らしただけ、だと言うのに、この破壊力)
ミサト(信じられない。呼び方一つで、こんなにも印象が変わるだなんて)
ゲンドウ(レイめ、よくわかっているじゃないか)
初号機「……」
シンジ「綾波……気持ちは嬉しいけど、やっぱり」ドキドキ
リツコ(でも、シンジ君のATフィールドを壊すにはいたらなかった
とりあえずは一件落着かしら
ココは早くミサトにシンジ君を篭絡してもらって……)
レイ「レイお姉ちゃんて、呼んでみて」キュッ
シンジ「わ……」
レイ「ね……呼んでみて」
シンジ「レイ、お姉ちゃん?」
レイ「シン君」
シンジ「……レイお姉ちゃん」
レイ「シン君」
カヲル「反復練習さ」
ミサト「……誰?」
ゲンドウ「……」
カヲル「同じ事を何度も繰り返す。
自分がいいなって感じられるまで。
それしかない」
レイ「シン君」
シンジ「……エヘヘ」
ミサト「……ATフィールド、決壊……」
初号機「……」
カヲル「……初号機が、何か言いたがっているようだよ?」
ゲンドウ「……」
初号機「……シン君」
シンジ「……え?」
初号機「私のことも、お姉ちゃんって呼んでいいのよ」
リツコ(もう、しゅうしゅうが、つかない……)orz
シンジ「え、でも、それは、貴方もやっぱり母さんみたいなカンジだし」
初号機「貴方を守るという意味では姉も母親も変わらないわよ
あとその倒錯的感覚に浸ってみたい」
シンジ「え?」
初号機「とにかく、お姉さんに任せなさい。ちゃんと貴方を守ってあげるから」
ゲンドウ(嫁が何を言っているのか分からない件について)
ミサト「……」
カヲル「君も、何か言いたそうだね」
ミサト「……じゃあ、シンジ君のお母さんはやっぱり私が!」
ゲンドウ(
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * もうどうにでもな~れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚ )
初号機「……」
レイ「……」
ミサト「……」
初号機「いや、やっぱり母親は私が」
レイ「いえ、私が」
ミサト 初号機「どうぞどうぞ」
……
カヲル「鉄板ネタは良いね 鉄板ネタは心を和ませてくれる リリンの生み出した文化の極みだよ」
カヲル「そう感じないかい? サキエル君」
サキエル「そろそろ破壊活動頑張ろうと思う」
ゴシャアアアアアァァァッァアン
シンジ「……」キョトン
ゲンドウ「……」ゲンナリ
リツコ「……」orz
初号機「……」シクシク
ミサト「……」//////
レイ「……」ポカポカ
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ……
シンジ「えっと、」
シンジ「……乗ります」
END
そして綾波のシン君はヤバい、蝶ヤバい。