さやか「おでんに入れようよ!」
ほむら「やめなさい!だしの味が変わっちゃうでしょ!?」
元スレ
さやか「トマトもソーセージもあるんだよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326391430/
さやか「だしにコクが出て美味くなるんだってこれが」
ほむら「私は普通のおでんがいいの!」
さやか「だしにコクが出て美味くなるんだってこれが」
ほむら「私は普通のおでんがいいの!」
さやか「えー、美味いじゃん」
さやか「みんなはどう?」
杏子「あたしはいいぜ」
マミ「ちょっと飽きてきたしね」
まどか「ちょっと興味あるかも……」
ほむら「まどかまで!?」
さやか「というわけで投入~」ボチャボチャ
ほむら「ああ……トマトとソーセージ臭くなる……」
杏子「マミー。大根なくなったから入れてくれー」
マミ「はいはい」トポントポン
まどか「ほむらちゃんはトマト嫌いなの?」
ほむら「別にそういうわけじゃないけど……」
さやか「好き嫌いは良くないよ?ほら。煮えたから取ってあげる」ヒョイ
ほむら「何やってるのよ!?」
さやか「まどかー」ゴニョゴニョ
まどか「ふんふん。やってみるね」
まどか「ほむらちゃん!私があーんしてあげる!器貸してっ」ヒョイ
ほむら「え?あっ」
まどか「はいっ!あーん」アーン
ほむら「あ、あーん……」パク
まどか「どう?トマト美味しい?」
ほむら「え、ええ……」グシュグシュ
さやか「私のこと、褒めても良いよ?」
ほむら「うるさいっ!」
杏子「うめーうめー」ガツガツ
マミ「あら。洋風な感じで、意外といけるじゃない」ズー
まどか「本当ですか?」ズー
まどか「あ、ほんとだ」
さやか「どれどれ」ズー
さやか「うぇ……」
さやか「杏子ー。私のも飲んでー」
杏子「ん?いいぞ」
ほむら「おい」
ほむら「だから言ったでしょうが!」ドンッ
さやか「あははー。失敗、失敗」
さやか「でも、他の3人の評判は良いみたいだから、良いじゃん!」
ほむら「まったくもう……」パッパッ
まどか「ほむらちゃんって、おでんに七味かけるんだね」
ほむら「ええ。当然でしょ?七味のかかってないおでんなんてありえないわ」
さやか「おでんに七味かける人」
まどか「……」
マミ「……」
杏子「……」
ほむら「えっ?嘘!」
まどか「私はからしだなあ」
マミ「私もからしよ」
杏子「七味はねーよ」
ほむら「そ、そんな……」
さやか「私は七味もイケる派だよ?」
ほむら「うるさいっ!」
マミ「そう言えば、はんぺんって、おでんの人気ダネの上位に来るじゃない」
まどか「あー、そうですね」
杏子「そうだな」
マミ「あれって、ぶっちゃけ美味しい?」
マミ「舌触りがスカスカしてて、正直イマイチだと思うのよ」
ほむら「フッ。あの美味しさが理解できないなんて、かわいそうね」
ほむら「鍋の中でぷくっと膨らんだ時のかわいさと言ったらないわ」
ほむら「そして、口に入れたら淡雪のように溶けるのよ。ああ……」
まどか「あ、私もあんまり好きじゃないです」
杏子「食べごたえねーよ」
ほむら「!?」
さやか「……」ポンッ
さやか「私はほむらの味方だよ?」
ほむら「なんでこんな奴と好きなタネが一緒なのよ……!」モグモグ
ほむら「……トマトくさ……」
まどか「練りものってすぐお腹に溜まりますよね」
マミ「そうねえ。私は、一つか二つで十分だわ」
杏子「あたしはいくらでも食うぜ。美味いじゃんか」モムモム
さやか「じゃあ、私のも食べて」アーン
杏子「うん。うん?なんだこりゃ。このゴボウ巻き、ゴボウ入ってないぞ」
ほむら「セコイ真似を……」
まどか「あ、でもジャガイモは好きなんですよ」
マミ「分かるわー。スッキリしてるのにお腹に溜まる感じが良いわよね」
まどか「ちょっと下品ですけど、崩したジャガイモをだしと一緒にすするのが好きなんです!」
マミ「分かるわー。凄く分かるわー」
ほむら「わ、私もそれ好きよ、まどか!」
さやか「お?なら作ってあげる」グシャグシャ
ほむら「だから、勝手によそうなって言ってるでしょ!?」
さやか「ほら、いーっき!」
まどか「いーっき!」
マミ「いーっき!」
杏子「いーっき!」
ほむら「うう……」ズズ…
さやか「ティロ・フィナーレッ!」
ほむら「ぶうううッッ!!!!」ブー
ほむら「ゴホッ!ブホッ!」ドンドンッ
杏子「おいおい、鍋に入っちゃうところだっただろ」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
マミ「ふきんふきん」パタパタ
さやか「受けた?ねえ、受けた?ぐえっ」ガシッ
ほむら「あ、あんたって奴は……!」ギリギリ
まどか「ほむらちゃん。ハイ、チーンして」ファサ
ほむら「むー……」チーン
さやか「あたしってほんとカバ」
ほむら「~ッ!!!」ブビビー
さやか「いったいなー……。殴ることないじゃん」
ほむら「あなたが悪いんでしょ!」
マミ「やっぱ大根よね」シャグシャグ
まどか「ですね」シャグシャグ
杏子「うめーうめー」シャグシャグ
マミ「そろそろお腹も膨れてきたわね。丁度いい量だったかしら」
まどか「そうですね」プフー
杏子「私はまだイケるけどな」
さやか「あ。>>53、美味しそうだから入れてみよ」ポチャン
ほむら「おい!?」
まどか「焼き鳥……」
マミ「タレ味ね……」
杏子「全然イケんだろ」
さやか「みんなの分よそってあげるね。ホイホイ」ヒョイヒョイ
ほむら「私だけ大盛り……」
まどか「う……」パク
マミ「む……」パク
杏子「うえっ……」パク
さやか「……」
さやか「みんな美味しいってさ」
ほむら「嘘付け!」
さやか「まあまあ。騙されたと思って」シュッ
ほむら「むぐっ!?」
ほむら「何すん……!」
ほむら「…………」ムグムグ
さやか「どう?」
ほむら「……美味しいわよ」
まどか「ええー……それはないよ……」
マミ「暁美さんの好みが理解できないわ……」
杏子「あんた、舌が子供なんじゃねーの?」
ほむら「ボロクソ!?」
さやか「どれ、私も」パク
さやか「うん!美味い!さやかちゃん天才!」
ほむら「そして、またコイツと一緒……」
マミ「きっと二人は運命の赤い糸で結ばれた仲なのね」
まどか「さやかちゃん、ほむらちゃんを幸せにしてあげてね」
杏子「しょうがねえな……ここはあたしが引いてやるとしますか」
ほむら「みんな何言ってるの!?」
さやか「いやー、照れますなあー」
ほむら「照れんでいいッ!!」
おでん少女まどか☆マギカ 終
さやか「あれ?そういやキュゥべえは?」
ほむら「あんたがトラウマ植え付けたせいで寝込んでるわよ……」
終


