おまけその1 マミの恋心
ほむら「マミ。大丈夫?」
マミ「ええ、ありがとう暁美さん」
ほむら「そんな余所余所しい呼び方はやめて」
マミ「え?」
ほむら「ほむらって呼んで。ね?」グイ
マミ「ま、待って暁美さん……女の子同士でそんな…」
ほむら「マミ…」
マミ「暁美さん、ダメ……あっ」
マミ「ハッ…!」
チュンチュン
マミ「ゆ、夢だったのね……」
通学路
マミ「はぁ……なんて夢を見てるのよ私。暁美さんとあんなこと……」
マミ(魔獣の不意打ちから助けられて以来、私は暁美さんのことを意識するようになった)
マミ(初めはただの憧れに近かった。臆病で見栄っ張りな私は彼女の美しい強さと優しさを欲していた筈が、いつの間にか彼女からの好意を求めるようになっていた)
マミ「だからって、あの夢は極端すぎよね……そもそも女の子同士なのに…」
さやか「なにブツブツ言ってるんですか?」
マミ「ひゃい!?」
さやか「おわ!?」
マミ「み、美樹さん!?ビックリさせないで!」
さやか「それあたしのセリフですよ……」
元スレ
ほむら「拳でワルプルギス倒す」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332309272/
さやか「ところで悩み事ですか?それならこのさやかちゃんが聞いてあげましょう!」
マミ「だ、大丈夫よ。ひとりでどうにか出来るから」
さやか「ほほう。その様子だと悩みは悩みでも恋の悩みですな?」
マミ「そ、そんなこと」ドキーン!
さやか「マミさんって解りやすいですね」
さやか「そんでもってその相手はほむらってとこですか」
マミ「どどどどど、どうしてそこでああああ暁美さんがでて」
さやか「ぶっちゃけ普段の態度でバレバレです。てか今ので確定しました」
マミ「」
さやか「まぁまぁ、別にあたしは気にしませんから。というか身近にオープンなやつ知ってますし(織莉子とキリカ)」
マミ「ううっ……美樹さんは鋭すぎるわ……」
さやか(ほむら以外のみんなにバレてるのは言わない方がいいな)
さやか「それでどういった感じで悩んでるんですか?」
マミ「実は…夢で……」ゴニョゴニョ
さやか「欲求不満ですね」
マミ「そんなバッサリと!?」ティローン
さやか「冗談は置いといて、それは仕方ないですよ。あたしも経験ありますから」
マミ「そうなの?」
さやか「同姓のは知りませんが」
マミ「あなた悩みを解決する気あるの?」
さやか「じゃあ聞きますけど、マミさんは結局ほむらとどうなりたいんですか?」
マミ「どうって…」
さやか「恋人になりたいのか、友達のままいたいのか。そこをハッキリしないと、一生解決なんか出来ません」
マミ「私は……」
さやか「……まぁ、偉そうな事言ってますけど、あたしも似たようなもんでしたから気持ちはわかりますけどね」
さやか「怖いですよね。今までの関係が壊れるんじゃないかって」
マミ「……」コクン
さやか「でも、気持ちは伝えたほうが断然良いです。あたしは、伝えなくて後悔しましたから」
マミ「美樹さん……」
さやか「もう一度聞きます。マミさんはほむらとどうなりたいんですか?」
マミ「私は……」
ほむら『マミ』
マミ「暁美さんが……好き」
放課後
さやか(という訳でほむらに大事な話があるから、マミさんの家に行くように言っときました)
マミ(美樹さあああああああああああああああん!?)←家にいる
さやか(女は度胸、当てって砕けろ!)テヘッ
杏子「テヘッじゃねぇ!」デクシュ!
さやか「アウチ!」
杏子「ったく。人が気持ちよく昼寝してたのに、くだらねぇ事で連れ出しやがって」
さやか「そんなこと言って、杏子だって心配なくせに」
杏子「超うぜぇー。殺したいくらいうぜぇー」ジャキ
さやか「ちょ、槍しまえ」
マミ(美樹さんどうしたの!?今のアウチってなに!?)
杏子(こっちの事は気にするな。マミはとにかく頑張って来い)
マミ(佐倉さん……)
杏子(なんかあっても話ぐらい聞いてやるから、そん時はお菓子でも食わせてくれよ。じゃあな)
さやか(マミさん助け…)
プツ
マミ「…………美樹さんの身に一体何が」
ほむら「マミ」
マミ「ひょわあああ!?あ、暁美さん、いいいいつの間に…!?」
ほむら「驚かしてごめんなさい。さやかから勝手に入って良いて聞いてたから」
マミ「そ、そうなの……私こそごめんなさい、大声なんか出して」
ほむら「気にしてないわ。それより、大事な話があるって聞いたのだけど」
マミ「そ、その前にお茶を出すわね!ここで待ってて!」
ほむら「わかったわ」
マミ(が、頑張れ私…!)
ほむら「良い香りね」
マミ「気に入ってもらえて良かった」
ほむら「それで、話ってのは何かしら?」
マミ「そ、それは…その……」
ほむら「?」
マミ「あ、暁美さんは……好きな人はいるのかなーって」
ほむら「え?」
マミ(何聞いてるのよ私!違うでしょ!)
ほむら「い、いるには……いるわ……」カァアアア
マミ「え……」
ほむら「あなたにだけ言うけど……私、まどかが好きなの」
マミ「そうだったの」
ほむら「へ、変よね。女の子同士なのに」
―ああ
マミ「そんなことないわ。好きな気持ちに性別は関係ないもの」
―そうだった
ほむら「そうかしら…」
マミ「ええ。きっと、鹿目さんも貴方が好きなはずよ」
―私の一番は彼女でも
ほむら「そ、それは無いわ!」
マミ「どうして?いつもあなたにベッタリじゃない」
―彼女の一番は
ほむら「か、からかわないでちょうだい」
マミ「本当のことよ」
―私じゃない
ポツッ
ほむら「マミ?」
マミ「あれ?どうしたのかな」
ダメ
マミ「目にゴミでも入ったのかしら」
止まって
マミ「さっきからごめんなさい、すぐに」
お願い
マミ「とめ…るから……」
ほむら「マミ、なにかあったの?」
言わないで
ほむら「大事な話ってもしかして悩み事の相談?」
このままでいいの
ほむら「私でよければいくらでも聞いてあげるから」
彼女を困らせたくない
ほむら「マミ」
マミ「好き……なの…」
ほむら「え?」
マミ「私、暁美さんが…好きなの…!」
ほむら「好きって……マミが、私を?」
マミ「……」コクン
ほむら「……いつから?」
マミ「病院の…戦いで……魔獣から、助けてくれた時から……」
ほむら「そうだったの……」
マミ「ごめん、なさい…迷惑…よね……」
ほむら「そんなことない。嬉しいわ」
マミ「暁美さん…優しいね……」
ほむら「………ごめんなさい。知らなかったとはいえ、傷つけてしまって」
マミ「暁美さんの……せいじゃない…」
ほむら「マミ……」
マミ「お願いが…あるの……」
ほむら「なにかしら」
マミ「返事…聞かせて……」
ほむら「………わかったわ」
ほむら「ごめんなさい。あなたの想いに、応えられないわ」
マミ「えへ、へ……フラれちゃった…」
ゴシゴシ
マミ「……うん。スッキリした」
ほむら「マミ…」
マミ「ありがとう暁美さん。ちゃんと答えてくれて」
ほむら「いえ……それより、今日はもう帰ったほうが良さそうね」
マミ「今日はごめんなさい。また明日ね」
ほむら「ええ。また明日」
バタン
マミ「うっ……ひっく……う、うわぁああああん」
マミ(私の恋は、こうして終わった)
マミ(しばらくは美樹さんと佐倉さんが何も言わずに私の傍にいてくれていた。二人なりに、気を使ってくれてたんだと思う)
マミ(暁美さんとは今まで通りの関係が続いている。最初がどこか気まずかったけど、今は以前と変わらない感じで接することが出来るようになった)
マミ(あの日告白したことを私は後悔していない。悲しかったけど、新しい恋は怯えずに進むことが出来るから)
マミ(それに……)
ほむら「まどか!そっちに行ったわ!」
まどか「この!」
スカッ
まどか「あっ…!」
ほむら「まどか!」
ドーン!
マミ「危なかったわね」
まどか「マミさん!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ドドーン!!
ほむら「まどか!大丈夫!?」
まどか「マミさんのおかげで助かったよ」
マミ「油断しちゃダメよ?」
まどか「はい。ごめんなさい…」
マミ「さて、今日はもう遅いから帰りましょう。暁美さん、鹿目さんを家まで送ってあげて」
ほむら「え?」
マミ「お姫様を送るのも、騎士(ナイト)の役目だぞ」ボソッ
ほむら「マ、マミ!」
マミ「さあ、先輩命令よ!」
ほむら「仕方ないわね……行きましょう、まどか」
まどか「う、うん」
マミ「あ、ちゃんと手を繋ぐのよ」
ほむら「~~~~~~!」
まどか「ほむらちゃんの顔が真っ赤に!」
マミ「フフッ」
マミ(二人の幸せを、私は心から祝福できるとわかったのだから)
おまけその1 マミの恋心 END
おまけその2 ほむらと故郷のない男
ドドーン!
ほむら「これで終わりね」
ほむら(それにしても、今日の魔獣たちは何かおかしかったわね。まるで何かに怯えたような……)
―チリン
ほむら「!」バッ
「すまない。驚かせてしまったようだな」
ほむら(………あれは、僧だったかしら?けどなぜこんな場所に)
「拳を下げてもらえないか?」
ほむら「……ごめんなさい。いきなり構えたりして」
「今のような時代だ、見知らぬ相手を警戒するのは仕方ない。それにしても良い構えだ。だが、まだ未熟さが残っている」
ほむら「なにか拳法を?」
「そうだな。宇宙拳法というべきか」
ほむら「宇宙拳法?」
ヒョコ
QB「ほむら。魔獣退治お疲れさま」
ほむら(QB、今人がいるから不用意に話しかけないで)チラッ
QB「ボクの姿は見えないから大丈夫なんだけどな。でも、どこに人がいるんだい?」
ほむら「え?あれ、いない…」
QB「疲れてるのかい?幻覚をみるなんて珍しい……ん?」
ほむら「どうしたの?」
QB「いや、なんでもないよ」
ほむら「そう。それにしても、疲れてるのかしら……?」
QB「………今のは、まさか」
翌日
ほむら「……」
杏子「どうした?ボーっとして」
ほむら「いえ。ただ少し疲れてるようだから何も考えずに頭を休めてるだけ」
杏子「ようって、自覚はないのか?」
ほむら「ええ」
杏子「気を付けろよ。戦ってるときにそんなんじゃ死ぬぜ?」
ほむら「ええ。肝に銘じるわ」
ズズズズ
杏子「来たぜ」ジャキ
ほむら「ええ」グッ
ズル…ズル…
魔獣「オォオ……」
杏子「なんだあいつ……いきなりボロボロじゃねーか」
ほむら「誰か他に魔獣と戦っているの…?」
魔獣「オオ…オ…」
ズドォン!!
ほむら・杏子「!?」
レッドギラス「グオオオオオ!!」
ブラックギラス「ゴォオオオ!!」
杏子「な、なんだアレ!?怪獣!?」
ほむら「でかい…ワルプルギスの比じゃない…!?」
ブオン!
ほむら「危ない!」
ズドオオオオン!!
杏子「くそっ…なんだよあいつ等!?」
レッドギラス「グオオオオ!」
ほむら「また来るわ!」
まどか「二人とも!動かないで!」
パシュウ!
レッドギラス「グオオオ!」
ブラックギラス「ゴオオオ!」
シュゥゥゥゥゥ……
ほむら「矢が怪獣を吸い込んで……消えた」
杏子「た、倒したのか?」
まどか「ううん、元いた場所に送り返しただけ。そのうちまた来るよ」
QB「まずい事になった」
ほむら「QB。今のは一体なんなの…?」
QB「それについては、一度みんなを集めてから説明するよ」
ほむら「別の宇宙?」
QB「そう。あの二体の巨大生物は、この宇宙とは異なった宇宙から来た」
さやか「なんか嘘くさいな」
織莉子「けど事実ね。三日後に、ほむらと杏子のいう赤と黒の怪獣が街を襲うのが視えたわ」
マミ「でも、どうして突然…」
QB「なんらかの原因で境界が壊れたんだろう。もっとも、両方の宇宙が崩壊しないだけマシなのかもね」
まどか「アンバランスゾーン。向こうの宇宙は、そう呼ばれています」
さやか「アンバランスゾーン?」
まどか「簡単にいうと何でも起こる世界かな」
杏子「その宇宙の影響か。あのデカ物どもが動いたのに騒ぎにならないのは」
さやか「え?どういうこと?」
杏子「アレは少なくとも五十メートルはあった。そんなのが一歩でも動いてみろ、たちまち大地震だ」
織莉子「少なくとも、あの辺り一帯の建物は崩壊したでしょうね」
マミ「皮肉にも壁が壊れたおかげってわけね」
ほむら「……」
キリカ「どうしたのほむら?」
ほむら「……いえ、あの怪獣どこかでみたような」
さやか「もしかしたらほむらの好きな特撮に出てたりして」
ほむら「!」ハッ
ほむら「いたわ……よりにもよって、この作品とはね」
さやか「ホントにあったんだ」
ほむら「双子怪獣ブラックギラス、レッドギラス……間違いない、この二体よ」
マミ「テレビの出来事が現実に起きるとはね」
杏子「なぁ、それってヒーローが怪獣を倒すんだろ?そのヒーローは来ないのか?」
QB「期待はしないほうがいいだろうね」
ほむら(宇宙拳法……もしかしてあの時の人は…)
トザサレタトビラアケヨー
まどか「私の携帯だ。ちょっとごめんね…もしもし、どうしたのママ?」
まどか「え、テレビ?」
マミ「どうしたの?」
まどか「ママが急いでテレビを見ろって」
さやか「嫌な予感がする」
キリカ「まあ、お約束だよね」
―ピッ
テレビ『ご覧ください!突如見滝原中学校に現れた巨人は女性教員を捕らえ』
ほむら「マグマ星人…!」
杏子「あいつも向こうの宇宙から来たやつか!?」
織莉子「私の予知に映らなかった…!?」
さやか「それより捕まってるのって早乙女先生じゃん!助けに行かないと!
QB「やめた方がいい。魔法少女のキミ達でも、力に差がありすぎる」
マミ「それでも見てみぬ振りなんて出来ないわ」
まどか「とにかく学校に行こう!」
見滝原中学
マグマ星人(間違いない、ここは地球だ。だが俺はあの星を爆発させて死んだはずじゃ……どうなってる)
和子「離しなさーい!」
マグマ星人「うるさい奴だ。自分の立場がわかってないようだな」
和子「そんな脅しに屈すると思わないで!力で女を従える男なんて何もかもがダメなのよ!」
マグマ星人「こ、この俺によくもそんな口を……!」
ドドドドーン!
マグマ星人「ぐっ…な、なんだ?」
さやか「おりゃああああ!」
ザシュ!
マグマ星人「ぐあ!?」パッ
さやか「救出成功!」
和子「み、美樹さん…?」
さやか「けど…ごめん先生!」ゴス
和子「う~ん…」ガク
マミ「QB!今よ!」
マグマ星人「貴様ら……むっ!?何だここは…!?」
杏子「結界か。QBが協力なんて珍しいじゃん」
QB「公にキミ達の存在がバレると後々厄介だからね。外の情報もボク達でなんとかしよう」
まどか「さやかちゃん、先生は?」
さやか「無事だよ。気を失ってるけどね」
キリカ「あとは、このマグマとか言う奴を送り返せばいいんだね」
マグマ星人「小娘どもが俺に楯突く気か?」
ほむら「そうよ」ザッ
マグマ星人「その構え……くそ、忌々しい!」
チリン
「マグマ星人……随分と懐かしい相手だな」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ドドーン!
マグマ星人「ふん、無駄だ。何度撃とうとそんなもの効かぬわ」
さやか「おりゃあああ!」
杏子「でりゃああああ!」
マグマ星人「貴様らもさっきから!」ブォン!
さやか「きゃあ!」
杏子「うわぁ!」
マミ「二人とも!」
マグマ星人「死ねぇ!」
ほむら「させない!」
ギィン!
マグマ星人「何!?」
QB「パンチでマグマ星人のサーベルを弾くとは、流石ほむらだ」
マグマ星人「貴様、よくも………な、なんだ!?身体の動きが…!?」
キリカ「私の速度低下に気付いた…!?」
ほむら「まどか!今よ!」
まどか「いっけぇ!」
パシュウ!
マグマ星人「ぐおおおお!」
バチィン!
織莉子「弾かれた!」
マグマ星人「小賢しい真似を!」
まどか「きゃあ!」
ほむら「まどか!」
マグマ星人「おっと、動くなよ。こいつが握りつぶされてもいいのか?」
まどか「うぅ…!」
マグマ星人「オイ!俺に掛けた妙な技を解け!」
キリカ「くそっ…」シュウゥゥ…
マグマ星人「そうだそうだ。仲間の命が欲しければ大人しく言う事を聞くんだな」
さやか「デカイ癖に卑怯な奴…!」
マグマ星人「何とでも言え。そこの黒髪の小娘、俺の前に来い」
まどか「ほむらちゃん…ダメ…!」
ほむら「………ごめんなさい、まどか」
マグマ星人「聞き分けの良い奴だ」
マグマ星人「おらぁ!」
ドスン!
まどか「ほむらちゃん!」
マグマ星人「お前達の中でも特に貴様は気に食わない。その目、あの構え……俺にアイツを思い出させる!」
さやか「ほむら!」
杏子「やろう!」
ほむら「動かないで…!」
マミ「でもあなたが!」
ほむら「平気よ…これぐらい……」
マグマ星人「言ってくれるな。なら」
チャキ
マグマ星人「このサーベルで串刺しにしてやる。死ねぇ!」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「ぐっ…!」
「エイヤァアアア!!」
ズドン!
マグマ星人「ぐああ!?」
まどか「きゃ…!」
フワッ
「大丈夫か」
まどか「あ、ありがとう…」
「礼には及ばぬ」
さやか「今度は赤い奴が現れた!?」
杏子「でも、まどかを助けたぞ…?」
「お前達は、相変わらず手段を選ばないようだな」
マグマ星人「き、貴様は…!」
ほむら「ウルトラマン…レオ…!」
レオ「下がっていろ。奴は俺が倒す」
まどか「は、はい」
マグマ星人「星の爆発から生き残ったのか…!」
レオ「星の爆発…? そうか、お前はあの時のマグマ星人か」
マグマ星人「ちょうどいいぜ…あの時の恨み、ここで晴らしてやる!」
レオ「いいだろう。もう一度地獄に送り返してやる」バッ
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどか…怪我は無い?」
まどか「私なんかよりほむらちゃんだよ!大丈夫なの!?」
ほむら「私は平気よ」
さやか「あたしのおかげでね」
杏子「それより、あの赤いのは一体何なんだ?マグマの敵みたいだが…」
ほむら「大丈夫、彼は味方よ」
杏子「どうしてわかるんだよ」
ほむら「あなたの言った、ヒーローだからよ」
レオ「イヤァ!」
マグマ星人「ぐおお!ど、どうなってる!?あの時と強さがまるで違う!」
レオ「どうした。それで終わりか」
マグマ星人「く、くそぉ!」キラン
レオ「むっ…!」
マグマ星人「喰らえ!」
レオ「むんっ!」ガシィ!
ピキィーン!
レオ「デヤァアア!!」
ズバァン!!
マグマ星人「お、俺のサーベルを…!?」
レオ「ヤァア!」
バッ!
レオ「ハイヤアアアアアア!!」
―レオキック!
マグマ星人「ぐわあああああああ!」
ドカァーン!!
さやか「け、蹴りで倒した…」
マミ「なんだアイツ…とんでもなく強いぞ…」
レオ「ハァァ…!」
シュンシュンシュン
キリカ「縮んで人間になった!?」
マミ「こっちに来るわ」
チリン
「危なかったな」
ほむら「やっぱり、あの時のあなただったのね」
まどか「ほむらちゃん、知り合いなの?」
ほむら「少しね……」
「不躾だが、名前を聞いてもいいか?」
ほむら「暁美ほむら。あなたは、どう呼べばいいかしら?」
ゲン「地球ではこの姿の時、おゝとりゲンと名乗っていた」
数十分後 ほむホーム
ゲン「やはり、ここは別の宇宙だったか」
まどか「おゝとりさんは、どうやってこの宇宙に?」
ゲン「弟子の手助けをした直後に、突然現れたワームホールに飲み込まれてな。最初は気付かなかったが、すぐにここが俺のいた地球とは違うとわかった」
さやか「あの、おゝとりさんは地球の人じゃないんですか?」
ゲン「俺は獅子座L77星の住人だ」
織莉子「そんな名前の星なんて聞いたことないわ」
QB「ボク達の宇宙にはない星だよ。けど、別の宇宙には地球以外にも感情を持った生物がいるのか。羨ましいよ、きっとエネルギー回収率が良さ」
ほむら「ちょっと黙ってて」
杏子「ひとつ聞きたい。あんたは敵なのか?」
ゲン「その判断は君達に任せる。ただ、俺は地球をどうする気はない」
ほむら「それなら協力して欲しいの。私たちの世界を護るために」
ゲン「ブラックギラスとレッドギラスか……。どうやら、この宇宙が直接繋がっているのは怪獣墓場かもしれないな」
キリカ「怪獣墓場?」
ゲン「我々ウルトラ戦士に倒された怪獣達の魂が行き着く先、宇宙の歪みだ。怪獣だけではなく、マグマ星人などの邪悪な者の魂もそこに行くとされている」
マミ「それじゃあ、今日倒したあのマグマ星人もまた来るかもしれないんですか?」
ゲン「すぐにと言うわけではないが、その可能性は十分にある」
杏子「ギラスだけじゃないってか……」
ゲン「そう気を落とすな。今頃異変に気付いた俺の仲間達が原因を探っているはずだ」
さやか「元に戻るんですか!?」
ゲン「時間は掛かるだろうがな。だが、ギラス達との戦いは避けられそうにないな」
マミ「当面の問題はそこね。悔しいけど、今の私たちでは歯が立たないわ」
ほむら「………ゲン」
ゲン「なんだ?」
ほむら「私をギラスたちと戦えるように鍛えて欲しいの」
翌日
ほむら「やあああああ!」
レオ「むん!」ガッ
クルッ
ドン!
ほむら「かはっ…!」
レオ「まだ動きが荒い!小手先の力に頼るからそうなるのだ!」
ほむら「はあ!」
レオ「ヤアァ……イヤァ!」
ドッ!
ほむら「うぐっ……まだ、まだ…!」
レオ「何を考えている」
ほむら「え?」
レオ「拳からは雑念を感じる。心を捕われていて、何かを得ることなど出来ぬ」
ほむら「………っ」
レオ「いくぞ!」
ほむら「はい!」
まどか「大丈夫?ほむらちゃん?」ペタペタ
ほむら「大した事ないわ」
まどか「……ごめんね」
ほむら「どうしてあなたが謝るのよ」
まどか「考えたの。どうして宇宙を分ける壁が壊れたのかを……それって、私の願いで宇宙を創り直したせいなんじゃないかって」
ほむら「バカなこと言わないで」
まどか「でも…」
ほむら「そうだとしても、誰にもあたなを責めさせないわ。あなたは魔法少女を救ったのだから」
まどか「ほむらちゃん……」
ゲン「ほむら」
ほむら「ゲン。もう再開かしら?」
ゲン「その前に話がある」
ほむら「なにかしら?」
ゲン「なぜ自らギラスと戦おうとする。俺に任せてもいいのだぞ」
ほむら「……誰かに護られていては、誰かを救えないからよ」
まどか(ほむらちゃん…まだ昔のことを……)
ほむら「私は強くなりたい。自分の手で、大切な人たちを護れる強さが」
ゲン「大切な人たちをか……良い心がけだ。特訓を再開しよう」
ほむら「はい」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「なに?」
まどか「が、がんばって!」
ほむら「ありがとう」
まどか「私も、頑張らなくちゃ…!」
二日後
ズズズズ…!
ゲン「来るぞ」
ほむら「ええ」
ゲン「被害を抑えるために二手に分かれる。俺がブラックギラス、お前はレッドギラスを。いいな、ギラススピンは強力である上に周りへの被害も大きい。なんとしてでも食い止めるぞ」
ほむら「わかったわ」
ブラックギラス「ゴオオオオ!」
レッドギラス「グオオオオ!」
バッ!
ゲン「レオォォォオ!!」
ズズズ……バサァ!
ほむら「はぁああああ!」
さやか「始まった!」
杏子「あの黒い翼……ホントにほむらが戦ってるんだな」
マミ「暁美さん…」
まどか「ほむらちゃん……さあみんな。私たちは街の人たちを護るよ!」
ほむら「やあぁ!」
レオ「エイヤァ!」
ズドン!
ブラックギラス「ゴオオオ!」
レッドギラス「グオオオ!」
ズドーン!
レオ「その調子だ。ほむら」
ほむら「あなたこそ」
レオ「フッ、どうも俺の弟子は口の悪い奴ばかりだな」
ブラックギラス「ゴオオオ!」
レッドギラス「グオオオ!」
ガシッ!
ほむら「あれは…!」
レオ「ギラススピン…! ヤァ!」
―エネルギー光球!
ドカーン!
ブラックギラス「ゴオオオ!」
ほむら「やああああ!」
ドン!
レッドギラス「グオオオ!」
ズドーン!
レオ「トドメだ!」キュイィン…!
ギュルン!
レオ「ぬうっ!?」
ほむら「レオ! !?」
シルバーブルーメ「」フヨフヨ
ほむら「シルバーブルーメ…! よりにもよってこんな時に…!」
レオ「ダァア!」グィ!
シルバーブルーメ「」ビターン!
レオ「ほむら!ギラスの角を折り一旦奴らを追い払うんだ!」
ほむら「はい!」バサァ!
ブラックギラス「ゴオオオ!」
レッドギラス「グオオオ!」
ガシッ!
ほむら(間に合え―!)
ほむら「でやああああああ!」
ギュルンギュルンギュルン!!!
バチィッ!
ほむら「うわああああああ!」
レオ「ほむら! ムッ…!?」
ズズズズッ…!
レオ「まだ来るというのか…!」
マミ「もう一体現れた…!」
さやか「ほむらが危ない!助けに行かないと!」
杏子「待て!街の奴らはどうする!」
さやか「あ、くっそ…!」
キリカ「心配には及ばないよ」
さやか「織莉子!キリカ!あんた達今までどこにいたのよ!」
織莉子「探し物よ。まどか、これを」
まどか「ありがとう、織莉子さん!」
マミ「その紙は…?」
まどか「後でちゃんと話します。みんなは街をお願い!」バサァ!
さやか「まどか!どこに行くの!?」
キュィィン…!
レオ「デヤァア!」
―スパーク光線!
シルバーブルーメ「」ドドーン!
レオ「ダアッ!」バッ!
ヒュンヒュン!
レオ「エイヤァ!」
―きりもみキック!
ブラックギラス「ゴオ!」バシュ!
レッドギラス「グオ!」バシュ!
ズドオーン!
レオ「ほむら、大丈夫か!?」
ほむら「ええ……さすがね、あの三体を一瞬で倒すなんて」
レオ「キミがいたからだ。だが、まだ安心できないぞ」
ズズズ…!
「これは久しい相手だ」
「遂にこの時が来たか」
レオ「お前達は…!」
マグマ総統「レオ。久しぶりだな」
ババルウ星人「恨みを晴らしに来たぜ」
レオ「マグマ総統!ババルウ星人!」
ババルウ星人「マグマ、奴は俺が倒す。手出しはするなよ」
マグマ総統「安心しろ、もとより手を出す気など無い。私の相手は…」
シュンシュン
マグマ総統「小さき身体でこの星を護る、あの少女だ」
ほむら「変わったマグマ星人ね。わざわざ小さくなってくれるなんて」
レオ「奴は誇りのある戦士だ。油断するな」
ババルウ星人「いくぞ!」
まどか「ここだ…!」
QB「やっと来たね。まどか」
まどか「QB。この場所が二つの宇宙を繋ぐ場所なんだね」
QB「そうだよ。予想よりも壁の破損が大きい。ボク達インキュベーターの力ではどうしようもないよ」
まどか(ここは私が契約した場所……やっぱり、あの時の影響だったんだ)
まどか「それなら」ヘンシン
まど神(私の中の宇宙を使えば…元に戻るはず!)
ほむら「はあ!」
マグマ総統「むん!」
ほむら「ぐぁっ…!」
マグマ総統「どうした?その程度か!」
ほむら「くっ…!」
マグマ総統「レオはこんなものでは無かった。貴様も星を護るものなら、命を燃やせ!」
ほむら「言われなくても…!」
レオ「ほむら!」
ババルウ星人「よそ見してていいのか!?」
ジャラ!
レオ「!」
ババルウ星人「捕らえた!」
レオ「デヤァ!」
―ハンドスライサー!
ババルウ星人「なに!?」
レオ「イヤア!」ドスン!
ババルウ星人「ぐあ!」
レオ「ヤア!ダア!エイヤア!」
ドッ!ガッ!ドドンッ!
ババルウ星人「うおお…!」
レオ「ハァアア…!」スウゥ…!
―レオクロスビーム!
ババルウ星人「ぐああああああ!」
ドカーン!
マグマ総統「やはりババルウは敗れたか」
レオ「ほむら!」
マグマ総統「レオ。手出しはするな、これは私と彼女の戦いだ」
ほむら「はぁ…はぁ…」
レオ「……」
ほむら「大丈夫よ……私は、負けない…」
マグマ総統「よくぞ言った!」
ヒュオン!
ほむら「くっ…!」
マグマ総統「しかしそれでは私に勝てぬぞ!」
レオ「思い出せ!俺との特訓を!」
ほむら(レオとの、特訓……)
レオ『流れを読め。相手の動きに合わせるのではなく、その先を行くのだ』
マグマ総統「はあ!」
ガッ!
マグマ総統「ぬ…!? 」
レオ『使うのは心の目だ。そうすれば、相手の動きの全てが視える』
ガッ!ガッ!
マグマ総統(全ての攻撃を防がれた…! なんだ、まるで別人だぞ…!?)
ほむら「やあ!」
ドン!
マグマ総統「ぐっ…! この私に一撃を与えるとは……」
ほむら「はぁぁ…!」スウゥ…
マグマ総統「……良い構えだ。そして何より、戦士の目をしている」
マグマ総統「名を聞こう。少女よ」
ほむら「暁美…ほむら」
マグマ総統「暁美、ほむらか…覚えよう。私の最後の敵、その名を」
ほむら「…?」
マグマ総統「終わりにしよう。もう、時間が無い」
ほむら「……!」グッ
レオ「……」
ほむら「はああああ!」
マグマ総統「ぬん!」
ガキィン!!
ほむら「ぐっ…!」ドサッ!
マグマ総統「フッ」
マグマ総統「見事だ。地球の戦士よ」
ドカーン!
ほむら「勝った……」
レオ「大丈夫か」シュンシュン
ほむら「ええ。あなたのおかげよ」
レオ「いや、キミの力だ」
ズズズズッ…!
ほむら「また来るわ…!」
レオ「違う、これは…」
まど神(ほむらちゃん!やったよ!)
ほむら(まどか?やったってなにを……)
まど神(宇宙の壁を直せたの!これで二つの世界は元に戻るよ!)
レオ「その顔だと、どうやら解決したようだな」
ほむら「ええ」
レオ「それならば、お別れだ」
ほむら「感謝するわ。あなたがいなければ、きっと大勢の人が死んでいたわ」
レオ「礼を言われることじゃない。例え違う宇宙でも、ここは俺の故郷だからな」
ほむら「レオ…」
レオ「さらばだ。ほむら……イヤア!」バッ!
ほむら「ありがとう、ウルトラマンレオ」
ほむら「っていう夢を見たの」
さやか「こんだけ引っ張っといて夢オチぃいいいいい!?」
ほむら「せっかくなら変身してみたかったわ」
マミ「ダメよ。そしたらウルトラウーマンなってしまうわ」
さやか「いやいや!そうじゃないでしょ!もっと他に突っ込むところがありますよね!?」
ゆま「ゆまが出てない!」プンプン
杏子「怒るな怒るな」ナデナデ
QB「わけわか!」
まどか「あはは……」
ほむら「光線技、今度覚えてみようかしら?」
おまけその2 ほむらと故郷のない男 END
おまけその3 少女達の未来
ほむら「1000…っと、ふう」
QB「また筋トレかい?」
ほむら「いらっしゃい。悪いけど、そこのタオル取ってくれないかしら」チュー
QB「構わないよ。それにしても、毎回すごい数をこなすね」
ほむら「前に比べたらそうでもないわ。時間操作ができないと、こうも不憫だとわね」
QB「十分多いと思うけどな」
ほむら「飲む?」
QB「味覚は無いけど、プロテインは好きじゃないな」
ほむら「残念。ただのスポーツ飲料よ」
ほむら(あれから二年の月日が流れた。高校生になった私たちは、今、魔獣と戦いながらも平和な毎日を送っている)
まどか「おはようほむらちゃん」
さやか「おはよーほむら」
ほむら「おはよう」
ほむら(まどかとさやかは同じ高校に通っている。余談だだけど、志筑仁美は上条恭介を支えたいと彼と同じ音楽学校に行ってしまった。さやかは一時期暗い雰囲気を出していたが、今では吹っ切れたようだ)
さやか「そういえば、昨日マミさんに会ったよ」
まどか「マミさん元気だった?」
さやか「うん。杏子とゆまと一緒に買い物しててさ。なんか、本当の姉妹みたいだったよ」
ほむら(一年前、マミは隣町の高校に進学し私たちにこの街を任せ去った。杏子とゆまと一緒に暮らしており、泥棒生活から足を洗わせまともな生活をさせているようだ。杏子は今、大工のアルバイトをしているらしく、マミによるとその働き振りから免許をとったら正社員として雇ってもらえるとの話を聞いた。もしかしたら、私たちの中で一番最初に社会人になるのは彼女かもしれない)
ほむら「今度遊びに行きましょうか」
さやか「おっ。ほむらナイスな発言」
まどか「マミさんに会うの久しぶりだな」
さやか「でも折角なら、織莉子さんとキリカさんも呼びたかったね」
ほむら「彼女達も、元気にしているかしら」
ほむら(彼女達も、一年前にこの街を去った。海外のボランティア組織に所属し、貧困の国などを巡り救いの手を差し伸べている。たまにくる織莉子からのメールには、キリカが色んな国の言葉を覚えきれず、日夜頭を抱えている様子が書かれていた)
さやか「そんじゃ、またあとでね」
まどか「お昼一緒に食べようね」
ほむら(二人とは一緒のクラスになれなかった。昔の私なら見知らぬ人たちに囲まれて縮こまっただろうが、今は一応は友達と呼べる人も出来た)
ほむら「おはよう」
「おはよう暁美さん」
「おはよー。ねえ、昨日のテレビ見た?」
ほむら(寂しくないといえば、ちょっとだけ嘘になってしまうけどね)
放課後
まどか「今日のパトロール終わり」
さやか「そんじゃ、行こうか」
ほむら「買い物袋は持ったわね?」
まどか「うん」
ほむら(今日はまどかの提案で私の家で三人でケーキを作ることになった。たまには、戦いを忘れて女の子らしいことをするのも悪くない)
ほむホーム
ほむら「さやか。今イチゴ摘み食いしたでしょ?」
さやか「何のことやら」
まどか「あー!さやかちゃんズルい!」
さやか「してないって」
ほむら「嘘ついたからさやかのケーキはなしね」
さやか「すいません。出来心でつい」
ほむら「よろしい。イチゴ抜きで許してあげるわ」
さやか「おのれほむらぁ!」
ピンポーン
マミ「こんばんわ。暁美さん」
杏子「よう、久しぶり」
ゆま「ほむらお姉ちゃん!」
ほむら「あなた達だったの」
杏子「途中でこいつ等も拾ったぜ」
織莉子「人を捨て猫みたいに言わないでちょうだい」
キリカ「good evening ほむら」
ほむら「二人も…」
さやか「なになに…っておお!?」
まどか「みんな!」
杏子「なんだ。お前らもいたのか」
マミ「みんな揃うなんて、すごい偶然ね」
織莉子「そうね。私もこの未来は視えてなかったわ」
杏子「妙なこともあるもんだな」チャリン
さやか「あれ、杏子その鍵何?」
杏子「ん?車のだけど」
さやか「ええ!?あんた免許は!?」
杏子「ほれ。本物だぞ」
さやか「ホントだ…」
まどか「あれ?でも車の免許って確か18歳からじゃ」
杏子「」ギクッ
さやか「アンタまさか」
杏子「い、いいじゃねぇかよ。歳の一つや二つ誤魔化したって」
キリカ「相変わらずだねキミは」
ゆま「でもキョーコ、ちゃんとお仕事してるよ」
マミ「そうね。そのおかげで佐倉さん、晴れて正社員として雇ってもらえたものね」
さやか「マジか!あの杏子が一足先に社会人……くうー、なんか悔しい!」
杏子「大人ってのは辛いぜ?」
織莉子「とても信じられない言葉ね」
ほむら「とにかくご飯にしましょう。急だったから有り合わせの物しか出せないけど」
杏子「そう思って、お土産持って来たぜ」
キリカ「これまた偶然。私たちも用意したんだ」
さやか「おお!お寿司にチキン!」
ゆま「パーティーだ!」
ほむら「あの時みたいね」
まどか「そうだね」
マミ「あの時?」
ほむら「何でもないわ。さ、頂きましょう」
―いただきまーす!
ゆま「からーい!」ヒーン
杏子「あーもう。こっちはわさび入りって言っただろ」
さやか「はいジュース」
マミ「海外にも魔法少女はいたの?」
織莉子「ええ。昔の私たちほどではないけど、貧困の国ではひとつの場所に複数の魔法少女がいるのは珍しくなかったわ」
キリカ「ん。これ美味いね」
まどか「ほむらちゃん料理上手だね」
ほむら「自炊してるとこれくらい当たり前になるのよ」
ワイワイガヤガヤ
さやか「それでは、本日のメインディッシュ!あたし達三人の手作りケーキ入場!」
ゆま「おっきーい!」
杏子「三段ケーキじゃねぇか。すげぇな」
ほむら「多めに材料を買って正解だったわね」
まどか「上手く出来てるかな?」
マミ「きっと美味しいわ」
QB「なんだか賑やかだね」ヒョコ
QB「おや。みんなそろうなんて久しぶりだね」
マミ「QB。会いたかったわ」ギュウ
QB「苦しいよマミ」
まどか「ちょうどよかった。みんなでケーキを食べるとこだったの」
QB「それは運が良かった」
杏子「早く食おうぜ」
ゆま「はやくー」
ほむら「はいはい、召し上がれ」
織莉子「美味しいわ」
キリカ「甘くて最高!」
杏子「こんだけ美味いと、さやかは何もしてなかったと疑いそうになるわ」
さやか「ちょっと待て」
ゆま「ゆまにも作れるかな?」
マミ「今度一緒にやりましょうか」
QB「味覚がないのが残念だよ」
ほむら「ありがとう」
まどか「フフッ」
ほむら「どうしたの?」
まどか「ほむらちゃん、今すごく幸せでしょ?」
ほむら「え?」
まどか「さっきからずっと笑ってるよ?」
ほむら「あ、う…」カァアア
さやか「でた!ほむらのデレ状態!」
杏子「その照れるとすぐ顔に出る癖も懐かしいな」
マミ「もう、二人ともからかわないの」
キリカ「まどかが原因な気もするけど」
織莉子「いいんじゃないかしら。恋人の特権よ」
ほむら「こ、恋人だなんて…!」
まどか「え…私、ほむらちゃんの恋人じゃないの…?」ウルッ
ほむら「うぐっ…!」
ほむら(そう。実は私とまどかは、マミ達が見滝原から去る一ヶ月前に付き合い始めた)
まどか「違うの…?」ウルウル
ほむら「ち、違くはないけど……」
さやか「最近のまどかは、ああやってほむらをイジメるのが少し楽しいみたい」チュー
杏子「あいつ意外とSなところあるよな」モグモグ
まどか「ほむらちゃん、私のこと嫌いになった…?」
ほむら「そ、そんなことないわ!絶対に!」
まどか「じゃあ……ん」
ほむら「ええ!!?!?」
マミ「か、鹿目さん!?」
キリカ「キスを迫るとは大胆な」
ゆま「キョーコ?なんでゆまの目隠すの?」
さやか「過保護だね杏子」
杏子「うるせぇ」
ほむら「お…あ…」ホムホムホム
織莉子「ちなみに断ったら泣く未来が視えたわ」
QB「キミも鬼だね」
ほむら「あ…う…」
チュッ
さやか・キリカ「や、やった!」
まどか「ほむらちゃん大好き!」ガバッ!
ほむら「きゅう~~」プシュー
織莉子「全く、見せ付けてくれちゃって」
マミ「もう」テレテレ
ゆま「キョーコ。ゆまもぎゅ―ってして」
杏子「いくらでもしてやるから、ゆまはああなるなよ」ギュー
ゆま「?」
QB「わけがわからないよ」
数時間後
ゆま「すぴー…」
さやか「すぅー…」
キリカ「くかー…」
杏子「こいつら、ホントにガキだな」
織莉子「疲れたのね。今はおとなしく寝かせてあげましょう」
ほむら「布団を敷いてきたわ。今日はもう遅いし、ここまま泊まって」
マミ「ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったのに」
杏子「それにしても用意がいいな。人数分の布団があるなんて」
ほむら「一回経験してるからね」
杏子「?」
ほむら「さ、そこの子供達が風邪を引く前に運んで」
マミ「そうね。美樹さん、一回起きて」
杏子「よっと。ん、また大きくなったなこいつ」
織莉子「キリカ、行きましょう」
まどか「後片付け、一緒にしよっか」
ほむら「ええ」
ほむら「コーヒーに入れるミルクと砂糖は?」
まどか「ミルクが二個と砂糖がひとつ」
ほむら「はい、どうぞ。あなたも何か飲む?」
QB「ボクはいいよ」
ほむら「そう」コトン
まどか「今日は楽しかったね」
ほむら「明日が祝日で助かったわ」ズズッ
まどか「ほむらちゃんともチュウ出来たし」
ほむら「ぶほっ!」
QB「熱いよ」
ほむら「も、もう!恥ずかしかったんだから」フキフキ
まどか「ごめんね」ティヒヒ
ほむら「最近のまどかはちょっとイジワルね」
まどか「ほむらちゃんにだけだよ?」
ほむら「それは喜んでいいのかしら…」
まどか「好きな子をイジメたくなるあれだよ」
ほむら「小学生!?」
まどか「ねぇ、ほむらちゃん。私あの時、ほむらちゃんに幸せって聞いたよね」
ほむら「ええ」
まどか「実はね、私もなんだ。あの日から毎日が幸せなの」
ほむら「良かったわ」
まどか「QBにも感謝してるよ。魔法少女になったおかげだから」
QB「光栄だけど、感謝して良いのかい? キミたちの話では、前の宇宙のボクは相当酷いことをしてたようだし」
ほむら「確かに辛いことが多かった。けどね、今の幸せが全部洗い流してくれたわ。だから、ありがとう」
QB「もしボクに感情があったら、きっと嬉しいと感じただろうね」
ピョン
QB「邪魔者は消えるよ。二人でごゆっくり」
ほむら「あ、あなたまで何言ってるのよ!」
まどか「QBも変わったね」
ほむら「……そうかもね」
ほむら「私たちも寝ましょうか」
まどか「うん。あ、ほむらちゃん」
ほむら「ん?」
まどか「一緒に寝てもいいかな?」
ほむら「え……!?」ボッ
まどか「ダメ?」
ほむら「いや、その……ダメじゃないけど……いやダメよね……と、とにかくそういうのはまだ早いような……」
まどか「あ……!」カァアア
ほむら「い、嫌じゃないのよ? でも、その……」
まどか「ち、ちちち違うよ!そういう意味じゃなくてホントに寝るだけだから!」
ほむら「え?そ、そうなの?」
まどか「うん!」コクコク
ほむら「あ、あはは……そうよねー」カァアア
まどか「そうだよー」カァアア
ほむらの部屋
ほむら(まどかが近い…お、落ち着くのよ私……平常心、平常心)
まどか「ほむらちゃんのエッチ」
ほむら「うっ」ドキーン
まどか「でも、そんなところも大好き」
ほむら「まどか…」
まどか「おやすみ、ほむらちゃん」
ほむら「おやすみ、まどか」
ほむら『名前負けしてます……暗いし、ドジだし…』
まどか『そんなことないよ』
まどか『ほむらちゃんは強くてカッコ良くて、名前負けなんか全然してない』
ほむら『鹿目さん…』
まどか『そんなほむらちゃんが、私は大好きだよ』
ほむら『………私なんかで、いいの?』
まどか『ほむらちゃんがいいの』
ほむら『まどか……』
まどか『ずっと一緒だよ。これからも、いつまでも』
ほむら『…うん』
―ずっとずっと、一緒だよ
おまけその3 少女達の未来 Happy END


多分