マミホーム
ほむら「ま、まけたわ…」
杏子「アンタ、ポーカーフェイスの割に大富豪弱いんだなw」
さやか「じゃ、約束通り罰ゲーム受けてもらうよ」
マミ「罰ゲームは一位の鹿目さんに決めてもらおうかしら」
まどか「それじゃあ、えーっと…そうだ!」
ほむら(な…何かしら…)ドキドキ
まどか「明日一日語尾に『ほむ』ってつけて喋るのはどう?」
ほむら「!?」
元スレ
まどか「ほむらちゃん、語尾に『ほむ』だからね!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343563056/
さやか「あはははwwwそりゃいいわwwwww」
杏子「それで決定なw逃げるなよ」
ほむら「そ、そんな…」
次の日、教室
ほむら「まどか、さやか、おはよう」
さやか「……」シーン
ほむら「まどか?」
まどか「……」シーン
ほむら「うっ……お、おはよう、ほむ…」
まどか「ほむらちゃんおはよう!」
さやか「なんか元気ないね」
ほむら「そ、そんなことない…ほむ」
先生「それじゃあこの問題は…暁美さん、わかるかな?」
ほむら「えっと…」
まどか「……」ジー
さやか「……」ジー
ほむら「………」
ほむら「2πrです…ホム…」
クラスメイト「!?」
先生「正解」
休み時間
ほむら「まどか、お願いがあるほむ」
まどか「ん?どうしたのほむらちゃん?」
ほむら「授業中当てられたときは罰ゲーム無しにしてほしいほむ」
ほむら「先生にふざけてると思われてしまうほむ」
まどか「うーん、どうするさやかちゃん?」
さやか「ダメ、絶対!」
ほむら「ほむぅ…」ジワ
さやか「!?」キュン
さやか「あ、やっぱりOK!」
まどか「そうだね、さすがにかわいそうだし」
ほむら「ありがとうほむ」
さやか(不覚にもかわいいと思っちゃった…)ドキドキ
男子生徒「あ、暁美さん…ちょっといいかな…///」
男子生徒「大事な話があるんだ///」
ほむら&まどか&さやか「!?」
男子生徒「こ、校舎裏で待ってるから///」タッタッタッ
さやか「これは愛の告白ってやつですかァーー!!」
まどか「ほむらちゃん!私たちも物陰で応援してるからね!」
ほむら「まどか、それってつまり…」
まどか「応 援 し て る か ら ね」ニコニコ
ほむら「……」
男子生徒「あ、暁美さん…」
ほむら「…」
男子生徒「オレ、暁美さんのことがずっと好きだったんだ!」
まどか&さやか「……」ゴゴゴゴゴ
ほむら(うっ…)
ほむら「ごめんなさい。私はそれには答えられないほむ」
男子生徒「ど、どうして」(ほむ…?)
ほむら「男には興味ないほむ、それじゃ」
男子生徒「そんな…」
男子生徒(でもほむってかわいかったな///)
放課後
ほむら(今日はまっすぐ帰りたいわ)
まどか「ほむらちゃん、マミさん家行こうよ!」
ほむら「ほむ…わ、わたしは」
さやか「逃がさないからね」ガシッ
ほむら「ほむ…」
まどか「マミさーん」
さやか「おじゃましまーす!」
マミ「あら、いらっしゃい。暁美さんもきてるのね」
ほむら「…ホム」
杏子「やっときたかーマミん家でずっと待ってたんだからな?」
マミ「待ってて、いま紅茶とケーキ用意するから」
ほむら「いただきます、ほむ」
杏子「ぎゃははwwほんとに言ってるよこいつ」
マミ「からかわないの。かわいいじゃない」
さやか「ですよねーw」
まどか「ウェヒヒヒwww」
杏子「ほれ、ケーキ食うかい?」
ほむら「あーん」
杏子「違うだろ?」
ほむら「…ほーむ」パクッ
杏子「よし」
さやか「うぅ……もう我慢できない!! ほむらちゃんはかわいいでちゅねー」サワサワ
ほむら「きゃっ!? ど、どこ触って……」
まどか「……(暗黒微笑)」
ほむら「ほ、ほむぅ……」
ほむら「こ、こうなったらもう一度勝負よ!」デデドン
杏子「……」ジー
ほむら「……ほむ……」
さやか・まどか「(か、かわいすぎる)……ッ」ガッガッガッ グッグッ(花京院とポルナレフのアレ)
杏子「ふーん、それはいいけどもしまた負けたら罰ゲームの期間延長とオプション追加な!」
ほむら「え……無しにしてくれるんじゃ……ほむ……」
さやか「どうしよっかなぁ? ねぇまどかー?」
まどか「私は別にいいよぉ?(棒読み)」
ほむら「じゃあ決まりねほむ」
杏子・さやか「(ぶはーーーッ!! この期に及んでまだ『ほむ』って言ってるよこの娘wwww)」
まどか「また大富豪でいいのかな?」
ほむら「いいえ、今回はポーカーで勝負しましょう……ほむ」
まどか「分かった、それでいこう(笑っちゃ駄目だ笑っちゃ駄目だ……!!!)」プルプル
マミ「あの、何だか分からない流れになってきたけど公生にね?」
杏子「何言ってるんだ? マミも参加するんだよ」
マミ「えっ」
杏子「えっ」
さやか「あはー、一人だけ傍観ってそんな薄情なことするわけ無いですよねマミさん?」ニコッ
マミ「な、なぜ私まで……」フルフル
杏子「もしマミが負けたら『マミィ』って言うことになるわけじゃん? ……ぶはっ!
想像したら笑いがwwwww」
――そんなわけで開始ィ!!
まどか「うーん、さすがほむらちゃんポーカーフェイスが得意だね。手札が読めないや」
杏子「こりゃ金も賭けとけば良かったか?」
さやか「いやいや、さすがにそれはまずいっしょ。あたしたち中学生なんだしさ」
まどか「レイズ」
杏子「(おいおいさっきからやけに突っ込むな……。)コール」
ほむら「レイズ」
マミ「だ、ダウンよ」
さやか「ふぅほほ!! フルハウスだ」
杏子「おい、何が得意げにフルハウスだ! チョンボじゃねーか!」
さやか「あたしってほんとバカ……っ」
まどか「良かったー、じゃあ私のフルハウスは大丈夫だね」
杏子「ほむらの手札は何だ?(まどかのヤツはまたフルハウスか?)」
ほむら「フォー・オブ・ア・カインドよ……ほむ」
杏子「な、何……! あたしはストレートだから負けだな」
まどか「えーそんなのってないよー(棒読み)」
マミ「うぅ……いきなり大きい役を狙いすぎたわ……」
――数巡後
さやか「ねぇ、延々と繰り返してるけどこれどうやって勝敗を決めんの?
チップ代わりのクッキーが行ったり来たりするのを見続けるのも限界が……」クワセロォ
杏子「何だかんだで接戦になってるな。あたしも手持ちがあんま変わってないし」
まどか「もう、みんなアツくなっちゃって。これはほむらちゃんのリベンジマッチなんだよ?」
ほむら「負ける気がしないわ! ……ほむっ」
マミ「うぅ……ツーペアすら来ない……」orz
――さらにry
杏子「くそ、ダウンだ」
マミ「私もダウンよ」
さやか「来た! 来たよ来ましたストレートフラッシュです!!」
まどか「あれ、さやかちゃん奇遇だねぇ? 私もなんだ」ペラ
杏子「ん、さやかはジョーカーが混じってるからまどかの役が勝ちだな
(片方が純正でないとはいえ、こんなに同じ役が何度も揃うか?)」
杏子「ほむらはどうだ?」
ほむら「ほ……ほむ、ほむぅぇあ……!!!」ブルブル
さやか「ぬお!?」
杏子「ちょ、言語能力を失ってやがる……。よほど悪い手札だったのか……? ん? こ、これは……」
ほむら「ほむーん……」ファサァ
まどか「えーすごーいロイヤルストレートフラッシュだぁー(棒読み)」
さやか「すごいじゃんほむら! 勝利への執念ってやつ?」
杏子「うーむ……」
マミ「うぅ、これで私が最下位ね……」ヨヨヨヨ
まどか「こんなのってないよー(棒読み)」
ほむら「ほむ! ほむぅ! ほむぇあ!!」
さやか「ん? どうしたの杏子?」
杏子「いやさ、五人でやっててこんなに何度もあんな役が揃うモンなのかなぁって」
さやか「あっはっは、あんなにずっとやってればそういうこともあるって!
てなわけでもう我慢できないのでクッキーいただきますね!」バクバク
マミ「……(真っ白)」
ほむら「こ、これでもう許してもらえるのよね?」
杏子「あ、ああ……。あたしたちも悪ふざけが過ぎたよ。マミも罰ゲームのこと気にしなくていいぞ」
さやか「えぇ!? なんでぇ? マミィ! が聞けると思ったのにぃー」ボリボリ
杏子「いや、あんな姿を見たら……なぁ」
まどか「えーー……。こんなのってないよ……こんなの絶対おかしいよ……(ダークオーラ)」ブツブツ
杏子「いったいお前はほむらをどうしたかったんだ……」
マミ「」(曖昧な状態)
さやか「紅茶もおいしくいただいたことだし、帰りますかね!」
杏子「おま、無関係であったかのような振る舞いをするなって」
ほむら「まったく、散々な目に合わされたわ」
まどか「あ、ちょっと待って!」
杏子「なんだ? もう気が済んだだろう」
まどか「ほむらちゃんさっきレイズしたとき、『ほむ』って言ってなかったよね?」←>>58参照
ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「ッ!!?」ガーン
まどか「だ、か、ら……この勝負はノーカウントだねっ」ニタァ
杏子「えー……。まだ引っ張るのか」ゲンナリ
さやか「ふーむなるほど、じゃあ期間は一週間に延長と、追加オプションは一人称を『ほむほむ』でいいかな」
杏子「って考えてたんかい!」
まどか「あ、いいねそれ!」
ほむら「ほむ!? ほむ! ほむほむぅぅ!? ほむぅぇあ……!!」
杏子「悲しみのあまりまた言語能力を失ったぞ……」
――翌日、朝の教室
女子生徒A「暁美さーん、もし良かったらうちのバスケ部に入らない?」
ほむら「わた……、ほむほむは放課後いそがしくてほむ……」
女子生徒A「!?」
――とある授業
教師「はい、じゃあここのページを暁美さん読んでみてー」
ほむら「……ほ、ほむほむを呼ぶのは誰? 酔狂に踊る熱に浮かされたこの世界でほむ……」
生徒一同「ヒソヒソヒソヒソ」
まどか・さやか「~~~~~ッッ!!!」ブルブル
教師「……あの、暁美さんもし誰かに虐められているなら……」
ほむら「そ、そんなことはありませんほむ! やむをえない事情がそうさせてるんですほむ!」
教師「……」
――三日後くらいの昼休み
ほむら「もう嫌ほむ! 勘弁して欲しいほむ!」ウルウル
まどか「あは、すっかり馴染んできたねぇ」ゾクゾクゥ!
さやか「なんならまた何かゲームで勝負してみる? 負けたらまた延長とオプション追加だけど」
――紆余曲折を経て改変世界
ほむら「……という事もあったほ……あったのよ」
QB「言いなおした……」
ほむら「まぁおかしな次元に迷い込んだと思えばどうってことなかったわ。
ワルプルギスとの死闘に比べれば、あれくらいの仕打ちなんて平気よ」
QB「ふーん、君のたくましさはそういう経験も活きてるんだね」
――夜のほむホーム、ベッドにて
ほむら「まどか……。会いたいほむ……」
Fin