望月「そういえば榊原君、あれはどうなったの?」
榊原「ん?」
望月「ほら、小椋さんのこと」
榊原「……毎日毎日、とてもかわいいです」
勅使河原「うおおおおあああああ!! 爆発してしまえい!!」
中尾「うっせーよ。ほら番だぞ番」
勅使河原「くそっ!」タンッ
望月「ロン」カタタッ
勅使河原「」
元スレ
榊原「脱衣麻雀……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354099103/
望月「五千二百」
勅使河原「ぁああああ……」
望月「二人とも教室だと話さないよね。いままで通りただのクラスメイトって感じに見える」ジャラジャラ
榊原「小椋さん、結構シャイなんだよ。目が合うだけで顔真っ赤になるし」ジャラジャラ
中尾「けっ……見崎を裏切るようなことしやがって」ジャラジャラ
榊原「見崎は友達だから」キリッ
勅使河原「……。ところで今日は賭けナシでいいよな? な?」
望月「いつも通り、ジュース一本でいいと思うよ」
中尾「この前の負けから勅使河原の調子悪いな」
望月「本当だね。運気を榊原君に吸い取られてるみたい」
榊原「僕かよ」
勅使河原「だぁぁあ、くっそ。叫び過ぎて喉が痛んできた」
望月「バカだね」
中尾「ふー、いまいちツモ悪いなぁ」
榊原「じゃあここでリーチっと」シュッ
中尾「マジかよ」
有田(いまなら教室誰もいないはずよね……)ガララッ
勅使河原「あ」
中尾「あ」
望月「あ」
榊原「あ」
有田「あ」
勅使河原「おー有田。忘れもんか?」
有田「えっ? あー、えっと! あのね! そうそう、忘れもの!」
有田(ぐぅぅ……榊原君の私物を漁りにきたのにっ……何で麻雀なんかやってんのよ!)
有田(ど、どうしよう……よりによって本人いるし……かわいいなぁ榊原君)
中尾「くそォ、これ以上榊原に振り込みたくねぇ」
望月「僕の親だしツモられるとちょっと痛いな」
勅使河原「まぁいいじゃねーか。どうせジュース一本賭けだ。この前みたいな悲劇はもう起きねぇんだし」
有田(悲劇……?)
有田「この前、何かあったの?」
勅使河原「ああ、サカキが小椋に告白するってことになって、結局付き合ったんだよ。ついでに俺は綾野に告白してフラれた」グスッ
望月「何言ってんの勅使河原君! それ言っちゃダメでしょ!!」
勅使河原「あっ」
中尾「うおい!」
中尾「バカ河原! 撤回しろ撤回!」
望月「女子にバレたらとんでもないことになるよ! 女子ネットワークの恐ろしさを知らないのかい!」
勅使河原「す、すまねえ! ついうっかり!」
有田「……」
榊原「有田さん違うんだ! 僕は純粋に小椋さんのことが好きで、ちゃんとした告白を」
有田「……」ジワァ
榊原「!? な、なんで泣くの!?」
有田「私も榊原君のこと好きだったのに……」グスグスッ
榊原「」
中尾「これだからイケメンは……死にさらせや」
望月「口悪いよ中尾君……」
勅使河原「あーあ泣かした。サカキ最低だな」
望月(どの口が言うんだ)
榊原「あ、あの、えっと、ごめん有田さん……」
有田「……うえぇえん」ポロポロ
榊原「わぁあっ本当にごめんなさいっ!」
勅使河原「なーにやってんだよサカキー」
中尾「いや元凶はお前だろ」
望月「調子乗んなクソ河原」
有田(榊原君の恋人になって毎日羞恥プレイでイキまくるという夢が……野望が……)
有田(ああ……だめ……野球拳とか脱衣ジャンケンとか、いろいろしようと思ってたのに……全部パァに……)
有田(……)
有田(……麻雀……?)
有田(……脱衣……麻雀……)
有田「そうよ、脱衣麻雀だわっ!!」キュピーン
中尾・望月・勅使河原・榊原「!!!???」
榊原「脱衣麻雀……」
有田「誰か席代わって! 私が打つ!」
望月「えっ……じゃあ、僕が代わるよ」
勅使河原「おいおい、お前できるのか?」
有田「ふっ、バカにしないでよ。こう見えて『闇に舞い降りた天才アリタ』と呼ばれてたんだから」
中尾「うそくせー……」
榊原「……さっき脱衣麻雀がどうとか言ってたけど、まさか」
有田「うん! 私が百点でも点数を失うたびに脱いでいくから!」
勅使河原「マジでっ!!!? マジですかっ!!!?!?!?」
有田「アリタに二言なしよ!」
中尾「おいおいマジかよ。すごいことになってきたぞ」
勅使河原「はいはーい! 質問っ!!」
有田「なに?」
勅使河原「アリタストリップの最中にオナニーはしていいんですか!?」
榊原「なんつーこと聞いてんだよ!!」
有田「ふふ……いいわよ、溜まりに溜まったイカ臭い精液……どぴゅって出しちゃいなさい」
勅使河原「おぅふ」ギンギン
中尾「ふふふ」ギンギン
望月「うわぁ……」
榊原「ダメだよ有田さん! 女の子でしょ!? こんなことしたら……」
有田「榊原君のせいよ。私だって本当はこんなことしたくないわ」ダラーン
榊原「よだれ出てる! 絶対したいんでしょ!」
有田(これよ、私が求めていたのは……公開ストリップ! これは興奮するしかないわっ!)
望月「榊原君、もう何を言っても無駄だって」
榊原「うう、でも……何とかして有田さんを純粋のまま帰したい……!」
望月「もう純粋のじの字も見えないよ」
有田「さ、始めましょう? 榊原君の番よ? 確かリーチをかけていたわね」
榊原「あ、う、うん……」
榊原(……ツモアガリじゃ有田さんの点数が引かれる。勅使河原か中尾君からの直撃じゃないとダメだ)
榊原(だからアガリ牌引いたら切るしか……あと有田さんがアガリ牌出したら見逃さなきゃ)
勅使河原「なあサカキ、もうひとつルールを加えようぜ」
榊原「え?」
勅使河原「もし有田が全裸になったら、その時点でお前の負け。そして敗者の罰ゲームは……恋人と別れることってことにしよう!」
榊原「ふざけんな! どんだけ僕に不利な条件だよ!」
中尾「いいじゃねぇか榊原……なぁ有田?」
有田「そうね……良い条件だわ」
榊原「こいつら……!!」
榊原「望月も何か言ってやれ!」
望月「えっ、あ、うん。ダメだと思うよ、皆」
榊原(萎えてる!)
勅使河原「サカキよ。多数決とったら三対二でお前ら負けるぞ?」
榊原「ぐっ……!!」
榊原「やればいいんだろやれば!」
勅使河原・中尾・有田「ククク……!」
榊原(負けられない……負けたら由美と別れることにっ……!!)
榊原(僕のテンパイは一四筒待ち……頼む有田さん、出さないでくれ!)
有田「はい一筒」トンッ
榊原(ぎゃああああああ出しちゃったよ! 見逃しだ……もうこの局はアガれない)
中尾「お、ツモだ」
榊原「!?」
中尾「ピンヅモだ。四百、七百」
榊原「うぐぐ……」
中尾「さて、これで有田は点数を失った。……脱げ」
有田「……じゃあ、脱ぐね」
勅使河原「ごくり……」
中尾「ふふふっ……」
有田「まずは、ブレザーから……」スッ
勅使河原(やべえ超興奮する!)ギンギン
中尾(何てイヤらしい脱ぎ方なんだ!)ギンギン
望月(ああ、有田さんが三神先生なら……)
榊原(くそっくそっ!! 難易度高すぎるよこの麻雀!)
勅使河原「さてさて来たぜ俺の親! 南局スタートだ」ジャラジャラ
勅使河原「俺がアガって連荘すれば、有田は永遠に脱ぎ続ける! そうすれば、いひっいひひっ!」
有田「もぉ~っ……えっち///」
榊原(痴女だ! ビッチだ!)
勅使河原「おっと、運がついてきたか? リーチ!」
榊原「えっ」
中尾「第一打ってダブルリーチかよ! いきなり調子づいてきたな」
榊原(……これならまだ怖くない。ダブリーっていうのは強い形になってないんだ。ふん、有田さんがぽろっと出す前に差し込んでやる!)
榊原(当たりそうなところを切っていこう)タンッ
勅使河原「~♪」
榊原(違ったか……)
有田「これかな?」タンッ
勅使河原「ロンっ! ダブリードラ1!」
有田「きゃーっ♪」
榊原「ぁぁあぁもうっ! 有田さん頼むから真面目に打って!」
有田「真面目よ」
榊原「尚更タチ悪いよ!」
有田「ストリップターイム♪」
勅使河原・中尾「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
榊原「うるさいっ!」
有田「ふふっ///」シュル
勅使河原「スカート下げてっ……ぱ、ぱんつっ!! ぱんつだぞっ!!」
有田「ピンクの水玉だよ……ちょっと子どもっぽいかな? ね、榊原君?///」
榊原「や、やめてよっ……僕には由美がぁっ!!////」
中尾「ふっ……ふっ……」シコシコ
望月「榊原君……同情するよ」
榊原(うう、結局あの後から勅使河原の親を流せず五本場……有田さんは点数を失わないけど僕が危険ゾーンに……)
中尾「さあさあ行くぜリーチだ!」
榊原(! うううう……あと一万点しかないのに)
榊原(中尾君の捨て牌……索子の染め手? 染め手でリーチってことは、確実に僕を殺しに来てるんじゃないか……!!)
榊原(この白と中の対子、索子のカタマリは危険すぎる。安牌、安牌……)
榊原(……待て、考えるんだ。はたして本当に染め手か? リーチ、三色、ドラ3でハネ満……振り込めば僕がハコる)
榊原(この一巡で振り込めば一発もついて、ドラ2でハネ満。ど、どれを、捨てれば……)
榊原(これか……これか……?)
有田「!」ピコーン
有田「ねえねえ榊原君」
榊原「な、何……?」
有田「見て、おへそ♪////」ペラッ
榊原「っ!?/////」カタンッ
榊原「あっ」
中尾「おお榊原、それロンだ」
榊原「のわああああああああああああっ!!?」
中尾「こりゃあ高いぜ」
榊原「二索……やっぱり混一色だったのか……」
中尾「リーチ一発混一色……満貫は確定だが、残念ながらドラはない」
中尾「さあ榊原。裏ドラ捲ってくれ。それでお前と小椋の運命が決まるぜ」
榊原「中尾ォオ……!!」
勅使河原「往生際が悪いぞ! さっさとしろサカキっ!」
榊原「鬼どもめ……!」
榊原(頼む、乗るな!)カタンッ
勅使河原「おおおおおおおっ!?」
望月「裏ドラは九筒……」
榊原「えっ」
中尾「チッ……ドラ乗らずか」
勅使河原「んだよー」
榊原「……た、助かった」
有田「残念だなぁ」
勅使河原「だがよぉサカキ。お前いまの振り込み、五本場で残り五百点だぞ? ノー聴罰符でぶっ飛ぶぜ」
榊原「うぐ」
榊原「勝負は最後まで分からないだろっ」
小椋「ああもう、ノート忘れるなんて……」ガララッ
中尾「あ」
勅使河原「あ」
望月「あ」
有田「あ」
小椋「へっ?」
榊原「お、小椋さん……」
小椋「え、え? 恒一……じゃなかった、榊原君……。え、これどういうこと? うわあああ何で松子そんな恰好なの!?」
望月「ヤバス」
有田「由美! こ、これはね! えっと、その」
小椋「……榊原君、あたしに隠してこんな、こんな……」
小椋「最っ低!!」
榊原「違う、違うんだ小椋さん!」
小椋「何が違うの!? 麻雀で松子を負かして脱がせてたんでしょ!? そうにしか見えないっ!! しっ……信じてたのに、恒一のこと信じてたのにっ!!」グスッ
榊原「ゆ、ゆみ……」
有田「あわわわわわわ」
望月「お前あわわわ言ってないで説明しろよ痴女コラ」
小椋「死ねっ!! 嫌いっ!!」バッ
榊原「待って!」ガシッ
小椋「離せ離せえっ! 変態っ!! 触るなッ!!」
榊原「由美っ!」ギュゥゥ
小椋「っ……ば、か……しね……しね……こんな……こと……」ポロポロ
中尾「死ね榊原」
勅使河原「死ねサカキ」
榊原「お前ら黙れよ!」
有田「あのね由美! これにはわけがあってね!」カクカクシカジカ
有田「――ということなの」
小椋「……」
有田「ごめんね、勘違いさせちゃって……私……その……」
小椋「ふざけんなよクソビッチ!! あた、あたし、恒一にひどいこと言っちゃったじゃねぇかっ!! どうしてくれんだっ!!」ウワーン
有田「ぅぅ///」
榊原「由美、落ち着いてっ。気にしてないから、ほら」ギュッ
小椋「……ん。ごめん恒一……ありがとう///」
勅使河原「」ガンッガンッ
中尾「壁ドンはやめろ勅使河原」
小椋「松子も、ごめんね。あたし、恋敵だったんだ」
有田「う、ぅうううっ」グスッ
小椋「……恒一、松子を抱きしめてあげて……」
榊原「えっ」
小椋「お願い」
榊原「……分かった」
勅使河原「はぁ!? サカキ羨ましいんですけど!」
中尾「はぁ!? 榊原爆発するべきだと思うんですけど!」
望月「お前らもう帰れよ……」
榊原「有田さん……」ギュッ
有田「ぁっ////」
有田「ぅぁあああ……榊原きゅんっ!!/////」ギュゥゥゥ
榊原「わっ」
小椋(何か複雑だけど……でも、うん)
有田「ぅええぇぇんっ」ギュゥゥゥ
小椋(このくらいはガマンしないと)
有田「恒一きゅうううううんっ!!/////」モフモフモフモフ
小椋(……)
有田「恒一きゅん恒一きゅんっ!!////」
榊原「あ、有田さん……」
小椋「こらああッ!!! そろそろ離れろ!!!」
有田「やだやだやだっ!! 恒一きゅんと一緒にいるのおっ!!!/////」
小椋「恒一はあたしの恋人なのっ! 将来を約束した仲なのっ!! あたしがお嫁さんになるんだからっ!!!」
望月「ははは。お嫁さんだなんてかわいいね」
小椋「う、うううっ……!!//////」
小椋「は、はやく離れなさいよ松子!! ぶっ叩くぞ!!」
勅使河原「……」ジャラジャラ
中尾「……」ジャラジャラ
勅使河原「……」
中尾「……」
勅使河原「……」
中尾「……それロン」
勅使河原「あーあ……やっちまった」
望月「そんな雰囲気で二人麻雀しないでよ怖い!」
望月「それより有田さん、服着た方がいいよ」
有田「へ?」
望月「ほら、そんな恰好で抱きしめられたせいで、榊原君のマグナムが……」
小椋「ッ!!??/////」
有田「あっ……/////」
榊原「み、見ないでっ!!/////」
小椋(お、おおおおお、おっきい……男のひとのアレ……あんなにおっきいの……!?/////)
榊原「興味津々な目で見ないでってば! 由美っ!!/////」
赤沢「由美ー、まだなの…………え?」
綾野「おぐおぐノート失踪事件かな! 名探偵綾野ちゃんが来たからもう大丈夫だ、よ……?」
赤沢「」
綾野「」
榊原「あぁぁぁぁああ赤沢さんと綾野さんっ!!!?/////」
赤沢「な、なな、なにして……!!////」
綾野「おおぉおおおっ!? こ、こういっちゃん!! ぱ、ぱんつが、ぼこってなって、さきっぽ濡れてる……!!!!//////」
榊原「いやぁぁあああいっそ殺してくれえぇぇええええ!!!//////」
赤沢「こ、こほん……これは対策が必要ね。榊原君、どういうことか説明して!」
榊原「えぇええ。えっと、すべては勅使河原が悪い!」
赤沢「分かったわ。勅使河原、廊下出ろ!」
勅使河原「あっさり信用しすぎだろ着衣勃起してる男の言葉を!」
赤沢「いきなり部室に来て脈絡もなく綾野に告白する男よりは信用できるわ」
勅使河原「やめてくれ! 黒歴史だ!」
綾野「ぅー……やなこと思い出させないでぇ」
勅使河原「やなことってお前……!!」
勅使河原「ちっしょーサカキ! ズボンはけ! まだ勝負は終わってねえだろ!」
勅使河原「逃げるなんて許さねーぞ! こうなりゃ一位とった奴が赤沢を好きにできるってのはどうだ!?」
赤沢「何勝手言ってんのよ殺すわよ!」
勅使河原「外野は黙ってろ! これは男の闘いだ……!!」
赤沢「私思いっきり景品じゃない!」
中尾「赤沢さん」ポンッ
赤沢「中尾……?」
中尾「この勝負、悔しいが榊原が勝つと思うんだ。心配するな」
赤沢「中尾……」
望月「赤沢さんの肩に置いてる手、さっきチンポシュッシュしてた手だよ」
赤沢「死ねえぇぇええええっ!!!!!」
榊原「勅使河原、悪いけど僕は負けないよ」
榊原「僕には由美がいるんだ……!」
小椋「恒一……///」
赤沢「私は? ねえ私は?」
綾野「私もいるよこういっちゃん!」
有田「恒一きゅん////」
勅使河原「笑わせんなよサカキぃ! 俺とお前は六万点以上離れてんだぜ! どうやって逆転するってんだ!」
榊原「……まあ、見てなよ」
榊原「二人とも、卓についてくれ」
中尾「お、おう」
望月「うん」
望月(つーかこいつ手拭かずに麻雀すんのかよきたねーよ)
榊原「さ、始めよう。勅使河原、六本場の親をよろしくね」
勅使河原「来いサカキ。捻り潰してやる」
小椋(なんかなんかなんかなんかなんか恒一すごいかっこいい!!////)
榊原「ふぅ……」ジャラジャラ
中尾「……」ジャラジャラ
望月「……」ジャラジャラ
勅使河原「ケケケ……カカカ……!」ジャラジャラ
綾野「きも」
勅使河原「サイコロ振るぞ!」シュッ
勅使河原「五か」
榊原「……」
勅使河原「おっ、こりゃあ好手だ。こりゃあ俺が速攻ツモってサカキ飛んじまうなぁ」
榊原「あっ!! 外で見崎が全裸で浮遊してる!!」バッ
勅使河原「!?!??」
中尾「えっ!?」
望月「そんなっ……!!」
赤沢(いやそんなわけないでしょ……)
綾野「どこどこっ!?」
有田「見崎さんも私の仲間に……!?」
赤沢(バカしかいないの?)
小椋(恒一何変なこと言って……あ、恒一何かやってる!)
榊原「ふふふ……」カチャッカチャッ
榊原「ごめんごめん、ウソだよ」
勅使河原「なんだよくだらねぇウソつきやがって…………え?」
榊原「悪いね勅使河原。天和だ」
勅使河原「」
綾野「へ? 天和?」
有田「配牌の時点でアガってる状態の役満だよ。これが起こる確率は実に三十三万分の一……」
有田「オナニーで例えるなら目が覚めたら周りに恒一きゅんの私物がすべて揃っている状態ね」
小椋「やめろ!!////」
榊原「これで点差は一気に詰めた。そしてお前の親も流れるぞ!」
勅使河原「ぐっ……い、イカサマだろ! いまのは無効だ!」
榊原「証拠もないのに何を言ってるの?」
勅使河原「くぅうううっ!!」
榊原(前にやられたツバメ返しのお返しさ。油断したな勅使河原)
勅使河原「だ、だが……まだお前のトップが確定したわけじゃない」
榊原「分かってるさ。行くよ」
赤沢(恒一君……私を好きにするためにこんな一生懸命してくれるなんて……!)
勅使河原「俺がこんなクソイケメンに負けるわけ……」タッ
榊原「テシィ……その牌だ」パタタッ
勅使河原「ッ!!」ザワッ
榊原「タテチン断ヤオドラ2……倍満」
勅使河原「」
望月「あーあ」
中尾「最下位乙」
勅使河原「まだだ……まだ終わってないだろッ!!」
勅使河原「この局でアガってやる、覚悟しろお前ら!」
中尾「ほいリーチ」シュッ
勅使河原「構うもんかよっ!」タッ
中尾「残念」
勅使河原「」
中尾「リーチ一発チートイドラ2。ハネ満だな」
勅使河原「」
望月「勅使河原君……?」
中尾「おい、勅使河原?」
勅使河原「」
中尾「こいつ死んでやがる……!!」
榊原「ゲーム終了だね」
望月「榊原君強すぎるよ」
榊原「由美のおかげだよ。ずっと後ろから見ていてくれたから……」
小椋「ばか! 恒一好きっ!!////」
榊原「あぅ。僕も好きだよ由美////」
赤沢「……」
赤沢「恒一君? 一位は私を好きにできるのよね? さあ、食べて、ほら/////」
榊原「」
榊原「え、遠慮しておくよ」
赤沢「えぇええっ!?」
榊原「ふぅ……やっと終わった。うぅ、寒いっ」
小椋「もう十一月も終わりだし、本格的に寒くなってくるね」
榊原「うん。でも僕は由美がいれば温かいから……ね」
小椋「ぅー……////」
小椋「あたしだって、あたしだって恒一がいれば……寒くなんかないもん」
榊原「由美って本当かわいいね」
小椋「ッうるさい/////」
榊原「好きだ……」ギュッ
小椋「ひぁっ。……あたしも」
榊原「……僕さ、麻雀で賭け事やってるけど、本当にいいの?」
小椋「え?」
榊原「賭け事やる男なんて、イヤじゃない?」
小椋「恒一はちゃんとわきまえてるじゃん。どんな趣味でも行き過ぎじゃなきゃ構わないって」
榊原「天使だぁぁあっ!!」ギュゥゥゥ
小椋「あーもうっ! やめろおっ!/////」
榊原「どんなものよりかわいいよ、ステキだよ、由美……好きだ」
小椋「ぅぅ……うん……あたしも、どんなものより恒一が好き……」
完
70 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/28 21:49:51.51 dxJDBptQO 46/47てっしーが親なのに恒一が天和とは
72 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/28 21:52:13.88 EHPHUJVc0 47/47>>70
いやああああああああそれ忘れてた
第一ツモで地和ってことで