カイジ「腹・・・減ったな・・・」グギュルルル
カイジ「しかし・・家には米と卵と調味料しかない・・・・!!」
カイジ「それに・・・今日は給料日前・・・弁当を買う金すらない・・・・・!!」
カイジ「・・・卵焼きでも・・・作るか・・・・」
元スレ
カイジ「・・・卵焼きでも・・・作るか・・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353071998/
カイジ「まずは家にある材料の確認だ・・・」
カイジ「えーっと、卵二個、塩、砂糖、米一合って所か・・・」
カイジ「たった・・・たったこれだけで・・・今日一日を乗り切らなければいけないのか・・・!?」
カイジ「・・・あれ?この卵の消費期間 ・・・昨日じゃないか・・・!!!」
カイジ「そんな・・・そんな事が・・・卵の消費期限が昨日だったなんて・・・・・!!」
カイジ「おれは・・・おれはバカだ・・・昨日気づいていれば・・・昨日気づいて食っていれば・・・!!」ポロポロ
カイジ「う・・・うぅ・・・クソ・・・クソォ・・・!!」ポロポロ
カイジ「・・・まぁ・・いい・・一日位大丈夫だろ・・・おれは・・・おれはこの卵を食う・・・!!」グスッ
カイジ「あ・・・」グーギュルルルルル
カイジ「・・・はやく・・・作ろう・・・」
カイジ「では作り方の確認だ・・・」
カイジ「まずお椀に卵を割る・・・そしてかき混ぜる・・・その時かき混ぜ過ぎないようにする・・・」
カイジ「そして味を整えるために、砂糖 、塩を入れる・・・おれは甘い方が好きだから砂糖多めだ・・・!!」
カイジ「そして熱したフライパンに・・・フライパンに投入する・・・・!!」
カイジ「そしてある程度焼いたら完成だ・・・!!!」
カイジ「フフフ・・・正に完璧・・・完璧な卵焼きだ・・・!!!」
カイジ「では取り掛かるとしよう・・・」
カイジ「卵を取って、と・・・・アッ!!!??」
この時カイジ!!
予想だにしなかった事態に陥る!!!
・・・・・・グチャ
なんとカイジ!!!
卵を!!!卵を落としてしまった!!!
カイジ!!!痛恨のミス!!!!!!
カイジ「あ・・・あぁ・・・」ぐにゃあ
この時カイジ、あまりのショックに声すら出ない!!!!
絶望・・・この上ない絶望!!!!!
カイジ「そ・・・そんな・・・卵が・・・卵がぁ・・・・」ぐにゃあ
カイジ「おれは・・・おれはなんてバカなんだ・・・!!」ボロボロ
落ちる大粒の涙・・・そして落ちてしまった大粒の卵!!!
残りの卵はあと一つ・・・もう失敗は許されない!!!!!
カイジ「グ・・・うぅ・・・!!!」ポロポロ
カイジ「・・・先に・・・かたずけるか・・・」ポロポロ
カイジ「ちくしょう・・・なんで俺がこんな目に・・・ちくしょう・・・・ちくしょう・・・!!!!」ポロポロ
カイジ「・・・始めるか・・・」
この時カイジ・・・すでに満身創痍!!!!
とても卵焼きを作れる状況ではない!!!!!
しかし・・・やるしかない!!!!
己の腹をみたすために!!!!!!
カイジ「まずお椀に・・・っと」パカッ
カイジ「よし・・・成功だ・・・!!!!」
カイジ「次は・・・調味料だ・・・!!」
カイジ「まずは砂糖を入れる・・・おれは少し多めにだ・・・」
カイジ「よし・・・次は塩だ・・・!!!」
カイジ「よし・・・味付けは完了だ・・・・!!」
カイジ「・・・ん?・・・この容器・・・・もしかして・・・・!!?」
カイジ「あ・・あぁ・・・やっぱり・・・砂糖と塩を間違えていた・・・・!!!!」
カイジ「ま・・・また・・・またやってしまった・・・」ポロポロ
カイジ、二度目のミス!!!
これでは塩っ辛くてとても食べれない!!!!
カイジ「いや・・・まだだ・・・まだ勝機はある・・・!!!」
カイジ「砂糖を・・・砂糖を倍プッシュだ・・・・!!!!」
なんとカイジ!!!
砂糖を追加投入するという行動に移った!!!!
しかしこれは死亡フラグ!!!
失敗に失敗を繰り返し、最終的にはとても食べれなくなってしまうという・・・よくある死亡フラグ!!!!!
果たしてカイジ、成功するのか!!!!
カイジ「慎重に・・・慎重にだ・・・・」
カイジ「焦ってはいけない・・・慎重に・・・慎重に・・・!!!!」
カイジ「少しずつ・・・少しずつ入れていく・・・・」
カイジ「あともう少し・・・これを入れれば・・・!!!」
カイジ「・・・・・よし・・・成功だ・・・・!!!!!」
なんとカイジ!!!!
このピンチを脱却!!!!
死神に足を捕まるながらも、なんとか生還した!!!!!
カイジ「よかった・・・・よかった・・・・・!!!!!」ポロポロ
カイジ「よし・・・次・・・次はいよいよ炒める作業だ・・・・!!」
カイジ「まずフライパンに火をかけて・・・野菜油を少したらす・・・」
カイジ「・・・よし・・・少したらし過ぎたが・・これくらいなら大丈夫だろ・・・」
カイジ「いよいよ・・・いよいよ卵を投入だ・・・!!!」
カイジ「おっと・・・卵をかき混ぜるのを忘れてた・・・」マゼマゼ
カイジ「何を焦っているんだおれは・・・たかが・・・たかが卵焼きを作るだけじゃないか・・・・!!!」マゼマゼ
カイジ「焦るな・・・・冷静に・・・・冷静に・・・・・」マゼマゼ
カイジ「よし・・・これくらいで良いだろ・・・・」
カイジ「では・・・投入するとしよう・・・・」
カイジ「い・・いくぞ・・・・」ジュゥウウウ
カイジ「よし・・・成功だ・・・!!!」ジュゥウウウ
カイジ「あとは・・・箸でちょいちょいと混ぜながら焼けば完成だ・・・!!」ジュゥウウウ
カイジ「フッ・・フフフ・・・俺の・・・俺の勝ちだ・・・・!!!!」ジュゥウウウ
勝利を確信したカイジ!!!
しかし、思いもよらない事態がおこる!!!!
カイジ「あ・・・あれ?・・卵が・・・バラバラに・・・」ジュゥウウウ
カイジ「あ・・あぁ・・・バラバラになってしまった・・・・」ジュゥウウウ
なんとカイジ!!!
3度目のミス!!!
かき混ぜ過ぎたせいで卵焼きがいりたまになってしまった!!!!!
どうするカイジ!!!!!
カイジ「・・・まぁ・・・食えないわけじゃないし・・・良いか・・・」ジュゥウウウ
カイジ「あと少し・・・あと少し炒めれば完成だ・・・・!!!」ジュゥウウウ
カイジ「はやく・・・はやく食いたい・・・・もう限界だ・・・・」
意識が朦朧とするカイジ!!!!
なぜ卵焼き(いりたま)のためにこんな思いをしなければいけないのか!!!!!
カイジ「あと少し・・・あと少しで食える・・・!!!!」
カイジ「や・・・やった・・・!!!!」
カイジ「かんせいだぁああああああ!!!!!!!」
カイジ「やっと・・やっと食える・・・」
ふらふらとした足付きで完成した卵焼き(いりたま)を運ぶカイジ!!!!
しかしカイジの足に漫画が引っかかった!!!!!
カイジ「あ・・・」
宙を浮く卵焼き(いりたま)!!!!!
そして倒れるカイジ!!!!!!
カイジ「(終わりだ・・・・何もかも・・・・終わりだ・・・・)」
ガシャァアアアアン!!!!
やってしまった!!!!
やってしまったカイジ!!!!
拾って食おうにも誇りだらけの部屋!!!!
食えない!!!流石に食えない!!!!!
カイジ「やって・・・しまった・・・・」
カイジ「・・・やって・・・しまった・・・・」ポロポロ
カイジ「うぅ・・グゥ・・・」ポロポロ
カイジ「うぅ・・・・アァ・・・フゥ・グ・・・」ポロポロ
カイジ・・泣く!!!
もはや泣くしかない!!!!
しかしカイジ、ここで一つ閃く!!!!!
カイジ「・・そういえば・・・バターあったよな・・・・」グスッ
カイジ「・・・バターご飯作って食おう・・・・」
完
カイジ「・・あった・・バターだ・・・」
カイジ、満身創痍!!!!!
気力も腹も限界だ!!!!!
カイジ「消費期限は・・・一応大丈夫か・・・」
カイジ「よし・・・作るか・・・」
カイジ「そうだ・・・醤油だ・・・」
カイジ「醤油がなかったら・・・バターご飯は作れない・・・!!」
カイジ「確かこの棚に・・・あ・・・」
カイジ「醤油が・・・醤油が・・・空だ・・・・!!!」
カイジ「く・・・クソォ・・・まさか・・・まさか醤油がないなんて・・・・」ポロポロ
カイジ・・二度目の絶望!!!
まさかの醤油ぎれ!!!!
勿論醤油を買う金もない!!!!
ピンチ・・・圧倒的ピンチ!!!!
カイジ「・・・いや・・まだ勝機はある・・・!!!」
カイジ「醤油がないなら・・・醤油以外のもので代用すれば良いだけだ・・・!!」
カイジ「なにか・・なにかあるはずだ・・・なにか・・・なにかないか・・・・!!!」
カイジ「こ・・・これは・・・みりん・・・!!?」
カイジ「みりん・・・まぁ・・・いいか・・・」
カイジ「一応これで代用品は決まったな・・・フフフ・・順調・・順調だ・・・!!!」
カイジ「よし・・・次はご飯の確認だ・・・・」
ご飯、バターご飯を作る上で一番重要な材料!!!!
しかし、ここで予想外の事態がおこる!!!!!!
カイジ「ご飯が・・・ご飯が・・ない・・・・!!?」
カイジ「バ・・バカな・・なんで・・・・ご飯が・・・・」
カイジ「くっ・・・仕方ない・・今からご飯炊くか・・・」
なんとご飯が無い!!!
早炊きで炊いたとしても30分、30分かかる!!!!
カイジ、最悪!!!最悪の事態!!!!!
カイジ「二合ほど炊くか・・・」
カイジ「うっ・・・・」フラッ
カイジ「・・空腹で目眩がしてきた・・・・駄目だ・・まだ・・・まだ倒れるわけにはいかない・・・・!!!!!」
76 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/17 00:54:41.95 7E0EjVu1O 27/41説明しておくと、残っていると思っていたのが約一合のご飯!!!!!
炊いてない米はまだ少し残っていたのだ!!!!!
カイジ「・・・」シャカシャカ
カイジ「・・・」シャカシャカ
カイジ「・・・」ジャァアアアァァ
カイジ「・・・」キュッ シャーーー
カイジ「・・・」キュッ シャカシャカ
カイジ、沈黙!!!!
完全に沈黙!!!!!
もうカイジは限界だ!!!!!
カイジ「・・・ハァ」シャカシャカ
カイジ「よし・・・完了だ・・・・!!」
カイジ「あとは炊飯器にセットして・・・と・・・」ゴトッ
カイジ「よし・・・スイッチオン・・・・!!!!」ピッ
カイジ「・・・まだ・・まだ30分待たなければいけないのか・・・クソォ・・・クソォ・・・!!!」ポロポロ
カイジ「うっ・・・グゥ・・・クソォ・・・グソゥ・・・・!!」ポロポロ
カイジ「うぅ・・・な・・なんで・・・なんでこんな目に・・・・」ポロポロ
カイジ、泣く!!!
ただひたすらに泣く!!!!
しかし、泣いてもご飯が早く炊ける事はない!!!!!
カイジ「まだか・・うぅ・・ご飯はまだ・・・まだ炊けないのか・・・!!!」ポロポロ
カイジ「駄目だ・・・目の焦点があわなくなってきた・・・・」
カイジ「体ももう動かねえ・・・限界だ・・・早く・・・早くご飯を・・・・」
カイジ「あ・・あと・・・少し・・あと少しなんだ・・・・あと少しで・・・バターみりんご飯を食えるんだ・・・・!!!!」
そして、その時は目前まで迫っていた!!!!!!!!
ピー ピー ピー ピー ピー
カイジ「き、来た!!!!!」
カイジ「あぁぁ~!!!」
炊きたての艶々のご飯粒!!!
暑い湯気!!!!
炊きたてのご飯特有のあの香り!!!!!
カイジは完全に、ご飯に全神経を奪われていた!!!!!!
カイジ「すげぇ・・・ここまで・・・・ここまでご飯が美味そうに見えるなんて・・・・・!!!!!」
カイジ「そ、そうだ・・・お椀を・・お椀を持ってくるんだ・・・・!!!!」
カイジ「よし・・・慎重に・・・慎重に・・・ご飯を盛り付けていくんだ・・・・!!!」
カイジ「もう・・・同じ失敗は犯さない・・・・!!!!!」
カイジ「よ、よし・・・後はバターとみりんだ・・・!!!」
カイジ「ご飯の真ん中に少し穴を開けて・・・」
カイジ「そこにバターを落とす・・・!!!」
カイジ「よし・・・成功だ・・・!!!」
カイジ「あとは少しみりんをかければ・・・・完成だ・・・!!!!」
カイジ「や・・・やった・・・ついに・・・やったんだ・・・!!!!!」
カイジ「じ、じゃあ食うぞ・・・あぁ~ん・・・」パクッ
カイジ「う・・・うっ・・・・うめえ!!!!!」
カイジ「うめえ!!!うめえ!!!うめえ!!!うめえ!!!」バクッバクッバクッバクッ
カイジ「うぅ・・うめえ・・うめえよぉ・・・・」ポロポロ
カイジ「や、やっと・・・ご飯を食べれた・・・」ポロポロ
カイジ「うめえ・・・うめえ・・うめえ・・・!!!」バクッバクッ
カイジ「あ、あれ?もう・・・ない・・・・よ、よし・・・お代わりだ・・お代わりしよう・・・・!!!!」
カイジ「よ、よし・・・じゃあもう一度・・・食うぞ・・・!!!」パクッ
カイジ「あぁ・・・うめえ・・・うめえ・・・!!!」バクッバクッバクッバクッ
カイジ「ふう・・・ごちそうさまでした・・・!!!」
カイジ「や、やっと・・・やった腹が膨れた・・・うっ・・・うぅ・・・グスッ・・・」ポロポロ
カイジ「色々あったけど・・・やったんだ・・・俺は・・・やったんだ・・・・!!!!」ポロポロ
カイジ「うぅ・・・ヒック・・・そろそろ、寝よう・・・・」グスッ
カイジ「もう・・・こんな目にあうのは嫌だ・・・・」
完
後日談
翌朝
ジリリリリリリリリ
カイジ「ん・・・朝か・・・・」
カイジ「じゃあ・・・朝ご飯にバターみりんご飯食うか・・・・!!!」
カイジ「ご飯盛り付けて・・・バターとみりんをかければ・・・・よし、完成だ・・・!!」
カイジ「いただきます・・・!!!」パクッ
カイジ「・・・ん?」
カイジ「・・あんま美味くない・・・というより少し不味いかもしれない・・・・」
カイジ「腹減ってたからあんなに美味かったのか・・・」
後日談 完
101 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/17 01:53:34.38 WkLJhzDk0 39/41炊きたてってのもあったんじゃ?
乙
102 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/17 01:54:04.87 WbuifTHF0 40/41乙
究極の調味料は空腹ってか
103 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/17 01:55:05.56 7E0EjVu1O 41/41一つ言っておくとバターみりんご飯が美味いか不味いかは知らん
今度試してみるわ

