1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:36:51.12 QDrr7Nco0 1/21

「急に寒くなってきたね」

「ですね」

「クシュン」

「くすっ」

「///」

「早く練習はじめちゃいましょう」

「そうしましょうか」

「練習始めればちょっとは体も暖かくなりますから」

「そうだね」

元スレ
紬「おこたと」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1352986611/

4 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:40:40.46 QDrr7Nco0 2/21

___

「ふぅ…」

「いまひとつでしたね」

「指がかじかんで上手く動いてくれないの」

「暖房が直るまでの辛抱ですが‥」

「それまで練習になりそうにないね」

「はい…」

「ギターの練習はお休みにしましょうか」

「あの」

「なぁに?」

「作曲に興味があるんです」

「作曲?」

「はい」

7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:42:49.87 QDrr7Nco0 3/21

「暖房が直るまでの間教えてもらいたいと思いまして」

「私の家にくる?」

「ムギ先輩の家。ちょっと気になりますね」

「それじゃあ決定ね」

「家にきませんか?」

「梓ちゃんのお家?」

「今年はおこたを出したんです」

「おこた!?」

「みかんもありますよ」

「行く行く! 絶対行く!」

「くすっ。じゃあ一緒に行きましょ」

「うん!」

9 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:44:41.96 QDrr7Nco0 4/21

___
「はぁー」

「まっしろ」

「えぇ」

「はぁー」

「梓ちゃんの息もまっしろ」

「すっかり冬ですね」

「そうね」

「寒いですね」

「早くおこたに入りたい」

「そうですね」

「うん」

11 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:47:11.23 QDrr7Nco0 5/21

「でも今のうちからこんなに寒いと」

「雪が降ったら不安ね」

「でも毎年なんとかなっちゃうんですよね」

「不思議ねぇ」

「はい」

「ちょっとずつ体が慣れてくのかしら」

「かもしれません」

「でも雪かぁ」

「積もったらまた雪合戦でもやりましょうか」

「かまくらも作りたいな」

「いいですね」

「中でお鍋をするの」

「とけませんか?」

「大丈夫よ」

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:49:16.26 QDrr7Nco0 6/21

「楽しそうですね」

「澪ちゃんが鍋奉行をやって…」

「私達四人が好き勝手にとりまくるんですね」

「うん!」

「困惑してる澪先輩の顔が思い浮かびます」

「ふふふ。きっと楽しいわ」

「そうですね」

「きっと…」

「着きましたよ」

「もう着いちゃったんだ」

「じゃあ上がってください」

16 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:51:25.15 QDrr7Nco0 7/21

___
「おこた!」

「電源を入れたところなのでまだ暖かくありませんよ」

「…うん」

「しばらくは我慢してください」

「ちょっと暖かくなってきたみたい」

「ほんとうですか?」

「うん」

「二人も入ってますから体温のせいかもしれません」

「そうかな?」

「たぶんそうです」

「そっかぁ」

18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:55:36.21 QDrr7Nco0 8/21

___

「みかんをどうぞ」

「ちょっと緑っぽいね」

「ちょっと早いですから」

「そっかぁ」

「やっぱりオレンジのほうがいいですか?」

「うんう。緑っぽいのは食べたことないから」

「じゃあ試してみてください。酸味がちょっと強いですけど」

「うん」ムキムキ

「…」ムキムキ

「どうかしら」パクッ

「私も」パクッ

「美味しい…」

「思ってたより甘いです」

20 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 22:58:41.02 QDrr7Nco0 9/21

「…」ムキムキ

「…」ムキムキ

「…」ムキムキ

「…」パクッ

「…」ムキムキ

「ん?」

「…」ムキムキ

「白いのを全部とってるんですね」

「うん…」ムキムキ

「私もやってみようかな」ムキムキ

「むけた!」

「終わっちゃったんですか」ムキムキ

「はい。どうぞ」

22 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:00:27.73 QDrr7Nco0 10/21

「もらっていいんですか?」

「うん」

「悪いです…」

「気にしないで」

「じゃあ」パク

「どう?」

「美味しいです」

「それは良かった」

「はい」

「おこたもだいぶん暖かくなってきましねね」

「はい」

「そろそろ作曲の勉強をはじめよっか」

「お願いします」

23 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:01:32.55 QDrr7Nco0 11/21

___
「わかったかな?」

「いまひとつわかりませんでした」

「ごめんね」

「ムギ先輩のせいじゃありません」

「今度私の先生を紹介しよっか?」

「先輩の先生?」

「ピアノの先生」

「遠慮しておきます」

「そう」

「ムギ先輩に習いたいですから」

「そっかそっか…」

「また教えてくださいね」

「うん」

24 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:02:47.36 QDrr7Nco0 12/21

「これからどうしましょう」

「そろそろ帰ったほうがいいかな?」

「ちょっとお話しませんか」

「そうね」

「…」

「…」

「受験勉強とか」

「順調だよ」

「ですよね…」

「…うん」

「…」

「…」

「意外と話すことありませんね…」

「そうだね」

26 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:04:11.29 QDrr7Nco0 13/21

「…」

「あっ、そうだ」

「どうしました?」

「どうして作曲を?」

「それは…」

「何かあるんだ?」

「特にこれといってあるわけじゃないんですけど」

「うん」

「来年から私が部長なので…」

「そっかぁ」

「はい」

「ちょっと不安なんだね」

「少し」

28 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:06:00.73 QDrr7Nco0 14/21

「ふふふ」

「なんで笑うんですか?」

「嬉しかったから」

「何が嬉しいんですか」

「梓ちゃんの弱みを知れたのが」

「そんなこと…」

「ふふふ」

「もう…」

「きっと素敵な後輩たちが入ってくれるから」

「そう思いますか?」

「ええ」

「そうかな…」

「きっとね」

29 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:07:09.07 QDrr7Nco0 15/21

「そういうことにしておいてあげます」

「それがいいわ」

「はい」

「…」

「…」

「そろそろ帰るね」

「そうですか」

「もう夜も遅いし」

「そうですね」

「ばいばい梓ちゃん」

「さようならムギ先輩」

32 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:09:35.80 QDrr7Nco0 16/21

「…」

「…」

「…」

「…どうしました?」

「おこたの魔力って本当にあったのね」

「出られないんですね」

「えぇ」

「もう少しお話しましょうか…」

「うん」

34 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:11:07.12 QDrr7Nco0 17/21

_____
____
___

「今日も寒いね」

「ですね」

「暖房はまだ直らないし」

「他の先輩方は受験勉強ですし」

「行きましょうか」

「はい」

「おこたへ!」

「はい」

35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:11:59.44 QDrr7Nco0 18/21

___

「はぁー」

「まっしろ」

「えぇ」

「はぁー」

「昨日より白いみたい」

「ですね」

「こんなに寒いと…」

「手をつないで行きませんか」

「…うん」

「それじゃあ行きましょ」ギュ

「うん」ギュ


おしまいっ!

37 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:14:18.19 aBFePyJE0 19/21


この淡々とした雰囲気嫌いじゃない

40 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:17:21.80 xPejPCOAP 20/21


甘さは控えめだけどこれはこれで

41 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/11/15 23:19:40.89 xeNUEZ7t0 21/21

微妙に所帯じみてるww

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