α「暑ちー」
β「文化部の癖に、クーラー無いんだもん。この部室」
α「文化部だからないんでしょ?生徒会室で見てきたよ、今年の部費」
β「いくら?」
α「四万円」
β「安!」
元スレ
女子校生「別に女の子が好きってわけじゃないけどさ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348662575/
α「暑いからおっきな声出すな」
β「でも、安すぎるよ」
α「オカルト研究部なんてよくわからない部活に、出す金はないってこと」
β「オカルト面白いじゃん。ユングとか」
α「それ心理学だから」
β「そうだっけ?」
α「ていうかさ」
β「ん~?」
α「あんた扇風機独り占めし過ぎ」
β「やだやだ~、どかないもん」
α「ずるいってば」
」
β「やだ~!扇風機はあたしのもの!」
α「ちくしょう。どけよっ」
β「やっ、押さないで」
α「そっちこそ」
β「痛い」
α「あだっ!ちみくるなよな!」
α「……やめよ」
β「……そうだね」
α「暴れたら余計暑くなったわ」
β「αがいけないんだよ?」
α「なんでそうなる?」
β「私の隣にくればいいのにさ、そんなところにいたら風来ないにきまってんじゃん」
α「はあ?」
β「ほら、こっちおいでよ」
α「んー、わーったよ」
β「何照れてんの?」
α「別にー」
β「いや、絶対照れてるよー」
α「そんな要素ねーよ」
β「わーれーわーれーはー」
α「小学生かよ」
β「女子校生だよ?」
α「もっと駄目だ」
β「女子校生って、なにしても可愛いんだよ?」
α「……」
α「外、なんか音がするよ」
β「雲の音だよ」
α「上昇気流ってやつだね」
β「聞いてるだけでむせそう」
α「雲がでかくなってきた」
α「ポッキーくれよ」
β「だめ」
α「いいじゃん」
β「私と同じ食べ方するならいいよ」
α「どんな?」
β「まず、チョコを全部舐めます」
α「お行儀が悪いぞ」
β「あとでどっかいこうよ」
α「どっかってどこ?」
β「駅前とか?」
α「行く気しねー」
β「なんで?」
α「暑いじゃん」
β「そんなのどこでも一緒じゃん」
α「クーラーの効いた場所ならどこでもいいよ」
β「バイタリティ低」
α「でもβの家は無し」
β「なんで?」
α「部屋汚いから」
α「そうこうしてるうちに雨が」
β「すごい雨だね」
α「こりゃ外に出れないわ」
β「少し涼しくなるかな」
α「どうだか」
α「……」
β「……」
α「βって、好きな人とかいるの?」
β「いないよ。女子校だと出会いがなくて」
α「出た出た。モテないのを女子校のせいにするヤツ」
β「ホントだもん」
β「じゃあαはどうなの?」
α「……いないよ」
β「えー?あたしじゃないのー?」
α「っ!」
β「なんちって」
α「βは、友達」
β「あ、一応そう思ってくれてるんだ」
α「じゃあ、βは」
β「んー?」
α「βはあたしのこと、友達だと思ってくれてんの?」
β「あたりまえじゃん」
α「そっか」
β「ちょっとつれないとこが玉にキズだけど」
α「つれない?」
β「ツンケンしてるっていうかさ―?笑ってくれないし」
α「いつも笑ってるじゃん」
β「けど、みんなといる時と笑い方違うじゃん?」
α「わからん」
β「でも、そういうのなんかうれしくない?」
α「どういうこと?」
β「自分だけしか知らない友達の一面ってさ、うれしいじゃん」
α「なにそれ、独占欲?」
β「そんなの知らないよ。ただ、一歩進んでんなあって」
α「はあ」
β「αはさー、あたしといるときだけ、ちょっと言葉づかい乱暴だと思うんだよねー」
α「そうか?」
β「そうそう、今みたいな」
α「…気をつける」
β「だめだめ、なおしちゃダメ」
α「なんでだよ」
β「あたしだけがしってるαだから」
α「むかつく」
β「どーして?」
α「どーしても」
β「わかんないよ」
α「あたしにもわからんけど」
α「βって他のみんなにもそうなの?」
β「んー、αだけだよ」
α「なんであたしだけなんだよ」
β「そりゃ、一番の友達なんだからさあ、誰よりもαのこと知ってたいの」
α「きもーい」
β「だってきになるじゃん」
α「あたしは、別に知らなくていいよβの事」
β「えー、なんでー?」
α「知らない方がいいことも、あるからな」
β「無いよ。そんなん」
α「あるよ。あたしには」
β「それはどういうこと?」
α「そのまんま。知らない方がいいあたしと、知らない方がいいβがいるってこと」
β「なんで?」
α「傷つくかもしれないじゃん」
β「αの言うことは難しいよ」
α「たとえば、βには好きな人がいないこととかさ」
β「なんでαが傷つくの?」
α「好きだから」
β「えっ」
α「あんたのこと。好きだから」
β「それって、えっと、αってそっちだったの?」
α「別に女の子が好きってわけじゃないけどさ」
β「でも、わたし女の子だよ?」
α「うん。だから…なんか最近おかしいんだよな」
β「?」
α「もしかしたら、βってあたしのこと好きなんじゃないかな。って思ったりするんだ。時々」
β「好きだよ?でもそれは」
α「友達として。ってことでしょ?」
β「そうだよ」
α「あたしも、何かの勘違いだと思った。でも、気がついたらあんたのことばっかり考えてる」
β「それはうれしいけどさ…」
α「友達として一番。それだけじゃ我慢できない」
β「でも、さっき好きな人はいないって」
α「だって、βが言うから。好きな人はいないって」
α「ずっと、勘違いしていたかった」
β「α…」
α「βはきっと、あたしのことが好きなんだって、思っていたかった」
β「あたし好きだよ。αのこと。でも、αのいう好きって、わかんないよ…」
α「あたし、ビョーキかな?」
β「そんなことない」
α「でも、あんたにキスしたいって思ってる」
β「……」
α「ごめん、変なこと言って」
β「……いいよ」
α「え?」
β「キスして、いいよ」
α「なにそれ、同情?」
β「違うよ。ただ」
α「ただ?」
β「キスしたら、αの言う『好き』が分かる気がするんだよ」
α「!!」
β「あたし、αの全部が知りたい。だから、キスで教えてよ」
α「…いいの?」
β「キスするときって、目を閉じればいいのかな」
α「わかんないよ。そんなの」
β「じゃあ、来て」
α「うん」
α「……」
β「んっ」
α「ふ、う」
β「くっ、ん…は」
α「…β、β」
β「押し倒して、舌入れることないじゃん」
α「…ごめん」
β「でも、なんかわかったような気がする」
α「ほんとかよ」
β「うん。なんか懐かしい感じ」
α「えっ?」
β「別に、女の子が好きってわけじゃないんだけどさ
αのことは好きだよ」
おしまい
54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/09/26 23:32:46.49 ipoleDYc0 32/34実にいい
55 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/09/26 23:33:16.83 E6tZ764q0 33/34いいな
56 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/09/26 23:33:52.53 pffcIZKM0 34/34いいね

