あかり「昨日の夜も暑かったねぇ」
ちなつ「ほんと、もう9月なのにね。イヤになっちゃう」
櫻子「私はエアコン付けっぱだから全然暑くないなー」
向日葵「そんなことしてると風邪ひきますわよ」
櫻子「へーきへーき。私エアコンに強いし!」
向日葵「強いって……」
あかり「櫻子ちゃん気をつけてね?ちゃんとお腹に布団かけなきゃダメだよ?」
櫻子「わかってるってー」
元スレ
向日葵「バカ櫻子!大好きですの!」
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向日葵「まぁ確かに櫻子なら平気かもしれませんわね。何とかは風邪をひかないっていいますし」
ちなつ「あー……」
櫻子「なんとかってなに?天才?お殿様?」
向日葵「そんなことも知らないんですの?」
櫻子「もったいぶらず言えよー」
向日葵「おバカ、ですわよ」
櫻子「なぁ!?バカバカ言うなー!」
向日葵「一回しか言ってませんわ」
櫻子「うるさいうるさい!いつも私をバカ扱いして!次私のことバカって言ったら怒るから!」
向日葵「はいはい」
あかり「あはは……」
ちなつ「相変わらず仲が良いね……」
向日葵、櫻子「「良くない!」」
土曜日
向日葵「ふぁぁ……今日はお休みだけど、とくにすることもないですし暇ですわね……」
プルルル
向日葵「あら、櫻子から電話……」
ピッ
向日葵「もしもし、櫻子?何ですの?」
櫻子「……風邪ひいた」
向日葵「……へ?」
~~~~~~~~~~
向日葵「お邪魔します」
花子「あ、ひま姉きたし!」
撫子「おはよ、ひま子」
向日葵「おはようございます。あの、それで櫻子は……?」
撫子「んー、ちょっと熱あるっぽいけどそんなに具合はそんなに悪くいと思うよ」
向日葵「そう……ですか。まったく櫻子ったら」
撫子「ま、一応会ってあげてよ。いろいろわがまま言うだろうけど」
向日葵「はい。じゃあお邪魔します」
撫子「……ふふ」
向日葵「……?あの、何か?」
花子「ひま姉、パジャマのままだし」
向日葵「え!?……あ、いや、これは//」
撫子「よっぽど櫻子のことが心配だったんだね」
向日葵「べ、別にそんなこと!これはその……」
撫子「ありがとね、心配してくれて。姉として嬉しいよ」
花子「ひま姉は優しいし!」
向日葵「……着替えてきます//」
コンコン
向日葵「櫻子、入りますわよ」
ガチャッ
櫻子「……なんだ、向日葵か」
向日葵「なんだとはなんですの。あなたが電話してきたんでしょうに」
櫻子「別に電話しただけで来いとはいってないしー」
向日葵「まったく、素直じゃありませんのね」
櫻子「べーっだ」
向日葵「それで、なんで風邪をひきましたの?」
櫻子「エアコンつけて寝てたから……」
向日葵「あら、櫻子はエアコンに強いんじゃ?」
櫻子「つ、つえーし!ただその……昨日はお腹出したまま寝ちゃって」
向日葵「はぁ……」
櫻子「でも!これで私がバカじゃないってことが証明されたね!風邪ひいたもん!へへーん!」
向日葵「はぁ……このおバカ」
櫻子「な!バカって言ったなこのバカっぱい!なんで風邪ひいたのにバカなんだよ!」
向日葵「こら、おとなしく寝てなさいな」
櫻子「なんだよ……もう」
向日葵「いいから」
櫻子「ちぇ」
向日葵「……具合はどうですの?」
櫻子「別に、ちょっとだるいぐらい」
向日葵「そう。ならよかったですわ」
櫻子「……あのさ、向日葵」
向日葵「なんですの?」
櫻子「……やっぱりなんでもない」
向日葵「はっきり言いなさいな」
櫻子「本当になんでもないって!」
向日葵「そう……まぁいいですけど」
櫻子「……そ、それで来たからには何かしてくれるんだろ!」
向日葵「はぁ、風邪をひいてもあなたは何も変わりませんのね」
櫻子「ふーんだ」
向日葵「何かほしいものありますの?」
櫻子「な、なんだよ……本当にしてくれるのか」
向日葵「私ができることならいいですわよ」
櫻子「いざそう言われると……」
櫻子「あ……じゃあプリン!プリン食べたい!」
向日葵「プリン?」
櫻子「聞いてよ!姉ちゃんったら冷蔵庫に入れておいた私のプリン食べちゃったんだよ!ひどくない!?」
向日葵「どうせあなたも人のものを勝手に食べてるんじゃありませんの?」
櫻子「まぁ、ちょっと……」
向日葵「はぁ……じゃあプリンですわね。家の冷蔵庫にあるか見てきますわ」
櫻子「超高級な奴ねー!」
向日葵「ひっぱたきますわよ」
40分後
櫻子「向日葵おっそ……いつまで冷蔵庫あさってるんだよ」
ガチャ
向日葵「お待たせしましたの」
櫻子「おそいぞ!おっぱいが重いのか!外せ!」
向日葵「何言ってますの。はいこれ、プリン」
櫻子「わぁ……ってなんでこんな時間かかったんだよ」
向日葵「いろいろと……やることがありましたの」
櫻子「ふーん、まぁいいや。はやくくれ」
向日葵「はいはい。じゃあはやく口をあけなさいな」
櫻子「は、はぁ!?一人で食えるし!」
向日葵「だってまだ身体が重いんでしょう?プリンを布団の上にでも落とされたら困りますわ」
櫻子「大丈夫だっての!いいからプリンよこせ!」
向日葵「櫻子、こういう時ぐらい言うこと聞きなさい」
櫻子「こんな時まで大人ぶりやがってー……」
向日葵「はい、あーん」
櫻子「……あ、あー」
パクリ
向日葵「美味しい?」
櫻子「別に……//」
向日葵「そう……」
櫻子「?」
向日葵「はい、もう一口」
櫻子「えーまだやんのかよ……あー」
~~~~~~~~~~
櫻子「ふぅ、満足満足」
向日葵「お粗末さま。じゃあ私は食器洗ってきますわね」
櫻子「んー」
ガチャ
バタン
櫻子「……ん、なんだろこの紙」
カサッ
櫻子「レシート?……バニラエッセンス……グラニュー糖……」
櫻子「たまたま冷蔵庫にあったんじゃなくてわざわざ材料買ってきて作ったんだ……」
櫻子「そこまでしなくていいのに……バカっぱい」
櫻子「……素直にうまいって言えば良かったかな」
櫻子「……」
~~~~~~~~~~
向日葵「ただいまですの」
櫻子「……」
向日葵「櫻子?」
櫻子「くー……」
向日葵「寝ちゃいましたの?食べたいもの食べたら寝るなんて、本当に子どもなんだから」
向日葵「あら?このレシート……」
向日葵「やだ、私ったらうっかり落として……」
向日葵「わざわざ作ったこと、この子にバレちゃったかしら……」
向日葵「あれ、裏に何か書いて……」
「プリンうまかった。ありがと」
向日葵「……」
向日葵「まったく……本当に素直じゃありませんのね」
向日葵「……」
向日葵「ねぇ櫻子……」
向日葵「私ね、あなたに色々おせっかいなこと言っちゃうけれど本当にあなたが心配なんですのよ?」
向日葵「いつも後先のこと考えず行動しちゃって……昔からずっと」
向日葵「今回はちょっとした風邪でしたけど、もし大事になったらどうしますの?」
向日葵「もしそうなったら私……」
向日葵「……」
向日葵「……でもね、櫻子」
向日葵「私はそんな無鉄砲なあなたが心配だけど……大好きですわ」
向日葵「引っ込み思案な私を引っ張って色んな人と出会わせてくれて、色んな場所に連れて行ってくれて……」
向日葵「今の私がいるのも、櫻子のおかげですのよ?」
向日葵「ありがとう、櫻子」
向日葵「だからね、櫻子。無鉄砲なあなたが……ちょっとおバカだけど元気なあなたが好きだから」
向日葵「そんなあなたのそばにいたいから……お節介で大人ぶっちゃう私でいさせてほしいんですの」
向日葵「あなたは一人だと……色々無理しちゃうから」
向日葵「あなたのちょっとおバカなところが治るまで……私がそばにずっといますわ」
向日葵「……」
向日葵「……私ったら何言ってるんでしょうね。おバカなのは、私のほうですわね」
向日葵「本当はそうじゃなくて……」
向日葵「……」
向日葵「ふふ、寝ているあなたに言ってもしょうがないですわよね」
向日葵「……それじゃあ私は帰りますわね。楓が心配ですし」
向日葵「はやく風邪を治しなさいな。お大事に、櫻子」
ガチャ
バタン
櫻子「……//」
モゾッ
櫻子「向日葵ー!」
向日葵「な、なんですの」
櫻子「私は明日も、明後日も!一年後も!十年後も百年後も!ずーっとバカのままだからなー!」
向日葵「……はぁ?」
櫻子「いいのいいの!えっへへへ」
おわり

