男「さっそくピンセットとアルコールチューブを買ってきたぞ」
幼女「わーい」
男「とりあえず公園に行ってみるか」
公園
男「ピンセットでアリをつまんで、アルコールチューブに入れるんだ」
幼女「うん!」
幼女「あ、いた!」
男「これはアメイロアリだな…ヤマアリ亜科だ」
幼女「なかなかとれないよ…」
男「そういうときは指で軽く潰してからつまむんだ」
元スレ
男「アリをとって生計をたてよう」幼女「いいね」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323782936/
男「ヤマアリ亜科とフタフシアリ亜科ばっかだな」
幼女「ここはけっこう整備されてるしねー」
男「とりあえず今日は帰ろうか」
家
男「顕微鏡顕微鏡…」バッ
幼女「針にプラスチックの板を刺して…どうするの?」
男「ここにアリを乗せるんだ。そして針は発泡スチロールに刺す」ブス
幼女「これなら顕微鏡で見やすいね!」
男「だろ?」
幼女「あれ?まっくらでなんにも見えないよー?」
男「どれ?」ピトッ
幼女「…っ」カアア
男「光を調節してピントを合わせて…よし、これで見えるぞ」
幼女「えっ!?…ああうん、やっぱり男はすごいね!」
男「?」
男「見てみろ、こいつはアズマオオズアリだ」
幼女「(膝の上…///)頭がおっきいね」チョコン
男「だからオオズアリって言うんだ。今回はこの一匹だけだが、次は山に行くからもっと見つかるだろうな」
幼女「もっと教えて?」
男「そうだな…見てみろ、ここが2つになってるだろ?」
幼女「うんうん」
男「だからフタフシアリ亜科なんだ。フタフシアリ亜科ってのは一番メジャーな亜科で…」
幼女「(やっぱり男は優しいな…///)」
男「さて、公園だったから期待してなかったが、思ってたよりたくさんとれたな」
幼女「いよいよだね」
男「さあ、開けてくれ」
幼女「うん!」バタン
男・幼女「「神よ!」」ドーン!
神「うーす」
男「初めまして、俺は男です!」
幼女「わたしは幼女です!」
男「供物を捧げます!」
神「どれどれ」
神「ふーん…初めてにしてはがんばったんじゃね?」
男「もったあなきお言葉です!」
幼女「もったいないです!」
神「3亜科12種…ボーナス無し。今回の恵みは…」
男「…」ドキドキ
幼女「…」ドキドキ
神「8000円!」
男「おお…」
幼女「すごーい!やったやったあ!」
神「もっと頑張んなきゃこの子養えないぜ…とれない日もあんだからよ…」ヒソヒソ
男「わかってます…これからもよろしくお願いします…」ヒソヒソ
男「今日は森にいくぞー!」
幼女「おー!」
森
男「足元気を付けろよー」
幼女「う…うん」
男「お、さっそくみっけ」ピッ
幼女「木にくっついてるやつ…よくとれるね」
男「こればっかりは慣れだな。こいつならデカイからいけるんじゃないか?」
幼女「ん…とれた!」
男「よしよし、えらいぞ」
幼女「土が黒くて見つかんないし、見つけても落ち葉とかですぐわかんなくなっちゃう…」
男「がんばれ」
幼女「うん!…あれ、これビニールかな?青っぽくて透明な…」
男「あ、それは」幼女「ひやあああああああ」
男「ヤマミミズだな。うん、30センチはあるなあ」
ヤマミミズ「びちびち」
幼女「ひ…ひぃ…」
男「なんだミミズが怖いのか。よし見てろ」ズボッ
ミミズたち「びっちびっちびっち」
幼女「ひゃあああ!ちょっとほっただけなのに!?」
男「土が良いんだろうな…でかいし元気だ」
幼女「ひゃあああああ!!!」
男「はっはっは、お前の身長くらい跳ねてるぞ」
幼女「いやああああ!」ダキッ
男「お?」
幼女「ひぃ…」ジョロロロ…
男「あ…」
男「ちょっとやりすぎたな…失禁のうえ失神か」
幼女「…あうあう」
男「あ、今のちょっとおもしろいな…もっかい言おう」
男「失禁のうえ失神…」
男「…」
男「そんなでもなかったな…取るか」
神「今回はちょっと多いなー。森だね?」
男「はい」
幼女「わたし全然とれなかった…ごめんね」
男「いや、俺もふざけすぎた…すまん」
神「(なんかあったのか?)今回は4亜科19種、アメイロアリのクイーンと♂二匹でボーナス7000円…」
男「(19種か…20から値段がはねあがるんだが…)」
神「ん?これはオオハリアリじゃないな?」
男「え?」
神「オオハリアリの中にナカスジオオハリアリが混ざってたぞ。これで20種だ」
幼女「やったあ!」
男「ええ!?ナカスジオオハリアリなんて聞いたことないですよ!?」
神「最近見つかったからな。オオハリアリより少し小さくて、すんでる場所も違う。そして腹にすじがとおってる」
男「そういえば一匹そんなのが…」
神「よし!今回は31000円だ!」
男「よっしゃあ!」
学校
男「ふう…」
友「よう、最近休みがちじゃん。なんかしてんの?」
男「幼女を養うためにアリ取りを始めてな…あいつもそろそろ中学かんがえなきゃならんだろ」
友「おうそうか。中学はまだ早いとは思うけど…ま、チーズベイトやるときゃ呼んでくれ」
男「おう、たのむぞ」
女「おっとこー♪久しぶりー♪」
男「なんだお前か」
女「なんだとは何よ!…ところで、今度の日曜映画見に行かない?今良いのが…」
男「いや、金ねえから」
女「奢るよ!あたしんち大規模なアリ取り会社でそれなりにお金あるし!」
友「男は幼女ちゃんとアリ取りだからなー」
女「ええ!?また幼女ちゃんなのー?」
男「まあそういうことなんだ、すまんな」
女「むー…」
生徒会長「フハハハ、俺の筋肉を見ろ男よ!」
男「相変わらず暑苦しいな…」
友「仕事しろよマジで…」
生徒会長「してるさ!楽しみにしてろ、もうすぐ給食に毎回プロテインがつくようになるぞ!」
友「いらねーよそんなの!」
生徒会長「今がんばって学校側に交渉してるのにその言い方はなんだ!」
友「もっと生徒の意見を反映しろってんだ!突っ張り!」
生徒会長「スーパーボディブロー!!!」
男「ハハハ…」
幼女「あ、イエヒメアリだ!」
男「良いぞ、これで20種だ」
男「見ろ、新しい電子顕微鏡だ。神様がくれた」
幼女「すごーい!パソコンで見れるんだ!」
男「パソコンじゃないけどな。写真もとれるんだぞ」
幼女「へえー…でもちょっとボケちゃうね?」
男「そういうときはまず、前の方にピントを合わせるんだ」
幼女「うんうん」
男「そして写真をとる。今度はピントをちょっとだけ後ろにずらして撮る」
幼女「あんまり変わんないよ?」
男「わかんないくらいちょっとずつずらしていくんだ。それを繰り返してアリの奥の方にピントが合うまで続けて…」
幼女「大変だねー」
男「そうだな。そしてこのボタンを押せば全部の写真を合成して、どの部分もピントが合う写真ができる」
幼女「ホントだ。キレイなクロオオアリだね」
男「この写真も捧げれば200円くらいになるぞ」
学校
男「くう…」ショボショボ
友「どうした?」
男「幼女が電子顕微鏡が気に入ってな…一晩中色んなアリを…」
友「ははは、目薬貸してやるよ」
女(やっぱロリコンなのかな…)
男「それにしても」
友「?」
男「ホントにプロテイン付いたんたな」
友「ああ、そうだな…」
生徒会長「ふはははは」ガブカブ
小学校
幼女「あ、女2ちゃん。次の授業なんだっけ?」
女2「…あっ、うん。爬虫類だよ」
幼女「?」
男子たち「ヒソヒソ…」
女子たち「クスクス」
幼女「???」
爬虫類室
幼女「あれ、誰もいないや」
ワーワー
幼女「あ、ムカデ合戦…体育だったんだ」
幼女「女2ちゃん、まちがってるよ」
男「おお!?オオハリアリの巣じゃねえか!」
幼女「…」
男「クイーンがいるかもな!よし、探すぞ!」
幼女「…」
男「…あー…」
男「ほれ」ポイッ
幼女「ひっ…ぎいぃ!?ムカデぇ!?」
男「ヤマヤスデの仲間だ。さわっても丸まるだけで噛みつかない」
幼女「こんな青と黄色なのに毒ないの!!?」
男「ない。…なんかあったのか?」
幼女「!…なにもないよ…」
幼女(しっかりしないと…男に心配かけちゃうな…)
男「今回は見つけ取り以外に、チーズベイト、リターふるい、土壌ふるいを使います」
幼女「ひええー!?」
男「というわけで協力者を呼んだ。チーズベイトは友と女、土壌ふるいは生徒会長にやってもらう」
友「腕がなるな…」
女「友とコンビなのー?」
生徒会長「俺の筋肉を見せてやるぜ!」
幼女「わ、わたしは!?」
男「お前はリターふるいだ。表面の土や落ち葉をふるいにかけて落ちたアリをとるんだ」
幼女「わかった」
女(一番簡単でおもしろいやつを…そりゃまだ子供なんだし当然だけど…)
男「改めて説明するぞ。チーズベイトはまず粉チーズを3メートルおきに20箇所撒いて目印棒とアルコールチューブを土に刺しておく」
男「そして時間内ずっと目印棒のあるところを往復して、集まってきたアリをチューブにいれろ」
男「時間は単位時間制だ。つまりこの地点では60分で行う。質問はあるか?」
幼女「はい!」
男「幼女」
幼女「どうして粉チーズをつかうんですか!?」
男「臭いが強いのでアリがあつまりやすく、黄色いから運ぶところがわかりやすいからだ」
男「そして残りの見つけ取り、リターふるい、土壌ふるいは、粉チーズから9メートルまでの地点で行う」
男「これをライントランセクト法という。時間はこれも60分だ。質問はあるか?」
一同「しーん」
男「じゃあ…いくぞ!」
神「毎回一人ぼっちもさみしいもんだぜ」
生徒会長「俺の筋肉を見ろ!」ドババババ
友「あいつあればっかりだな…」
女「男はやっぱりかっこいいな…」
男「…」シュッ…ピッ
友(恐ろしい速度で
取っていってるな…あの速度でよくアリが見えるもんだ)
女「男くんがんばってー」
男「手を動かせ、手を」
女「むー」
幼女「男、がんばってね」
男「おう。お前もがんばれよ」
女「何よこの差は…」
幼女「♪~」
女「くっ…」
女「あ、キイロシリアゲアリの巣だあー♪」
男「何?」
女「クイーンもいっぱいいるね?」
男「よし、取っとけ!あともし♂がいたら絶対に逃すな、キイロシリアゲアリの♂はまだあまり見つかってないんだ!」
女「りょーかい♪」
幼女「むむ…」
友「ほら、幼女ちゃんも頑張んなきゃ」
幼女「はっ」アワアワ
友「がんばれー」
生徒会長「ぐあああ蜘蛛の巣がああああ」
神「今回は…チーズベイト、リターふるい、土壌ふるい、単位時間制、ライントランセクト法、優占種の特定と…」
神「キイロシリアゲアリのクイーンその他もろもろボーナスと、4亜科35種で…152000円!!」
一同「うおおお!!!」
幼女「信じられないよー!」
女「これはすごいわね…」
生徒会長「正直相場知らないけど流れで歓声あげた…」
男「すごいな!お前らのおかげだ!分け前はいくらが良い?」
友「受けとれねーよ。楽しんだしな」
女「あたしも!」
生徒会長「えっ…ああうん」
男「いや…じゃあせめて晩御飯食っていってくれ」
女「わーい♪」
幼女「男の料理はおいしーよ!」
生徒会長(15万か…)
学校
男「ほんとにありがとうな」
女「男のためならなんでもするよ!またいつでも呼んでね」
生徒会長「…」
友「い、いや、会長が蜘蛛の巣全部かかってくれたおかげで作業しやすかったぜ?なあ?」
男「ああ。ありがとうな会長」
生徒会長「男ぉ…友ぉ…」
副会長「会長、仕事サボってなにしてるんですか」
生徒会長「副ちゃん?仕事なんてあったっけ…?」
副会長「プロテインの件で苦情が殺到しています。責任者を出せと」
生徒会長「ええ!?いきたくねえ!」
副会長「だめです」
友「あいつも大変だなー」
男「ああ」
小学校
幼女「…ねえねえ、昨日のドラマ見た?」
女2「…」
幼女「み、皆は?」
シーン…
幼女「…」グスッ
男「今日も四種の方法でアリを取っていきたいところだが…」
女「人数がいないの?」
男「友はバスケで欠席だ」
女(そこはバスケなんだ…)
副会長「会長は私を代わりに出しました」
女「うわっ、副ちゃん!?」
副会長「今回はよろしくお願いします」
男「それでも1人足りないんだよな…」
神「私がいこー」
男「えええっ!?神様が!?」
神「たまにはいーじゃん、分け前はいらないよ当然」
女「これならいけるね!」
男「おう!今日も稼ぐぞ!」
女「おー!って私だけ?」
副会長「…」
神「…」ポケー
幼女「…」
女(…なんか今日はおとなしいわね…)
生徒会長「ふはは!1人でやれば褒美は独り占め!」
生徒会長「狙うわテラニシハリアリだぜー!」
生徒会長「はあはあ…よし、これならいける!」バタン
生徒会長「神よ!」ドーン
ガチムチ神「俺を呼んだのはお前か?」
生徒会長「(うわ…男んとこの美少女とはずいぶん違う…)アリをもってきました!褒美をお願いします!」
ガチムチ神「どれどれ…ってこれはほとんどシロアリじゃないか!シロアリはアリじゃないぞ!」
生徒会長「えええ!!」
ガチムチ神「他にもハサミムシとかクモとかダニとかばっか…アリは2種しかいないな」
生徒会長「えええ…」
ガチムチ神「これは天罰だな…ん、お前、いいからだしてるな」
生徒会長「えっ」
ガチムチ神「仕方ない、褒美は俺の体にしてやろう」
生徒会長「ひぃぃ要りません!ほんとに!」
ガチムチ神「ええいつべこべ言わずこっちにこい!」グイッ
生徒会長「アッー!!!」
副会長「…」ズババババババ
男「副ちゃんはすばらしく働くなあ…」
女「会長っていったいなんだったのかしら」
幼女「…」
神(これって男のハーレムみたいに見えるなー)
女「あ、またキイロシリアゲアリだ」
男「幼女はどんな感じだ?」
幼女「わっ…たしもキイロシリアゲアリかな?」
男「いや、これはウロコアリの仲間だ!よく見つけたな」
幼女「珍しいの?」
男「ウロコアリは細かい種類が多いからな!」
幼女「へえ、そうなんだ…///」
神「それあつまれー」キラーン
女「なんかそれずるくないですか!?」
女「今回はノコギリハリアリ亜科とかも取ったし自信あるね!」
神「はい今回はなんとなんと…」
副会長(神なのにすごい楽しそうだ…)
神「神ボーナスも追加してーの…ひゃくまんえーん!」
女「えええ!?」
男「ちょ、それはあんまりなんじゃないですか?」
神「いや、実際6亜科58種はすばらしすぎでしょ。クイーンも大量だし」
幼女「よかったね。男!」
男「おう!」
女「あーおいしかった…この前のお礼でランチご馳走してくれるとは…」
女「でも今度は男をたべちゃうもんね…ってあれは幼女ちゃん?」
幼女「…グスッ…ヒグッ」
男子「やーいやーいアリ女ー!」
男子「気持ち悪いんだよ!このカタアリ亜科!」
女「ってこれはイジメ!?どどどどうしよ…」
女「とりあえず男に…いや…ええい!」
女「こらー君たち!女の子をいじめるとは何事じゃー!」
幼女「ヒグッ…女さん?」
男子「そいつアリ女なんだぜ!?」
男子「気持ち悪いから皆に近づかせないんだ!」
女「君たちの親の中にもアリで生計たててた人くらいいるでしょ?」
男子「そうじゃないもん!そいつはアリからうまれたんだよ!」
男子「だから親がいないんだ!」
女「えっ…?」
幼女「うう…うわあああああん」ダッ
女「あ、幼女ちゃん!」
男子「アリ女を追い払ったぜー」
男子「ざまあみろー」
女「うーんと…とりあえず追いかけなきゃ!」
女「見失っちゃった…」
友「こんなとこでなにしてんの?」
女「友!?…実は…」
友「なるほど…バレたのか」
女「えっ!?」
友「あの子は確かにアリから生まれたんだ。だから親がいない」
女「そっ…そんな…」
友「とにかく、俺は男を呼んでくる。幼女ちゃんを探しといてくれ」
女「わかった!」
友「男ー!」
男「なんだ?今幼女のクリスマスプレゼントの電子顕微鏡を選んでるんだが…」
友「その幼女ちゃんに…あのことがバレたかもしれない…」
男「なんだと!?」
女「どういうことなの!?」
男「…あれは2年前のことだ…俺はマレーシアの山奥のホテルにとまっていた」
男「明け方、俺はガイドに起こされ、たくさんのギガスオオアリのもとに連れていかれた」
男「アリに興味があった俺は旅の目的だったそのアリに興奮して、噛まれて鮮血をほとばしらせながらアリを取った」
男「あいつは…俺のその思いからギガスオオアリと俺の血を使って生まれたんだ。神の力でな」
女「そんな…じゃああの子は人間じゃないの?」
男「さあな…どちらかといえば神に近いんじゃないか?それにしても…」
友「何でバレたんだ?男は俺と会長にしかこのこと話してないだろ?まさか神がこんなこと話さないだろうし…」
男「いや、あの神と幼女を作った神は違うんだ。今はとにかく幼女を探そう」
生徒会長「そういえば幼女ちゃんのこと弟に話したけどまずかったかな?」
生徒会長「まあ問題ないだろ!神様ー、今日もアナルファックしようぜー」
ガチムチ神「勘弁してくれ…」
神「そう、あの子を作ったのは私のお母さんにあたる神」
男「神様!?」
神「母はあの子を(酒が入っててノリで)つくってしまったことを後悔して消滅した。父はそのままホモに…」
男「あれは神様のお母さんだったのか…」
神「私はあの子を『なかったこと』にできる…さて、どうする?」
女「そ、そんなことするわけないじゃない…ねえ?」
男「…」
友「男?」
男「あの子を生んでしまったのは俺だ…俺のせいで辛い目に合うのなら…」
女「男…」
男「それに俺には…あいつを養っていく自信がない…不安なんだ。だから…俺は…」
神「…」
女「…分かったよ。あたしは男の考えは否定しない。男がそう思うなら…ね?友もそうでしょ?」
友「…」
友「バカヤロー!」バシッ
男「なっ…」
友「あの子はお前が生んだ…だからこそお前が愛してやるんだ!幸せにしなきゃいけないんだ!」
男「でも…俺には…」
友「お前だけでできないなら、俺達も全力で協力する!お前には、そんな友達がたくさんいるだろーが!」
男「!」
友「お前がしなきゃいけないのは、うじうじ後悔することじゃない、ただあの子を抱き締めてやることだ!」
男「…」
友「わかったら…さっさといってこい!」バン
男「!…ああ!」
友「やっといったか…」
神「流石にマンガっぽすぎねえ?」
友「言われてみるとちょっとはずい」
女「あたし、恥ずかしいよ…」
友「…」
女「幼女ちゃんがいなくなれば、なんてことちょっと考えちゃった。でも…」
友「これからはもっと、あいつらを助けていきてえ。お前もだろ?」
女「うん!」
幼女「ヒグッ…私…人間じゃないんだ…」
男「幼女ー!!」
幼女「男!?」
男「幼女!?…やっと見つけた…」
幼女「いや…来ないで!わたしは人間じゃないの!気持ち悪いアリ女なの!」
男「…」ギュッ
幼女「ひあっ…触らないで!」
男「俺はアリだろうと人間だろうと…お前が好きだ!」
幼女「おと…こ…?」
男「むしろアリの方が好きかもしれん。知ってるだろ?」
幼女「!…変態…」
男「…ずっと黙ってて…ごめんな」
幼女「…許さない」
男「ええっ」
幼女「チューしてくれないと、許さない」
男「なあっ!?」
幼女「ねえ、チューしてよ。すきなんでしょ?」ンー
男「なっ///お前…」
幼女「ほら…はやく?」
男「くそっ…チュッ」
幼女「///」
神「おまわりさんこっちです」
友「抱き締めてやれとはいったけどぉぉ!?」
女「んぎゃあああ!!!」
おわり
寝ます