魔王「なんだお前もか」
勇者「ああ」
魔王「ならばどうする?」
勇者「うーん・・・」
魔王「・・・」
勇者「・・・」
魔王「結婚しようか」
勇者「えっ」
元スレ
魔王「毎回似たような展開で飽きて来た」勇者「奇遇だな、俺もだ」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1243731662/
勇者「結婚?」
魔王「ああ」
勇者「俺とお前が?」
魔王「うん」
勇者「え~・・・」
魔王「嫌か?」
勇者「俺にも選ぶ権利はあるだろ」
魔王「・・・」
魔王「じゃあどうするの」
勇者「んー」
魔王「・・・」
勇者「んー・・・・」
魔王「ハッキリしない奴だ。イライラするぜ」
魔王「平行世界のお前達は色々な事をしているというのに」
勇者「平行世界のお前らはなんか悪者と掛け離れてるよな」
魔王「どっちかっていうとお前らが悪役だよね」
勇者「うん」
魔王「なんで?」
勇者「しらねーよ」
魔王「今のお前は悪役設定なんだろうか」
勇者「どうだろうな。一応世界を救う為にここまで来たんだが」
魔王「それは建前で本当は世界を制服したいだけなんじゃ」
勇者「そう言われるとそうかもしれんな」
魔王「えっ」
勇者「世界征服かー」
魔王「やはり悪役設定だったか」
勇者「いや、でもいいや」
魔王「えっ」
勇者「征服とか面倒だろ」
魔王「まあ、そうだろうね」
勇者「こうなったら魔王、旅行しようぜ」
魔王「旅行?なんでいきなり」
勇者「色んな世界の俺らに会いに行こうぜ」
魔王「どうやって?」
勇者「えっ」
魔王「えっ?」
勇者「それぐらいお前が出来るんじゃねえの?」
魔王「えっ」
勇者「えっ」
魔王「いや出来るけど」
勇者「なんだよそれ」
魔王「じゃあ行こうか」
魔王「時空転移扉~」キコキコキコーン
勇者「おお、すげえ!」
魔王「さあ行こうか勇者」
勇者「ああ」
魔王「ちなみに転移場所は指定出来ないからな」
勇者「ああ、わかった」
魔王「うそです」
勇者「なんだうそか」
魔王「まあまずは共存を成し遂げた世界にでも跳ぼうか」
勇者「おう」
共存を成し遂げた世界
魔王「ここが共存を成し遂げた世界だ」
勇者「おお、見ろよ。魔物が人間と生活してるぞ」
魔王「これは世界の理想系だな」
勇者「この世界の魔王に会いに行こうぜ」
魔王「そうだな」
魔王城
魔王「こんちは~」
勇者「どーもー」
魔王B「な、なんだお前達は?」
勇者B「その格好は・・・?」
魔王「おお、ここの世界は魔王と勇者は結婚してるようだな」
勇者「ああ、しかも勇者が女か・・・」
魔王B「お前達は何者なのだ?」
勇者B「私と同じ格好をした君は・・・?」
魔王「あ、申し遅れました。我々、別時限の貴方方です」
魔王B「えっ」
勇者B「なにそれ」
魔王B「成る程、毎回同じ決着に飽き飽きして、勇者と様々な時代を旅して見て回ってると」
魔王「まあ、そんな所で」
勇者「魔王と勇者が結婚なんてすげえなぁ」
勇者B「えへへ、子供もいるのよ」
魔王「見ろ勇者、魔王と結婚だって出来るのだぞ」
勇者「でも俺にも選ぶ権利はあるしな」
魔王B「どちらかが滅びても争いは堪えません」
勇者B「私達は共存の道をお勧めしますね」
勇者「まあそうだよね~」
魔王「しかし、共存など簡単に出来るものではないだろ」
勇者B「確かにここまで来るのは色々大変でしたね」
魔王B「まぁ、諦めないで最後まで信じぬく事ですな」
勇者「とりあえず、共存の世界が存在する事が知れてよかったぜ」
魔王「そうだな、では次に行くか」
魔王B「もう行ってしまわれるのか」
勇者B「もっとゆっくりして行っても・・・」
魔王「この平和が長く続く事を祈っているぞ。それでは」
勇者「また来るよ」
勇者B「さようなら・・・」
魔王「次は定番の、魔王が勇者を倒した世界に行こうか」
勇者「なにが定番だよ。逆だろ」
魔王「本来、人間如きが魔王に勝てる訳ないだろ」
勇者「でも、色んな世界の魔王はだいたい勇者にやられてるだろ」
魔王「それは魔王にやる気がないからだろう。本気を出せば勇者なんて一撃で屠れるからな」
勇者「嘘こけ」
魔王「まぁ、見ればわかるさ」
魔王が勇者を倒した世界
魔王「到着」
勇者「・・・ん?至って普通の景色じゃん」
魔王「あれ・・・?」
勇者「普通に農作業してる人もいるぞ」
魔王「そんな馬鹿な」
魔王城
魔王「コラ!!!」
魔王C「いて!!な、なんだお前はいきなり!?」
勇者「これが魔王か?なんでパンツ一丁なんだよ」
魔王C「あれ、お前勇者か?お前は俺が殺した筈なのに・・・」
勇者「あ、やっぱ俺は存在しないのか」
魔王「勇者を倒したというのに何をダラダラしているのだ?」
魔王C「え?別にいいだろ。俺は世界征服に興味なんてないし」
魔王「な、なんだと?」
魔王C「あ~・・・お前ら平行世界から来たのか」
魔王「魔王が鼻をほじるな!」
勇者「俺が死んだのに世界は混乱しなかったのか?」
魔王C「はぁ?お前何自惚れてんの?」
勇者「えっ」
魔王C「寧ろお前はこの世界じゃ人間の悩みの種だったんだぜ」
魔王「えっ」
勇者「なんで俺が?」
魔王C「この世界の人間は俺がやる気のない魔王なんてのは昔から知ってんだよ」
勇者「・・・」
魔王C「なのにお前は勇者だから魔王倒すんだーって俺に挑んで来てよ。人間達は俺を無駄に怒らせるのを恐れて、決戦の時俺に加勢してきたんだぜ」
勇者「なんだと」
魔王C「俺も世界制服する気もなかったし、お前死んだ事をきっかけにお互い仲良くやりましょうって事になったんだよ」
魔王「なんと、人間が魔王の味方についたのか」
勇者「この世界の俺はKYだったのか・・・」
魔王「まぁこれも一つの平和か」
魔王C「わかったら帰ってくんね?俺これから風呂入るから」
勇者「あ、ああ」
魔王「邪魔したな」
勇者「人間が俺を疎ましく思ってた世界か・・・」
魔王「衝撃だったな」
勇者「まあこれも平行世界ならではか・・・」
魔王「では次は、勇者が魔王を倒した世界に行くか」
勇者「きっと王道な世界だぞ」
魔王「確かに、見てもつまらんかもな」
勇者「まぁ、お口直しに見に行こうぜ」
魔王「お口直しとは失礼な奴め」
勇者が魔王を倒した世界
魔王「・・・!?」
勇者「なんだ、この荒野は」
魔王「さっきの世界とはえらく重い空気だな」
勇者「魔王を倒したから魔物はいないのはわかるが、誰も外歩いてないってのはどういう事だ?」
魔王「あ、勇者。あの山の向こうにある城を見てみろ」
勇者「・・・なんだ、あの黄金の城は。趣味悪いな」
魔王「行ってみるか」
黄金の城
勇者C「あ?なんだお前ら・・・って魔王じゃん!!」
魔王「む・・・」
勇者「玉座に腰かけてんのは俺か?」
勇者C「復活したんか?俺も暇してたんだよ!!かかってこいや!」
魔王「わ、ちょ・・待て」
勇者「ちょっと話を聞いてくれ」
勇者C「へー!そういう事か!」
魔王「私が没した後の事を知りたいのだが」
勇者「俺も聞きたいな」
勇者C「苦労して魔王をぶっ倒したら、今度は俺の力を恐れた国が俺を殺しに攻めて来たんだよ」
魔王「なんと、また人間か」
勇者「この世界の俺は魔王を倒す道具だったワケか」
勇者C「まぁ魔王を倒した俺に敵はいなかったから返り討ちにしてやったよ。それから国に御礼参りしに行って国王ぶっ倒して、俺が世界の主になったわけだ」
勇者「ここに来るまで人を見なかったんだが」
勇者C「ある日、古代の洗脳術を身につけてよ。男は全員地下で労働。女は全部俺の世話係りよ」
魔王「やはり勇者の方が悪者色が濃いようだな」
勇者「う、うるせえよ」
勇者C「今まで俺を散々利用してくれたからな。これからは俺が利用してやるのさ」
魔王「ある意味、新たな魔王が誕生したともいえるな」
勇者「周りの人間の行動一つで世界はここまで変わるのか・・・」
勇者C「何不自由ない最高な暮らしだよ。お前も人間には気をつけろよ?」
勇者「ん・・ああ」
魔王「さて、では次へと行くか」
勇者C「なんだ、もう行くのか?ゆっくりしてけよ!」
勇者「いや、あまりここにはいたくない。悪いな」
魔王「では我々はこれで」
勇者C「信じられるのは自分だけだぜ。忘れんなよ」
魔王「さて、次はどうするか」
勇者「人間って怖いなぁ・・・」
魔王「ならば、目の保養に心が綺麗な者しかいない世界へと行くか」
勇者「心が綺麗な者しかいない世界?魔物もか?」
魔王「そうだ。平行世界ならあるハズだ」
勇者「心が綺麗な魔物ってどんなんだよ」
心が綺麗な者しかいない世界
魔王「到着だ」
勇者「普通の世界だな」
魔王「とりあえず魔王城へと行くか」
勇者「そうだな」
魔王城
魔王D「ん?君達は?」
魔王「私か」
勇者「なんか目がキラキラしてんぞ」
魔王D「ようこそ魔王城へ、歓迎するよ」
勇者「ど、どうも」
魔王D「おや?勇者君、何故君がこの世に?」
勇者「えっ」
魔王「む?この世界の勇者は故人なのか」
魔王D「ええ、勇者君が旅に出た瞬間に襲い掛かかって確かに仕留めたハズですから」
勇者「いきなりかよ。何処が綺麗なんだよ」
魔王「魔族としては綺麗なやり方かもしれん」
魔王「ここの世界の人間達も滅ぼしたのか?」
魔王D「ええ、恐怖と絶望を与えじっくりと滅ぼしましたよ。泣き叫ぶ顔がまたたまりませんでしたね」
勇者「ドSだ・・・」
魔王「人間は抵抗しなかったのか?」
魔王D「ええ、話し合いで解決しようと、そればっかりで。最期の時まで我々と話し合う事を望んでいましたよ」
魔王「む、むう・・・なんという魔族だ」
勇者「人間は無抵抗で滅ぼされたのか・・・・・なんかなぁ」
魔王D「平和ボケしていたので絶やす事も容易でしたよ。魔族と人間がわかり合う事など不可能なのに・・・全く馬鹿な連中です」
魔王「まぁ、これが本当の魔族だな・・・」
勇者「この世界に生まれた人間は不幸だったな・・・」
魔王D「これからは魔族が心地よく過ごせる、混沌とした世界を作り上げるつもりです」
魔王「そ、そうか。頑張ってくれ」
魔王D「貴方が何故勇者君と旅をしてるかはわかりませんが・・・寝首かかれないように頑張って下さいね」
魔王「あ、ああ・・・」
勇者「行こうぜ、魔王」
勇者「心が綺麗すぎるのも問題か」
魔王「あれが本来の魔族の姿だが、それに嫌悪感を感じる私は平和ボケしているのかな」
勇者「さあな・・・で、次は何処に行く?」
魔王「次は・・・魔王と勇者の年齢が離れてる世界へと行くか」
勇者「ほうほう」
魔王と勇者の年齢が離れてる世界
魔王「到着だ」
勇者「年齢が離れてる世界って、どっちがどれぐらい?」
魔王「見ない事にはわからん」
勇者「それもそうだな。行くか」
魔王城
勇者D「お、お前が魔王か!?」
魔王E「そうだよ!子供だと思って甘くみないでよね!!!」
魔王「どうやらお前がオッサンで私が子供のようだな」
勇者「なんともやりにくいな」
魔王E「どうしたの!さっさとかかって来なさいよ!!」
勇者D「し、しかし魔王とはいえ子供が相手では・・・!」
魔王「ふふふ、てこずっているな、勇者」
勇者「うるさい」
魔王E「こないならこっちから行くんだからー!ヘルファイヤー!」
勇者D「お嬢ちゃ・・・」
ズボゴウッ
勇者D「おわっ!?」
勇者「わ、お前子供なのに凄い魔法使って」
魔王「当たり前だ、小さくても魔王だぞ?」
魔王E「わ~い、オジサンびびってやんの~!」ピョンピョン
勇者「なんか可愛いなお前」
魔王「う、うるさい///」
勇者D「おのれ、もう子供だとは思わん!」
魔王E「むっ!」
勇者「お、子供を倒すのか俺?」
魔王「峰打ちに持ち替えたか。この勇者はとことん甘いようだな」
勇者D「そりゃああ!」
ゴツッ
魔王E「ぎゃっ!!」
勇者D「あ、すまん。力が入りすぎ・・・」
魔王E「うわあああああん!!!殴られたーー!!!」
勇者「おい、泣いたぞ」
魔王「頼む、見ないでくれ」
勇者D「え、いや、ちょ・・・」
魔王E「ひど過ぎる~~!!うああああん!!」
勇者「今のお前からは想像も出来ん」
魔王「だ、黙れ!」
勇者D「す、すまないお嬢ちゃん・・・ちょっとやり過ぎてしまったかな」
魔王E「うわあああん!!い~た~い~!!」
勇者D「今、回復するか
魔王E「ギラッ」
ドゴッ
勇者D「うごふっ!?」
魔王「油断を誘い正拳突き!?」
勇者「あ、汚ねえ!やっぱお前だ!」
勇者D「うごおおっ!!」
魔王E「引っ掛かった!!バーカバーカ!!」
勇者D「こ、このガキめ~・・・!」
魔王「帰るぞ」
勇者「え?まだ決着ついてないだろ」
魔王「いいから帰るぞ!これ以上見てられるか!」
勇者「・・・やれやれ、しゃあないな。まぁ頑張れよ、俺」
魔王「これ以上私の醜態を晒せるか」
魔王「さて・・・次は何処へ行くか」
勇者「なんか、もっと戦ってるっていう世界も見てみたいな」
魔王「ならば、好戦的な人間が溢れる世界でも行くか」
勇者「好戦的な人間か・・・まず、俺が存在してるのかが気になる」
魔王「ふふ、では行こうか」
好戦的な人間が溢れる世界
魔王「到ちゃ・・・む」
勇者「な、なんだこの死体の山は」
魔王「人間だけではないな。魔物の死体もゴロゴロある」
勇者「この世界は人間達と魔物の全面戦争が起こってんのか」
魔王「これは面白いな。人任せの人間達が魔物と戦うか」
勇者「とりあえず魔王城に行こうぜ」
魔王城前
勇者「な、なんだこりゃ?」
魔王「人間共が魔王城を囲んでいるだと・・・」
勇者「こんな状態じゃ中に入れないぞ」
魔王「大丈夫だ、移動呪文を使う」
勇者「・・・人間が結束すれば魔王も魔物も敵じゃないんだな・・」
魔王「人間の力も侮れんな。行くぞ」
勇者「あ、ああ」
シュンッ
魔王城
シュンッ
魔王F「む?何者だ!?」
勇者E「奇襲か?」
魔王「落ち着け」
勇者「まず俺達の話・・・って、あれ?なんで俺が魔王といるんだ?」
魔王F「ほう、次元を旅しているのか」
勇者E「敵かと思った・・・びっくりしたよ」
勇者「(ここの俺は気弱みたいだな)」
魔王「人間に城を囲まれるとは、情けないな」
魔王F「フン、黙れ」
勇者「人間がここに攻めに来てるのになんで俺がいるんだ?」
勇者E「ぼ、僕は魔王様の配下だから・・・」
魔王「なんと、勇者が私の配下?」
勇者「一体どういう事なんだ?」
魔王F「コイツは確かに勇者の血を引いているが、性格が臆病でな。村の人間に疎ましく思われ捨てられたのだ」
勇者「な、なんだって」
勇者E「それからさ迷ってる内に偶然魔王様と出会って仲間にしてもらったんだ・・・」
魔王「勇者というのに情けない奴だな・・・」
勇者「しっかりしろよ・・・」
勇者E「うう・・・」
魔王F「あまり攻めてくれるな。こう見えても勇者の血を引いているから戦力になっている。それに、コイツはこう見えて執念深い奴だからな。必ず奴らを蹴散らしてくれるだろう」
勇者E「ま、魔王様そんな・・・」
魔王「なんとも変わった世界だな」
勇者E「そうだ、魔物様!この人達にも手を貸してもらえば・・・!」
勇者「おま・・・情けない事言うなよ」
魔王「我々は違う世界の人間だから、あまり干渉する事は出来ん。お前達だけでなんとかするのだな」
勇者E「そ、そんな~」
魔王F「違う私の言う通りだ。お前の力さえあれば、あの人間共は倒せるのだ」
勇者E「魔王様・・・」
魔王F「お前の力、期待しているぞ」
勇者E「は、はい!!!必ずやお役に!」タッタッタ…
魔王F「ふ・・・」
勇者「なんか優しいなお前」
魔王「・・・黙れ」
魔王F「この最終決戦が終わったら、あいつは私に何か言いたい事があるようだ」
勇者「え、それって?」
魔王F「ふふ、秘密だ」
勇者「なんだよ、それ」
魔王「気持ち悪いぞ、私よ」
魔王F「ふふふ・・・お前にはわからんだろうな。こんな気持ちは・・・」
魔王「なっ・・」
魔物「魔王様!勇者が先陣切って突っ込みました!」
魔王F「む!よし、我々も続くぞ!・・・お前達、そういう訳だ。去れ」
勇者「ああ、俺によろしくな」
魔王「私よ、死ぬなよ」
魔王F「ああ、さよならだ。私達よ」
勇者「しかし、人間が魔王城を包囲するくらい強いなんてな~」
魔王「私達の世界の人間共は平和ボケしてくれて助かったわ」
勇者「あいつらにはなんか、生き残ってほしいな」
魔王「・・フン、さて次にするか・・・」
勇者「次はどの世界だ?」
魔王「ん~と・・・人間共と魔物達が共闘する世界にでも行くか」
勇者「共闘?それは面白いな」
魔王「よし、では行くぞ」
人間共と魔物達が共闘する世界
魔王「到着だ」
勇者「な、なんだこれ?見た事ないモンスターだ!」
魔王「銀色に輝く人型のモンスターか・・・」
勇者「とりあえず魔王城だな」
魔王「うむ」
魔王城跡
魔王「ん!?」
勇者「魔王城が壊されてら」
魔王「魔王城を破壊出来る程の相手なのか・・・」
勇者「この世界に俺達はいるのか?」
魔王「いるハズだ。・・・とりあえず知っている場所へ適当に移動するぞ」
勇者「お、おう」
世界連合軍駐屯地
魔王G「勇者将軍、銀色の飛行物体は我々魔族が相手をする」
勇者F「では俺達人間は銀色共が集まる地へ総攻撃だな・・・」
シュンッ
勇者「あ、いた」
魔王G「!?」
勇者F「銀色の仲間か!?」
魔王「わ、ちょっと落ち着け・・・」
魔王「・・・という訳だ」
勇者F「なんだ、銀色の仲間ではなかったのか」
勇者「銀色ってなんだよ?」
魔王G「突如我々の世界に現れた者達だ。正体はわからんが人間と魔物見境なく襲い掛かかってくる」
魔王「それで人間と魔物が共闘しているのか」
魔王G「奴らの攻撃には驚かされた。今では慣れてきたが」
勇者F「数日後に総攻撃する作戦を立てていたんだ」
勇者「・・・大変な世界だな」
魔王G「魔王城を吹っ飛ばしてくれた飛行物体には仮を返さねばならん」
勇者F「俺の大事な仲間をさらっていった銀色の奴らにも仕返しをしなきゃならんからな」
魔王「我々の世界は相当平和なようだ」
勇者「・・・だな」
魔王G「お前達はここに来るまで色々な私達を見て来たのだろう?」
勇者「ああ、まあね」
勇者F「せっかく銀色が存在しない世界にいるんだ。下らない争いは止めて手を取り合うべきだと思うぜ」
魔王「むう、やはりそうか・・・しかし」
魔王G「私がこうやって勇者と手を組む事が出来たんだ。お前達の世界でも可能なハズだ」
勇者F「まぁそう簡単に行かないと思うけど頑張れよ」
勇者「おう」
魔王「色々な世界を見て来たが、人間と魔物が協力して生きている世界が多かったな」
勇者「だな、まぁそれが一番だよな」
魔王「しかし、私達の世界の人間も魔物もお互いを善く思ってはいない」
勇者「いきなり仲良くしようったって無理があるよな」
魔王「なにか我々で証明を立てねばなるまいな」
勇者「んじゃあ、その証明を立てた世界に行こうぜ」
魔王「うむ、それが手っ取り早い」
その証明を立てた世界
魔王「到着」
勇者「ここには、後の俺達がいるんだよな?」
魔王「うむ、多分な」
勇者「なんか怖いな」
魔王「さぁ、会いに行くか」
魔王城前
魔王「ん?」
勇者「おい、また魔王城が囲まれてるぞ??」
魔王「それも人間と魔物の両方に・・・」
勇者「どういう事なんだ?」
魔王「とにかく中へ移動しよう。行くぞ」
勇者「ああ」
シュンッ
魔王城
シュンッ
魔王「・・・誰もいない」
勇者「この俺達は今の俺達がここに来るって事を知っているハズだよな?」
魔王「ああ・・・ここで待っていると思ったが・・・」
ザワザワ…
勇者「なんか、表が騒がしいな」
カラーン カラーン カラーン
魔王「!?鐘の音・・・?」
勇者「なんなんだ?行ってみよう!」
♪ ♪ ♪♪
魔王「な、なんだこの音色は?」
勇者「何処かで聞いた事がある・・・この音はまさか・・・」
魔王「まさか・・・」
魔王城 城門前
ワー ワー
民衆「勇者様ー!おめでとうー!」
民衆「永遠の平和を~!」
魔物衆「ウゴー!」
勇者「おい魔王・・・証明するのってあれか?」
魔王「・・・み、みたいだな///」
側近・神父「それでは、指輪の交換を・・・」
勇者「・・・」
魔王「・・・ふふ」
勇者「・・どうした?」
魔王「あの時の事を思い出した・・・」
勇者「あの時?・・・ああ、ここを目撃した瞬間か」
魔王「ああ・・・今頃、口を開いて見ているだろうな・・・そこのバルコニーから」
勇者「へへ・・・そうだな」
魔王「・・・」
勇者「・・・」
勇者「俺と魔王が結婚だと・・・」
魔王「・・・」
勇者「お、おい!何ぽけーっとしてるんだよ」
魔王「ふふ・・・勇者よ、こんな結果が出てしまったな」
勇者「ま、前にも言ったろ!俺にだって選ぶ権利はある!」
魔王「フフ、強がるな。最終的にはああなるのだから」
勇者「誰が!俺は別の方法で探してやるさ!」
魔王「運命を変える事は出来ない。観念するのだな、あははは・・・」
勇者「わ、笑うな!さっさと元の時代に帰るぞ!」
魔王「ははは、照れるな照れるな・・・」
神父・側近の声「では、誓いのキスを」
勇者「!」
魔王「勇者、聞いたか今の?」
ワー ワー
パチパチパチパチパチ
勇者「ええい、聞こえない!さっさと帰るぞ!!」
タッタッタ…
魔王「あ、待て勇者・・・」
タッタッタ………
ゴソゴソ
魔王H「懐かしいな。もう20年も昔の話か」
勇者G「ふ、照れ隠しのつもりだったのか俺は・・・」
子供A「今のが若い頃のパパとママなのー?」
勇者G「ああ、城の外ではパパとママの結婚式が行われているんだよ」
子供B「え、見たーい!行こうよー!」
魔王H「はいはい」
神父・側近「これにて勇者殿と魔王様の結婚式を終了します。互いに平和があらん事を!」
勇者「終わったな」
魔王「終わればあっけない物だったな・・・」
勇者「俺達はもう帰ったかな?」
魔王「ああ、恥ずかしさに耐えられなかったお前が無理矢理私を連れてな」
勇者「あ・・・そうだっけ」
勇者G「失礼」
勇者「ん?」
魔王H「勇者殿、魔王様。ご結婚おめでとうございます・・・」
魔王「え?・・・!お前は・・・」
勇者「?」
魔王H「シッ…」
魔王「・・・」
勇者G「人間と魔物の争いがなくなり喜ばしい事です」
魔王H「私達の子供達にも是非祝福の言葉を送らせてください」
勇者「あ、わざわざすみません・・・」
子供A・B「パ・・勇者様、魔王様、おめでとうございます!」
勇者「ありがとー」
魔王「子供・・・そうか。あはは・・・」
勇者「どうした魔王?」
魔王「ありがとう、お嬢ちゃん達」
子供A・B「・・・・」
勇者G「では私達はこれで失礼します」
魔王H「この平和が永遠に続きますように・・・」
子供A「パ・・・勇者様、浮気したらダメだよ!」
勇者G「!コ、コラ!!」
勇者「あは、する訳ないじゃん」
魔王「・・・ほほう」ニヤリ
勇者「なんか変な子供達だったな」
魔王「勇者、浮気はしないと誓えるか?」
勇者「え?当たり前だろ!」
魔王「ではもし浮気をした場合は、なんでも言う事を聞いてもらうぞ?」
勇者「あ、ああ・・・絶対しないけどな!!」
魔王「フフ・・・」
夜
勇者「今頃、昔の俺達は大変な目にあってるだろうな」
魔王「ああ、転移場所を間違えて門も故障・・・よく帰ってこれたものだ」
勇者「・・・さて、そろそろ寝るか」
魔王「勇者、普通に寝るのか?」
勇者「え?」
魔王「新婚初夜だぞ」
勇者「あ・・・ああ///」
魔王「勇者、子供は欲しいか?」
勇者「ああ、五人くらいは欲しいな!!」
魔王「ふふ、多すぎるな。私は二人で十分だ」
勇者「え?そうか?まぁ、それは神のみぞ知るって事で・・・失礼します!」
魔王「強引だぞ勇者・・・・あっ・・・・・・・」
終わり


あっ…///