少年「え?」
幼「はい、これメディア。聴けるやつ持って来てたよね?」
少年「え? 何が入ってるの?」
幼「だからぁ、私の喘ぎ声だってばww」
元スレ
幼馴染「喘ぎ声を録音したからあげるねwww」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323858501/
幼「あ。信じて無いでしょー? ひどーい」
少年「そりゃあ……っていうか、ホントに入ってても困るけど」
幼「だってさ、少君、叔母さんの家に居候中なんじゃん?」
少年「? うん。夏休みの間はお世話になる予定」
幼「こっちが地元なんだから、今年もみんなで来れば良かったのに」
少年「うん……でも忙しいみたいなんだ。ところで、それがどうしたの?」
幼「うひひww 居候だし。こんな田舎だし。ひとりエッチのオカズに苦労してるんじゃないのぉ?」
少年「ブッ!? お、女の子がそーいうこと言うなよ!―――で、まさかこれ、本気で入ってるんじゃ」
幼「帰って聴いてみれば分かるって。あっ、それと!」
少年「ん?」
幼「オカズにしたらちゃんと報告してね?wwww」
―叔母の家
少年「ただいま」ガチャ
叔母「おかえりっ。お菓子あるけど、おやつ食べる?」
少年「……ごめんなさい。今食べると、夕ご飯入らなくなっちゃいそうだから」
叔母「そっか残念。じゃあ、夕食の用意できたら呼ぶから、ゆっくりしててね」
少年「はい。お世話になります」
トタトタトタ…バタン
少年「……」
少年(携帯プレーヤー持ってきてて良かったな。外に漏れずに聴ける)
少年(あ、喘ぎ声ってのは……さすがに冗談だとは思うけど……)ドキドキ
ポチッ
『――――――ンっ』
少年「!?」
『ん、ぅっ……えへ……やっと盛り上がってきたから、ここから録音しまぁす』
『あ。ちなみにオカズは、女子二人の間でフラフラしちゃう、優柔不断男子のちょいエロな漫画だよ』
『ぁ、ぁン、くぅ……んっ、聴こえてる?』
少年(こ、、、これって! 本当に!?)
『今ぁ、私……タンクトップとパンツだけで、ベッドに転がってるから……ンン、ぁ……想像してね?』
『私が自分の指で、胸とかアソコとかいっぱい……イジってるぅ、とこ♥ ハァ、ハァ……ぁ、ぁっぁ!』
少年「……ゴクッ」
『ハァ、くぁ。オナニー、気持ちいいよぉ……ンっ』
『ぁぁ、ん、ハァ、ぁン! ぁ、ぅぅっ、ふぁっん』
少年「はぁ、はぁ、はぁ」
―幼馴染の家
少年「幼ちゃん!」
幼「やっほー。 ゆうべはおたのしみでしたねww」
少年「なんでドラクエ風なの? いや、そんなことより、これっ!」カタッ
幼「そっちできちんと聴けた? 少し心配だったんだ」
少年「途中でなんかちょっと、音が途切れてたけど―――そうじゃなくてっ」
幼「ウソっなんでだろ。あ、でも、ってことはじっくり聴いてくれたんだwww」
少年「あぐっ……ま、まぁその……じっくりってわけじゃ……」
少年「と、、とにかく! よくないよ、こういう事するの」
幼「少君って真面目だよねww 相変わらず。でもやっぱりオナニーはしちゃった?」
少年「え」
幼「『え』じゃなくて。私の喘いでる声でぇ、少君もオナニーしたかなーって質問してるの」
少年「ぁ、う ///」
幼「使うだけ使っておいて、白状せずにお説教はズルイと思いまーすwww」
少年「…………ごめん。しちゃった」
幼「うひひww 謝んなくていいよ。その為に渡したんだもん」
少年「だけど、僕のプレーヤーに移したデータはちゃんと消しておいたから」
幼「えー。つまんない」
少年「あとさ、うひひって笑うのはやめたほうが」
幼「えー……ねえ、メディアのほうにはまだ残してあるの?」
少年「うん。借り物だし、勝手に消すのはマズいかなって思って」
幼「ふぅん」
少年「でももう、今消しちゃったほうがいいよ。つ、使っておいて、説教じみてて悪いけど」
幼「はーい! じゃあちょっと待ってて」
幼「さっきの話の続きだけどー」カチカチ
少年「? なに」
幼「少君にだけ告白させるのもズルっぽいよね―――実は私も昨日しちゃった。オナニー」
少年「!?」
幼「私のえっちな声で興奮してモゾモゾしてる少君を妄想して……いっぱい」
少年「そ、、だ、だから、女の子がそういうの言っちゃダメってば!」
幼「はいこれ。また貸してあげる」カタッ
少年「メディア……なんで??」
幼「ふひひww 昨日のその喘ぎ声録った分も、追加しといたから……ね♥」
―叔母の家
少年(結局、押しきられて持ってきちゃった)
少年(まあでも、聴かなければいいんだ……ダメとか色々僕が自分で言ったんだし)
少年(聴かなければ……もし聴いたって、バレたりするわけじゃないけど……)
少年「……」ドキドキ
少年(バレたって……お、幼ちゃんは……むしろ聴けって……言ってて―――)
少年『―――実験?』
幼『そ。私ってね、性格こんなんじゃん?』
少年『こんなん?』
幼『親同士の付き合いで仲良くはしてても、女の子としてはびみょーでしょ』
少年『そんな……一緒にいて面白いよ』
幼『面白い、だしww まーいいの自業自得だもん』
少年『……』
幼『けどねぇ、顔と身体は超自信ある! 私の大切な宝、日本の宝です』
少年『日本まで。あれ? それで実験の話は』
幼『あ、だから。よく言うでしょ。カラダだけ目当てなの!?とか、ココロとカラダは別よ!とか』
少年『うん』
幼『でもそーいうのって切り離せる人ばっかりじゃないし。多分ホントは切っても切り離せない?的な?』
少年『……そうかもね。よく分かんないけど』
幼『……私も分かんない。だから少君に、カラダ目当てで散々私をオカズにし倒してもらってww』
少年『なっ ///』
幼『そしたら、ひょっとしてココロも私のこと好きになってきたりするのかな?って。そういう実験』
少年「……」
ポチッ
『――――――ぁ』
『ふぁ、ン……ぁ、ぁ、少くっ……ンぅ、ぁっ……』
『今回はぁ……ぅっ、ぁ、ぁっ……! ひとりエッチしてる少君をぉ、想って……ムラムラして、まぁす』
『んっ、んぁ、ン……ハァ……ハァ、ぁ、くぁ』
少年「……はぁ、はぁ」
『少君も……私でたくさん、ムラムラ……して、ぇ……ンぅ……びゅぅってしゃせー、してみて』
『私で、エッチなこと……妄想して……! く、んぅ、ぁっぁ!』
『ハァ、ハァ、ん、ぁ、少君っ少くぅん……ぁ、ぁンっぁ、あぁ! イケそっ、ぁ!!』
少年「はぁ、はぁ、はぁ」
叔母「少くーん!」
少年「!?」ビクッ
叔母「お姉ちゃんから電話ー」
少年「はっ、はい! 今降りますっ」
姉『―――そっちいる間だけでも携帯持たせとけば良かったね』
少年「どうしたの?」
姉『お母さんがそっちに果物とか送るって。なにかリクエストある?』
少年「んー……任せるよ」
姉『何でもいいなら、うまい棒敷きつめとく。幼ちゃんには会った?』
少年「う、、、うん。相変わらず騒がしい」
姉『そっかぁ。ちっちゃい頃は少年と二人で大人しくて、女ちゃんばっかり元気だったけどねぇ』
少年「そうだった気もする」
姉『ま、じゃあ、お母さんにはテキトーに伝えとく』
少年「うん」
姉『女ちゃんのお墓参り忘れずにね。あの子霊感強かったから、放っとくと怨まれちゃうかもよ?』
少年「僕、姉さんと違ってレイとかレーカンとか信じてないから。でも礼儀だからちゃんと行くよ」
姉『そーいうところ子供っぽくなくて生意気……』
少年「…………姉さん」
姉『うん?』
少年「電話ありがとう。様子確かめようと思ってくれたの?」
姉『あー……まぁ。うん。それも少しね』
少年「僕は―――すぐ落ち着くと思う。心配かけちゃってるけど、そんな大げさなことじゃないよ」
姉『あのさ…………お父さん、バカだけど、あんなの軽口叩いただけだから。脳筋なの。反省してる』
少年「分かってる。姉さんにまで、とばっちりでヘンなこと考えさせたみたいでごめん」
姉『……こういう時に、そうやって私のほうに気を使えるトコ、凄いと思うわ』
少年「き、切るよ」
姉『なーに照れてんの。家のことがどーだろうが、あんたは私の自慢の弟だからね?』
少年「姉さんこそ、そういうの、言ってて照れない?」
姉『照れないよぉ! だけど少年はもちょっと気楽に生きていいよ。愛してるぜべいべー』
少年「……べいべーて」
―翌日
幼「はーい。ゆうべはおたのしみでしたか?ww」
少年「それ言う決まりでもあるの?」
幼「あるよwwww どこ向かってるの?」
少年「女ちゃんのお墓参りしとこうと思って」
幼「あ…………そぅ」
少年「?」
幼「私も一緒に行く」
テクテクテク
少年「昨日、姉さんと電話してたら、女ちゃんの話が少し出てさ」
幼「うん」
少年「それで思い出したんだ。大抵は女ちゃんが、僕らをあちこち引っ張って行ってたなって」
幼「……」
少年「なのにお墓だけはイヤがって……霊が出るからって言ってさ。僕はそういうのピンとこないけど」
幼「……」
少年「でも、そう言ってた女ちゃんにだけは、あそこ行くと会えるのかなって気がしてくる。ゴメンね」
幼「え。なんで唐突に謝ってんの?」
少年「いや、だってちょっと……無神経だったから。幼馴染ちゃんは、その、事故の時……」
幼「一緒にいたこと? もう何年も経ったし、自分でついて来といて話題NGなら私バカじゃん」
少年「けどさ。テンションひっっっくいよ?」
幼「まあショックは残ってるけどー、なんだーそういうゴメンかぁ」
少年「ん?」
幼「『他の女の話で嫉妬させてすまないね、キスしてやるぜぶちゅぅ』みたいなのと違うのぉ?」
少年「僕どんなキャラなのかな、それ」
―墓地
幼「私、お線香の匂いって好き」
少年「僕も」
幼「ねえ…………結局、女ちゃんと三人で墓地まで来たことあるのは覚えてる?」
少年「え。そうだっけ」
幼「散々イヤがっといて、いざ来たらすぐ元気になってハシャいでさ。『霊は昼間は寝てるみたい』って」
少年「女ちゃんらしいや。あの頃って幼ちゃんはわりと内気だったよね?」
幼「…………そうだったかなあ」
少年「そうだよ。でも、昼間寝てるなら、墓前で女ちゃんに挨拶しても聞いてなかったりして」
幼「関係ない。どっちにしろ、この下にあるのは抜け殻のそのカケラだもん」
少年「ま、、、まぁ、そうだけど」
幼「……」
少年「幼ちゃん? やっぱり今日ヘンだよ、なんか」
幼「よしっ。やっぱキスしよう」
少年「―――きす? なに?」
幼「ぜーんぜん触らないで音声ばっかりじゃ、かえってよっきゅー不満でしょ? キスしてみよ」
少年「な!? なに言ってんだよ急に……第一、墓地でそんなこと」
幼「少君ってオカルト信じないタイプだし。そしたら不謹慎とか無いよね」
少年「そ、そーいうコトと、こーいうコトは別で―――」
幼「平気だよ。霊がいたって昼間は寝てるから……ね。誰も見てない」スッ
少年「ダ……っ、ダメだって!」
幼「ダメなのぉ? ぶー。じゃ、桶の残ってる水使うのはいい?」
少年「え、、? えっと。何に使」
ザバッ
幼「ひゃう! 冷たっ―――ふひひww 水も滴るいい女になってみた」
少年「お、幼ちゃん!? ホントなにやってんだよっさっきから」
幼「手ーちょうだい」
ムニュッ
少年「!!???」
幼「なにしてるって、決まってんじゃん。少君をゆーわく♥しようとしてるの」
少年「誘惑、てそんな」
ムニッムニッ
少年「ぁ、ぁう、あ ///」
幼「顔真っ赤ww どぉ? けっこう大っきくなったでしょ。少君もちらちら気にしてたよね……おっぱい」
ムニッムニッ
少年(や……やわらかぃ。うぁぁっ)
幼「今だけ、好きなだけじろじろ見放題。濡れてぴったり形出て、肌透けて……えっちな感じ、しない?」
少年「うぅ、お、幼ちゃ……マズイって」ゴクッ
幼「なら力づくで振り払えばいいのにww そしたらチャンス逃しちゃうけど……ンっ」
少年「!?」ビクッ
幼「ハァ……少君に触られてるんで、コーフンしてきちゃった。少君も……ダメって言うくせに」
幼「コーフンしてるよね? おちんちんのとこ、膨らんじゃってるから丸分かり……ほら」サワッ
少年「ぅ、ぁっ!……はぁ、はぁ」
幼「そのまま動かないで。キス、するから」
少年「―――っ!?」
少年(お……幼ちゃん……なんだか怖い。けど)
少年(身体が、、、言うこときかな……っ)
幼「ん……」
少年「つ…………ぁあああっ!」ドンッ
幼「きゃっ!?」
少年「はぁ、はぁ……あ。幼ちゃん、大丈夫ッ!?」
幼「いっつ。お尻が痛い。それだけだけど」
少年「ごめん……突き飛ばしたりして―――その、びっくりしちゃって」
幼「ふんっ。いーよーだ。少君のヘタレ! ミトコンドリア!」
少年「ミト……いや、だってさ、やっぱりお墓参りなんだし。イ、イヤだったわけじゃ、ないんだけど……」
幼「草食動物的なナニカ!」
少年「……」
幼「ふー。まぁ……私のほうが調子乗りすぎだよね。少君ごめんなさい」ペコリ
少年「そんな。謝られるようなことじゃないよ。こっちこそ」
幼「え、そう? じゃあ改めてキスしよーww ん~」
少年「…………片付けて帰ろ」
―数日後―叔母の家
幼「ねー明後日、プール行かない?」
少年「プール? この辺にあったっけ」
幼「バス乗らなくちゃだけど、○町のほうに出来たの。で、お祭りあるからそれ寄ってこ」
少年「うーん。でも夜出歩くのに僕らだけじゃ……」
幼「平気。お祭りには私のお父さんとお母さんも来て合流するから」
少年「なら、叔母さんにいいかどうか聞いてみる。ちょっと待ってて」
少年「―――OKって!」
幼「やった! じゃ、明後日お昼食べて、気が向いたら迎えにくるね」
少年「気が向いたら!?」
幼「絶対向くからww だいじょーぶーってば。そ、れ、と」
カタッ
幼「はい今日の分」
少年「ぁ。ぅ…… ///」
幼「またすぐ赤くなるぅ。やだなぁもう、可愛い♥」
幼「これね、今朝こっそり録った、喘ぎたてほやほやだよ」ボソッ
少年「~っ」
幼「実験なんだから遠慮なく持ってって。ただ少君もぉ、もーちょい素直になってくれても良くない?」
少年「素直……って?」
幼「ふひひww ちゃんと昨日もしてくれた? 私の……で、オナニー」
少年「う……ぅん」
幼「そしたらさ、こうして毎日喘ぎ声贈られるの、ホントは迷惑? それともホントは、楽しみ?」
少年「…………………楽しみに、なってる。幼ちゃんの……喘いでる声」
少年(こうやって、一人になったら、すぐ……何回も、聴くようになっちゃってるし……)
『おっぱい……ハァ、私、ノってくると、わりと感じるんだ……ぅ、ンぁ、ン』
『……だからぁ、今両手でもにゅもにゅしてみたり……ハァ……さきっちょとか、ぁ、ぁっぅ、弄ってる、トコ』
少年(……やめられなくなってる……ここ、叔母さんの家なのに―――!)
『ねえ。少君……ハァ……こないだおっぱい触った時の、感触、思い出してみてね……?』
少年「……ゴクッ」
『ンっぁ! ぁぁ、ハァ、ハァ……下もぉ……おフトン、固めて。擦ってぇぐりぐりぃ……って、ぁ、ふぁん!』
少年「はぁ、はぁ、はぁ」
『いいよぉ……わ、私もっぉ……少くんの、手、思い出して……んっぁ、ぅ……――――――』
少年(あ……まただ)
『――――――……ぁ、ぁ、ぁ! ふぁ、ン……』
少年(……これ、なんなんだろ。どれも必ずどっかに途切れがあるなんて)
少年(なのに幼ちゃんの方だと、そんなの無くて聴けるって言ってた……機器の相性とかなのかな?)
―プール
幼「じゃん! どぉ? どぉ?」
少年「う、、うん。か……可愛い」
幼「言いながら目を逸らすww ほら、見てって言ってるんだからしっかり見てよーエロい目つきで」
少年「エロ前提?」
幼「私は少君のこと、エロエロに見てるよー。ふひひww」
幼「あれだよねっ。脱ぐと案外しっかりした身体つき」
少年「身体づくりはしてるから……一応」
幼「てゆかさー、気合入れて水着来てるのに、男子からそーいう風に意識されなかったら切ないじゃん」
少年「いや、ちゃんと可愛いってば! お世辞で言ったわけじゃないよ」
幼「油断してたらちんこ勃っちゃうくらい?ww」
少年「なんでそーいう表現かなぁ」
幼「んー。ま、いいや。行こっ」グイッ
少年「うん」
幼「アトラクションとかヌルいのは後! まずは競泳できるとこで動けなくなるまで勝負ね!」
少年「三本勝負くらいでやめとかない?」
バシャバシャバシャ
幼「ひゃぅww 冷たくてきもちー」
少年(ホント、可愛いなぁ)
―祭り
少年「こんばんは」ペコリ
幼母「こんばんは少君。いつも幼の面倒見てくれてありがとうね」
幼「えー、なにそのベタな感じ」
少年「い、いえ。僕のほうこそ」
少年「幼ちゃんのおかげでお祭りにも来れたし、夏休み楽しく過ごさせてもらってます」
幼母「今度、ウチにもまた遊びに来てね?」
少年「はい、是非」
幼父「……」
幼「お父さん。『ウチの娘もこんくらしっかりしてたらなぁ』って思ってるっしょ?」
幼父「いやー、同い年なのになー」
幼「ねー?」
少年「///」
幼父「さて、花火上がるまでまだあるから、少しブラつこうか」
幼「……少君、少君。臨時おこづかいGETしてきたwww これで二人で抜け出してもへーき!」
少年「はぐれたら後が大変だよ」
幼「待ち合わせ場所も決めたから。しばらくなら屋台好きに回ってきていいって」
少年「でも」チラッ
幼母「…」
幼「ほら、手振ってるし。ね」
スタスタ
少年「幼ちゃんのお父さんとお母さんって、おっとりしてて優しいよね。昔から」
幼「そーなの。いい人過ぎて、たまに泣き喚きたくなる」
少年「泣くの? あとこっち行くとあんまり屋台無いよ」
幼「……私、悪い子だから」
少年「? 幼ちゃん?」
幼「屋台なんてほっといて、周りに人……いないところ行きたいなぁ」ギュッ
少年「!?」
幼「いこ?」
幼「結構離れちゃったけど―――ここだったら花火も見えるよ」
少年「……うん」
幼「少君……ん……っ」
チュッ
幼「ふひひww キスしちゃったww 今日は、ダメって言わないんだ?」
少年「……墓前じゃないから。『イヤなわけじゃない』って、あの時も……」
幼「じゃあ……もっとしよ」ギュッ
チュッ…チュウ
幼「んちゅ、ん……はぁ……えへ。ン、ちゅぅ、んちゅっ……」
少年「はぁ、はぁ……」
幼「ひょっとしてで聞いちゃうね。私のこと、好きになってきた?」
少年「―――うん―――幼ちゃんのこと好きだ。んむぐっ!?」
幼「ちゅーっ、んむ、ちゅ」
幼「……ん、んむ、ん、はぁ、ンン」
チュゥ、チュプ、チュ…チュクッ!
少年(うぁ……っ、舌……!)
幼「はむ、んちゅ、ちゅくっん……れろ、ちゅぷっれるれる」
少年「ん、んぁ……はぁ、ん~、ぁ……はっ」
少年(熱い……頭、ぼぅっとする……幼ちゃん……っ)
幼「はぁぁ……キスってきもちー」
少年「う、うん ///」
幼「少君もきもちーんだww さっき『好き』って言ってくれたから、私もうちょい頑張っちゃお」
少年「?」
幼「そのまま、じっとしてて……」
幼「……」スッ
カチャカチャ
少年「!? お、、幼ちゃ」
幼「こっちにもキス、してあげる」
少年「な、や、でもっ」
幼「んしょ……わぁ、少君ガッチガッチ」
少年「っっっ ///」
幼「……ちゅっ。れろ、ちゅぷ」
少年「ふぁ、ぅっく……ぁ」
ドォーン!
少年(あ―――花火、が)
ドォーン!
少年「ぅぅ、あ、く、ああっ……幼ちゃ……」
―――ジャナイ!!!!
少年「!?」ビクッ
少年(…………部屋?)
少年(あ、そっか。お祭りから帰って。着替えずに寝ちゃったんだ)
…ァ…ンァ…
少年(音量踏んで上げちゃったのか。音漏れしてる……部屋の外までは届いてない、よな?)
少年(僕……幼ちゃんの喘ぐの聴きっぱなしで寝てたんだ ///)
少年(いい加減、聴くのガマンできるようにしないといけないよな…………けど)
幼『じゃね、少君。また泳ぎ行こう。あとさー』
幼『明日ならぁ……家いるの私だけだからwww エッチぃことしにおいでよ、ね♥』
少年「……」ドキドキ
少年(幼ちゃん…………あれ?)
少年(――――――さっきの音って、なんだったんだろ。喘ぎとかとは……違ってた……?)カチカチ
『ぁ、ん、ぁぁっ……ぅ――――――……ぁぁン! ぁ、ぁ』
少年(この辺かと思ったけど。でも途切れて、る、だけ…………あっ!)
少年(もしかして。途切れてるんじゃ無くて音量が小さくなってるだけ、とか)カチカチ
少年(……ここらで、音上げて……みれば)
―――アナタガ
少年(やっぱり!)
アッテルノハ幼ジャナイ!!!
少年「…………え?」
少年(なんだ今の。『あなたが会ってるのは幼じゃない』……? 幼じゃないって……幼ちゃんの声だし)
少年(幼ちゃんのイタズラかゲームなのかな。僕がこれに気づくかどうか?)
少年(毎度途切れてたのもわざとか……じゃあ他の、音が無いって思ってたところも……)カチカチ
―――ダマサレナイデ。キヅイテ
少年「……」
―――アナタガアッテルノハ幼ジャナイ!!!
―――幼ハ
―――カラダヲ、ウバ、ワ、レ、タ
―――カラダヲウバワレタ
―――コエデクベツ……デキナイカラ……ナマエデツタエル
―――女ガ、幼ノ、カラダヲウバッタ!!
―――ダカラワタシ、ヲ
少年(な、、、なんだよ、これ。趣味悪いって)
少年(幼ちゃん……僕を怖がらせようと思って、こんな―――こと―――)
私ってね、性格こんなんじゃん? けどねぇ、顔と身体は超自信ある! 私の大切な宝
ちっちゃい頃は少年と二人で大人しくて、女ちゃんばっかり元気だったけどねぇ
あの子霊感強かったから
大抵は女ちゃんが、僕らをあちこち引っ張って行ってたなって
あの頃って幼ちゃんはわりと内気だったよね?
この下にあるのは抜け殻のそのカケラ いい人過ぎて、たまに泣き喚きたくなる
……私、悪い子だから
少年「……」ドクンッドクンッ
少年(あ……っ、ありえない! 身体を奪うとか、そんなのあるわけない! 考えすぎだっ)
少年(第一、機器のせいで音が消えてたとかじゃないなら―――)
少年(こんなのが入ってるせいで途切れて聴こえてたなら―――)
少年(幼ちゃんだって変だって気づく。なのに……幼ちゃんのほうでは全部きちんと聴けてるって……)
少年(そうだよ! なんだ。やっぱり幼ちゃんがイタズラして、知らないフリしてただけだ)
少年「……」
少年(……どうせ、中身移してメディアは幼ちゃんが持ち帰ってるんだから。今確かめよう……ない、し)
ギシ…ギシ…
少年(叔母さんも叔父さんも寝てるよな。静かにしないと)
少年(ここのオーディオ、確か僕のから移せたはず。ヘッドホンの穴は……あった)カチャカチャ
ポチッ
『いいよぉ……わ、私もっぉ……少くんの、手、思い出して……』
少年(あるわけない、ありえない。霊とか。幼ちゃんが)
『んっぁ、ぅ……イ、ぁ、ハァっぁぁ! イけそっ、んぁ、ぁぁぁっ……ぁく、ぁ!』
少年「!!!」
少年(途切れ、、が、、、、、、ない)
―翌日
叔母「それじゃ私出かけるけど。具合大丈夫?」
少年「……寝てれば良くなると……思います」
叔母「そう……無理に起きなくてもいいけど、ご飯は冷蔵庫入れとくね」
少年「はぃ……」
叔母「お腹すいたら食べて。他にも、家の中の物は好きにしていいから」
少年「はぃ……すみません。行ってらっしゃい」
少年「……」
少年(移したらどれも、普通に聴けた……なのにまた僕のに入れ直すと―――)
少年(あ、あのメッセージ……浮かび上がってくるみたいに……こんな……こんなのって)
ピンポーン!
少年「!?」ビクッ
ピンポーン! ピンポーン!
少年「……」ガクガク
幼「少くぅーん。いーまーせーんーかー」
少年「ハァ、ハァ、ハァ」
少年(か、、、帰った。よな?)
少年(どうしよう。どうしようどうしよう。どうすれば。誰か、誰か助けて!!)
少年(そうだ―――姉さんに!)
ドタドタドタ
少年(電話、出て! 姉さん!)
姉『―――はい。姉ですが』
少年「あ、あ、姉さん!」
姉『はい姉ですよ』
姉『……』
少年「こんなの、バカみたいだけどっ、僕、霊とか信じないって言ってたくせに……だけど!」
姉『……』
少年「嘘でも騙してるわけでもなくてっ、僕じゃ……どうしていいか! お願いだから信じて!!」
姉『―――まずね。話通りなら幼ちゃん……女ちゃんか。あんたに危害を加える様子は無いんだね?』
少年「き……がい? う、うん。そういう感じは全然……」
姉『ならひとまず怯えなくてもいい。っぽいんじゃない? 怖いのは分かるけど、落ち着いて』
少年「姉さん……あ、あの。信じてくれてるの……?」
姉『んーとね。私、高校で生徒会の書記してるでしょ? そこの生徒会長がおっぱい星人の末裔でさ』
少年「…………お?」
姉『遠いおっぱい星から移住した宇宙人の子孫。しかも、本物のおっぱい星人が私の恋人。スゴイ?』
少年「意味が……あ、そ、そっか。いきなりおかしな話されても信じられるわけない……よね」
姉『そんな皮肉じゃなくって! 私の周りもメチャクチャだから、あんたの話くらい信じるってコト』
少年「いや。それにしたってないよおっぱい星人は」
姉『ふんっ。今度会わせてやるから覚悟しとけ』
姉『私の……というか会長の知人で、お祓いとか本格的にやってる巫女さんがいるの』
少年「ミコ? って、神社なんかの巫女?」
姉『そう。そっちに相談したほうがいいだろうから、アポ取ってみる! 一旦切るね。待ってて』
少年「うん……ありがとう! 姉さん」
トゥルルルル
少年「! もしもしっ」
幼『あー、やった、少君出た』
少年「ッ!?」
幼『なかなか来てくんないから、さっき私のほうから押しかけちったwww』
少年「……」ドクンッドクンッ
幼『でも誰もいなくって。どっか出かけてた?』
少年「ぁ、ぅ……」
幼『少君?』
少年「ご……ごめん。僕、体調が悪くて。その、ずっと寝てて……今、少し起きて」
幼『え、具合悪いの!? 風邪?』
少年「風邪じゃなくて、えっと……なんていうか疲れ……ちょっと疲れが……」
幼『そっかーざんねーん。ゆっくり休んで、オナニーは控えめにねww ふひひwww』
少年「……」
幼『……少君、ホント大丈夫? 』
少年「う、うん」
幼「?」
少年「いやほら……前から気づいてたんだけど。うひひをふひひに変えてもあんまり意味無いなって」
幼『あれ。そう? でもこれ以上変えるところないよぉ』
少年「無い、かなぁ?」
幼『んー、でも愛しの少君がそう言うなら、考えとく。元気になったら電話ちょうだいね!』
少年「…………うん」
巫女『私の知見の限りでは―――申し訳ありませんが、にわかに信じがたいお話ではあります』
少年「え……っ」
巫女『ご説明致しますので、心穏やかに聞いてください』
巫女『霊を肉体に憑依させる術法は確かに存在します。口寄せなどと称されるものです』
巫女『相応の修行を得たイタコなどであれば独力で―――』
巫女『もしくは、素養のある方を器とし、私達のような者が儀式をお手伝いすることで』
巫女『けれどどちらも、器となる者が自発的に霊を受け入れ、短時間の憑依のみを可能とする術……』
巫女『霊による強制的な憑依では……それ自体滅多にはございませんが、より瞬く間に終わります』
巫女『肉体と、肉体の本来の持ち主である魂の結びつきに勝てず、弾き出されるためです』
少年「それじゃあ」
巫女『いかに霊力が強くとも一般の方が、他者の身体を奪い取り長年支配を続けるというのは―――』
少年「やっぱり僕の勘違い、ってことなんでしょうか?」
巫女『仮に…………ありうるとするなら、ですが。かなり特異な条件が必要となるでしょう』
巫女『憑依側の霊力が図抜けて強いのは無論。肉体側との霊的な相性が際立って良く、その上で』
少年「……」
巫女『比類なき思念の爆発の際、息が届くほど傍にいたなら。尚可能性は低いものの、あるいは』
少年「思念の爆発って……例えばどんな」
巫女『例えば―――苛烈な死の瞬間』
少年「ッ!?」
巫女『心当たりがおありなのですね?』
少年「……女ちゃんが……家族で事故にあって亡くなった時に……」
巫女『……』
少年「一緒に車に乗っていて、たった一人生き残ったのが……! 幼ちゃんなんです……!」
カチャカチャ
少年(ご飯……あっためたほうが良かったな……冷たい)
少年(まぁいいか。お腹にたまれば)
少年(明日になれば……巫女さんが来てくれて……)
少年『どう、するんですか?』
巫女『私自身の目で確かめてからになりますが―――お話の通りであるなら、祓う事になるでしょう』
少年『……っ』
巫女『死者が生者に害をなしているのなら、捨て置くことはできません』
少年『……僕は、どうしたら』
巫女『今日一日、その女性とは接触せず屋内でお過ごし下さい。明日午前にそちらにお伺い致します』
少年「……」モグモグ
バタンッ
少年「幼ちゃん!!」
幼「少君! もう平気なの? てゆーか呼び鈴も押さずに飛び込んでくるなんて情熱的」
少年「はぁっ、はぁっ……」
幼「実はそこまでエロいことしたかった?」
少年「違……じゃなくてっ。君は」
幼「?」
少年「君は―――女ちゃん―――なの? 幼ちゃんの身体に……っ、女ちゃんがいるの?」
幼「うわ、なぁにそれー。いきなり」
少年「……僕の音楽プレーヤーに入ってたんだ。君の声に紛れて、幼ちゃんからのメッセージ」
幼「……へえ」
少年「他の機械だとそんな音聴けないのにっ! 何回消して入れ直しても浮かんで来るんだ」
幼「……」
少年「『身体を奪われた』、って」
女「ふぅん。幼ちゃんやるなぁ」
少年「!? 女ちゃ」
女「しっ。黙って」
少年「―――っ!」
少年(え、なんだ!? 喋れな、くっ)
女「ついて来て」クルッ
少年「ッ! ッ!」
少年(か……勝手に動いて……操られてる!?)
女「ちょっと汗かいてるね。でもま、少君の汗ならいっか。私のベッドに寝ていいよ。えーと、仰向けで」
少年「……ッ」ドサッ
女「驚いてるww 好きに動けないっしょ?」
少年「……」
女「これ、言霊ってやつ。一発で効かせるとか無理だけど、あの喘ぎ声にいっつも篭めといたの」
少年「!?」
女「最初に言ったよねーwww 実験だって。少君が、カラダから私のモノになっていくって実験ww」
少年(そ、、、そんなっ)
女「カラダが求めちゃってぇ、どんどん聴くのやめられなくなってったでしょ」
女「ねえ―――ところで、私のベッドどんな感じ? 『女の子の匂い』とかってするのかな?」
少年「……」
女「自分じゃよく分かんないんだよね。一度うつ伏せになっていいから、匂いかいでみちゃってwww」
少年「……」スー、スー
少年(う……甘い匂い、する)
少年「///」
女「はいまた仰向け……めっちゃ赤くなってるww 少君って、わっかりやすいよねー」
少年(ううぅ。くそっ)
女「そんな少君に私からプレゼント!」スチャッ
少年「!?」
女「今日渡すつもりだったエッチ音声♥ 目隠し付きで、ヘッドホンでたっぷり聴かせてあげる」
『んぁ、ぁは、ハァ、ぁぁ、ぃっ……少く……ぁ、少くん……聴こえてる?』
少年「……っ……ハッ」
女「ヒドイって思ってる? 思ってても、私のエロ声聴き始めたら夢中になるカラダなくせに……れろっ」
少年「ッ」ビクッ
女「ちぅ……ちゅぷっ。ん、おへそ舐めちったww もっと、少君の色んなとこペロペロさせてね」
『あっンぁ……んっぁ! ぁ、ハッ……っぅ!』
少年(ふ……ぁ、頭に、響く……ぅぅ)
女「れる、んちゅぅ、れろ~。少君の汗の味がする♥」
クニッ
少年「―――!?」
女「男の子でもチクビって勃つんだね……弄ってあげたら、やっぱり気持ちいいのかな?」クニクニ
少年「ッ、ッ」
女「わww悦んでる反応だwww じゃ、もっとチクビしたげる。ちゅぷっ」
少年「~!」ビクンッ
チュプ、レロレロ、チュプッレロッ
クニ…クニ、クリクリ
『あっ! あ、イ、イキそ、やばっ、ヤバ、んぁ、あぁ!』
少年「……ッ! ……ッ! ……ッ!」
女「んっ。少君の、すっごく熱いよ。私のお腹ぐいぐい押してて……コスってあげたらすぐ出ちゃいそ」
少年「ハッ、ハッ、ハッ」
女「あれ……もうこっちの声聴こえてない? いいもん。じゃー勝手にぐりぐりしちゃうから!」
グニュッ
少年「!!」
女「ほらぁwww オナニー声聴きながら、やーらかいお腹にコスられてしゃせーしちゃえwww」
グリッグリッ グニュニュ!
少年「~! ~! ~!」
『ああ、も、イク、イクから、聴いててっ、少くぅ……ぅ、ンぁぁぁ、ぁぁっ!』
少年「――――――ッッッ!!」ビクッビクッビクッ
女「はいっ! 少君の大好きなエッチ音声と、目隠しはおしまい。取っちゃうよ」スチャッ
少年「ハー、ハー、ハー」
少年(うあ、あ……光が、ちかちかする……)
女「苦しそうだけど……エロぉい顔♥ んちゅ、ちゅぅ」
チュク…チュプ、チュッ
女「ぷぁっ……あ。ズボン履いたまま出しちゃったから中気持ち悪いかな? すぐキレイにしたげる」
少年(ぐ、ぅ……くそぉ! こんな、好き勝手に)
女「睨んだってムダ―――それに気持ち良かったでしょ? あっさりお漏らししちゃったのは誰だっけ?」
少年「……っ ///」
女「次は、またお口でイカせてあげるね……♥」
ズルリ
女「うわwww せーしの匂いすごっ。トランクスまでべしょべしょwww」
少年(う……っ、ううう)
女「ありゃ。今度は泣きそう? そんな顔しなくてもぉ、少君のならヤじゃないってか嬉しーし。はむっ」
少年(!? ト、トランクスの上から)
女「ずちゅ……んく、んじゅる」
少年(吸われ……っ、やばっ、あ、うあっっ)
女「あーww もうパンツの下で元気戻ってきてる。じゃ、もう全部脱がすね」
スルッ
女「ふぁ♥ 白いのぬらぬらしてて、おっきくなっててスんゴいエッチぃ……」
レロ…
女「れろ、ちゅぷ……ん、はぁ、んじゅるるっ!」
少年「―――ッ!」ビクンッ
女「ン……そろそろ、少君の声も聴きたいかな……喋っていいよ。ちゅぅぅ~」
少年「うぁ、あっ!」
女「いい声www れろぉ、れるれる、んちゅ! じゅっぷ、じゅるぅぅ」
少年「ぁ、ぁぁ、く……ぅ、あ、あぁぁ」
少年(女ちゃんの舌、絡ま……! 腰がっ溶け……あぁ! ダ、ダメだ、またっ!)
ドクン!
少年「ふあ……あ~~~ッッ」ビクビク
ビュクッビュクビュクビュルルル…
少年「ハー、ハー、ハー」
女「二回目でもたくさんびゅーって出たね……れろぉ。んっ、少君の匂いと味する。れる、んちゅ」
少年「つぁ、ハッ……ど……どうして、こんな」
女「えー言ったじゃん。少君のことエロい目で見てるって」
少年「そうじゃなくてっ! どうして……幼ちゃんの身体を……ッ。あんなに仲良かったじゃないか!」
女「うん。仲良かったよね。好きだったよ」
少年「だったら」
女「生きたかったから―――他に理由っている?」
女「あの事故の時にさ、幼ちゃんだけはほとんど怪我無かったの。奇跡的にってやつ」
少年「……そう聞いてる」
女「幼ちゃん、ずたぼろで死に掛けの私を抱いて、すっごい勢いで泣いてた」
少年「……」
女「でも私はもう……自分の身体がダメなの自覚してて。その幼ちゃん見てね、思ったんだ―――」
女「ああなんて優しくてキレイなままの身体だろうって。このカラダを奪えば私はまだ生きられるって!」
少年「そ、、、そんなの」
女「不思議でしょ? そんなことできるとも、やりたいとも考えたこと無かったのに。本能って凄いよね」
少年「……なら……やっぱりその時に?」
女「うん。気がついたら病院のベッドで。お父さん達も助からなかったって聞いたのはその後」
少年「……」
女「したらもう選択肢ないじゃん?ww 幼ちゃんとして幼ちゃん家で生きる以外私どうすれば良かった?」
少年「…………分からないよ。だけどっ、だからって」
女「上から目線やめて! つーかさ―――少君だってここに逃げて来たくせにwwwwwwwww」
少年「ッ!!」ビクッ
女「こないだ、少君の叔母さんにこっそり教えられちゃったww 『だから優しくしてあげてね』だってww」
少年「叔母さんが……?」
女「少君とこのお父さんにいらない子扱いされたんでしょ?wwwww 私知ってるよ!!」
少年「あ……う」
女「道場継がせたくて鍛えてきたのに、お姉さんばっかり才能あって少君弱っちいままだから!wwww」
少年「……っ」
女「『繊細な年頃だから』なんて叔母さん言ってたけどさー。そりゃオジさんが悪いんだろうけど」
少年「……」
女「そんで逃げてるのは少君が弱いからだよねぇ? ねえ、そんなんで私に死を選べって言えんの!?」
少年「……」
女「―――ってまぁ、少君は誰にも酷いことしてないか。でも弱いよ。私も、少君も」
女「はー……やだなもう、エッチな雰囲気消えちゃったじゃん」
スタスタ
女「もっかい流すね。どーせ外にまで聴こえないから、ヘッドホンいらないや」ポチ
『…………ぁ、ンン……』
少年「うっ」
女「わぉww バカにされたばっかなのにすぐ反応しちゃうんだ? もうパブロフのあれみたい」
『ぁっ、んぁ、ンっ、ハァ……ぁ……』
少年「ふ、ぅ、止めて……ハァ、ハァ」
女「少くぅーん♥」スルッ
少年「!?」
女「ダメ。目逸らさないで。せっかく生おっぱい見せてあげるんだから」
『いっ、ぁっ、ハァ、ハァァ、ンぁ!』
女「ん……どぉ?」フルン
少年「……ゴクッ」
女「感想。えーと、おっぱいについて思ったことを隠さずそのまま言葉にしなさい」
少年「白くてキレイで……や、柔らかそう。女の子のおっぱい、初めて見た」
少年(……! か、勝手に口がっ!?)
少年「女ちゃんのおっぱい、最近毎晩想像してたけど。本物って、すごい……美味しそうに見える」
女「いいでしょー?ww 私の……幼ちゃんのおっぱい。じゃあこれをどうしてみたい?」
少年「触ってみたい。揉んだり、ち、乳首のところ舐めたり……顔埋めたり、ぐりぐりしてみたい ///」
少年(うっわぁぁぁぁぁぁぁ! 黙れぇぇぇぇ、黙れって僕!!)
女「スwケwベww でもいいよ。その通りのことさせてあげる。ほら、来て少君」
ムニッ
女「ン……っ」
ムニッムニッ
女「んぁ、ぁ、ん……ぁ。少君の手だと、やっぱ全然違う……ぁ」
少年(うっぁ、うう……おっ、おっぱい揉んじゃってる……! 女ちゃんの―――幼ちゃんの身体の!)
少年「ハァ、ハァ、ハァ……やば……ぅっ、んちゅ、ちゅぅ、れろれろ」
女「いいよ……もっと少君の好きなように、して。触るのも舐めるのもぐりぐりも、ぜーんぶいいから」
少年「ハァハァ、ハッ、ちゅぅ、ハァ」
少年(やめなきゃ……でも身体が……! そ、それにいい匂い、やわらかくて……ああ)
『ぁぁ、ハァ、んぁっん♥』
少年(せめて喘ぎ声、止まってくれないとっ。耳から入って―――内からトロかされてく―――)
女「いーこと教えてあげるね。この言霊の縛りって、少君の欲望にくっついてるの」
少年「ハァ、ハァ、んちゅ、はぁ……ど、どういう」
女「えっとね。めっちゃ簡単に言っちゃうと、スケベ心が原動力って感じ?」
女「つまりぃ。少君が私のカラダに惚れちゃって、エッチしたいって思ってるから抵抗できないんだよww」
少年「!?」
女「ねえ、もっと欲望をぶつけてよ。私の少君……おねがい」タプン
少年「う、ぐ、くぉ……ちゅぅ、ちゅぷれろ、れろれろ」
ムニッムニムニッムニッ
女「んぁ、あ! いぃ、あ、きもちーよ、ん、ぁっ」
女「ふぁ、ん、ぁン……あぁ。少君のおちんちん、また凄く元気になってる。そろそろ犯しちゃおっかな」
少年「ハッ、ハァァ……犯……?」
女「もし子供できても、少君のなら産んであげる♥」
少年「ッ!? な、なに言ってんだよ! そん」
女「うるさい。また黙って」
少年「……ッ、……ッ」
女「少君は寝っ転がってればいいから。そんで……もっと喘ぎ声のほうに耳を澄ませてみて」
『ひぁ……ッ、んぁ、ぁっ!……ハァ、ハァ、ンっン』
少年(う……ぁ、くぅ)
女「おおっ。また一回りおっきくなったよ。仕込んだかいあったなー効きすぎwww」
女「すっげぇ痛そだけど……挿れる、ね……んっ」グヌッ
少年「ッ!!」
少年(ぐ、っぅぅ……やめ……やめろ! くそ、動かないと。なのにっ)
『あぁ、ぁ、少くぅん♥ ぁ、ぁぁっ』
少年(この甘ったるぃ声……! うう、あ、あ、またぁ、頭、どろって……ぅ)
女「はっ……くぅ、ん……」グヌヌ
ズ…ズズッ
女「いっ……たぁぃ……はぁぁ。でも、ぉ、見て少君……こっち顔向けて」
少年「―――ッッ!!」
女「もう全部、入っちゃったww ちょっと……動いたり無理そーだから、しばらくこのまんま……はぁぁ」
『ふぁ、ン、ぁ……ぃ! ぁぁ、んん、ぁっ』
少年「……ハッ……ハッ」
『ぅっぁ、ぁんっぁ、あ、あ……ハァ、ハァ……ぅぅ、ン』
少年「ハァ、ハッ、ハッ」
女「マジで、思ってたより効果テキメン? ずっとじっとしてるだけなのに少君ってばイキかけてない?」
少年「!」
女「やっぱりww まだ全然じんじんするけど、これちょっと動いてあげたら、中で漏らしちゃうのかなー?」
少年「……ッ! ……ッ!」
女「抵抗なんてできないってww それよりぃ、エロ男子の大好きなエッチ声にもっともーっと集中してよ」
少年(ひ……ヤだっ、やめてよっこれ以上)
女「……私の喘ぎ声聴かせながらだったら、このまま何回だってイケたりして……試してみたいな」
『あぁぁ、ンンっ、ぁっくぅ! ぁ、ぁぁ、ぁっ!』
少年(ヤバい、ヤバイヤバイッもうっ! 出る、ホントに喘ぎ声だけでイっちゃう!)
女「んっ……しょ」ズチュッ
少年「~!」
少年(ああ、ぁ……ッ)
女「いい顔www よだれ垂れてるよぉ? ほんのちょびっと中でコスるだけで、そんな感じちゃう?」
少年(感じ、感じるから……ッ! だからこれ以上刺激しないでっ腰がもう、弾け)
女「ぅ、ん……」ズチュッ
少年「~!!」
少年(ああ、がっ、あぁぁ)
女「やせ我慢しないでさー、また精子どばどば吐き出しちゃおっ。ね♥」
女「くぅ、ん。ン」ズズ、ズチュッ
少年「~ッ! ~ッ!」
女「はぁ……痛ぁ。少君ったら涙ぼろぼろ流しながら頑張るなぁ。でも―――あと一押しかな」
『いっ』
『ぁぁ…ン』
少年(あ、ああ。もう……! キモチイ、イ……あたま、白、く……)
女「そう。もっとだよ……もっともっと受け入れて。蕩けて、バカになって。理性なんか無くしちゃおうよ」
少年(うぁ、ぁぁ、ぁ、ふ、ぁぁ、ぁ、、、)
『きもちー♥』
『く……ぅん』
『ふぁ』
『あっあっあっ』
『ハァ……少くんもぉ……♥ ハァ、エロいことで、脳みそとろとろになってね?』
少年(あ、あー、あ、ひぁっ、あ、ああぁーーー)ビクッビクッ
女「私に少君の子供、ちょーだい」
少年(ああぁぁぁぁぁぁ―――)
少年「――――――ああああああぁぁぁぁッッッ!!」
ドサ…
女「……え?」
少年「ぐ……ぅッ」ヨロッ
女「…………え?? 嘘……なんで動け、、、なんで立てんのっ!?」
少年(音も……止めないと)
『また、ぁ、ぁ……イケそ、少く、少く、ぅ、ぁンっぁ』
ポチ
『ン……――――――』
少年「はぁぁ」
女「なんで……? あ、こらっ、ズボン履いちゃダメ!!」
少年「……ヤダ。服くらい着させてよ」
女「あ……ぁ。言霊―――破っちゃうくらいイヤだった……の? 私のことそこまで嫌い?」
少年「好きだよ。女ちゃんのこと好きだから、できればカッコつけたいんだ。それだって欲だろ?」
少年「まぁその……カッコつけるのがちょっと、だいぶ遅すぎた感あるけど」
女「でもこれで二度も突き飛ばされた……少君、あんな気持ち良さそうだったのに……」
少年「ゴメン。けど女ちゃんが大好きなのはホントだから」
女「実験……上手くいってたってこと?」
少年「白状すると必要なかったよ。もっと前から好きだった」
女「……」
少年「言っとくけど外見だけじゃなくて、ヘンテコな性格だって好きだ」
女「……ウソぷー?」
少年「なにそれ」
女「少君、カッコつけようとしすぎて嘘ついてないー?とゆうニュアンス」
少年「ついてないって!」
少年「実はさ。家出る前に、霊とかに詳しいっていう巫女さんに相談したんだ。女ちゃんのこと」
女「……うん」
少年「そしたら巫女さんは―――女ちゃんを祓う、って言ってた。明日こっちに来るって」
女「あ……なんだ……そっかぁ。なら私、もうオシマイってことじゃん」
少年「オシマイにしたくない。女ちゃん、僕の身体に入らない?」
女「――――――へ?」
少年「害があるなら祓うしかないって言ってた。でも僕なら合意の上になる」
女「ええっ!?」
少年「支配までしなくてもこう……お互い半々くらいでさ」
女「そ、そんな急に言われても。ほいほい移ったりできないよ、方法だってよく分かんないし」
少年「その巫女さんが手伝ってくれれば可能らしいんだ。僕に素質があれば……」
女「あんの?」
少年「うん、無いと思う……けど女ちゃんは特別霊力が強いみたいだし、きっとできるって!」
女「……」
少年「ダメ、かな」
女「まずね。その巫女さん、合意ならホントに許してくれんのかな? 私前科がヤバイのに」
少年「必死に頼んでみる」
女「んでもし少君のほうに移れたとしてさー、男の子じゃん。さすがに無理ない?」
少年「えっと……急にそっち方面に目覚めたことに……ってのはどうかな。二重人格?」
女「エッチなことは?」
少年「…………オ、オナニーで頑張る」
女「ねー少君…………あんま考えずに勢いで言ってない?」
少年「……ゴメン。まだそう細かいことまでは……で、でも色んな問題はこれから考えようよ、二人で!」
女「今考えなって。分かってなくない? 少君の人生が潰される可能性だって充分あるよ」
少年「うん。それだけは―――分かってる。それだけ、はっきり覚悟してからドア開けたんだ」
女「……」
女「じゃあ、さ。保険かけとくけどOK?」
少年「保険?」
女「口移しで、少君の身体に気を送り込んでおくの」
少年「それでどうなるの?」
女「もし巫女さんが私にヘンな事したり、少君が裏切ったりしたら―――気が暴れて少君も道づれww」
少年「……」
女「どうンむぐっ」
少年「ん――――――ぷはっ。ど、どう? 気入った?」
女「……こんな時は、ためらわないでキスしてくれるんだね少君」
少年「女ちゃん?」
女「びっくりしちゃって出来なかったからぁ、もーいっかい!」
チュッ…チュッチュプ
少年「……ん、ちゅっはぁ……ン」
女「んー。だいぶ入ってきた。もっかい♥」
少年「ね、ねえ。結構経つけどまだかかるの?」
女「まだまだ。舌が溶けてひとつになっちゃうくらいいっぱいしないと」
少年「う……うん。ん、ちゅぅ、んっ」
チュプ…チュッ、チュクッ
女「ふぁ。えっとねーもっとこう、全身くっつけたほうがやり易いから。上からぎゅぅってしながら」
少年「え、、、えっと、こう? ///」ギュゥ
女「そう、そんなん。ンっ、ちゅっ、ちゅぅぅ……ハァ、ん、んぁ、はぁぁ」
チュッ、チュゥ、クチュッチュクク、チュゥゥ…
少年(う、ぁ、柔らかい……あったかい。舌も……ホントに溶けてくみたいだ)
女「んー、はぁぁ、ちゅぅうぅ、んふ♥ キスきもちー」
少年「ぷはぁっ。あ、あの……気持ちはいいんだけど、まだ?」
女「少君www 気がどーのなんて難しいこと、私にいきなりやれるわけないじゃんwwww」
少年「え、えええっ!?」
女「ただちゅーしたかったの。騙されやすすぎー」
少年「そんな」
女「うひょひょww バイバイ」
少年「バイ……?」
女「―――」
少年「…………女ちゃん……?」
―墓地
少年「……」
幼「こんにちは」
少年「幼ちゃん。こんにちは」
幼「家の方に行ったら、ここだって言われたの」
少年「そっか」
幼「……あの子のお参り?」
少年「うん…………女ちゃんの霊……魂かな? ここにいるのかどうか、分からないけど」
幼「いないよ」
少年「―――え?」
幼「あの子なら、私の中で眠ってる」
少年「そ、、、そうなの?」
幼「身体の手綱を私に明け渡して寝たの。私が引っ張りあげない限り、二度と表には出て来れない」
少年「じゃあ……もし―――」
幼「私が許可すれば、その間だけはね」
少年「……」
幼「だからってそれをすると思う? 体を持って目の前にいたら、改めて殺してやりたい程憎んでるのに」
少年「……そうだよね。当たり前だと思うよ」
幼「少君は、あっち帰るって本当?」
少年「うん。予定よりかなり早いけど」
幼「それって寂しいから……理由、聞いてもいいかな」
少年「いいけど。大したことじゃないよ。僕が一人でこっち来てたわけは幼ちゃんも?」
幼「中で、ある程度は……でも全部じゃない」
少年「―――父さんは僕に道場継がせるつもりで、僕もその気で。だから稽古はヤじゃなかったんだ」
幼「……うん」
少年「ただなんて言うか……向いてないらしくてさ。姉さんばっかり強くなって、僕は置いてかれてる」
幼「お姉さんのほうが特別強いだけかも」
少年「それにしてもね。だけど継続は力って思ってた。父さんもそう考えてくれてるって、疑ってなかった」
『両方女か、いっそ姉しか生まれなかったら諦めがついたのにな』
少年「冗談で言ったんだと思う……そりゃ、少しくらい本気だとしてもさ。あ、直接言われてはないよ!」
幼「たまたま聞こえちゃった?」
少年「うん。僕のいない場だったから余計にショックだった……のかな? どうってことない気でいたけど」
幼「……オバさんは?」
少年「母さんはまぁ、オタオタしてた」
幼「……」
少年「それから体調不良、情緒不安定って感じで。夏休みに療養しましょうってことになったんだ」
幼「なのにもう帰るの? あの子が言ったこと、気にしてるんだったら―――」
少年「……逃げて来たのがいけなかったとは、今もあんまり思ってないよ」
少年「だから本当はしばらくくらい、まだここにいたって構わないんだ」
幼「なら、結局どうして?」
少年「うーん。せっかく逃げてみたのに、それで解決しない時は、戻ってみるのもいいかなって」
幼「……そう」
少年「それにさぁ、姉さんの話じゃ、父さんがそろそろハゲて土下座してきそうだって言うんだよね」
幼「え。あの、少君のお父さん、確かもう随分」
少年「さらに完ハゲしそうってさ。それも可哀想だし、土下座もわりと見たく無いから、帰るよ」
幼「帰っちゃう前に、改めてお礼言わせて。助けてくれてありがとうございました」
少年「僕は役には……幼ちゃんのメッセージが無かったら気づきもしなかったし」
幼「…………あれは」
少年「ん? なに?」
幼「私にはそんな力なんて無いよ。あれはあの子が、少君に伝えようとしてたの」
少年「―――!?」
幼「本人も無意識だった。でも私は……外界より、あの子の魂の傍にいたから」
少年「いや。でも……ッ」
幼「酷い話でしょ?誰より憎んでるのに。誰より、本人より、私はあの子の心と触れ合って過ごしてきた」
少年「それは……ちょ、ちょっと待って。どういう事なの!?」
幼「……少君のほうにだけ音が浮かんできたって言ってたよね。言霊に篭めてた想いの通りに」
幼「篭めてた想いは二つ。少君に好かれたい。それと……少君に私を助けてあげて欲しい、って」
少年「だって! だけどあのメッセージは、幼ちゃんが助けを求めてるようにしか」
幼「まだ続きがあっただけよ。無意識で不安定だったから、中々上手く伝達できてなかったけど」
少年「……」
幼「そんな顔しないで」
少年「幼ちゃん……」
幼「少しでもお礼したいから、続きは教えてあげる。『ダカラワタシヲ』の続きは―――」
―――だから私を。少君がやっつけて
テクテクテク
幼「ああ! 自分の脚で歩けるってステキ」
少年「これからはいくらでも歩けるよ」
幼「ねえ、ところでもう一つ聞きたかったことがあるの」
少年「ん?」
幼「少君が帰る気になったのってー、私の身体で童貞捨てて自信がついたからってのもある?」
少年「ブッ!? お、女の子がそーいうこと言うなよっ。なるべくその辺触れないようにしてたのに!」
幼「笑い話にでもしないとやってられないもんwww」
少年「まったく……幼ちゃんまで」
幼「あの子みたいって?」
少年「い、いやその」
幼「いいの。突然まったく別人格になるわけにもいかないし、嫌だけどあの子っぽい演技もしないと」
少年「あ、そ……そっか、そうだよね」
幼「両親や友達との関係も再構築しなくっちゃ」
少年「大変だ!」
幼「大変よ。それでも私は私の時間を進めていかないとね」
少年「ねえ僕、帰るのやっぱり延ばそうか? 事情知ってるから、手伝えることがあるかも」
幼「ううん、まずは自分でやってみようと思うの」
少年「……大丈夫?」
幼「外に出たらあーしてこーして、って散々夢想してきたもの、その実行の時よ」
少年「分かった。でも必要ならいつでも声かけてね」
幼「ありがとう、少君」
少年「それにさ、僕の家のほうにも遊びに来てよ。あちこち案内するし……なんなら友達も連れて」
幼「そうねえ。再構築が進むかも。けど、都会の男の子の家に泊まりで連れてくっていうのは……」
少年「え。マズイかな?」
幼「少君はずっと表にいるのに、私よりそういう機微苦手?」
少年「ううっ」
幼「ふふ。でも家にはきっと行くね。多分一人で―――ひょっとすると二人かも知れないけど」
叔母「少君、荷造りできた?」
少年「はい」
叔母「もっといて良かったのに。むしろずぅっといても」
少年「そ、そういうわけにも。お世話になりました」
叔母「ちぇっ。じゃあちょっと車の中片づけてくるから、家に電話しといて」
少年「もしもし、僕。うん。もう出るとこ。ところでさ姉さん、伝言頼みたいんだけど……父さんと母さんに」
少年「そうそう。帰って話する前にそれ伝えといて……だって僕じゃまた、照れて言えないって!」
少年「……言い方はなんでもいいよ。姉さんの言いやすい感じで―――えーと。いやホント、なんでも」
少年「なんだったらほら、こないだ言ってたアレでもいいや。なんだっけ。愛してるぜべいべー?」
おわり