1 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:28:21 l6/pIbnf0

少年「え?」

「はい、これメディア。聴けるやつ持って来てたよね?」

少年「え? 何が入ってるの?」

「だからぁ、私の喘ぎ声だってばww」

元スレ
幼馴染「喘ぎ声を録音したからあげるねwww」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323858501/

3 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:29:52 l6/pIbnf0

「あ。信じて無いでしょー? ひどーい」

少年「そりゃあ……っていうか、ホントに入ってても困るけど」

「だってさ、少君、叔母さんの家に居候中なんじゃん?」

少年「? うん。夏休みの間はお世話になる予定」

「こっちが地元なんだから、今年もみんなで来れば良かったのに」

少年「うん……でも忙しいみたいなんだ。ところで、それがどうしたの?」

「うひひww 居候だし。こんな田舎だし。ひとりエッチのオカズに苦労してるんじゃないのぉ?」

少年「ブッ!? お、女の子がそーいうこと言うなよ!―――で、まさかこれ、本気で入ってるんじゃ」

「帰って聴いてみれば分かるって。あっ、それと!」

少年「ん?」

「オカズにしたらちゃんと報告してね?wwww」

10 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:33:18 l6/pIbnf0

―叔母の家

少年「ただいま」ガチャ

叔母「おかえりっ。お菓子あるけど、おやつ食べる?」

少年「……ごめんなさい。今食べると、夕ご飯入らなくなっちゃいそうだから」

叔母「そっか残念。じゃあ、夕食の用意できたら呼ぶから、ゆっくりしててね」

少年「はい。お世話になります」

トタトタトタ…バタン

少年「……」

少年(携帯プレーヤー持ってきてて良かったな。外に漏れずに聴ける)

少年(あ、喘ぎ声ってのは……さすがに冗談だとは思うけど……)ドキドキ

ポチッ

『――――――ンっ』

少年「!?」

15 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:37:04 l6/pIbnf0

『ん、ぅっ……えへ……やっと盛り上がってきたから、ここから録音しまぁす』

『あ。ちなみにオカズは、女子二人の間でフラフラしちゃう、優柔不断男子のちょいエロな漫画だよ』

『ぁ、ぁン、くぅ……んっ、聴こえてる?』

少年(こ、、、これって! 本当に!?)

『今ぁ、私……タンクトップとパンツだけで、ベッドに転がってるから……ンン、ぁ……想像してね?』

『私が自分の指で、胸とかアソコとかいっぱい……イジってるぅ、とこ♥ ハァ、ハァ……ぁ、ぁっぁ!』

少年「……ゴクッ」

『ハァ、くぁ。オナニー、気持ちいいよぉ……ンっ』

『ぁぁ、ん、ハァ、ぁン! ぁ、ぅぅっ、ふぁっん』


少年「はぁ、はぁ、はぁ」

17 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:37:30 l6/pIbnf0

―幼馴染の家

少年「幼ちゃん!」

「やっほー。 ゆうべはおたのしみでしたねww」

少年「なんでドラクエ風なの? いや、そんなことより、これっ!」カタッ

「そっちできちんと聴けた? 少し心配だったんだ」

少年「途中でなんかちょっと、音が途切れてたけど―――そうじゃなくてっ」

「ウソっなんでだろ。あ、でも、ってことはじっくり聴いてくれたんだwww」

少年「あぐっ……ま、まぁその……じっくりってわけじゃ……」

21 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:41:23 l6/pIbnf0

少年「と、、とにかく! よくないよ、こういう事するの」

「少君って真面目だよねww 相変わらず。でもやっぱりオナニーはしちゃった?」

少年「え」

「『え』じゃなくて。私の喘いでる声でぇ、少君もオナニーしたかなーって質問してるの」

少年「ぁ、う ///」

「使うだけ使っておいて、白状せずにお説教はズルイと思いまーすwww」

少年「…………ごめん。しちゃった」

「うひひww 謝んなくていいよ。その為に渡したんだもん」

22 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:42:21 l6/pIbnf0

少年「だけど、僕のプレーヤーに移したデータはちゃんと消しておいたから」

「えー。つまんない」

少年「あとさ、うひひって笑うのはやめたほうが」

「えー……ねえ、メディアのほうにはまだ残してあるの?」

少年「うん。借り物だし、勝手に消すのはマズいかなって思って」

「ふぅん」

少年「でももう、今消しちゃったほうがいいよ。つ、使っておいて、説教じみてて悪いけど」

「はーい! じゃあちょっと待ってて」

23 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:45:09 l6/pIbnf0

「さっきの話の続きだけどー」カチカチ

少年「? なに」

「少君にだけ告白させるのもズルっぽいよね―――実は私も昨日しちゃった。オナニー」

少年「!?」

「私のえっちな声で興奮してモゾモゾしてる少君を妄想して……いっぱい」

少年「そ、、だ、だから、女の子がそういうの言っちゃダメってば!」

「はいこれ。また貸してあげる」カタッ

少年「メディア……なんで??」

「ふひひww 昨日のその喘ぎ声録った分も、追加しといたから……ね♥」

26 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:47:23 l6/pIbnf0

―叔母の家

少年(結局、押しきられて持ってきちゃった)

少年(まあでも、聴かなければいいんだ……ダメとか色々僕が自分で言ったんだし)

少年(聴かなければ……もし聴いたって、バレたりするわけじゃないけど……)

少年「……」ドキドキ

少年(バレたって……お、幼ちゃんは……むしろ聴けって……言ってて―――)



少年『―――実験?』

『そ。私ってね、性格こんなんじゃん?』

少年『こんなん?』

『親同士の付き合いで仲良くはしてても、女の子としてはびみょーでしょ』

少年『そんな……一緒にいて面白いよ』

『面白い、だしww まーいいの自業自得だもん』

少年『……』

27 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:49:35 l6/pIbnf0

『けどねぇ、顔と身体は超自信ある! 私の大切な宝、日本の宝です』

少年『日本まで。あれ? それで実験の話は』

『あ、だから。よく言うでしょ。カラダだけ目当てなの!?とか、ココロとカラダは別よ!とか』

少年『うん』

『でもそーいうのって切り離せる人ばっかりじゃないし。多分ホントは切っても切り離せない?的な?』

少年『……そうかもね。よく分かんないけど』

『……私も分かんない。だから少君に、カラダ目当てで散々私をオカズにし倒してもらってww』

少年『なっ ///』

『そしたら、ひょっとしてココロも私のこと好きになってきたりするのかな?って。そういう実験』



少年「……」

ポチッ

『――――――ぁ』

28 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:52:22 l6/pIbnf0

『ふぁ、ン……ぁ、ぁ、少くっ……ンぅ、ぁっ……』

『今回はぁ……ぅっ、ぁ、ぁっ……! ひとりエッチしてる少君をぉ、想って……ムラムラして、まぁす』

『んっ、んぁ、ン……ハァ……ハァ、ぁ、くぁ』


少年「……はぁ、はぁ」


『少君も……私でたくさん、ムラムラ……して、ぇ……ンぅ……びゅぅってしゃせー、してみて』

『私で、エッチなこと……妄想して……! く、んぅ、ぁっぁ!』

『ハァ、ハァ、ん、ぁ、少君っ少くぅん……ぁ、ぁンっぁ、あぁ! イケそっ、ぁ!!』

30 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:52:45 l6/pIbnf0

少年「はぁ、はぁ、はぁ」

叔母「少くーん!」

少年「!?」ビクッ

叔母「お姉ちゃんから電話ー」

少年「はっ、はい! 今降りますっ」

31 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:56:01 l6/pIbnf0

『―――そっちいる間だけでも携帯持たせとけば良かったね』

少年「どうしたの?」

『お母さんがそっちに果物とか送るって。なにかリクエストある?』

少年「んー……任せるよ」

『何でもいいなら、うまい棒敷きつめとく。幼ちゃんには会った?』

少年「う、、、うん。相変わらず騒がしい」

『そっかぁ。ちっちゃい頃は少年と二人で大人しくて、女ちゃんばっかり元気だったけどねぇ』

少年「そうだった気もする」

『ま、じゃあ、お母さんにはテキトーに伝えとく』

少年「うん」

『女ちゃんのお墓参り忘れずにね。あの子霊感強かったから、放っとくと怨まれちゃうかもよ?』

少年「僕、姉さんと違ってレイとかレーカンとか信じてないから。でも礼儀だからちゃんと行くよ」

『そーいうところ子供っぽくなくて生意気……』

少年「…………姉さん」

『うん?』

32 : 以下、名無し... - 2011/12/14 19:59:13 l6/pIbnf0

少年「電話ありがとう。様子確かめようと思ってくれたの?」

『あー……まぁ。うん。それも少しね』

少年「僕は―――すぐ落ち着くと思う。心配かけちゃってるけど、そんな大げさなことじゃないよ」

『あのさ…………お父さん、バカだけど、あんなの軽口叩いただけだから。脳筋なの。反省してる』

少年「分かってる。姉さんにまで、とばっちりでヘンなこと考えさせたみたいでごめん」

『……こういう時に、そうやって私のほうに気を使えるトコ、凄いと思うわ』

少年「き、切るよ」

『なーに照れてんの。家のことがどーだろうが、あんたは私の自慢の弟だからね?』

少年「姉さんこそ、そういうの、言ってて照れない?」

『照れないよぉ! だけど少年はもちょっと気楽に生きていいよ。愛してるぜべいべー』

少年「……べいべーて」

33 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:00:02 l6/pIbnf0

―翌日

「はーい。ゆうべはおたのしみでしたか?ww」

少年「それ言う決まりでもあるの?」

「あるよwwww どこ向かってるの?」

少年「女ちゃんのお墓参りしとこうと思って」

「あ…………そぅ」

少年「?」

「私も一緒に行く」

34 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:02:23 l6/pIbnf0

テクテクテク

少年「昨日、姉さんと電話してたら、女ちゃんの話が少し出てさ」

「うん」

少年「それで思い出したんだ。大抵は女ちゃんが、僕らをあちこち引っ張って行ってたなって」

「……」

少年「なのにお墓だけはイヤがって……霊が出るからって言ってさ。僕はそういうのピンとこないけど」

「……」

少年「でも、そう言ってた女ちゃんにだけは、あそこ行くと会えるのかなって気がしてくる。ゴメンね」

「え。なんで唐突に謝ってんの?」

少年「いや、だってちょっと……無神経だったから。幼馴染ちゃんは、その、事故の時……」

「一緒にいたこと? もう何年も経ったし、自分でついて来といて話題NGなら私バカじゃん」

37 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:02:58 l6/pIbnf0

少年「けどさ。テンションひっっっくいよ?」

「まあショックは残ってるけどー、なんだーそういうゴメンかぁ」

少年「ん?」

「『他の女の話で嫉妬させてすまないね、キスしてやるぜぶちゅぅ』みたいなのと違うのぉ?」

少年「僕どんなキャラなのかな、それ」

38 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:03:46 l6/pIbnf0

―墓地

「私、お線香の匂いって好き」

少年「僕も」

「ねえ…………結局、女ちゃんと三人で墓地まで来たことあるのは覚えてる?」

少年「え。そうだっけ」

「散々イヤがっといて、いざ来たらすぐ元気になってハシャいでさ。『霊は昼間は寝てるみたい』って」

少年「女ちゃんらしいや。あの頃って幼ちゃんはわりと内気だったよね?」

「…………そうだったかなあ」

少年「そうだよ。でも、昼間寝てるなら、墓前で女ちゃんに挨拶しても聞いてなかったりして」

「関係ない。どっちにしろ、この下にあるのは抜け殻のそのカケラだもん」

少年「ま、、、まぁ、そうだけど」

「……」

少年「幼ちゃん? やっぱり今日ヘンだよ、なんか」

39 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:05:03 l6/pIbnf0

「よしっ。やっぱキスしよう」

少年「―――きす? なに?」

「ぜーんぜん触らないで音声ばっかりじゃ、かえってよっきゅー不満でしょ? キスしてみよ」

少年「な!? なに言ってんだよ急に……第一、墓地でそんなこと」

「少君ってオカルト信じないタイプだし。そしたら不謹慎とか無いよね」

少年「そ、そーいうコトと、こーいうコトは別で―――」

「平気だよ。霊がいたって昼間は寝てるから……ね。誰も見てない」スッ

少年「ダ……っ、ダメだって!」

41 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:07:59 l6/pIbnf0

「ダメなのぉ? ぶー。じゃ、桶の残ってる水使うのはいい?」

少年「え、、? えっと。何に使」

ザバッ

「ひゃう! 冷たっ―――ふひひww 水も滴るいい女になってみた」

少年「お、幼ちゃん!? ホントなにやってんだよっさっきから」

「手ーちょうだい」

ムニュッ

少年「!!???」

「なにしてるって、決まってんじゃん。少君をゆーわく♥しようとしてるの」


42 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:08:35 l6/pIbnf0

少年「誘惑、てそんな」

ムニッムニッ

少年「ぁ、ぁう、あ ///」

「顔真っ赤ww どぉ? けっこう大っきくなったでしょ。少君もちらちら気にしてたよね……おっぱい」

ムニッムニッ

少年(や……やわらかぃ。うぁぁっ)

「今だけ、好きなだけじろじろ見放題。濡れてぴったり形出て、肌透けて……えっちな感じ、しない?」

少年「うぅ、お、幼ちゃ……マズイって」ゴクッ

「なら力づくで振り払えばいいのにww そしたらチャンス逃しちゃうけど……ンっ」

少年「!?」ビクッ

「ハァ……少君に触られてるんで、コーフンしてきちゃった。少君も……ダメって言うくせに」

45 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:10:18 l6/pIbnf0

「コーフンしてるよね? おちんちんのとこ、膨らんじゃってるから丸分かり……ほら」サワッ

少年「ぅ、ぁっ!……はぁ、はぁ」

「そのまま動かないで。キス、するから」

少年「―――っ!?」

少年(お……幼ちゃん……なんだか怖い。けど)

少年(身体が、、、言うこときかな……っ)

「ん……」

少年「つ…………ぁあああっ!」ドンッ

「きゃっ!?」

46 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:11:24 l6/pIbnf0

少年「はぁ、はぁ……あ。幼ちゃん、大丈夫ッ!?」

「いっつ。お尻が痛い。それだけだけど」

少年「ごめん……突き飛ばしたりして―――その、びっくりしちゃって」

「ふんっ。いーよーだ。少君のヘタレ! ミトコンドリア!」

少年「ミト……いや、だってさ、やっぱりお墓参りなんだし。イ、イヤだったわけじゃ、ないんだけど……」

「草食動物的なナニカ!」

少年「……」

「ふー。まぁ……私のほうが調子乗りすぎだよね。少君ごめんなさい」ペコリ

少年「そんな。謝られるようなことじゃないよ。こっちこそ」

「え、そう? じゃあ改めてキスしよーww ん~」

少年「…………片付けて帰ろ」

48 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:12:59 l6/pIbnf0

―数日後―叔母の家

「ねー明後日、プール行かない?」

少年「プール? この辺にあったっけ」

「バス乗らなくちゃだけど、○町のほうに出来たの。で、お祭りあるからそれ寄ってこ」

少年「うーん。でも夜出歩くのに僕らだけじゃ……」

「平気。お祭りには私のお父さんとお母さんも来て合流するから」

少年「なら、叔母さんにいいかどうか聞いてみる。ちょっと待ってて」

49 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:14:16 l6/pIbnf0

少年「―――OKって!」

「やった! じゃ、明後日お昼食べて、気が向いたら迎えにくるね」

少年「気が向いたら!?」

「絶対向くからww だいじょーぶーってば。そ、れ、と」

カタッ

「はい今日の分」

少年「ぁ。ぅ…… ///」

「またすぐ赤くなるぅ。やだなぁもう、可愛い♥」

51 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:15:58 l6/pIbnf0

「これね、今朝こっそり録った、喘ぎたてほやほやだよ」ボソッ

少年「~っ」

「実験なんだから遠慮なく持ってって。ただ少君もぉ、もーちょい素直になってくれても良くない?」

少年「素直……って?」

「ふひひww ちゃんと昨日もしてくれた? 私の……で、オナニー」

少年「う……ぅん」

「そしたらさ、こうして毎日喘ぎ声贈られるの、ホントは迷惑? それともホントは、楽しみ?」

少年「…………………楽しみに、なってる。幼ちゃんの……喘いでる声」

53 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:17:32 l6/pIbnf0

少年(こうやって、一人になったら、すぐ……何回も、聴くようになっちゃってるし……)

『おっぱい……ハァ、私、ノってくると、わりと感じるんだ……ぅ、ンぁ、ン』

『……だからぁ、今両手でもにゅもにゅしてみたり……ハァ……さきっちょとか、ぁ、ぁっぅ、弄ってる、トコ』

少年(……やめられなくなってる……ここ、叔母さんの家なのに―――!)

『ねえ。少君……ハァ……こないだおっぱい触った時の、感触、思い出してみてね……?』

少年「……ゴクッ」

55 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:19:16 l6/pIbnf0

『ンっぁ! ぁぁ、ハァ、ハァ……下もぉ……おフトン、固めて。擦ってぇぐりぐりぃ……って、ぁ、ふぁん!』

少年「はぁ、はぁ、はぁ」

『いいよぉ……わ、私もっぉ……少くんの、手、思い出して……んっぁ、ぅ……――――――』

少年(あ……まただ)

『――――――……ぁ、ぁ、ぁ! ふぁ、ン……』

少年(……これ、なんなんだろ。どれも必ずどっかに途切れがあるなんて)

少年(なのに幼ちゃんの方だと、そんなの無くて聴けるって言ってた……機器の相性とかなのかな?)

57 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:21:03 l6/pIbnf0

―プール

「じゃん! どぉ? どぉ?」

少年「う、、うん。か……可愛い」

「言いながら目を逸らすww ほら、見てって言ってるんだからしっかり見てよーエロい目つきで」

少年「エロ前提?」

「私は少君のこと、エロエロに見てるよー。ふひひww」

58 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:23:39 l6/pIbnf0

「あれだよねっ。脱ぐと案外しっかりした身体つき」

少年「身体づくりはしてるから……一応」

「てゆかさー、気合入れて水着来てるのに、男子からそーいう風に意識されなかったら切ないじゃん」

少年「いや、ちゃんと可愛いってば! お世辞で言ったわけじゃないよ」

「油断してたらちんこ勃っちゃうくらい?ww」

少年「なんでそーいう表現かなぁ」

「んー。ま、いいや。行こっ」グイッ

少年「うん」

「アトラクションとかヌルいのは後! まずは競泳できるとこで動けなくなるまで勝負ね!」

少年「三本勝負くらいでやめとかない?」



バシャバシャバシャ

「ひゃぅww 冷たくてきもちー」

少年(ホント、可愛いなぁ)

59 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:24:15 l6/pIbnf0

―祭り

少年「こんばんは」ペコリ

幼母「こんばんは少君。いつも幼の面倒見てくれてありがとうね」

「えー、なにそのベタな感じ」

少年「い、いえ。僕のほうこそ」

60 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:25:47 l6/pIbnf0

少年「幼ちゃんのおかげでお祭りにも来れたし、夏休み楽しく過ごさせてもらってます」

幼母「今度、ウチにもまた遊びに来てね?」

少年「はい、是非」

幼父「……」

「お父さん。『ウチの娘もこんくらしっかりしてたらなぁ』って思ってるっしょ?」

幼父「いやー、同い年なのになー」

「ねー?」

少年「///」

幼父「さて、花火上がるまでまだあるから、少しブラつこうか」

61 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:26:41 l6/pIbnf0

「……少君、少君。臨時おこづかいGETしてきたwww これで二人で抜け出してもへーき!」

少年「はぐれたら後が大変だよ」

「待ち合わせ場所も決めたから。しばらくなら屋台好きに回ってきていいって」

少年「でも」チラッ

幼母「…」

「ほら、手振ってるし。ね」

62 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:28:28 l6/pIbnf0

スタスタ

少年「幼ちゃんのお父さんとお母さんって、おっとりしてて優しいよね。昔から」

「そーなの。いい人過ぎて、たまに泣き喚きたくなる」

少年「泣くの? あとこっち行くとあんまり屋台無いよ」

「……私、悪い子だから」

少年「? 幼ちゃん?」

「屋台なんてほっといて、周りに人……いないところ行きたいなぁ」ギュッ

少年「!?」

「いこ?」

63 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:30:28 l6/pIbnf0

「結構離れちゃったけど―――ここだったら花火も見えるよ」

少年「……うん」

「少君……ん……っ」

チュッ

「ふひひww キスしちゃったww 今日は、ダメって言わないんだ?」

少年「……墓前じゃないから。『イヤなわけじゃない』って、あの時も……」

「じゃあ……もっとしよ」ギュッ

チュッ…チュウ

「んちゅ、ん……はぁ……えへ。ン、ちゅぅ、んちゅっ……」

少年「はぁ、はぁ……」

「ひょっとしてで聞いちゃうね。私のこと、好きになってきた?」

少年「―――うん―――幼ちゃんのこと好きだ。んむぐっ!?」

「ちゅーっ、んむ、ちゅ」

64 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:31:28 l6/pIbnf0

「……ん、んむ、ん、はぁ、ンン」

チュゥ、チュプ、チュ…チュクッ!

少年(うぁ……っ、舌……!)

「はむ、んちゅ、ちゅくっん……れろ、ちゅぷっれるれる」

少年「ん、んぁ……はぁ、ん~、ぁ……はっ」

少年(熱い……頭、ぼぅっとする……幼ちゃん……っ)

「はぁぁ……キスってきもちー」

少年「う、うん ///」

「少君もきもちーんだww さっき『好き』って言ってくれたから、私もうちょい頑張っちゃお」

少年「?」

「そのまま、じっとしてて……」

66 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:34:37 l6/pIbnf0

「……」スッ

カチャカチャ

少年「!? お、、幼ちゃ」

「こっちにもキス、してあげる」

少年「な、や、でもっ」

「んしょ……わぁ、少君ガッチガッチ」

少年「っっっ ///」

「……ちゅっ。れろ、ちゅぷ」


68 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:35:39 l6/pIbnf0

少年「ふぁ、ぅっく……ぁ」

ドォーン!

少年(あ―――花火、が)

ドォーン!

少年「ぅぅ、あ、く、ああっ……幼ちゃ……」



―――ジャナイ!!!!

少年「!?」ビクッ

70 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:36:44 l6/pIbnf0

少年(…………部屋?)

少年(あ、そっか。お祭りから帰って。着替えずに寝ちゃったんだ)

…ァ…ンァ…

少年(音量踏んで上げちゃったのか。音漏れしてる……部屋の外までは届いてない、よな?)

少年(僕……幼ちゃんの喘ぐの聴きっぱなしで寝てたんだ ///)

少年(いい加減、聴くのガマンできるようにしないといけないよな…………けど)


『じゃね、少君。また泳ぎ行こう。あとさー』

『明日ならぁ……家いるの私だけだからwww エッチぃことしにおいでよ、ね♥』


少年「……」ドキドキ

少年(幼ちゃん…………あれ?)

少年(――――――さっきの音って、なんだったんだろ。喘ぎとかとは……違ってた……?)カチカチ


71 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:38:02 l6/pIbnf0

『ぁ、ん、ぁぁっ……ぅ――――――……ぁぁン! ぁ、ぁ』

少年(この辺かと思ったけど。でも途切れて、る、だけ…………あっ!)

少年(もしかして。途切れてるんじゃ無くて音量が小さくなってるだけ、とか)カチカチ

少年(……ここらで、音上げて……みれば)


―――アナタガ


少年(やっぱり!)


アッテルノハ幼ジャナイ!!!


少年「…………え?」

75 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:40:13 l6/pIbnf0

少年(なんだ今の。『あなたが会ってるのは幼じゃない』……? 幼じゃないって……幼ちゃんの声だし)

少年(幼ちゃんのイタズラかゲームなのかな。僕がこれに気づくかどうか?)

少年(毎度途切れてたのもわざとか……じゃあ他の、音が無いって思ってたところも……)カチカチ


―――ダマサレナイデ。キヅイテ

少年「……」

―――アナタガアッテルノハ幼ジャナイ!!!
―――幼ハ
―――カラダヲ、ウバ、ワ、レ、タ

80 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:42:40 l6/pIbnf0

―――カラダヲウバワレタ
―――コエデクベツ……デキナイカラ……ナマエデツタエル
―――女ガ、幼ノ、カラダヲウバッタ!!
―――ダカラワタシ、ヲ

少年(な、、、なんだよ、これ。趣味悪いって)

少年(幼ちゃん……僕を怖がらせようと思って、こんな―――こと―――)



私ってね、性格こんなんじゃん? けどねぇ、顔と身体は超自信ある! 私の大切な宝
ちっちゃい頃は少年と二人で大人しくて、女ちゃんばっかり元気だったけどねぇ
あの子霊感強かったから
大抵は女ちゃんが、僕らをあちこち引っ張って行ってたなって
あの頃って幼ちゃんはわりと内気だったよね?
この下にあるのは抜け殻のそのカケラ いい人過ぎて、たまに泣き喚きたくなる

……私、悪い子だから



少年「……」ドクンッドクンッ

83 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:44:10 l6/pIbnf0

少年(あ……っ、ありえない! 身体を奪うとか、そんなのあるわけない! 考えすぎだっ)

少年(第一、機器のせいで音が消えてたとかじゃないなら―――)

少年(こんなのが入ってるせいで途切れて聴こえてたなら―――)

少年(幼ちゃんだって変だって気づく。なのに……幼ちゃんのほうでは全部きちんと聴けてるって……)

少年(そうだよ! なんだ。やっぱり幼ちゃんがイタズラして、知らないフリしてただけだ)

少年「……」

少年(……どうせ、中身移してメディアは幼ちゃんが持ち帰ってるんだから。今確かめよう……ない、し)

84 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:45:03 l6/pIbnf0

ギシ…ギシ…

少年(叔母さんも叔父さんも寝てるよな。静かにしないと)

少年(ここのオーディオ、確か僕のから移せたはず。ヘッドホンの穴は……あった)カチャカチャ

ポチッ

『いいよぉ……わ、私もっぉ……少くんの、手、思い出して……』

少年(あるわけない、ありえない。霊とか。幼ちゃんが)

『んっぁ、ぅ……イ、ぁ、ハァっぁぁ! イけそっ、んぁ、ぁぁぁっ……ぁく、ぁ!』

少年「!!!」


少年(途切れ、、が、、、、、、ない)

86 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:46:06 l6/pIbnf0

―翌日

叔母「それじゃ私出かけるけど。具合大丈夫?」

少年「……寝てれば良くなると……思います」

叔母「そう……無理に起きなくてもいいけど、ご飯は冷蔵庫入れとくね」

少年「はぃ……」

叔母「お腹すいたら食べて。他にも、家の中の物は好きにしていいから」

少年「はぃ……すみません。行ってらっしゃい」

88 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:47:14 l6/pIbnf0

少年「……」

少年(移したらどれも、普通に聴けた……なのにまた僕のに入れ直すと―――)

少年(あ、あのメッセージ……浮かび上がってくるみたいに……こんな……こんなのって)

ピンポーン!

少年「!?」ビクッ

ピンポーン! ピンポーン!

少年「……」ガクガク


「少くぅーん。いーまーせーんーかー」


少年「ハァ、ハァ、ハァ」

90 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:49:27 l6/pIbnf0

少年(か、、、帰った。よな?)

少年(どうしよう。どうしようどうしよう。どうすれば。誰か、誰か助けて!!)

少年(そうだ―――姉さんに!)

ドタドタドタ

少年(電話、出て! 姉さん!)



『―――はい。姉ですが』

少年「あ、あ、姉さん!」

『はい姉ですよ』

91 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:52:05 l6/pIbnf0

『……』

少年「こんなの、バカみたいだけどっ、僕、霊とか信じないって言ってたくせに……だけど!」

『……』

少年「嘘でも騙してるわけでもなくてっ、僕じゃ……どうしていいか! お願いだから信じて!!」

『―――まずね。話通りなら幼ちゃん……女ちゃんか。あんたに危害を加える様子は無いんだね?』

少年「き……がい? う、うん。そういう感じは全然……」

『ならひとまず怯えなくてもいい。っぽいんじゃない? 怖いのは分かるけど、落ち着いて』

少年「姉さん……あ、あの。信じてくれてるの……?」

『んーとね。私、高校で生徒会の書記してるでしょ? そこの生徒会長がおっぱい星人の末裔でさ』

少年「…………お?」

『遠いおっぱい星から移住した宇宙人の子孫。しかも、本物のおっぱい星人が私の恋人。スゴイ?』

少年「意味が……あ、そ、そっか。いきなりおかしな話されても信じられるわけない……よね」

『そんな皮肉じゃなくって! 私の周りもメチャクチャだから、あんたの話くらい信じるってコト』

少年「いや。それにしたってないよおっぱい星人は」

『ふんっ。今度会わせてやるから覚悟しとけ』

92 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:52:26 l6/pIbnf0

『私の……というか会長の知人で、お祓いとか本格的にやってる巫女さんがいるの』

少年「ミコ? って、神社なんかの巫女?」

『そう。そっちに相談したほうがいいだろうから、アポ取ってみる! 一旦切るね。待ってて』

少年「うん……ありがとう! 姉さん」



トゥルルルル

少年「! もしもしっ」

『あー、やった、少君出た』

少年「ッ!?」

『なかなか来てくんないから、さっき私のほうから押しかけちったwww』

少年「……」ドクンッドクンッ

『でも誰もいなくって。どっか出かけてた?』

少年「ぁ、ぅ……」

『少君?』

93 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:53:02 l6/pIbnf0

少年「ご……ごめん。僕、体調が悪くて。その、ずっと寝てて……今、少し起きて」

『え、具合悪いの!? 風邪?』

少年「風邪じゃなくて、えっと……なんていうか疲れ……ちょっと疲れが……」

『そっかーざんねーん。ゆっくり休んで、オナニーは控えめにねww ふひひwww』

少年「……」

『……少君、ホント大丈夫? 』

少年「う、うん」

「?」

少年「いやほら……前から気づいてたんだけど。うひひをふひひに変えてもあんまり意味無いなって」

『あれ。そう? でもこれ以上変えるところないよぉ』

少年「無い、かなぁ?」

『んー、でも愛しの少君がそう言うなら、考えとく。元気になったら電話ちょうだいね!』

少年「…………うん」

94 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:54:21 l6/pIbnf0

巫女『私の知見の限りでは―――申し訳ありませんが、にわかに信じがたいお話ではあります』

少年「え……っ」

巫女『ご説明致しますので、心穏やかに聞いてください』



巫女『霊を肉体に憑依させる術法は確かに存在します。口寄せなどと称されるものです』

巫女『相応の修行を得たイタコなどであれば独力で―――』

巫女『もしくは、素養のある方を器とし、私達のような者が儀式をお手伝いすることで』

巫女『けれどどちらも、器となる者が自発的に霊を受け入れ、短時間の憑依のみを可能とする術……』

巫女『霊による強制的な憑依では……それ自体滅多にはございませんが、より瞬く間に終わります』

巫女『肉体と、肉体の本来の持ち主である魂の結びつきに勝てず、弾き出されるためです』



少年「それじゃあ」

巫女『いかに霊力が強くとも一般の方が、他者の身体を奪い取り長年支配を続けるというのは―――』

少年「やっぱり僕の勘違い、ってことなんでしょうか?」

巫女『仮に…………ありうるとするなら、ですが。かなり特異な条件が必要となるでしょう』

97 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:55:40 l6/pIbnf0

巫女『憑依側の霊力が図抜けて強いのは無論。肉体側との霊的な相性が際立って良く、その上で』

少年「……」

巫女『比類なき思念の爆発の際、息が届くほど傍にいたなら。尚可能性は低いものの、あるいは』

少年「思念の爆発って……例えばどんな」

巫女『例えば―――苛烈な死の瞬間』

少年「ッ!?」

巫女『心当たりがおありなのですね?』

少年「……女ちゃんが……家族で事故にあって亡くなった時に……」

巫女『……』

少年「一緒に車に乗っていて、たった一人生き残ったのが……! 幼ちゃんなんです……!」

100 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:56:39 l6/pIbnf0

カチャカチャ

少年(ご飯……あっためたほうが良かったな……冷たい)

少年(まぁいいか。お腹にたまれば)

少年(明日になれば……巫女さんが来てくれて……)



少年『どう、するんですか?』

巫女『私自身の目で確かめてからになりますが―――お話の通りであるなら、祓う事になるでしょう』

少年『……っ』

巫女『死者が生者に害をなしているのなら、捨て置くことはできません』

少年『……僕は、どうしたら』

巫女『今日一日、その女性とは接触せず屋内でお過ごし下さい。明日午前にそちらにお伺い致します』



少年「……」モグモグ

102 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:57:33 l6/pIbnf0

バタンッ

少年「幼ちゃん!!」

「少君! もう平気なの? てゆーか呼び鈴も押さずに飛び込んでくるなんて情熱的」

少年「はぁっ、はぁっ……」

「実はそこまでエロいことしたかった?」

少年「違……じゃなくてっ。君は」

「?」

少年「君は―――女ちゃん―――なの? 幼ちゃんの身体に……っ、女ちゃんがいるの?」

「うわ、なぁにそれー。いきなり」

少年「……僕の音楽プレーヤーに入ってたんだ。君の声に紛れて、幼ちゃんからのメッセージ」

「……へえ」

少年「他の機械だとそんな音聴けないのにっ! 何回消して入れ直しても浮かんで来るんだ」

「……」

少年「『身体を奪われた』、って」

104 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:59:07 l6/pIbnf0

「ふぅん。幼ちゃんやるなぁ」

少年「!? 女ちゃ」

「しっ。黙って」

少年「―――っ!」

少年(え、なんだ!? 喋れな、くっ)

「ついて来て」クルッ

少年「ッ! ッ!」

少年(か……勝手に動いて……操られてる!?)

105 : 以下、名無し... - 2011/12/14 20:59:44 l6/pIbnf0

「ちょっと汗かいてるね。でもま、少君の汗ならいっか。私のベッドに寝ていいよ。えーと、仰向けで」

少年「……ッ」ドサッ

「驚いてるww 好きに動けないっしょ?」

少年「……」

「これ、言霊ってやつ。一発で効かせるとか無理だけど、あの喘ぎ声にいっつも篭めといたの」

少年「!?」

「最初に言ったよねーwww 実験だって。少君が、カラダから私のモノになっていくって実験ww」

少年(そ、、、そんなっ)

「カラダが求めちゃってぇ、どんどん聴くのやめられなくなってったでしょ」

108 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:01:40 l6/pIbnf0

「ねえ―――ところで、私のベッドどんな感じ? 『女の子の匂い』とかってするのかな?」

少年「……」

「自分じゃよく分かんないんだよね。一度うつ伏せになっていいから、匂いかいでみちゃってwww」

少年「……」スー、スー

少年(う……甘い匂い、する)

少年「///」

「はいまた仰向け……めっちゃ赤くなってるww 少君って、わっかりやすいよねー」

少年(ううぅ。くそっ)

「そんな少君に私からプレゼント!」スチャッ

少年「!?」

「今日渡すつもりだったエッチ音声♥ 目隠し付きで、ヘッドホンでたっぷり聴かせてあげる」

109 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:03:04 l6/pIbnf0

『んぁ、ぁは、ハァ、ぁぁ、ぃっ……少く……ぁ、少くん……聴こえてる?』

少年「……っ……ハッ」

「ヒドイって思ってる? 思ってても、私のエロ声聴き始めたら夢中になるカラダなくせに……れろっ」

少年「ッ」ビクッ

「ちぅ……ちゅぷっ。ん、おへそ舐めちったww もっと、少君の色んなとこペロペロさせてね」

111 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:04:54 l6/pIbnf0

『あっンぁ……んっぁ! ぁ、ハッ……っぅ!』

少年(ふ……ぁ、頭に、響く……ぅぅ)

「れる、んちゅぅ、れろ~。少君の汗の味がする♥」

クニッ

少年「―――!?」

「男の子でもチクビって勃つんだね……弄ってあげたら、やっぱり気持ちいいのかな?」クニクニ

少年「ッ、ッ」

「わww悦んでる反応だwww じゃ、もっとチクビしたげる。ちゅぷっ」

少年「~!」ビクンッ

112 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:06:19 l6/pIbnf0

チュプ、レロレロ、チュプッレロッ
クニ…クニ、クリクリ
『あっ! あ、イ、イキそ、やばっ、ヤバ、んぁ、あぁ!』

少年「……ッ! ……ッ! ……ッ!」

「んっ。少君の、すっごく熱いよ。私のお腹ぐいぐい押してて……コスってあげたらすぐ出ちゃいそ」

少年「ハッ、ハッ、ハッ」

「あれ……もうこっちの声聴こえてない? いいもん。じゃー勝手にぐりぐりしちゃうから!」

グニュッ

少年「!!」

「ほらぁwww オナニー声聴きながら、やーらかいお腹にコスられてしゃせーしちゃえwww」

グリッグリッ グニュニュ!

少年「~! ~! ~!」

『ああ、も、イク、イクから、聴いててっ、少くぅ……ぅ、ンぁぁぁ、ぁぁっ!』

少年「――――――ッッッ!!」ビクッビクッビクッ

114 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:07:45 l6/pIbnf0

「はいっ! 少君の大好きなエッチ音声と、目隠しはおしまい。取っちゃうよ」スチャッ

少年「ハー、ハー、ハー」

少年(うあ、あ……光が、ちかちかする……)

「苦しそうだけど……エロぉい顔♥ んちゅ、ちゅぅ」

チュク…チュプ、チュッ

「ぷぁっ……あ。ズボン履いたまま出しちゃったから中気持ち悪いかな? すぐキレイにしたげる」

少年(ぐ、ぅ……くそぉ! こんな、好き勝手に)

「睨んだってムダ―――それに気持ち良かったでしょ? あっさりお漏らししちゃったのは誰だっけ?」

少年「……っ ///」

「次は、またお口でイカせてあげるね……♥」

116 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:10:09 l6/pIbnf0

ズルリ

「うわwww せーしの匂いすごっ。トランクスまでべしょべしょwww」

少年(う……っ、ううう)

「ありゃ。今度は泣きそう? そんな顔しなくてもぉ、少君のならヤじゃないってか嬉しーし。はむっ」

少年(!? ト、トランクスの上から)

「ずちゅ……んく、んじゅる」

少年(吸われ……っ、やばっ、あ、うあっっ)

「あーww もうパンツの下で元気戻ってきてる。じゃ、もう全部脱がすね」

スルッ

「ふぁ♥ 白いのぬらぬらしてて、おっきくなっててスんゴいエッチぃ……」

レロ…

117 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:10:50 l6/pIbnf0

「れろ、ちゅぷ……ん、はぁ、んじゅるるっ!」

少年「―――ッ!」ビクンッ

「ン……そろそろ、少君の声も聴きたいかな……喋っていいよ。ちゅぅぅ~」

少年「うぁ、あっ!」

「いい声www れろぉ、れるれる、んちゅ! じゅっぷ、じゅるぅぅ」

少年「ぁ、ぁぁ、く……ぅ、あ、あぁぁ」

少年(女ちゃんの舌、絡ま……! 腰がっ溶け……あぁ! ダ、ダメだ、またっ!)

ドクン!

少年「ふあ……あ~~~ッッ」ビクビク

ビュクッビュクビュクビュルルル…

118 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:12:01 l6/pIbnf0

少年「ハー、ハー、ハー」

「二回目でもたくさんびゅーって出たね……れろぉ。んっ、少君の匂いと味する。れる、んちゅ」

少年「つぁ、ハッ……ど……どうして、こんな」

「えー言ったじゃん。少君のことエロい目で見てるって」

少年「そうじゃなくてっ! どうして……幼ちゃんの身体を……ッ。あんなに仲良かったじゃないか!」

「うん。仲良かったよね。好きだったよ」

少年「だったら」

「生きたかったから―――他に理由っている?」

121 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:13:04 l6/pIbnf0

「あの事故の時にさ、幼ちゃんだけはほとんど怪我無かったの。奇跡的にってやつ」

少年「……そう聞いてる」

「幼ちゃん、ずたぼろで死に掛けの私を抱いて、すっごい勢いで泣いてた」

少年「……」

「でも私はもう……自分の身体がダメなの自覚してて。その幼ちゃん見てね、思ったんだ―――」

123 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:14:54 l6/pIbnf0

「ああなんて優しくてキレイなままの身体だろうって。このカラダを奪えば私はまだ生きられるって!」

少年「そ、、、そんなの」

「不思議でしょ? そんなことできるとも、やりたいとも考えたこと無かったのに。本能って凄いよね」

少年「……なら……やっぱりその時に?」

「うん。気がついたら病院のベッドで。お父さん達も助からなかったって聞いたのはその後」

少年「……」

「したらもう選択肢ないじゃん?ww 幼ちゃんとして幼ちゃん家で生きる以外私どうすれば良かった?」

少年「…………分からないよ。だけどっ、だからって」

「上から目線やめて! つーかさ―――少君だってここに逃げて来たくせにwwwwwwwww」

少年「ッ!!」ビクッ

124 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:16:32 l6/pIbnf0

「こないだ、少君の叔母さんにこっそり教えられちゃったww 『だから優しくしてあげてね』だってww」

少年「叔母さんが……?」

「少君とこのお父さんにいらない子扱いされたんでしょ?wwwww 私知ってるよ!!」

少年「あ……う」

「道場継がせたくて鍛えてきたのに、お姉さんばっかり才能あって少君弱っちいままだから!wwww」

少年「……っ」

「『繊細な年頃だから』なんて叔母さん言ってたけどさー。そりゃオジさんが悪いんだろうけど」

少年「……」

「そんで逃げてるのは少君が弱いからだよねぇ? ねえ、そんなんで私に死を選べって言えんの!?」

少年「……」

「―――ってまぁ、少君は誰にも酷いことしてないか。でも弱いよ。私も、少君も」

125 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:17:24 l6/pIbnf0

「はー……やだなもう、エッチな雰囲気消えちゃったじゃん」

スタスタ

「もっかい流すね。どーせ外にまで聴こえないから、ヘッドホンいらないや」ポチ

『…………ぁ、ンン……』

少年「うっ」

「わぉww バカにされたばっかなのにすぐ反応しちゃうんだ? もうパブロフのあれみたい」

『ぁっ、んぁ、ンっ、ハァ……ぁ……』

少年「ふ、ぅ、止めて……ハァ、ハァ」

「少くぅーん♥」スルッ

少年「!?」

「ダメ。目逸らさないで。せっかく生おっぱい見せてあげるんだから」

128 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:20:43 l6/pIbnf0

『いっ、ぁっ、ハァ、ハァァ、ンぁ!』

「ん……どぉ?」フルン

少年「……ゴクッ」

「感想。えーと、おっぱいについて思ったことを隠さずそのまま言葉にしなさい」

少年「白くてキレイで……や、柔らかそう。女の子のおっぱい、初めて見た」

少年(……! か、勝手に口がっ!?)

少年「女ちゃんのおっぱい、最近毎晩想像してたけど。本物って、すごい……美味しそうに見える」

「いいでしょー?ww 私の……幼ちゃんのおっぱい。じゃあこれをどうしてみたい?」

少年「触ってみたい。揉んだり、ち、乳首のところ舐めたり……顔埋めたり、ぐりぐりしてみたい ///」

少年(うっわぁぁぁぁぁぁぁ! 黙れぇぇぇぇ、黙れって僕!!)

「スwケwベww でもいいよ。その通りのことさせてあげる。ほら、来て少君」

129 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:23:12 l6/pIbnf0

ムニッ

「ン……っ」

ムニッムニッ

「んぁ、ぁ、ん……ぁ。少君の手だと、やっぱ全然違う……ぁ」

少年(うっぁ、うう……おっ、おっぱい揉んじゃってる……! 女ちゃんの―――幼ちゃんの身体の!)

少年「ハァ、ハァ、ハァ……やば……ぅっ、んちゅ、ちゅぅ、れろれろ」

「いいよ……もっと少君の好きなように、して。触るのも舐めるのもぐりぐりも、ぜーんぶいいから」

少年「ハァハァ、ハッ、ちゅぅ、ハァ」

少年(やめなきゃ……でも身体が……! そ、それにいい匂い、やわらかくて……ああ)

『ぁぁ、ハァ、んぁっん♥』

少年(せめて喘ぎ声、止まってくれないとっ。耳から入って―――内からトロかされてく―――)

「いーこと教えてあげるね。この言霊の縛りって、少君の欲望にくっついてるの」

少年「ハァ、ハァ、んちゅ、はぁ……ど、どういう」

「えっとね。めっちゃ簡単に言っちゃうと、スケベ心が原動力って感じ?」

130 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:24:11 l6/pIbnf0

「つまりぃ。少君が私のカラダに惚れちゃって、エッチしたいって思ってるから抵抗できないんだよww」

少年「!?」

「ねえ、もっと欲望をぶつけてよ。私の少君……おねがい」タプン

少年「う、ぐ、くぉ……ちゅぅ、ちゅぷれろ、れろれろ」

ムニッムニムニッムニッ

「んぁ、あ! いぃ、あ、きもちーよ、ん、ぁっ」

132 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:25:15 l6/pIbnf0

「ふぁ、ん、ぁン……あぁ。少君のおちんちん、また凄く元気になってる。そろそろ犯しちゃおっかな」

少年「ハッ、ハァァ……犯……?」

「もし子供できても、少君のなら産んであげる♥」

少年「ッ!? な、なに言ってんだよ! そん」

「うるさい。また黙って」

少年「……ッ、……ッ」

「少君は寝っ転がってればいいから。そんで……もっと喘ぎ声のほうに耳を澄ませてみて」

『ひぁ……ッ、んぁ、ぁっ!……ハァ、ハァ、ンっン』

少年(う……ぁ、くぅ)

「おおっ。また一回りおっきくなったよ。仕込んだかいあったなー効きすぎwww」

135 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:26:54 l6/pIbnf0

「すっげぇ痛そだけど……挿れる、ね……んっ」グヌッ

少年「ッ!!」

少年(ぐ、っぅぅ……やめ……やめろ! くそ、動かないと。なのにっ)

『あぁ、ぁ、少くぅん♥ ぁ、ぁぁっ』

少年(この甘ったるぃ声……! うう、あ、あ、またぁ、頭、どろって……ぅ)

「はっ……くぅ、ん……」グヌヌ

ズ…ズズッ

「いっ……たぁぃ……はぁぁ。でも、ぉ、見て少君……こっち顔向けて」

少年「―――ッッ!!」

「もう全部、入っちゃったww ちょっと……動いたり無理そーだから、しばらくこのまんま……はぁぁ」

138 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:29:02 l6/pIbnf0

『ふぁ、ン、ぁ……ぃ! ぁぁ、んん、ぁっ』

少年「……ハッ……ハッ」

『ぅっぁ、ぁんっぁ、あ、あ……ハァ、ハァ……ぅぅ、ン』

少年「ハァ、ハッ、ハッ」

「マジで、思ってたより効果テキメン? ずっとじっとしてるだけなのに少君ってばイキかけてない?」

少年「!」

「やっぱりww まだ全然じんじんするけど、これちょっと動いてあげたら、中で漏らしちゃうのかなー?」

少年「……ッ! ……ッ!」

「抵抗なんてできないってww それよりぃ、エロ男子の大好きなエッチ声にもっともーっと集中してよ」

少年(ひ……ヤだっ、やめてよっこれ以上)

「……私の喘ぎ声聴かせながらだったら、このまま何回だってイケたりして……試してみたいな」

139 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:30:49 l6/pIbnf0

『あぁぁ、ンンっ、ぁっくぅ! ぁ、ぁぁ、ぁっ!』

少年(ヤバい、ヤバイヤバイッもうっ! 出る、ホントに喘ぎ声だけでイっちゃう!)

「んっ……しょ」ズチュッ

少年「~!」

少年(ああ、ぁ……ッ)

「いい顔www よだれ垂れてるよぉ? ほんのちょびっと中でコスるだけで、そんな感じちゃう?」

少年(感じ、感じるから……ッ! だからこれ以上刺激しないでっ腰がもう、弾け)

「ぅ、ん……」ズチュッ

少年「~!!」

少年(ああ、がっ、あぁぁ)

「やせ我慢しないでさー、また精子どばどば吐き出しちゃおっ。ね♥」

142 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:33:46 l6/pIbnf0

「くぅ、ん。ン」ズズ、ズチュッ


少年「~ッ! ~ッ!」


「はぁ……痛ぁ。少君ったら涙ぼろぼろ流しながら頑張るなぁ。でも―――あと一押しかな」


『いっ』

『ぁぁ…ン』


少年(あ、ああ。もう……! キモチイ、イ……あたま、白、く……)


「そう。もっとだよ……もっともっと受け入れて。蕩けて、バカになって。理性なんか無くしちゃおうよ」


少年(うぁ、ぁぁ、ぁ、ふ、ぁぁ、ぁ、、、)


『きもちー♥』

『く……ぅん』

『ふぁ』

『あっあっあっ』

『ハァ……少くんもぉ……♥ ハァ、エロいことで、脳みそとろとろになってね?』


少年(あ、あー、あ、ひぁっ、あ、ああぁーーー)ビクッビクッ


「私に少君の子供、ちょーだい」

145 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:37:21 l6/pIbnf0

少年(ああぁぁぁぁぁぁ―――)


少年「――――――ああああああぁぁぁぁッッッ!!」

ドサ…

「……え?」

少年「ぐ……ぅッ」ヨロッ

「…………え?? 嘘……なんで動け、、、なんで立てんのっ!?」

少年(音も……止めないと)

『また、ぁ、ぁ……イケそ、少く、少く、ぅ、ぁンっぁ』

ポチ

『ン……――――――』

少年「はぁぁ」

「なんで……? あ、こらっ、ズボン履いちゃダメ!!」

少年「……ヤダ。服くらい着させてよ」

「あ……ぁ。言霊―――破っちゃうくらいイヤだった……の? 私のことそこまで嫌い?」

少年「好きだよ。女ちゃんのこと好きだから、できればカッコつけたいんだ。それだって欲だろ?」

146 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:38:16 l6/pIbnf0

少年「まぁその……カッコつけるのがちょっと、だいぶ遅すぎた感あるけど」

「でもこれで二度も突き飛ばされた……少君、あんな気持ち良さそうだったのに……」

少年「ゴメン。けど女ちゃんが大好きなのはホントだから」

「実験……上手くいってたってこと?」

少年「白状すると必要なかったよ。もっと前から好きだった」

「……」

少年「言っとくけど外見だけじゃなくて、ヘンテコな性格だって好きだ」

「……ウソぷー?」

少年「なにそれ」

「少君、カッコつけようとしすぎて嘘ついてないー?とゆうニュアンス」

少年「ついてないって!」

148 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:39:27 l6/pIbnf0

少年「実はさ。家出る前に、霊とかに詳しいっていう巫女さんに相談したんだ。女ちゃんのこと」

「……うん」

少年「そしたら巫女さんは―――女ちゃんを祓う、って言ってた。明日こっちに来るって」

「あ……なんだ……そっかぁ。なら私、もうオシマイってことじゃん」

少年「オシマイにしたくない。女ちゃん、僕の身体に入らない?」

「――――――へ?」

少年「害があるなら祓うしかないって言ってた。でも僕なら合意の上になる」

「ええっ!?」

少年「支配までしなくてもこう……お互い半々くらいでさ」

「そ、そんな急に言われても。ほいほい移ったりできないよ、方法だってよく分かんないし」

少年「その巫女さんが手伝ってくれれば可能らしいんだ。僕に素質があれば……」

「あんの?」

少年「うん、無いと思う……けど女ちゃんは特別霊力が強いみたいだし、きっとできるって!」

「……」

少年「ダメ、かな」

151 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:42:44 l6/pIbnf0

「まずね。その巫女さん、合意ならホントに許してくれんのかな? 私前科がヤバイのに」

少年「必死に頼んでみる」

「んでもし少君のほうに移れたとしてさー、男の子じゃん。さすがに無理ない?」

少年「えっと……急にそっち方面に目覚めたことに……ってのはどうかな。二重人格?」

「エッチなことは?」

少年「…………オ、オナニーで頑張る」

「ねー少君…………あんま考えずに勢いで言ってない?」

少年「……ゴメン。まだそう細かいことまでは……で、でも色んな問題はこれから考えようよ、二人で!」

「今考えなって。分かってなくない? 少君の人生が潰される可能性だって充分あるよ」

少年「うん。それだけは―――分かってる。それだけ、はっきり覚悟してからドア開けたんだ」

「……」

155 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:43:39 l6/pIbnf0

「じゃあ、さ。保険かけとくけどOK?」

少年「保険?」

「口移しで、少君の身体に気を送り込んでおくの」

少年「それでどうなるの?」

「もし巫女さんが私にヘンな事したり、少君が裏切ったりしたら―――気が暴れて少君も道づれww」

少年「……」

「どうンむぐっ」

少年「ん――――――ぷはっ。ど、どう? 気入った?」

「……こんな時は、ためらわないでキスしてくれるんだね少君」

少年「女ちゃん?」

「びっくりしちゃって出来なかったからぁ、もーいっかい!」

158 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:46:19 l6/pIbnf0

チュッ…チュッチュプ

少年「……ん、ちゅっはぁ……ン」

「んー。だいぶ入ってきた。もっかい♥」

少年「ね、ねえ。結構経つけどまだかかるの?」

「まだまだ。舌が溶けてひとつになっちゃうくらいいっぱいしないと」

少年「う……うん。ん、ちゅぅ、んっ」

チュプ…チュッ、チュクッ

「ふぁ。えっとねーもっとこう、全身くっつけたほうがやり易いから。上からぎゅぅってしながら」

少年「え、、、えっと、こう? ///」ギュゥ

「そう、そんなん。ンっ、ちゅっ、ちゅぅぅ……ハァ、ん、んぁ、はぁぁ」

チュッ、チュゥ、クチュッチュクク、チュゥゥ…

少年(う、ぁ、柔らかい……あったかい。舌も……ホントに溶けてくみたいだ)

「んー、はぁぁ、ちゅぅうぅ、んふ♥ キスきもちー」

少年「ぷはぁっ。あ、あの……気持ちはいいんだけど、まだ?」

「少君www 気がどーのなんて難しいこと、私にいきなりやれるわけないじゃんwwww」

160 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:46:58 l6/pIbnf0

少年「え、えええっ!?」

「ただちゅーしたかったの。騙されやすすぎー」

少年「そんな」

「うひょひょww バイバイ」

少年「バイ……?」

「―――」

少年「…………女ちゃん……?」

165 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:49:20 l6/pIbnf0

―墓地

少年「……」

「こんにちは」

少年「幼ちゃん。こんにちは」

「家の方に行ったら、ここだって言われたの」

少年「そっか」

「……あの子のお参り?」

少年「うん…………女ちゃんの霊……魂かな? ここにいるのかどうか、分からないけど」

「いないよ」

少年「―――え?」

「あの子なら、私の中で眠ってる」

166 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:50:22 l6/pIbnf0

少年「そ、、、そうなの?」

「身体の手綱を私に明け渡して寝たの。私が引っ張りあげない限り、二度と表には出て来れない」

少年「じゃあ……もし―――」

「私が許可すれば、その間だけはね」

少年「……」

「だからってそれをすると思う? 体を持って目の前にいたら、改めて殺してやりたい程憎んでるのに」

少年「……そうだよね。当たり前だと思うよ」

「少君は、あっち帰るって本当?」

少年「うん。予定よりかなり早いけど」

「それって寂しいから……理由、聞いてもいいかな」

少年「いいけど。大したことじゃないよ。僕が一人でこっち来てたわけは幼ちゃんも?」

「中で、ある程度は……でも全部じゃない」

168 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:53:17 l6/pIbnf0

少年「―――父さんは僕に道場継がせるつもりで、僕もその気で。だから稽古はヤじゃなかったんだ」

「……うん」

少年「ただなんて言うか……向いてないらしくてさ。姉さんばっかり強くなって、僕は置いてかれてる」

「お姉さんのほうが特別強いだけかも」

少年「それにしてもね。だけど継続は力って思ってた。父さんもそう考えてくれてるって、疑ってなかった」

『両方女か、いっそ姉しか生まれなかったら諦めがついたのにな』

少年「冗談で言ったんだと思う……そりゃ、少しくらい本気だとしてもさ。あ、直接言われてはないよ!」

「たまたま聞こえちゃった?」

少年「うん。僕のいない場だったから余計にショックだった……のかな? どうってことない気でいたけど」

「……オバさんは?」

少年「母さんはまぁ、オタオタしてた」

「……」

少年「それから体調不良、情緒不安定って感じで。夏休みに療養しましょうってことになったんだ」

「なのにもう帰るの? あの子が言ったこと、気にしてるんだったら―――」

少年「……逃げて来たのがいけなかったとは、今もあんまり思ってないよ」

169 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:54:01 l6/pIbnf0

少年「だから本当はしばらくくらい、まだここにいたって構わないんだ」

「なら、結局どうして?」

少年「うーん。せっかく逃げてみたのに、それで解決しない時は、戻ってみるのもいいかなって」

「……そう」

少年「それにさぁ、姉さんの話じゃ、父さんがそろそろハゲて土下座してきそうだって言うんだよね」

「え。あの、少君のお父さん、確かもう随分」

少年「さらに完ハゲしそうってさ。それも可哀想だし、土下座もわりと見たく無いから、帰るよ」

170 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:55:20 l6/pIbnf0

「帰っちゃう前に、改めてお礼言わせて。助けてくれてありがとうございました」

少年「僕は役には……幼ちゃんのメッセージが無かったら気づきもしなかったし」

「…………あれは」

少年「ん? なに?」

「私にはそんな力なんて無いよ。あれはあの子が、少君に伝えようとしてたの」

少年「―――!?」

「本人も無意識だった。でも私は……外界より、あの子の魂の傍にいたから」

少年「いや。でも……ッ」

「酷い話でしょ?誰より憎んでるのに。誰より、本人より、私はあの子の心と触れ合って過ごしてきた」

少年「それは……ちょ、ちょっと待って。どういう事なの!?」

「……少君のほうにだけ音が浮かんできたって言ってたよね。言霊に篭めてた想いの通りに」

171 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:57:11 l6/pIbnf0

「篭めてた想いは二つ。少君に好かれたい。それと……少君に私を助けてあげて欲しい、って」

少年「だって! だけどあのメッセージは、幼ちゃんが助けを求めてるようにしか」

「まだ続きがあっただけよ。無意識で不安定だったから、中々上手く伝達できてなかったけど」

少年「……」

「そんな顔しないで」

少年「幼ちゃん……」

「少しでもお礼したいから、続きは教えてあげる。『ダカラワタシヲ』の続きは―――」



―――だから私を。少君がやっつけて

174 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:58:59 l6/pIbnf0

テクテクテク

「ああ! 自分の脚で歩けるってステキ」

少年「これからはいくらでも歩けるよ」

「ねえ、ところでもう一つ聞きたかったことがあるの」

少年「ん?」

「少君が帰る気になったのってー、私の身体で童貞捨てて自信がついたからってのもある?」

少年「ブッ!? お、女の子がそーいうこと言うなよっ。なるべくその辺触れないようにしてたのに!」

「笑い話にでもしないとやってられないもんwww」

少年「まったく……幼ちゃんまで」

176 : 以下、名無し... - 2011/12/14 21:59:50 l6/pIbnf0

「あの子みたいって?」

少年「い、いやその」

「いいの。突然まったく別人格になるわけにもいかないし、嫌だけどあの子っぽい演技もしないと」

少年「あ、そ……そっか、そうだよね」

「両親や友達との関係も再構築しなくっちゃ」

少年「大変だ!」

「大変よ。それでも私は私の時間を進めていかないとね」

178 : 以下、名無し... - 2011/12/14 22:01:23 l6/pIbnf0

少年「ねえ僕、帰るのやっぱり延ばそうか? 事情知ってるから、手伝えることがあるかも」

「ううん、まずは自分でやってみようと思うの」

少年「……大丈夫?」

「外に出たらあーしてこーして、って散々夢想してきたもの、その実行の時よ」

少年「分かった。でも必要ならいつでも声かけてね」

「ありがとう、少君」

少年「それにさ、僕の家のほうにも遊びに来てよ。あちこち案内するし……なんなら友達も連れて」

「そうねえ。再構築が進むかも。けど、都会の男の子の家に泊まりで連れてくっていうのは……」

少年「え。マズイかな?」

「少君はずっと表にいるのに、私よりそういう機微苦手?」

少年「ううっ」

「ふふ。でも家にはきっと行くね。多分一人で―――ひょっとすると二人かも知れないけど」

180 : 以下、名無し... - 2011/12/14 22:02:24 l6/pIbnf0

叔母「少君、荷造りできた?」

少年「はい」

叔母「もっといて良かったのに。むしろずぅっといても」

少年「そ、そういうわけにも。お世話になりました」

叔母「ちぇっ。じゃあちょっと車の中片づけてくるから、家に電話しといて」



少年「もしもし、僕。うん。もう出るとこ。ところでさ姉さん、伝言頼みたいんだけど……父さんと母さんに」

少年「そうそう。帰って話する前にそれ伝えといて……だって僕じゃまた、照れて言えないって!」

少年「……言い方はなんでもいいよ。姉さんの言いやすい感じで―――えーと。いやホント、なんでも」

少年「なんだったらほら、こないだ言ってたアレでもいいや。なんだっけ。愛してるぜべいべー?」


おわり

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