あかり「結衣ちゃんってあまり可愛くないよね」
結衣「……お茶美味しい」ズズッ
あかり「あ、あの、ちょっとは可愛いなぁ~とは思うけど……」
結衣「ん、ありがとねあかり」ニコッ
結衣「さてと、私はお洗濯でもしてるから適当にくつろいでてね」
あかり「えぇっ!?」
結衣「ど、どうしたのそんな大げさに反応しちゃって」
あかり「可愛くないって言われてなにも思わないの!?」バンッ
結衣「……お饅頭美味しい」モキュモキュ
元スレ
あかり「結衣ちゃんってあまり可愛くないよね」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344555865/
あかり「あかりは結衣ちゃんのこと可愛くないって言ったんだよ……?」
結衣「うん、はむっ……んっ、言ったね」モキュモキュ
あかり「普通は怒ったりするよね、そんな悪口言われたら!?」
結衣「そうだね、ほらあかりもこのお饅頭食べなよ」スッ
あかり「え、で、でも、これ結衣ちゃんの食べかけ……!」
結衣「あ~ん……」
あかり「はっ、はむ、あむ……」
あかり「……♪」モキュモキュ
結衣「そんなに大事そうに食べなくても、まだいっぱいあるよ?」
あかり「こ、これはただのお饅頭じゃなくて、……結衣ちゃんが、えっと」モジモジ
結衣「……?」
結衣「よく分からないけど私はお洗濯してるからね」スッ
結衣「あかりはいい子にして待ってること、お約束だから」
あかり「はーいっ!」
結衣「ふふ、ほんとにいい子だ」ニコッ
あかり「ちょっと待って、お話はまだ終わってないから!」グイッ
結衣「……あーもう」
あかり「あかりが可愛くないって言ったんだよ、それなのに結衣ちゃんは……」
結衣「でもそのあとちょっとは可愛いってフォローしてくれた」ニコッ
結衣「やっぱりあかりは優しいよ、ふふ」
あかり「むむむっ……」ムスッ
あかり「やっぱり結衣ちゃんは可愛くない、はっきりした」
結衣「え……」
あかり「ごらく部で可愛さランキングを付けるなら、結衣ちゃんは下の方かな」
結衣「……!」ガーン
結衣「べ、べつに可愛いって言われなくてもいい……」
あかり「ふーん……」ジーッ
結衣「うっ……自分でそういうのには縁がないって、分かってる」
あかり「結衣ちゃんはボーイッシュを売りにしてるから?」
結衣「う、売りにしてるってワケではないけど、そういうのはよく言われる、かな」
あかり「自分はボーイッシュだから、それって可愛くなることからの逃げだよね?」
結衣「えっ……」
あかり「ボーイッシュを隠れ蓑にして、結衣ちゃんは可愛いってことから逃げてるんだよ」
結衣「ち、違うよ、逃げてなんかない……」ジワッ
あかり「ううん、結衣ちゃんは逃げてるね」
あかり「自分はそういう立ち位置だから許される、って思ってるでしょ?」ズイ
結衣「そ、そんなこと思って、ないよ」グスッ
あかり「京子ちゃんを守るために男勝りになった、正当な理由があるもんね」
あかり「でも、結衣ちゃんは可愛い可愛い女の子なんだよ?」
あかり「それなのに、言葉遣いを男の子っぽくしたり、……可愛くなることから逃げてるね」
結衣「な、なんなんだよ、さっきから……うぅぅぅ……」グスッ
結衣「あ、あかり、は私の気持ちなんて、少しも分かってないっ!」
あかり「……」ビクッ
結衣「可愛くしたところで、み、みんな笑うんだろ……うっ……」
あかり「あっ、……結衣ちゃんゴメンね、強く言い過ぎちゃった」ギュッ
結衣「ど、どうせ、可愛くしたところで、似合わないっ」
結衣「それなら最初から諦めた方が、いいだろ……うっ、うぅ」グスッ
結衣「うわぁぁぁぁぁぁん……」ポロポロ
あかり「結衣ちゃん……」
結衣「私だって女の子なんだから、可愛いって言われたいよ……」
あかり「うんうん……」ナデナデ
結衣「あっ……なでなでされるの、好きかも……」ギュッ
あかり「そっか、いつもはする側だったから、ふふ」
あかり「……本当は可愛くなりたかったんだよね」
結衣「じ、自分で、可愛くないってのは分かってる、つもりだから」
結衣「可愛くしたところで、あかりやちなつちゃん、京子にはとても敵わないし……」ギュッ
結衣「私はいいんだ、この立ち位置で満足してる」ニコッ
あかり「結衣ちゃん……」
結衣「あかりは私のこと気を遣ってくれたんだよね……」ギュッ
あかり「それもあるけど、ゆ、結衣ちゃんの泣き顔見るとゾクゾクしちゃ」
結衣「……?」
あかり「なななななな、なんでもないよっ!」
あかり「結衣ちゃんは磨けば光るモノを持ってるのに、それがもったいなくて……」ギュッ
結衣「ほ、ほんと……?」
結衣「わ、わたしも、ごらく部のみんなみたいに可愛くなりたいよあかり……」グスッ
あかり(まぁ、今のままでも十分すぎるほど可愛いんだけどね)
あかり「あかりの言うとおりにすれば、結衣ちゃんもきっと可愛くなれるよぉ」
結衣「あかりの言うとおり……?」
あかり「うんうん、少し徹夜で可愛くなれる方法を考えてきたんだ~」ニコッ
結衣「それをすれば私も……他の子みたいに、きっと……」
あかり「結衣ちゃんは今のままじゃきっと原石の石ころで終わっちゃう」
結衣「……」グスッ
あかり「でもただの原石なんかじゃないよ、結衣ちゃんはダイヤの原石だから」ニコッ
結衣「あ、あかり……」ジーン
あかり「くぁ~……あ、ゴメンねあくびなんかして」クシクシ
結衣「ううん、そんなことない」
結衣「私はいい幼馴染を持ったね、夜更かししてまでそんなことを……」ホロリ
あかり「ぇへへ、夜の十時まで夜更かししちゃったよぉ~悪い子だよね~あかり」
結衣「……」
結衣「あ、えっと、その方法って具体的にどんなことするの?」
あかり「……」ニコッ
結衣「な、なんだよその無言の笑いは……」ビクッ
あかり「あかりはね、ほんとに結衣ちゃんのためを想って考えてきたの……」ゴソゴソ
結衣「わ、分かってる、どんな辛いことでも乗り越えてみせるよ」
あかり「うんうんっ、その意気だよぉ……はいこれ!」スッ
結衣「え……?」
あかり「西垣先生からもらったネコ耳、なんとしっぽ付きですぜおやびん」ニコッ
あかり「あかりがね日課の花壇の水やりやってたら、ご褒美だ~ってくれたんだよぉ」
あかり「ふふ、ほんと可愛いよねこれ、黒ネコさんの耳としっぽ……」フニフニ
結衣「けっ……」ゴロン
あかり「あぁん、結衣ちゃんふて寝しないで!!!」
結衣「まぁそんなことだろうと思ったよ……」
あかり「結衣ちゃんお願いだからやさぐれないでぇ~!」ユサユサ
結衣「こうさ、内面から変わっていくための特訓とかじゃないんだね」
あかり「男の子っぽい言葉遣いを矯正したり、とか?」
結衣「……」コクコク
あかり「結衣ちゃんはそんなの恥ずかしくて絶対無理でしょ」ジッ
結衣「ぐっ……確かに無理だ……」
結衣「もうこの言葉遣いに慣れちゃったから、今さら変えるのもね……」
あかり「だからせめて形だけでも、って思ってこのネコ耳なんだけど」フニフニ
結衣「……」
結衣「な、なら最初にあかりがそれ付けてみてよ」
あかり「えっ!?」
結衣「あかりは可愛いからなに付けてもきっと似合うと思うな」ニコッ
あかり「こ、こんな恥ずかしいモノとてもじゃないけど付けられないよぉ」カァー
あかり「あかりはもう中学生なのに、そんなネコ耳なんて無理無理……」
結衣「おいコラ」
結衣「じ、自分が恥ずかしくて付けられないモノを人に渡すなよ!!」
あかり「うっ……ご、ゴメンね結衣ちゃん……」ジワッ
あかり「せめて力になれればなって思ったんだけど、お節介だったんだね……」
結衣「そ、そういうつもり言ったわけじゃ……」
あかり「……」グスッ
結衣「あーもう分かった、付けるからめそめそするの止めてよ」スッ
あかり「ほ、ほんと!?」
結衣「なんか京子に似てきたなー、あかりも……」
あかり「……」ワクワク
結衣「うわ、すっごい期待されてるなぁ」
結衣「まぁこの場にはあかりしかいないから別に恥ずかしくは……」
結衣「どうせ付けてもすぐ外すし」カチャカチャ
あかり「ち、ちなつちゃんも呼んでくれば良かったなぁ」
結衣「……」ニャーン
あかり「ぶっひぇ~、ネコ結衣ちゃんだ……」
結衣「い、言っておくけど、好きでこんな格好してるワケじゃないから」パタパタ
あかり「あれ……」
結衣「あかりが泣かれても困るし、ただそれだけ」ピコピコ
あかり「し、尻尾とネコ耳が動いてるような……」
結衣「ほんと京子といいあかりといい、世話が焼けるよ」
あかり「結衣ちゃんちょっとこっちおいで、チッチッチッ~」
結衣「そんな野良ネコを誘うようなやり方で、そっち行くわけないだろ」トコトコ
あかり「四足歩行……」
結衣「えへへ……」ゴロゴロ
あかり「ネコさん特有の丸くなる……」
結衣「……」ツーン
あかり「ふふ、このお高く止まった感じ、ほんとネコさんだね」
あかり「喉のあたり触ったらどうなるのかなぁ~」スリスリ
結衣「あっ……んっ、んぅ……そこ、だめぇ……」
結衣「はぁ……はっ……」ギュッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん、大丈夫!?」
結衣「喉撫でてくれてありがと、お返ししなきゃ……」ペロッ
あかり「!?」
結衣「あかりのほっぺた柔らかいね、ふふ」ペロッ
あかり「ちょ、ちょっと結衣ちゃん何してるの!?」
結衣「なにって、ネコはよく飼い主のほっぺたぺろぺろするでしょ?」
あかり「う、うん……」
結衣「それは信頼の証なんだ、お互いの深い絆」ペロッ
あかり「ね、ネコって認めちゃったよ、結衣ちゃん!」
結衣「……♪」チロチロ
あかり「ひょええええええええええ……」
あかり「……」パタッ
結衣「あ、あの、ゴメンねあかり、やっと素に戻れた……」カァー
あかり「ううんっ……やっぱりネコさんの人格が少し入ったってこと、かな」
結衣「うーん、ネコの人格っていうのもおかしい話だけど」
結衣「体が無意識のうちに勝手に動いちゃうんだよね……」フニフニ
あかり「ふぇっ!?」
結衣「やっぱりこのネコ耳のせいなんだろうか」ペシペシ
あかり「うぅぅぅ……」
あかり「あ、あの結衣ちゃん、あかりのお団子は毛糸玉じゃないからね!」
結衣「はっ……!」ピタッ
あかり「結衣ちゃん、まさかほんとに体がネコさんに……」
結衣「そ、そんな馬鹿な話があってたまるか!」
あかり「……」ゴソゴソ
結衣「だいたい西垣先生なんていつも爆発させてばかりじゃないか」
結衣「そんな人が高性能なネコ耳なんて作るわけないよ、うんうん」
あかり「ここに段ボールを置いてっと……」
結衣「……」ピクッ
結衣「私がネコになるなんてありえないだろ、まったくもう」モソモソ
結衣「えへへ、落ち着くなぁ……」ゴロン
あかり「ふふ、ネコさんは段ボールの中大好きだもんね」
結衣「はっ……!」
結衣「も、もう嫌だ、なんだよコレ……!」グスッ
あかり「でもでも、ネコ耳結衣ちゃんほんっとーに可愛いよぉ……」スリスリ
あかり「発明品が爆発しないだけ良しと思わないと、ふふ」
結衣「か、かわいい……?」
あかり「うんっ、いまの結衣ちゃんは最高に可愛い!」
結衣「かわいい……、かわいい……初めて、言われた……」ピコピコ
結衣「も、もう少しコレ付けてようかな、ほんとは早く外したいけどね」パタパタ
あかり(嬉しいとネコ耳と尻尾が動いちゃうんだろうなぁ、お持ち帰りしたいよぉ)
結衣「ぜぇ……ぜぇ……」
あかり「お疲れさま、いいネコパンチだったよぉ」ニコニコ
あかり「そうだ、喉乾いたよねいま飲み物持ってくるから!」
結衣「あ、うん、ありがと……」
結衣「あかりにお世辞でもかわいい、って言われるの、嬉しいな……ふふ」
あかり「はい結衣ちゃんお待たせ、冷たいミルクだよっ!」コトッ
結衣「……な、なんで平皿に」
あかり「たーんと召し上がれ」ニコッ
あかり「えっと、いまの結衣ちゃんだったらこっちの方が飲みやすいかなって……」
結衣「た、たしかに、ネコっぽい予兆はあるけどさ!」
あかり「飲んでくれないの……?」ジワッ
結衣「うっ……せ、せっかく、あかりが淹れてくれたんだし、まぁ……」
結衣「も、もうこんなことしないからな、絶対だぞ!!」
あかり「……」ニコニコ
結衣「うぅぅぅ、なんかあかりには逆らえない気がする……」チロッ
結衣「んっ、こんな、お皿の牛乳を舌で……わたし人間なのに……ちゅっ……」ペロ
あかり「な、なんだろう、この感情、さっきから……たまんないよぉ……」ゾクゾク
結衣「あ、あかり、もういいだろ、こんなの恥ずかしい……」グスッ
あかり「まだ半分も残ってるけど、全部飲んでくれないの?」
結衣「うっ……」
あかり「大丈夫だよ、あかりしか結衣ちゃんのこと見てないから」ナデナデ
結衣「あっ……なでなで、するの、だめ……」
あかり「それにね、いまの結衣ちゃんとーっても可愛いよ」ニコッ
結衣「か、かわいい……、わたしかわいい?」
あかり「うんっ、あかりだけの可愛い子猫ちゃん」
結衣「えへへ、うれしい……んっ……」チロチロ
あかり「ふふ、ふふふ」
結衣「んっ、ぺろ……♪」ピコピコ パタパタ
あかり「ふふ、あんなに尻尾も耳も動かして、結衣ちゃんご機嫌だね」
結衣「あ、あかり、ぜんぶ飲んだよ私!」
あかり「えらいえらい、可愛いネコさんにはなにかご褒美あげないと」ニコッ
結衣「……」スリスリ
あかり「わわっ、もう結衣ちゃんってば甘えん坊さんなんだから!」
結衣「あ、あの、あかり、ぎゅーって、してほしい、な……」カァー
あかり「ふふ、それだけでいいのかな」ギュッ
結衣「……と、あと、かわいい、っていっぱい言って……」
あかり「うんっ!」
あかり「恥ずかしいの我慢して、よく頑張ってくれたね」ギュッ
結衣「……♪」スリスリ
あかり「ふふ、結衣ちゃんは可愛い女の子」
あかり「ぎゅーってされるのも、なでなでされるのも大好きだもんね……」ナデナデ
結衣「んっ、うん、だいすき……どっちも気持ちいいから……」
結衣「心のなかがじんわり温かくて、えへへ」
あかり「あっそうだ、あかりのお膝の上なんてどうかな?」
結衣「……もうしてくれないの?」
あかり「ううんっ、あかりねネコさんがお膝の上で丸々になるの大好きで……ぇへへ」
結衣「そっか、あかりが喜んでくれるならそうするね」ニコッ
あかり(しおらしい結衣ちゃん可愛すぎるよぉ、可愛すぎるよぉ)
結衣「さ、さすがにこれは重いでしょ……」ゴロン
あかり「結衣ちゃんが可愛いからそんなの気にならないよぉ」
結衣「かわいい……えへへ……」パタパタ
結衣「さ、最初はこんなネコ耳と尻尾なんか付けて、恥ずかしかったけど」
あかり「うんうん」ナデナデ
結衣「んっ……あ、あかりが、かわいいって言ってくれるのがほんと嬉しくて……」
結衣「だからね、こんどごらく部のみんなの前でもこれ付けようかな、なんて」ニコッ
あかり「えっ……」
結衣「わ、笑われるかもしれないけど、もしかしたらかわいいって言ってくれるかも……」
あかり「そ、そんなの絶対にダメだから、あかりが許さないから!!」
結衣「……」ビクッ
結衣「ど、どうして、あかりは私が可愛くなれるためにこのネコ耳……」
あかり「いや、えっとね、そもそもみんな結衣ちゃんが可愛いって知ってるから」
結衣「えっ……?」
あかり「あはははははっ、な、なんでもないよっ!」
あかり「み、みんなの前にお披露目するのはまだ早いんじゃないかなぁ~」
あかり「もしかしたら、京子ちゃんに『ゆ、結衣、なにやってんの……?』とか」
結衣「……!」ジワッ
あかり「ちなつちゃんにも『結衣先輩、ついに暑さでおかしくなったんですね』とか」
結衣「そ、そんな……」グスッ
あかり「だからね、傷つかないようにネコ結衣ちゃんはあかりだけが知ってればいいの」ナデナデ
結衣「あかり……」
結衣「あかりは私のこと本当に大切に想ってくれてるんだね……」
あかり「うんうん、だって大切な幼馴染なんだもん」ニコッ
結衣「ふふ……」パタパタ
結衣「この尻尾とネコ耳、嬉しいことがあると動いちゃうみたいなんだ」
あかり「結衣ちゃんさっきから動きっぱなしだね」
結衣「だ、だってあかりの側にいるんだもん、当然だよ……」
あかり「……」ギュッ
あかり「結衣ちゃんはね、あかりだけの可愛い子猫ちゃんだから」
結衣「……うん」
あかり「誰にも渡さないよ、可愛い可愛い子猫ちゃん」ニコッ
おわり
106 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/10 12:27:02.17 b6pdquSi0 31/31前にもいろいろ似たようなもん書いたから被りは勘弁してね

