男「煽って遊んで見ようかな」
男「いや、そんなことしてなんか起きたら……」
男「いや、おもしろそうだしかけるか」
prrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
女「はい、こちら○○サイト担当の女と申しますが」
男「あ、こんにちは」
女「こんにちは。ご用件はなんでしょうか?」
男「君の声が聞きたくて……さ」
女「え?」
男「え?」
元スレ
男「架空請求の電話が来ている……」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323088164/l50
女「……切っても宜しいでしょうか?」
男「冗談です。実は僕の着信履歴にそちらの会社の電話番号が表示
されていたので電話をかけなおしたんですけど」
女「あ、そうですか。お名前を取り合えずご確認させて下さい」
男「男です」
女「男さんですね。生年月日もお願いします」
男「実は僕、孤児でいつ生まれたかも分からないんです。登録した時は
0721にしときました」
女「おなっ……7月21日ですね、了解いたしました。今データを探して見ますんで少々お待ちを」
男(孤児というのは嘘なんだけど一人暮らしだしまあいいだろ)
女「確認がとれました。男さんで登録されています。今回電話をおかけさせていただいた理由は、料金が入金されていないということでですね、料金3万円となっております」
男「そうだったんですか。因みに、僕いつ登録したのか覚えてないんですけど、どんなサイトですかね?」
女「アダルトコンテンツですね」
男「どんなですか?」
女「女の子のえっちな声がDLできるサイトですね」
男「えっ?ちょっとよく聞こえないです」
女「で、ですから……女の子の、その、えっちな声がDL……」
男「えっちな声ってどんなですかね?」
女「喘ぎ声とか、ですかね」
男「ちょっとよく聞こえないんですけども、もう一回」
女「喘ぎ声とか、ですかね」
男「ちょっとやってみて貰っていいですかね」
女「嫌です。やる義務がありません。それより料金のことなんですが」
男「ちょっとやってみて貰っていいですかね」
女「嫌です。セクハラですよ、それ」
男「あ、すいません。でも僕ちょっと今そのサイト使いたくなってきたんで使ってから払ってもいいですか?」
女「ちょっとそれは無理ですね。料金を支払ってからまた再度利用して頂くのは構いません」
男「んー……今ちょっと3万円ないんですよね……」
女「あー……どれぐらいなら払えますk……いつなら払えますか?」
男「童貞じゃあ駄目ですかねえ……?」
女「ちょっと無理ですねー」
男「マジですか。じゃあなんなら満足なんですか」
女「なんで怒ってるんですか?元々あなたがご利用したんですよ?」
男「すいませんねぇ……。じゃあちょっと代わりに払っておいてくれませんかね?来週の飲み会で返すからさw」
女「なんでちょっと含み笑いいれてんですか?無理ですよ、お客様が払わないことにはね」
男「えっちなボイスってどんな感じですかね?」
女「だからやりませんって言ってるでしょ!」
男「え?誰も言ってくれなんて言ってないんですけど」
女「あ……ぐ……///」
男「濡れた?」
女「ふざけないでください。もういいですよ、明日住所調べあげて取り立てさせるんで覚悟しといてくださいよ」
男「もうちょっとツンデレみたいな感じで今の台詞お願いします」
女「ツンっ……はあ?」
男「勘違いしないでよね!別に払って欲しいわけじゃないんだから!みたいな」
女(取り立てに何求めてんだこいつ……)
女「明日あなたの家に訪問しますからね。ご家族が居ようがなんだろうがエロサイトの取立てにきましたーって言うんで」
男「俺、家族居ないんですけど」
女「あ…………すいませんでした」
男(ふむ、一応常識はあるんだな)
男「……お詫びに、喘ぎ声ちょっとだしてくれませんか?」
女「えっ…………」(……どうしよう。正直やりたくねえに決まってるけどなあ……こいつ適当にやってりゃ最後払いそうだしなあ……)
女「一回……だけですよ?」
男「ちょ、今の台詞もう一回」
女「えっ……?一回……だけですよ?」
男「はい、じゃあ喘ぎ声お願いします」
女「んっ……」
男「ふぅ……そろそろ切るか。よく考えたら架空請求だろjk」
女「!?」
女「ちょっと待ってください。お金がまだですよ」
男「あー……俺さあ、一人暮らしでお金ないんだよ、本当に」
女「そうなんですか」
男「うん、そうなの。でな?今手元にあるのが1000円しかないわけ」
女「んー……」
男「だから来月まで待ってくれないかな?」
女「どうしても払えませんかね?」
男「そうだねえ……払えないかな……あっ」ピーンポーン
女「?」
男「あ、ちょっと待っててくださいね。今ピザ来たみたいなんで」
女「は?」
ハーイイマイキマース!
女「…………」
男「ふう……すいませんね。あ、もうちょい待って。今コーラ開ける」
女「いやコーラ開けるじゃないですよ。ピザ頼むくらいお金あるんじゃないですか」
男「いや、ないない。今ので最後」
女「なんで頼んじゃったんですか!返済してくださいよ!」
男「そこにピザがあったから」
女「ふざけないでください。こっちだって暇じゃないんですから、さっさと話つけて返してください」
男「食う?」
女「食えませんから。金返せ」
男「なあ、そんな借金返せ返せって空しくならないの?もっと楽に生きようぜ。そこで提案があるんだよ、俺」
女「はあ、どんな提案でしょうか」
男「直接あんたに金やるよ。それでよくね?」
女「…………無理ですよ」
男「なんでさ」
女「私はここで仕事をしてお金を稼いでいるので要らないです」
男「そんなあぶねー仕事してないで、な?明日だけ俺と会おうぜ」
女「………………」
女(あほらしいわ。出会い系でも行けよ……。でも金は欲しいしなあ)
女「分かりました。どこに行けばいいでしょうか」
男「ハチ公前な。目印は手に魚肉ソーセージとバナナでお願いします」
女「承りました。では」(なんで魚肉とバナナ?)
男「はーい」
ガチャ ツーツー……
男「………………………………………………………………………………………………………………………………………………マジで釣れた」
男「まさかここまでアホな女がでるだなんて……」
男「いや、でも流石に魚肉とバナナ持ってハチ公はこねえだろw」
男「…………でも居たら最高におもしろいよな……」
男「時間は昼の12時ジャストに指定した……」
男「行くべきか?」
その頃
女「来るわけねえよなあ……。流石に」
女「あの男とかいうやつおもしろがってたしな。ああいう奴は脅しとくだけでいいって言われてるしなあ……」
女「…………明日の12時…………」
女「もしかしたらイケメンかもしれない……」
女「いやいやw何考えてんだあたしはw」
女「行かなくていいわwお金だってどうせ貰えねーしなw」
女「行くべきか?」
当日、12時
女(結局来てしまった……)
女(最悪、バナナと魚肉食って帰ればいいしな)
女(お金貰えたら、ラッキーみたいな)
女(しかし本当に男運がないなあたしは)
女(架空請求からかって遊んでるような男に呼ばれてホイホイ来てるのもどうかと思うけどさ)
女(つーかこねえじゃん。んだよチクショウ)
女(あれ、つーかなんでちょっと期待してんだよあたし)
女(……………………学生時代、めっちゃ待たされて振られたことあるんだよな…………………………)
女(クソッ。マジで来なきゃよかった)
同時刻 男の自宅
男(やべ。バイトないからって寝すぎた)
男(大学は……ああ、余分にいれといた履修だわ)
男(別に遅れをとるわけでもないしいいわ)
男(もう一眠りすっか)
男(……あれ、なんか忘れている様な……)
男(ケツまででかかってるんだが……でねえな)
男(……………………あ、ああ!昨日の女だ!忘れてた!)
男(いや、冷静に考えろ。居るわけないだろw)
男(めんどうだったから適当に話つけて切ったんだろうな、多分)
男(……………………声、可愛かったな。そういえば)
男(まさか女の子が出るとは思わなかったしな)
男(………………………………………………)
-1時-
女「ふざけんなよ……糞」ボソ
女「お前が来いって言ったくせに……」
女(…………いや、元々期待してなかったじゃねえか)
女(ていうか、当たり前じゃん。架空請求でたまたま出た女の約束守る馬鹿がいるわけねーだろ)
女(少し、疲れてたのかもな……)
女(毎日小汚い事務所で生活ぐらいはできるように、なんて)
女(もしかしたら出会いが…………とかメンヘラみたいな事考えて)
女(無駄にお洒落しちゃってんの。あほみたいだわ、本当)
女「………………寒い、帰ろ」
女「…………ちょっと泣けてきたわ…………はは」
同時刻 電車内
男(暇すぎてとうとう頭がおかしくなってしまった)
男(まあいなかったら弁当でも買って帰ろ)
男(あー腹減った)
男(あ、着いた)
プシュー
男(……にしても約束から1時間経っちまってるぞ。本当に居たとしてももういないんじゃねえのかなあ)
-1時20分-
女(……バナナ食いながら帰るか!うん!)
チャラ男「君かわうぃーね!デートしなあい!?」
女「……………………」
チャラ男「……………………」ジーッ
女「………………もしかして、あ、あたしか?」
チャラ男「ふほ、やっと気づいた!そうそう、君だよ」
女「マジで言ってんの?」
チャラ男「うん」
女(出会いあったあーッ)
チャラ男「でさあwww」
女「あはは!それはないよなー」
女(チャラいなーとは思ってたけどいいやつだな、意外と。このままデートとか……)
チャラ男「でしょwww……あ、もうこんな時間か。あのさ、女ちゃん。ちょっと行きたいとこあるんだけど」
女「ん?どこ?」
チャラ男「ちょっと、来て」グイッ
女「あ、痛いって。ど、どこって……そっちは、えっちょっと!」
女(……ほ、ホテルって、嘘だろ?つーか、放せ……)
チャラ男「いやいや、無駄っしょwwwこいってwww」
女(だ……だれかあああああ)
男「君かわうぃーね。そんな男じゃなくて俺とデートしないか?」
チャラ男「あ?www誰すかあんたwww」
男「バナナと魚肉が好きな大学生どぇーす」
女(……バナナ?魚肉?)
チャラ男「ふひwwwあんたおもしろいなwwwでも今忙しいからwwwバイビーwww」
男「おいおい、それはつれねえぞボウヤ」
チャラ男「あ?邪魔だっつってんだよおっさん」
男「おっ…………。俺はまだ、21だ糞餓鬼!まあ、どうでもいいからその女の子俺の恋人だから、退散してくれよ」
チャラ男「んだよwww彼氏持ちかよwwwつまんねwww他のカモ探してくるわwww」
男「……はあ、行ったか」
女「もしかして、あんた」
男「何」
女「昨日の……」
男「昨日?」
女「架空請求男か?」
男「…………いや、ただのバナナと魚肉好きな大学生」
女「…………ふん、言いたくないならそれでいいけどさ」
男「いや、別にそういうわけじゃねえけど……うっ」ドスッ
女「遅えんだよ……馬鹿……ぐすっ」
男(……なんだこれ。いきなり腹パンしやがって……。つーかマジでなんだこの状況。これは夢か?夢だろう。いや、腹が痛い。つまり現実だ。しかしこんな可愛い子が俺にツンデレみたいな台詞を吐いているつまりこれはくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」)
男「くぴぽ」
女「!?な、何言ってんだよ。つーかなんであたしが昨日の電話相手だって分かったんだ?」
男「手、見てみろ」
女「……………………あ、バナナ」
男「こんな街中でバナナ持っている女の子がたくさんいたらおかしいだろ。いや……ありだ」
女「ねーよ!」
男「こ、言葉遣いが荒々しいな」
女「……幻滅したか?こんなもんだよ、女なんて」
男「いや、あんまり大人しい子は好みじゃないかっら……うっ」ドスッ
女「誰がお前の好みなんか聞いたんだよ!知るか!」
男「……しかしまあ、よく来たなお前。普通こないだろ」
女「ふん、お互い様だろ」
男「うっ……まあな」
男「あ、そうだ」
女「?」
男「ほら、お金」
女「……は?」
男「いやあ、こんな可愛い子だとは。これはちゃんと料金払って帰らないとなって」
女「……………………」
男「んだよ。嬉しくないのか?せっかくひっかかってやったんだから、もう少し喜べよ」
女「んだよそれ…………」
男「は?」
女「あ、あたしは別にお金の為に来たわけじゃ……」
女(あれ……いや、お金の為、だよな……。だけど……なんだろうな、この感じ。こいつ割りといい奴で……いやいや!仕事できたんジャン!あたし!)
女「…………もういい、帰るよ」
男「…………つ、土にか?」
女「なんでお前は毎回毎回下らないボケをいれてくるんだよ!」
男「本当に、普通の女の子みたいなのになあ、ドストライクなのになあ…………。残念だが、取立てと客の関係なんだよなあ」
女「…………当たり前だろ」
女(そうだよな。こいつの言う通り、あたしらの関係は、取り立てと客ってだけだ。いちいち考える必要はない。情に流されるわけにはいかない)
女「それじゃ、貰ってく。じゃあな」
男「おう、会えておもしろかったぜ。じゃあな」
女「……………………」
男「……どうした?」
女「なあ」
男「何だ」
女「腹減った」
男「俺もだ」
女「じゃ、じゃあさ!飯でも食いn」
男「とっととお互い帰ろうぜ。寒いし腹減ったしなw」
女「……………………わざとか?」
男「え?」
女「……わざと、なんだろ?あたしが大して可愛くないから。だからいちいち理由つけて帰ろうとするんだろ?」グスッ
男「お、おい?いきなりどうしたよ。泣くなって。なんだ?飯を奢って欲しいのか?分かった、奢ろう。ただしマクドまでだ。サイゼもありにしよう。ただしプロシュートはおやつにはいりませんよ」
女「…………違うっつってんだろ!あたしは、あたしはあんたと飯を一緒に食いたいって思っただけだって……あっ……///」
男「おっ、ぱい?」
女「!?お、おっぱい?」
男「…………」
男(これは…………噂に聞いたモテキというやつか!?)
男(もしフラグが建っているならっ……今しかない!」
男「動くなよ……女」
女「……?う、うん……」
男「」モミモミモミモミモミ
女「………………………………!???!??ななななななななな
何してやがるこの変態ヤロー!!!」ドスッ
男「ゴホッ……な……あったけえ……」
女「ひ、ひゃあああああああああ!!死ね!」ドスッドスッドスッ
男「」
女「か、帰る!//」ダッ
男(…………………ああ、フラグが崩れていく)
男(なんて、夢のような一時だったんだ……)
男(帰るか…………)
男「意外と……大きかったな、胸」
男(このぬくもりがあるうちにっ……うっ……早く抜きたい)
男「ん?紙?」パサッ
女『-領収書-何か不備があったらご連絡どうぞ。000-721-4545
電子メールは-』
男(……………はあ、連絡、してみるか)
男(抜いてからな)
-数週間後-
男「よお、女」
女「よお、じゃねえよ!相変わらず遅いなお前は!」
男「まあまあ、素直になれよ」
女「十分、素直だ」
男「どこがだよ、じゃあ男のことが好きだとでも言ってみろよ」
女「っ……。お、男のことが……す、す、す……すきやです」
男「え?もう一回。なんか牛丼屋の名前が聞こえた」
女「うっ……男のことが好きだっ……ぐ……///」
男「くあっくあっ。少しは素直になったようだな!……っ!?」チュッ
女「……ヘヘッ!どうだ、ばーか」
男「………………」
男「………………」
女「な、なんだよ……」
男「………………」
女「お、怒ったのか?」シュン
男(………………何この娘。超可愛い)
女「もうしないからなんか言ってくれよ……」
男「女」
女「……?」
男「もうそろそろお別れだな」
女「……ああ、うん」
男「はい、先に3万円」
女「……入金、ありがとうございます」
男「ああ、それじゃ」
女「………………ありがとうございます、お客様」
男「ああ、さっさといけよ」
女「………………はい、お客様」
男「返事はいいから、行け」
女「………………」
男「早く行けよ!」
女「っ…………」ダッ
男(……………………)
当然ながら、俺は彼女の会社にとってはカモだ。
お客と取り立てという世界じゃ付き合えるわけない。
所詮、一時の幸せだ。
彼女はそのうちこの会社をやめるそうだが、多分会うことはない。
完全に俺との縁を切るようだった。
もう一ヶ月ほど連絡はこないし、電話もメールも通じない。
呆然と俺は日々を過ごしていた。
元々、ありえない話だったんだと言い聞かせて。
-終わり-
に、なるはずだったのだが……
二年後
prrrrrrrrrrrrrrrrrr
男(……誰だよ。今日は大学もバイトもないぞ)
男「はい、もしもし」
謎の女性「こちら、○○サイト担当の××と申しますが」
男「…………そういうサイト、はいってないんで」
謎の女性「ですが、こちらにデータが……」
男「……知らん。勘違いだ」
謎の女性「元気がないですね」
男「あんたに関係ないだろうが」
謎の女性「そうですね、では、明日の12時にハチ公前に魚肉とバナナを手に持ち、お金を持ってきてください」
男(……なんだこいつ)
男(結局来ちまった)
男(……ハチ公前か。懐かしいな)
男(もう昔のことで、あんま覚えてないけどな)
女「ふん、今日は遅刻しないでちゃんと来たんだね」
男「…………もう遅刻癖は昔見たいな……い……」
女「おなか減ったんだけど、あんたのバナナ、頂戴」
男「お、おま……ば、バナナって///」
女「何深読みしてんの、気持ち悪い!」
男「お、お前って、女……だよな?」
女「女?さあ、知らないわ」
男「なんでわざわざ隠すんだよ、なあ」
女「あたしの名前は、××。通りすがりのバナナ好きだ」
男「……素直じゃねえな、相変わらず。そして……」
男「その発言は、興奮するぞ」
女「やっぱこいつ駄目だ」
男「お前に言われたかねえ」
女「うっさい、この架空請求男」
-\(^o^)/ -
※架空請求にあったら必ず無視しましょう。893に殺されます。女の子は滅多にでません。
しかし、でることはあります!死にたければどうぞ!
眠いので、終わり。乙 保守thx

