藤原「今日は寒いな...肉まんでも買いに行こう」
ビュンッ!ゴッ!
藤原「うううっ!いっ、石!?」
子供「おい夜神月!俺知ってるぞ!お前は悪いヤツだ!キラだ!」
藤原「いてててて...ぼっボウヤ...アレは芝居だよ...人に石投げたりしちゃだめだろ?」
子供「うるさい!キラのくせに!死ね!」
ビュンッ!ビュンビュンッ!ゴッ!
藤原「んああああああああああっ!目があああああ!」
元スレ
藤原竜也「コンビニでも行くか
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323531120/
藤原「ハァっ!ハァっ!なんでだよ...ッッ!俺はただ肉まんが食べたいだけなのに...ッッッ!」
子供「死ね!お前は沢山の人をデスノートで殺したんだ!」
藤原「だから違うんだよぉ!あれは芝居なんだって!」
子供「うそつけ!どうせ後ろにリュークもいるんだろ!」
藤原「いるわけないだろっ!?」
藤原「なぁ!俺の話を聞いてくれよ!デスノートも持ってないしリュークもいないんだって!」
子供「嘘だ!お前は俺の名前を調べて殺す気なんだろ!」
ビュンビュンッ!ゴッ!
藤原「んああああああああ!石を投げるのはもうよしてくれよぉ!」
子供「お前はキラだ!悪いヤツだ!」
藤原「僕はキラじゃない信じてくれよぉぉぉッ!」
子供「うるさいッ!」
ビュンビュンッ!ゴッ!
藤原「........」
子供「お、おいっ!どうしたんだよっ!」
藤原「......」
子供「おい夜神月!死んだのかっ!?」
藤原「.....ふふふふ」
子供「!?」
藤原「ふはははははははははははははははははは!」
子供「なっなんだ!?」
藤原「だからガキは嫌いなんだよなぁ...はははは!そうさ僕がキラだよ!あーはははははははは!」
子供「!!!!!!」
子供「や、やっぱりキラだったのか...」
藤原「ああそうさ!どうする!?俺を殺すか?お前に俺が殺せるか!?」
子供「きっキラめ...ついに正体を現したな...」ガクガク
藤原「どうした!?震えてるのか!?安心しろ!すぐに楽にしてやるからなぁ!おいリューク!」
子供「リュっリューク!?ほんとにいたのか!?」
藤原「リューク!眼の取引きだ!死神の眼を俺にくれ!」
子供「やっやめろっ!」
藤原「んぬぅっ!」
子供「!!!!!!」
藤原「.......取引き成立だ...見える!見えるぞお前の名前がっ!」
子供「やっやめろ!助けてくれっ!死にたくないっ!」
藤原「さぁどうする!?お前の名前が僕には見えるんだ!お望み通りデスノートで殺してあげようか!」スッ
子供「あああああれはッ!デスノート!本物だッ!」
藤原「さぁ今すぐ逃げなければお前は心臓麻痺で死ぬぞ!?はははははははは!運が悪かったなクソガキィ!」
子供「うっうわああああああああああああ!!」
タタタタタタタ....
藤原「ふぅ。記念に持ち歩いていた撮影の時使ったデスノートがあって助かった。」
藤原「それにしても我ながら名演技だったな。さて肉まんを買いに行こうか。」
ウィィィン
店員「いらっしゃいま....ッッッ!」
藤原「えーっと、肉まんひとつ下さい」
店員「はいっ、あっ、あの!」
藤原「はい?」
店員「夜神月さんですよね!?」
藤原「藤原竜也です」
店員「あっあたしバトルロワイアルとデスノートとインシテミル観ました!あっあとカイジも!大ファンです!」
藤原「あっどうも。藤原竜也って名前も覚えてくださいね」
店員「夜神さんっ!握手してもらってもいいですかっ!?」
藤原「チッ....あ、はい良いですよ」
店員「わぁー!ありがとうございます!夜神さん素敵すぎます!」
藤原「いえいえ。じゃあ僕はこれで...」
ウィィィン
藤原「はぁ。散々な目にあったなあ。肉まんも買えなかったし。」
藤原「夜神月の印象どんだけ強いんだ俺は。他にも作品出てるのに...」
おばさん「!!」
藤原「さっきのコンビニは気まずいから他のコンビニへ...」
おばさん「ちょっとアンタ!」
藤原「えっ?僕ですか?」
おばさん「お兄さんあれだろ!?お金に困ってるんだろ!?」
藤原「えっ?いや、アレは作品の中だけでして....」
おばさん「カイジ君だっけ!?若いのに苦労してんだよねぇ。おばさん、泣けてきちゃって...」
藤原「いやですからアレは芝居で...」
おばさん「少ないけど持ってきなホラ!美味しいもの食べな!」
藤原「えっいやこんな大金!受け取れないですって!」
おばさん「いいから!ホラ!これで人生逆転勝ちしてきなっ!」
藤原「結局お金もらってしまった...どうしよう。それにしても俺の演技力の影響どうなってんだ...」
藤原「もうだめだ。多分このパターンだとまた誰かに捕まるな。タクシーで帰ろう。」
藤原「おっちょうどタクシーが。すいませーん!」
運転手「はいどうぞー。どちらまで?」
藤原「えーっと、とりあえずまっすぐお願いします。」
運転手「はい。じゃあ行きまー...!!!!!!!!!!」
藤原「えっまさか」
運転手「......お客さん...ツラかったよな....」
藤原「え?何がですか?」
運転手「クラスメイトと殺し合いさせるなんてよぉ...国もひでぇことするよなぁ....」
藤原「おいおいマジかよ...」
運転手「七原君だっけぇ?よく無事でいてくれたなぁ。おじさん嬉しくてなぁ。うっうっ」
藤原「10年以上前の作品だぞおっさん」
藤原「すいません、やっぱりおろして下さい。」
運転手「七原君!だめだよ!君は指名手配されてるんだよ!?自分の身をわかっているのかい!?」
藤原「俺も忘れかけてた設定覚えてやがる...」
運転手「とっとにかく!お金はいらないから!遠くへ逃げよう!途中で必要な物買っていこう!」
藤原「いやいいですから!おろしてくださいよ!」ガチャ
運転手「七原君!待ちたまえ!」ポチッバンッ!
藤原「んああああああああああああああああああああ!客が降りる時にドア閉めるやつがいるかよ!」
運転手「ここは危険だ!さぁ!」
藤原「何がさぁ!だよ!アンタが1番危険だよ!」
藤原「とにかく家まで走ろう...ドアに挟まれた足じゃキツいが...」
タッタッタッタッタ
藤原「ふぅッ!ふぅッ!ったく足痛いなぁ...あの運転手め...」
藤原「しばらく俳優業は控えた方がいいな...役のイメージがつきすぎててロクなことにならない....」
プルルルルル!プルルルルル!
藤原「あ、もしもし?俺だけど、相談があるんだ。」
マネージャー「えええ!?俳優業を休業したい!?なんで!?」
藤原「俺も色々大変で...」
マネージャー「まあでも大丈夫だよ!」
藤原「俺が大丈夫じゃねーよ!」
藤原「今どんどん若い俳優が出てきてるだろ!そのうち俺の仕事だって取られちゃうんだよ!」
マネージャー「まあまあ、良い知らせがあるんだって。」
マネージャー「また決まったんだよ!漫画実写化の主演が!」
藤原「んあああああああああああああああああああ!」
Fin