生徒会室
男「じゃあやめよう」
会長「……ほっ」
男「処女は好きな人のためにとっておかなきゃね」
会長「……ええ、わかってくれて嬉しいわ」
男「ところで何でもするって言ったよね」
会長「……っわ、私にできることなら……」
男「じゃあ、僕の膝に頭乗せて」
会長「こ、こう?」ぽふ
男「そう」ニコ
会長「一体何するの?」
男「こうするさ!」
会長「きゃん!?」
元スレ
生徒会長「ダメ……!お願い!私初めてなの……何でもするから……」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1323260359/
男「ここがいいのか?」
会長「ん……そんな奥まで……あ!痛!」
男「ごめんごめん。ところで会長のここ、すごく綺麗な形しているよね」
会長「そ、そうなの?」
男「うん、僕もいろんな人のやつを見てきたけれど、ここまで綺麗な女性は今までで初めてだ」
会長「そんな……他の女の子と比べるだなんて」
男「ごめんごめん、今は会長の相手をしているのに他の娘のことを話したら失礼だよね。気を悪くしないで」
会長「……別に気を悪くなんてしてないわ」
男「ふ~ん、そうなの?」ペロ
会長「ひゃぁ……そんなとこ舐めないでぇ……」ジワ
男「会長って本当に耳弱いんだね」
会長「うう……犯された……」
男「ただ耳掃除をしていただけじゃないか」
会長「あなたはいつもこんな風に女の子の耳かきをしているの?」
男「まさか。実際に耳掃除までしたのは会長だけだよ。他の娘のはみんな、近くで視姦しただけさ」
会長「そう。私だけなの」
男「つい我慢しきれなくってね」
会長「我慢しきれないくらいで犯されそうになったら堪らないわ。これからは言えば耳かきくらいさせてあげるから」
男「ほんとに?やったぁ、会長のお墨付きがでた」
会長「レイプするふりをして、本当の要求を通そうとするなんて、まるでヤクザの手法ね」
男「?いや、別にレイプしようとしたのはふりじゃないよ?」
会長「え?」
男「あのまま犯しても良かったんだけど、さすがに処女は可哀想だったからさ」
会長「……」
男「ところで他にもしてもらいたいことがあるんだけど、何でも聞くという約束は今日1日くらいは有効だよね?」ニコ
男宅
会長「今日は友だちの家に泊まるわ。ええ。ええ。それじゃあお父様とお母様によろしく」
男「嘘をつかせてごめんね」
会長「本当だわ。物心ついてから今まで、家族に嘘ついたことなんてないのに」
男「へぇ、そうなんだ。今まで正直に生きてきたんだね」
会長「このせいで将来地獄に堕ちるかもね」
男「そしたら死んだあとも僕と一緒になれるね」ニコ
会長「……それに人の家に泊まるのも初めて」
男「そうなのかい?じゃあ僕は今日で先輩の処女を3つも奪ったことになるんだ」
会長「?どういうこと」
男「初めて耳掃除をされたこと、初めて家族に嘘をつかせたこと、初めて友達の家に泊まらせたこと」
会長「……耳掃除くらいしてもらったことがあるわ」
男「家族はノーカンだよ。それとも、誰か男性にしてもらったことがあるのかい?」
会長「な、無いわよ」
男「じゃあ、やっぱり3つだ」ニコ
会長「それで?一体家まで連れ込んで何をするの?」
男「理由も聞かずにほいほいついてきてよかったのかい?ここで輪姦される可能性だってあるかもしれないだろ?」
会長「あなたは鬼畜だけれど、約束は守る人だわ。その気になればあのまま生徒会室で出来たことでしょう?」
男「約束を守る人、ね。信用されたもんだ。そんな簡単に信用するなんて会長の将来が心配だよ」
会長「わ、私のことなんてどうでもいいでしょ!それで何の用なの!?」
男「ああ、じゃあこれから4つ目の処女を奪わせてもらおうとしようか」
男「こんなに咥え込んじゃって。とんでもない好きものだな」
会長「んん~!?」
男「そうだ、そのまま飲み込め!」
会長「んぐっ……ぷはっ」ゴックン
男「どうだ?美味かっただろう?」
会長「……ん……まぁ、悪くはなかったわ」
会長「って一体何言わせてんのよ!」
男「何だその口の聞き方は。せっかく人が手料理を作ってあげたのに」
会長「うぐ……ご馳走様でした、美味しかったです」
男「大体が、口に含みすぎて喉につまらせるなんて淑女としてどうなのよ?」
会長「仕方が無いじゃない。毎日高級料理を皿にちょぴっとだけ盛られて、こういう料理の食べ方なんて分からなかったのよ」
男「ふ~ん。貧しい食生活を送ってきたんだね」
会長「貧しいですって?こんなご飯と味噌汁と、ひじきの煮物に焼き魚の食事なんかよりよっぽど……」
男「食生活ってものはね、心から美味しいと思えない限りはどんな高級料理を食べてても貧しいものなんだよ」
会長「……」
男「僕は"口にものを含み過ぎたら喉につまる"なんて基本的なことを教えてもらえない食卓が楽しいものだと思えないけどな」
会長「あんたには、関係無いでしょ」
男「まあね。だからこの話はこれでおしまい」
会長「……ところであんた、料理上手いのね」
男「おや?さっきから口調が気安くなったね。少しは心を開いてもらえたかな?」
会長「うっさいわね!どうでもいいでしょ!?」
男「おやおや、これだから女性は怖い。淑女然とした顔の裏にどんな本性を隠しているかわからないからね」
会長「~~~~~~!」
男「まあ、質問に答えると、必要に応じて覚えたって感じかな」
会長「ふーん。それはそうと、ご家族は?」
男「それが"必要"の理由と言えばわかるかな」
会長「!!そう、それはご愁傷様ね」
男「別にひと通りの慰めの言葉なんていらないさ」
会長「……あんたはそういうの嫌いなのね」
男「大体がさ、気を使ってもらっても心苦しいだけなんだよね。他人からそんな事言われて、心が楽になるわけでもなし」
会長「でも、個人を想ってくれる人がいるというのはほんの少しの救いにならないかしら」
男「その人次第と言ったところかな。まあ、こういうのには答えなんて無いんだ。その人の人となりと、自分との関係性から言葉を選ぶしか無いね」
会長「私の慰めの言葉はいらないってわけ?」
男「ひと通りのならね」
会長「……」
会長「それで、次は何をすればいいのかしら?」
男「うーん、先に洗い物を済ませたいんだよね。しばらく待っていて。あ、そこらの本とか読んでいていいから」
会長「わかったわ」
カチャカチャ
男「~♪」
会長「ふ~ん、手馴れたものね」
会長「ところで、私なんでこんな所で待っているのかしら。今のうちに逃げ出せば……」
会長「……でも、何か気になるのよね。家族のことを語ったあの時の顔が」
会長「強がっていたけれど、本当は寂しいんじゃないかしら」
会長「それで、少しでも寂しさを紛らわせるため、あんな狂言まで演じて……」
会長「待てよ?私を連れ込むということはあいつは私のことが好……」
会長「///」
会長「いかんいかん、騙されている。あいつはヤクザみたいな手練手管で私を騙そうとしているに決まっている」
男「誰がヤクザだって?」ヒョイ
会長「ひゃん!?」
男「いけないなあ。陰口は聞こえないように言わなきゃ」
会長「おおお、終わったのね、皿洗い」
男「会長が何かブツブツ言っている間にね」
会長「やだ!聞かれていたの!?」
男「いや?乙女の心から漏れ出す言葉を盗み聞くほど野暮じゃあ無いさ」
会長「そ、そう。それならいいんだけれど」
男「じゃあ、次のお願いを聞いてくれるかな?」
会長「次は何?話し相手にでもなればいいのかしら」
会長「こ、こうでいいの?」
男「ああ、すごく気持ちいいよ」
会長「意外に大きいのね……」
男「もっと力強くてもいいよ」
会長「こうね」
男「っ!?」ビクン
会長「やだ、痛かった?」
男「いや、ちょっと敏感なところに当たっただけ」
会長「そ、そう。そこらへんが敏感なのね」
男「うん。でも別にくすぐったいとか痛いってわけじゃないから、もっとしてくれる?」
会長「ああ、何だか私も火照ってきたわ」
会長「で、何時まで背中を洗っていればいいのかしら」
男「うん、背中はもういいかな。じゃあ次は前を」
会長「ぎにゃー!?こっち向けんな!」バシーン
男「イタタ。淑女ならもっと余裕をもってだね……」
会長「この状況で余裕のある女性はもはや淑女じゃない!」
男「そう?まあ、そこらへんは見解の相違というやつかな」
会長「私のほうが絶対的にマジョリティよ!」
男「やだやだ、そうやってマイノリティを差別するから何時まで立っても争いが無くならないんだ」
会長「それとこれとは関係ない!いいからその粗末なものをしまえ!」
会長「うう……バッチリ見ちゃった」
男「これで5つ目の処女だね。男性とお風呂に入り男性器を凝視する」
会長「凝視なんてしていない!」
男「でも見たんでしょ?」
会長「ええそうよ!自信ありげにブラブラと揺れる小さな小さなものが見えました!」
男「比較するほど見た経験があるのかい?」
会長「……小さい頃にお父様のを」
男「じゃあ全然駄目じゃないか。統計って知ってる?母集団が少なすぎると有意な結果が得られないんだよ?」
会長「うっさい!知っているわ!私はこれでも学年トップクラスなんだからね!それに、お父様よりちっさいのは確実よ!」
男「ふ~ん。でも、子供の頃の記憶だし、もしかしたらそのお父様とやらは会長の裸をみて興奮していたのかもしれない」
会長「お父様はそんな人じゃないわよ!」
男「わかんないぜ~?男というものは恐ろしいまでに変態的な性癖を隠し持っているものだから」
会長「……っま、まあ、レイプじゃないと興奮できない人もいるみたいだからね。誰かさんみたいに」
男「そんなこと無いよ?僕はいちゃらぶえっちも大好物だ」
会長「聞いてないわよ!?」
男「聞かせたいんだ。それで、どう?やってみない?」
会長「え……それってまさか……」
男「最高に気持ちよくしてあげる」ニコ
会長「ん……ぁ……そこ気持ちいい……んっ」
男「ここか?」
会長「あぁん!」
男「はしたない声だな。そんなに感じているのか」
会長「だ、だってぇ……こんなに気持ちいいの初めてだもん……」
男「そうか。じゃあ正直者にはご褒美をあげないとな!」
会長「あ、あ、だめ!そこだめ!」
男「口ではそう言っても、ここは正直だよ?ぐにゃぐにゃになってる」
会長「っ……くっ……ふぅ……ふぅ……」
男「必死で口を抑えちゃって。可愛らしい声が漏れているよ?」
会長「も、もういい!私満足したから!」
男「僕がまだ満足していないんだなぁ」ニヤ
会長「ひ、ひぃ~~~~!?」
会長「はぁ……はぁ……」
男「どう?気持ちよかったでしょ?」
会長「マッサージがあんなに気持ちのいいものだとは思わなかったわ……」
男「でも、会長はお嬢様なんだからオイルマッサージとかしてもらうでしょ?」
会長「あれとは全然別よ。あれはあくまで肌を奇麗にするためのものだもの」
男「そういうものなんだ。まあ、僕はそっちの方は疎いからな」
会長「あんなふうに言うから、てっきりエッチするのかと思ったわ」
男「されたいの?」
会長「~~~!ち、違うわよ!」
男「したいのはいちゃらぶのほうだよね」
会長「……マッサージのどこがいちゃらぶなのよ……」
男「よく考えてご覧よ。寝間着に着替えた男女が2人きり、ベッドの上で肌を寄せ合う。そして女性の方から端なくも何処か艶やかな嬌声が……」
会長「ストップ!スト~ップ!もういい!」
男「これからがいいところなのに」
会長「はぁ……あんたと話していると疲れるわ……」
男「光栄だね」ニコ
男「それじゃあ電気消すね」
会長「う、うん」
男「何、不安?」
会長「いえ、でも、こういうの初めてだからどうしていいか……」
男「そんなに緊張すること無いよ。目をつぶって数字でも数えていればいつの間にか終わっているよ」
会長「うん……」
パチ
会長「……何も見えないわ」
男「大丈夫、そのうち目が慣れるよ。それじゃあ、そっちに寝て」
ギシ
会長「スプリングが軋んでいるわね」
男「安物だからね。腰を痛めたらごめんね?」
会長「ふん、そんな柔な腰していないわよ」
男「会長のは柳腰って感じだよね。すごく魅力的な形している」
会長「……褒めても何も出ないわよ」
男「それもいいさ。そのうちたっぷりとださせてあげるから」
会長「私が何を出すっていうの?」
男「ふふ、何だろうね。それは言わぬが花というやつかも」
会長「グズグズ言っていないで、あんたもさっさと来なさいよね」
男「ごめんごめん、今いくよ」
ギシッ
会長(あ、男が入ってきている……)
男「会長、すごくいい匂いがする。僕と同じ石鹸使っているのに、どうしてこんなに違うんだろうね」
会長「か、嗅ぐな~」
男「会長って意外とちっちゃいよね。すっぽりと腕の中に収まりそう」
会長「普通よ普通。あんたがでかいんじゃないの?」
男「男性が女性に対してちっちゃいって言う時はね、可愛いとか、守りたいとかって意味なんだよ」
会長「……ふん。お褒めに預かり光栄だわ」
男「会長、可愛いよ。守りたい」
会長「直接言うな!恥ずかしい!」
男「ん……俺もうそろそろ」
会長「あ、もうなの?」
男「傷つく言い方だな。僕ちょっと疲れていてね」
会長「そう……それじゃあ」
会長「おやすみなさい」
男「おやすみ」
会長「……」
男「」スースー
会長(寝付き早っ!)
会長(はぁ……それにしても疲れたな……どうしてこんなことになったんだろ)
会長(そう、こいつが悪いのよね。全く強引なんだから)
会長(無理矢理家に連れ込んで、一緒に食事して、背中洗わせて……こ、股間をみせつけて)
会長(そして何故か同じベッドで眠る、と)
会長(別の部屋にベッドがあるでしょうに。いや、でもあまり人に入って欲しくないとか、かな)
会長(私が今着ているパジャマも、風呂で濡れた制服の替えも、妹さん?のだよね。リボンの色が1年生のだし)
会長(学校の誰かが亡くなったなんて聞いたこと無いけれど、先生方があまり公にしたがらないのかもね)
会長(今日のことは全部、妹さんにしてあげたかったことかしら……)
会長(何か、それはやだな)
会長(!私今何を考えて……!)
会長(今日のことは、脅されて仕方なくしているだけなんだから!全然、これっぽっちも楽しくなんか……)
会長(楽しくなんか……)
会長(いえ、認めましょう。私はたしかに今日楽しかった)
会長(でもそれは、最近あまり両親と会えない寂しさがそうさせているだけなんだから)
会長(だから、男のことなんてこれっぽっちも)チラ
男「」スースー
会長(こいつ、寝顔は可愛いわね。あ、結構まつげ長いんだ……)
男「ん……」
会長「!!」ビクッ
男「」スースー
会長(寝言、か)
会長(何だか私も眠くなってきちゃった……)
会長「」スースー
朝
チュンチュン
会長「……ん……眩し……」
男「あ、起きた?」
会長「きゃ!?ななな何で男がここに!?」
男「ひどいなあ、覚えてないのかい?昨日のあんなに激しかったのに」
会長「は、激しかったって一体何を!」
男「会長の寝相だよ。お陰で起きちゃった」
会長(お、思い出した!昨日こいつの家に来て、そのまま一緒のベッドで寝ていたんだったわ……!)
男「まあ、そのおかげで会長の寝顔をつぶさに観察できたけれど」
会長「なっ!?」
男「会長って起きていても可愛いけれど、眠っているとまるで天使みたいだよね」
会長「///」プシュ~
男「さて、朝から会長をいじるのもいいけれど、まずは顔洗ってご飯にしようか」
会長「う、うん」
男「いただきます」
会長「い、いただきます」
男「どうぞ遠慮なく食べてね」
会長「うん……朝から豪勢ね」
男「朝はがっつりと蛋白と淡水化物を取ったほうがいいんだ。一日のエネルギーだからね」
会長「でも朝からこんなに食べたら胃にもたれそう……」
男「そこはちゃんと考えてあるさ。キャベツのサラダは胃の調子を整えるし、そもそも脂分が多い食品はあまり使っていないから。ドレッシングもノンオイルだよ」
会長「ふ~ん、そうなの」
男「大体、朝にお腹が空かないっていうのは、夜食べ過ぎなんだ。胃に消化物が残ったまま寝ると睡眠の質に悪影響が出るから、夜は軽く朝はがっつり。これテストに出るよ」
会長「ふふ、何のテストよ」
男「"我々は再び試されている"」
会長「時代とか歴史とかに?」
男「まあ、困難を試練と読み替えるのはあの国の常套手段だから」
会長「ふぅ、美味しかったわ。お腹いっぱい」サスサス
男「誰の子供?」
会長「妊娠なんてしてないわよ馬鹿!」
男「そりゃよかった。処女懐胎なんて何処のマリアかと」
会長「こういう態度だとお礼をいう気も削がれるわね……」
男「ところで、そろそろ自宅に帰らなくていいのかい?今日の教科書とか必要だろう」
会長「あ、そうね。じゃあもう行くわ」
男「腹ごなしに歩くのもいいかもね。じゃあ、行ってらっしゃい」
会長「行ってきま~す」
会長「って、つい応えちゃったけれど、これじゃあまるで私たち一緒に住んでいるみたいじゃない」
会長宅
会長「ただいま」
使用人「おかえりなさいませ、お嬢様。お父様が食堂でお待ちしております」
会長「……っ!そ、そう。すぐ行くわ」
食堂
会長父「昨日は友人のところに泊まったそうだな」
会長「……ええ」
会長父「そうか。お前にもそういう友人が出来たか」
会長(レイプ魔の家に泊まったなんて絶対に言えない……)
会長父「私たちはあまり忙しくてかまってやれなかったからな。寂しい思いをしているんじゃないかと少し心配していたんだよ」
会長「いえ、全然そんなことはありませんわ。お父様は私を気にせず、お仕事頑張ってください」
会長父「すまないな。では、私はもう行く」
会長「ええ、いってらっしゃい」
学校
生徒会室
会長「はぁ……」
書記「あれ、会長ため息なんてついちゃって。何かあったんですか?」
会長「え?私ため息なんてついていたかしら」
副会長「それはもう盛大に」
会長「あ、うん。別になんともないの。これ片付けたら学食に行ってくるわね」
庶務「せっかく一室が与えられているんだから、ここで食べながらガールズトークしましょうよ~」
会長「……ごめんなさい。でも私、しっかり食べないと力がでないの」
書記「ああ、会長が食べる量を弁当にしたら3個は買わないといけませんからね」
会長「そんなに食べないわよ!」
副会長「またまた~会長はせっかく美味しいキャラしているんだから、腹ペコ要素を全面に出していきましょうよ」
会長「腹ペコキャラって何よ!?」
学食
会長「Aランチ特盛。あと天ぷらうどん」
学食のおばちゃん「あいよ~!A特盛と天ぷらうどんね!」
会長「いただきます」ハグハグ
会長(男には見栄を張ったけれど、実際は"皿にちょぴっと"じゃない料理も食べるのよね)ツルツル
会長(まあ、家であまり食べられないのは本当だけど)サクサク
会長(喉につまらせたのは、いわゆる家庭の味に飢えていてつい掻っ込んじゃっただけで)ハフハフ
会長(家庭の味か……あいつ、これからどうするんだろう。両親がいなくなっても学校に通えるのかしら)パクパク
会長(……私、なんであいつのことが気になるんだろう。レイプ魔なのに)ズズー
会長(そうだ、私とあいつは似ているんだ。同じ家庭に飢えている者同士なんだ)ハフー
会長(だからきっとこの胸のもやもやは、同族意識ってやつなんだ)シーシー
会長(今度何処かで会ったら優しくしてやろう)ゴチソウサマデシタ
男「相変わらずいい食べっぷりだね」
会長「はう!?どどどどどうしてここに!?」
男「そりゃー学食なんだから、僕がここにいてもおかしくないでしょ?」
会長「そ、それはそうだけど……」
男「僕はね、前から1人の女の子が気になっていたんだ」
会長「?いきなり何よ」
男「いつも1人で、寂しそうな顔をしながら、それでも食べ終わるときには少し笑顔を見せる、そんな女の子が」
会長「それは……」
男「1度気になると、それから学食に来るたびにその女の子の姿を探すようになった。ある日集会でその女の子が
生徒会長だということを知った。どれだけ普段人の顔を注意していなかったのかがよくわかるエピソードだよね」
会長「……」
男「で、まあ、それから会長の人となりを色々聞いて回ったり、独自に調査したりしたわけだ」
会長「ふ~ん、人のことをこそこそ嗅ぎまわるなんて、やはりレイプ魔は変態の格が違ったわね」
男「ははは、ひどい言われようだ。まあ、あんなことをして嫌われたのはわかっているよ。それでも、僕は昨日は楽しかった」
会長「……そう」
男「あんなに楽しかったのはいつ以来だろうな……まぁ、いいや。昨日は会長の初めても一杯もらえたし、これで満足することにするよ。じゃあ」
会長「ま、待って!」
男「ん?」
会長「そ、その……あんた、家族がいなくて寂しいんでしょ?」
男「……まあ、寂しくなくは、無いね」
会長「それで、その寂しさを埋める相手として私を選んだんでしょ?」
男「そういうことになるかな」
会長「だ、だったら……私は別に犯されそうになったことなんて気にしていないから……そのあとは結構紳士的……
でもなかったけれど……と、とにかく!たまに私に料理を作りなさい!そしたらたまには一緒にいてあげるから!」
男「……いいの?」
会長「……ふん!私に2言は無いわ。じゃあ、連絡先教えなさい!」
男「……」サッ
会長「これでよしっと。それじゃあ、必ず連絡するのよ!分かった!?」
男「うん、ありがとう」ニコ
会長「礼なんていらないわよ。じゃあねまたね」
男「またね、か。ふふ」
男「今日もいい日になりそうだ」