22 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:27:52.06 IWd2/flV0 1/80

「へ!?な、な、な、何を言ってるんだ梓!」

「ですから、処女なんですか?って」

「澪センパイは綺麗なんですから、彼氏くらい居るでしょう?
  もう三年生なんですし、カマトトぶんなくても良いですよ」

「そ、そんなんじゃ…」

「で、処女なんですか?」

元スレ
梓「澪先輩って処女なんですか?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343182136/

23 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:31:01.48 IWd2/flV0 2/80

「わ、私は…」

「ど う な ん で す か !」

「う~…」

「じ~…」

「しょ…処女では…無い」

「!」

25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:36:46.17 IWd2/flV0 3/80

「それは何時の事ですか!?
  あ、相手は誰なんですか!?
  やっぱり初めては痛いんですか!?」

「あ、梓!顔近い!」

「あっ、すみません…
  じゃあ、一つずつ質問に答えて下さい」

「…私が処女を散らしたのは去年のことだ」

「去年?」

26 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:42:42.41 IWd2/flV0 4/80

「梓が入部してちょっと経った頃だったはず」

「そ、そのお相手は…?」

「…」

「…り」

「り?」

「…り、律だよ」

「!!」

29 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:48:18.60 IWd2/flV0 5/80

「お二人の仲の良さは知ってましたけど
  そんな関係だったんですか…」

「そ、そんなんじゃない!
  あれは黒歴史っていうか…」

「若さ故の過ちっていうか…」

「はぁ…?」

「あれは確か…」

30 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:56:45.18 IWd2/flV0 6/80

「みーお、澪は彼氏って欲しくないの?」

「テスト勉強放り出して何を言うかと思ったら…」

「だってあたしら、青春真っ盛りの高2よ?
  恋バナしよーぜ!恋バナ!」

「そんな余裕のあるのか?今回は範囲広いぞ」

「だって飽きたんだもん☆」

32 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 11:59:55.55 IWd2/flV0 7/80

「…もうノート見せてやんない」

「お慈悲を下さい、澪様!いや澪代官!」

「だったら真面目に…」

「で、彼氏欲しい?」

「お前なぁ」

「コレ聞いたらりっちゃん頑張る」

33 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:03:23.93 IWd2/flV0 8/80

「…本当だな?」

「ズームにでもなんでもしてあたしの目を見てくれ!
  これが嘘を付いてる人間の目か!?」

「いつもの目だな」

「ですよねぇ」

「…」

「…彼氏は欲しくない。要らない」

35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:09:46.71 IWd2/flV0 9/80

「へ?なんで?」

「…だって男の人をそういう目でっていうか、そんな対象にしたこと無いし」

「…ちょっと怖いし」

「今時のじょしこーせーのセリフじゃないなそれは」

「な、なんだよソレ!
  こ、怖いものは怖いんだ!」

36 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:14:21.75 IWd2/flV0 10/80

「ヘタレにも程がありますぜ、みおしゃん
  今はそれで良いかもしんないけど」

「大人になってもそのまんまじゃ幸せな家庭なんて築けないぞ?」

「だって!」

「いずれ行かず後家になんてなっちゃって寂しい晩年を迎える事になるんだぞ?」

「ひ、ひとりぼっちは嫌だ…!」

38 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:20:18.31 IWd2/flV0 11/80

「…」

「でも…無理だよやっぱり…
  どうしても男の人を好きに思えないんだ…」

「私がヘタレなのは重々承知してるよ…」

「…」

「…まだ、チャンスはあるってことなのかな」

「…え?」

39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:26:33.10 IWd2/flV0 12/80

「特訓だ澪!」

「律?」

「第一回、澪を男好きにしよう特訓だ!」

「その言い方は色々ダメだ!
  というか、特訓ってなんだ!?」

「もちろん、澪のヘタレを克服する特訓です!」

41 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:32:17.71 IWd2/flV0 13/80

「これから澪には一日、仮想男とデートしてもらいます
  そうすれば澪の男嫌いは直るはず!」

「な!私は嫌だ!」

「それに仮想男って誰にする気だ!
  言っておくが聡なら無駄だぞ?
  聡だけは弟のように思ってるから練習にならない!」

「おおう…急に饒舌になったな
  そんなに男が嫌か」

43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:36:23.96 IWd2/flV0 14/80

「(男の人の隣に居る自分なんて想像…出来ないよ)」

「ちなみに相手は聡じゃないぞー」

「じゃあ誰が…」

「あたしです
  ほら、カチューシャ外せばそれっぽく見えるじゃん」

「!!!」

44 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:40:42.73 IWd2/flV0 15/80

「(前髪おろした律、久しぶりに見た…)」

「どーよ!」

「うん…かっこいい」

「!」

「…だ、だろ?
  じゃあ早速出かけるぞ!」

「わ、急に手を引っ張るな!」

48 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:47:46.69 IWd2/flV0 16/80

「という訳でやってきました映画館!」

「なんかいつも通りだな」

「だが今回は違うぜ?
  なんたって今日観るのはラブストーリーだからな」

「…珍しいな、いつもの律なら背中がカユイとか言って観ないのに」

「今日は愛する恋人とのデートだからな
  澪のために道中、色々考えてきたんだ」

「こっ、恋人…///」

52 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 12:53:17.32 IWd2/flV0 17/80

「そう、今のあたし…じゃないや
  今のオレは澪の恋人だ!」

「律が…恋人…」

「ほーら、始まっちゃうから入るぞ」

「う、うん(なんか新鮮だな///)」

「良い席取ろーぜ」

56 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:04:09.56 IWd2/flV0 18/80

「休みなのに人が居ないな」

「うーん、映画外れ引いちゃったかな」

「…律と一緒ならなんでも良いよ」

「(お…ちょっと積極的に///)」

57 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:08:44.55 IWd2/flV0 19/80

「じゃあ折角だし一番前に座ろう」

「うん」

~~~~~~~~~~

「(やっぱラブストーリーは苦手だぁ…!集中して観れない…)」

「(澪は…真剣に観てるな…光に照らされた横顔が可愛い)」

「…」

59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:13:31.93 IWd2/flV0 20/80

「(もう辛抱たまらん…手…握るくらいなら良いよな)」

「(よしっ)」

「!!!!」

「(り、律が私の手を握ってきた!)」

「(なんか本当に恋人みたい…
  ドキドキする…映画に集中できない…)」

61 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:19:31.53 IWd2/flV0 21/80

「(なんか澪の手…震えてる…嫌だったかな)」

「…!///」

「(と思ったら、強く握り返してきた!?)」

「(暗いのに澪の顔が赤くなってるのがハッキリ分かる)」

62 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:23:50.56 IWd2/flV0 22/80

「(澪の大きい手…)」

「(小っちゃくて律の可愛い手…)」

律澪「(あったかいな…)」

~~~~~~~~~~

「終わった…」

「あまり頭に入らなかった…」

「いきなり手を…握ってくるなんて」

63 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:27:44.69 IWd2/flV0 23/80

「だって澪が可愛すぎるんだもん」

「よ、よくそんな恥ずかしいこと言えるな!」

「本当のことだよ
  澪、すげー可愛かった」

「か、可愛…///」

「ははっ、さぁ次はご飯でも食べようか」

67 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:32:27.91 IWd2/flV0 24/80

「ファミレスにやって来ました!」

「デートって言う割には所帯染みてるな
  てっきりフレンチレストランとかそういうのかと」

「今月ピンチでして…」

「…冗談だよ
  律と一緒ならなんだって良いって言ったろ?」

「お、おう(なんかあたしが押されてる?)」

70 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:40:50.14 IWd2/flV0 25/80

店員「ご注文はお決まりですか?」

「この冷製パスタを」

「オレはハンバーグとライスとポテトと…
  お、たこ焼きなんてのもあるのか」

「じゃあたこ焼きにデザートにイチゴパフェを!」

「頼みすぎだ!」

71 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:44:11.03 IWd2/flV0 26/80

「いーの、いーの
  やってみたいことあるんだー」

「何をする気だ…」

~~~~~~~~~~

店員「ではごゆっくりどうぞ」

「いっただきまーす」

「いただきます、残しても知らないからな」

73 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:48:53.96 IWd2/flV0 27/80

「(ん、このパスタ美味しい)」

「みお、みーお、ほらたこ焼き」

「なんだ?」

「あーん、して?」

「!!!!!」

74 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:52:42.28 IWd2/flV0 28/80

「あ、あ、あ、あーんて!?」

「恋人なんだし良いだろ?」

「…ダメか?」

「(う、上目遣い!可愛いやらかっこいいやら!)」

「た、食べる!」

「よしゃ!はい、あーん…」

75 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 13:56:00.89 IWd2/flV0 29/80

「あ、あーん…むぐっ」

「美味しい?」

「…美味しい///」

「だろー?じゃあ今度は澪がオレに食べさせて」

「わ、私もやるのか?」

「だからたくさん頼んだのさ!」

78 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:01:02.23 IWd2/flV0 30/80

「そういうことか…」

「澪早く、早く、あーん」

「(周りの目が恥ずかしい…///)」

「ほ、ほら!」

「んぐっ!熱!あっつい!らにもハンバーグりゃなくても!」

「わー!ごめん律!み、水!

80 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:06:11.17 IWd2/flV0 31/80

「お、美味しかったなーはは」

「口の中ひりひりする…」

「本当ごめん…」

「別にいーよ、気にすんな」

「でも…」

「そんな顔しない!澪には笑ってて欲しいの」

82 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:11:45.35 IWd2/flV0 32/80

「オレはどんな澪の顔も好きだけど
  やっぱり澪の笑顔が一番、好きだよ」

「だからさ、笑ってくれよ」

「…ありがと律、ふふっ」

「あ、歯に青のり付いてる」

「っ!馬鹿律!!!」

85 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:22:28.34 IWd2/flV0 33/80

「お次はショッピングだ!」

「あそこのデパートの三階の服屋、リニューアルしたらしいぞ」

「澪がご所望とあれば行かねばなるまい…」

「なんだそのキャラ」

「りっつごー!」

88 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:28:01.96 IWd2/flV0 34/80

~~~~~~~~~~

「あれ、あんまし変わってなくね?」

「そんなことないよ、ほらこの夏物のワンピースなんてどうかな?」

「(うわ、胸元ざっくりじゃんよ…本人は意識してないんだろうなぁ)」

「(今だけは私の中の女としての本能が嫉妬の炎で燃え上がっても許される)」

「…律、どこ見てるんだお前」

89 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:35:25.94 IWd2/flV0 35/80

「こっちのなんてどーだ?」

「うーん、ちょっとイメージと違うかな」

「んじゃコレは?澪のイメージカラーであるブルーのスカート!
  似合うと思うぞー、お値段もお手ごろ!」

「わぁ…可愛い!」

「今、ご注文すれば金利手数料は全てリツネット田井中がご負担致します!」

「どこの社長だ!」

92 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:41:03.03 IWd2/flV0 36/80

「ほら貸してくれ、試着してみるから」

「ほい、いってらっしゃい!」

「…」

「(なんか彼女の試着を待ってるって…良いな///)」

「今カーテン開けたら、下着姿の澪が居るのかな…?」

「…もうスカート穿いたよ」

93 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:45:57.44 IWd2/flV0 37/80

「わぁ、澪!?こ、心を読むんじゃない!」

「思いっきり声に出てたぞ!恥ずかしい…」

「これには深い訳が…って…」

「おお…」

「…あまりマジマジと見るな///」

「すげー似合ってる!」

96 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:50:46.16 IWd2/flV0 38/80

「…本当?」

「ホント、ホント!可愛いぞ澪!
  オレの目に狂いは無かった!」

「私、コレ買ってくる!」

「オレが買ってあげるよ!」

「いーよ、そこまでしなくても
  財布がピンチじゃなかったのか?」

「うっ」

97 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 14:55:28.62 IWd2/flV0 39/80

「確かに…い、いや!
  やっぱり買ってあげる!」

「大切な彼女へのプレゼントだ!」

「た、大切…/// でも」

「こーゆー時、男はカッコつけるもんなの!
  ほら着替えて、私に貸した貸した!」

99 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:00:24.20 IWd2/flV0 40/80

~~~~~~~~~~

「律、スカートありがと
  …大切にする///」

「へへ、澪に喜んでもらえたらそれでじゅーぶんだよ」

「(なんか、今日の律…本当にかっこいいな)」

「(律が本当に男の子だったら…)」

「うわ、外暗くなってきたな」

101 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:04:25.61 IWd2/flV0 41/80

「そろそろ帰るか、澪」

「…」

「澪?」

「はっ!な、なんだ律?」

「ボーっとしてんなよ、家に帰るぞ?」

「(そっか…もうデート終わりなんだ)」

102 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:09:25.80 IWd2/flV0 42/80

「(まだ帰りたくない…もっと律と居たい…)」

「…」

「なぁ澪、今両親も聡も夜から出かけるってことで
  家に誰もいなくてさ」

「一人で晩ご飯も寂しいし、家に来ないか?」

「!」

103 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:12:32.63 IWd2/flV0 43/80

「(まだ律と一緒に居られる…?)」

「どうする?」

「しょ、しょうがないな…行くよ」

「…へへっ」

「じゃあ、早く帰ろ?」

「うん!」

104 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:18:16.80 IWd2/flV0 44/80

~~~~~~~~~~

「う~…昼間食べ過ぎたせいであまり入らない…」

「自業自得だ」

「せっかく作ったは良いものの…
  箸が進まない…」

「…ほら」

「?」

105 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:22:38.54 IWd2/flV0 45/80

「ご飯は三食きっちり取らなきゃダメだ」

「それは分かるけど…これは何?」

「箸が動かないんだろ?
  だからほら…あ、あーんして食べさせてやるよ」

「みおしゃん…積極的!」

「う、うるさい!食べないなら知らない!」

「た、食べる!澪に食べさせて貰えるなら食べる!」

108 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:26:52.60 IWd2/flV0 46/80

「さすがにもう食べられない…げふ」

「(慣れないことはするもんじゃないな…変な汗出てきた)」

「じ~…」

「なんだ?」

「みおしゃん汗かいてる」

「わっ、嘘!?」

109 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:30:38.14 IWd2/flV0 47/80

「お風呂入って来なよ、今日は殆ど外に居たし
  汗かいて気持ち悪いだろ?」

「でも着替え持ってきて無いし…」

「オレの貸すよ」

「下は良いとしても、上のサイズが…」

「ちょっとイラっときた」

115 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:34:20.96 IWd2/flV0 48/80

「…フリーサイズのシャツあるから大丈夫ですよー」

「律、拗ねてる?」

「今のオレは男ですから!
  胸が無くても悔しくありませんから!」

「そ、そうだったな、じゃあお風呂借りるよ」

「…くすん」

117 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:38:04.50 IWd2/flV0 49/80

「…部屋に戻って着替えを探すか」

~~~~~~~~~~

「ふぅ…気持ち良い…」

「拗ねた律の顔、可愛かったなー」

「ふふっ」

「…」

119 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:42:28.54 IWd2/flV0 50/80

「(今日のデート、最初は律の突拍子も無い思いつきだったけど)」

「(なんだかんだで楽しめちゃった)」

「(肝心の男への苦手意識を拭うという目的は果たせてないけどな)」

「…」

「(むしろ…余計に男の人を見れなくなったかも)」

121 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:47:37.38 IWd2/flV0 51/80

「(…分かっちゃったんだ)」

「(男の人が苦手、話せない、恋愛対象に出来ない理由)」

「(それはきっと)」

「(ずっと前から律のことが…)」

「…好きだから」

123 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:53:29.59 IWd2/flV0 52/80

「(でも、今日のデートは律のただの善意)」

「(私の苦手を克服させようとしてくれただけ)」

「(私が本気になって想いを伝えても、律は応えられない)」

「(女の子が女の子を好きになっても…気持ち悪がられるだけ)」

「なんで…律は男の子じゃないんだろう」

「なんで…私は女なんだろう」

124 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 15:56:49.12 IWd2/flV0 53/80

「…」

「なんか一人だと色々考えちゃうな…」

「…もう上がろう」

「…あれ?」

「着替えがない…」

「私の脱いだ服は…洗濯されてる」

「どうしろと…」

127 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:04:14.62 IWd2/flV0 54/80

~~~~~~~~~~

「り~つ~…!」

「澪、もうあがった…の…って」

「なんでバスタオル一枚なんだよ!」

「着替えどこにも無かったぞ!」

「あ、忘れてた」

「馬鹿律!」

128 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:08:50.61 IWd2/flV0 55/80

「ごめん、ごめん、着替え探してたら昔のアルバム見つけてさ」

「なんか懐かしくなっちゃって」

「お前な…」

「ほらコレ、小学生の頃のオレら!」

「…懐かしいな」

「(…思えば、この時から律に何か惹かれていた気がする)」

129 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:12:29.83 IWd2/flV0 56/80

「こっちが中学生のころで~こっちも中学生!」

「大っきくなったよなぁ澪」

「律は変わってないな」

「まったく、体だけはすくすく育っちゃって!」

「…だからどこ見てる

132 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:17:22.63 IWd2/flV0 57/80

「でも恐がりや恥ずかしがり屋はずっと変わらないな」

「努力はしている!」

「ならばその努力も…じゃなくて」

「…」

「…今日一日、仮想デートしてどうだった?
  苦手意識、無くせそうか?」

133 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:24:35.85 IWd2/flV0 58/80

「…ううん、やっぱり男の人と居るのは想像出来ない」

「でも、律と一緒にデート出来て楽しかっ」

「それじゃダメだ!」

「!」

「それじゃ、ダメなんだよ…」

「律…?」

136 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:28:30.18 IWd2/flV0 59/80

「あたし、澪に嘘ついた」

「今日のデートは澪のためなんかじゃない」

「あたしのためだったんだ」

「律の…?」

「あたしさ…」

「恋愛感情で、澪が好き」

137 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 16:32:49.73 IWd2/flV0 60/80

「こんなの気持ち悪いよな、ごめん」

「でも、ずっと好きだったんだ」

「あたしさ、何度も諦めようとしたんだ
  でも、諦められなくて」

「だから、澪に彼氏さえ出来れば諦められるんじゃないかって
  今日のデートを提案したんだ」

155 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:08:36.76 IWd2/flV0 61/80

「このデートで澪が男への苦手意識を無くせば澪はハッピー
  あたしは最初で最後の恋人デートが出来て万々歳、すっぱり澪を諦める」

「…はずだった」

「…」

「でもさ、見つけちゃったんだ…アルバム」

157 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:15:31.65 IWd2/flV0 62/80

「このアルバムの中のあたし…殆ど澪と一緒に写ってるでしょ
  自分で言っちゃうけど、良い笑顔してるでしょ?」

「この笑顔は…澪と一緒だから出せた表情なんだ」

「でも、いつかは澪の隣で笑うのはあたしじゃなくなる
  それはきっと澪がこれから愛する誰か…」

「そう思ったら、急に真っ白んなっちゃって…」

160 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:24:06.64 IWd2/flV0 63/80

「あたし、諦めたいのか諦められないのか分かんなくなっちゃった…」

「澪には普通に幸せになって欲しいのに…こんなこと言っちゃって澪を惑わせてる…」

「澪に必要なのはあたしじゃない
  でも…澪が離れていくのは…嫌だよぉ…」

「律…」

164 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:33:20.41 IWd2/flV0 64/80

「(同じだ…私と)」

「(律も…同姓である私を好きになって苦しんでたんだ)」

「(私が男じゃないから…律が男じゃないから…)」

「(自分の気持ちに蓋をして…)」

「…ごめん、勝手なことばかり言って」

166 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:39:07.11 IWd2/flV0 65/80

「本当にごめん…ちょっと一人になりたい
  …着替えそこにあるから」

「律」

「本当に…」

「律!」

「!!!」

「な、み、澪!なんで抱きついて…!
  タ、タオル取れてる!見えちゃうって!」

169 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:50:34.36 IWd2/flV0 66/80

「見えたって良い、律なら良い」

「私、律が好き!」

「なっ…!」

「私は!律が!!大好きだ!!!」

「…あ、あたしの好きは…恋愛感情の好き…なんだぞ?」

「私だってそうだ!」

171 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 17:57:17.32 IWd2/flV0 67/80

「ありがとう律、私の気持ちを私に気づかせてくれて」

「律が勇気を出して言ってくれなきゃ…ずっとごまかしてた」

「み…お…」

「性別なんて関係無いよ、私は律が律だから好きになったんだ」

「でも…あたしと一緒になっても…子供は産めない
  周りは理解してくれない
  普通の女の幸せを享受することは出来ないんだよ…?」

173 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:02:34.14 IWd2/flV0 68/80

「そんなの知らない
  私は、律の隣で笑っていたい」

「律にも、私の隣で笑っていて欲しい」

「…」

「あたし…一人で何やってたんだろ」

「想いは伝わらないって勝手に決めつけて…」

178 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:11:27.95 IWd2/flV0 69/80

「律は、自分の気持ちに嘘をついてた」

「私は、自分の気持ちを見ないフリしてた」

「二人とも遠回りしちゃったけど
  これからは一緒に居よう?同じ道を進もう?」

「みお…」

「律…好き…」

179 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:15:38.13 IWd2/flV0 70/80

「あたしも…好き…」

「…ん」

「澪?」

「言わせるなよ、今日一日は男なんだろ?
  だから…リードしてよ」

「そ、そうか…じゃあ…」

180 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:24:02.65 IWd2/flV0 71/80

「(あたしの心臓凄いバクバクしてる…!)」

「(澪も同じなのかな…)」

「目…閉じて澪…」

「ん…」

「…好き」

「…んっ」

182 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:27:17.42 IWd2/flV0 72/80

律澪「…」

「…柔らかい」

「いちいち言うな馬鹿律…///」

「クセになるかも…
  ごめん澪、止まりそうにないや」

「…良いよ、来て律」

185 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:39:07.87 IWd2/flV0 73/80

エロシーン書く自信無くなってきた

律澪「…んっ」

「…ぷはっ」

「なんか…体熱い…」

「澪…綺麗だ…
  ねぇ…ベッドに行こう?」

「分かった…」

~~~~~~~~~~

189 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:46:21.56 IWd2/flV0 74/80

「と、言う訳で私の処女は儚く散ったのさ」

「え?え?律センパイ女性ですよね?
  『アレ』なしでどうやって処女を…」

「それは…その…ゆ、指で…///
  …でも指でも凄い痛かったな」

「はぁ」

192 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:53:29.06 IWd2/flV0 75/80

「というかどこが黒歴史なんですか?
  70レス以上使って聞かされたのは
  黒歴史どころかただのイチャイチャでしたよ!」

「ええ?黒歴史だろ?」

「だって好きあっていた二人がすれ違い急ぐ度に
  心の距離が遠くなってしまいかけたんだぞ!」

195 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 18:58:00.84 IWd2/flV0 76/80

「意味が分かりません
  それにそんな関係なんですか?
  って、さっき聞いた時に否定したじゃないですか!」

「そんな関係、というとふしだらな関係みたいに聞こえるじゃないか!」

「私と律の愛は純愛なんだ、…だから私の初めてを律に捧げたんだ///」

204 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 19:03:09.42 IWd2/flV0 77/80

「若さ故の過ちの部分は…」

「律に捧げたことは後悔してないがあの場で捧げたのは過ちだと思ってる」

「やはら正式なお付き合いは成人してからだ!」

「ここだけの話、二人とも20を過ぎたら一緒に住むと約束してるんだ」

211 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 19:14:27.36 IWd2/flV0 78/80

「変なところで清いというかなんというか…」

「…長々と語ってしまったがなんで処女かなんて聞いてきたんだ?」

「ああ、私後学の為に処女と非処女を見分ける眼力を身に付けようとしてるんです」

「」

「私の予想では澪センパイが非処女というのは当たってましたが
  相手が女性とは思いませんでした」

213 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 19:16:57.12 IWd2/flV0 79/80

「それじゃ、次はムギセンパイが控えてるので失礼します」



「…なんで?」

「ふふ、なんででしょうね」

おしまひ

221 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/25 19:31:59.08 IWd2/flV0 80/80

即興でSSなんてやるもんじゃないね
一日の予定潰しちゃったよ

最後に律澪幼なじみ可愛い!
あざーした

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