考えにいたった瞬間、背筋がぞくりと冷たくなる。
まさか、そんなまさか――でも、もしかしたら……
さやか「……――っ!!」
慌てて踵を返し、駆け出す。
行き先は、もちろんほむらの元へ。
直感が告げている。急がなければ、取り返しのつかないことになると。
駆けながら、条件の確認のためにマミへテレパシーを飛ばす。
さやか『――マミさん!このあいだ、一緒にランジェリーショップへ行った時に戦った魔女って!』
さやか『もしかして、もしかすると……使い魔の育った奴じゃありませんでしたか?』
マミ『美樹さん!?びっくりしたわ、どうしたの急に?』
さやか『お願いします!ワケは後から話します!』
マミ『よくわからないけれど……ええ、そうよ。あれは確か、薔薇園の魔女だったわ』
さやか『……やっぱり!』
まどか『さやかちゃん?何かわかったの!?』
さやか『たぶん、だけど……あたしの直感だけど、たぶんわかったと思う』
さやか『それで、もしあたしのカンに間違いがなければ、だけど』
さやか『ほむらの奴、あいつ、今……自殺しようとしてる!』
まどか『――えっ!?』
杏子『あんだって!?』
さやか『もちろん、確証はないけど……その可能性もあるってだけだけど、なんとなくそんな気がしてならないんだ』
マミ『美樹さん、悪いけど話についていけないわ……』
さやか『あ、ご、ごめんなさい……』
マミ『別に責めている訳じゃないわ。ただ、理由が知りたいの』
元スレ
さやか「…あたしだって、独りでできる」
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