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ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」 【前編】
元スレ
ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」
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2ちゃんねるのVIP、SS速報VIP、SS深夜VIPで書かれたSSをまとめています。 主なジャンル:「まどか☆マギカ」「禁書目録/超電磁砲」「けいおん!」「ゆるゆり」「Another」・新ジャンル・魔王・勇者・幼馴染・男・女・妹など。
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ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」
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『ホグワーツの者共よ 城を空け渡せ ハニー・ポッターを寄越すのだ』
『俺様は戦いを望まない ポッターの小娘を差し出せ』
『この城を俺様に そうすれば 誰も犠牲になることはないだろう』
『もしも抵抗するならば 小娘と共に 全て 破滅させてやる』
『死を司る杖を持ち 死の飛翔たる最強の俺様が』
ヴォルデモート『ヴォルデモート卿が 今なら お辞儀一つで許してやろう』
ハニー「……うるさいわよ、発想プレティーンのお辞儀狂い」
ハニー「マクゴナガル先生……みんなを巻き込んでしまって、ごめんなさい。けれど私、ここでやらなくちゃいけないことが……」
マクゴナガル「構いません、ポッター。ダンブルドアもおっしゃっていました――恐らく事の全ての決着がつくのは、やはりこの城だろう、と。そのための守りが、ここにはあります」
ハニー「……みんなを」
マクゴナガル「えぇ、そうしましょう。さあ、生徒のみなさん!地下の空き教室へ――」
ザワザワザワザワザワ
ロン「先生、それは野暮ってもんだよ。僕らは隠れないし、戦うさ!ハニーと一緒に!」
ハーマイオニー「先生、私たち決めてるんです。ハニーの隣で、って!」
マクゴナガル「それは――えぇ、あなたがたはそうでしょう。ですが――」
ワーーー!ワーーーーー!
ハニー!ハニー!!!
僕らのハニー!!
ネビル「……同じ気持ちなのは僕達だけじゃないみたいです、先生!」
マクゴナガル「あぁ――なんと勇敢な生徒達でしょうね、えぇ!」
ハニー「……みんな」
ロン「なあハニー。君ってむかーし、言ってたよな。この城みんなと、どうこうって」
ハーマイオニー「全員が全員ってわけじゃないわ。スリザリン生徒なんて明らかに反抗する目をしているもの……でも」
ハニー「……うん。けれど……こんなにたくさんのみんなが、私の――わたしの、力になってくれる」
ハニー「――負ける気がしないわ」
ハニー「最終決戦よ……ヴォルデモート!!!」
ロン「ところでハニー、さっき口走ってた『最後(いやはて)の~~』ってかっちょいい台詞さ……君、HAHAHA!いつの間にか例のあの人のプレティーン思想に感化されっちまったんじゃ」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!」
ハニー「ハーマイオニーが危なくなったら文字通り命賭けなさい」
ロン「そんなの、言われるまでもないさ。もちのロンでね」
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ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」
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ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」
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ハニー「ロンが戻ってきて、数日が経ったわ」
ハニー「ロケットの分霊箱が破壊できた、けれど……やっと一つ、片付いただけ」
ハニー「先は長い、なんてものじゃないわ」
ハニー「残りの分霊箱がどこにあるのか、少しも検討がつかないんだもの」
ハニー「……」
ハニー「関係ないわね」
ハーマイオニー「ロン!見張りは一時間交代と言ったでしょう?もう過ぎていたのに……あなたまさか、寝ていたんじゃ!」
ロン「あぁ、いいよ。ほら、君は調べ物で忙しかったみたいだしね。僕に任せて」
ハーマイオニー「……ご機嫌とりをしようとしても、無駄よ!ふん!」
ロン「そりゃ残念。君ってばずーっとカリカリしっぱなしなんだもんなぁ。マーリンの髭!」
ハニー「二人がいれば。ふふっ。上手くいくに、決まってるわ」
ハニー「……」
ハニー「挙式はいつかしら」
ハーマイオニー「何のことを言ってるの、ハニー!!」
ロン「それってついに目覚めるのかどうなのかわからないあの寝ぼすけな一等星と君のことかいハニ、おっと!それでさ、君達と離れてる間に知ったことなんだけど……」
ハニー「……私の蹴りを避けるだなんて偉くなったじゃない、この豚」
ロン「何せ豚を超越したからね、僕ぁ!ヒンヒン!あ、これは染み付いてるけどねもちのロンで」
ハーマイオニー「ただでさえ厄介だったのがどう変化したのか今から頭が痛いわ……ねぇ、ハニー。これから先のことなんだけど……この印について、探ってみない?」
ハニー「それ……ビクトールが、グリンデルバルドの印って言ってた……?」
ハーマイオニー「えぇ、そしてゴドリックの谷の幾つもの墓にも刻まれていた、この印よ……行く先々で目の当たりにするこれに、何かヒントがあるとおもわない?」
ロン「冴えてる!ハーマイオニー、君って最高だよな、ハニーの次に」
ハーマイオニー「あなたの語彙の中でも特別な賛美をどうもありがとうはいはい。それに、ほら……ダンブルドアが私に残した本にもあるんだもの」
ハニー「そう、ね……タイトルの上に、描かれた、この記号」
ハニー「……」
ハニー「死の、秘宝……?」
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ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」
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ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」
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ハニー「……ヴォルデモート」
ハニー「あいつを完全に倒す為に、どうしても見つけなくちゃいけないわ」
ハニー「分霊箱。あいつの魂の断片が入ったものを」
ハニー「それが、ダンブルドアとわたしの、約束だもの」
ハニー「……」
ハニー「まぁ、この私にかかれば容易いことだけれど。そうでしょ、私のかわいい豚さん?」
ダドリー「ヒンヒン!ハニー!ヒンヒン!
バーノン「小娘、やめろ!やめろ!ダドリーをかかとで踏みつけるのはやめんか!」
ハニー「むしろ踏まれに来ているのよ、これは」
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ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」
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談話室
ロン「おい、いいか豚ども!!」
ネビル「ハニー以外が僕らを豚って呼ぶなよ一人勝ち豚野郎!」
シェーマス「この優柔不断ラブコメ豚野郎!」
ディーン「さっさと才女様とどうにかなっちまえ豚野郎!」
ヒンヒン!
ロン「口悪いなうるさいな! いいか同胞!クィディッチ最終戦が近くなって、あの家畜以下のスリザリンどもがどんな嫌がらせを僕のハニーにしてくるか分からない!」
ジニー「意義あり!私のハニーだわ!」
ネビル「僕らのハニーだよ!!!」
ロン「えぇい異議は後で会議場で申し立ててくれよな!マーリンの髭!ともかく僕らはハニーの護衛をいつでもどこでもつきっきりでやることになる!」
ロン「……」
ロン「あぁ、なんだ!いつも通りじゃないかもちの僕で!」
ヒンヒン!!
ハーマイオニー「……なにあれ」
ハニー「聞いていなかった?クィディッチ最終戦が近くて……」
ハーマイオニー「そういうことじゃなくて……もっと、こう。緊張感ある毎日が始まるんだ、って……そう、いつものことよね、えぇ。期待するだけ無駄だったわ」
ハニー「緊張するのは私に言葉をかけられる可愛い豚の姿だけで十分、そうでしょ?」
ハーマイオニー「そうでしょうとも……けど、ハニー。今は平気な顔しているけど……あなただって」
ハニー「なぁに?今更、試合なんかで緊張するわけないわ」
ハーマイオニー「そうじゃなくて……ダンブルドアとの、あれのこと」
ハニー「……」
ハーマイオニー「あれから、連絡はない、けど……ねぇ、ハニー。本当に……」
ハニー「……当然、着いて行くわ。だってそれが」
ハニー「私と、ダンブルドアの約束なんだもの」
ロン「よーし同胞!その日ハニーを護衛する隊はこのバッジをつけるんだ!黒くて大きな犬が描かれたこのハニーがみただけでとびっきりの笑顔になるようなあぁ僕らがハニーを見たら笑顔になるのはそりゃ生理現象なわけだけども」
ハニー「ロン」
ロン「踏みつける方でお願いします!ヒンヒン!!」
ハーマイオニー「……はーぁ」
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ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」
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ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを……」
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隠れ穴
ロン「あぁハニー!僕の家に君を迎えられるっていう光栄な事態とか休暇を君と一緒に過ごせる豚どもが嫉妬のあまり阿鼻叫ヒンしっちまう事態ももちのロンで大事なんだけどさ!」
ハニー「えぇ、そうね。この私だもの、光栄すぎて外に降り積もる雪も輝きだしておかしくないわね」
ロン「むしろ僕には君がいるだけで反射でピッカピカに見えるけどねヒンヒン! あー、あのさ。フォんとうなのかイ?スネイプのクソッタレが、マルフォイに……?」
ハニー「何度も聞かないで頂戴。えぇ、そうよ。昨日の晩はっきりと聞いたの。マルフォイはお城で何か企んでいて、それの援助を申し出ていた、って。何度も聞かれるのは嫌いよ、あなたは知っているはずだけれど?」
ロン「そりゃ僕は君の一番の豚だからねごめんよヒンヒン!今後は君の発言一言一句違わずノートすることにするよ!」
ハニー「むしろいままでしてこなかったのが謎ね、まったく。そう、スネイプはこうも言ってたわ……マルフォイの母親と、破れぬ、誓い?それもしたんだ、って」
ロン「……じょ、冗談だろ?いや、冗談なのは君の信じられないような美しさで十分だけどさ!『破れぬ誓い』だって!?」
ハニー「なぁに?これ、そんなに驚くようなことなのかしら」
ロン「そりゃそうさ!そいつ、『破れぬ誓い』ってのはさ!絶対に破れない!破ったら死んじまうんだ!」
ハニー「……」
ロン「……あれ?僕がハニーと交わす約束とそんなに変わらないな、うん!破るわけがないし、破ったらこう全身からマーリンの髭でも噴出して死んじまうしね!」
ハニー「見上げた志だけれど、それなら城に帰ったら絶対にハーマイオニーと仲直りするって約束を――」
ロン「おぉっとハニー!ヒンヒン!芽キャベツの皮むき終わったからママに報告してくるよ!優しい君が家の手伝いをしてくれたことをママに一刻もはやくそのあれしてハニーがどれだけそのあれをそれしなきゃね!マーリンの!」
バタバタバタバタ!
ハニー「……この私にあの態度、戻ってきたら芽キャベツの皮をどうしてあげようかしら」
ハニー「それにしても……あの時スネイプとマルフォイが話していた『誓い』っていうのが、そんなものだっただなんて」
ハニー「……これでも、これでもまだ、ダンブルドアはあいつを……? どう考えたって……」
ハニー「どうして、スネイプなんかを信じるの……?」
ハニー「……」
ハニー「あの人の考えが、未だに分からないわ。シリウス……」
ガチャッ!
ロン「ただいまハニー!おっと!ごめんよ!芽キャベツ向いてたあの例の一番星印のナイフを胸に抱いて思い悩んでたのに――」
ハニー「えぇ、そうね。色々丁度いいわ、ロン。この芽キャベツも皮も、あなたなら全て丸呑みできると信じているけれど?」
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ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを……」
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元スレ
ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
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プリベット通り四番地
ハニー「……それは、そうね」
ハニー「この私、ハニー・ポッターが」
ハニー「高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的で家庭的なのは、疑いようもない事実でしょうけれど」
ハニー「……」
『親愛なるハニー
夏休みを楽しく過ごしておるかね
わしは波乱万丈すぎて日焼けで右腕が萎びてしまうほどじゃよ、マジでマジで
君の都合さえよければ、金曜の午後に君を向かえに行こうと思う
そのままウィーズリー家のもとへランデブーとしゃれ込もうかの
それでは、金曜に。信頼を込めて
君のプリンス、アルバス・パーシなんちゃら・ダンブルドアより』
ハニー「……夏休み二週目、こんなに短い間ここにいるだけですむなんて、話が出来すぎてるわ」
ハニー「それは、この私だもの。全てがうまくいくのは当然のことなのだけれど」
ハニー「……そこじゃないわね。まったくこの人、豚は、言うに事欠いて自分で……」
ハニー「……プリンス、だなんて。なんなのかしら」
ダンブルドア「ほっほ、君にとってのプリンスは一人だけじゃ、そういうことかの」
ハニー「そんなのじゃ……!?こ、この意地悪豚!いつからそこに!?」
ダンブルドア「君の影にいつでもおるのが豚の役目なのじゃろう?ヒンヒン!」
ハニー「見上げた志だけれど、声くらいかけなさい!だから、いつから……」
ダンブルドア「君がわしが本当に来るのか来ないのか不安で窓の外を見やったり、やっぱりわしの冗談だったのではと思い悩んだり、期待して荷造りするのが無駄になってはいかんとトランクを開けたり閉めたりしたあたりから――」
ハニー「何、時間、前よっ!!!~~~っ、相変わらずねまったく!この豚!!!」
コンコンッ!!ガチャッ!!
ダドリー「ヒンヒン!!」
ハニー「呼んでないわ、ダドリー!」
バーノン「そうでなくとも何事だ小娘!こんな夜更けに……!?だ、誰だ、お前は!」
ダンブルドア「こんばんわ、ミスター・バーノン。わしじゃよっ」
バーノン「……いや、だから誰だ!?」
ダンブルドア「……これで通じんかったのは始めてじゃ。ダンブルドアじゃよ、名前くらい……」
バーノン「いや、だから、誰だ!?!?!?」
ダンブルドア「……わしってなんじゃっけ」
ハニー「私の豚でしょう?」
ダドリー「ヒンヒン!ヒーーーーン!!」
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ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
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元スレ
ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」
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朝
大広間
アンブリッジ「『教育令二十八号』に乗っ取り、本日より!」
アンブリッジ「このドローレス・ジェーン・アンブリッジが、ホグワーツ魔法・魔術学校の校長に就任いたしますわ!」
ザワザワザワザワ
ヒソヒソヒソ
ウェッ、オェーッ ザワザワザワ
アンブリッジ「はい!みなさん拍手!おてをあわせなさいなっ!遠慮なさらなくてもよろしくってよ!」
パチパチッ、パチッ……
チッ クソガ……
ハニー「……思った通りの展開、というところかしら。もっとも、私の予想が外れることなんてありえないけれど」
ロン「啓示みたいなもんだもんな君の言葉は、あぁ。もっとも、昨日の晩僕らのとこにもどってきた時はそりゃもう泣きじゃくって喋るどころじゃなk」
ハニー「ロン」
ロン「痛がとうございます!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「でも、ダンブルドア先生がいなくなるなんて……これからどうなってしまうのかしら、この学校は」
ロン「廊下中にピンクでフリフリの趣味の悪い絨毯が敷かれるに1ガリオンかけようか」
ハーマイオニー「それはそれで嫌でしょうけど……これまで以上に統制していきそうだわ」
ハニー「気にやんでも仕方ないわ、ハーマイオニー。……腹黒豚は、そうね。この私の前からいなくなって、しまったけれど」
ハニー「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」
ロン「僕の背中に乗ってね!ヒンヒン!あぁハニー!君は女神だよ知ってたけど!」
ハーマイオニー「それって進んでるって言えるの……私は隣よ、隣!」
ハニー「……どっちの?ふふっ」
ハーマイオニー「あ、あなたのよ。決まってるじゃない。もちの、そこのあなたの豚で」
ロン「ハニー以外が豚って呼ぶなよな!マーリンの髭!」
元スレ
ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」
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元スレ
ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」
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ハグリッドの小屋
ドンドンドンッ!
ハニー「ハグリッド!開けなさい!私よ!」
ガチャッ!
ハグリッド「おぉハニー!『透明マント』被っちょるんだろうが俺には分かるぞ!お前さんの豚な俺ぁ、お前さんがいるこの空間の空気だけでそりゃもう!ヒンヒン!」
ロン「おいおいいいなハーマイオニーといいそのスキル……お、わ」
ハーマイオニー「今までどこに……きゃぁ!?」
ハニー「っ……ハグリッド!その怪我!」
ハグリッド「あー、あんまり騒がんでくれ、大丈夫だ、大丈夫。なんでもねぇんだ、うん。ほれ、入れや。お前さんたちが来るだろうとおもって茶の用意をしとるんだ」
ハニー「っ、出来る豚のあなたらしいわね、けれど……血まみれじゃないの、あなた」
ハグリッド「なんでもねぇんだ、ほーんとだ。ほれ、ハニー。あー、俺がおめぇさんに命令なんてでき……うぉ!?」
ハニー「……」
ハグリッド「あー、ハニー!?俺ぁ、そりゃぁ、お前さんに腰のあたりに抱きつかれるのは本望っちゅうかそりゃもう天にも昇るっちゅうかあれここ天かあれハニーそうかお前さん天使だったんか知っとったが」
ロン「おいふざけんな!女神だろ!」
ハーマイオニー「茶々いれないの」
ハニー「……えぇ、そうよ。この私の加護があったくせにそんな体たらくはなんてざまなの、ハグリッド!私の豚!私……わたし、心配したんだから」
ハグリッド「……ありがとうよ、ハニー。あぁ、俺なら大丈夫だ。ほれ、そうさ。お前さんらが待ってるってぇのに、俺がどっか行っちまうわけねぇだろうが?え?」
ハニー「……当然よ。あなたは私の、豚さんなんだもの」
ハニー「わたしの大切な人は、誰一人だって、欠けさせないんだから」
ハグリッド「俺ぁ今死んでもいい」
ロン「残念だったねハグリッド!僕らは君より随分と前にハニーからのもっとありがたいあぁそりゃもう」
ハニー「ロン」
ロン「なんだいハニー!」
ハニー「雪の中に蹴とばされるのと、ヒンヒン鳴くの。どっちがいいのかしら」
ロン「どっちもさ!もちのロンでうわっ!?ぶはっ!ありがとうございまヒンヒン!」
ハーマイオニー「文字通り頭冷やしなさいよ、全くもう」
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ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」
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元スレ
ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」
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アンブリッジの部屋
キィィィッ
アンブリッジ「あらあら、ミス・ポッター。お得意の屁理屈で今夜の罰則も逃れるものかと、わたくし心配していましたわ♪」
ハニー「……こんばんはの挨拶もさせないのはどうかと思うけれど。それに、私は屁理屈なんて――」
アンブリッジ「エヘン、エヘンッ!ほーら、また言い訳を始めようとしていますわね。その口車でたちの悪いでっち上げ話を続けるおつもり?」
ハニー「……」
アンブリッジ「よろしい。ミス・ポッター。とんでもない嘘つきで鼻持ちなら無い目立ちたがり屋のあなたにこの罰則は当然、理解できますわね?」
ハニー「……えぇ、先生」
アンブリッジ「癇癪を抑えるのが上手になったようですわね♪さて、それでも罰則はやめませんわ。さっ、ここに」
ハニー「……羊皮紙に、羽ペン……書き取りの罰則?」
アンブリッジ「えぇ、その鋭いペン先がお見えになって?それで、刻みこむなさいな。自分がどれだけ愚かなのか、間違っているのか」
ハニー「……この文句を?」
アンブリッジ「えぇ。さっ、まずは声に出してみなさいな。きっとしみこみますわ」
ハニー「……」
ハニー「『私は、嘘をついてはいけない』……何回、書くのかしら」
アンブリッジ「しっかりと『刻み』込まれるまで、ですわ♪」
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ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」
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元スレ
ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」
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プリペッド通り四番地
ハニー「ヴォルデモート。あの、豚以下の黒豚」
ハニー「……あいつが復活して、一ヶ月」
ハニー「この夏は、あいつについての襲撃事件のニュースが連日飛び込んでくる、そう思っていたけれど」
ハニー「……無しのつぶてだわ。まるで、今もこの世界は平穏無事で誰もが健やか、そういうように」
ハニー「……まぁ」
ハニー「この、私が。健やかどころか高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的なのは、言わずもがなでしょうけれど。そうでしょ、ダドリー?私の豚?」
ダドリー「ヒンヒン!!」
ピアーズ「踏んでくださいハニー姐さん!!ヒンヒン!!」
バーノン「やめんか小娘、やめんか!!!!ダドリーを踏みつけるのはやめろと言うとろうが!!」
ハニー「新聞どころか……あの子たちからの手紙までこないなんて、どういうことなのよ!この豚!!」
バーノン「お前の頭がおかしいお仲間のことなんぞ知るか!!おい!!!ダドリーに当たるな小娘!!ダドリーが苦しんで……」
ダドリー「ご褒美です」
ピアーズ「名誉なことです」
「そうですおじさん」
「むしろウエルカムなんです」
「ヒンヒン!」
バーノン「だまらっしゃい!!ダドリーの友人たち、どきなさい!!!わしから小娘を守るように反復横とびするんじゃない!やめろ!やめんか!!」
ハニー「さすがは私の可愛い豚たちね。そうね、さしずめ私と言うクイーンを守る……」
ハニー「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」
ダドリー「ヒンヒン!!ヒーン!!」
バーノン「だからやめんかぁあああああああ!!!」
元スレ
ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」
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ロン「ハニー!僕のハニー!あぁ、君の素晴らしさっていったら筆舌につくし難いね!ヒンヒン!」
ハニー「えぇ、知ってるわ。ロン、私の豚」
ハーマイオニー「ハニー、あなたって本当に素敵よ」
ハニー「当然じゃない。ハーマイオニー、あなたもね」
ロン「ずっと君の下にいるよ、ハニー!」
ハーマイオニー「私は隣に。絶対離れないんだから」
ハニー「えぇ、ふふっ。そうさせてあげる」
ロン「あぁハニー!だって 俺様は 貴様を逃がしはしない」
ハーマイオニー「ハニー 死の傍からは――離れられないわ」
ハニー「えっ――」
ヴォルデモート「楽しい夢は終わりとしようか? ハニー・ポッター」
ハニー「あっ、っっぁ、っあああああああああああああああああっっ」
ヴォルデモート「傷が痛むか? あぁ悲劇的だな、ハニー・ポッター」
ヴォルデモート「俺様を滅ぼした者ともあろう者が 俺様がただ 貴様に 触 れ た だけで そこまで泣き叫ぶことになろうとは」
ディゴリー「ハニー!ハニー! 何をしたんだ! お前はなにを!」
ヴォルデモート「俺様の読みどおり 全ては俺様の望み通りに事は運んでおる」
ヴォルデモート「あぁ 勇敢な君 貴様もそこで見ているがいいだろう 事はすぐに終わる ナギニの腹の足しになってもらうとしよう」
ヴォルデモート「さて、ワームテール! こっちに来るのだ」
ぺティグリュー「我が君、あぁ、我が君、なんと、なんと素晴らしい」
ヴォルデモート「俺様の手足としてよく働いた さぁ名誉あるお辞儀をさせてやろう」
ぺティグリュー「はっ、ははぁ!我が君、あぁ、闇の帝王!!」
ヴォルデモート「そうだ、もっと深く……違う それは土下座だ お辞儀するのだ!」
ぺティグリュー「ははぁぁぁぁ!!」
ハニー「っ、ぁっ、バカじゃ、ないの!!!あなたたち!!!」
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ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けてたてばいいのよ。勝つのは、私よ」
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