京子「結衣ー、愛してるぞ!」
結衣「はいはい、寝言は布団で言おうな」
京子「む……私は本気だよ、いつもそうやって流すんだもん」ギュッ
京子「結衣はいつも逃げてばかりじゃん」グスッ
結衣「……京子」
結衣「口が緩んでるぞ、もう少し演技の練習しような」ツネッ
京子「いはははっはっ、ほっぺいひゃいです……」
元スレ
京子「結衣の弱みを握りたい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338286237/
京子「ねぇねぇ、もう少し慌てるとかないの?」 ツンツン
結衣「ただの冗談に慌てるもなにもないでしょ」
結衣「もう慣れっこだよ、毎回毎回……」
京子「そういやそうだね、あはは」
京子「……でもさ、もう少し隙を見せてほしいかな私は」
結衣「隙ねぇ、京子にだけは絶対ムリだな」
結衣「一回でも見せたら、延々とそれについて言われそうだし」
京子「むむ……」
京子「例えばだよ、私がいつも通り泊まるとするじゃん?」
結衣「泊まるのが当たり前っていうのがなぁ……」
結衣「ちょっと近すぎるんじゃないか、私たち」
京子「……距離感が?」ズイッ
結衣「あーもう、物理的にひっつくな暑苦しい」
京子「えへへ、別にいいじゃんいいじゃん?」スリスリ
結衣「恥ずかしいとかないのかよ……」
京子「うんっ?」
結衣「べつに、なんでもない」
京子「えっと、話しを元に戻すね」
京子「私が起きるころには、結衣は身だしなみ整えてるし」
京子「エプロンに身を包んで、新妻のように朝ご飯を……」 ポッ
結衣「いきなりなに言ってるんだよ!」
京子「お、いま新妻に反応したよね~」
結衣「……ねーよ」
結衣「そもそも、アンタが起きるの遅すぎるっていう考えはないの?」
結衣「学校ない日はお昼まで居間ですやすやと……」
京子「……ぐうの音も出ない」
京子「あのね、私としては無防備で寝起きの結衣を見たいの!」
京子「髪が寝ぐせでぼさぼさ、寝間着がはだけてむふふな結衣が!!」
結衣「そ、そんな恥ずかしいところ見せられるワケないだろ……」
京子「うん?」
結衣「なんでもない、それじゃ早起き頑張ろうな」
京子「そ、それだけは絶対無理……」
京子「早起きなんて私不可能だよ~」グスッ
結衣「涙ぐむまでのことか……」
京子「結衣の油断してるところ見たいのに……」
結衣「というか、私の隙がないんじゃなくてね」
結衣「……京子が隙を見せすぎなんだよ」フッ
京子「んなっ!」
京子「そ、その勝ち誇った顔はなに!?」
結衣「なんというかさ、もう少し恥じらいを持った方がいいよ」
結衣「お風呂上りに薄着でウロウロ……」
結衣「無防備に丈の短いミニスカ穿いてウロウロ……」
結衣「こっちの身にもなってみろよ、ったく」ブツブツ
京子「そ、それは、えっと、あはは……」
結衣「いい?他にもまだまだあるよ」
結衣「この際だからはっきりと言わせもらうな」ズイッ
京子「うぅぅ……」
結衣「お昼寝するときわざわざ寄り添ってきたりもするよね」
結衣「挙句の果てに、私のひざまで占領するし……」
京子「だ、だって、結衣の匂い好きなんだもん!」
結衣「またそういうこと言う……」
京子「……そもそも私がここまでだらけるのは、結衣の前だけだし」
結衣「うん?」
京子「なんでもなーい……えへへ」
京子「と、とにかく私の話しはいいの……」
京子「さっさとだらけろ、もっと油断しろ!!」
京子「そんな可愛い私服じゃなくて、ジャージでもいいんだよ!」
結衣「べ、べつに可愛い私服なんて……」
京子「その可愛いスカート余所行きのオシャレ着じゃん……」
結衣「気のせいだろ、京子の考えすぎ」
結衣「私だって一応女の子だし、可愛い服も着るよそりゃ」
京子「むむむ……」 プクー
結衣「……」
京子「綺麗な顔ね……」ジッ
結衣「あーもう、さっきから人の顔見てなんだよ」
京子「ん、それよりお風呂湧いたから行っておいで」ニコッ
京子「私がさっき準備したの、偉いでしょ!」
結衣「へぇ、気が利くじゃないか、ありがとね」
京子「ゆーっくりだらけておいで、油断してきておいで」
結衣「うーん、なんかその言葉が引っかかる」
京子「くふふ……」
京子「まぁさすがの堅物な結衣でも、風呂ならだらけるだろ」 ニコニコ
京子「その油断しきった顔をこの目に焼き付けてやる」
京子「というわけで、突撃我が家のお風呂!」
京子「むふふ、結衣ー」ガラッ
結衣「……」
京子「な、なんで脱衣所でまだ服を着てるの……」ビクッ
結衣「来ると思ったよ、ゲンコツがいい?それともほっぺつねる?」
京子「の、濃厚なチューで……」
結衣「さっさと出ていけ!」ゲシッ
京子「結衣のバカ……」グスッ
結衣「ご、ごめん、ちょっと強く叩きすぎた……」
京子「いいもん、明日結衣より早起きするから」
京子「寝起きでだらけた結衣を堪能しちゃうもん……」
京子「写真に撮っちゃうよ、ムービーにも保存しなきゃ」ニコッ
京子「くふふ、ぜーったいに結衣の恥ずかしいとこみちゃうから」
京子「おやすみ……♪」
結衣「……はぁ、せっかくの休日なのに早起き確定か」
結衣「……おやすみ」
ピピピピピ……
結衣「うっ……ん、ふぁ~、ねむ」
結衣「まだ8時なのにね、もっと寝てたいよ」
京子「んへへへ、早起き成功……」zzz
京子「ゆいぃ……」ギュッ
結衣「いや、早起き失敗だから京子」
結衣「……好きな人には恥ずかしいところ見せられるワケないだろ」
結衣「京子は恥ずかしくないの、私に見られて?」ツン
京子「むにゅ……」zzz
結衣「京子の好きな人は私ではないんだろうね……」
京子「……なんで起こしてくれなかったの」
結衣「いや、私より早起きするのが目的じゃないの?」
京子「それはそうだけどさぁ!」
京子「……結衣のエプロン姿も見られなかった」グスッ
結衣「物好きだね、そんなのなにがいいんだか」
京子「……今日はショックであまり食べられないかも」モクモク
結衣「京子、そこまで……」
京子「結衣、ご飯おかわり!」ニコッ
結衣「おいコラ」
京子「……ん!?」
結衣「どうしたの、ベーコンエッグ美味しくなかったとか……」
京子「うふふ、ははは、あっはははははははは!」
京子「いいこと考えちゃった、くふふ」ガツガツ
結衣「良かった、お料理が不味いとかではなさそうだね」
京子「うんうん、結衣の朝ご飯は世界一だよ」
結衣「そ、そっか……ふふ」
京子(部室の押入れに入って、結衣を観察しよう)
京子(それなら油断の一つ、弱みの二つでも出てくるよね!)
京子「ふふん、明日が年貢の納め時かな」
結衣「また変なこと考えてる……」
京子「1人きりの時って結構無防備だからね~」ニコニコ
京子「でもね安心して、私はどんな結衣でも愛するから!」
京子「だから結衣の全部を見せて!!」
結衣「ダメだ、何言ってるのか全然分からん」
京子「今日も元気だ、ご飯が美味い♪」ガツガツ
結衣「ま、幸せそうだしいいか……」
~翌日~
結衣「京子、私は教室の掃除があるから先に行ってて」
京子「くふふ、それが命取りとなるのだよ結衣」
結衣「……はぁ?」
結衣「というかさ、一年の子たちは校外学習らしいし……」
結衣「べつに部室に集まる必要ないんじゃないの?」
京子「むむっ、絶対にダメだそんなの!」
京子「毎日活動するのがごらく部のいいところだもん」 ニコッ
結衣「そんなの初耳だけど……」
京子「1人でいる時って何するか分からないよね~」
京子「鼻歌を歌ったり、枝毛探したり、あくびしたり……」
京子「いやぁ楽しみだな、結衣がどんな行動をするのか」
京子「へへへ、案外私の名前を呼んだりしてね」
京子「京子、可愛いよ京子……」クネクネ
京子「ぷっ、あはははは、結衣に限ってないかそんなの」
京子「……そ、それはそれで美味しい展開だけど」
ガララッ
京子「う~ん、あまり空気は良くなさそうだな、押入れだし」
京子「……まぁ四の五の言ってられないか」モソモソ
ガララー
結衣「京子ー、今日はどっちがお茶淹れる……って」
結衣「なんだよ、また油売ってるのか」
結衣「……せっかく2人きりになれると思ったのに」
結衣「京子は人気者だから、部室くらいは私だけの京子でいてほしかったな」
<んなぁ!?
結衣「な、なに!?」ビクッ
<にゃぉ~ん……
結衣「ふぅ、野良ネコかあまりびっくりさせないでよ」
結衣「あーあ、他の子のお茶が飲みたかったな」コポポ
結衣「ちなつちゃんは言わずもがな完璧な腕前……」
結衣「うん、あかりも丁寧で繊細なお茶を淹れてくれるね」
結衣「……」ズズッ
結衣「ま、まぁ京子のお茶もなんだかんだ言って好きだけど」
結衣「というか、京子のことが好きだったり……えへへ」
<ぐはぁっ!!
結衣「な、なんだよさっきから!?」ビクッ
結衣「その押入れから物音が聞こえるな……」
結衣「うーん、なんか怪しい」ジロッ
<……
結衣「でも最近あかりがネズミさん見たよぉ、って言ってたからな」
結衣「うーん、ネズミと虫はちょっとなぁ……」
結衣「ま、今日の献立でも考えるかな」
結衣「京子が喜んでくれるような組み合わせにしないとね」
結衣「ふふ~ん♪」
~押入れ~
京子「ぶはっ、はぁ、ひぃ……」
京子「……」スッ
京子「うっわ、顔が火照ってる、まったく……」
京子「はぁ、結衣のやつあんなこと考えてたのか」
京子「もう弱みってレベルじゃないよな、ほんと……」
京子「くふふ、やばっ、頬のニヤケが止まらない」ピクピク
京子「嬉しいに決まってるじゃん、こんなの……」
結衣「うーん、オムライスとカレーくらいしか作れないもんな私……」
結衣「あとはかろうじて麻婆豆腐、か」
結衣「むむむ、これじゃ献立も考えようがない!」
結衣「……お料理の練習しないとなぁ」グダッ
結衣「でも京子ってどんな子がタイプなんだろう」
結衣「……ダメだ、全然見当がつかない」
結衣「とにかく私ではないことは確かなんだよね……」
結衣「はぁ、片思いか……」グスッ
結衣「いや、ウジウジするのはもっとだめだな」スッ
結衣「……こ、告白の練習でもしておくか」
<ガタッ!!
結衣「また物音か、一回バル○ンでも炊いたほうがいいかも……」
結衣「……こほん」
結衣「き、京子のことがずーっと大好きだったんだ!」
結衣「あ、うあぁぁぁ……」カァー
結衣「こんなの面と向かって言えるか!恥ずかしすぎる!!」ジタバタ
結衣「はぁっ、はぁ……」
~押入れ~
京子「んー、結衣ってば本当に気づいてないのかな」
京子「もしかしたら私がいるのを知って、おちょくってるとか……?」
京子「はぁ、なんかあり得るな結衣なら」
京子「ったくもう、ぬか喜びしちゃったよ……」
京子「いやいや、喜ぶのはおかしいだろ私!」ビシッ
京子「結衣とはただの幼なじみ、ただそれだけだもん」
<……こ、告白の練習でもしておくか
京子「んなっ!?」
<き、京子のことがずーっと大好きだったんだ!
京子「こ、これも演技でしょ……」
<こんなの面と向かって言えるか!恥ずかしすぎる!!
京子「うわ、結衣のやつ耳まで真っ赤にしてる……」
京子「あーあ、座布団で顔隠しちゃった」
京子「あれ……」
京子「こ、これってもしかしたらシラフの結衣なのかな?」
京子「あはは、結衣ってば私のこと好きなんだ」
京子「あ、うあぁぁぁ……」カァー
結衣「はぁ、ふっ……」
結衣「あーあ、こんな調子じゃ告白なんて無理だよ」
結衣「……うわ、髪の毛跳ねちゃってるよ」
結衣「ちょっと学校のほうでも行ってみるかな、京子がいるかもしれないし」スッ
ガララー
京子「ぶはっ!」
京子「あぁ、息苦しかった……」
京子「うぅぅ、これからまともに結衣の顔見れるかなぁ」
京子「えへへ……」
ガラッ
結衣「あ、京子いつの間に来てたんだよ」
結衣「もー、いつまでも来ないから学校中探したんだからな」スッ
京子「あ、あの、あのさ」
結衣「な、なんだよその反応」
京子「ど、どうして向かい合って座るのかな、って思った!」
結衣「なんかカタコトになってるけど……」
京子「カタコトなんか、なってない、よ!」
結衣「……?」
結衣「いや、普通は向かい合って座るでしょ、2人きりなら」
京子「はず、恥ずかしい、結衣の顔見るの恥ずかしい……」
結衣「……はぁ?」
京子「いいから隣に座って、お願いだから!」
結衣「分かったから落ち着きなよ、変だよさっきから」スッ
京子「だ、誰のせいだと思ってるんだよ……」
結衣「余裕がないと言うか、らしくないかな」ストン
結衣「と、隣り合って座るってなんか恥ずかしいな」
京子「う、うぐぁぁぁぁ……」カァー
結衣「……」
京子「……」
結衣「ねぇ、無言だけは止めてくれないかな」
京子「あ、えっと、それじゃ、えっとね」
京子「結衣は女の子同士の恋愛ってどう思う……?」
結衣「ぶはっ!」
結衣「い、いきなりなんだよその話題は!?」
京子「あ、あれ……」
結衣「……京子はどうなんだよ」
京子「わた、私はいいと思うよっ!」
結衣「とりあえず落ち着いて、ほら深呼吸してみて」ポンポン
京子「んっ、すーはー……すーはー……」
京子「えへへ、お互い好きなら関係ないでしょ!」ニコッ
結衣「そ、そっか……」
京子「だからさ、結衣と私が付き合ってもおかしくないよね?」
結衣「な、なんでそうなるんだよ!?」
京子「だってさっき言ってたじゃん、京子大好きだーって」
結衣「し、知らない、そんなの知らないよ……」
京子「ふふ、だってさちゃんとムービーに収めたよ」
京子「……」ゴソゴソ
『き、京子のことがずーっと大好きだったんだ!』
結衣「な、なぁぁぁぁ……」
『こんなの面と向かって言えるか!恥ずかしすぎる!!』ジタバタ
結衣「も、もうやめてくれぇぇぇ……」
結衣「……も、もう終わりだ、生きていけないよ」グスッ
京子「こ、これ他の子に見せたらどうなるかな」
結衣「えっ……」
結衣「ちょ、ちょっと冗談は止めてよ京子!」
京子「冗談なんかじゃないよ、私はいま結衣の弱みを握ってるの」
結衣「ひっ……」
京子「ね、結衣が私の言うこと一つ聞いたらコレ消してあげる」ニコッ
結衣「聞くよ、何でも聞くから……」
京子「あ、えっと、私のお願いっていうのはね……」
京子「その、私の恋人になってほしい、かな」モジモジ
結衣「……えっ?」
京子「な、何回も言うようなセリフじゃないからもう言ーわない」
結衣「お、お金とかむしり取るんじゃないの?」
京子「結衣は私をどんな人間だと思ってるの……」
結衣「だって京子はいつも私に対してだらしないというか……」
結衣「油断しきってる姿を見せるし」
京子「それはまぁ、結衣にだからこそ見せられるワケで……」
京子「信頼の証ってコト!」ニコッ
結衣「あ、そうなんだ……」
京子「結衣だってさ、私に対しては隙がないよね?」
京子「昨日も言ったけど、私と一緒にいてリラックスできてないというか」
京子「なんか肩の力張っちゃってる感じがして……」
結衣「それは、まぁ……」
結衣「好きな人にはそういう恥ずかしい恰好見せたくないの、私は」
結衣「寝起きとか、ジャージ姿とか……」
結衣「ただでさえか、可愛くないと思うし……」
京子「ふふ~ん」ニコニコ
京子「ま、結衣は可愛いけどね、どんな結衣でも」
結衣「そういうこと言うなよあまり……」
京子「ん、えへへ……」
結衣「……」
京子「なんか幸せだよね、こうやってくっ肩と肩をくっ付けてるだけなのに」ピトッ
結衣「ふふ、そうだな」
結衣「……でも実感湧かないなぁ、京子とそういう仲になるって」
京子「逆に今までがもう恋人みたいな感じだったんじゃない?」
結衣「あー、それもそうなのかもな」
結衣「特に変わりはしないのか、今まで通りってことかな」
京子「あ、でもキスとか……」
結衣「うっ……」
京子「だって恋人なんだからキスくらい!」
結衣「……ちょ、ちょっと手を貸してくれるかな」
京子「へっ、あぁうん」スッ
結衣「……」ギュッ
京子「あ……えへへ」
結衣「わ、私はまだ京子と手を握るだけで心臓バクバクなんだけど」
京子「じ、実を言うと私も一杯一杯で……」カァー
京子「あの、手汗とかかいてないよね!?」
結衣「た、たぶん……」
結衣「だから、その、京子とキスなんかしたら……」
京子「もうすでに顔真っ赤だもんね、私たち」
結衣「き、キスなんてまだ無理だよ、な……」
京子「えへへ、まぁ焦らなくても恋人繋ぎはクリア出来たもんね」ギュッ
結衣「……ふふ」
京子「明日はハグしたり、しちゃうの……?」
結衣「は、ハグ!?」
結衣「……す、するよ、明日はハグだ」
京子「そっか、約束だからね」ニコッ
結衣「~♪」ギュッ
京子「もー、結衣ってば私の手そんなに気に入ったの?」
結衣「あ、ゴメン、嫌なら離すけど……」
京子「あはは、いつもの結衣なら否定するのにね」
結衣「……だよな、なんかおかしいなホント」
京子「そんなことないよ、それが本心なんでしょ?」
結衣「うん、今はずーっと手を繋いでいたいかな」ギュッ
京子「……ま、まぁ私もなんだけど」ギュッ
結京「……幸せ」
結衣「同じセリフ言うなよ、京子」
京子「くふふ、いいじゃんいいじゃん!」
京子「いやー、まさか結衣があんなに私にゾッコンだったとはね」ニコッ
結衣「……京子、絶対にあの動画消せよ」
京子「ふふ、結衣の嫌がることはしたくないからね」
京子「目の前で消しておくよ、SDカードも無いし」
京子「……」ピッ
京子「はい、これで大丈夫だよね」
結衣「ん、まぁ京子は優しいからばら撒くなんてしないと思うけど」
京子「べた褒めですな~、えへへ」
京子「結衣、結衣ぃ~……」スリスリ
結衣「ちょ、ちょっとハグに近いだろそのスリスリは……」
京子「えへへ、だって好きだからしょうがないじゃん!」
結衣「もー、京子がしたいなら別にいいけどさ」
京子「ん~♪」
結衣「……というかさ、どうやってあの動画撮ったんだ?」
京子「ん……!」ピクッ
結衣「なぁ、おかしいよな京子、あの時私しかいなかったよね」ニコッ
京子「う、これはやばいっ!」ダッ
結衣「おいコラ京子ぉぉぉぉぉ!!」
おしまい!