~交わした約束忘れないよ~
ほむら「えーと、まどかとの約束は何時からだったかしら…」
ほむら「まさかまどかに忘れたから教えてくれとは言えないし」
ピンポーン
ほむら「あら、誰かしら?」
ガチャ
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどか!?」
まどか「何で来てくれないの!もう待ち合わせの時間から2時間も経ってるよ!」
ほむら「oh」
まどか「次は約束忘れないようにね」
元スレ
ほむら「交わした約束忘れないよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337639016/
~目を閉じ確かめる~
まどか「ほむらちゃん、目を瞑ってほしいなって」
ほむら「分かったわ」トジ
まどか「てぃひひ、ありがと!」
まどか「……この隙に確かめちゃおう」
ほむら「ひゃっ!?」
まどか「うーん…分からないや」
ほむら「何で急に胸を触ったの!」
まどか「私とほむらちゃん、どっちの方が胸が大きいのかなって…」
まどか「ほむらちゃんが目を閉じている間に確かめようと思ったの」
ほむら「もう!」
~押し寄せた闇 振り払って進むよ~
ほむら「うぅ…」ブルブル
まどか「ほむらちゃん怖がり過ぎだよ…」ブルブル
ほむら「まどかだって……ひっ!」ビクッ!
まどか「ほむらちゃん、それはただの葉っぱだよ…きやぁぁあ!!」ビクッ!
ほむら「うぅ…それも葉っぱよ、まどか」
まどか「もうお化け屋敷は行くのやめようね…」
ほむら「ええ、そうね…」
~いつになったらなくした未来を~
まどか「ほむらちゃん!なくしちゃったよ!」
ほむら「さっき貰ったばかりじゃないの」
まどか「貰った直後にさやかちゃんに抱き着かれちゃって…」
ほむら「美樹さやかぁぁぁあ!!」
まどか「進路希望の用紙くらいで叫ばないで!目立ってるよ!」
まどか「早乙女先生に貰ってくるね!」
~私ここでまた見ることできるの?~
まどか「面白かったね、ほむらちゃん!」
ほむら「たまには映画も良いわね」
まどか「でもまさかほむらちゃんが予約であんな見やすい席をとっておいてくれるなんて…」
ほむら「せっかくのまどかとのお出掛けだもの、それくらいはね」
まどか「ありがと!」
ほむら「どういたしまして」
ほむら「また映画を見にくる時があればあの席にしましょうね」
まどか「うん!」
~溢れ出した不安の影を何度でも裂いて~
ほむら「そんなに不安?」
まどか「うん…」
ほむら「私も協力するから元気を出してちょうだい」
まどか「ありがと」
ほむら「宿題が分からなかったのなら言ってくれれば良かったのに」
まどか「ほむらちゃんに愚かねとか言われたくなくて」
まどか「でも終わらないのはもっとダメかなって」
ほむら「……まどかがそんなくだらない不安を抱くくらいなら愚かねなんてもう言わない」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどかぁ!」
~この世界歩んでこう~
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「まどか…」
さやか「きょーすけ///」
恭介「さやか///」
ほむら「ウザい…」
まどか「そんなこと言わないであげて……ウザいけど」
ほむら「ええ、私たちは私たちで仲良くしましょう」
まどか「うん!」
ほむら「まどかがいれば美樹さやかがウザい世界でも歩んでいけるわ!」
~とめどなく刻まれた 時は今始まり告げ~
「よーい」
パンッ!
─────
───
─
まどか「やっぱりほむらちゃんははしるの早いねー」
さやか「今のタイム……男子の記録より良いよ」
さやか「魔法使ってるけどね」
まどか「でも病気ならしょうがないよね…」
さやか「うーん、そういうもんかなあ」
まどか「うん」
~変わらない思いをのせ~
ほむら「まどかぁぁぁあ!!」
まどか「声にのせなくていいよ!目立っちゃってるよ!」
~閉ざされた扉開けよう~
まどか「ほむらちゃーん、出てきてよー」
ほむら「………」
まどか「鍵開けてくれないと契約しちゃうよー」
ほむら「!!!」ガタッ
~目覚めた心は走り出した未来を描くため~
ほむら「それで進路は決まったの?」
まどか「うん…」
ほむら「教えてもらえる…?」
まどか「ほむらちゃんと同じ高校に行けたら、それはとっても嬉しいなって」
ほむら「私が行くのはまどかの行くところよ」
まどか「それじゃあ進路が決まらないままだよ!」
~難しい道で立ち止まっても~
まどか「どっちに行けば良いんだろう…」
ほむら「左でしょう?」
まどか「でも右だった気がして」
ほむら「右って美樹っぽいから違うわよ」
─────
───
─
さやか「くしゅんっ!」
~空はきれいな青さでいつも待っててくれる~
さやか「青と言ったらあたし!」
まどか「さやかちゃん…」
ほむら「ないわよ…」
杏子「さすがになあ…」
さやか「ぐすん」
マミ「ぐすん」
~だから怖くない~
まどか「何でお化け屋敷はダメなのにホラー映画は怖くないの?」
ほむら「平面だから怖くないのよ」
まどか「うーん…怖かったけどなあ」
ほむら「次からはホラー映画はDVDを借りないようにしましょう」
~もう何があっても挫けない~
まどか「しょうがないよほむらちゃん…」
ほむら「グスン…」
まどか「ほむらちゃんは頑張ったよ」
ほむら「でも…」
まどか「トランプタワーくらいまた作ろうよ」
ほむら「うん…」
まどか「その時は私も一緒だよ!」
ほむら「……うん!」
~ずっと明日待って~
ほむら「もうすぐ年明けね」
まどか「すぅ……すぅ…」
ほむら「どうせなら二人で起きて年を越したかった…」
5 4 2 1…
まどか「ハッピーニューイヤー!」
ほむら「きゃっ!」
まどか「実は起きてたんだよ!」
ほむら「もう!驚かせないで!」
まどか「ごめん!」
ほむら「でも嬉しいわ!」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「まどかぁ!」
Fin…