律「は?」
梓「好きです」
律「え?えーっと…え?」
梓「好きですっ!」
律「ちょっ…落ち着け梓!」
律(好きって…私を?梓が?なんなんだこれ…冗談か?)
放課後いつものように行われた部活動
いつも通りにお茶をして
それからいつも通りに澪と梓に怒られて
いつも通りに練習をした
いつもと違ったのは帰りに梓に呼び止められたこと
元スレ
梓「好きです、律先輩」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285070164/
梓「あのー…律先輩ちょっと聞いてほしいことがあるんですけど…」
律「ん?なんだ?」
梓「あの…できれば二人で…」
律(梓が私に話って…珍しいな)
唯「りっちゃーんあずにゃーん!早く帰ろうよー!」
律「あぁ…」チラッ
梓「…………」
律「…悪いみんな先帰っててくれ!」
唯「えーみんなで一緒に帰ろうよー!」
律「平沢隊員…隊長の言うことが聞けないのかね…?」
唯「ひぃっ!失礼しましたりっちゃん隊長!平沢唯は早急に帰宅いたします!」ビシッ
律「うむ!気をつけて帰りたまえ!」ビシッ
澪「なにやってんだか…」
紬「りっちゃん、梓ちゃんまた明日ね」ニコ
律「おう!ムギも気をつけてな!」
さわ子「りっちゃん達残るなら鍵閉めていってくれない?」
律「分かったー鍵貸して」
さわ子「はい。じゃあ明日ね」パタン
律「さよならー」
梓「さ…さようなら」
律「ふー…で?どうした梓?」
梓「……あ…えと…」
律「なんだなんだー?悩みか?ふふっ悩みならこのけいおん部部長の田井中律に任せろ!」キラッ
梓「……はい…あの…えっと…」
律「んー…?」
梓「えっと…」
律「…言いにくいこと?」
梓「………少し…」
律「…そっか……ごめんふざけて。ちゃんと聞くから話してみ?」
梓「はい…あの……えっと…」
律「…………………」
梓(さっきから「えっと…」ばっかり…駄目だ…ちゃんと言わなくちゃ…)
梓(深呼吸…深呼吸…)スーハー
梓(……………よしっ)
梓「好きです、律先輩」
律「えーっと…梓?」
梓「はいっ」
律「好きっていうのは…」
梓「律先輩が好きです」
律「………冗談だよな?」
梓「……………冗談なんかじゃありません。好きです」
律「………からかってんだろ?」
梓「違います」
律「………あーあれか罰ゲームか?唯達とゲームでもしてそれに負けて仕方なく…」
梓「違いますっ!!!…なんでそんなこと言うんですか?嫌いだって言われた方がましですっ!」
律「…だって……信じられないよ…」
梓「……………」
律「……………」
梓「…………分かりました」
梓「………信じさせてあげますよ」
いい終えたか終えないかぐらいのタイミングで梓が私を押し倒す
律「ちょっ…梓っ…!」
その小さな体のどこにそんな力があるのか
私の腕に痛いぐらいに梓の爪が食い込む
梓「好きです…」
律「んんっ…!」
梓の舌が入ってくる
梓の体と同じで小さな舌
チロチロと子猫のように私の口内を舐めてきたかと思うと
今度はねっとりとその小さな舌で懸命に私の舌と絡め合わせている
不覚にも一瞬、気持ちいいと思ってしまった
律「梓!やめろっ!」
辛うじて口を離すことには成功した
しかし体がまだ離せない
上から全体重をかけて私を押し倒している梓をどかすのは下にいる私じゃどう考えても不利だ
律「分かったちゃんと真面目に話し聞くから。だからちょっと落ち着け、な?」
力でどうにも出来ないので諭してみることにした
律「怒ってないから。ちゃんと話しよう?」
梓「もう無理です…」
そう言うと悲しそうな顔をし、また口を無理矢理押し付けてくる
律(やだっ…)
私は口をぎゅっと閉じ、舌の進入を拒んだ
梓「…口開けてください」
口を閉じたまま顔を横に反らす
梓「…………」ギリッ
律「っ…!(爪が…)」
梓「口、開けてください」
律「……いやだ」
梓「……そうですか」
また、悲しそうな顔をする
そんな顔されたらまるで私が悪いみたいじゃないか…
かぷっ
律「へ?」
首筋に違和感
律「何してんだ!?」
梓「………」ちゅうちゅうっ
律「ちょっくすぐったい!」
梓「……っ…」ぷはっ
律「???」
梓「痕ついちゃいましたよ」
律「え…」
それは所謂キスマークというやつだろうか
律「おいなんてもんつけんだ!」
梓「なんてもんなんて酷いですね」
酷いのはお前だ
梓「結構目立ちますよ。どうします?澪先輩たちに見られたら」
律「……………」
澪たちに見られたら…?
唯…は見たってそれがなんなのか分からなさそうだ
唯『あれ~?りっちゃん首に赤いよ?あっ!分かった!蚊に刺されたのかいちゃったんでしょ?』ぷぷー!
うん。こんな感じだな
ムギは…
紬『…あら?………もう、りっちゃんったら…』ポッ
こんな感じ?
それとも…
紬『…あら?まぁまぁ!ふふっ…ふふふ…』ニコニコ
こうかな?
澪…は…
澪『ん?律、首赤いぞ。ダニか?ちゃんと部屋の掃除しろよ』
こんなん?あいつも恋人なんか居たことないからな
いや…待て…あいつの脳は思春期全開だからな…
澪『!りっ律!それ!なななななに考えてんだ!高校生だぞ!?しょっしょんなふしだらな子に育てたおぼっ覚えはないぞ!!!』アワワワワワワ
ふむ…こんなもんか
いや最悪親にチクられるかもしれん
律「………」ブルッ
こわっ!はずっ!親にキスマークつけてんの怒られんのとかこっわ!はっず!
律「おいどけ!今すぐ落とす!」
梓「落ちませんよ。服についた醤油じゃあるまいし」
律「分かんないだろ!」
梓「…そんなに嫌ですか」
律「は?」
梓「私のつけた痕、澪先輩に見られるのがそんなに嫌ですか」
いや澪っていうか親っていうか…
梓「……好きなんですか?澪先輩のこと」
律「うん?」
なんだその質問
恥ずかしいじゃないか
好きに決まってるだろ
律「………」かぁ
梓「っ…好きなんですか!!!」
律「…」ビクッ
なんだ急にでかい声出して
びっくりするだろう…
梓「答えてっ…」
また、悲しそうな顔
なんだ
なんなんだ
律「………ん?」
待て。梓は私に好きだと言ってきたんだぞ
とゆーことはつまり
梓の好き=恋愛的な意味で
律「………」ボッ!
一気に顔が熱くなる
好き?澪を?恋愛的な意味で?
ないない
それなのにこいつは勘違いをしている
なんて恥ずかしい勘違いをするんだバカ者
りっちゃんと澪しゃんに謝れバカ猫
律「あーのさ」
梓「…………は…い…」
かすれた声で梓が返事をする
いや、泣きそうな声で…だ
律「べつに澪のことそういう意味で好きじゃないぞ」
梓「……えっ?」パァッ
待て。だからと言ってお前が好きな訳でもない
だからそんな嬉しそうな顔するな
そもそも女同士で好きだとか言う意識は私にはないぞ
梓「本当ですか?」
律「あぁ。しかしだからと言ってだな…」
梓「よかった!」ぎゅっ
梓にとってきついことを言おうとしているのを戸惑っていたら抱きしめられた
律「おい待て聞け」
梓「はい?」
律「その…だな…」
傷つけてしまうんだろうか
さっきみたいに悲しそうな顔をさせてしまうんだろうか
梓「……」んー
律「……」サッ
梓「?」
なんだその不思議そうな顔は
っていうか何故キスをしようとした
澪のことが好きじゃないと言っただけでお前が好きだとは言ってないぞ
律「あのな」
梓「好きです」
律「っ…」
先手を打たれてしまった
梓「好きです」
律「………」
梓「律先輩が、好きです」
律「…………」カァァァッ
例え相手が女でもここまで言われたら照れてしまう
まして恋愛的な意味で言われれば…
梓「私じゃダメですか?」
律「お前女だろ…」
梓「はい」
律「女同士なんて…」
梓「いけませんか?」
律「いやそういう訳じゃ…」
梓「好みの問題ですよ。背の高い人が好き、肌がきれいな人が好き、髪が長い人が好き…それぞれ好みがあるでしょう?」
梓「それと一緒で女の人が好きなだけです」
律「……………」
そうも堂々と宣言されるとこっちがおかしい気がしてくる
律「いやでもホラ結婚とか…」
梓「もう結婚の話ですか?随分気が早いんですね」クスッ
律「な……」カァッ
なんだ
なんで私が押され気味なんだ
梓「……男女だって高校生同士の付き合いで結婚まで行くカップルなんて珍しいじゃないですか」
そう言われりゃそうだ
でもこいつ意外とドライなんだな
私とずっと一緒にいてください!!!ってタイプかと思ったのに
梓「もし結婚を意識するほど一緒に居たくなったんなら結婚なんて考えに縛られたりなんかしないでずっと一緒にいればいいじゃないですか」
おおぅ…私半分正解ってところかな
梓「それに日本もそのうち同性結婚できるようになると思うんですよね」
律「……そうか?」
梓「はい。だって芸能人がそういうの告白してる時代だし…まぁ芸人とかですけど…でもそういうのだってきっと影響してくると思うんです」
ふむ…なんだかもっともな意見だぞ
梓「日本ってすごく自由な国だと思うんです。その自由な国で同性婚を認めていない今のがむしろおかしいと思うんですよね」
おおう…高校生の告白から一気に国の話になったぞ
梓「少なくとも私達の生きてる間には認められますよ」
律「……………」
いかん。完全に納得してしまった
それもそうだなって思ってしまったどうしよう
梓「…キスしてもいいですか」
お前は発情期か
なんて批判を心でしながら私は不覚にも先ほどのねっとりと舌の絡まるか感触を思い出してしまった
律「………」
声が出ない
ダメだと言えない
梓「………」
沈黙を肯定と受け取ったのか後輩がゆっくり顔を近づけて来る
どうしよう
どうしたいんだ私は
考えがまとまらないうちに小さな唇が触れる
そして少し開いて、そこから伸びてきた小さな舌が私の唇に触れた
あけて、と言うようにちろっと唇を舐められる
強引に舌を突っ込んでくれれば、言い訳出来たのに…
私はただ、あの気持ちよかった感触を求めて口をあけてしまった
にゅるっと舌の入ってくる感覚は今まで口にしてきたどんな食べ物の感触とも違ってた
十数年も生きてたのに私はさっきまでこれを味わったことがなかった
舌が、絡まる
気持ちいい
ぬるぬるしてて、少しざらついてて、生暖かい
口の中に唾液が溜まっていく
この唾液には梓のものも混じっているんだろう
自分の体の中に自分以外の唾液が入ってくる
それはどんな感じなんだろう
こくん…
私と、私のじゃない唾液を飲み込む
味なんかない
でも何故だかもっと飲んでみたいと思った
言葉にはしていないはずなのに梓の口から大量の唾液が送られてくる
この量は…わざとだ
自分の唾液を飲ませることに悦びを感じているのだろうか
この変態め
なんて、変態の唾液を欲してた変態の私が罵る
それはもう罵りになってない気がした
こくん
また私と私のじゃない唾液を飲み込む
不思議だ
飲めば飲むほどもっと、と思ってしまうんだから
それは梓の唾液だからだろうか
それとも私の中で唾液フェチという聞いたこともないようなフェチズムが覚醒したんだろうか
そしてそのもっと、が私の背中を勝手に押していて私は知らない間に梓の口内に舌を差し込んでいた
生暖かい熱気が私の舌を包み込む
自らそこにある舌を自分のと絡め合わせる
梓の困惑が面白かった
舌で唾液を絡め取るようにしてすくって慎重に自分の口内へ運ぶ
こくん
うん、おいしい
いきなり相手を失った梓の舌が再び私の口内へ進入する
追いかけっこしてるみたいで少し楽しい
でも追いかけっこって喉渇くよな
ちゅっ
梓「!?」
梓の舌を吸ったらなんだか可愛らしい音がした
ちゅっちゅっ
はは、かわいいかわいい
そんな可愛らしい音を鳴らしながらも唾液に夢中な私は乙女失格だろうか
梓「っぷは…!」
唾液を楽しんでいたのに梓がいきなり口を離す
律「……?」
はぁっ…はぁっ…
息が荒い
なんだもしかして息止めてたのか?
慣れてる風だったけど違ったのか
はぁっ…はぁっ…
ん?
息が荒いのは梓だけじゃなかった
そういえば私も息をしていなかった
というよりキス中の息の仕方なんて知らない
梓「……いやらしい」
息を切らしながら私の口元を見てそう言った
失礼な猫だな
いやらしいのはそっちだろう
梓「………」ソッ
律「……ん」
拭われて初めて自分が口の端からよだれを垂らしていることに気づく
なるほど
確かにこれはいやらしい
梓「…喉でも渇いてるんですか?」
押し倒してる体制を変えないまま梓が私を見下ろしながらそう聞いてきた
律「んー…?あー…」
だらしない返事
適当な返事
頭がぼうっとして本当に喉が渇いてるのかもしれない
キョロキョロと辺りを見渡す
飲み物でも探してくれてんの?
やさしーじゃん
いきなり私から舌突っ込んだから頭おかしくなったとでも心配されてんのかな
梓「そうだ…ポカリが…」
なにか思いついたのかボソッと呟く
梓「ちょっと待っててください」
あれ程どけと言っても聞かなかったヤツがそんなこと気にもしない様子で私から離れていった
確かに今の私は逃げるために体を動かすのも億劫だった
ぼーっとしてるとペットボトルに三分の一ほど入ったポカリを手に猫が戻ってきた
梓「昼の残りでもうぬるくなっちゃってますけど…」
私の背に手を入れ上半身を起こそうとする
しかし梓では力を全くいれてない私を無理やり起こすのは難しいようで苦戦している
さっきまで私を押さえつけていた馬鹿力は火事場のものだったらしい
梓「律先輩…本当に具合悪いんですか?大丈夫ですか?」
また泣きそうな顔してる
律「…変な顔」
梓「はい?」
律「飲ませて」
口をあける
梓「飲みにくくないですか?」
律「あーん」
梓「………」
おずおずとペットボトルを私の口元に運んでくる
ぷいっ
私は首を捻ってそれを拒否した
梓「?あの…」
律「梓」
少し低い声で目の前の猫の名前を口にする
梓「っ…」
ドキッとしてやがるな発情期め
律「あーん」
口をあける
さっきと同じ行動
でもさっきと少し違う
舌をわざとちょろっと出し、口をあける
あっかんべーみたいな出し方はしない
あくまで舌先を少し
意識しなければ気がつかないかもしれないぐらい、少し
しかし思ったとおり発情期のこの猫は私の舌の変化に気づいた
いやらしい猫だなぁ、なんていやらしい唾液フェチ(仮)の私が密かに罵る
しかしこれもさっきと一緒できっと罵りになってない気がする
顔を赤くしながらペットボトルからポカリを口に含む猫
そのまま飲んだりするなよ
こいつなら大丈夫か
唯だったら確実に飲んでるな
あいつにうがい薬は与えちゃダメだなきっと
そんなことを考えていたら少し濡れた唇が私のに触れた
口をあけるとそこにすっぽりと唇を入れてきた
本当に小さい口だな、なんて思っているとゆっくりと生暖かいポカリが口内に入ってきた
こくん
しつこい甘さが喉を潤す
ぬるいとなんでしつこくなるんだろう
さっきの唾液だけのがおいしかったな
梓の口に入ってるポカリを飲み干したあとも梓の唾液(ポカリ風味)を味わう
息が苦しくなると口を離し
はぁっ…と息をもらす
そしてまたポカリを口に含み
私へ口移す
それを3回ほど繰り返したらポカリはなくなってしまった
唾液(ポカリ風味)もそろそろ薄くなってきた
それでいい
さぁ、次は唾液だけの番だ
梓「っは…」
これからってときにバカ猫が口を離した
何考えてんだこら
梓「あのっ…」
息を弾ませ何かを問いかけようとしてくる
知るか
さっさと飲ませろ
まだ横になっていた私はバカ猫の頭をぐいっと引き寄せ口内に舌を突っ込み頭を手で押さえつけた姿勢を強制する
今度は私が火事場らしい
舌を無理やり突っ込んで開いたその口からは唾液が自然に垂れてきて私の喉を潤していく
こくん
まだ少しポカリ風味
こくん
まだ
こくん
これだ
ようやくポカリ風味から逃れられた私は本来の目的の唾液を味わうことができる
溜めた唾液を舌の上で梓のものと混ぜ合わせて飲む
こくん
うむ、美味
なんだろうな、こう…なんとも表現しがたい味
うまい、とだけで十分伝わる気がする
梓が息苦しそうにぺしぺしと私を叩く
知るか
鼻で息しろ
それが伝わったのか
それとも限界だったのか
ふーっと梓の鼻息が私の肌を刺激した
くすぐったい
ふっ…ふっ…と息苦しそうにしてる鼻息なんかガン無視で唾液を堪能する
どれくらいそうしていたんだろう
いきなり部屋の電気が消えた
梓がびくっと起き上がる
私もびっくりしたのか手に力を込めるのを忘れていた
梓「ちょっ…今何時ですかっ…?」
苦しそうに息をしながら私に聞いてくる
私はそれに答えず久しぶりの新鮮な空気を吸っていた
私からの返答は望めないと分かるとごそごそとぽっけからケータイを取り出し時間を見る
梓「もっ…もう8時ですよ!」
8時?部活が終わったのが確か6時。そーか2時間も経ったのか
梓「消灯しちゃったんですよ!うわぁ…門開いてるかなぁ…」
律「職員用のが開いてるだろ」
あれ?そういえば久しぶりにまともなセリフ喋った気がする
梓「あっそうですよね!」
段々意識がはっきりとしてきた
さっきまでの気だるい感じはなんだったんだろう
律「………帰るか」むくっ
梓「あ、はい………あの…」
律「うん?」
梓「あの…OKってことでいいんですよね…?」
律「なにが?」
梓「えっ…」
梓がいきなり何を言い出したのか分からなかった
梓「えっ…だって…さっきまであんなに…え?」
律「???」
梓「あ…あんなにキスしたじゃないですか!」
律「えーあー…うん」
梓「えっなんですかそのだるそうな返事…だってさっきまで野獣みたいだったじゃないですか!」
梓が私に縋りつく
律「野獣って…失礼な。この発情期め」
梓「にゃっ!?」
のそのそと帰り支度をする私を恨めしそうに見つめる梓
なーんであんなことしてしまったんだろう?不思議だ
律「……………」
もしかして…
律「梓」
梓「………なんですか」
涙目で私を睨む猫さん
ちゅっ
梓「!!?」
ちゅるっ
梓「ふぁっ…」
こくん
これだ
これが私を狂わせたんだ
梓の、唾液
あの気だるい感じはもしかして酔わされていたのだろうか
この唾液に
律「……梓」
梓「………?」
とろん、とした目でこっちを見る
女同士?
好き?嫌い?
付き合う?結婚?
国が認めない?認める?
どうでもいい
全部どうでもいい
この唾液が飲めれば
梓の口内に舌を突っ込む
こくん
うん、おいしい
おわり
56 : 以下、名... - 2010/09/21(火) 22:27:11.40 3T/T6huJ0 41/41ど、どうしてこうなった…
梓に無理矢理犯されるはずだったのにりっちゃんが暴走してしまった
まぁいいか
ありがとうございましたー