ある日の休日 ~ヴィーネの家~
ヴィーネ「皆、ガヴが来るまで準備を終わらせるわよ」
サターニャ「分かったわ! まずは食材を切るところからね!」スッ
ヴィーネ「ちょっと待て、包丁の持ち方が違うわよ! ……あなたは何もしないのが仕事よ」
ラフィエル「サターニャさん、怒られてしまいましたね」プププ
タプリス「そうです! 胡桃沢先輩は大人しく、部屋の隅っこに転がっておいてください!」
サターニャ「なんでよ!?」
ヴィーネ「はいはい、二人ともサターニャを煽らない」
ヴィーネ(今日は、5人で第2回タコパをする予定だ…… でもガヴが遅れてくるそうです)
ヴィーネ(まあ、ネトゲのイベントとかの理由だと思うけど…‥)
ヴィーネ(とりあえず、タコパをできる準備はしときましょう!)
元スレ
【ガヴドロSS】 ヴィーネ「天使の愛情表現?」タプリス「そんなことをしたのですか!?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1495376646/
~30分後~
ヴィーネ「予定より早く終わったわね……」
タプリス「天真先輩が来るまでどうしましょうか。 なにかで遊びますか?」
ラフィエル「それなら適任の方がいますよ」チラッ
サターニャ「なんでこっちを見るのよ!!」ウガー
ヴィーネ「うーん、そうね…… なにかお話でもしましょうか!」
タプリス「では、天真先輩の可愛さについてお話ししましょう!」
サターニャ「興味ないからパス」
タプリス「胡桃沢先輩はそもそも頭数に入れてないのでいいです」
サターニャ「さっきから、私の扱いひどすぎない!?」
ラフィエル「大丈夫ですよ、サターニャさん! 私がいますよ!」
サターニャ「……あんたは一番信用ならないわ」
ラフィエル「ええ!?」ガーン
ヴィーネ(まったく、皆相変わらずね)クスッ
ヴィーネ(……そういえば、ガヴで思い出したことがある……そのことを皆に聞いてみましょうか……)
ヴィーネ「ねえ、最近ガヴが天使の羽のブラッシングを頼むようになってきたんだけど……天使にとってブラッシングは気持ちいいのかしら?」
ラフィエル「!?」
タプリス「!?」
サターニャ「?」
ヴィーネ「え、どうしたのラフィ、タプちゃん…… そんなに驚いて……」
ラフィエル「ヴィーネさん…… 天使が自分の羽のブラッシングを他の人に任せるのは、愛情表現の一種なんですよ」
ヴィーネ「そうなの!?」
タプリス「しかも、親密度が高くないとブラッシングを頼みません……。……ちなみに今まで何回ブラッシングをされていますか?」
ヴィーネ「毎日ブラッシングをしだしたのは2週間前からかな……?」
タプリス「2週間前から毎日!? ……え、さっきの発言から考えると、ブラッシングをずっと前からしていたんですか!?」
ヴィーネ「ええ、毎日ブラッシングするようになる前は、たまにだけど」
タプリス(私でさえ、片手で数えるほどしかないのに……!!!)グヌヌ
ラフィエル(私も天界時代はガヴちゃんとお互いにしていましたねえ……今はしていませんけど)
サターニャ「羽の手入れはラフィエルからたまに頼まれるけど…… そういう意味があったの?」
ラフィエル「!! 違いますよ、サターニャさん! 私のは……そう、メロンパンをあげる為の等価交換ですよ!」アタフタ
サターニャ「まあ、あんたの羽の手入れは柔らかくて気持ちいいから好きだけどね」
ラフィエル「ええええええええええ///」カアア
タプリス「ふぁ!? 胡桃沢先輩、ここで大胆な告白はしないでください!!」
ヴィーネ「え、どうゆう意味があるの?」
タプリス「それはですね…… 羽の手入れをした相手が、その天使の羽を褒めることは『あなたのことが大好きです』という意味があるのです!」
サターニャ「ええええ/// そうなの!?///」
ラフィエル「うう///」モジモジ
ヴィーネ(日本語でいうところの『月が綺麗ですね』と一緒のことなのかな……)
ヴィーネ(……今度、ガヴにも言ってみようかしら///)
タプリス「月乃瀬先輩、他には天真先輩からの愛情表現はありますか?」
ヴィーネ「そうねえ…… 愛情表現かは分からないけど、天使の輪っかを触らせてもらったりとか……かな?」
ラフィエル「ヴィーネさん! それはSSS級天使的行為ですよ!?!?」
タプリス「月乃瀬先輩、まじぱねえっす!!」
ヴィーネ「タプちゃん、口調がだんだんおかしくなってきているわよ」
ヴィーネ「でも、それは仲間内でもするものじゃないの?」
ラフィエル「それは……///」
タプリス「しないですね……///」モジモジ
サターニャ「多分だけどヴィネット…… 悪魔の私達からしたら、他人に私達の角を触らせるようなものじゃないの?」
ヴィーネ「えええええええええ///」カアア
ラフィエル「え、悪魔の方もそのような表現方法があるのですか!?」
サターニャ「まあね…… ちなみに悪魔の角を相手に触らせるのは『あなたと一緒にずっといたいです』という意味があるわね」
タプリス(……天使と同じです///)ドキドキ
ラフィエル「サターニャさん! 角を出してください! 今すぐに!!!」ハアハア
サターニャ「なんでよ!?」
タプリス「月乃瀬先輩…… その、私に……よかったら……///」モジモジ
ヴィーネ「……考えておくわ///」
ラフィエル「さあ、サターニャさん! 大人しく悪魔の角を曝け出しましょう! 先っぽ、先っぽだけでいいですから!!!」ハアハア
サターニャ「誰かぁぁぁぁ! 助けてください! 変態天使に襲われています!!」グググ
~10分後~
サターニャ「疲れたわ……」ゼエゼエ
ラフィエル「いいじゃないですか! 触らせてくれても!!」プンプン
サターニャ「それじゃあ、あんたは私に輪っかを触らせてくれるの!?」
ラフィエル「もちろんですよ!!」フンスッ
サターニャ「……即答しないでよ///」
タプリス「他にどんなことをしてもらったのですか?」キラキラ
ヴィーネ「後は…… 体を擦り付けたりとか?」
タプリス「それは『あなたは私のもの』という意味ですね!」
サターニャ「犬みたいね」
ヴィーネ「そういえば、タプちゃんも結構、私にその行為をするわね」
サターニャ「私も一回だけあったわね……」
ラフィエル「私もありますねー」
タプリス「うう……/// あの……下界で一人寂しいとき先輩たちがいてくれたから…… その……」カアア
ヴィーネ「タプちゃん!」ダキッ
タプリス「わあ/// 先輩……///」ギュウ
ヴィーネ「いいのよ、タプちゃん…… 寂しい時は何時でも来ていいのよ」ナデナデ
タプリス「……はい///」カアア
ラフィエル・サターニャ「「いい話だなー」」
ガヴリール「なんだ、もう始めているのか?」ガチャッ
ヴィーネ「まだ、始めていないわよ…… 遅かったじゃない」ナデナデ
タプリス「えへへ///」ウットリ
ガヴリール「まあ、イベントがありまして…… ……なんだこの状況?」
ラフィエル「実はですねガヴちゃん」ゴニョゴニョ
ガヴリール「ええええええええ、天界独自の表現方法をヴィーネに話したのおおおお!?」
ラフィエル「はい」ニコニコ
ガヴリール「うわあああああああ、どうせ知らないからやりたい放題だったのにいいい///」カアア
ヴィーネ「これからも……していいわよ///」
ガヴリール「!!……うん///」ニマニマ
ラフィエル「あら^~」
ヴィーネ(また、皆のことを知ることができました)
ヴィーネ(タプちゃんも甘えてくるようになったし、サターニャとラフィは……)
ラフィエル「サターニャさん、いつ角を触らせてくれるんですか!?」
サターニャ「うう………………今度ね///」
ラフィエル「え……それってつまり///」パアア
ヴィーネ(あんまり変わっていません)
ヴィーネ(ガヴは私に恥ずかしさゆえに顔を合わせてくれません)
ヴィーネ(まあ、時間が経ったらいつも通りでしょうけど……)
ヴィーネ(…………それと一つ、私は誰にも言っていない愛情表現があります)
ヴィーネ(それは……)
ガヴリール「……💤」
ヴィーネ(ガヴ、だーい好き♡)チュッ
ヴィーネ(今日も私はガヴの元へと行きます‥‥‥)
ヴィーネ(私だけの愛情表現をしに……ね♪)
―完―
24 : 以下、\... - 2017/05/21 23:43:52.144 dbjGMcte0 16/16読んでくれてありがとうございます
ただ、いちゃいちゃが書きたかっただけ