1 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 16:43:14.98 yz2tmO640 1/43

「おねえちゃんもういいの?」

「ありがと~うい~満足したよ~」

「えへへ、じゃあ夕飯作ってくるからもうちょっとだけ待っててね」

「うわ~い」ゴロゴロ

(う~ん、最近補給までの時間がどんどん伸びていってる気がする...)

(中学の時は10分くらい抱きつけば満足してたのに今は2時間...)

(このままだと生活に支障が出てくるんじゃないかなぁ)

「うーいー、まだぁ~?」

「あっごめんね!今持っていくね」(ま、嬉しいからいっか)



元スレ
唯「憂分補給完了~」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1281771794/

3 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 16:45:13.91 yz2tmO640 2/43

朝!

「唯先輩おはようございます!」

「あっずにゃ~~んっ!」ダキッ

「もう!いきなり抱きつかないでくださいっ!」

「えへへ~、あずにゃん分補給完了~」

「なんですかそれ...」

「かわいい子パワーが足りないんだよ~」

「ま、まぁたまにならいいですけど...」

「あずにゃん照れちゃって~愛い奴~」

「うぅ...///」


4 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 16:48:38.67 yz2tmO640 3/43

教室!

「って事が、朝あってさ~」

「ふふ、お姉ちゃんかわいいものに弱いからね」

「ホント愛されてるね~梓は」

「ま、まぁ私も唯先輩に抱きつかれるのは嫌いじゃ...ないけど...///」

「お姉ちゃんあったかいもんね~」

「あれ?でもそういえば憂って唯先輩とあんまりベッタリしないよね?」

「あ、私は、恥ずかしいから...」

「あ~でも中学時代は唯先輩って憂にベッタリだったよね」

「!?」

「あ、うん...」


6 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 16:52:16.46 yz2tmO640 4/43

「もしかして憂さびしい?」

「あっ、そういうわけじゃ!家では結構おねえちゃん抱きついてくるから」

「あはは、学校では憂の代わりに梓が対象になったのかもねー」

「なんか私が憂から唯先輩を奪っちゃったみたいで悪いな...」

「そそそ、そんなことないよ!梓ちゃんとお姉ちゃんが仲良いのすっごく嬉しいよ!」

(むっこれは無理してるね)

(あわわわ、家で2時間以上抱きつかれてるなんて言える空気じゃないよ~)

「なんかごめんね...憂...」

「えっ?う、うん・・・」


7 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 16:57:31.95 yz2tmO640 5/43

平沢家!

「うーん、あずにゃん分を補給したら憂分を補給する量は減るのかな?」

「今日は憂分を補給させずに明日様子を見てみようかな?」

「うーいーただぁいまぁ~」ガチャ

「お姉ちゃんおかえりなさ~い」パタパタ

「ういーー!」ガバッ

(おっと!)ササッ

「あ、あれぇ?」

「お姉ちゃんそれは残像だよ!もうご飯出来るから手洗って着替えてきてね!」

「あ、うん...」

(ごめんねお姉ちゃん!)

「ういー、着替えてきたよー」

「はぁい、どうぞ召し上がれ」

「わぁい、おいしいよ~うい~~」

「えへーありがと~」


9 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:06:27.97 yz2tmO640 6/43

「あのね、憂」

「ご飯食べた後いつもの...い~い?」

「ごめんね、お姉ちゃん...今日は風邪気味だから移しちゃいたくないんだ」

「だからさっき残像使ったんだ~!私憂に嫌われたかと思って心配したよ~」ホッ

「私がお姉ちゃんを?それだけはありえないよ!!」

「でもだったら心配しないでいいよ!憂の風邪ならむしろもらいたいくらいっ!」フンス

「それだと私が困るの!お姉ちゃん分かって?お願い、ねっ?」

「ぶー、憂分が足りない、足りないよ~」バタバタ

「ごめんね、じゃあ私部屋に戻ってるから」

「あ、うい~...行っちゃった」

(うん、なんとか乗り切った!寂しいけど今日だけ我慢しなきゃ!)コソコソ

「こんな事なら昨日2倍抱きついておけばよかったよ~」モグモグ

(!?憂分はストックされるの??)

(あっそういえば、修学旅行の前日は妙に長かったような)

「明日どうしよう...」ズーン


11 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:12:46.90 yz2tmO640 7/43

夜!
「ういー」コンコンガチャ

「なぁにおねえちゃん?」

「風邪大丈夫?」

「う、うん、ちゃんと寝れば明日には治るかも!」

「...あのね、大人しくするから一緒に寝ちゃダメ?」ウルウル

(か、かわいいっ!///で、でもここは踏ん張らなきゃ...!)

「風邪移したくないから、ゴメン...」

「わかった...憂ごめんね、無理言って」

「ううん、私すっごく嬉しかったよお姉ちゃん」

「えへへ~そう?治ったら絶対離さないからね」

「うん、楽しみにしてるね!」

「じゃあ安静にして寝るんだよ憂」

「あ・・・ありがとうお姉ちゃん」(やっぱりお姉ちゃんに嘘付くのは心苦しいな)

「おやすみ~」ガチャ

「うん」(明日は一杯抱きつこう!)


15 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:17:58.97 yz2tmO640 8/43

「憂、辛そうだったよぉ~心配だよぉ~~」

「憂分が足りない明日の私も心配だよぉ~~~~」

「そーだっ!明日早起きして完治してるはずの憂に抱きつこうそうしよう!」

「私って天才かも~むにゃ」

「ちょうど眠気が来たし早起きする為にもう寝よっと」

「目覚ましかけて~OK!寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃお~」Zzz



朝!

ピピピピピ!ピピ....

「ふんす!」グシャ

「憂分が足りないせいでしっかり眠ることが出来なかった」

「でもそのおかげで早く起きることが出来たぞ!」

「早速憂の様子を見に行こう!」


19 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:22:09.53 yz2tmO640 9/43

「うい~~」ガチャ

「あれ?いない」

「うい~~~~?」ドタドタ

「えっ!?お姉ちゃん?何でこんな早くに?」

「あ、目が覚めちゃって・・・憂こそ、こんな時間に何を?」

「私はいつもこの時間がお弁当作ってるよ!」

(まだ6時なのになんて恐ろしい子....!)

「大切な、大事なもの、いつも側にいてくれる。でもそれが当たり前になっていると、気づかない」

「えっ?」

「ううん!なんでもない!」

「ふふ、お姉ちゃんにはちゃんと栄養のあるもの食べてもらいたいからね!」

「でへへ~、あっ、栄養といえば憂、体調は??」

(あっ、やばい)


21 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:27:26.82 yz2tmO640 10/43

「朝からお弁当作ってるって事は治ってるんだねうい~~~」ガバッスカッ

「うおっと!また残像...!?」

「お姉ちゃん、私今日日直で急いでるからもう行くね!?」

「うい~まだ6時だよ~?」

「ちょっと大掛かりな仕事でね!朝御飯ここね!お弁当はここ!残像も一応置いておくからね!」

「じゃ、行ってくるねおねえちゃん!遅刻しないでね!」

「あぁーういー、結局補給できなかった...」

憂残像「おねえちゃん!朝御飯食べよう!」ニコニコ

「残像しゃべってるし・・・」

憂残像「おいしいねおねえちゃん!」モグモグ

「あぁ~~~憂分足りないよぉ~~~~」


24 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:32:11.65 yz2tmO640 11/43

「うぅ、まだ授業開始まで2時間もあるのに学校着いてしまった」

「当然まだ学校開いてない...」

「・・・」

「あ、4階の窓開いてる!!良かったぁ、あそこから入ろう」ピョン

「暇だし教室の掃除でもしよっと」




「あら、唯おはよう。今日は早いのね」

「おは~聞いてよ和ちゃん~、昨日憂分補給できなくてさ~」ブー

「そうなんだ、じゃあ私生徒会...」

「え?」

「え?ストックもないの!?」

「ストックしてればこんなに困ってないよ~」

「なんで補給しなかったの!?」

「憂が風邪引いてたんだよ~もう完治したみたいだけどさ~」


26 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:36:30.05 yz2tmO640 12/43

「で、唯の方は大丈夫なの?」

「うーん、たぶん」

「ていうか早く学校行って補給してきなさいよ」

「憂が学校では恥ずかしいって言うんだよ~~~」

「まぁ確かに学校で30分も抱きついてるってのは無理あるわね」

「最近は2時間くらいないと補給できないんだよ~」

「ふーん、えっ?」

「んあ~~うい~~~~」

「おーい、二人ともおはよう!」

「あっ澪ちゃんりっちゃんおはよ~」

「おっはよ、なんか元気ないな唯」

「うーん、ちょっとね~」

「さて、どうしたものか」


29 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:45:04.90 yz2tmO640 13/43

憂教室!

「憂、おはよう!」

「純ちゃんおはよー!」

「なんで今日こんなに教室ピカピカなの?業者でも呼んだのかな?」

「さ、さぁ?」(暇だからってやりすぎちゃったよ~~)

「おはよー...」

「おはー」

「あれ、どうかした?」

「憂、唯先輩なんかあったの?」

「えっ、お姉ちゃんどうかしたの!?」ガタッ

「う、憂、落ち着いて」


30 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:50:55.99 yz2tmO640 14/43

「いや、朝元気なかったからさー」

「な~んだ、そりゃ唯先輩も元気ない時くらいあるでしょ!」

(まさか憂分が足りないから?でもだったらあずにゃん分は?)

「今日はあずにゃん分は補給されたの?」

「それが全然抱きついてこなかった」

「あはは、だから梓も元気なかったのか~」

「べ、別にそういうわけじゃ!」

「でも心配だよね、どうしたのかな?」

「うーん、どういう事だろう?」

(・・・憂分とあずにゃん分は違うって事?)

(そういえば補給しないとどうなるんだろう?)


32 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 17:56:23.10 yz2tmO640 15/43

唯教室!

「あ、唯ちゃんおはよう」

「おはーよ...」

「唯ちゃん?」

「あーなんか今日唯の奴ちょっと変なんだよ」

「和、唯はいったいどうしたんだ?」

「憂分が足りないのよ」

「なんだそりゃ???」

「!!もしかして唯ちゃんのよく言ってるあずにゃん分みたいなもの?」

「そうね、厳密にはちょっと違うけど唯は一日に一定時間憂に抱きついてないと駄目なのよ」

「じゃあ憂ちゃんに抱きつけば解決するじゃないか」

「それがそうもいかないのよ、憂は学校じゃ恥ずかしがって補給させるのを禁止してるのよ」

「あのお姉ちゃん大好きっ子の憂ちゃんが?」


34 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:02:20.07 yz2tmO640 16/43

「だったら憂ちゃんを呼び出して部室で補給すればいいんじゃない?」

「それも駄目ね、唯が憂分を補給するのに必要な抱きつき時間は2時間よ」

「なぁっ、2時間!?」

「2時間って...学校じゃ補給しきれないな」

「でも、唯のピンチと知れば憂ちゃんも抱きついてくれるはずだ」

「そうかも知れないわね、ただ授業もあるしずっと抱きついてるわけにはいかないわ」

「で、でもあずにゃん分はちょっと抱きついてるだけで十分なはずじゃないの?」

「うーん、中学の時は憂分も10分くらいだったはずなんだけどね」

「10分も長いけど、それが何で2時間も・・・?」

「私の予想では最近軽音部にいる事が多いでしょ?その反動で必要な補給時間も増えたんだと思う」

「その証拠に去年は30分で十分だったはずなのよ」

「それでも多いな!」

「ええ、だから中学時代は学校でも補給していたけど今は家じゃないと補給できないのよ」

「なるほどなー、休み時間にチマチマ抱きつくよりも家で2時間抱きついてたほうが効率いいしな」


38 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:13:22.47 yz2tmO640 17/43

「そうだ!あずにゃん分みたいな他の成分を代わりに多く補給させればいいんじゃないか!?」

「そうね!和ちゃん分なら席も前後だし不可能じゃないわ!」

「ん、和三盆?大切なあなたにカラメルソース」

「違うだろ!ちょっと似てるけどさ」

「あの、私『のどか』なんだけど...」

「よぉ~っし、良ければりっちゃん分も力を貸そう!」

「りっちゃん、ムギちゃん分も手伝うわ!」

「あ、まぁ...澪ちゃん分も一応.....///」

「じゃあ早速抱きつかせようぜー」

「実は、それも駄目なのよ」

「どうして駄目なんだ、和」


40 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:20:10.00 yz2tmO640 18/43

「例えばあずにゃん分は言い換えればかわいいもの分みたいなもんね」

「澪でも道端の猫にでも抱きつけば補給されるものと考えていいわ」

「それ案外ひどいな」

「もちろん梓ちゃんが唯のお気に入りである事は間違いないけどね」

「でも音楽室の亀に抱きつく事が出来るなら唯は毎日そっちにも行くでしょうね」

「そういや同じくらいかわいいって言ってたな。あずにゃん分は抱きやすさ重視か」

「でも、憂分だけはそうはいかないのよ」

「つまり...唯にとって憂ちゃんの代わりになるものは無いって事か?」

「そういうこと、憂分の補給には絶対的に憂が必要なのよ」

「でも修学旅行の時とか一体どうしていたんだ?」

「憂分はストックできるのよ、たぶん前日に何時間も抱きついていたんだと思うわ」

「ちょっと待って!そういえば憂分が足りない状態が続くと唯ちゃんはどうなっちゃうの?」

「今の状態はまだなんとか憂分が無くても我慢できてるんだよな?」

「私もこれ以上は見た事ないけどもうギリギリってとこね」


44 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:27:34.97 yz2tmO640 19/43

「それで、これ以上時間が経つとどうなるんだ?」

「それは...」

「それは...?」ゴクリ

「は、早く教えてくれよ...心臓に悪いって...」

「これ以上に元気がなくなるらしいわ」

「えっ?」

「元気が無くなる・・・だけ・・・?」

「元気が無くなるだけよ」

「よし解散っ」

「じゃあ私は生徒会に・・・じゃなくて」

「まぁ待ちなさい、あの唯の元気がなくなるのよ」

「あそこまで落ちてる唯ちゃんは見たことないかも」

「確かに唯の元気がないと学校がつまらないな」

「・・・そうだな、じゃあ休み時間に皆で憂ちゃんの教室に行こう!」


46 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:33:16.32 yz2tmO640 20/43

「待って、憂分の詳しい内容は憂には伝えないで欲しいの」

「どうして?」

「自分の代わりがいないと分かれば憂は心配して唯に付きっきりになるわ」

「確かにそうだろうな、今でも十分心配はしてると思うが」

「ま、これ以上心配かけさせたくないっていう唯なりの気遣いなのよ」

「だから憂分が足りなくなった事だけを伝えるようにしてくれない?」

「なるほどな、じゃあそういう事でまた休み時間な!」

「ああ、唯と憂ちゃんの為だ」

「憂ちゃんがいないと元気が無くなっちゃうなんて、唯ちゃんかわいい!」

「んぁ?」


48 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:39:23.39 yz2tmO640 21/43

休み時間!

「よーっし!唯!早速憂ちゃんの教室に行こうぜー」

「んーういーーー」グデー

「もう自分では立てないレベルまで来てるみたいね」

「なるほど!思ってたより事態は深刻なんだな!」

「うん、このままだと唯ちゃんはまともに授業が受けられないわ!」

「あ、それは元気でもまともに受けてないような・・・」

「でも唯が動くことが出来ないとなると...」

「ああ、憂ちゃんに来てもらうしかないな」

「だったらさっさと行こうぜ!」

「急ごう!唯ちゃんはここで待っててね!」

「んー」グデーーン


49 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:46:07.74 yz2tmO640 22/43

「たっのもーーー」ガラッ

「!?律先輩?」

「梓、憂ちゃんはどこにいる?」

「憂はあそこの席です」

「あれ、皆さんどうかしたんですか?」

「憂!」

「和さんまで?」

「憂ちゃん、私達の教室まで来てくれ!」

「憂、唯が...」

「!! 和ちゃん、もしかして...!?」

「ええ、憂分が足らなくなったみたいなの」

「お姉ちゃん...!」ガバッ


50 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 18:53:18.94 yz2tmO640 23/43

「あ、憂ちゃん!ちょっ!どうして窓から!?」

「そっちの方が早いと判断したのよ!」

「私たちも追いかけましょ!」

「無理だ!普通に廊下から行こう!!」ダッ

「あっそうね!」

「・・・」

「梓、どうかした?」

「憂...分...?」

「ああ、唯は憂分がなくなると生活出来なくなるほど元気がなくなってしまうんだ」

「そんな...わ、私のあずにゃん分で元気にさせてやるです!」ダッ

「えっ?あ、梓!!」

「これはまずい事になりそうね、急ぐわよ澪」

「あ、ああ!」

「Zzz...Zzz...んぁ?」


53 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 19:02:12.38 yz2tmO640 24/43

「お姉ちゃん!!?」スタッ

「う、うい~~~~っ!!」ガバッ

「お姉ちゃんごめんね?私のせいでごめんね...」ギュウ

「私、憂分が足らないとどうなるか知らなくて...お姉ちゃんに酷い事...」

「いいんだよ~うい~来てくれて嬉しいよ~」ギュウウ

「唯!憂ちゃん!!」

「おぉ~りっちゃん!どったの~?」

「おぉ唯!戻ったか!!」

「これで一件落着ね!」

「...いえ、まだです」

「えっ?どういう事だ?憂ちゃん」

「唯先輩!」


55 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 19:09:54.64 yz2tmO640 25/43

「あずにゃんまでどうしたの??」

「唯先輩の元気がないって聞いて、それで...」

「おぉ~ありがと~!放課後あずにゃん分補給させてね~!」

「今補給してください!それで元気になってください!」

「えぇー今はいいよぉ」

「ほら、憂!私が代わるよ!」

「で、でもっ...」

「梓、やめろ!今は憂ちゃんに任せるんだ!」

「わ、私だって唯先輩の力になりたいです!」

「あずにゃん...」

「憂、ちょっとごめんね」

「あ、うん・・・」


60 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 19:39:00.00 yz2tmO640 26/43

「あずにゃん、ギューッ」

「唯先輩...///」ポワァ

「えへへ、あずにゃん分補給完了~」パッ

「あっ...」

「ごめんね。憂分、補給させてくれる...?」

「グスッ、は、はい...」

「憂、もういっかい」

「う、うん...」ギュッ

「お姉ちゃん、憂分は...」

「うん、黙っててごめん。憂分は憂でしか補給できないんだぁ」

「ばれちゃったみたいね」

「うぅ...ヒック...澪先輩ぃ...」

「よしよし梓、お前だってちゃんと唯の力になってるぞ」ナデナデ


68 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 19:54:12.86 yz2tmO640 27/43

「・・・憂ちゃん、さっきまだ一件落着じゃないって・・・」

「はい、憂分は2時間休まず補給し続けないと完了しません」

「休み時間の10分補給すれば単純に1日の10/120の2時間溜まるんじゃないの!?」

「はい、私も実証していないので定かではないですがおそらく10分だと3分程しか持ちません」

「えっ!?たったそれだけ??」

「2時間私を抱きしめ続けてやっと1日過ごせるようになります」

「最近気づいたんですが憂分はストックされるみたいです」

「それは実は知ってたわ」

「そうだったんですか、ストックは単純に2時間で1日、4時間で2日」

「そして極端な話、1時間59分で数十分、3時間59分で1日と数十分って感じだと思います」

「うい、気づいてたんだね」

(えっ、ていうか今更だけど1日2時間!?)

「って事は憂ちゃんは毎日唯と2時間...?」

「はい、お姉ちゃんが起きてないと意味無いらしいので夕食の前か後に」


69 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 19:59:18.08 yz2tmO640 28/43

「憂、いつもいつもごめんね?」

「謝らないでお姉ちゃん、私も嬉しいんだよ?」ニコッ

「う、うい~...」

「・・・」

「あのね、私さっきから我慢してたんだけど」

「このまま我慢しててくれムギ、お前までおかしくなったら困るぞ」

「どうしよう?私このまま2時間ここにいた方がいいよね?」

「で、でも授業は?」

「ううん、憂はちゃんと授業に出て!私は大丈夫だから!」

「で、でもぉ」ウルウル

「はは、まぁ唯が授業中ダラけてるのはいつもの事だな」

「澪ちゃんひどーい!でも、休み時間は会いに来てね、憂?」

「うん、絶対来るから!待っててねお姉ちゃん!」


70 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:08:00.98 yz2tmO640 29/43

放課後!

「ふぅーっなんとか乗り切ったぁーー」

「ご迷惑をおかけしてすいませんでした」シュン

「あぁいいっていいって!でもホントに仲良いんだな」

「えへへ~」

「でも今日は唯は練習できないな、憂ちゃんに抱きついてないとな」

「すいません...」




「ふわぁ~そろそろ2時間だな」

「はいっ!」

「結局今日は練習しなかったけど仕方ないな」

「私は新しい唯ちゃんを見れて新鮮だったぁ」ポワァ

「し、幸せそうだな」


71 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:14:30.76 yz2tmO640 30/43

「唯先輩まだなんですか!?」

「あれ、もうちょっとかな...」

「・・・」ムー

「なーに嫉妬してんだよ、梓」

「ち、違いますよ!誰が唯先輩なんかに!」

「梓ちゃんも、黙っててごめんね?」

「憂が悪いわけじゃないよ!それにこんな事言い出せないだろうし」

「でも憂分ってのは一体なんなんだろうな?」

「それは私にも分からないんです。お姉ちゃんが中学に入ったくらいから急に...」

「違う学校になって寂しくなったって事で良さそうだな...」

「そう考えると根本的な解決ではないよな~」

「ああ、憂分無しで唯が生活出来ないとな」


74 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:20:58.59 yz2tmO640 31/43

「そうですね、ところで私のあずにゃん分はどういった役割を?」

「あずにゃんがかわいいから抱きしめたいんだよ~」

「答えになってませんよ!う、嬉しいですけど///」

(そこらへんの猫でも補給できることは黙っておくか...)

「まぁまず憂分の補給時間を減らすことが大切じゃないか?」

「そうだな、さすがに1日2時間ってのはな」

「・・・」

「あ、あの皆さん...」

「ん、どうした?憂ちゃん」

「私、このままでも...全然苦じゃありませんから大丈夫です!」


77 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:32:33.24 yz2tmO640 32/43

「憂ちゃん...でも、補給時間延び続けてるんだろ?」

「そ、それは....」

「それに和が言ってたけど時間が延びてるのは軽音部で憂ちゃんとの時間が取れないからだって」

「・・・」

「私たちもさ、唯の事心配なんだよ。これ以上時間が延びるなら軽音部の時間を割くしかない」

「それはっ!駄目です絶対!!」

「お姉ちゃん、ギター弾くようになってから本当に生き生きしてて...いつも眩しいんです!」

「私のせいでお姉ちゃんの輝ける時間を奪いたくない...」ポロポロ

「う、うい...ういのせいじゃないよ...」オロオロ

「唯先輩も!憂に依存しすぎですよ!」

「うぅ...だってぇ....」

「ふふふ、私はいいと思う!ふふ、ふふふ!」

(あ、そろそろ限界だな)


79 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:39:12.68 yz2tmO640 33/43

「唯、妹離れ、出来ないか?」

「や、やだよぉ!」

「あ、それは私も...困ります///」

「駄目だよ!このままじゃ二人とも絶対離れられなくなっちゃうよ!」

「・・・・・・・」ブルブル

「うぅ...やだよ...なんで大好きな妹と仲良くしちゃいけないのぉ....?」ポロポロ

「お、おねえちゃん///」

「唯憂分補給完了~」

「あっ...ごめん唯...そういうわけじゃないんだ」

「唯、ちょっとずつ短くしていこう、なっ?」ニコ

「りっぢゃん....」

「お茶入れるわね~♪」


83 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:48:37.24 yz2tmO640 34/43

「と、ところでちょっといいですか?」

「なんだ梓?」

「そろそろ2時間30分なんですけど...」

「あ、憂分補給完了~」

「なんと!2時間30分!」

「また延びてる...?」

「あ、今日の分も補給したんじゃないか?」

「いえ、それなら4時間必要なはずです。おそらく30分延びたのかと...」

「マジか、延びる一方だな」

「やはり解決策を探しましょう!どうにかして時間を減らさないと!」

「うん、これ以上憂に迷惑かけられない」

「お姉ちゃん...私大丈夫だよ...」


89 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 20:58:44.43 yz2tmO640 35/43

「でもさ、1日2時間唯に抱きつかれててそれでいて家事もやってお弁当も作ってって...」

「もはや出来た妹という表現では足らないな」

「あ、憂は学校の成績もトップクラスですよ」

「やっぱり憂ちゃんくれ!」

「駄目です憂の姉であることだけが私の誇りです!」フンス

「お、おねえちゃん.../////」

「馬鹿な事言ってないで解決策を探しましょうよ!!」

「梓、嫉妬とは見苦しいぞぉ~~!」

「う、ううううるさいです!///」

「ごめんね、あ~ずにゃんっ!」ダキッ

「あ、あ、あ///」ポポポワァ

「でも時間を減らすって言っても一体どうやって...」

「うーーーん......」


93 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 21:09:57.76 yz2tmO640 36/43

「だーっ!まったくいい案が出てこない!」

「・・・皆さんありがとうございます。私やっぱり、このままでいいです」

「でも、それじゃ憂ちゃんが・・・」

「いいんです、私お姉ちゃんのことが大好きで、お姉ちゃんの為に使う時間なら平気です」

「ういぃ....」

「あっ!」

「どうしたムギ?」

「時間を減らすんじゃなくて補給方法を代えてみるのはどう??」

「おぉっ!それいい!」

「でもどうやって...あっ///」プシュー

「気づいたみたいね澪ちゃん」

「ま、まさか・・・」

「ふふ、ハグの次はキスよ!」


96 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 21:18:37.49 yz2tmO640 37/43

「そ、それはダメーーーっ!」

「ほぇっ?」

「お、おおお、お姉ちゃんとキ、キス...?///」

「おぉっムギちゃんそれだよ!ナイスアイデアだよぉ!」

「うん!唯ちゃんならそう言ってくれると思った!」

「さぁ憂こっち向いて?」

「お、お姉ちゃん私恥ずかしい...それに初めてだから///」

「だいじょーぶだよっ憂!なぜなら私も初めてだからっ!」フンス

「えぇっでも...///」

「唯先輩!先に私で練習しませんか?」

「梓ちゃん、それが最期の言葉で良いの?」

「ヒッ」

「あきらめろ梓...」


105 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 21:33:24.26 yz2tmO640 38/43

「憂は、私とするの、イヤ?」ウルウル

「キュ、キュルルルリ~ン///」

「えっ?」

「あ、いや...///」

「憂、えっと、目閉じて?///」

「う、うん...///」

「で、ではいきますっ...」

「お姉ちゃん」

「?」

「私、初めてがお姉ちゃんで良かったよ、ありがとう」ニコ

「!!キュルルルリ~ン///・・・ムチュ」チュ

「んっ...///」

「キュルルルリ~ン///」

(こいつ・・・)


111 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 21:44:28.63 yz2tmO640 39/43

「プハァッ!あっ憂分補給完了~!」

「唯憂分ストック完了」

「よっしゃあーっ!!」

「よし!キスならハグ2時間半分以上を一気に溜められるって事で良さそうだな!」

「これなら何時間も憂の時間を奪わなくても大丈夫だぁ!」

「おねえちゃん...紬さん、皆さん、本当にありがとうございます」

「ムギちゃんのおかげだよ~本当にありがとぉ~~」

「代わりに今後も私の前で補給してね!」

「えっ?」

「ムギ、自重な?」

「う、うぅっ」


113 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 21:47:56.40 yz2tmO640 40/43

「で、でもお姉ちゃん」

「どうしたのういー?」

「補給とか関係なしに、ちゃんとハグもしてね?///」

「あっ///あったりまえだよ憂!ハグ&チューだよ!」

「えへへ、絶対だよ!」

「うん!約束!」

「はは、妬けるな」

「だな~、なんにせよ良かったよ」


115 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 21:52:52.96 yz2tmO640 41/43

「も、もう!あずにゃん分も次からはキスでお願いしますねっ!」

「えっいいのあずにゃん!?」

「だ、駄目です!唯先輩は恥じらいが足りなさ過ぎますっ!」

「デレツンか」

「じゃあ諦めるかぁ~」シュン

「で、でもどうしてもって言うなら・・・その・・・」

「うん...いいですよ唯先輩!って、あれ?」

「何やってんだ梓、もう帰るぞ」

「はやっ!ま、待ってくださいよ~~」


118 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 22:08:50.73 yz2tmO640 42/43

1ヵ月後、平沢家!

「うい~、いつもの~」

「はぁ~い」パタパタ

「ん~」

「んっ///」チュッ

「えへへ、もっかい///」

「も~お姉ちゃんは///」チュッ

「憂分補給完了~♪」

「えへへ、キスも2回必要になるなんてね!」ニコ

「だね~ハグのままだったら何時間必要だったのかなぁ~?」

「皆さんには感謝しないとね!」

「そだね~」ニコッ


119 : 以下、名... - 2010/08/14(土) 22:14:53.14 yz2tmO640 43/43

「憂と毎日キス出来るなんて幸せだよ~大満足だよ~~~」

「そ、そうだね...」

「うい~?どうかした?」

「う、ううん!なんでもないよ!ご飯作ってくるね!」パタパタ

「??ほ~い」




「あぶないあぶない」

「私どうしちゃったんだろ...」

「キス2回だけじゃお姉ちゃん分が足りないよ~~~///」


おわり


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