1 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:30:10.096 hkFVHm750 1/39

妖怪「ぐふふふ……」

「なに、あなた」

妖怪「ワシは妖怪だ……おぬしの体液をよこせぇ!!!」

「体液って血液?」

妖怪「いや、そうではない」

「唾液?」

妖怪「違う!」

「胃液?」オエッ

妖怪「違うし、わざわざ吐こうとするな!」

元スレ
妖怪「ぐふふ、おぬしの体液をよこせぇ!!!」女「体液って血液? 唾液? 胃液? それとも……」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1592037010/

9 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:34:50.786 hkFVHm750 2/39

「分かった、尿か」

妖怪「ちがーう!」

妖怪「若いおなごがそんなはしたない言葉を口にするでない!」

「じゃあなんなの」

妖怪「涙だ! おぬしの涙を欲しているのだ!」

妖怪「おぬしからは、“極上の涙にありつける”という確かな予感がするのだァ!」

「はぁ……」

妖怪「というわけで、泣いてもらうぞ! 覚悟ォ!」

「こりゃ参ったわね」

11 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:37:27.481 hkFVHm750 3/39

妖怪「ガオーッ!!!」

「……」

「そんなんじゃ、今時小学生でも泣かないわよ」

妖怪「うぐぐ……」

妖怪「だったら、これならどうだ! かつてワシが号泣した物語!」

妖怪「ある日、貧しい母と子はかけそばを一杯頼みました……」

妖怪「母は麺を全部食べ、子は汁を全部飲み、ゲップを……あれ、こんなんだっけ?」

「うろ覚えにも程があるわよ」

13 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:41:17.670 hkFVHm750 4/39

「悪いんだけど……」

妖怪「?」

「私、泣いたことないのよね」

妖怪「は……!?」

妖怪「だけど、さすがに赤ん坊の頃は泣いただろう?」

「そりゃ泣いたでしょうけど、物心ついてから泣いた記憶が一度もないの」

妖怪「ウソだぁ!」

妖怪「親に叱られたり、誰かにいじめられたり、失恋したら……悲しくて泣くだろう!?」

「そりゃ悲しいけど、涙は流さなかったわ」

妖怪「なんという血も涙もないおなごよ……」

16 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:44:06.925 hkFVHm750 5/39

妖怪「しかし、ワシはなんとしてもおぬしの涙が欲しい! 極上の涙が飲みたいのだ!」

「そういわれてもねえ」

妖怪「ならば、おぬしを泣かせるチャンスをくれ!」

妖怪「しばらくおぬしの家に居候させてくれえ!」

「別にいいけど」

妖怪「いいの!? 普通断ると思いますけど!?」

「悪い妖怪じゃなさそうだから」

妖怪「うむむ、こっちが泣きそうになってくるわい……」

17 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:48:02.015 hkFVHm750 6/39

―女の自宅―

妖怪「さぁて……どうやって泣かすか……」

妖怪「そうだ! 手料理だ! ワシの手料理で感涙させてやる!」

トントントン…

ジュージュー…

グツグツ…

「いい匂いがしてきたわね」

19 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:51:06.565 hkFVHm750 7/39

妖怪「さぁ、食ってみろ! ワシの愛と情熱がこもったビーフシチューと野菜炒めを!」

「いただきます」モグッ

妖怪「どうだ?」

「うん、おいしい」

妖怪「涙は!?」

「おいしいけど、泣けはしないわね」

妖怪「はうっ! 作り損!」

20 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:53:30.886 hkFVHm750 8/39

「それじゃ、おやすみ」

妖怪「うむ」

妖怪「こうしてあったかい布団で眠るのも久しぶりだ……」

「あら、どうして?」

妖怪「ワシのような妖怪を狙う“妖怪ハンター”がおるのでな……」

妖怪「人里に安息の地はないのだよ」

「ふうん、妖怪も大変なのね」

(涙でいいなら、飲ませてあげたいけど……)

22 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:57:01.740 hkFVHm750 9/39

―会社―

「……」カタカタ

「ねえ、後輩ちゃん」

後輩女「なんですか、先輩?」

「泣いたことある?」

後輩女「泣く? しょっちゅうですよぉ!」

後輩女「映画見たら泣きますし、課長に叱られたら泣きますし、ケガした時も泣きますし……」

後輩女「今も、ペットの犬が死んだことを想像するだけで……」シクシク

「羨ましいわ」

後輩女「ありがとうございますぅ~」グスッ

23 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 17:59:47.353 hkFVHm750 10/39

「課長」

課長「なにかね?」

「叱ってくれませんか?」

課長「え、なんで……? 君はよくやってくれてるのに……」

「いいから、やってみて下さい。叱られたい気分なんです」

課長「分かった……コホン」

24 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:03:39.201 hkFVHm750 11/39

課長「コラーッ!!!」

課長「いつもいつも冷静に完璧な仕事をして!」

課長「おかげで上司の私の立場がないじゃないか!」

課長「どうしてくれるーっ!!!」

課長「……どう?」

「もういいです」

課長「ううう……」

(泣くって……難しいわね)

25 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:06:19.046 hkFVHm750 12/39

―女の自宅―

TV『全米が泣いた……!』

TV『孤独な狩人と心優しき熊の……愛と友情の物語! 涙腺が枯れ果てミイラになる感動作……!』

妖怪「むむむ……これは面白そうだ!」

妖怪「この映画、見に行こうぞ!」

「まあ、いいけど」

妖怪「ぐふふふ、映画館で号泣するおぬしの体液をゴックゴクだぁ!」

「そう上手くいくといいけどね」

26 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:10:28.369 hkFVHm750 13/39

―映画館―

受付「いらっしゃいませ」

「大人一枚、妖怪一枚」

受付「かしこまりました」



妖怪「体液とは関係なく、ワクワクしてきたのう!」

「まあね」

妖怪「どうでもいいけど、映画始まる前の予告編ってどれもやたら面白そうに見えない?」

「たしかにね」

28 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:14:13.724 hkFVHm750 14/39

妖怪「うっ、うっ、うっ……」

妖怪「泣けた~! ワシ泣けた~!」

「……」

妖怪「って、全然泣いてないんかーい! そんなにつまらなかったか!?」

「面白かったわ」

妖怪「涙は?」

「出なかったわ」

妖怪「ぐぬう……」

30 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:18:08.821 hkFVHm750 15/39

―会社―

後輩女「せんぱーい! 最近なにか面白いことありました?」

「映画が面白かったわ。今話題の全米が泣いたやつ」

後輩女「あっ、先輩もあれ見たんですか!」

後輩女「私なんかもう……大号泣しちゃって。隣の人に怒られちゃいましたよ」シクシク

「私でも怒るでしょうね」

後輩女「主人公がまるで私みたいで……今思い出しても泣けちゃいますよぉ~」シクシク

「その泣きやすさを少し分けて欲しいわ」

31 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:20:04.510 hkFVHm750 16/39

―女の自宅―

妖怪「おーい、今日は部屋を掃除したぞ!」

ピカピカ…

「……まぁ」

「ありがとう、嬉しいわ」

妖怪「涙は?」

「出ないわ」

妖怪「……」ガクッ

33 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:23:02.506 hkFVHm750 17/39

妖怪(そうだ! いっそ苦しんでみるか!)

妖怪「ううっ……苦しい……!」

妖怪「ワシはもう死んでしまう~! もうダメだぁ~!」

「救急車呼ぶわ」

妖怪「呼ばんでいい! 呼ばんでいい!」ガバッ

「あら、元気だったの」

妖怪「うむ……救急隊に迷惑をかけるわけにはいかん」

「意外と常識あるのね」

35 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:26:33.191 hkFVHm750 18/39

妖怪「ケーキ作ったぞ!」

妖怪「泣けるDVD借りてきたぞ!」

妖怪「涙が出るツボを指圧してやろう!」

妖怪「玉ねぎを切ってやるぅ!」トントントントントン

……

妖怪「どれもダメだ……」ハァハァ…

「これだけ頑張ってくれてるのに、ごめんなさいね」

妖怪「いや……よいのだ。ワシも好きでやってることだからな」

「……」

36 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:29:25.373 hkFVHm750 19/39

ある夜――

「買い物に行ってくるわ」

妖怪「こんな時間にか?」

「うん、食べ物がなくなっちゃったから。買い出しにね」

妖怪「だったらワシも同行しよう」

「いいの?」

妖怪「若いおなごを守るのは、男子の務めよ……!」

「じゃあお願いするわ」

38 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:32:45.735 hkFVHm750 20/39

「じゃ、買い物してくるから。外で待っててね」

妖怪「うむ」

妖怪「……」

妖怪(最初会った時は、“血も涙もないおなご”などといってしまったが……とんでもない)

妖怪(よいおなごではないか……泣かないけど)

妖怪「さて、買い物が終わるまで、ここで……」



「見ーつけた」

39 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:37:09.820 hkFVHm750 21/39

妖怪「……む!?」

ハンター「パトロールしてたら、まさかこんなところで妖怪に出会えるなんてねえ。ついてる」

妖怪(この仮面、この出で立ち……! こやつ……妖怪ハンター!)

妖怪(しかも……相当の使い手……!)

ハンター「さいわい人通りもないし、私のナイフですぐ滅してあげる」ジャキッ

妖怪「……そうはいかん」

妖怪「ワシは……ここで待っていなければならんのだ!」

ハンター「待つ? 誰を待つか知らないけど、地獄で待ってなさいな!」

40 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:39:03.225 hkFVHm750 22/39

店員「ありがとうございましたー」

「ふぅ、買い物終わり。ずいぶんかかっちゃった」

(あれ? 妖怪はどこに行ったのかしら……)キョロキョロ

「!?」





ガキンッ! キィンッ! ザシュッ…

41 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:42:20.710 hkFVHm750 23/39

ハンター「ハァッ!」

ズバッ!

妖怪「ぐうっ……!」

ハンター「なかなか粘るけど、そろそろ地獄が見えてきたでしょ」

妖怪「く、くそっ……!」ゴフッ…



(妖怪と……仮面をつけた怪しい人が戦ってる)

(いったい何が起こってるの?)

42 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:45:29.260 hkFVHm750 24/39

ハンター「もらったァ!」

ザシュッ!

妖怪「ぐはぁぁぁ……!」ドサッ…

「あっ……」

「しっかりして!」タタタッ

妖怪「う、ぐ……」

ハンター「……え!?」

44 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:48:47.055 hkFVHm750 25/39

「何があったの……!」

妖怪「あやつは……妖怪ハンター……」

妖怪「うっかり見つかってしまい……このざまだ……ぐふっ……」

「なんで……! あなたは何もしてないのに……」

妖怪「気にするな……これでよいのだ……」

妖怪「人と妖怪は相容れぬ……人里に降りた時からこうなることは覚悟、してた……」

妖怪「だが、おぬしとの……日々は……とてもとても楽しい、ものだった、ぞ……」

「……!」

45 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:52:16.890 hkFVHm750 26/39

「ごめんなさい……」

「こんなことになってるのに……私の目からは一滴も……」

妖怪「ぐふふ……かまわん……」

妖怪「そうやって、ワシを想ってくれるだけで、ワシは、嬉しい……」

妖怪「おぬしに出会えて……よかった……」

妖怪「ワシらの別れに……涙はいらんよ……」

「待って……死んだらダメ!」

ハンター「あ、あの」

「ちょっとあなた」ギロッ

ハンター「……!」ビクッ

47 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:56:25.727 hkFVHm750 27/39

「どうして、この妖怪を襲ったの。人を襲ったりしてたの? 何か悪いことしてたの?」

ハンター「……え」

ハンター「いえ、あの、妖怪だから……。見つけたから……」

「妖怪だからって問答無用で退治するの!?」

「そんなの、やってることは通り魔と同じじゃない!」

「私はわけあって、今この妖怪を居候させてるんだけど……」

「下手な人間より、よっぽど平和的で面白い妖怪だったわ」

「それなのにこんなことして……いくら仕事だろうと許さない!」

妖怪「よ、よせ……。人間同士、争うなど……」

ハンター「う、うう……」

48 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 18:59:06.372 hkFVHm750 28/39

ハンター「ごめんなさぁ~~~~~い!!!」

「え!?」

妖怪「え……?」

「ちょっと、いきなりどうしたの」

妖怪「ワシも……死にそうなのに、気になって死ぬに死ねなくなってきたぞ……」

ハンター「私は、私は取り返しのつかないことをぉ~!」シクシク

「……」ハッ

(この泣き方、どこかで見たことあるような……)

50 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:03:26.457 hkFVHm750 29/39

ハンター「ごめんなさい、先輩……」カパッ

「あ……!」

後輩女「私です」

妖怪「え……お知り合い……?」

「まあ、ちょっとね。いえだいぶ知ってるけど……」

後輩女「私……本業は妖怪ハンターなんです。いや、副業かな? どっちだろ?」

後輩女「分かんなぁ~い!」シクシク

「ああ、もう……」

(そういえば、映画に出てくる狩人が自分みたいだっていってたわね……)

53 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:08:22.180 hkFVHm750 30/39

後輩女「私の家は妖怪退治を生業とする家系で、出会う妖怪はいつも凶悪な奴ばかり……」

後輩女「人をムシケラみたいに殺す奴とも戦ったことがあります……」

後輩女「だから今日もそのつもりで戦ったんですが……」

後輩女「こんなことに……! 先輩の大切な同居人を……」シクシク

「……」

「妖怪ハンターに、妖怪を助ける力はないの?」

後輩女「ない……です」

「そう……」

(これ以上、この子を責めても仕方ないわね……)

54 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:11:03.332 hkFVHm750 31/39

「ならせめて……」

「あなたの涙、ちょっともらえる?」

後輩女「こんなものでよければ……」グスッ

(ハンカチに染み込ませて……)

「妖怪、これを舐めて」

妖怪「む……」

「私は涙を流せなかったけど、私の後輩が流してくれたから……」

妖怪(なんと優しいおなごよ……ワシに最期の食事をさせてくれるとは……)

妖怪「かたじけ、ない……」ペロッ

55 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:15:39.238 hkFVHm750 32/39

妖怪「……」

「どう?」

妖怪「う、うまい!!!」

「え」

後輩女「ふぇ?」

妖怪「ワシは涙を糧にするゆえ……これまで幾人もの涙を味わってきた……」

妖怪「だが、これは……今までで一番の味だ!」

妖怪「これぞ、まさに……まさに極上の涙……! ワシの追い求めていた涙よ……!」

「あらま」

58 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:19:23.908 hkFVHm750 33/39

妖怪「そうか……。ワシら妖怪にとって、妖怪ハンターは天敵中の天敵……」

妖怪「その涙を舐めるなど、普通に考えればまず不可能」

妖怪「だが、このハンターのおなごは、おぬしの知り合いであった」

妖怪「だから、こうして極上の涙にありつけることができた」

妖怪「ワシがあの時感じた“予感”は、このことだったのだ」

「なるほどね」

後輩女「よく分からないけど、よかったです!」

59 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:21:24.299 hkFVHm750 34/39

「もうすっかりよくなったの?」

妖怪「うむ、この通りだ! 極上の涙を味わったら、すっかり回復したぞ!」シャキンッ

「……」

「よかったわね」クルッ

妖怪「“よかったわね”と言いつつ、そっぽ向かないで!」

後輩女「絶対呆れてますよね、これ!」

61 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:25:33.460 hkFVHm750 35/39

妖怪「ワシは極上の涙に巡り合えた。だが……」

後輩女「だが?」

妖怪「ワシはまだまだおぬしを泣かせることを諦めておらんぞ!」

後輩女「私も先輩が泣くところ見たいです!」

「え?」

妖怪「というわけで、ワシらは共同戦線を張るぞ!」

後輩女「はい! 妖怪と妖怪ハンターの同盟です! これは歴史に残りますよぉ!」

「……黒歴史にならなきゃいいけどね」

63 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:28:34.350 hkFVHm750 36/39

その後――

後輩女「先輩、遊びに来ました!」

妖怪「来たな、ハンターのおなご!」

「いらっしゃい」

後輩女「今日こそ先輩を泣かせてみせますからね!」

妖怪「うむ、ワシら最強タッグに不可能はない!」

「最低の間違いじゃないの」

65 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:32:59.080 hkFVHm750 37/39

後輩女「見て下さい、このヘビのオモチャ! リアルでしょ!」ウネウネ

「……」

後輩女「ってリアルすぎて私が怖い! ギャーッ!」

妖怪「次はワシだ! ガオオオオオオッ!」

「……」

妖怪「涙出たか!?」 後輩女「涙出ましたか!?」

「出たわ。ため息が」

67 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:36:42.146 hkFVHm750 38/39

妖怪「せっかく来てくれたのだ。今日はワシが手料理をふるまってやろう」

後輩女「わっ、楽しみです!」

「料理の腕は本物だから、期待してていいわよ」

後輩女「じゃあ見学してもいいですか? 私、料理ヘタクソで……」

妖怪「ぐふふ、よかろう! 料理のイロハを叩き込んでやる!」

アハハハ… ワイワイ…

(すっかり仲良くなっちゃって……)

(どうやら、私が涙を流す日はまだまだ遠そうね)

(だけど――)

69 : 以下、5... - 2020/06/13(土) 19:41:34.766 hkFVHm750 39/39

(あの時、妖怪がもう大丈夫だと分かった時……)

『よかったわね』クルッ

(私の目が少し潤んでしまったのは……私だけの秘密よ)








~おわり~

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