僧侶「え…性処理?係…?私が…?」
勇者「そう。だから、俺に夜の奉仕さえしてればいいの」
勇者「端から戦力としては何も期待してないから」
勇者「僧侶ちゃん、わかった?今夜からお勤め頼むぞ」
僧侶「え……えぅ」
勇者「はは、ごめんな騙して。でも男の長旅には必要なんだよ」
僧侶「ぁ、ぁ…あの…でも。私……男なんですけど…」
勇者「……え?」
元スレ
僧侶(Lv.2)「ご、ごめんなさい。私役立たずで…」勇者「いいよ。君ただの性処理係だから」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1584978571/
僧侶「男です」
勇者「そんなバカな。その愛くるしい見た目で?」
僧侶「は、はい…」
勇者「着痩せしてるわけじゃなくて?」
僧侶「はい……」
勇者「ま、まじかよ……」
勇者「だまされた」
僧侶「騙されたのは私の方ですけど…」
勇者「…あ、ありえない。今夜めちゃくちゃ楽しみにしてたのに」
勇者「君に声かけてからずっと溜めてたのに!」
僧侶「なにをですか」
勇者「神様…嘘だと言ってくれ」
僧侶「あの、私…女じゃないとパーティークビですか……?」
僧侶「こんなところで放り出されたら生きていけないのですけど…」ウルウル
勇者「……」
勇者(か、かわいい……首から上だけならイケるか俺?)
勇者(でも男だぞ。顔がほぼ女だとしても、男だぞ!?)
勇者(くそ、こんなことなら判明する前に問答無用でしゃぶらせるべきだった)
勇者「なあ」
僧侶「は、はい」ビクッ
勇者「一応聞いとくけど、僧侶ちゃん(くん?)は成人してるよね?」※この世界では16歳~
僧侶「…一応まだ15ですけど」
勇者「うわああああっ」ガタッ
勇者(だめだ!犯罪だ!)
勇者(男で未成年!禁断×犯罪!)
僧侶「思いっきり転びましたけど大丈夫ですか?」
勇者「ええいさわるな!」
僧侶「ご、ごめんなさい」
勇者(まずいぞ俺、男に腰をさすられただけで軽く勃ってしまった)
勇者(それにしても、なんでこいつ……こいつときたら)
僧侶「勇者様? さっきから様子がおかしいですよ」
勇者(いい匂いがするんだ!?)
勇者(まだ風呂には入っていないのに。戦闘後の汗だくなはずなのに)
勇者(ん、まてよ? 風呂…そうか風呂!)
勇者「おい僧侶、風呂入るぞ。このあたりの山には温泉が湧いてる」
僧侶「え?温泉ですか……」
僧侶(ちゃん付けじゃなくなった…)
勇者(本当に男なのか一度しっかり確かめないとなぁ)
勇者(同性のガキと風呂に入るのはべつに犯罪じゃないもんなぁ!)
僧侶「あ、硫黄の匂い。本当に湧いてますね」
勇者「無論だ。そういうルートできたからな」
僧侶「温泉好きなんですか?楽しいですよね温泉♪」
勇者(お前が女ならもっと楽しいことがいっぱい起きるのになぁ!)
僧侶「では勇者様入りますか?」
僧侶「その間に私は夕飯の」
勇者「どこいく」ガシッ
僧侶「あっ」
勇者「お前、俺と仲を深めようって気はないのか?」
僧侶「……」
勇者「しようぜ。裸の付き合い」
勇者(大丈夫。しっかりこいつの男裸体を見れば俺の暴れ狂いそうな息子もおさまるはず)
勇者(さぁはやく脱げ。俺に裸をみせろ)
僧侶「えっと……」
僧侶「ごめんなさい。わたしたちには夫婦となる相手以外に素肌を晒してはならないという厳しい戒律がありまして」
勇者「うるせーはやくぬげ!」がばっ
僧侶「ひゃああ」
僧侶「ひどいです……」
僧侶「神様申し訳ありません……私は破ってしまいました」
勇者「(服を)破ったのは俺だよ」
勇者(にしても)
勇者(なんて色白で華奢で綺麗な体してるんだこいつ)
勇者(こんなの見たことねぇ)
勇者(後ろ姿なんてほぼ女そのものじゃねぇか)
勇者(さてあとは肝心のアレの有無を…)
僧侶「勇者さまー!ちょうどいいお湯ですよ」
勇者「あっこら、先に入るな」
勇者(くそっ、湯が濁っててよくみえねぇ)
勇者「おい僧侶」
僧侶「??」
勇者「さっきの話だが、お前、やっぱり男なんだな?」
僧侶「そう言ったじゃないですか」
勇者「でもめちゃくちゃ隠すじゃねぇか!男同士なんだからいいだろ!」
僧侶「だ、だってそれは戒律で」ウニャウニャ
勇者「なぁもうパパっと見せろよ!俺確認しないと気がすまないんだよ」
僧侶「うう……」
僧侶「じゃ、じゃあ。見せるのでかわりにひとつだけ私のお願いきいてください…」
勇者「おう。なんでも聞いてやる。俺のヤツだって好きなだけ見せてやるぞ」
僧侶「それじゃあそこの岩の上にあがりますね」
勇者「お、おう」
勇者(いかん、なぜ俺は男のちんこをみるというだけでドキドキしているんだ?)
勇者(いやこいつが悪いな。無駄にもじもじしやがって。そういう女々しい仕草が俺の悲劇を生み出したんだ)
僧侶「よいしょ」
僧侶「ど、どうぞ…恥ずかしいので一瞬だけですよ」
勇者「なっ!? こ、これは!!」
勇者「……お前、生えてすらいないんだな(笑)」
僧侶「あ゛ぁぁーだから嫌だったんですよ」
勇者「なるほどな、ちょうどそういう年頃だもんなぁ」
勇者「わかるよ。お兄さんにもそういう時期があった」
僧侶「ううう…はやく大人になりたい」
勇者(なんかこいつとはそういう関係抜きにして仲良くなれそうだな)
僧侶「成長期なのに全然背は伸びないし、顔つきも変わらないし」
僧侶「声も高いままですし」
僧侶「おまけにコレですよ。情けないです」
僧侶「うううう。神様に毎日お祈りしてるのに…」
勇者「ざんこくな神もいるもんだなぁ」
僧侶「異性に間違えられるせいで威厳がないとか、そんなこと神父様や修道長に毎日つつかれて」
僧侶「外の世界で修行しないと二度と戻ってきたらだめって(泣)」
勇者「お、おい。俺が泣かしたわけじゃないよな!?」
僧侶「街におりても未成年の私に仕事なんてなくて……」
僧侶「托鉢だけのひもじい生活が続いて」
僧侶「それで、ようやく勇者様がお仕事くれて修行の旅に出れたのに、ぐすっ」
勇者「あ」
僧侶「なにもするな!お前は性処理係って!びええええ!!!」
勇者「わかったわかった!俺が悪かった!!」
勇者「まさかお前がそんな境遇だなんて思いもしなかった」
僧侶「すみません。溜まっていたものが噴き出てしまいました。温泉のように」
勇者「俺もいい加減溜まりに溜まってるもの出してーよ」
僧侶「出していいですよ?」
勇者「え? あ、いや…お前は多分あまりわかっていない」
僧侶「??」
勇者「ところで、見せてくれる代わりにひとつお願いを聞くって約束したが」
僧侶「いえ、それはもういいですよ。私の話を聞いてくださっただけで十分」
勇者「いやいやあんな話聞かされたら逆に!むしろ叶えてあげたい!それが勇者道」
僧侶「じゃあ…いいですか?」
勇者「どんとこい。金か?手持ちはすくないが稼ぎはいいぞ」
僧侶「いいえ」
勇者「女か? お前も彼女とかほしいよな!」
僧侶「それは禁じられてますので」
勇者「じゃあなんだ!俺にできることなんて限られてるが、全力で叶えてやる」
僧侶「私…ぉ、男ですけど……きらいにならずに……勇者のお側においてください……」
勇者「ああああああああ!!!(抱擁)」
一一一
勇者(それ以降俺と僧侶は二人で旅を続けている)
勇者(仲の良い兄弟のように、な)
勇者(しかしひとつだけ全く解決できていない個人的問題が)
勇者「街についたぞ!」
勇者「さぁーてと、僧侶はとりあえず宿適当に抑えて来」
僧侶「ひとりでどこ行くおつもりですか?」ぐいっ
勇者「ッッ!」
僧侶「そっち、変ないかがわしい看板でてますよね」
僧侶「だめですよ? 世を救う勇者様がそんなことしたら……」
勇者「ぐあっ」
勇者「やだやだ歓楽街いきたい。半年ぶりにおねーちゃんと遊びたい!」
僧侶「勇者様。私じゃ…だめですか?」
勇者「だめだよ。だってお前男じゃん」
僧侶「はい」
僧侶「宿ついたらヒーリングマッサージしてあげますから。それで我慢してくださいね♪」
勇者「くそっ」
勇者(はたして俺はこのままこいつに手を出さずに旅を終えることができるのか)
勇者(神のみぞ知る)
僧侶「おしりは触るんですね」
勇者「おしりは男のでも柔らかいからな」
おわり