1 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:14:41 yyYmf4krk 1/11

四月始め
少女「売れないなぁ…」

学生「ん?」

少女「あ、あの単位いりませんか?一つ5000円…」

学生「あ?単位?いらねーよんなもん」ドカ

少女「きゃ!!」ドタ



少女「…売れなかった…今日もご主人様におこられる…グス」

元スレ
単位売りの少女「単位いりませんかー…」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1397078081/

6 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:20:59 yyYmf4krk 2/11

五月
少女「あの単…」

学生「うるせえ!!」

六月
少女「あ…」

学生「え?単位?自分でとるよ」

七月
少女「あの単位いりませんか…?」

理工系学生「三つください!」

少女(え…!?初めて売れた!)

理工系学生「ありがとう!ラッキ~早いうちに保険はかけとかないとな!」

少女(保険?よくわからないけど売れてよかった!)


11 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:29:49 yyYmf4krk 3/11

八月

少女「七月は来てくれたんだけどな…やっぱりあんまりこないな…」

少女「建物にもあんまり学生がこないし、ん?」テクテク

少女「夏期休業って書いてある…休みって事かな?」

少女(でも私は毎日ここにたって売らなくちゃ…大丈夫!先月は三つ売れたし今月も!)

九月
少女「八月も売れなかった…なんでだろ…やっぱあたしだからかな…」

少女「先輩にきくと、去年は200単位うれたよ~…っていってたけど…」

少女「あたしはまだ三つだけ…何でだろ」

14 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:34:07 yyYmf4krk 4/11

十月
学生「あ、いたいた、単位売りさん!!」

少女「あ、こんにちわ!単位…ですか?」

学生「そうそう!一個だけお願い!」

少女「ありがとうございます!!」
(一個だけだけど!二ヶ月ぶりのお客さんだ!)

学生「わりいな!助かるぜ」

少女(売れた!まだ四つ目だけど、役に立てるのはうれしいなぁ…!)

17 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:40:37 yyYmf4krk 5/11

11月
学生A「クスクス…あそこにいんの単位売りじゃね?ww」

学生B「まじで?wwあいつ毎日いるよな」

少女(あれ?こっちみて笑ってる!単位ほしいのかな??)

少女「あの!単位、いりませんか?」

学生A「あ?おれGPA3越えだしいらねーよ!んなもん!」

学生B「ていうか、聞きたいんだけど、売れてんの?おまえ?」

少女「うん!すこしだけだけどね…!」

少女「もし、必要だったら、必要だったらさ!いつでも声かけてね!!あたしここに毎日いるから!!」

学生B「あーはいはい。じゃあな」

19 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:47:05 yyYmf4krk 6/11

12月
少女「寒いよう…今日はサンタさんがくるのに…あたしは今日もここで売らなきゃ…」

理学部生「え?君もしかして、単位売ってるの?」

少女「え?あ、はい!」

理学部生「そうなのか、ここの近くの大学じゃないからわからなかったよ」

少女「そうなんですか!よかったら単…」

理学部生「14個ください」

少女「…え?」

理学部生「14個!お願いします!」

少女「え!?あ、はい!ええっと70000円かな??」

理学部生「ありがとう…!君は僕のサンタクロースだ。プレゼント…ありがとう!」

少女「こ、こちらこそ!また、よかったらきてくださいね!!」

少女(あたしがサンタクロースか…)ニヤニヤ

21 : 名無しさ... - 2014/04/10 06:57:53 yyYmf4krk 7/11

一月始め
少女「いいなぁ、みんな今頃お家でおもち食べてるんだろうなぁ…」

少女「あたしは今日も売らなきゃ…どうせ今日も誰も来ないだろうけどさ」

少女「あたしも…大学…いってみたいなぁ」

少女「単位とか、試験、とかそういうのはよくわからないけど…」

少女「きっと、楽しいんだろうなぁ!」

少女「でもあたしは…親もいない…お金もないし…いけないんだろうなぁ…」

少女「単位も売れないし、ノルマも達成できなさそう…あと二ヶ月で、150単位うるなんて…無理だよ。また、ご主人様におこられちゃうな…」

27 : 名無しさ... - 2014/04/10 07:09:56 yyYmf4krk 8/11

一月下旬…ある日の朝

少女「今日もがんばろう!ん?」

少女(あれ?なんだろあの行列?新しいお店でもできたのかな??)

少女(あれ?こっちに来…る?)

ドドドド

学生A「頼む!!4個売ってくれ!!」
学生B「俺は7個売ってくれ!!」

少女「え?あの?ちょ…」

法学部生「4個ください。」
経済学部生「2個ください」

少女「あわわ…!一列に!一列に並んで!」

少女「えっと四つですね!20000円です」

法学部生「ありがとう!」

少女「お次のかたが2個ですね!」

少女(どうしたんだろう…すごい売れる…)

理学部生「34個ください…」

少女「三個ですね?わかりました~」

理学部生「いえ、34個です…」

少女「え?!34個!!?え、えっと」

少女「170000円です。」

理学部生「助かった…お礼含め200000出しましょう…」

少女「え、いやあの!そんな」

理学部生「単位には今の僕の人生そのものです。三万円は好意です。ありがとう!では…!」

少女「あの、ありがとうございました!」

少女「おつぎのかた~」


33 : 名無しさ... - 2014/04/10 07:18:41 yyYmf4krk 9/11

工学部生「50単位って可能ですか?」

少女「え!?50個ってことですか?」

工学部生「はい。」

少女「は、はい。可能です」

少女「それにしても、こんなに単位っているんですか…??5000円ならパンいっぱいかえるのになぁ」

工学部生「お嬢ちゃんはなにもわかっちゃいねえな。単位ってのはな、今の俺らにとっちゃダイヤモンドより大切なもんなんだよ。おまえもそこんとこわかって売りな。」

少女「すいません!そんな大切なものとも知らずに!あたし、そういうのよくわからないから…」

工学部生「あ、いやいいんだ。五万は礼だ。とっときな」

少女「300000円も…!いいんですか?」

工学部生「いっただろう。ダイヤモンドだと。おまえがたまたま5000円で売ってたから5000円だしたんだ。だがもし、一個10000でも、買ってたぜ。試しにつり上げてみな。客足は落ちねえぜ」

39 : 名無しさ... - 2014/04/10 07:29:42 yyYmf4krk 10/11

少女「そんなたいせつなものなのかな…10000円にしてみようかな」

数学科生「50個ください」
物理科生「100個ください」

少女(え、すごい売れる!あの人がいってたとおりだ!!)


ーーーーーーーーーーーーー

少女「はぁはぁ…終わったかな…」

少女「売り上げがすごい…200個どころじゃないよ…今日だけで1624個…すごいな…」

少女「ご主人様喜ぶかな…」



少女「ただいま戻りました!」

ご主人様「…何個だ。」

少女「1624個です。」

ご主人様「勘定が合わねえが…」

少女「途中から値を10000円にしました!」

ご主人様「そうか。よくやった」

ご主人様「おまえなんか、将来やりたいこと有るのか…」

少女「経済の仕組みが知りたい…です!」

ご主人様「そうか」

ご主人様「差額はくれてやる。それを糧にして大学でも何でもいきやがれ。」

少女「え!いいのですか…!」

ご主人様「ああ。ご苦労だったな。ただ、まあ高校まではしっかりここで働いていけ」

少女「はい!!ありがとうございます…!!ありがとうございます…!!」ウルウル



41 : 名無しさ... - 2014/04/10 07:31:25 yyYmf4krk 11/11

ー数年後ー

単位売り「単位いりませんかー単位いりませんかー」

???「あの」

単位売り「あ、単位ですか!?」

少女(経済学部生)「…30個ください…」





ー完ー

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