1 : 以下、名... - 2011/04/26(火) 23:56:46.57 FAMRmSRc0 1/52

「ねえお姉ちゃん、私のこと好き?」

「うん・・・す、好きだよ・・・」

「じゃあ、キスしてくれるよね?」

「え・・・と、そ、それは・・・」

「してくれないの?」

「だって、私たち女同士だし・・・おかしいよ・・・」

「して、くれないの?」

「・・・うん」

「そう。キスしてくれないなら私死ぬ。お姉ちゃんに愛してもらえないのに生きてる意味なんてないもん」

「そ、そんな・・・」

そういって妹は懐から取り出したカッターをその白い首筋に当てた。
カッターの刃はゆっくりと妹の柔肌にもぐりこんでいく。首許から血が滴った。

「ま、待って!もうやめて。キスするから」

妹の手が止まる。そして

「お願いして」

「え?」



元スレ
妹「お姉ちゃんがキスしてくれないなら死んじゃうから」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1303829806/

2 : 以下、名... - 2011/04/26(火) 23:57:08.95 FAMRmSRc0 2/52

「キスさせてくださいって、私にお願いしてよ」

「え、そ、そんな・・・」

「いやなの?」

妹の手に再び力がこめられる。
姉は震えながらその口を開いた。

「あ・・・キ、キス、させて・・・ください」

「キス、したいの?」

「し、したい」

「私のこと、好き?」

「うん・・・す、好き」

「私も大好き」



こんな感じでおねがいします


13 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 00:21:49.71 o/cf8u8b0 3/52

「私も大好き...ううん愛してるよ...」

「じゃあ、キスする前に手を繋いで欲しいな....」

「あ、勿論恋人繋ぎだからね!」

「うん...わかった...手を繋げばいいのね」

「どっちの手がいい?」

「どっちも!」

「いいよ...じゃあその前に...」


14 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 00:26:48.09 o/cf8u8b0 4/52

「なに?」

「ほらこっちおいでギュッてしてあげる」

「.....うん!」

「久々だねー妹と抱き合うのも...まあ私も妹ももう子供じゃないし」

「一緒に寝たりもしないからね...」

「でも今日からは一緒に寝てくれるよねえ?私もう独りぼっちは嫌なの...」



15 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 00:32:12.65 o/cf8u8b0 5/52

「勿論いいよ!」

「へへ!ありがとうお姉ちゃん!」

「お姉ちゃんいい匂い...この香水私も持ってるんだー...知らなかったでしょ!」

「へえーそうなんだ偶然だねー...」

「あれ?妹ピアスなんかしてたっけ...?しかもそれ見た事あるよう...な?」

「それ私がなくした....」


17 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 00:41:39.80 o/cf8u8b0 6/52

「おしいなー!でもね...違うよ?」

「これはお姉ちゃんがなくしたピアスと同じ種類なだけ!」

「つまりお姉ちゃんのピアスは今私の宝物箱に眠っていまーす!」

「後で返してあげるねー!もう用は済んだし」

「あとね、あとね、お姉ちゃんの下着もあるし、ナプキンもあるし、お姉ちゃんの生理ノートもあるし...」

「...へぇー凄いんだね...でもナプキンとかはちょっとやめてほしいなー....」

「何で?」

「何でって...汚いし...その...」





19 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 00:51:42.58 o/cf8u8b0 7/52

「何言ってるの?お姉ちゃんが身に纏ったものが汚いはず無いじゃん?」

「お姉ちゃんから出るものはおしっこだって血だって二酸化炭素だって嘔吐物だって...」

「全てが愛おしいんだよ!今お姉ちゃんは私の事気持ち悪いって思うかもしれないけど...」

「....うん気持ち悪いよ...」

「お姉ちゃんは正直だね...その軽蔑して哀れむような目...」

「まるでお母さんみたい」

「お姉ちゃんそういう風に思われるのは辛い...でも今日だけは...」

「うん...今日だけは...」





22 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:00:38.66 o/cf8u8b0 8/52

「ごめんね...でももう戻れないよ...」

「もう....泣くなよ...」

「おいで...何度でも何度でも抱きしめてあげるから!」

「...うんありがとう」


「まあ妹は甘えるの下手だったからねー...昔から」

「うんもっと甘えるのが上手かったら今日は来なかっただろうね...」


「はあーやっぱお姉ちゃんいい匂いだね...もうこのまま...」

「鼻血出てきた...」

「お姉ちゃん舐めて」

「え?」


24 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:01:31.60 o/cf8u8b0 9/52

「だから鼻血舐めて」

「え?」


26 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:06:17.57 o/cf8u8b0 10/52

「えーっと...鼻血舐めればいいの...?」

「うん」

「私の血がお姉ちゃんの中に入ってくとか想像しただけで....」

「鼻血酷くなってるよ....」

「でもそうしたら必然的に唇も舐めちゃうよ?」

「そしたらキス...」

「....あ、じゃあやめとこうか...ティッシュは遠いな...」

「とってくるよ」

「駄目!!!!!離れたくないの!!!!!!」


29 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:14:55.01 o/cf8u8b0 11/52

「...わかった...離れないよ大丈夫だよ...」

「じゃあ手繋いで一緒にティッシュとりに行こっか」

「うん!」

「....でもちょっと上向こう?私の足に鼻血垂れてるから」

「お姉ちゃんに鼻血かけれられるなんて私幸せ!!!」

「ああ...わかったわかった...じゃあ手繋ごっか!」

「うん...」


「....手の汗凄いね」

「お姉ちゃんもね...別にお姉ちゃんをいきなり襲ったりしないから安心してよ」

「うん...大丈夫だよ...」


32 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:22:07.80 o/cf8u8b0 12/52

「妹さあ...手握る力緩めてくんない?ちょっと痛いんだけど...」

「ああ...ごめんなさいお姉ちゃん!」

「お姉ちゃんの手が愛おしくて...」

「もう一生離したくない....」

「いいけど...ほらティッシュ」

「お姉ちゃんちょっと私の部屋行こっか...」

「ああ...どうした?」

「手錠とりに行こうかなあー?って!


34 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:29:36.52 o/cf8u8b0 13/52

「...いやいや手錠で何すんのさ?」

「お姉ちゃんの右手と私の左手を施錠しちゃいます」

「それはどうかと思うな...」

「というか何であんた手錠なんか持ってんのよ...」

「それはもしも誰かの動きを制限して何かする時の為にってね買って置いたんだけど...」

「今の目的はお姉ちゃんと私を繋ぐ事だよー!」

「だから安心してお姉ちゃんだけに手錠してお姉ちゃんを襲ったりはしないから!」

「安心は出来ないけど...」





36 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:35:38.00 o/cf8u8b0 14/52

「...そんなことしなくても私は妹の手離さないよ?」

「うん!そう言ってくれるのは嬉しいけど...今までだって私の事...」

「だから...ね?何か目で見えるモノで繋がって居たいの...わかって?」

「わかった...今日だけだよ?」

「...うん...今日だけでおしまい...」

「うん...」


38 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:39:56.52 o/cf8u8b0 15/52

「ああーお姉ちゃんちょっと目瞑ってて」

「クローゼットの中はちょっと見せらんないから」

「ええー何でー?何かあるの?」

「うん!お姉ちゃんが思わず逃げ出して携帯を手にとり助けを求めるくらいのものは余裕であるよ!!」

「.....」

「大丈夫!手錠しかとりに行かないし!お姉ちゃんを襲ったりしないから!」

「...そうだね」


「さあ目を開けて!」


39 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:49:55.22 o/cf8u8b0 16/52

「どう?これで一日中一緒だよ!?」

「ヤバイよテンション上がってきたぁ!!!!!」

「あんたちゃんと薬飲んでる?」

「うん飲んでるよーでももういらないかな」

「駄目だよ勝手に辞めちゃ!ちゃんとお医者さんと相談して....」

「はいはい...じゃあ掛けちゃうねー!」

「......でも結構本格的だねーどこで買うのこんなの...」

「SMショップに独りで買いに行ったんだ...凄く恥ずかしかったけどね...」

「あんたまだ入れないでしょ?」

「そうだけど...これでお姉ちゃんと....なんて思ったらもうテンション上がちゃって...」

「頑丈そうなの選んじゃった!」


41 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:52:55.54 o/cf8u8b0 17/52

「っていうのはまあ嘘なんだけど...」

「はいはいインターネットで買ったのね」

「勿論鍵はあるよn...」

「無いよ?」

「....あるよn」

「無いよ?」

「.....」

「....」

「.......」


43 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 01:57:37.69 o/cf8u8b0 18/52

「嘘は駄目だよ?鍵はあるんだよね?」

「だから無いってば...」

「......どうすんの」

「一緒に手首切り落とそうよ!ほらノコギリはあるんだよ!」

「もうさ...」

「お姉ちゃん!!!」

「...自分から抱きついてくるなんて珍しいね...」

「お姉ちゃん好き!好き!大好き!愛してる!」

「...私も妹が好きだよ.....」

「愛してる」

「お姉ちゃんいい匂い...」


44 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:01:03.01 o/cf8u8b0 19/52

「ありがとう...お姉ちゃん」

「例えその言葉が嘘でも私は嬉しいよ...」

「今日だけは私の事愛してね!」

「いいよ...愛してるよ妹のこと」

「うん!」

「.....」

「どうしたの」

「.......トイレ」


47 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:05:22.18 o/cf8u8b0 20/52

「え?」

「トイレしたい...」

「じゃあ行こっか...」

「.....」

「ここでする?」

「....行きましょうか」


「やっぱりちょっと恥ずかしいよ....」

「大丈夫だよ!」

「しっかり見て!しっかり聞き!しっかり匂いを感じ取るから!」

「大丈夫じゃないじゃん...」


49 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:11:38.10 o/cf8u8b0 21/52

「ごめん....そんなに凝視されたら出ないよ...?」

「お姉ちゃん...下の毛処理しようよ...」

「...いいじゃんめんどくさいし」

「お姉ちゃんコレクションが増えないじゃん....」

「え?」

「え?」

「じゃあさ私が...してるのを見ればお互い様で恥ずかしくなくなるよね...」

「...どんな理論なの」

「お姉ちゃんどいて私が先に」

「まあ...うん....このままじゃ出ないだろうし」


50 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:15:40.24 o/cf8u8b0 22/52

「ふう...じゃあしちゃうね...」

「....う...うん」

「ちょっとお姉ちゃん!」

「.....なに?」

「ちゃんとこっち向いててよ!あと耳塞がないで!」

「わ...わかった....」

「うん...?それ私の下着....」

「ああああ...お姉ちゃん出ちゃうよ」

「お姉ちゃん見て!耳塞がないで!」

「あああああ....」


52 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:18:58.10 o/cf8u8b0 23/52

「ふう.....スッキリした....」

「私もトイレ...妹どいて...」

「漏れる...」

「じゃあお姉ちゃんお風呂場行こっか!」

「....え?」

「よし行こう」

「ちょっと妹!漏れちゃうって!」


53 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:23:48.55 o/cf8u8b0 24/52

「着いたよお姉ちゃん!」

「もう遅いよ....」

「お姉ちゃんもしかして漏らしちゃった?」

「ううん...漏らしてないよ?」

「ズボンビショビショだし...いい匂いがするよ?」

「.........」

「泣かなくてもいいじゃん」

「舐めていい?」


55 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:28:50.85 o/cf8u8b0 25/52

「....」

「じゃあ下脱ごうか?」

「何でそうなるのよ....」

「いやだってもったいないよ」

「.....」

「今日だけ」

「それを言われると....」

「...でも汚いよ?」

「だから汚くなんかないって」

「少なくとも私にとっては」


56 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:31:49.49 o/cf8u8b0 26/52

「妹おかしいよ...だって」

「まあまあ別にいいよ」

「お姉ちゃんが嫌なら」

「.....嫌だけど嫌だけど嫌じゃない」

「じゃあ脱がすね」


57 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:35:27.40 o/cf8u8b0 27/52

「....本当に舐めるの?」

「うん当たり前じゃん」

「今まで手を出さないようにして来たけど....」

「やっぱり目の前で感じるとね....」

「ごめんね気持ち悪いよね」

「でも」

「今日だけだから」


59 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:41:53.39 o/cf8u8b0 28/52

「じゃあいただきます!」

「いただきますはおかしいじゃない?」

「そうかなー?」


「こそばいよ!」

「お姉ちゃんさ何でこう細いのに肉付きがいいの?」

「食人の習慣とか理解出来る気がするよ...」

「....逃げていいかな?」

「安心してお姉ちゃん!いきなり襲いかかったりはしないから!」

「何回言うのよ...」

「お姉ちゃんって処女だよね」

「...違うよ?」

「私は知ってるよ」

「....うん嘘だよ」



60 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:48:07.59 o/cf8u8b0 29/52

「ねえもうやめよう...私の足ベッタベッタだよ?」

「えーあと30分」

「駄目!」

「.....わかった美味しかったよ」

「よしよし....」

「妹?何でその...あそこ舐めたりさわったりしなかったの?」

「....何?お姉ちゃんむらむらしてるの?」

「....違うよ!」

「まあ...いいじゃん....じゃあ服とりに行こうか」

「.....うん」


62 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 02:52:40.93 o/cf8u8b0 30/52

「お姉ちゃん?」

「何?」

「あのね、私の血を飲んで欲しいの」

「どういう事?」

「そのままだよ私が今から手首を切るから血を飲んで欲しいの」

「....駄目!絶対駄目!私が血を飲むのはいいけど妹が手首を切るのは....」

「私からのお願い....」

「絶対駄目だよ!」




63 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:00:00.85 o/cf8u8b0 31/52

「今日だけ...もう自傷もやめるから....」

「.....」

「大丈夫だって!いつもより浅く切るし!」

「それで気が済むの?」

「うん!」

「あのねそれでもやっぱり自傷行為はして欲しくない」

「頓服飲みに行こう?」

「頓服なんか効かないって!お姉ちゃんわかってよ....」

「駄目だって」

「じゃあ私死ぬ」

「......」


66 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:05:52.18 o/cf8u8b0 32/52

「それだけは....」

「えへへ!じゃあちょっと待っててね!」

「ちょっと待てって....」

「よいしょ!っと」

「.....うわっ!」

「あ、目を背けないで!しっかり見て欲しいな!」

「こんなのって...こんなのあんまりだよ....」

「あともう少しだから待っててねー!!!」

「ああー気持ちいいー」

「もうやめよ?全然浅くないじゃない!」

「まだまだだよ!折角だからねー!」


67 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:12:26.75 o/cf8u8b0 33/52

「もういいや!さあ!お姉ちゃん飲んでよ!」

「...このまま口をつけて飲めばいいの?」

「そうだよ!早く早く!」

「...わかった」


「どう?どう?美味しい?」

「.....美味しいわけないじゃない」

「まあそりゃそうだねー!」

「お姉ちゃんもっと吸いついてみてよ!」

「いいけど痛くない?」

「痛いのが気持ちいいんだよー?」

「....終わったら痛いくらいぎゅってするからね」

「はいはい....ああいいよお姉ちゃん!」


68 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:18:47.69 o/cf8u8b0 34/52

「......もういいでしょ?」

「うん!もういいよ!満足も大満足!」

「今お姉ちゃんの中に私の一部が居るんだね!もう気絶しちゃいそうだよ!」

「よかったね....おいで」

「うん....本当に痛いくらいだね....」

「妹はもっと痛かったでしょ?」

「むしろ気持ちよかったけどね」

「こら....」

「ああーいい匂いだ」


「あーそういうばもうひとつやりたい事があるんだ...」

「言わなくていいよ....分かってるつもりだから.....」


70 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:24:45.31 o/cf8u8b0 35/52

「ほらカッター貸して....」

「以心伝心だね!」


「じゃあ切るよ....」

「うん...少し痛いだろうけど....」

「お姉ちゃんの代わりに私が痛みを負えればいいんだけど...そんな事出来ないから....ごめんね」

「...うー結構痛いんだね....」

「でもこれじゃ猫の引っ掻き傷だね...」

「もう!お姉ちゃん可愛い!それでもいいよ....血は2、3滴かな....」

「まあお姉ちゃんの血に代わりはないし1滴飲めるだけでも幸せだよ!」

「じゃあいただきますね....」


71 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:30:09.61 o/cf8u8b0 36/52

「妹って舐めるの好きなの?」

「うん!お姉ちゃんを舐めるの大好き!」

「...そう」

「.....血なんか美味しくないでしょ?」

「お姉ちゃんからでるものは全て美味しいよ!」

「空気もおしっこだって美味しかったまあ血は下着とかナプキンで経験済みだからねー味は知ってるんだ!」

「.....」

「引いちゃった?別に今更だけどね!」


73 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:33:01.17 o/cf8u8b0 37/52

「妹さぁ....」

「なあにお姉ちゃん?」


「一緒に死のっか?」

「.....うん!」


76 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:35:44.82 o/cf8u8b0 38/52

「じゃあさロープ持ってこよう!」

「うんそうだね...」


「あーお姉ちゃん?」

「睡眠薬はいる?少しは楽になると思うよ?」

「そだねー少し持って行こっか」


78 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:43:53.88 o/cf8u8b0 39/52

「ごめんねお姉ちゃんはロープの結び方わかんないから....妹がやってくれる?」

「うん!いいよ!お姉ちゃんはそういうの疎いもんね!」


「お姉ちゃんはさ今までの人生楽しかった?」

「私は凄く楽しかったなー....」

「小さい頃からお姉ちゃんが居てね...お姉ちゃんたら凄く可愛いくて愛おしくて...」

「私の生きる希望だった....」

「だけど私にとってお姉ちゃんは絶望の象徴でもあった」


79 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:51:09.81 o/cf8u8b0 40/52

「....」

「お姉ちゃんの事が愛おしくて何度も手を伸ばして....」

「何度でもお姉ちゃんは私の手をとって...抱きしめてくれた」

「そんなお姉ちゃんが大好きでただただ愛おしくて....」

「生まれた頃から抱いていたこの気持ちに疑いも世間の常識も何もなかった....」

「きっとお姉ちゃんはこんな私を優しく受け止めてくれるだろうけど...」

「だけどある日周りが許してくれない事に気付いた....」

「学校のともだちも....先生も....きんじょの人達も...お母さんすら....」


81 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 03:59:23.01 o/cf8u8b0 41/52

「女の子同士なのに...姉妹なのに....」

「私はお姉ちゃんが好きなの!好き!好き!大好き!愛してる!」

「私はお姉ちゃんの為なら何だって出来るよ?」

「例えそれが私にとっての苦痛でも」

「でもねお姉ちゃんは違うよね....私はもしかしたら人間じゃないのかな?」

「.....妹」

「そうだよね...同性愛者は人間じゃないよね」


83 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:06:53.00 o/cf8u8b0 42/52

「.....妹おいで」

「うん...」

「お姉ちゃんは妹の事好きだよ?愛してるし妹の為なら何だって出来る....」

「でもね今それは恋人としてじゃないし妹の気持ちには応えてあげられないよ....」

「大丈夫知ってるよ」

「....わかってるよ」

「たくさん気を使わせちゃったみたい...ごめんね妹」


「でもね....」

「....何でお母さんを殺したの?」


84 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:14:45.92 o/cf8u8b0 43/52

「何でお母さんを庇うの?!!!」

「あんな奴いなければよかったじゃない!!!」

「お父さんだって....あいつに」

「お父さんのは事故だって何度も言ったでしょう?」

「違う!違う!違う!」

「あいつのせいでお父さんが....」

「.....もうお父さんの話はやめよう?」

「だってお父さんは....ごめんなさい」


85 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:20:30.64 o/cf8u8b0 44/52

「でもお母さんは...」

「....お母さんは?」

「お母さんは....同性愛者なんか人間じゃないって....」

「私とお姉ちゃんを引き離そうとしたんだよ.....」

「だからって....お母さんを....」

「あいつを殺す理由には充分過ぎるよ...」

「お姉ちゃん泣かないでよ....私は」

「いいの....いいのよ」

「....舐めていい?」


86 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:22:44.75 o/cf8u8b0 45/52

「....いいよ」

「じゃあいただきます」


「涙って以外と美味しいね」

「....うん」


87 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:25:59.01 o/cf8u8b0 46/52

「あ...私は今まで楽しかったよ!お母さんもお父さんも妹も真美ちゃんもみんなみんな大好きだった!」

「私はその人達と同列なんだね....」

「うん!ごめんね!」


「でも今日だけは....」

「....今日だけは」


88 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:30:19.08 o/cf8u8b0 47/52

「じゃあそろそろ逝こっか....」

「うん!」

「ほら!手を繋ごう!」

「勿論恋人繋ぎでしょ?」

「勿論だよ!」


「えへへあったかいね」

「.....手汗酷いよ?もしかして緊張してる?」

「ちょっとね....」

「でももう大丈夫お姉ちゃんがいるから!」

「...そっか」


89 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:35:17.85 o/cf8u8b0 48/52

「じゃあそろそろ...」

「....あ!」

「どしたの?」

「...キス」

「.....うん」

「....えっと」

「...キスさせてください」

「いいよ!」

「えへへ....忘れてた...」



90 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:39:29.29 o/cf8u8b0 49/52

「.....お姉ちゃん?」

「.....ん?」

「....私の事好き?」

「...好き...好き....大好き....愛してる」

「えへへ.....私もだよお姉ちゃん!」


「今までありがとう」

「これからもよろしくね」



じゃあ、さようなら


91 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:46:23.63 o/cf8u8b0 50/52

「お姉ちゃん!?お姉ちゃんはどこ?!」

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

真美「妹ちゃんお姉ちゃんは....」

医者「今はまだ言わない方が.....」

真美「そうですね.....」

「お姉ちゃんを出せえー!」


「.....あ!お姉ちゃん!どこに行ってたの?寂しかったんだよもう一生離れないって言ってたのに....」

「ごめんごめんお姉ちゃんはもう離れないよ大丈夫だからね」

「本当に?絶対だよ?」

「うんもう妹から離れないから安心してね」

「ありがとうお姉ちゃん」



92 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:50:48.86 o/cf8u8b0 51/52

「.....お姉ちゃんキスしよう!」

「....ごめんね妹もう行かなきゃ」

「何で?もう離れないって言ってたのに...」

「女の子同士なのにおかしいよ」

「同性愛者は人間じゃない」

「....やだよやだやだ!助けてお姉ちゃん!」






93 : 以下、名... - 2011/04/27(水) 04:55:51.91 o/cf8u8b0 52/52

「お姉ちゃんは死んだ」

「お姉ちゃんに愛してもらえず...キスもしてもらえない今」

「私に生きる意味なんてない」

「私は生きる意味を失った」


「何故か身体が軽いんだ」

「今なら空を飛んでお姉ちゃんに会いにゆける」

「そんな気がします」

「さようなら」



.....さようなら


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