1 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:01:20.446 6JKyrMLS0 1/39

とあるドラッグストア。

「マスクありませんか?」

店員「いやー、お客さんツイてますよ!」

「え」

店員「実は最後の一個が残ってましてね」

「ホントかい? やったーっ!」

(俺がマスクを欲するのは、もちろん自分のためなんかではない)

(家で待つ、可愛い一人娘のためなのだ!)

(これで娘を新型コロナウイルスから守れる!)

元スレ
男「念願のマスクを手に入れたぞ!」町の人々「殺してでも奪い取る」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1584608480/

2 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:04:34.752 6JKyrMLS0 2/39

(さて、家に帰るか)

町民A「へっへっへ、いいもん持ってんじゃねえか」

町民B「おっさん、そのマスク俺らにくれよ」

町民C「でなきゃ、ウイルスでなく、俺らに殺されることになっちまうぜぇ?」

「……」

「悪いが……お前たちなどに譲るつもりはない」

町民A「だったら……死ぬしかねぇなァ!!!」

3 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:07:15.436 6JKyrMLS0 3/39

町民A「死ねッ!」シュッ

(ナイフか……)ガシッ

すかさず、腕を取り――

ボキィッ!

ヘシ折る。

町民A「ぎぃやぁぁぁぁぁ!」

町民B「く、くそっ!」バチバチッ

「ふん」バキッ!

スタンガンをかわし、右ストレートでノックアウト。

4 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:10:07.204 6JKyrMLS0 4/39

町民C「うおおおおおおっ!」

メリケンサックをつけて殴りかかるも――

グシャァッ!

アッパーで顎を粉砕される。

町民C「あうう……」ドサッ

「悪いが、オーソドックスな武器じゃ俺は殺(と)れんよ」

7 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:13:39.452 6JKyrMLS0 5/39

「……」スタスタ

会社員「おや、あなたが持っているのは……マスクですね?」

「それが何か?」

会社員「私は毎日満員電車で通勤していましてね。マスクは必需品なのです」

会社員「なにしろ、マスク無しで咳などしようものなら、袋叩きにされてしまいますからねえ」

「事情は察するが、マスクは渡せん」

会社員「そうですか……ならば私の名刺を受け取ってもらいましょうッ!」

シュババッ!

9 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:16:45.138 6JKyrMLS0 6/39

会社員の投げた名刺は、電柱を切断した。

「な……ッ!」

会社員「名刺とは“命刺”……本来、相手の命を絶つ道具なのです」チャッ

会社員「マスクはあなたの命を奪ってから頂くッ!」

ビュババババババッ

「ちいっ!」

会社員「いつまで避けられますかねえ!?」ビュババババババッ

雨あられと名刺を投げつける。

会社員「袋小路です! もう避けられませんよォ!」シュッ

10 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:19:05.837 6JKyrMLS0 7/39

「避けられないのなら――」

パシッ!

「キャッチすればいい!」

会社員「なにっ!?」

一瞬の動揺。このスキを見逃す男ではなかった。

ザンッ!

会社員「が……ッ!」ブシュゥゥゥゥゥゥ…

「あんたの名刺で頸動脈を切断した。致命傷ではないが、しばらく動けないはずだ」

会社員「ぐおぉっ……!」

11 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:21:44.322 6JKyrMLS0 8/39

会社員「しかし……危機が去ったわけでは……ありませんよ……」

「……」

会社員「そのマスクを持っている限り……あなたは狙われ続ける……!」

「分かってるよ」

「だが、俺はマスクを守り切る! 娘のために!」

会社員「ふふ……いい目をしている……。あなたなら、やれる、かも……」ガクッ

12 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:24:23.098 6JKyrMLS0 9/39

ブロロロロ…

(タクシーだ)

(タクシーなら、安全に家まで帰れるかも……)

「ヘイ、タクシー!」サッ

ブロロロロロロロ…

「お、気づいてくれたみたいだ」

ブオオオオオオオオオオオオッ!!!

「突っ込んでくるッ!」

13 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:27:18.878 6JKyrMLS0 10/39

シュゥゥゥ…

運転手「よくかわしたな……」

「何しやがる! 乗車拒否よりタチ悪いぞ!」

運転手「むろん、そのマスクを手に入れるためだ」

運転手「貴様にはこのタクシーのサビになってもらう!」

「轢(や)れるもんなら……やってみろ!」

運転手「ではマスクをかけて勝負だ!」

14 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:30:16.313 6JKyrMLS0 11/39

ブオオオオオオオオオオッ!!!

「うわぁっ!」

(なんという迫力! 名刺みたいに受け止めるってわけにはいかないな……)

運転手「ククク、このタクシーは重機以上のパワーとF1カー以上のスピードを併せ持つ、モンスターマシンなのだ!」

運転手「受けることはもちろん、かわし続けることも不可能ッ!」

ギャルルルルッ ギュルルルルッ

巧みなハンドルさばきで、男を追い詰めていく。

運転手「もらったァ! アクセル全開ッ!」グンッ

ブオオオオオオオオッ!!!

(くっ……! やられる……!)

17 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:33:25.935 6JKyrMLS0 12/39

男の脳裏に、愛娘との思い出が蘇る。



『お父さん、“将を射んと欲すればまず馬を射よ”ってよくいうけど……』

『いきなり将をやっちゃった方が早くない?』

『ま、まあそうかもしれないね……』



「……」

(これだッ!)

19 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:36:39.260 6JKyrMLS0 13/39

男はあえて車を避けず、ボンネットに飛び乗った。

運転手「こ、こいつ!?」

「“将を射んと欲すれば……いきなり将を射よ”!!!」

ガシャァンッ!!!

男の正拳突きが、ガラスを突き破って運転手を打ち抜いた。

運転手「ぐは……ッ!」

運転手「み、見事だ……!」

ブロロロロロ…

ドガシャァンッ!

(派手に事故ったが、死にはしないだろう。モンスターマシンだし)

21 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:39:11.675 6JKyrMLS0 14/39

主婦「あら、それはマスクね」

「ええ、そうですが」

主婦「よく買えたわね~」

「最後の一つがたまたま残っていたんですよ」

主婦「うちのマスクももうなくなりそうなの……譲って下さらない?」

「それはできません」

主婦「ならば、あなたを料理してあげましょう!」バッ

「……来いッ!」ババッ

戦いが始まる……。

22 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:42:44.337 6JKyrMLS0 15/39

主婦「あなた、“料理のさしすせそ”ってご存じ?」

「もちろんだ。砂糖、塩、酢、醤油、味噌だろう?」

主婦「当たり。だけど、人間を料理する場合はそうじゃないの」

「なに……?」

主婦「まずは……“サバ折り”!」ギュッ

「ぐおおおっ……!?」メキメキ…

23 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:45:34.238 6JKyrMLS0 16/39

主婦「“シャイニングウィザード”!」

ガゴォッ!

主婦「“スープレックス”!」

ドゴォンッ!

主婦「“背負い投げ”ッ!」

ズドンッ!

主婦「ラストはぁ……“ソバット”よ!」ブオンッ

バキィッ!

「ぐはぁぁぁっ!」ドザァッ

24 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:48:39.068 6JKyrMLS0 17/39

「……」シーン

主婦「調理完了」

主婦「――む?」ピクッ

「ぐっ……!」ヨロヨロ…

主婦「ぬうっ!? まだ息があるというのかッ!」

「“料理のさしすせそ”……たしかに効いたが、五つも違う技をかけるからか」

「それぞれの練度はそこまででもなかった」

「さてはあんた……料理が下手なんじゃないか?」

主婦「ぬわぁんですってぇぇぇぇぇ!?」

25 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:51:28.035 6JKyrMLS0 18/39

主婦「ならば、“真の料理のさしすせそ”見せたるわァ!」ジャキンッ

よく研がれた出刃包丁を取り出す。

主婦「まずは……“刺す”!」ビュオッ

パキィンッ!

男は手刀で包丁を砕いた。

主婦「なにィィィィィ!?」

「男の料理に包丁は不要……」

26 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:54:26.272 6JKyrMLS0 19/39

「今度は俺の料理を見せてやろう……」

「男の料理はいたってシンプルッ!」

「味付けなんざ一切しない……渾身の生拳(なまこぶし)だァッ!」ギャルルルルッ

ゴッ!

コークスクリュー気味のパンチがヒット。

主婦「ぐおわぁぁぁ……ッ!」ドザァッ

「はぁ、はぁ、はぁ……」

主婦「もっと腕を上げたら……また料理に付き合ってくれる?」

「いいとも……。ただし、その時は食べる料理で頼むよ」

28 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 18:57:58.168 6JKyrMLS0 20/39

ジュルル… ジュルルル…

不気味な音とともに現れたのは……。

「む……」

患者「よこせ……」ジュル…

「なんだ、こいつ……」

患者「マスク……よこせぇ……」ジュルル…

「こいつまさか……花粉症ッ!?」

患者「マスクよこせぇぇぇぇぇ!!!」ドバァァァァァッ

「うわっ、涙と鼻水を――」

30 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:00:24.890 6JKyrMLS0 21/39

ジュワァァァァァ…

「地面が……溶けた……!」

患者「ボクの涙や鼻水は、強い酸性でね……何でも溶かす」

「なんだと……!?」

患者「しかも、免疫を操ることで、いくらでも放出できるんだッ!」

患者「ほら、もういっちょ!」ドバァァァァァッ

強酸の波が男を襲う。

「くっ……!」バッ

31 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:03:18.314 6JKyrMLS0 22/39

患者「ええい、今度こそォ!」

「だあっ!」バッ

患者「跳んだ!?」

「花粉症なのは気の毒だが……マスクを渡すわけにはいかんッ!」

ドゴォッ!

脳天にエルボーを突き刺した。

患者「ぎゃぶあぁぁぁ……!」ベチャッ…

32 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:05:49.628 6JKyrMLS0 23/39

患者「あうう……マスクがないと……ボクは……」ジュルジュルジュル…

「一つアドバイスしておこう」

患者「……?」

「免疫を操れるなら、花粉症もコントロールできるのでは?」

患者「た、たしかに……」ガクッ

33 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:08:54.808 6JKyrMLS0 24/39

老人「ふぉふぉふぉ……」

(おじいさんだ。さすがにこの人とはバトルにならないだろう)

老人「新型コロナは老人にとって恐ろしいウイルス……ここは黙ってマスクを譲って下さらんか」

「残念ですが、譲れません。これは娘のものです」

老人「なるほど……」

老人「おぬしのような敬老精神を持ち合わせていないクソ若造は――」

老人「地獄に送ってくれるわ!」ボンッ!!!

(筋肉が膨れ上がった!?)

35 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:12:27.175 6JKyrMLS0 25/39

老人「カアアアアアッ!!!」

ドゴォンッ!!!

地面に直径10メートルほどのクレーターができる。

「な……マジか!」

老人「こんなか弱い年寄りにマスクを譲らぬとは、なんたる非人情……」

老人「これだから最近の若者はッ! 万死……否、億死に値するぞよッ!」

ガゴォッ!!!

老人のラリアットで、男が数十メートル吹っ飛ぶ。

36 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:15:19.739 6JKyrMLS0 26/39

(なんてパワーだ……! ガードしたのに……!)ビリビリ…

老人「覇ァァァァァッ!!!」

ボボボボボッ!!!

老人の猛ラッシュ。

丸太がマシンガンの弾になったようなド迫力。

(一発でもまともに受けたら……意識を持ってかれる!)

老人「勢ァァァッ!!!」

ブオンッ!

(あの体格で蹴りも放てるのか……!)

38 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:19:07.041 6JKyrMLS0 27/39

老人「トドメじゃああああああッ!!!」ドドドドドッ

(だが、付け入るスキはある!)

(このパワーをそっくりそのまま、爺さんにブチ込んでやるッ!)

老人の右ストレートをかわし――

メキィッ!

男は左拳を顔面の人中に打ち込んだ。

老人「ぐ……ほぁぁっ!」

巨大な老体が、地面に崩れ落ちた。

ズゥゥン…

40 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:21:52.865 6JKyrMLS0 28/39

老人「や、やるのう……。まさかカウンターとは……」

「ミスってたら、俺の命がなかったですけどね……」

「あいにく俺がお年寄りにあるのは……」

「敬老精神ではなく、KO精神です!」

老人「ふぉふぉふぉ……日本の若造もまだまだ捨てたものではないということか……」

41 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:25:14.919 6JKyrMLS0 29/39

(あと少しで家だけど――)

医者「マスク……発見」

「あなたは……お医者さん?」

医者「今は病院でもマスクが不足していてねえ……大人しく譲ってくれる気はないかね?」

医者「君とて医療崩壊を起こしたくはないだろう?」

「俺のマスクは絶対やらん!」

医者「バカにつける薬はないようだ……ならばせめて楽にあの世に送ってやろうッ!」

42 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:28:56.100 6JKyrMLS0 30/39

医者「ちゃっ!」シュッ

「はっ!」ブオッ

医者「でやっ!」ブンッ

「そこだっ!」バキィッ!

激しい攻防を繰り広げる。

ドカッ!

医者「ぐ……ッ!」

(よし……イケる!)

(今までの戦いを経て、俺は強くなっているんだッ!)

43 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:31:34.243 6JKyrMLS0 31/39

「あんたを倒して……娘にマスクを渡すッ!」

「だあああああッ!」タタタタッ

医者「……」ニヤッ

チクッ

「うっ!?」

「な……なにをした!?」

医者「注射したのさ……」

44 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:34:28.909 6JKyrMLS0 32/39

医者「エボラ・天然痘・ノロ・狂犬病、その他諸々のウイルスをブレンドして作った最凶最悪のウイルス!」

「混ぜすぎだろ……」

医者「むろん、即効性も抜群だ」

「ぐ……!?」

「ガハァァァァァッ!」ゲボォォォォォッ

大量に血を吐き出す。

医者「効いてる効いてる」

(なんてウイルスだ……。ここまで、か……)

45 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:37:24.981 6JKyrMLS0 33/39

医者「さて、マスクを頂いていくぞ」

「ぐ……!」

(情けない……ここまできて……たかがウイルス如きに負けるなんて……)

(いや……負けてたまるか!)

(俺は……娘に……マスクを届けるんだァァァァァッ!!!)

「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ガバッ

医者「な、なんだと……!? 立ち上がった……!?」

46 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:40:07.035 6JKyrMLS0 34/39

「はあああああああ……!!!」シュゥゥゥゥゥ…

医者「注入したはずのウイルスが……消滅している!」

医者「まさか……体内で抗体を作り出したというのか!?」

「ああ……娘への愛があれば造作もないことだ!」

医者「く、くそう!」シュババババッ

メスを投げるが、もはや今の男には通用しない。

「だりゃあああああッ!!!」



ドゴォンッ!!!



噴火のようなアッパーカットが炸裂した。

47 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:43:31.175 6JKyrMLS0 35/39

医者「う、ぐ……!」

「あんたのウイルス……たしかに恐ろしい性能だった……」

「だが、それをいい方向に生かせば、あんたはもっとすごい医者になれるんじゃないか……?」

医者「その通りだ……」

医者「私はマスクに目がくらむあまり、なんということを……」

(どうやら反省してくれそうだな)

(あとは家に帰るだけ……)

ズドンッ!

「うぐっ!?」

49 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:46:39.339 6JKyrMLS0 36/39

「これは……銃弾……!?」

店員「クックック……」

「あんたは……ドラッグストアの……! なんで……!?」

店員「すいませんねえ。やっぱり売るの惜しくなっちゃいましてね。取り返しに来たんですよ」

店員「そしたら、すでに弱り切ってくれていて、助かりましたよ」チャッ

銃口を額に向ける。

店員「恨むんなら、マスク不足の今の世を恨んで下さい……」

「くうっ……!」

50 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:49:13.185 6JKyrMLS0 37/39

トンッ

店員「!」

店員「うっ……」ドサァッ

「……!?」

(店員が勝手に倒れた……!?)

「大丈夫? お父さん」

「あ……」

「ふと外を見たら、ボロボロのお父さんが銃で撃たれかけてるんだもん。ビックリしたよ」

「おおっ……!」

店員を倒したのは、娘の手刀であった。

51 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:52:16.647 6JKyrMLS0 38/39

「いったい何があったの?」

「……」

(今こそ、マスクを渡す時……!)

「これを……お前に渡したかったんだ……」

「なにこれ? マスク?」

「そう、だ……」

「えぇっと……別にいらないんだけど」

「え」

52 : 以下、5... - 2020/03/19(木) 19:55:25.453 6JKyrMLS0 39/39

「マスクはお母さんとたくさん手作りしたし、他の予防法も十分やってるし」

「あとはもう、天に任せるって感じ」

「ていうか、こんな血とホコリにまみれたマスク、不衛生すぎて使えないっての!」

「トホホ、もうマスク探しはこりごりだよ~!」







おわり

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