1 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 22:30:42.944 RL0dk1oK0 1/32

テッラ「創約発売に合わせて『R&Cオカルティクス』とかいうTwitterアカウント(@RC_occultics)が作成されたようですねー」ポチポチ

テッラ「明らかに狙った名前ですが、ちょっと見てみましょうかねー」スーッ

テッラ「なんという胡散臭いプロフィールでしょうか。………ほう、なるほど」

テッラ「これは間違いなく、露骨な禁書宣伝アカウントですねー!いっそ清々しいくらいです!!」

テッラ「知らない人からすればパッと見では禁書と関係なさそうで、しかしわかる人にはわかる、という感じが面白いですねー。SNSという形式が作中での描写と設定的に合致する点も乙なものです」

テッラ「この左方のテッラが描いた軌跡も、もしかすると誰かがどこかで見ているのかもしれませんねー。さてそれでは、次の『世界』を歩んでいきましょうか」

相手>>4

元スレ
テッラ「ほう⋯私がとある禁書キャラと戦うスッドレですか」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1581773442/

4 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 22:33:02.002 fEVHB0A7M 2/32

左方のテッラ

8 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 22:42:44.737 RL0dk1oK0 3/32

テッラ「さて、今回の相手は……」テクテク

テッラ「」テクテク

テッラ「ん?今のは……鏡、ではないですよねー?」ザッ

テッラ「……おや?」クルッ

テッラ「なっ…!?」

テッラ「こっこれは……!?」

テッラ「この大きく裂けた口、逆立った髪……」

テッラ「緑で統一された服に、しっかりと握った小麦粉……」

テッラ&テッラ「「私達、入れ替わってますー??」」

ズサーッ

テッラ「くっ……そういう能力か何かですかねー?」ザッ

テッラ「くっ……私自身と戦うなど、考えたこともありませんが……」ザッ

テッラ「仕方ありませんねー!」グッ

テッラ「覚悟を決めていただきましょうか!」グッ

テッラ&テッラ「「優先する!!」」

9 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 22:54:37.955 RL0dk1oK0 4/32

テッラ「──人肌を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

テッラ「──外壁を下位に、人肌を上位に!」スーッ

ガキィン!!

テッラ「くっ…壁の中に……!」

テッラ「優先する」

テッラ「っ!!」ダッ

テッラ「外壁を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

スカッ

テッラ「くっ……優先する。──外壁を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

テッラ「うおっ!?」ドカッ!!

ズサーッ

テッラ「ゲホッ、くっ…やりますねー、私」

テッラ「ふっ…私自身に讃えられても鏡に向かって喋っているようで嬉しくありませんねー」

テッラ「でしょうねー!」ブンッ

テッラ&テッラ「「優先する!!」」

テッラ&テッラ「「─人肌を下位に、小麦粉を上位に!!」」ブンッ

テッラ&テッラ「ッッ!!?」

スパーン!!


──そして、瓜二つの魔術師の首が宙を舞った。
辺りには、真っ赤な液体と白い粉が広がっていたという。

10 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 22:57:56.704 RL0dk1oK0 5/32

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「うーん……何故もう一人の私が?」

テッラ「そういった能力に心当たりもありませんし、まさかこれが某パズルを解いたことで始まる闇のゲーmこれ以上はやめておきましょうかねー」

テッラ「気を取り直して次へ行きましょうか」

次>>13

13 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:00:19.991 THbAcxit0 6/32

酔った御坂美鈴

14 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:09:27.098 RL0dk1oK0 7/32

テッラ「さて……どこへ行きましょうかねー」テクテク

美鈴「ういー……ちょっと、そこの」フラフラ

テッラ「経験値になりそうな相手?あるいは勝てそうな相手?悩みますねー」

美鈴「ちょっと、そこのエリマキトカゲ!!」ビシッ!

テッラ「っ!?え…私ですかねー??」ビクッ

美鈴「そうよそこのちょいワルだけどお金持ってそうな………えー、人?」

テッラ「人ですよええ多少口が横長くて髪と襟が逆立ってるだけでなんですかその言い種は!?」

美鈴「この御坂美鈴さんを、家まで~送りなさい」ギュッ

テッラ「いきなり何なんですかnくっさ!!酒くっさ!!私でもここまでは飲みませんよ!!」

美鈴「この美女を前にして、そんな言い種こそないんじゃなーい?チューしちゃうぞーチュー!」グッ

テッラ「た、確かにルックスは中々…くっさ!!」

15 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:18:12.108 RL0dk1oK0 8/32

テッラ「(くっ…鬱陶しいですねー、こんなのを倒しても何も得られませんが……仕方がありません)」

テッラ「優先する。──人肌を下位に、小麦粉を上位に」スッ

美鈴「んー?何ー?美鈴さん難しいことわかんなーい、もう一回言ってー」

美琴「この辺にママが来てるはずなんだけど……ん??」ザッ

テッラ「もう言いませんよ!これが死刑宣告ですからねー!」グッ

美琴「誰だか知らないけどどう見ても不審者よねぇ!!」ビリビリ

テッラ「あばばばばばばばばばばば!!?」ビリビリビリビリ…

テッラ「がふっ…」ドサッ

美鈴「美琴ちゃーん!この人って知り合いなのー??」

美琴「そんなエリマキトカゲは知り合いにおらんわ!!」

17 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:23:44.013 RL0dk1oK0 9/32

──────────

カエル医者「ただの感電でここまではならないね?」

テッラ「ありがとうございます」

──────────

テッラ「まったく……あの酒臭い女は、第三位…でしたっけ?あの電気の能力者の母親でしたか」

テッラ「よく考えたら容姿も似ていましたし、最初に気づいておくべきでしたねー」

テッラ「まあ酒臭さは消えましたし、気を取り直して次へ行きましょう」

次>>19

19 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:25:47.694 KZgR5SMW0 10/32

ローラスチュアートちゃん!

21 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:32:35.463 RL0dk1oK0 11/32

ローラ「うーん、今日のお風呂は最高なりけるのよ」バシャバシャ

テッラ「ちょっといいですかねー、最大主教(アークビショップ)」ガラッ

ローラ「!!?!?」バシャーン!!

テッラ「あなたに死んでいただきたくお風呂に上がったわけなんですがねー」スッ

ローラ「な、なななななん!?!?さ、左方のテッラ!?死んでいるという報告は受けたるのだけど……っというか何故に今!?しかも風呂場まで!?タイミングというものがありしことよ!!?」

テッラ「はぁ……」

ローラ「なん…!?この私の裸を見ておいてそのようなためいk」

テッラ「猿芝居は終わりです、コロンゾン。ローラ=スチュアートなんて、最初からいなかった」

ローラ「…!」

22 : 以下、5... - 2020/02/15(土) 23:43:28.051 RL0dk1oK0 12/32

ローラ「……まぁ、正しく記憶が繋がっているかはさておき、いい加減覚えたるわよね」スッ

天使は『髪留め』を解き、その金髪に悪魔の顔が浮かぶ。
その髪は触手のように蠢き、自身の存在を誇示する。

コロンゾン「いかにも、私が世に拡散を促す大悪魔、コロンゾンである」ウネウネ…

テッラ「あなたもつくづく大変ですねー」

コロンゾン「まぁこの辺は慣れたものよ」

コロンゾン「さて、『何故か』復活したる左方のテッラ。……今『何周目』?」

テッラ「………」

コロンゾン「……数えることも億劫になるほどに、この世界を堪能したか。どうだった?不自然に生きるというのも疲れたるだろう?」

テッラ「………まぁ、確かに疲れますねー。毎度毎度行く先々で戦い、負けては戦い、勝っても戦い……しかし、」

コロンゾン「………」

テッラ「そこで得られたものも確かにありました。生前の私では、知りえなかったそれらを」

コロンゾン「……そうか」

テッラ「もういいですかねー?」

コロンゾン「ああ。……来るがよい、幾重にも渡る時空を越え、世界の分解を妨げる不純物よ」

24 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:01:29.033 T1n6nvec0 13/32

テッラ「優先する」スッ

コロンゾン「アエティール・アバター。十五なるOXO!」クルクルクル…

テッラ「──髪の毛を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

スパーン!

テッラ「(あの髪は『光の処刑』で断ち切れる。問題は……)」

髪を切断し開けた視線の先から、次の脅威が迫る。

コロンゾン「第四の召喚文、すなわちNELAPR、水の中の水よ。同色のタブレットを司る言葉の羅列に従い我が前に不純なき力を表せ!!」ゴッ!!

バシャャン!!

風呂の水……ではなく、人間には到達不可能な創造世界から、純粋属性の莫大な水が送り込まれる。

テッラ「くっ……!優先する!──重力を下位に、人体を上位に!!」フワッ

コロンゾン「……人の身でありながら天を目指すか」

テッラ「(……空に逃げるしかなかったんですがねー)」

コロンゾン「アダムの子よ。その伝承に即した神罰を与えてやろう」

タンタンタタン!!

見えない文字盤を叩くように、長い金髪が踊り狂う。

コロンゾン「第六の召喚文、すなわちRZIONR、火の中の火よ。同色のタブレットを司る言葉の羅列に従い我が前に不純なき力を表せ!!」ゴッ!!

ゴォオオオオ!!

虚空から召喚された純粋な炎が、空に取り残された哀れな人の子に降り注ぐ。

テッラ「っ……!!優先する!──人体を下位に、重力を上位に!!」ズーン…

ドシーン!!

テッラ「がふっ!!」ビチャッ

26 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:12:58.914 T1n6nvec0 14/32

コロンゾン「ただの魔術師ごときが、よくやるわね」

テッラ「ゲホッ、ハァ……優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!!」ブンッ

パシュン…

テッラ「っ!?」

『優先』を施した小麦粉は、しかし対象を切断できぬまま強度を失いテッラの手元へ戻っていく。

コロンゾン「……貴様では私の『対』にはなれぬことよ。それ以前に、オシリスの時代(アイオーン)ごときでこのコロンゾンを傷付けることが敵うとでも?」

テッラ「ハァ…ハァ、っ…」

そして拡散の大悪魔は、そっとレイピアを構えるような仕草を取る。

コロンゾン「……我が右の手に蘇生のヌイト、有限の域を越えて広がる数価(かのうせい)を見よ。我が左の手に復讐のハディト、極小点はあらゆる力を収斂・収束して一つの意味を作り出す」

テッラ「…優先、する」

コロンゾン「すなわちここにラ=ホール=クイトの円にて無限の加速から解放されし一撃を現世の表層に顕さん」

テッラ「──魔術を下位に、人肌を上位に!」

コロンゾン「『Magick:FLAMING_SWORD』。セフィラの下降により顕現せし力を浴びよ」ゴッ!!

グシャッ!!

コロンゾンの掌から不可能のエネルギーが放出され、『優先』を無視して緑の魔術師を打ち砕いた。

28 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:18:30.640 T1n6nvec0 15/32

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「はぁ……コロンゾン…ですか。攻撃が防御不能なだけでなく、こちら側の攻撃もまるで通じないのでは勝機が見えませんねー」

テッラ「まったく…幻想殺しのように、これまでの軌跡の悉くをぶち壊すあの力、どうにかならないものですかねー」

テッラ「しかしここで止まるわけにはいきません。次の相手と戦いましょう」

次>>30

30 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:22:08.555 lunkYQlx0 16/32

黄泉川

32 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:33:57.264 T1n6nvec0 17/32

テッラ「さて、次の相手は……」テクテク

黄泉川「ん?そこで何してるじゃん?」ザッ

テッラ「おや。……確か、警備員(ジャッジメント)とかいう奴ですか」

黄泉川「そうだけど……何か用じゃん?」

テッラ「つまり……暴行など、少々手荒い真似をしても、問題がない立場でもあるということですねー」

黄泉川「真正面から警備員に反抗するとは、中々のチャレンジャーじゃんよ」スッ

テッラ「ふっ…いきますよ」スッ

黄泉川「(白い…ギロチン……?)」

テッラ「優先する。──人肌を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

黄泉川「」ダッ

スカッ

テッラ「なっ……」

黄泉川「そんなわかりやすい得物に、わざわざ当たるわけないじゃん…よっ!」ブンッ

ボコッ

テッラ「がふっ…」

黄泉川「アンタは大人だし、手加減はしないじゃんよ」ブンッ

ドコッ ボコッ

テッラ「あっがっごふっ!」ボコッ

34 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:43:46.532 T1n6nvec0 18/32

テッラ「ぐっ…あまり調子に乗るんじゃありませんよ!」グッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、空気を上位に!」

黄泉川「っ!?」ピタッ

黄泉川「なん…動け、ない…?」

テッラ「まったく……やってくれましたねー」スッ

黄泉川「その小麦粉……能力者が使える能力は、普通一種類だけのはず……」

テッラ「私が使っているのはあくまで一つの術式なんですがねー。まぁ、学園都市製のものではありませんが」

黄泉川「術…式……?」

テッラ「おっと、喋りすぎましたか。それでは眠っていただきましょうかねー」ブンッ

黄泉川「くっ……」

警備員の女にギロチンの鈍器が振り下ろされる。

その、直前。

ビリビリビリビリ!!

テッラ「あばばばばばばばばばばばば!!?」

テッラ「あっ…」プシュー…

ドサッ

番外個体「いやー、コーヒー買った帰りになんか悪意に満ちたおっさんに襲われそうだったからさー」ザッ

黄泉川「お前……」

番外個体「あ、もしやミサカの余計なお世話だったかにゃーん?」

黄泉川「いいや、ありがとう。助かったじゃん」

番外個体「っ……ちょ、そーいう素直な感謝されるとか、ミサカとしてはちょっと反応に困るんだけどー!?」

35 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:49:15.556 T1n6nvec0 19/32

──────────

カエル医者「君は、電気を扱う仕事でもしているんだね?」

テッラ「違うんですがねー」

──────────

テッラ「くっ……顔はちらっと見ただけですが、またあの電撃女の系譜ですか」

テッラ「まったく…正面から戦えば電気を下位にして余裕なんですがねー」

テッラ「あの顔が絡んだら私の不戦勝です、よってこれで2勝。さっさと次へ行きましょう」

次>>38

38 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 00:54:06.630 mkXoJMpo0 20/32

絹旗

39 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:05:27.179 T1n6nvec0 21/32

絹旗「…ですから、このB級映画の超B級たる所以が……」

フレンダ「ごめん、ちょっーとだけトイレ行ってもいい?」

絹旗「む、超仕方ありませんね。早く戻ってきてくださいよ」

フレンダ「了解了解」ダッ

フレンダ「(結局、数時間付き合わされる身にもなってほしいってわけよ!)」ダッダッダッ…

──────────

絹旗「チッ、おせェな」

テッラ「ちょっとよろしいですかねー?」ザッ

絹旗「……なんです?今は虫の居所が超悪いので、道案内とかなら他の人に頼んでください」

テッラ「いえいえ、すぐ済みますよ。ちょっとあなたに死んでいただくだけですからねー」スッ

絹旗「っ!?」ダッ

テッラ「優先する。──人肌を下位に、小麦粉を上位に」ブンッ

43 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:20:45.720 T1n6nvec0 22/32

ガシャーン!!

テッラ「ほう、身軽ですねー」

絹旗「(超何ですかアレ。小麦粉でできた……ギロチン?)」ズサーッ…ダッダッダッ

テッラ「ふっ…こんな狭い裏路地まで逃げても無駄なんですがねー。この左方のテッラは、誰一人として逃がしませんよ!」ダッ

絹旗「……逃げる?超誰が逃げるって?」クルッ

絹旗「」グッ

冷蔵庫「」ゴゴゴゴゴ……

テッラ「(明らかに重たそうな粗大ゴミを、素手で……!?)」

テッラ「これは…怪力系の能力ですか…!」

絹旗「」ブンッ

テッラ「くっ…優先する。──冷蔵庫を下位に、小麦粉を上位に!」

スパーン!

絹旗「超ふっ飛べ!」ダッ

テッラ「っ!?小さすぎて…冷蔵庫で見えなかった…!」

絹旗「うるせェよこの口裂け野郎」ブンッ

テッラ「おっがあああ!?」グシャッ

ガシャーン!! パラパラパラ…

44 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:24:37.610 T1n6nvec0 23/32

──────────

カエル医者「余程酷い現場仕事なのか、あるいはこの病院が好きなんだね?」

テッラ「そのどちらでもありませんねー」

──────────

テッラ「ふむ……あのチビ女、相当な怪力能力でしたねー」

テッラ「ただすごい力が出せるというだけでしたら、優先せずともギロチンを一発当てれば倒れるでしょうが……果たして」

テッラ「それでは、次の相手と戦いましょうかねー」

次>>47

47 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:32:04.469 anm5PVBP0 24/32

テスカトリポカ

48 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:39:26.193 T1n6nvec0 25/32

テッラ「さて、次の相手は……」テクテク

ピカッ

テッラ「ん…?今空が一瞬光ったようn」ゴッ!!

ジュワァァ……

テッラが空を見上げた直後、太陽の如く熱く輝く光の柱が彼の体を亡きものとした。

──────────

テスカトリポカ「………」

娘々「あは、あっはっはっは!!ねーふてゅーす!空にちゅうもーく!!テスカトリポカの馬鹿がまたなんかやってるー!!」

ネフテュス「暇なのねぇ」

ヌァダ「私達に言えた台詞でもないだろう」

──────────

49 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:41:54.933 T1n6nvec0 26/32

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「くっ…そもそもの死因がよくわかりませんでしたねー」

テッラ「何かが空から降り注いだ、といったところでしょうかねー」

テッラ「考えても仕方ありませんし、次へ行きましょうか」

次>>52

52 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 01:50:40.285 O20KUUuW0 27/32

フィアンマ

53 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 02:03:49.079 T1n6nvec0 28/32

テッラ「久しぶりですねー、フィアンマ」

フィアンマ「ん……テッラか?お前は確か死んでいるはずなんだがな」

テッラ「えぇ確かに死にましたよ、いくらでも。しかしその都度甦るのがこの左方のテッラですからねー」

フィアンマ「『光の処刑』にそんな力があった覚えもないが……何の用だ?」

テッラ「ふっ……あなたを倒しに来たところです」スッ

フィアンマ「ほう、なるほどな。…仮にそれができたら大したものだ」

テッラ「言われずとも、やってみせますとも」グッ

テッラ「優先する。──人肌を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

フィアンマ「はぁ…」フッ

スカッ

フィアンマ「おい、わかっているだろう?お前の力量では、俺様には勝てんよ」

テッラ「くっ……しかし、何度でも挑戦しますよ。この身が滅びようとも!」ブンッ

フィアンマ「…そうか」パァアア… ブンッ

スパーン!!

しかし緑の魔術師が振り下ろしたギロチンは、赤い魔術師が振り抜いた光の大剣に両断される。
彼のその肉体と共に。

54 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 02:07:57.814 T1n6nvec0 29/32

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「くっ……やはり神の右席の長には敵わぬ運命ですか」

テッラ「『聖なる右』……次こそは攻略したいところですねー」

テッラ「流石にさくさく負けすぎて目が潤んできてしまいました。次で最後としましょうか」

次>>56

57 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 02:17:24.298 Le+jFQhx0 30/32

キャーリサ

59 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 02:31:57.034 T1n6nvec0 31/32

キャーリサ「そこにいたか。左方のテッラ」

テッラ「おや、英国の姫君が何の用ですかねー」

キャーリサ「死んでいるはずのお前が、生きているという報告があったの。だから私は一時的に外を歩いている。それで、お前は何故ここにいる?」

テッラ「それはまぁ…生き返ったからなんですがねー」

キャーリサ「話にならないし」

テッラ「でしょうねー。そして、見逃すつもりもないと」

キャーリサ「当然だし。何の因果でそーなったかはさておき、そのまま見逃すほど私は甘くはない」

テッラ「ならばあなたを倒してここを去るとしましょうかねー」

キャーリサ「できるものなら」

テッラ「できますとも。優先する──」

ザンッ!!

テッラ「か…は…?」ドサッ

キャーリサ「遅いし。こっちは全方位から魔術で狙われながら音速以上の『聖人』級三人を相手に撃ち合える程度の力はあるの」

空間ごと体を真っ二つにされた緑の魔術師を背に、軍事の王女は帰路を進んでいく。

60 : 以下、5... - 2020/02/16(日) 02:42:38.239 T1n6nvec0 32/32

──────────

アンナ「R&Cオカルティクスのフォロワーがあんまり伸びない……」

エイワス『まぁ、理由は大体予想できるがね』

アンナ「なによ愚鈍。どこに問題があるわけ?」

エイワス『例えば、パッと見だと怪しい宗教団体のように見えなくもないところとか』

ドスッ

エイワス『ぐはっ』

エイワス『……あとは、プロフィールの文章が同じように胡散臭いところとか』

ドスッ

エイワス『げふっ』

エイワス『………一つ、疑問があるのだが』

アンナ「何か?」

エイワス『何故殴る』

アンナ「気に食わないから」

エイワス『………』

アンナ「何か問題でも?」

エイワス『いいや』

アンナ「ならよし」

エイワス『(……私の神託がまるで意味をなしていない)』

アンナ「はー、原因が全っ然わからないわね」

エイワス『………………』


──胡散臭い巨大IT企業、R&Cオカルティクスは、しかし発展の途上にあるのだった。



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