1 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 22:23:57.781 hlmzyZG70 1/37

テッラ「先日、創約1巻が発売されたそうですねー」スッ

テッラ「久しぶりの新刊です、さてどんな内容でしょうか」ペラッ

──────────

テッラ「ふむ……なるほど。今巻はナンバリングを一新したことで、基本的な設定について改めて説明されている描写が多いですねー」

テッラ「ストーリーのシンプルさと後書きを見るに、新規の方が読めるような配慮がされている、と言ったところでしょうか。しかし……」

テッラ「…前回数年ぶりに私の名が出たどころか、薬だの癒す力だの幻想殺しと神の薬(ラファエル)を宿す私との関連が仄めかされたのに、一切触れられていないとはどういうことですかねー?」

テッラ「これは私に対する挑発行為か何かでしょうか?……であれば、折角ですしこちらもそれに乗っかって差し上げましょうか」

テッラ「思い知らせてあげましょう、とあるシリーズにおける最重要キャラがこの『左方のテッラ』であることを。私自らの手で」

相手>>4

元スレ
テッラ「ほう⋯私がとある禁書キャラと戦うスッドレですか」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1581168237/

4 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 22:24:47.760 jgDQo/Nf0 2/37

ボーボボ

9 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 22:37:13.691 hlmzyZG70 3/37

──────────

ボーボボ「ここが、毛狩り隊の残党が集まっているという、毛狩り隊○ブロック基地か」

巨大なアフロを持ったガタイの良い男が辿り着いたのは、ここ学園都市だった。

テッラ「おや。あなただけ他の人物と作画が違いますねー」

ボーボボ「ん?そういうお前も、その辺の学生と比べてだいぶ浮いているように見えるぞ?ほれ」スッ

首領パッチ「…え?あの人、あたしのこと見てる?」ドキッ

──そこから始まる初めての恋、知らず知らずのうちに三人が織り成す三角関係の

オティヌス「まてまてまてなんだいきなりこいつらどうやって位相の壁を破壊してやってきた!!?」

オティヌス「スレタイを読めっ仕切り直しだ馬鹿者!!」ヒュンッ

空間を割って出てきた痴女が、その手に持つ槍を振るった。

ボーボボ「ボーボボ・ワールド!!」キュピーン

オティヌス「黙れ」

そして世界は巻き戻される──────────

次>>11

11 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 22:38:18.833 QXch/s3r0 4/37

誉望万化

16 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 22:53:28.274 hlmzyZG70 5/37

オティヌス「……くっ、ボーボボに負けた…」ガクッ

少女の手から槍が滑り落ちる。

ボーボボ「ふっ……これで貴様の五目半負けだな」クイッ

オティヌス「……なんて言うと思ったか!!もう一度、やり直してやる……!!」グッ

パチ美「何度やっても同じよ。アタシ達は何度でもあなたの恋を終わらせてやるわ」スッ

オティヌス「位相のいの字も知らないギャグ次元のキャラが、あまり調子に乗るなよ……」ゴゴゴゴゴゴ…

オティヌスの体から、世界全体に軋みが広がっていく。
程なくして、その背中から不気味な紋様が展開され、空間を掌握していく。

テッラ「(あっこれ私は死ぬやつですねー、ちょっと離れましょうか)」ザッ

──────────

テッラ「ハァ…ハァ……この辺までくれば……」

誉望「……すいません。指定位置に民間人?が紛れ込みました。どうしますか、依頼の時間まで余裕はありまへんが」

垣根『あー。好きにしていいぞ』

誉望「了解」ピッ

ゴゴゴゴゴゴ

誉望の辺り一帯から瓦礫の山が発射される。
学生には不釣り合いな、全身緑の男の方へと。

テッラ「……は?」ガッシャーン!!

彼が絶命するのに、数分もかからなかったという。

20 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:01:29.652 hlmzyZG70 6/37

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「うーん……あまり覚えていませんが、恐らく……謎のアフロとヒトデから逃げてきたら死んだ」

テッラ「ということは、さっきの瓦礫も彼らの……?魔術なのか超能力なのかわかりませんが、高い実力をお持ちのようですねー」

テッラ「なんかオティヌスが別の世界云々とか言ってましたし、天使や悪魔といった超越存在の可能性もありますが、まあそれはいいでしょう。次の相手を探しますかねー」

次>>23

23 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:06:18.457 oHllYasU0 7/37

エスターク

24 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:14:28.043 hlmzyZG70 8/37

テッラ「ここは……洞窟でしょうか?奥に行ってみましょうか」ザッザッザッザッ

エスターク「……zzz」

テッラ「(なんだこいつ……?魔術で誕生した生物ですかねー?)」

テッラ「あの、すいません」

エスターク「………。グゴゴゴゴ……。誰だ? わが眠りを さまたげる者は?」

テッラ「あ、左方のテッラです」

エスターク「わが名はエスターク……。今はそれしか思い出せぬ……。その私になに用だ?私をほろぼすためにやって来たのか?」

テッラ「(…つまり、次に戦う相手ということですかねー)」

テッラ「はい」

エスターク「ならば仕方がないな。私は滅ぼされるわけにはいかぬ。さあ、くるがよいっ!」グッ

──────────

26 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:22:45.155 hlmzyZG70 9/37

たたかう まじゅつ どうぐ →さくせん にげる

ガンガンいきますねー →いろいろやりますねー いのちがおしいですねー めいれいなんですがねー

→たたかう まじゅつ どうぐ さくせん にげる

テッラは 光の処刑を となえた!

テッラ「優先する。──刃の刃先を下位に、人肌を上位に!」

テッラの 体を 優先術式が 包み込む!

エスタークの 全身からいてつくはどうが ほとばしる!

パァアアア

テッラに かかっている魔法効果が消えさった!

テッラ「なん…だと」

エスタークの こうげき!
つうこんのいちげき!

テッラに 300ダメージ!
テッラは たおれた!

テッラは ぜつめつした!

──────────

28 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:27:58.667 hlmzyZG70 10/37

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

オティヌス「おお、テッラ!死んでしまうとは情けない」

テッラ「どこかで聞いたことある台詞ですがそれ以上はいけませんねー」

──────────

テッラ「くっ……先ほどから、謎のキャラクターの侵略を受けている気がしますが気のせいですかねー」

テッラ「まぁある意味レアな経験値は得られますが……ほどほどにしていただきたいですねー」

テッラ「気を取り直して、次の相手を探しましょうか」

次>>29

29 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:30:26.310 cjAmB5Epx 11/37

竜王の顎

35 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:44:35.910 hlmzyZG70 12/37

テッラ「このカオスな事態には大抵あの幻想殺しが関わっているはず……私の勘は鋭い方ですからねー」ザッ

ピンポーン

上条「あっ、はい今出まーす」

テッラ「……さて、ここで件の幻想殺しを切断して差し上げましょう。まぁ状況の解決の他に、若干の私怨がなくもありませんがねー」スッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」

上条「はーい」ガチャッ

テッラ「先手必勝ですねー!」ブンッ

スパーン

上条「は?」ブシューッ!!

上条「ごっがぁぁぁあああああああああ!!?」

テッラ「ふっ、あなたの幻想殺しはその右手にしか力がない不完全品。これで私のか……ち?」

メキメキメキ……

テッラ「右肩は切断したはず……あれは、なんだッ!??」

竜王の顎『グオオォォオオオオオオ!!』

テッラ「くっ…優先する!──人体を下位に、重力を上位に!!」グッ

パキーン

テッラ「な、ん……右手で触れていないのに、私の『優先』を無効化した…?」

竜王の顎『グオオォォオオオオオオ!!』ガバァッ

テッラ「やめ……ぐぉおああああああああ!!?」

緑一色の魔術師は、とある寮の玄関口で正体不明の力に飲まれ、意識を失うこととなった。

──────────

37 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:49:47.103 fjRNWrvDd 13/37

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「くっ……あの右手、幻想殺しによって封じられている『何か』がある…?」

テッラ「まったく……あの少年はまだ何か隠しているというのでしょうか」

テッラ「ともあれ、正体不明の力が相手では仕方ありません、次を探しましょう」

次>>39

39 : 以下、5... - 2020/02/08(土) 23:52:53.034 cjAmB5Epx 14/37

逢坂大河

44 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:09:03.722 9ZWu4cwh0 15/37

逢坂大河「ちょっとー竜児どこいったのー?」ザッ

逢坂大河「というか、そもそもここどこよ……」キョロキョロ

逢坂大河「…………」

逢坂大河「学園都市……?」

テッラ「お困りですか?お嬢さん」ザッ

逢坂大河「誰よアンタ、見ない顔ね……」

テッラ「ふむ……それはこの左方のテッラの存在感がないと、知名度の低いキャラであるとそういうk」

パリーン

オティヌス「まて人間っその小麦粉を仕舞え止まれストーップ!!」

逢坂大河「!!?」

テッラ「む、なんですかオティヌス。この少女も恐らく私の対戦相手でしょう?」

逢坂大河「うわっすごい格好……アンタ、いわゆる変態なの?てかどこから来たの今」

オティヌス「ああもう色々面倒くさいな…!テッラ、ちょっと来い」グイッ

テッラ「全く……何なんですか」

ヒュンッ

逢坂大河「………いや、え、何?何だったのあいつら」

高須竜児「おっここにいたのかタイガ、探したぞ」ザッ

逢坂大河「竜児っ…!」

45 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:19:04.809 9ZWu4cwh0 16/37

──────────

テッラ「位相改変しすぎて、新しい位相が次々と生まれている?」

オティヌス「ああ。私にも原因はわからん、あえて言うなら一種の『バグ』みたいなものだろう」

テッラ「ほう……『バグ』ですか」

オティヌス「とにかく、世界がいつ回復に向かっていくかはわからない以上、極力『他所の世界の人物』っぽいのには手を出すな。戦闘力のあるキャラが向こうから挑んできた場合に向かえ打つならともかく、さっきのような明らかに日常系の普通の人物には、特にだ」

テッラ「ふむ……。私としても、また私が死亡した世界に戻されるのは少々癪ですし、まぁいいでしょう」

オティヌス「悪いな」

テッラ「構いませんよ。私は自らの経験値になりさえすれば何でもいいですからねー」

オティヌス「では続行だ」グッ

テッラ「ええ、いつでもどうぞ」

卑猥な装束の少女はその手に持つ槍を振るった。
そして再び、世界は動き出す。

次>>48

48 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:22:48.941 Pyib2orfx 17/37

舞夏

50 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:36:12.087 9ZWu4cwh0 18/37

──────────

テッラ「つまり、学園都市に住む無能力者であれば問題ないということでもありますねー」ザッ

舞夏「おーっ、メイドの講習会なんてやってるのかー」スーッ

テッラ「(例えば、あの清掃ロボットに乗っている少女とか)」ダッ

──────────

土御門「──!?」ガタッ

上条「どうしたんだ土御門」

青ピ「例の『アレ』ならちゃんと返してもらったで?ほら18禁版ドキドキ義妹シスt」

吹寄「なっ!?なんてもん持ってんのよアンタら……」

土御門「違う。お兄ちゃんセンサーが反応している。舞夏が危ないッッ!!」ダッ

小萌「ちょっ…つ、土御門ちゃーん!?」アタフタ

──────────

テッラ「お嬢さん。道をお尋ねしたいのですがねー」

舞夏「ん、なんだー?この町の人じゃなさそうだし、私でよければ色々案内してやるぞー」スーッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ボソッ

舞夏「ん?なんか言ったかー?」

テッラ「いいえ、お気になさらず。ここに行きたいんですがねー」スッ

舞夏「ふんふん、なるほどなー、それなら近いから、私についてきてくれー」スーッ

テッラ「(今ですかねー!)」

土御門「」スチャッ ダンダンッ!!

テッラ「か…は……?」ドサッ

舞夏「ここまで来たら~って、あれ?」クルッ

土御門「舞夏ちゃーん!!ちょっと急いでこっち来てほしいんだにゃーっ!!」ブンブンッ

舞夏「おっ?なんだいたのか兄貴ーどうしたー?」スーッ

53 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:40:53.504 9ZWu4cwh0 19/37

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「くっ……狙撃、ですかねー」

テッラ「『以前』もくらった覚えがあります。まだ私の不幸は続いている、ということでしょうかねー」

テッラ「そんな不幸にも真正面から立ち向かうのがこの左方のテッラです。それを『世界』に知らしめるまでは負けませんよ……!」

次>>54

54 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:41:27.711 kSLE5d9I0 20/37

ドクロちゃん

59 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 00:56:41.814 9ZWu4cwh0 21/37

──────────

ドクロ「学園都市……?」

草壁桜「聞いたことない地名だね、どうしようか」

ドクロ「とりあえずあの太くておっきい建物、いこ?」

草壁桜「やめてドクロちゃん真っ昼間っからそういうことをそういう顔で言うのは!!」

ドクロ「……桜君、いつもそういうことばっかり考えてるから、将来あんな薬開発しちゃうんだよね」

草壁桜「誤解だよ!?少なくとも今のやり取りはいきなりあんな卑猥な表現をしたドクロちゃんが……ドクロちゃん?」

ドクロ「桜君……いつからそんな可哀想な頭に……今、直してあげるからねっ」スッ

草壁桜「待ってドクロちゃんいきなり知らない町でそんな物騒なバット持って大きく振りかぶるのは間違ってる……!!僕、新しい町での最初の思い出を血みどろに染めたくないよ!!?」

ドクロ「ごめんね桜君……後で、木工ボンド好きなだけ持ってっていいから……」グッ

草壁桜「一個あれば十分だと思うよ!?」

ブンッ

テッラ「あのー、あなた側ってもしや『外』の世界の方々ですかねー?」ヌッ

ドクロ&「!!?」ブンッ

轟ッ!!

その瞬間、二人の野郎の臓物という名の雨が、昼間の街中を支配していった。

65 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 01:24:00.634 9ZWu4cwh0 22/37

ドクロ「はっ!?」

ドクロ「桜君はいいけど……ボクとしたことが、知らない人も巻き込んじゃうなんて……。ごめんなさい、今すぐ直すから……!」グッ

とある中学の制服を纏う少女は、先ほど二人の生者を肉塊に変えた黒光りする棍棒を振り回し、テッラファンには理解不能な詠唱を唱える。

ドクロ「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~」クルクルッ

キラキラキラ…

優しい光が、言葉での表現が困難を極める塊に届き、それらはその光の中で『一人』のシルエットを取り戻していく。

ムクッ

草壁テッラ「まったく。ドクロちゃんはいつもそうなんですからねー」パンパンッ

ドクロ「!!???」

草壁テッラ「ん?何かおかしいんですかねー?」スッ

草壁テッラ「!!???!!??」

パリーン!!

オティヌス「そこまでだ馬鹿者ども!!」

ドクロ「えっ!?こっ今後は何!?」

オティヌス「貴様のその『意味不明な回復術式』はこちらで直しておく!ちょっとこれ以上ギャグ次元に飲み込まれるとスレタイとか色々な意味でAUTOだから、そういうわけなんだ、ちょっと待っててくれ」ヒュンッ

ドクロ「………」

ドクロ「………はっ!」

ピッピッピッ

ザンス『どうしたザンスか?ドクロちゃん』

ドクロ「ボクの桜君が……誘拐されちゃった!!」

──────────

66 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 01:25:05.832 9ZWu4cwh0 23/37

オティヌス「まさか、『黒一色の世界』に真性の一般人を連れ込む日が来るとはな」

草壁桜「すみません。ええと……あなた達は天使かなんかですか?」

テッラ「私はまぁ…天使という表現もあながち間違いないではありませんが……」

オティヌス「私は『魔神』という、魔術を極めた神だ」

草壁桜「神様!?」

オティヌス「多分そっちの世界での神ではないな。説明するとスレが終わってしまうから、まぁ悪いが元の世界に帰ってくれ。該当する位相はさっき発見したから、連れの天使の少女は転移させておいた」

草壁桜「はぁ……本当に神様みたいだ……えと、ありがとうございます」

カッ

オティヌス「ああ。達者でな」

テッラ「風邪には気をつけてくださいねー」

草壁桜「それじゃあまた、どこかで」ザッ

ただの少年は光に包まれ消えていった。
この後彼がもう一度少女に殺されることなど、誰も知るよしはなかった。

テッラ「あれ……私あの天使に、勝ち逃げされていませんかねー?」


次>>69

69 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 01:31:33.231 btQGnMT4d 24/37

小萌先生

70 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 01:45:25.400 9ZWu4cwh0 25/37

──────────

テッラ「さて、そろそろ真っ当な人物に当たるといいのですが」ザッ

小萌「はーまったく……青髪ちゃんは何でこう不健全な物を学校に持ってきて……」テクテク

テッラ「おや……すみません、あなたは教師か何かですかねー?」

小萌「ん?…はい、そうなのですよー。そういうあなたは中々見かけない風貌ですね、どんなご職業なのですかー?」

テッラ「私は……まぁ、いわゆる神父ってヤツですかねー」

小萌「なるほど、神父さんでしたかー。…あ、そういえば以前、私も神父さんに会ったことがあるのですよー」

テッラ「ほう…?この学園都市で珍しいですねー。どんな方だったんですかねー?」

小萌「こう……背が高くて煙草を吸っている、ルーン?を扱うらしいですけど、…あはは、あまりそういった分野はわからなくて、すみません、なのですよー?」

テッラ「ふむふむ。(私の知らない魔術師ですか、なら気にしなくても良さそうですねー)」

小萌「……あ、丁度そこにいる大きい男の人がそうなのですけどー」

テッラ「なんですって?」クルッ

ステイル「やぁ。左方のテッラ、だな?」ボッ

72 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 01:54:28.576 9ZWu4cwh0 26/37

テッラ「………ほう、私を知っているということは、おおよそイギリス清教辺りの魔術師、ですかねー?」

ステイル「わかっているじゃないか」

小萌「(あわわわわ…二人とも殺気に満ちているのですよー……)」

ステイル「………場所を移そうか」

──────────

テッラ「ふん。『神の右席』を前にタイマンですか。ずいぶんと余裕ですねー」

ステイル「一つ、聞きたいことがある」

テッラ「………」

ステイル「…お前は死亡したという報告を受けているが……何故、生きている?」

テッラ「それはまぁ、神のきまぐれってヤツですかねー」

ステイル「答える義理はない、と」

テッラ「(マジなんですがねー)」

ステイル「結構。その方が、」ボッ

メラメラ…

ステイル「殺さずに倒すという手間がなくなって、好都合だからね…!」ブンッ

74 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 02:06:20.624 9ZWu4cwh0 27/37

テッラ「優先する。──炎を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

スパーン

ステイル「何っ!?僕の炎を…」

テッラ「ふん」ブンッ

ドカッ

ステイル「ぐあっ…」ズサー

テッラ「あなたは炎を扱うことに長けた魔術師のようですねー」

ステイル「っ……」

テッラ「そういった一点特化の魔術師は実に良い。私のこの優先術式『光の処刑』の格好の的ですからねー」スッ

ステイル「(優先術式……光の処刑、か)」

ステイル「ふん。この僕が、何の対策もなしにわざわざ場所を変えたと思うのかい?」

テッラ「…なんですって?」

ステイル「僕が得意としているのは確かに炎だ。しかし、どちらかと言えば拠点を持って防衛する方が向いていてね」スッ

バラバラバラ……

テッラ「(ルーンのカード?)」

ステイル「……顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ」(I・C・R・M・M・B・G・P)

カッ

ステイル「魔女狩りの王ッ(イノケンティウス)!!」

魔女狩りの王『ウォオオオオオ……!!』

ステイル「その意味は……『必ず殺す』」

75 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 02:16:53.665 9ZWu4cwh0 28/37

テッラ「はっ」

テッラ「大した魔術です!しかし、やはり炎!そんな化け物一匹で、この左方のテッラは倒せませんよ!」

ステイル「それはどうかな?」

テッラ「なら思い知らせてあげましょう」ブンッ

スパーン!!

魔女狩りの王『オオォォオオ……!!』ゴォオオオ!!

シュウウウウ…

テッラ「(……自己再生能力?しかし……)」

テッラ「こうして切り裂いていけば、すぐにこのギロチンはあなたの元に届きます!所詮は炎の一点特化、ここまでですかねー?」ブンッ

ステイル「………」スッ

76 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 02:24:50.286 9ZWu4cwh0 29/37

ステイル「……ダブル」パチンッ

魔女狩りの王B『オオォォオオ……!!』

テッラ「は…?」

ステイル「……トリプル」パチンッ

魔女狩りの王C『オオオオォォオ……!!』

テッラ「くっ…!?この質量を三体も!?」

ステイル「言ったはずだ。場所を変えた意味があると」

テッラ「なるほど…っ、ハァ……ルーンを予め配置していたわけですか…!…ハァ……しかし……!」

ゴォオオオオオオ!!

ステイル「全て切り裂いてギロチンを僕に当てれば勝利、かい?」

ステイル「『傷を負っていないのに息苦しそうにしている』君に、それができると?」

テッラ「…っ!?」

魔女狩りの王ABC『オオォォオオ……!!』

ステイル「まさか、摂氏3000度の魔女狩りの王3体に囲まれて、酸欠にも熱中症にもならずに延々とその刃を振れると?」

テッラ「ハァ…ハァ…くっ……」

テッラ「優先……する。ハァ……炎を下位に、──」

ドサッ

ステイル「………くっ」ガクッ

ステイル「流石に、僕の魔力を……生命力を吸収し続ける魔女狩りの王を3体維持するのは……骨が、折れるね」

ドサッ

酸素を大きく失った緑の男が倒れた後すぐに、生命力を大きく失った赤い男もまた、地に伏すのだった。

78 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 02:32:19.035 9ZWu4cwh0 30/37

──────────

カエル医者「水分はこまめに取るといいね?」スッ

テッラ「ありがとうございます」

──────────

テッラ「ぷはー」

テッラ「まったく……あの医者、中々気が利くじゃありませんか」

テッラ「しかしイギリス清教の魔術師も学園都市にいるもんですねー。まあ偶然居合わせただけでしょうが」

テッラ「向こうにもギロチンは一発当てていましたし、恐らく長く体力を保てる感じではなかったはず。つまり火の手を見た野次馬が救急車を呼ばなければ、私がファイティングポーズを決められたかと思うと少々歯がゆいですねー」

テッラ「まぁ接戦だったでしょうしいいでしょう。次の相手です」

>>80

80 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 02:40:11.307 xkhQbekJ0 31/37

フレンダ

82 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 03:00:31.895 9ZWu4cwh0 32/37

──────────

フレンダ「結局、サバ缶が最高ってわけよ!」モグモグ

佐天「それ、気持ちはわかりますけどよく飽きないですね」

フレンダ「そりゃモグサバのモグモグ」

佐天「何言ってるかわからない……あの、食べるか喋るかどっちかに……」

フレンダ「モグんぐぅ!?」ドンドンッ

佐天「あっちょ大丈夫ですか!?」

フレンダ「んぐ…んぐぐ…」ブンブンッ

佐天「お水……あ、丁度空なのか。ちょっと持ってきますねー」ダッ

フレンダ「んぐぐ…」ゴクッ

フレンダ「……ふぱー。危うく愛しのサバ缶に殺されるとこだったわ……ん?」

テッラ「すみません。『アイテム』とかいう殺し?の組織のフレンダ=セイヴェルンさんですかねー?」

フレンダ「……仕事の話?それとも…」スッ

テッラ「いいえ。ここで一度、私に殺されてくれるとありがたいんですがねー」スッ

フレンダ「……ッ!?」ダッ

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ブンッ

ガシャーン!!

一般人A「なんだありゃ!?」

一般人B「能力者の喧嘩か?」

一般人C「何の騒ぎでしょうか、とミサカは安全のためそっとその場を立ち去ります」

一般人D「お客様、大変ご迷惑になりますので…」

テッラ「あっすみません、すぐ出ていきますからねー」ダッ

一般人D「え?…あ、あの…弁償を……」

──────────

フレンダ「はぁ…危なかったー、あんなんくらってたら体が真っ二つになるってわけよ」

84 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 03:20:43.263 9ZWu4cwh0 33/37

テッラ「ふっ、逃がしませんよ。この左方のテッラから逃れた人間など誰一人としていないのですからねー」ダッ

フレンダ「くっ……私あんな緑一色のおっさん知らないんだけど…!?」ダッ

テッラ「くっ……流石に肉体派ではない私では、…ハァ……真っ当に追いかけるのは、難しいですねー」ダッ

フレンダ「えっあの人全然体力ない!?逃れた人間普通にいっぱいいそう!!」ダッ

テッラ「まったく……優先する。──人体を下位に、重力を上位に!」

フレンダ「!?」ガクン

フレンダ「がはっ!?っ…何?今後は重力操作?」ドサッ

テッラ「この左方のテッラに手間をかけさせるんじゃ…お?」

テッラ「なんですこのガムテープは…それと、人形?」スッ

フレンダ「…ニヤッ」トンッ

カッ

テッラ「なっ…」

ドカーン!! ドカーン!! ドカーン!!

フレンダ「………」スッ

フレンダ「………アンタは、最初に私を襲った時、人体とか小麦粉の『優先』が云々って、宣言してからそのギロチンを振った」

フレンダ「その次、足の速さで勝てない私を止めるために、重力を『優先』した」

フレンダ「つまり、その優先ってヤツは、最大でもその二つの間でしか効果はなくって、別の物を優先したくなったら都度言い直さなくちゃいけない。

フレンダ「結局、攻撃するなり捕まえるなりする時は、防御が手薄になるってわけよ」

フレンダ「……食べるだけ食べて解説までしてたら、喉……乾いてきたわ」

麦野「なんか外が騒がしいと思ったら、何ドンパチやってんの?……フレンダ」

フレンダ「ひっ!?」

彼女が美味しいお水を飲めるのは、当分先の話であった。

85 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 03:26:43.157 9ZWu4cwh0 34/37

──────────

テッラ「ハッ⋯⋯!?」

テッラはそこで目を覚ました。

テッラ「……うーん、あの少女は身体能力は高そうですが能力らしい能力は見せませんでしたねー」

テッラ「あの爆弾の類い?あるいはそれを仕舞えるポケットのような力ですかねー?」

テッラ「謎ですが、ここで考えて解決するものではなさそうですねー」

テッラ「さて、この世界が他所の世界と交わることもなく安定してきましたし、次で最後としましょうかねー」

次>>87

87 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 03:35:04.315 9Znw2nbJ0 35/37

心理定規

89 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 03:51:32.659 9ZWu4cwh0 36/37

テッラ「そこのお嬢さん。あなたは『スクール』の一員で間違いないですかねー?」

心理定規「……だとしたら、何か問題があるのかしら?」

テッラ「いいえ、それがわかれば結構」スッ

心理定規「(小麦粉の…ギロチン…?)」

テッラ「あなたくらいの少女なら、優先を使わずとも倒せそうですからねー!」ブンッ

心理定規「……へぇ」

テッラ「………!?」ピタッ

テッラ「(………なんだ、これは…あの少女に、止められたわけではない……)」プルプル…

テッラ「(だとすると……これは、いや、この感情は……!)」ギリギリギリ…

心理定規「距離単位20」

テッラ「……!?」

心理定規「あなたは、そのギロチンを私に当てたくない。そうでしょ?」

テッラ「……くっ、それは、どういう…」

心理定規「それはね、あなたと私の心の距離を縮めたから。そして」スッ

テッラ「っ…!?(なんです…この沸き上がる感情は…!?)」

心理定規「あなたと私の関係を、恋人・家族より、更に上げたのよ」

テッラ「くっ…この……こんなもの……」プルプル

心理定規「ねぇ、お願い。見ず知らずのあなた」

心理定規「私のために、自殺して?」

テッラ「なんっ…!?」スッ

テッラ「やめっ……ぐわぁあああああああ!!?」ブンッ

グチャッ

名前も知らぬ彼は、同じく名前も知らない少女のために、自らの体を動かなくなるまで酷使するのだった。


心理定規「……ごめんなさいね。私のことを知りたいのなら、能力とか物騒なものとか抜きで、『お友達』から始めましょ?」ニコッ

──────────

91 : 以下、5... - 2020/02/09(日) 04:07:19.824 9ZWu4cwh0 37/37

──『隠世』──

僧正「ふむ、なるほど」

僧正「どうやら『世界』とは、儂らの知らず知らずの内に変わっていくものらしいのう」

ネフテュス「『テッラが絶対に負ける位相』だっけ?それだけじゃここまでの『バグ』は起きないわよねぇ」

娘々「『世界』に対する『バグ』って言うと、サンジェルマン辺りが近いのかなあ?」

ヌァダ「そもそもその意味不明な位相に問題があるのか、あるいは別の誰かがまた異なる『位相』を差し込んだのか」

娘々「じー」

ネフテュス「『以前』はテッラが可哀想だったからジャミングかけたけど、今回のそれは私じゃないわよ」

ヌァダ「当然私でもないが」

僧正「はて。それなら誰が……」

キメラ『ぐわんぐわんぎぃんぎぃぃんごいんごいんごいん!!』

娘々「キメラちゃーん!!お前かー!!」

キメラ『ぐわんぎぃんぎぃぃんぐわんぐわんごいんごいぃぃん!!』

僧正「あぁ、とあるIFとかいう『すまほげー』?で遂にボイスがついた儂らを僻んでるわけか」

ネフテュス「逆にアニメ未範囲の他の魔神達にも出番があるというプラスな考え方はできないのかしら?」

ヌァダ「……正直に言うと、羨ましくはあるのだがな」

娘々「へぇー、ヌァダちゃん。…もしかしてちょっと、怒ってる?」ププー

ヌァダ「……今回賽を振ったのは、お前だ。娘々」ザワ…ザワ…ザワザワザワ…

僧正「よし、儂も一暴れするかのう」スッ

キメラ『ぐわんぐわんぎぃんごいんごいぃんぎぃんぎぃぃぃん!!』スッ

ネフテュス「あなたはダメよ。その裸体だけで放送コードに引っ掛かるもの」

娘々「いえーい!それじゃあわたし達のボイス記念として、第三ラウンド始めちゃおう!!」ボンッ!!ガシャンガシャン!!

僧正「うほほーい☆」ガッシャーン!!

──世界がクロスし混沌に包まれても、そこは変わらぬ『隠世』であった。



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