憂「えっと……は?」
梓「言葉を選んでおいて何で『は?』っていうの?」
憂「は?」
梓「ノーモーションなら良いわけじゃないよ」
憂「いや、どうしたの急に?」
元スレ
梓「なんか最近純がエロい」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297681770/
梓「だってさ、制服だとちょっとわかりにくいけど、この前憂の家に泊ったときの私服さ」
憂「うん」
梓「上は薄着で出るとこは出てるしさ」
憂「純ちゃんってスタイルいいよね~」
梓「それで問題は下なわけよ」
憂「下って……ホットパンツ?」
梓「そう! それなの!」ダンッ
憂「うるさい」
梓「ごめんなさい。
でもさ、あれは反則だよね」
憂「は?」
梓「……地味に傷つくからやめて」
憂「で?」
梓「あのさ、純ってスタイルいいのになんていうか……こう足はむちむちしてるよね
憂も唯先輩もやわらかそうだけど、純はなんかこう……」
憂「なんかパッツンパッツンって感じだよね」
梓「そう! それなの!」ダンッ
憂「うっせぇ」
梓「すみませんでした。
でもね、そうなんだよ、なんかこう、引き締まってるっていうか」
憂「でも梓ちゃんも足細くてきれいだよね」
梓「私のは、ただ細いだけだよ……」
憂「なに? 自慢?」
梓「私はむしろ足に関してはむちむちのほうが好き」
憂「これだから細いやつは……」
憂「まぁいいや。それで?」
梓「いやそれでですね……ちょっとこう、不覚にもときめいてしまったっていうか」
憂「ふぅん……
でもホットパンツなら律先輩もお姉ちゃんも時々着てると思うんだけど」
梓「うーん、確かに律先輩も唯先輩もはいてるんだけど……なんだろ?
律先輩はむしろ私と同じで肉付き悪いからかも
唯先輩は確かに肉付きいいんだけど……むぅ」
憂「うーん……
あ、わかった。あの縞々の二―ソックスじゃない?」
梓「それだ!」ダンッ
憂「……(いい加減にしろよ」ボソッ
梓「ごめんなさい許してください私はまだ生きていたいんです」
梓「あの二―ソックスの布が破けそうなくらい広がってるのがいいのかも
唯先輩と違ってやわらかいだけじゃなく健康的に弾力があるのがさ」
憂「お、お姉ちゃんだって健康的にひきしまってるもん!」ドンッ
梓「あ、対抗するのそこなんだ……
あとなんでそんなことわかるのよ……」
憂「だって私妹だから!」
梓「なんか一瞬納得しかけちゃったけどかなり危ないこと言ってるからね?」
梓「まぁあのニーソがポイントだって言うのは確かだね
きっと唯先輩なら足が柔らかすぎてニーソに締め付けられすぎちゃいそうだし」
憂「梓ちゃんはむしろニーソはいてもずり落ちてきちゃいそうだよね」
梓「……グスッ」
憂「ごめん……まさか本当にそこまでとは思ってなかったよ」
梓「……どうせ肉付き悪いもん……
……骨と皮だけだもん…………グスッ」
憂「ごめんね、でも梓ちゃんもかわいいよ」ヨシヨシ
梓「ごほん。
確かにニーソはポイントだった。
だけど、やっぱりそれも純のあの足のムチムチ感があればこそなんだよね」
憂「うん、言いたいことはわかったよ
でも、それと最近エロいっていうのはどういう関係があるのかな?」
梓「ああもう、なんでわからないかなぁ?!」バリバリ
憂「急に頭かきむしるほどおかしいこと聞いた覚えはないんだけど」
梓「だーかーらー
純の体は、すらっとしてて、なのに出るとこ出てて、なおかつ肉感的なの
これがエロいってことでしょ?
分かる?」
憂「……(うっぜ」ボソッ
梓「だから最近純がエロいっていってるんじゃん」
憂「ちょっと話を整理していい?」
梓「どうぞ」
憂「泊りに来る前は、エロくなかった?」
梓「うん」
憂「泊りに来て、私服を見てからエロくなった?」
梓「うん
あ。あとパジャマね。薄い布一枚ってけっこうそそるよね」
憂「ふんふん
わかったよ」
梓「わかったでしょ?」
憂「エロくなったのは梓ちゃんだよ」
梓「はあぁあああああああああぁあああああああああああぁぁあぁぁぁぁああああんん↑↑↑↑↑↑?!?!?!?!?」
憂「梓ちゃんが純ちゃんをエロい目で見るようになっただけでしょ?」
梓「わ、私エロくなんてないし! 清純派だしぃ↑↑!」
憂「おい落ちつけよ発情猫」
梓「発情なんかしてません~ 私悟りひらいてるしぃ~」
憂「幼児退行してんぞ」
梓「ばぶ~ ほら、赤ちゃんは発情なんてしないでしょ?!」
憂「必死すぎて引くわ……」
憂「じゃあ梓ちゃんは急に純ちゃんが肉付きが良くなってエロい体になったって言うの?」
梓「そうにきまってるよ!
だって私はエロくなんてないから!」
憂「わぁ、じゃあ明日朝起きたら梓ちゃんがムチムチでボンキュっボンになってるかもしれないね
ははっ」
梓「……あ、今本気で傷ついた」
憂「目が覚めた?」
梓「覚めたくなかったです……」
憂「戦わなきゃ、現実と(笑)」
梓「くっそー!
私もボンキュっボンでムチッな体に生まれたかったー!」
憂「だいたいそんな簡単に人が変われるわけないんだから」
梓「そうだね
最近エロくなったのは……」
憂「純ちゃんは、ずっとエロい体だよ」
梓「……え?」
憂「だから、純ちゃんはだいぶ前からすっごくエロいんだってば」
梓「だ、だよねぇ↑
(あぶねー! 私がエロくなったって認めるとこだったー!)」
梓「あのさ」
憂「何?」
梓「憂はさ、ずっと純のこと、そういう目で見てたの?」
憂「は?」
梓「……だからそれ」
憂「何言ってんの? 当然じゃん」
梓「あ、そうですよね……
(当然って言いきったよこの人……)」
憂「お姉ちゃん、抱きつくの大好きじゃない」
梓「うん」
憂「実は私も抱きつくの大好きなんだー」エヘヘ///
梓「うん、それは気づいてた」
憂「なんかね、抱きつくとすごく安心できるんだー
なんていうか、一緒にいるって実感できるし、お互いにぎゅっとすると心もあったかあったかなんだよ」
梓「あー、それわかる気がする
特に憂って普段なんか一歩引いちゃう感じするし」
憂「だからね、好きな人はぎゅーってしたいの」
梓「なるほど」
憂「で、ぎゅーってしてきたの」
梓「してきたんだ……」
憂「それでね、抱きつきストの私に言わせればね」
梓「抱きつきストってなによ……」
憂「純ちゃんは視覚的にも触覚的にもかなり高レベルの抱きつかれストだね」
梓「抱きつかれスト……」
憂「ちょっと恥ずかしがりながらも結局受け入れてくれるところとか最高だよ」
梓「あ、それってポイント高いんだ」
憂「でも最近は慣れちゃったのか抱きついても落ち着いてよしよしってしてくれるんだ」
梓「それはマイナスポイントなの?」
憂「ううん。 純ちゃんだしそれはそれで可」
梓「『そうなんだ』以外の引き出しが開かなくなってきそう」
憂「あ、梓ちゃんもかなり高レベルの抱きつかれストだよ」
梓「ありがとう……???」
梓「ちなみに今のところ高位の抱きつかれストってどんな感じなの?」
憂「えっとね。和ちゃんはね、私を全部受け入れてくれるの。それですごく安心しちゃうんだ」
梓「へえ。流石和先輩だね
憂がもう一人のお姉ちゃんって言うだけはあるね」
憂「お姉ちゃんは、やわらかくていいにおいで、すごくほのぼのするんだ」
梓「あ、わかるわかる
なんかあの雰囲気にあてられてほのぼのしちゃうよね」
憂「梓ちゃんはなんていうかこう、ベストサイズ?」
梓「なにそれ」
憂「こう、すっぽり腕の中におさまってくれる感じ
隙間なく埋まるのがすごく気持ちいいんだ~」
梓「そ、そうなんだ
(めちゃくちゃ恥ずかしい……///)」
憂「それでね、純ちゃんはね」
梓「うんうん」
憂「一度ね、一緒にベットで寝たことがあるんだけど……」
梓「えっ?
それで? それで?」
憂「こう、すごかった」
梓「何が?」
憂「えっと……すごくムチムチしててね、それでいてやっぱり女の子らしく柔らかくてすべすべで」
梓「うんうん……」
憂「こう、ね?
ずっと抱きついてると、私と純ちゃんが融けて、一つになっちゃったような感じ……」
梓「……(ゴクリ」
憂梓「……///」
純「ちょっとー、二人で何話してんのよ」
梓憂「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」ガタンッ!
純「うわああぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」ガタンッ!
梓「ちょっと純!
驚かせないでよ!」
純「私のほうが驚いたわ!
二人してこそこそと何話してたのさ」
梓「じゅ、純には関係にゃいことなにょ!」
純「どんだけ隠し事下手なのよあんたは」
憂「純ちゃんには関係のないことだよ……」
純「なんか憂に言われると凹む……」
梓「何それ!
私はどうでもいいって言うわけ?!」
純「どうしろって言うのよ……」
純「で、何話してたのよ?」
梓「えっと、それは……」
憂「今日梓ちゃんのおうちにお泊まりしようと思って」
梓「えっ?」
純「えー! なにそれずるーい!
梓なんで私はだめなの!?」
梓「ちょ、ちょっとストップ
憂、ちょっと」
憂「なぁに?」
梓「何考えてるのよ」ヒソヒソ
憂「梓ちゃん、純ちゃんが梓ちゃんおうちに遊びに来たら抱きつき放題だよ」ヒソヒソ
梓「抱きつき放題……」ポー
憂「それに、純ちゃんの私服また見れるよ」ヒソヒソ
梓「私服……」ポー
梓「じゃあ、純も泊りに来る?」
純「行きたい! 超行きたい!」
梓「仕方ないなぁ じゃあ泊めてあげよう」
純「……急に偉そうになったね」
梓「ただし、一つ条件があります
条件があります」
純「え? 何?」
梓「ホットパンツとニーソックスで来ること!」フフン
憂「は?」
純「は?」
梓「その目やめて……
立ち直れなくなりそう」
中野家
純「おじゃましまーす」
梓「ああ、あがってあがって」
純「ご家族の方は?」
梓「何その言い方
今日はってか今週はツアーでずっといないよ」
純「なんだ、緊張して損した
って、ずっといないの?」
梓「うん、そうだけど?」
純「寂しくないの?」
梓「うーん……
家はいっつもこんな感じだしなぁ」
純「おうちの人いると思っていっぱい買ってきちゃったよ」
梓「え? なにドーナツ?」
純「うん、まぁドーナツだけど……」
梓「また?」
純「いいじゃん、好きなんだよドーナツ……」
梓「まぁ私も嫌いじゃないけど流石にその量はきついよ……」
純「まぁ3人いれば……あ、そういえば憂は?」
梓「まだ来てないよ」
純「もしかして憂が来るって言ったら唯先輩が私もいくーって駄々こねてるとか」
梓「いくらなんでも唯先輩もそこまでひどくないでしょ……」
prrrr
梓「あ、憂からメールだ」
純「あ、私にも」
梓「(追伸:梓ちゃん頑張ってね、か)」
純「憂これないのかー、残念だね」
梓「うん、まぁ仕方ないよ
(これ絶対確信犯だよ。はめられた……)」
純「そういやご飯どうする?」
梓「何か頼もうと思ってたけど、何か食べたいものある?」
純「……」スッ
梓「ドーナツはご飯にならないわよ!」
純「ごはんはおかずでしょ!? ドーナツは炭水化物!」
梓「わかった、じゃあ純の分だけご飯炊くよ
ドーナツと一緒にごはん食べればいいでしょ!」
純「あーごめん! 冗談だから!」
梓「一緒に料理?」
純「うん」
梓「まぁ私もわりと料理作るし悪くない案だとは思うけど」
純「でしょ?」
梓「純料理できるの?」
純「ひどっ! あんまりやらないけど出来ないわけじゃないよ!」
梓「だってさ、バレンタインの時とか」
純「梓だって材料知らなかったじゃん!」
梓「わ、私は料理は作るけどお菓子なんてつくらないだけ!
純なんて自信満々で黒砂糖もってきたじゃん!
憂がいなかったらどうなってたかわかんないよ!?」
純「な、黒砂糖だってお徳用チョコレートだってちゃんとチョコ作れるよ!」
梓「どうだかね!」
純「料理なんてフィーリングで作れるし!
梓だって毎回何グラムーとかスプーン何杯って測って作ったりしないでしょ?」
梓「まぁそうだけど……」
純「ほら!」
梓「まぁそこまで言うなら……」
純「なによ!
じゃあそこまで言うなら料理対決だ!」
梓「まぁいいけど……」
純「くそう…… 絶対梓に
『あ、おいしい……
ご、ごめんね、私の作ったのなんて食べらんないよね……
ホントごめん…… いま下げるから……』
って言わせてやる!」
梓「そんなこと言わないし!
っていうかどんだけ自信あんのよ純のくせに!」
純梓「かんせい!」
純「梓は何を作ったの?」
梓「シチュー
ってか台所そんな広くないんだから気づいてたでしょ……」
純「梓そこは言わないお約束でしょーが
ていうか分かりそうだったけど必死に見ない振りしてた!」
梓「あ、そう
で、純のほうはオムライスだよね」
純「うん!
まぁ冷蔵庫の中にあるもので作れそうなものって言ったら結構限られちゃうしね」
梓「いや、でも正直驚いたよ……いろんな意味で」
純「ガチで料理できない子だと思ってたの!?」
梓「いや、それもあるけどさ」
純「ちょっとは歯に衣着せようよ!」
梓「いやさ、気づいたらご飯を炒めはじめたから炒飯でも作り始めたかと」
純「炒飯の何が悪い!」
梓「いやあれだけ自信満々なのに炒飯かよ!って思っちゃって」
純「炒飯もオムライスも作ってみたらそこまで変わんないよ」
梓「そうかなぁ?」
純「そうだよ」
純「実食!」
梓純「いただきまーす」
純「まずはシチューから」
梓「……」
純「……まぁ、あれだよね」
梓「市販のルー使ってるしこんなもんだよね」
純「まぁ私すごいシチュー好きだからいいけどね!
カレーよりシチュー!」
梓「あ、そうなんだ。よかった」
純「後はあれだね、調味料」
梓「調味料なんて使ってないけど?」
純「ちっちっちっ……
梓の愛っていう調味料がたくさん入ってるからね!」
梓「……///」カァ
純「……(あっ、めっちゃ照れてる」
梓「じゃあ次はオムライスねっ!」
純「……(あっ、ごまかした」
梓「だけど、ホント意外だったよ
普通においしそうじゃん」
純「オムライス好きで自分でうまく作れるように練習したからねー」
梓「最後オムレツみたいなの割ったら半熟の卵がうまく衣になったよね
なんか本格的だったよ」
純「いやー、あれやってみると割と簡単だよ?」
梓「そうなの?」
純「焼き加減だけ気をつけてればね、あ、ケチャップちょうだい」
梓「へー、はい」
純「じゃあ梓のオムライスに絵を描こう!」
梓「え?」
梓「ケチャップはつけるんだ」
純「このままでも食べれないこともないけど、味が足りないと思うよ?」
梓「そうなんだ
なんかきれいだからこのまま食べるのかと思ってた」
純「いやー、流石にそこまでちゃんとは作れないって」カキカキ
純「はいっ、できたー 猫耳梓!」
梓「うまっ!」
純「オムライスに愛を注入したところで食べよっか」
梓「愛っ?!///」
純「ほら」
梓「う、うん……」
純「どうしたの? もしかしてたまご嫌いだったとか?」
梓「ううん! ただ……
絵が崩れちゃうのがもったいなくて……」
純「……(かわいい…)
また書いてあげるから食べてよ」
梓「……」パクッ
純「どう? おいしい?」
梓「んー!」
純「え?」
梓「ん~ん! んーんーんんー!!!!!」
純「喋るなら口からスプーン抜きなさい」ズボッ
梓「超おいしい!!!!!」
純「そっ、よかった」
梓「お店のやつよりお母さんが作ってくれるやつに近いけど、べちゃべちゃしてないししょっぱくないしすごいおいしい!」
純「まぁ家で作るのじゃお店みたいにはならないね
作るのは簡単だけど、作る方法探すのが大変だったんだから!」
梓「すごい!」
純「へっへーん!」
梓純「ごちそうさまでした」
純「いやー、梓のシチューもおいしかったよ」
梓「ごめん、純が本気で作ってくると思わなかったから……」
純「いーの、私は満足したんだし
じゃ、ドーナツ食べよっか」
梓「いいけど、そんなには食べらんないよ」
純「いいよ、私もだし」パクッ
梓「あっ、前みたいに一口だけ全部食べるとかはなしだからね!」
純「えー……」
梓「何で不満そうなのよ……」
純「だっていろんな味食べたいしー……」
梓「もう、半分は食べなよ
私がもう半分食べてあげるから」
純「マジで?
梓ありがとー 大好きー」ギュッ
梓「わっちょっと!///」
梓「そして残る半分だけのドーナツ達……」
純「私はちゃんと半分は食べたよ!」
梓「私はそんなに食べらんないっていったでしょ!」
純「ごめん!」
梓「許す!」
純「ありがとう!」
純「あーやばい。このまま寝たい……」
梓「豚になるよ」
純「……牛じゃなかったっけ?」
梓「そうだっけ?
まぁどっちにしろ寝る前にお風呂入って歯を磨かないと」
純「ん…… じゃあお風呂はいろっか」
梓「え?」
純「だから、一緒にお風呂はいろう」
梓「……まじ?」
純「まじです」
カッポーン
純「ちょっと狭いけど気持ちいいねー」
梓「そうだね……」
純「なぁに? 別に女同士なんだからそんなに恥ずかしがんなくてもいいじゃん」
梓「んー、恥ずかしいって言うかなんて言うか……」
純「えー、じゃあ何?」
梓「……(完全に忘れてたけど、じゅ、純のエッチな肢体が……裸で……目の前に……///)」
純「あずさー?」
梓「……なんでもないよ」
純「もーなんだよーこらー」ギュッ
梓「ちょ、ちょっと!!! 裸で抱きついてこないで!///
(やばい何だこの未知の感覚! ムチッとしててでも柔らかくてだめだいけないところに行っちゃいそう!)」
梓「あ、純洗ってあげるよ」
純「えっ? あー…… じゃあよろしく!」
梓「何それ…… 嫌ならいいよ……」
純「ぜひお願い!
流石に恥ずかしいんだけど梓に洗ってもらったら髪がストレートにならないかなって」
梓「……なにそれ」フフッ
純「あー! こっちは必死なんだから笑うなー!」
梓「ごめんごめん」
純「あーきもちー」
梓「どこかかゆいところはございませんかー」シャコシャコ
純「ございませーん」
梓「じゃあながしますねー」
純「はーい」
ザッパーン
梓「はい、頭終わり
次は背中洗うね」
純「わるいねーありがとー」
純「あー、きもちー」
梓「そればっかだね」フフッ ゴシゴシ
純「だってすっごい気持ちいいんだも―ん」
梓「あはは、それはよかった
(純の背中すっごくきれい……
まっしろでシミ一つない……///)」ゴシゴシ
純「んー…… ひゃっ」
梓「え? ごめん変なとこ触っちゃった?」
純「あ、ごめん。ちょっとくすぐったくて」
梓「(『ひゃっ』だって……///
なんだか悪いことしてる気になってきちゃった///)」ゴシゴシ
純「……」
梓「……///」ゴシゴシ
純「……」
梓「……///」ゴシゴシ
梓「……///」モミッ
純「ひゃああああああ!///」
梓「あ、ご、ごめん!///」
純「なななにすんの!?///」
梓「いや、ごめん……///
純スタイルいいから……触ったらご利益があるかと……」
純「え? あ? えっと……その……急に触んないでよ!///」
梓「じゃあ宣言してからならいいの?」
純「え? そ、そんなわけ……」
梓「揉みます!」モミモミモミモミモミモミモミモミモミ……
純「え、ちょっちょっとあず……
ひゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
お風呂上がった!
梓「いやー、疲れたー」
純「あんたが始めたんでしょー」
梓「いやね、私でも色々と思うところがあるわけ」
純「まぁ分からないでもないけどね
わたしもこの頭何とかならないかなーと思うし」
梓「でも純はすっごいスタイルいいじゃない……」
純「そうかなー
体重には気を使ってるけどスタイルは考えたことなかったなぁ」
梓「えー?
どうしてさ」
純「だって胸は憂のほうがたぶんだけど大きいし、梓のほうが細いしさ」
梓「私は純のスタイルが一番好きだよ///」
純「そ、そう? ありがと///」
寝室
純「あー、今日は楽しかったなー」
梓「うん、楽しかった」
純「……あのさ」
梓「どうかした?」
純「なんか梓って悩みとかある?」
梓「何? 急にどうしたの?」
純「いや、勘違いだったらいいんだけど、なんか今日梓変だったなーって」
梓「何それ……って
(あれ? そういえば今日の目的は……)
あー。ごめんね
ちょっと考え事。別に悩んだりしてるわけじゃないよ
……でも、ありがと」
純「そっか。でもなんか悩みがあったら相談してね」
梓「あのさ、純……」
純「え? 何?」
梓「(あ、やばい。何にも言わず急に抱きついたほうがよかったかも
許可もらったらもらったで絶対変な感じになるし……)」
純「どうしたの?」
梓「え……あっ……う……
(ああもうこうなったら勢いだ! やってやるです!)
にゃー!」ドンッ
純「うわっ!」バタン
梓「―――――っ」ギュー
純「もう何? 急にどうしたのよ」ナデナデ
梓「……(あ、よかった……怒ってないみたい)」ドキドキ
純「おー、よしよし」ナデナデ
梓「(あ……すごい気持ちいい……)」ふにゃあ~
純「うぉう、髪さらさらだー」ナデナデ
梓「(すっごい……
抱きついたらすっごい柔らかくて良い匂い……
それだけじゃなくふにゅんってするのにむにっていう弾力があって……
それでいて滑々な肌触り……///
そして私の頭に当たっているおおおおおおぅおっぱいの確かな重量感……///)」ドキドキバクバク
純「梓ってさ、抱きつくの好きだっけ?」ナデナデ
梓「いや、別に……///」ドキドキ
純「じゃあ急にどうしたの?」ナデナデ
梓「……いや、純だから///(体的な意味で)」ドキドキ
純「は? え?///」
梓「あ、もちろん純のこと大好きだよ!(友達的な意味でも)」
純「えっ? あ、ありがと///」
純「……」ナデナデ
梓「……」ギュウ
純「……」ナデナデ
梓「……純驚かないんだね」
純「じゅうぶん驚いてるよ」
梓「うそだよ……」
純「あー、まぁでも憂に抱きつかれたりして耐性は付いてるかもね」
梓「……」ムスッ
純「梓?」
梓「純にとって……私はいつだって二番目だよね」
純「梓? どうしたの?」
梓「だってそうじゃん
二人は中学校の時に会っててさ、私が何したって純にとっては二番目なんだもん
ずるいよ……
せっかく私が勇気出しても、もっと前に憂がやっちゃってるんだもん……」ギュッ
純「……ね、梓
私は梓のこと一番だとか二番だとか考えたことないよ
憂も、梓も、私にとって大事なんだもん」
梓「それでも……なんか嫌」ギュッ
純「もう、じゃあどうしたらいいの?」
梓「え?」
純「どうしたら梓は満足できる?」
梓「……我が儘言ってもいいの?」
純「今回だけは許してあげよう!」
梓「……純っ」ギュウ
純「へへっ 私は梓の親友だからね」
梓「……あのさ、純が憂としたことがないことって、何?」
純「またそういうこと言うの?
えーと…… あっ!」
梓「なになに?」
純「お風呂! お風呂に一緒に入ったのはこの前が初めて!」
梓「それ憂も一緒にいたじゃん!」
純「うーん……でも憂といてもそんな特別なことしてないからなぁ」
梓「じゃあ、何か特別な事……」
純「梓……?」
梓「純、キス……」
純「えええぇええええええええ?!」
梓「えっ、もしかして憂としたことあった?」
純「なんでそうなるのよ!? 誰ともしたことないわ!」
梓「よかったー。じゃあしよっ?」
純「なんでよ!? 梓とファーストキス体験しなきゃいけないの!?」
梓「え? ファーストキスなの?
じゃあ早くしようよ!」
純「ファーストキスは男の人としたいっての!」
梓「大丈夫だよ
女の子の大半はふざけあってキスしたりするんだってよ?」
純「え? そうなの?」
梓「そう本に書いてあったよ
だから女の子同士はノーカンだから!」
純「だからってキスする~ってはならない!
ならないの巻!」
梓「うー! もうなんでよ!?」
純「梓のほうがなんでなのよ!?」
純「梓落ち着いて……」
梓「私は十分冷静だよ!」
純「だから落ち着けって……
梓はさ、私が憂としたことないことがしたいんでしょ?」
梓「うん、まぁそれはそうなんだけど……」
純「だったら何もキスじゃなくたっていいでしょ?」
梓「うーんでも」
純「でも?」
梓「憂としたことがないことがしたいわけじゃないよ?」
純「え?」
梓「純が大好きだから、純にとって一番になりたいの」
純「梓……」
梓「憂がどう、っていうのはきっかけに過ぎないんだ
ただ、純が私のこと見てくれるためにって考えたらさ……」
純「そんなことしなくたって、私は梓のことちゃんと見てるよ」
梓「それでも、ちゃんと確証がなきゃ不安なんだもん……」
梓「ファーストキスなら、絶対に忘れないでしょ?」
純「まぁそうだけど……」
梓「だから、私がファーストキスの相手になるの!
ずっとずっと純のファーストキスの相手だって、刻みたいの!」
純「ちょっと待って梓さっき女の子はノーカンだって」
梓「ノーカンだと思えばノーカンらしいけど、私はカウントするから!」
純「余計だめだっての!」
梓「なんでよ!」
純「いやそっちがなんでなのよ!」
梓「わからずや!」
純「わからずやはそっちだよ!」
梓「この……美人!」
純「え……あっと…この猫娘!」
梓「そこは私のこと褒めてよー!」ウェーン
純「なんなのよ!」
梓「グスッ……」ポロポロ
純「(うわマジ泣きだよ……)」
梓「純は……グスッ……
私とキスするの嫌なの? ヒック……」
純「いやぁ、正直言ってそこまで嫌じゃないんだけど」
梓「じゃあしてよ!」
純「でもなんかその、じゃれあって冗談でするのとか、そういう空気になってするのと今の状況じゃ違いすぎるよ……」
梓「私がこんなに頼んでも?」
純「あんたは頭下げてないでしょ!
まぁ、なんていうかその……
梓が本気で考えてるってのに私は流されるみたいにしちゃってもいいのかなって……///」カァ
梓「純……」
梓「ねぇ、純」
純「なによっ///」
梓「流されてでも、いいよ」
純「梓?」
梓「私は、ね 素直じゃないからさ
甘えるのも、甘えられるのもホントは苦手なの
だから……いつかみんなみんな離れていっちゃうんじゃないかって心配なんだ」
純「クスっ…… ばーか」
梓「そうだよ。ばかなんだもん
ばかだから、証がほしいんだよ……
証がないと、不安なんだもん……」
純「……後悔しない?」
梓「……純が愛をもってしてくれることだったら、なんだって嬉しいよ」
純「そっか」
梓純「――――――」
純「(はぁ……柔らかくて梓の匂いがして……
なんかこれ、好きかも……
って、だめだめ! これ一回きりなんだから!)」
梓「……///」ポ~
純「(梓……なんか……えっちぃ顔してる……///)」
梓「ねぇ、純……」
純「は、はいなんでしょう!?」
梓「もう一回……して?」
純「え?ちょ、それは……」
梓「ダメ……?」コクビカシゲ
純「ダメ――――――――――――じゃ、ない」
梓「じゃあ……」
梓純「――――――」
純「(長いよ梓///)」
梓「――――――(足りないよ……)」
純「(ちょ、ちょっと梓唇押しつけ過ぎっ!)」
梓「(だめ、逃げないで もっと)」ガシッ
純「(んっ!だめっ逃げられ……
!!?!?!?!??!?!??!!?????)」
梓「―――――んちゅっ れろっ」
純「んーーーーーーーーーーーー!!!!!!
(舌が! 梓の舌が!?)」
梓「んちゅっ―――――ちゅっ―――――」
純「んっ……(やばっ……ちょっと……これ……)」
梓「んっ……れるっ……」
純「んちゅっ……(変になっちゃいそう……!)」
純「んっ……はぁっ……ちゅるっ……」
梓「ちゅるっ……じゅるっ……れるっ……
(純……ぽーっとしちゃって……かわいいな)」
純「はっんっ……れるっ……」
梓「ちゅるっ……(でも……もっとほしい)」ガシッ
純「ちゅっ……ん?」
梓「ジュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルッルルルルルルルルルルルルルッルルルルルルルルッルルルルッルル―――――――――――――――――!」
純「んむーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」ビクンビクン
梓「じゅるっちゅっ」パッ
純「んっぷはっ はぁ、はぁ
(あ、やば……体に力がないんない……)」ドサッ
梓「あ、じゅ、純!? 大丈夫?」
純「……大丈夫じゃないっての……」
梓「ご、ごめん……
ちょっと熱が入りすぎちゃって……」
純「ばか! どう考えてもやりすぎでしょ!?
だいたいこんなの友達同士でするようなキスじゃないじゃん!」
梓「えっ……じゃあ私たち友達以上だね」パァー
純「あほかー!」バシッ
梓「あいたー!」
純「あんなことして……私じゃなかったら友達やめてるレベルだよ……
身の危険を感じるよ……」
梓「えへへ」
純「何で笑ってるのさ!」
梓「だって純は許してくれるってことでしょ?」
純「うん……それは、まぁ」
梓「なら、私たちはやっぱり友達よりずっとずっと強い絆で結ばれてるんだよ!」
純「はぁ……もうあんたは……」
梓「えへへ」
純「あんたさ、一体どういうつもりなの?」
梓「どういうつもりって?」
純「いくら友達でも、あんなことしたりしないって……」
梓「べろちゅーのこと?」
純「それと、そのあとのやつのこと!///」
梓「んー、まぁ……やっぱり純のこと好きだから……」
純「それってどういう意味で?」
梓「え? 親友として、って意味だけど」
純「はぁー、良かったよ……
ホントにガチなのかと思っちゃったじゃん……」
梓「え? ガチって?」
純「まぁ、もう、いいや……」
梓「ちょ、ちょっと! 何それ気になるんだけど!」
純「あーもう疲れた……
もう寝よ」
梓「えー、もうちょっと話そうよ」
純「誰のせいで疲れたと思ってんのよ……」
梓「むー……あっ忘れてた!」
純「なによ?」
梓「一緒に寝よ!」
純「は?」
梓「だから、一緒のベットで寝ようって言ってるの!」
純「あんたね……あんなことの後で一緒に寝るなんて完全にガチじゃない……」
梓「だから何が?」
純「あーもううるさいな……」
梓「とにかく! お客様用の布団出すのめんどくさいし一緒に寝るの!」
純「まぁそういうことなら……」
梓「やった」
梓「えへへー 純ー」ギュウ
純「はいはい、おやすみ」ギュッ
梓「(はぁ……純の抱き心地最高……
柔らかい……
良い匂い……
憂の言った通りこのまま融けて一つになっちゃいそう……)
っ……あっ……はぁ……んっ」
純「(……やっぱり私、はやまったかもしれない)」
翌朝
梓「純っ、おはよ」
純「んあー、あー……
おはよう、梓」
梓「えへへ、純の抱き心地最高だったよ~」
純「あ、それ言っちゃうんだ……」
梓「なにが?」
純「はー、まったく……
梓、ホントにそういうのほかの人にしないほうがいいよ」
梓「よくわかんないけど、純がそういうならほかの人にはしないよ」
純「そうしたほうが良いよ……」
梓「でも」
純「でも?」
梓「純にはしてもいいってことだよね?」
純「いやそれは……まぁ、私だけならいいよ///」
梓「へへっ純ー」ダキッ
純「ああもう、仕方ないなぁ……
まぁ親友だし、私が面倒みてあげるわよ」ナデナデ
梓「純大好き!」
お わ り