女騎士「誰ひとり傷つく事なく、無事に生還したんだぞ?」
元スレ
女騎士「魔王を倒したのに、みんな不満顔なのは何故だ?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298527494/
女騎士「魔王城では触手に襲われてな」
兵士「ほう!それで?」
女騎士「ひと振りで切り捨ててやったわ」
兵士「…つまんね」
女騎士「何か言ったか?」
兵士「流石で御座います、隊長」
女騎士「緊急事態だ。王妃がさらわれた」
兵士「それは一大事。直ぐに救出に向かわないと」
女騎士「ついて来てくれるか?」
兵士「もちろん」
兵士(悪堕ちした王妃を生で見れるチャンスですから)
女騎士「貴様が魔王軍の残党か!王妃様を返せ!」
幹部「返して欲しければ、魔王様を解放しろ」
女騎士「それはならぬ。軍事裁判の後、我が国の法にのっとって罪を償って貰わねばな」
幹部「王妃の命がどうなってもいいのか?」
女騎士「いいよ」
幹部「ちょっ」
兵士「隊長、ここは王妃様の命を第一に考えるべきでは」
女騎士「王妃様は高潔な御方だ。御自身の為に魔王軍に譲歩するなど望んではおらぬ」
兵士「しかし…」
女騎士「それに王妃様もすでに齢60を越えておられる。下手に交渉を長引かすのも良くない」
兵士「あっ、王妃様ってそんな年でしたっけ?」
兵士「…とりあえず、この辺の魔物は全滅させましたから」
女騎士「お前、私より強くね?」
兵士「王妃様を地下牢より救出しました」
女騎士「良くやった」
兵士「ついでに、牢を見張っていたダークエルフを捕らえました」
エルフ「くっ…手を離せ、下等動物が!」
女騎士「随分と可愛いエルフだな」
女騎士「決めた、この娘を連れ帰って家で飼う」
兵士「ほう」
女騎士「ただいま。大人しくしてたか?」
エルフ「うるさい!早くこんな狭い部屋からボクを解放しろ!」
女騎士「文句を言うな。騎士の給料では、あまり高い家は借りられないんだ」
エルフ「なんで安月給のくせに地下牢つきの家なんかに住んでるんだよ」
女騎士「趣味の為」
30 : 以下、名... - 2011/02/24(木) 16:04:39.60 5UZu4XZW0 8/39僕っ娘なのかショタなのか
>>30
僕っ娘
女騎士「我が国の法律では、18歳未満は法律で保護されていてな」
エルフ「だったら解放しろよ」
女騎士「かと言って、罪を犯した者をほっておく訳にはいかないし…保護官を決めて愛情を持って更正させる慣わしなのだよ」
エルフ「地下牢に閉じ込めるのが愛情かよ」
女騎士「そうゆう愛情もあるんだよ」
エルフ「なんで、ここにロウソクが置いてあるんだ?」
女騎士「明かりを取るためだが」
エルフ「ここに置いてある鞭はなんだ?」
女騎士「泥棒が来た時の為の防犯グッズだが」
エルフ「ここに置いてある木馬はなんだ?」
女騎士「アンティークだよ」
兵士「失礼します」
女騎士「なんだ、こんな夜更けに?敵襲か?」
兵士「いえ、エルフの様子を身にきましま」
女騎士「あんな娘に興味があるのか?このロリコンが」
兵士「失礼な。私を少女にしか興味のない変態呼ばわりとは」
兵士「私は12歳から38歳までOKな、どこにでもいる男ですよ」
兵士「ちょっ…エルフになんて格好をさせているんですか?」
エルフ「おい!やっぱりこの格好は変なのか?」
女騎士(ちっ…余計な事を)
エルフ「ちくしょう。人間の少女が普通に着る衣装だと、無理矢理着せられたが。嘘だったんだな!」
兵士「その説明も嘘ではないけど」
兵士「エルフに体操服、ブルマとは、変わった趣味をお持ちで」
兵士「夕食は取られましたか?」
エルフ「まだだ!早く食わせろ!」
女騎士「はいはい。それじゃ、今から近所の食堂に行くぞ」
エルフ「えっ、ここから出してくれるのか?」
女騎士「出すもなにも、この地下牢には元々鍵なんかかかってないし」
エルフ「!?」
女騎士「ふっ…地下牢には鍵がかかっているという思い込みを利用した、叙述トリックだよ」
エルフ「ちくしょう、そんな叙述トリックに引っかかるなんて!」
兵士(こいつら、叙述トリックの意味知らないな)
女騎士「じゃあ、この服に着替えろ」
女騎士「ブルマ姿で連れまわしたら、私が変態だと誤解されるからな」
兵士「誤解ではなく事実なのでは?」
エルフ「変態!」
兵士「ほら、エルフもそう言っておりますぞ」
エルフ「女の子が着替えるんだから、男は出て行けよ、この変態兵士」
兵士「やれやれ。細かい事を気にするエルフだ」
兵士「意味が解らないのですが」
女騎士「どうした」
兵士「エルフにミニスカートを履かせる意味が解らないのですが」
女騎士「はっ?褐色の少女のパンチラを見たくないなんて、精神に異常をきたしているのか?」
兵士「ダークエルフに着せるならホットパンツでしょうがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
エルフ「とっとと行くぞ、この変態共が」
女騎士「ハンバーグにスパゲティ、ライス大盛で」
兵士「太りますよ。私はビーフカレーで」
エルフ「カレーにはポークだろ、味覚障害が。ボクは和定食で」
エルフ「うん、さんまの塩焼きのはらわたの苦みを楽しんだ後、ご飯に身を乗せて一気にかきこみ、それを甘い豚汁で飲み流す幸せったらないね」
兵士「キミ、ダークエルフの少女という設定だよね?」
女騎士「ただいまー。ふー、やっぱり家が一番落ち着くな」
兵士「地下牢や調教道具のある家で落ち着くなんて」
エルフ「調教道具?」
女騎士「おかしな事を言うな。私の家に調教道具などないぞ」
兵士「じゃあ、地下に置いてあった三角木…うっ」
女騎士「すまない。うっかり手がすべってしまった」
エルフ(この技…しょうきゅうそうだんさんかくうち!)
女騎士「邪魔者は気絶したようだし、さっそく…」
エルフ「なっ、なんだ。ボクにイヤらしい事をする気なら」
女騎士「んっ?誰もイヤらしい事をするなんて言ってないが」
エルフ「えっ」
女騎士「今後の君の身の振り方について話し合おうと思っただけなんだけど」ニヤニヤ
エルフ「ちっ、ちくしょう。汚い叙述トリックを仕掛けやがって」
女騎士「ふっ。こんな簡単な叙述トリックに引っかかるお前が悪いんだよ」
兵士(こいつら叙述トリックって言いたいだけじゃね?)
女騎士「魔王軍は壊滅したし、森に帰ってもやる事はないだろ?」
エルフ「あるっ!戦力を整えて、必ずや魔王軍の復活を…」
女騎士「威勢がいいな。だが、その望みを叶えるには、まだまだお前は無力な存在」
エルフ「くっ」
女騎士「成人するまで、この家で暮らせ。勿論、隙あらば私の首を狙っていいぞ」
女騎士「我が国の昔話の登場人物にも、敗れた相手に従いながら、虎視眈々と復讐の機会を狙っていた、優秀な盲目の剣士がおってな」
エルフ「なにその設定、かっこいい」
女騎士「逃げる気がないなら、地下牢から出してやるが」
エルフ「分かったよ。強くなるまで、ここで暮らしてやる」
女騎士「そうか、じゃあ私のベッドで一緒に寝よう」
エルフ「…そっちの方が危険な気もするけど」
兵士「大きいベッドですね。これなら3人で寝ても大丈夫だ」
女騎士「お前は帰れ」
兵士(スマキにされて、床に転がされた…)
兵士(しかし、これはこれで気持ちいいのも事実!)
兵士(私はMの気もあったのか?)
兵士(いや、私は真正のドSのはず。気のせいだろう)
兵士「しかし、これはこれで気持ちいいのも事実!」
女騎士・エルフ「うるさい、黙れ」
女騎士「兵士は時計型麻酔銃で眠らせておいた」
エルフ「やっと静かになったな」
女騎士「さて、と」
エルフ「おい、なんで服を脱ぐ」
女騎士「深い意味はない。寝る時は全裸主義だから」
エルフ「…でかいな」
女騎士「しかも柔らかいぞ。触ってみるか?」
エルフ「…吸ってみたい」
女騎士「ほぅ」
兵士(ほぅ)
女騎士のおっぱいを舐め回すダークエルフ。それは、幼い頃に亡くした母を懐かしんでの行為だった。
女騎士はその事を察し、好きなようにさせていた。孤独な少女の心を癒やす為に。
戦場を駆け回る日々の中で眠っていた母性愛、それがダークエルフの瞳に隠された寂しさに呼び起こされたと言ってもいい。
これは、敵対関係や種族を越えた、即席の擬似親娘による愛の行動と言える…が、兵士にはその事を察する繊細さなどなく。
兵士(くそっ…なんか始まったのに見れねぇ!)
女騎士「そんなに必死になって。可愛いな」
エルフ「おっ、おい!そんな所(髪の毛)を撫でるな!」
エルフ「えい、仕返しだ!」
女騎士「ちょっ、そんな所(髪の毛)を引っ張っちゃダメだ…抜けるだろ」
翌朝
兵士「昨日はお楽しみでしたね」
女騎士「えっ?」
兵士「エルフに乳首をなめ回されて、思わずクリちゃんを撫で返したら、仕返しに隊長のふたなりチンチンを引っ張られて抜かれたんでしょ?」
女騎士「誰がふたなりだ。そんな物で興奮する奴の気が知れん」
女騎士「ここだけの話、みさくらなんこつもふたなり物じゃない方がクオリティが高いという事実」
女騎士「ここだけの話だが、エルフを養女にするつもりだ」
兵士「幼女?私は12歳以下は興味がないと、あれほど…」
女騎士「幼女じゃなくて養女だ。つまり、私があいつの母親替わりになってだな」
兵士「はぁ。(どうでも)いいんじゃないですか」
女騎士「君には父親替わりになってもらってだな」
兵士「はぁ。それはメンドクサイのでお断りします」
兵士「気持ちいい事は大好きですが、責任とか義務とか大嫌いなので」
女騎士「あなたって本当に最低のクズね」
エルフ「ただいま」
兵士「お帰り」
エルフ「ちょっと、なんであんたが部屋にいるの?」
兵士「隊長に頼まれた。部屋を掃除しといてくれって」
エルフ「ふーん」
兵士「お前はどこに行ってたんだ?」
エルフ「この格好(セーラー服)見れば解るでしょ?」
兵士「コミケでコスプレ写真でも撮られてたのか?」
エルフ「学校だよ馬鹿野郎」
兵士「学校ねぇ。隊長は本気でお前の母親替わりになる気なんだな」
エルフ「なによ、母親って」
兵士「隊長はお前の母親替わりになるつもりみたいだぞ。で、俺に父親替わりになってくれってさ」
エルフ「ふーん。それって、プロポーズだったんじゃないの?」
兵士「おいおい」
兵士「そんな馬鹿な」
兵士「そもそも、隊長には結婚願望などないからな」
エルフ「そうなんだ。ボクにはよく解らないけど」
兵士「性格はあれだが、美人でスタイルもいいから、貴族や豪商からプロポーズされまくりだけど断りまくりだよ」
エルフ「それって、身近に好きな人がいるから断ってるんじゃ」
兵士「それが俺?」
兵士「でも、隊長は俺にわりと無茶な命令をして楽しんでるふしがあるけど」
エルフ「そうなの?」
兵士「ドラゴンをひとりで退治してこいとか、未踏の迷宮から宝物を持って帰ってこいとか」
エルフ「でも、あんたはそれをこなしてきたんでしょ?」
兵士「まぁ、ね」
エルフ「信頼してるからこそ命令するのよ。決して不可能な事は頼んでないでしょ?」
女騎士「ただいま」
エルフ「お帰り」
兵士「おっ、お帰りなさい」
女騎士「なんだ、まだいたのか。掃除が終わったらとっとと帰れ」
女騎士「あっ、帰る前に先々週号のチャンピオン買ってきて」
兵士「無茶な命令はやめて下さい」
兵士「どこにそんなもの売ってるんですか」
女騎士「古本屋とか」
兵士「売ってなかったら買えないでしょ」
女騎士「大阪屋とか」
兵士「問屋?」
女騎士「まぁ、いい。烈とボクサーの戦いの行方が気になって仕方ないけど」
兵士「そんな、どうでもいい戦いなんて、どうでもいいでしょ」
女騎士「飯食いに行くから、一緒に来い」
エルフ「また外食?たまには作ってよ」
女騎士「それは無理だ。私は過去に魔女と闘ったさい、料理を作ると死ぬ呪いをかけられてな」
エルフ「どうゆう事?」
兵士「マジレスすると、隊長はビックリするほど料理の才能がない」
女騎士「マジレス禁止」
エルフ「いいよ、私が作るから」ヌギヌギ
兵士「なっ!」
エルフ「何を驚いているんだ?裸エプロンで料理するのが、人間界の慣わしだと聞いたが」
兵士「隊長にそう聞いたのか?」
エルフ「あぁ。まさか、嘘じゃ…」
女騎士「嘘じゃないよ、な」
兵士「えぇ。隊長が嘘をついた事なんて、今まで一度たりともありませんから」
兵士「褐色の肌に白いエプロンとは興味深い組み合わせ」
女騎士「うむ。料理は食す前に目で見て楽しむもの…ならば、調理する姿も見て楽しむのが物の道理と言うもの」
エルフ「ねぇ、何をコソコソと話してるの?」
女騎士「ん…いや、ハルヒは小説から入るのがいいか、アニメから入るのがいいかで揉めてたんだ」
エルフ「いまさら?」
エルフ「お待たせ」
女騎士「ふむ。キノコのスープか」
兵士「美味しいですね」
エルフ「当然だ。ボクは料理には自信があるからな」
エルフ「あっ、指にシチューがついてるよ」ペロッ、チュパッ
女騎士「おお、すまんな。こら、そんなに強く舐めるな」
兵士「なにそれエロい」
女騎士「ダークエルフ族の風習でな。仲間が料理の食べかすをほっぺや指につけたら、それを嘗めとるという…」
兵士「それは後世に残すべき、素晴らしい風習ですね」
女騎士「ただし、同性に限る」
兵士「くだらない風習なんて、この世から消えてなくなればいいのに」
兵士「それにしても、珍しいキノコですね」
女騎士「初めて食べたが、なかなか美味いな」
エルフ「人間はあまり食べないみたいだね。確か、人間の女性が食べると…」
兵士「エロい気持ちになるとか?まぁ、隊長は普段からそうですから、たいした変化は」
女騎士「…おい、兵士よ」
兵士「はい?」
女騎士「実は前からお前の事が好きだったんだ!という訳でやらせてくれ」
兵士「ちょっ、待ってください。冷静に、ね」
女騎士「うるさい、黙れ。エルフよ、ちょっと今からエロい事するから、そこで見ていなさい」
エルフ「はーい」
兵士「いや、ホントに。そんな見てもらうほどの立派なモノじゃないですから。えぇ」
兵士「まぁ、俺も男です。そこまで言われたら、引き下がれませんよ」
エルフ「…」ドキドキ
兵士「隊長…行きますよ」
女騎士「んっ!ぁぁぁんっ!」
翌朝
エルフ「夕べはお楽しみでしたね」
女騎士「…いいか、勘違いするなよ!お前の事が好きだとか言って襲ったのは、全部淫乱になるキノコのせいだからな!」
兵士「はいはい。解ってますよ」
エルフ(あのキノコは、淫乱になるキノコじゃなくて、自分の気持ちに正直になるキノコなんだけどな)
エルフ(まっ、いいか)
おわり