1 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:01:46.628 c7q6JuG7M 1/25

盗み聞き桃「!」

シャミ子「あー、桃(食べ物の)を食べたいです!!」

(シャミ子....)

シャミ子「買いに行こうかな....」

(!?)

(シャミ子に買われちゃう....///)

シャミ子「お小遣い足りるかな」ゴソゴソ

(足りなくても出してあげるよシャミ子!)

シャミ子「あ、これ足りない」

(お金なくても買われてあげるよシャミ子!)

シャミ子「みかんなら買えるかもしれませんね」

(シャミ子!!!!!)

元スレ
シャミ子「桃を食べたい」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1576504906/

3 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:02:59.892 c7q6JuG7M 2/25

「急いでシャミ子からミカンを引き離さないと」

(急げ、一刻の猶予もない!)ダダダ

「ミカン!」

ミカン「あらどうしたの」

「行くよ!」ガシッ

ミカン「え、ちょっ、何、急に~!!!」

4 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:04:40.535 c7q6JuG7M 3/25

「うおおおおおおおおおお!!!」ズドドドド

ミカン「あれ~~~」



「はぁはぁ、とりあえずここまで来たら安心かな」

ミカン「も、もう桃!手を離して!」

「ああごめん」パッ

ミカン「全くいつも強引なんだから///」プイッ

ミカン「それでいきなり多摩川まで連れてきて、なんのつもりかしら?」

「あ、ああそれは」

(シャミ子から引き離すためとは言えないな)

「なんか、なんとなくミカンと一緒に散歩したくなったんだ」

ミカン「もんも....///」

5 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:06:08.461 c7q6JuG7M 4/25

ミカン「でも散歩っていうか、私が桃に引きずられてただけじゃない!」プンプン

「ごめん、一刻も早く散歩したかったんだ」

(今日はシャミ子とミカンを会わせたくないな。もっと時間を稼ごう)

「久しぶりに二人で食事に行かない?」

ミカン「! ええ、いいわよ!」

6 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:07:14.017 c7q6JuG7M 5/25

「ここいいお店でしょ」

ミカン「大人っぽい雰囲気で素敵ね」

ミカン(こんないいお店に連れて来てくれるなんて、桃ったら///)

ミカン「桃が選んだとは思えない、センスのいいお店よ」

「本当!?」パァ

ミカン「ええ、本当よ」

(よし、事前にクチコミを拾ったり、ネットを活用して調査をした甲斐があった!この店ならシャミ子を連れてきても大丈夫かな!)

ミカン(急に笑顔になっちゃって....可愛いんだから)

8 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:08:17.988 c7q6JuG7M 6/25

ミカン「今日はありがとう桃」

「いいんだよ、貴重な意見ももらえた」

(....まあミカンにはいつも助けてもらってるし、これくらいはね)

ミカン「ふふ、また行きましょうね♪」

「うん」

(なんだかんだ私も楽しめたし、ミカンも楽しんでくれたみたいだし、シャミ子との接触も阻止したし。一件落着だね)

10 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:09:06.687 c7q6JuG7M 7/25

隠れているシャミ子「」ジ-



シャミ子(みかんを買いに行ったら、二人を見かけたので追いかけてみましたが....)

シャミ子(どうしてあんなお洒落なお店に!?)

シャミ子(二人ともすごく幸せそうでした....)

シャミ子(もしかして二人は....)ズキン

12 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:10:39.771 c7q6JuG7M 8/25

一週間後

シャミ子「桃、おはようございます」ガチャリ

「おはよう~....」ムニャムニャ

シャミ子「起きてください、ご飯食べますよ~」モウフガバ-

「ん~お米炊けてる....?」モゾモゾ

シャミ子「私が炊飯器予約しておいたので完璧です」

「シャミ子すごーい」ムクリ

シャミ子(はぁ、若干寝ぼけてますね)

14 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:11:26.240 c7q6JuG7M 9/25

シャミ子「あ、私の家から味噌汁持ってきますね!」

「お米だけでもいいよ」

シャミ子「だめです。栄養を考えてください!」スタタ

「シャミ子は元気だなぁ」



シャミ子「持ってきま──」コケッ

「シャミ子!」シュバ

ガシャン!

シャミ子「あ、ありがとうございます///」

「いいんだよ。でも味噌汁が」

シャミ子「あわわ、ごめんなさい。溢してしまって、またお皿割っちゃって」

「大丈夫、いつもご飯作ってくれてありがとう。私が掃除するからシャミ子は他のことしてて」

シャミ子「は、はい」

16 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:12:13.450 c7q6JuG7M 10/25

(ここ一週間シャミ子の様子がおかしい)フキフキ

(なんか上の空っていうか、ボーッとしてるし)

(七日連続で皿割ったりするし)

(何かあったのかな....)

「シャミ子、最近何かあった?」

シャミ子「! 何もありませんよ」

「そう....」

(何もないってことはないと思うんだけど、言いたくないのかな)

17 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:13:08.355 c7q6JuG7M 11/25

更に一週間後
高級料亭

ミカン「ありがとう桃、いつもいつも嬉しいわ///」

「気にしないで。私がしたくてしてるんだから」

ミカン(ここ最近毎日桃とデートしてるけど、もしかして桃って私のことを....)ドキドキ

(暇だからミカンを連れて、食事処や遊び場をリサーチしてるけど、これじゃストックが貯まるばかりだな)

(まあミカンが楽しそうだしいっか)ニコッ

(明日シャミ子とちゃんと話そう)


学校

「シャミ子」

シャミ子「桃....なんでしょうか」

「あー、いや、最近特訓とかできてないなって」

シャミ子「....そうですね」

「......」

シャミ子「......」

(どうしよう....)

18 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:14:02.523 c7q6JuG7M 12/25

「....今日の夕飯、一緒にどうかな?」

シャミ子「!」

「すごくいい感じのお店があるんだ」

「多分シャミ子も気にいると思う」

シャミ子「い、行きたいです!」

「うん、じゃあ行こう!夕方の六時ごろに家を出ようか」

シャミ子「はい!」

19 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:15:02.722 c7q6JuG7M 13/25

夕方
まぞく的雰囲気の高級レストラン

シャミ子「......」モグモグ

「シャミ子、美味しい?」

シャミ子「はい....」ナポ モニュモニュ

(おかしい....何故こんなにテンションが爆下がりしてるんだ!?)

(最初はワクワクしてたのに、店に着いた瞬間、一気に冷え冷えになったのはなんで!?)

「あの、シャミ子」オソルオソル

シャミ子「なんですか?」

「なんか元気ない?この店気に入らなかった?気に障ったならごめん」

シャミ子「....いえ、そういうわけじゃ」

「この店、シャミ子のためだけに探したんだ」

「できれば楽しんで欲しいかな....って」

20 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:15:40.303 c7q6JuG7M 14/25

シャミ子「私のため、だけですか」

「そうだよ」

シャミ子「嘘つかないでください」

「え!?」

シャミ子「この前ミカンさんとこのお店に来てたのはなんだったんですか」

「え....どうしてそれを」

(まさか事前のリサーチを見られて....)

シャミ子「そ、それは....」

シャミ子(気になって、毎日二人を尾けてたなんて言えない....)

「わ、私はシャミ子と来る前に事前に中を見ておきたかったんだ。なんの他意もないよ!」

シャミ子「....そんなの嘘です!」

シャミ子「ミカンさんと一緒にいる桃はとても楽しそうでした」

シャミ子「私といるときより笑顔で....」グスッ

「ち、ちが」

シャミ子「もういいです!!」バン

「ま、待ってシャミ子!」

21 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:16:34.181 c7q6JuG7M 15/25

その後、私はしばらくシャミ子と話すことはなかった。



昼休み

ミカン「シャミ子とまだ喧嘩してるの?」

「まあね....」

ミカン「ちゃんと仲直りしなきゃダメじゃない」

「ミカンはママみたいなこと言うね」

ミカン「ママはやめて!」



「もう放課後か....」

(あ、ミカン....とシャミ子?)

(......)モヤモヤ

(なんかモヤモヤする....)

シャミ子「......」チラッ

「!」ババッ

(思わず隠れてしまったけど、今シャミ子と目が合った....?)

23 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:17:19.434 c7q6JuG7M 16/25

自宅

「」ポケ-

ミカン「見たことないアホヅラかしら....」ガチャ

「ミカン!ノックしてよ!」

ミカン「ごめんなさい、でもどうしても言いたいことがあって」

「....何?」

ミカン「早くシャミ子と仲直りしなさいな」

「そう簡単にはいかないよ」

ミカン「そんなこと言って先延ばしにしてたら、二度と仲直りできないかもしれないわよ」

「むぅ....」

24 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:18:09.914 c7q6JuG7M 17/25

ミカン「桃はシャミ子のことが好きでしょう?」

「んな!?な、なんで!!??」

ミカン「見てればわかるわよ。十年の付き合いがあるのよ?」

ミカン「それに私はあなたのことが好きだから」

「え?」ドキッ

ミカン「随分驚いてるわね、気付かなかった?」

「だ、だってそんな素振り一度も」

ミカン「あなたが鈍感なだけかしら」ギュッ

「ミ、ミカン?」

25 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:19:39.680 c7q6JuG7M 18/25

ミカン「ごめんね。あなたがシャミ子のことを好きなのは知ってるけど、でも一度でいいから抱きしめさせて」

ミカン「桃、シャミ子のところに行ってあげて」

ミカン「そうじゃなきゃ、私はもう自分の気持ちを抑えられないわ」

ミカン「いつかあなたとシャミ子を素直に応援できなくなる」

「ミカン....」

ミカン「桃....」

「ありがとう」

ミカン「うん」

「」タタタタ

26 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:20:54.598 c7q6JuG7M 19/25

ミカン「はぁ....ほっとけばよかったかしら」

ミカン「それが一番簡単だったのに....敵に塩を送って、私おバカね」

ミカン「二人には悪いけど、代わりの魔法少女を呼びましょう」

ミカン「私はこの街から出よう」

27 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:22:09.831 c7q6JuG7M 20/25

商店街

「シャミ子」

シャミ子「......なんですか。私は今買い物に出かけてるんです。話しかけないでください」

「待って!」

シャミ子「桃はミカンさんと遊んでればいいじゃないですか」スタスタ

「私はシャミ子が好きなんだ!」

シャミ子「!」ピタッ



「嘘じゃない、本当だよ」

「シャミ子は....私のことどう思ってる?」

シャミ子「私もです」クルッ

シャミ子「私も桃が好きです!」

「シャミ子....!」パァ

シャミ子「でも桃は違います」

「え?何を言って」

シャミ子「桃は私のことを好きかもしれません。でもそれは違うんです」ウルウル

シャミ子「私が欲しい桃の好きは、違う人に向いてるんです」グスッ

28 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:23:02.492 c7q6JuG7M 21/25

「いや、そんなことない。私はシャミ子のことが大好きで、シャミ子がミカンと居た時もモヤモヤして」

シャミ子「本当にそれは私に対してですか?」

「......」

シャミ子「私がミカンさんと居たからじゃなくて、ミカンさんが私と居たからじゃないんですか?」

「シャミ子、でも私」

シャミ子「気をつかわないでください!」ドン!

「わっ」

シャミ子「これ以上を私をみじめな気持ちにさせないで」

シャミ子「行ってください」

「シャミ子....ごめん」

「ありがとう....気付かせてくれて」ダッ



シャミ子「......」

シャミ子「う、うう....」グスッ

シャミ子「私、桃のことが本当に好きだったんです」

ご先祖像「シャミ子....」

シャミ子「うわあああああああああん」ポロポロ

ご先祖像「おぬしはよく頑張った、今日はもう帰ろう」

29 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:24:19.371 c7q6JuG7M 22/25

(ミカンとは十年の付き合いだ)

(親友で家族愛みたいな気持ちが大きかった)

(ミカンに恋なんて馬鹿らしいと思ってたけど、私は勘違いしてた)

(十年分の家族愛に隠れてただけで、私はずっとミカンが好きだったんだ)

「ミカン!待って!」

ミカン「!? 桃....」

「そんな大荷物持ってどこに行く気?」

ミカン「あ、こ、これは、旅行に行くのよ!」

「明日も学校なのに?」

ミカン「むぐっ....」

ミカン「そんなことよりシャミ子はどうしたのかしら?」

「シャミ子とはちゃんと話してきたよ」

ミカン「どうだったの?」

「どうもしてないよ。仲直りしただけ」

ミカン「ま、まあ仲直りはできたのね。よかったわ」

「ねぇミカン」

ミカン「何かしら....?」

「ミカンは私を好きって言ってくれたよね」



「私もミカンが好きなんだ」

30 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:25:07.956 c7q6JuG7M 23/25

ミカン「へ?あ、あなた何冗談を言って」

「冗談なんかじゃない」

「ずっとミカンが好きだったけど、それは家族みたいなものだとおもってたんだ」

「でもシャミ子が気付かせてくれた」

「私は親友として家族として、ミカンのことが好きだけど」

「女の子としてもミカンのことが大好きなんだ」

ミカン「桃....」ウルウル

「だからお願いミカン」ギュッ

「どこにも行かないで。どこにも消えないで。これからもずっと私と一緒にいてほしい」

ミカン「うん....うん....っ」ギュッ

「好きだよミカン」

ミカン「私も....あなたが好き....っ」ポロポロ

31 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:25:53.465 c7q6JuG7M 24/25

翌日

シャミ子「桃!」

「シャミ子....昨日はありがとう」

シャミ子「いえ、いいんです。ミカンさんとはどうなりましたか?」

「実は....付き合うことになったんだ」

シャミ子「そうなんですね!」

「ミカン、こっちに来て」

ミカン「......うん」



ミカン「あのシャミ子....私....」

シャミ子「何も言わないでください」

ミカン「......」

シャミ子「私達はこれからも友達ですよね?」

ミカン「......!」

シャミ子「これからもよろしくお願いしますね」ダキッ

ミカン「ええ!」ダキッ

(よかったよかった)

シャミ子「桃のこと....お願いします」ボソッ

ミカン「....精一杯がんばるわ」

「......?」

32 : 以下、5... - 2019/12/16(月) 23:27:52.778 c7q6JuG7M 25/25

放課後

シャミ子「ミカンさん」

ミカン「シャミ子....?」



ミカン「どうしたの?」

シャミ子「私、桃が好きです!」

ミカン「....うん、知ってるわ」

シャミ子「まだ桃のこと諦めてませんから!」

シャミ子「正々堂々と勝負です!!」

シャミ子「ククク、精々桃を盗られないように自分を磨くんだな」

ミカン「ええ、望むところよ!」



頑張れシャミ子!
恋はまぞくを強くする!
いつかきっと好きな人をメロメロにできるまぞくになるんだ!

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