1 : 以下、?... - 2019/10/04 22:34:59.371 JdYwlTbI0 1/8

「………」カタカタ

「…ん?」

「『シャミ子が悪いんだよ?』

「……なんだろうこれ」カチッ







「!!!!!」


「こ、これって……私とシャミ子がそういう関係になって……」カァァァァァ

「………」

「大体、私は力づくでシャミ子にこんなことしないし、そもそも私達は女の子同士だし……」ドキドキ

「うん…これは仕方がないことなんだよ、シャミ子と私に関係のある事だから」カチカチ

元スレ
桃「『シャミ子が悪いんだよ?』…?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1570196099/

8 : 以下、?... - 2019/10/04 22:47:33.629 JdYwlTbI0 2/8

………次の日



シャミ子「おはようございます、桃」

「……おはようシャミ子」

シャミ子「どうしたんですか?顔色がわるいですよ?」

「……っ」ドキッ 



『シャミ子が悪いんだよ、私の夢に侵入してそのいやらしい身体で私を洗脳したんでしょ』


(昨日ネットでたまたま見かけたあれのせいで変に意識してしまう…っ!!)


「………」ドキドキ

シャミ子「桃………桃?」

「ごめんシャミ子、今私の中で色々起きてるから少しだけ一人にしてくれないかな?」

シャミ子「……具合、悪いんですか?」

「悪くはないけど、悪いというか……」

シャミ子「ほほう……」

リリス「チャンスだぞシャミ子!!今なら魔法少女をギャフンだ!!まぞくの真の恐ろしさを……」

シャミ子「つまりあれですね?今の桃は無防備で私の相手もできないほど思い詰めてると!」

シャミ子「よし、決闘は今この時だ魔法少女よ!!私の家に足を向けて寝られないくらい堕落させてやる!!」

シャミ子「でもほんとのほんとに具合が悪いなら別の日でも良し!」



「ふんっ!!!」ブンッ

リリス「なんで余が!?!?」ピュ-ン





シャミ子「ごせんぞーーーーーっ!!!!!」

11 : 以下、?... - 2019/10/04 23:00:10.597 JdYwlTbI0 3/8

シャミ子「すみませんごせんぞ、私がよわっちい魔族だったばっかりに……」グスン 

「シャミ子は悪くない、シャミ子に悪知恵吹き込んだ方が悪い」キッパリ

シャミ子「でもごせんぞさまなのにさよなら言えませんでした……っ」ズビッ

「そんなに遠くに投げてないから!!シャミ子は私の事をなんだと思ってるのかな!?」

シャミ子「………えっ、宿敵ですよ」

「…………」

シャミ子「なぜそこで黙る!?私がよわいからですか!?」ポガ-

「…そうじゃないよシャミ子、いやそれもあるけど」シュン

シャミ子「すっごい残念顔!?」

シャミ子「なんかよくわらないけどごめんなさい!今は共闘中ですもんね!」

「うん、そうだね…」






(宿敵か……)

14 : 以下、?... - 2019/10/04 23:16:32.592 JdYwlTbI0 4/8

……



シャミ子「…ただいまー」

「お姉おかえり!」

シャミ子「我が愛妹よ、今日は早いんですね」

「……なんだかお姉、元気ない?」

シャミ子「えーと……」

「桃さん……」

シャミ子「へ?」

「桃さんの事だよね?」











「桃さんの元気がない?」

シャミ子「……ここ最近は桃には色々な変化がありました」

シャミ子「私のちょっとばかし強引な勧誘やサクラさんのコアの事など」

シャミ子「優しい桃の事ですから、きっと一人でまた抱えてしまってるんじゃないかって私は思うんです」



「………」

シャミ子「……ってまぁ良に話しても仕方がない話ですよね!」

「……本で見た」

シャミ子「……?」

「良、こういうのいっぱい本で見た!!」キラキラ


シャミ子「…良?」

「愛する人との関係修復はまず始まりの愛から始まるんだよ!出会った場所、出会った時間、それらを再現し互いの気持ちを再確認する!」

「困難を乗り越え意見をぶつけ合い、二人は共に成長するの!!そして愛し合う二人はより深い愛と絆に結ばれて……」


シャミ子「良の言ってる事全然わかりません!!!よくわからないけど今度から本は読む前にお姉ちゃんに持ってきてくださいね!?」

19 : 以下、?... - 2019/10/04 23:27:26.242 JdYwlTbI0 5/8

……


『宿敵です!!!桃は私の宿敵です!!!』


『今日こそ決着をつけるぞ魔法少女よ!!貴様を倒し、吉田家の呪いと封印を解きます!!』

『やめてシャミ子!!私はそんなこと望んでいない!!』

『貴様を打ち、余は再び力を取り戻す!!』

『余が蘇った暁には、このせいいき桜ヶ丘を超巨大温泉街への塗り替え!!貴様ら光の一族からは魔法少女料金を取ってやるぞ!!』

『くくく、そうすれば毎月牛肉が食べられますねごせんぞ!!あとウィンナーとヨーグルトとそれから……』












「………っ!!」ガバッ

ミカン「桃?すごいうなされてたけど大丈夫……?」

「……ものすごい悪夢を見た」

ミカン「ごめんなさい、前回は桃を起こしてしまった時に迷惑みたいだったから…」

「いいんだ、ミカンはそういう場のアレが読めないのは知ってるから」

ミカン「理不尽じゃないかしら!?」ガ-ン

23 : 以下、?... - 2019/10/04 23:39:49.824 JdYwlTbI0 6/8

「……ミカン、私達魔法少女は」

「やっぱり魔族にとっての宿敵なのかな?」

ミカン「……」

「私はシャミ子と会った時から、魔族だとは認識していた」

「でも、そんなシャミ子に対して私は敵対しようと考えたことはなかったんだ」

「魔族としての力がないとか、そんな事は関係なくて」

「この子は『いい子』なんだなって、人に危害を加える心配もないし、戦う理由は無いと思っていたんだ」

「でもシャミ子にとってはそうじゃない」

「当然だけど、光の一族に追われ…ご先祖様やお父さんの封印、そして家族にとって致命的な呪いまで振りまいて」

「私は……シャミ子にとって討つべき敵なのかな」







シャミ子「全然違います、大外れです」ヒョコッ

「……シャミ子!?!?」

ミカン「言っておくけど、さっきからずっといたわよ…」

28 : 以下、?... - 2019/10/04 23:53:59.141 JdYwlTbI0 7/8

シャミ子「まず第一に、桃は私の宿敵です」

シャミ子「宿敵と言っても!桃とちなまぐさドロドロな戦いをしたいとは思っていません」

シャミ子「…悔しい事に力じゃ勝てないですし、そもそも私はそういうのがあまり好きじゃないので」

シャミ子「そして、私は何も奪われていません!」

シャミ子「サクラさんに繋いでもらったこの命、私はむしろ感謝してます!」

「……でもシャミ子」

「シャミ子は悪くないのに……背負わなくていいものまで背負って……」

シャミ子「いえ、私は悪いです!」

「えっ」

シャミ子「私は光の一族、魔法少女である貴様を眷属にする事を未来永劫諦めるつもりはない!」

シャミ子「血を奪うなんてとんでもない!むしろ自分から差し出すようになるまで時間を掛けてじっくり煮詰めるつもりだ!」

シャミ子「その因縁は私達が光と闇である象徴、貴様が屈するまで私は決して諦めないぞ!」

シャミ子「恐ろしいか?魔法少女よ、ウジウジめんどくさ悩み虫のままでいるつもりなら私がつけこんで堕落させてやる!」



シャミ子「だから桃、言ってください」

「………うん」








「シャミ子が悪いんだよ」

40 : 以下、?... - 2019/10/05 00:03:41.829 UHlsL75F0 8/8

ガシッ







シャミ子「……えっ?」


「仕方がない事なんだよ…」ハァハァ

シャミ子「い、痛っ…!」

「シャミ子が悪いんだよ?認めたよね」

「わるまぞくにはお仕置きが必要だよね?」

シャミ子「必要ないですし今は共闘中です!!」

シャミ子「ま、まさか、このまま大技が出たりしませんよね…?」ビクビク

「しないし出せない、でももう我慢の限界」

シャミ子「な、なななな何を言っているんですか!?顔近いし桃の吐息が……っ」ドキドキ
 
「私を眷属にしようだなんていけない魔族だよね…♡」




ミカン「……こ、このままじゃ呪いがでちゃうわ」

ミカン「でも離れて見てるし大丈夫よね?もう少しだけ……」ドキドキ








頑張れシャミ子!!!今回はシャミ子が悪いぞ!!!宿敵への想いを別の方向に変え、新たな関係を築くのだ!!!

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