みくる「すいませぇーん…遅れましたぁ…」
長門「……」ペラッ
キョン「……」
古泉「……」
みくる「あ、涼宮さんもまだなんですね」
キョン「……」
古泉「……」
元スレ
キョン・古泉「うわぁああぁああああ」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252166737/
みくる(…な、なんだか今日のお二人はいつもと雰囲気が違います…)
みくる「あ…今日はオセロなんですn……!?」
みくる(盤上に駒が一枚しかない!!!なんですかこれ!?儀式か何かですか!?)
みくる「…えと…あの…これは?…」
長門「Fight」
キョン・古泉「うわぁぁああぁあああああああああああ!!!!!!」
みくる「えええええええええ!!!!!!???」
キョン「らぁあ!!!」
みくる「キョン君が駒を取った!!」
キョン「ぃやぁああ!!」ズキャン
ナッ
古泉「目が!!目がぁああぁああ゛あ゛!!!」
みくる「何これぇえええええええええ!!!!」
長門「…彼の勝利」
キョン「ワハハハ!!凄いぞ!カッコいいぞー!!」
古泉「…ぅう」
みくる「ええと…」
キョン「さあ古泉…例のものを実行してもらおうか…」
みくる(れ…例のもの?…)
古泉「…朝比奈さん」
みくる「は、はい!…」
古泉「実は僕…」
古泉「おにぎりが大好きなんだな」
みくる「」
キョン「アハハハハ!!!やった!!やりやがったコイツ!!古泉!!最高だぞお前!!」
古泉「うう…」
みくる「あの…長門さん…これは一体…」
長門「彼らは今罰ゲームをかけて百番勝負をしているところ」
みくる「百番勝負?…」
長門「そう」
長門「百回何かしらのゲーム、又は勝負を行い勝ちを争う」
長門「各勝負ごとには罰ゲームが用意されている」
長門「勝負の敗者はその罰ゲームを受けるという単純なゲーム、ただ…」
みくる「ただ?…」
長門「確実に百回目の勝負を行う前に罰ゲームをある一定量受けた方の精神が崩壊する」
みくる「」
みくる「な…なんでそんな不毛なことを…」
長門「彼らは一度、お互いのどちらが最も勝負運が強いのかを確かめたかったらしい」
長門「しかし、確かめる方法が思い付かず私に相談を持ち掛けた」
長門「するとこうなった」
みくる「え、…あの何だか途中の過程が…」
長門「勝負は彼ら自身で決め、罰ゲームは私が決める。」
長門「確実に精神が崩壊するようプログラムされている。何も問題はない」
みくる「いや!じゃなくて止めないんですか!?」
長門「彼らが決めたこと」
みくる「ならしゃーないですね」
古泉「ハァハァ…んっふ、今ので僕の罰ゲーム回数が12回」
キョン「そして俺も同じ12回か、なかなかいい勝負だな」
古泉「ええ、ただ多少色々危うくなってきました」
キョン「おりてもいいんだぞ?」
古泉「いえ、まさか…とことんやりますよ」
みくる(マゾなのかな)
キョン「ハハ、そうでなくちゃな」
古泉「さて、次は…これなんてどうです?」
みくる(箒…?)
キョン「ああ、最高だ」
長門「Fight」
キョン・古泉「うわぁぁああぁあああああああああああ!!!!!!」
キョン・古泉「……」
みくる(これは!…箒立て耐久勝負!)
みくる(指の先に箒の柄の部分を立て、片方の箒が倒れるまで終わらない地獄の一騎打ち…)
みくる(かの有名な大石蔵人は言った。「前原さん!…今あなたまさか…箒立ててませんよね!?」と)
みくる(これは激しい闘いになりそうです…)ゴクリ…
古泉「ンッフッフ…おんやあ?あなた今結構プルプルしてませんか?」
キョン「してないのですよ古泉 にぱー★」
長門(これはキモい)
みくる(それにしても地味だなぁ…)
古泉(うーん…思ったより重心保持が難しいですね…)
キョン「……」ニヤリ
キョン「フフフ…今だ!くらえズラァァアア!!!」まそっぷ
古泉「グエッ!机寄せられた!腰が痛いです!あと僕はズラじゃありません!」
古泉「あくまで執事です!!ふんもっふ!」ズキャン
キョン「うげっ!長門の本投げてきやがった!こめかみ痛ぇ!」
キョン「許さん…古泉…もう許さん…」
キョン「くらえ!キョンマッスルアタック!」ファッ
古泉「湯飲み投げてきた!危ねっ!」
バリーン
ヒュッ
ジブリ
キョン「はやおー!!」
みくる(うわっ…自滅した…)
長門(私の愛読書、女装少年アンソロジーが…)
長門(パーソナルネーム、古泉一樹を敵性と判断)
長門(次回古泉一樹が罰ゲームを受ける場合、通常より20%増の精神的圧迫を掛ける)
キョン(古泉め…若輩者と侮っていたが……今に見ておれよ…!)
古泉(…!軍師ビームの気配…)
古泉「させませんよ!食らえ!チャージ4!」ズバァ
キョン「ぎゃぁああ!!!斬の効果で俺の箒の長さが6分の1に!!重心がヤベェ!!」グラグラ
キョン「ヤベェ!回り方ヤベェ!平行に傾いて回ってる!」
キョン「気円斬みたい!」
古泉(勝った…)
キョン(チィ…こうなったら奥の手だ…)
キョン「おい、古泉。お前チャック開いてるぞ」
古泉「えっ?嘘」グラッ
ポテン
古泉「oh」
ハルヒ「ったくなんなのよ!!岡部のヤツ!!」
ハルヒ「授業中に谷口をモデルガンで射殺しようとしただけじゃない!!」
ハルヒ「全く何分何分も説教して………?」
ハルヒ「何かしらあれ?何かこっちへ向かってくるわね…」
古泉「わーいwwwwうひょひょひょwwwwww」ダバダバダバ
ハルヒ「いやぁああぁああぁあああ!!!スク水着てるぅううううう!!!!」
古泉「涼宮さん」
ハルヒ「な…何?どうしたの?」
古泉「おち○ちん」
ダバダバダバ
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」ガチャ
キョン「ようハルヒ、今日は遅かったな」
ハルヒ「ええ…それよりさっきそこで変わり果てた友人を見たわ…」
長門(グッドタイミング、流石私)
キョン「きっと見間違いだ」
キョン「もしそいつが友人に似てたとしてもそれは友人じゃない、虫かなんかだ」
ハルヒ「そうよね…あれは団員なんかじゃないわよね…」
ハルヒ「幻覚だったのかも…今日は先に帰って休むわ…」
キョン「おう、じゃあな」
バタン
みくる「新しいお茶が手に入ったんで入れてみました…よかったらどうぞ」
キョン「いやーこれはこれは、ありがとうございます」グビッ
ガチャ…
キョン「お帰り古泉」
古泉「んひひ…どうも」
みくる(うわ…)
古泉「さあ続きを開始しましょう」
古泉「罰ゲームを無限に味わう為に」
古泉「次の罰ゲームの為に 次の次の罰ゲームの為に」
長門(少しやり過ぎた)
古泉「今度はこれで勝負です」
みくる(こ、これは…!)
キョン・古泉「チッチッチッチ!バリチッチ!」
キョン「4!」
古泉「フフ…ハズレです」
キョン・古泉「チッチッチッチ!バリチッチ!」
古泉「3!」
キョン「うわっ!畜生!」
みくる(全部地味だなぁ…)
ハルヒ「帰路に就いたもののモデルガンを教室に忘れちゃったわ…」
ハルヒ「あんまり戻りたくないけどあれ高かったから盗られちゃったらヤなのよね」
ハルヒ「…ん?何かしらあれ?校庭に誰かいるわね…」
ハルヒ「…キョン?」
キョン「……」ザクッザクッ
ハルヒ「キョンあんたここで何してんの?…」
キョン「……」ザクッザクッ
ハルヒ「ねぇ…ちょっとキョンったら」
キョン「…穴掘ってんだよ」ザクッザクッ
ハルヒ「いや…なんで穴を?…」
キョン「……」ザクッザクッ
ハルヒ「ちょっと…キョン?」
キョン「…俺モグラだから土に帰るんだよ」ザクッザクッ
ハルヒ「Koeeeeeeeeeeee!!!!!!」ダバダバダバ
古泉「……」ペラッ
古泉「長門さん、さっきこの本投げてすみませんでした」
古泉「凄くキュンキュンします」
長門「…わかればいい」
みくる(凄くキョンキョンしたに見えた)
ガチャ
古泉「やあ、お疲れ様です」
キョン「んひひ、ただいま」
みくる(うわ…)
古泉「さて次ですね…」
キョン「あ、ちょっと待って」
ぺっ
キョン「5回目の罰ゲーム【アルミホイル100回カミカミ】が終了した」
古泉「お疲れ様です」
みくる(そんなことまで…)
長門(80回辺りにこれ入れよう【全身に漆を塗る】)
キョン「俺銀歯あるからズキズキしてヤバかった」
古泉「ああ、なんかあれ電気が発生してズキズキするらしいですよ」
キョン「マジか、そら痛いわ」
キョン(ん…?銀歯?)
キョン(銀歯と言えば虫歯…)
古泉(虫歯といえば歯磨き…)
キョン(歯磨きと言えば歯みがき粉…)
古泉(歯みがき粉と言えばよく服に飛ぶ…)
キョン(よく飛ぶと言えば…)
キョン「決まったな」
古泉「ええ」
キョン「スリッパ飛ばし対決ー!!!」
古泉「フゥワ!フゥワ!」
キョン「Tokyoー!!」
キョン・古泉「Badboy!!」バーン
みくる「仲良いですねー」
長門(パラパラとは懐かしい…コナン以来)
古泉「ルールを確認します」
古泉「部室前の廊下の端からスリッパを足で投げ飛距離で勝負します」
キョン「足で投げるってなんか矛盾してる気がする」
古泉「他に思い付きますか?」
キョン「ああー、蹴飛ばす?…なんか違うな」
古泉「なんかモヤモヤしますね」
キョン「ああ、サンドマンが実はサウンドマンだった時ぐらいモヤモヤする」
古泉「忘れましょう」
キョン「しかしスリッパ飛ばしとか懐かしいな、ちょっと練習していいか?」
古泉「ええ、どうぞ。僕もしたいと思ってました」
キョン「中華キャノン!」ボンッ
キョン「おお、まあこんな感じか」
古泉「では僕も」
古泉「ソニックマインダーァア!」シュイン
キョン「ほう、やるじゃないかガリバー」
古泉「リー10倍博士のおかげですかね」
キョン「フィービーだろ」
古泉「では本番に参りましょう」
古泉「まずは僕から」
古泉「富士&鷹&ナスビ&スリル&ショック&サスペンス!!!」ズギャン
キョン「次五郎のシルビア並みに早ぇ!!」
ドスッ
長門(コンピ研の部室扉に刺さった)
キョン「なんて破壊力だ…」
部長「うわぁああぁあああああ何してるんだ君達は!!!!」
キョン(クソッ…予想外の破壊力だったぜ)
キョン(しかし本当に必要なのは破壊力じゃなくて飛距離だぜ古泉…!)
キョン「ブラッドマフィアの頭(ヘッド)東城の顎外しを見せてやるぜ!」
キョン「行くぞ!世界を革命する力を!」レーボリューショーン
キョン「コズメティック☆ルネッサンス!!!」ボグシャー
ギュンッ
ジブリ
部長「はやおー!!」
バタッ
キョン「あ、ヤベッ、死んだ」
古泉「どうやら引き分けのようですね」
キョン「ああ、しかし…どうすっかなぁ部長…」
キョン「長門、なんとかならんか?」
長門「まかせて」
長門「ルーラ」タラタラタラ♪
キョン「あ、消えた」
古泉「では仕切り直しましょう」
みくる(ザオリクじゃないんだ…)
ハルヒ「はぁ…あたし疲れてるのかな…」
ハルヒ「変な虫見たりモグラ見たり…」
ハルヒ「谷口に銃口を向けた天罰かしら」
ハルヒ「とんだトラップカードね…カウンターだったかしら?」
ハルヒ「こんなとこまで逃げてきたけどやっぱりもっかい戻ろう…」
ハルヒ「あのモデルガンなかなか精巧な作りなのよねー」
ハルヒ「パーフェクトだウォルターって感じにピカピカで…」
ドサッ
ハルヒ「な、なんか降ってきた!!これは……誰だったかしら?」
ハルヒ「んーと確かコンピ研の…あー…まあいいや」
ハルヒ「ほら起きなさい、起きなさいって…」
ハルヒ「死んでる…」
キョン「今度は俺からいくぜ」
キョン「ゴッドフィンガァアア!!!!」ブワァ
長門(足なのにフィンガー?)
古泉「この飛距離は…東方腐敗ですね」
キョン「不敗な、腐敗だとくさったしたいみたいになるから」
みくる(ドラクエ引きずるなぁ…)
古泉「では僕も」
古泉「風の傷!!」ズシャ
キョン「何…だと…?」
キョン「あ、窓から落ちた」
みくる(しかも大して飛んでないです…鉄砕牙弱っ)
古泉「……」
古泉「リセット!」
キョン「3日分とか戻らないと思うぞ」
古泉「今のはノーカンで」
キョン「一回だけだからな」
古泉「心得ました」
古泉「緋凰絶炎衝!!!」ボワッ
キョン「これは大きーい!!」
みくる「キョンくんのより遠いところに!」
キョン「このおちんぽ野郎…」
キョン「ん?なんだあいつ?」
古泉「何か妙なお面を被った黄色い…何でしょうあれ?」
キョン「あ、古泉のスリッパパクった」
みくる「多分ホッタラケにしたせいですよ」
古泉「このおちんぽ野郎…」
長門「あがってなンボ、一樹よ泣くな」
キョン「ゴルフ好きなのか長門?」
キョン「てか今お前おちんぽ野郎とか言わなかったか?」
古泉「ええ、つい」
古泉「まあ僕も一高校生なんで人並みにおちんぽ野郎とか言いますよ」
キョン「朝比奈さんドン引きだぞ」
みくる「……」
古泉(何故僕だけ…)
岡部「全く…涼宮には困ったもんだ」
岡部「モデルガンとは言えジャッカルなんか学校に持ってきて」
岡部「俺も涼宮に対抗して"マタイ"を…」
drrrrr
岡部「繋いでTokyo通信」
岡部「もしもし」
※「私、いっちゃん。今校門前にいるの」ガチャ
ツーツー
岡部(なんだこれ…)
drrrrr
ガチャ
岡部「もしもし…」
※「私、いっちゃん。今下駄箱にいるの」ガチャ
ツーツー
岡部「おいおい…なんだこれ…」
drrrrr
ガチャ
岡部「もしもし…」
※「私、いっちゃん。今職員室前の廊下にいるの」ガチャ
ツーツー
岡部「なんなんだ!おい、なんなんだこれ!?」
drrrrr
ガチャ
岡部「もしもし…」
※「私、いっちゃん。今」
※「あ な た の う し ろ に い る の」
岡部「うわぁああぁあああスク水着てるぅうぅうううう!!!!!!」
キョン「……」ピラッ
キョン「なあ長門、このPLAY!って漫画買う前けいおん!にハマってただろ」
長門「何故それを…」
みくる「けいおん!なら私も知ってますよ」
みくる「純ちゃん可愛いですよね」
長門(…マニアック)
キョン「そういえば長門」
長門「何」
キョン「古泉の罰ゲームだけどさ」
キョン「何か違う気がする」
長門「知ってる」
古泉「……」ガチャ
キョン「お疲れ」
みくる「あ、お茶入れますね」
うるさいなぁ…
長門「先程の罰ゲームは少し意味がわからなさ過ぎた、先に謝っておく」
うるさい
キョン「まあそういうことだ」
キョン「続きやるか」
あれ?なんか…
古泉「ああああゲロ吐いちゃうゲロ吐いちゃうよおおおおおお」
長門(精神が崩壊した)
ハルヒ「うーん、今のとこ校内に変なとこはないわね」
ハルヒ「でもコンピ研のあいつほっといて大丈夫だったかしら」
ハルヒ「まあ、いいや」
ハルヒ「うーんと…」ガサガサ
ハルヒ「うん、パクられてないみたいね」ジャキン
ハルヒ「ホッタラケにしといたら沢城みゆきに盗られちゃうしね」
ハルヒ「今思えば人形に鏡入れて動かすとか薔薇乙女みたいね」
ハルヒ「ネタバレなのかなこれ」
ハルヒ「さて、どうしようかしら」
ハルヒ「これだけの為にってのもなんかシャクねぇ…」
ハルヒ「うーん…」
ハルヒ「よし、岡部をこのジャッカルで襲撃よ!パーフェクトだウォルター!!」
ハルヒ「フッフッフー…岡部覚悟…ってあれ?」
ハルヒ「ちょっと何!?あんたどうしたの!?大丈夫!?」
岡部「うっ…す、涼宮か…あれ?藤岡?…」
ハルヒ「涼宮の方よ!あんたどうしたの!?なんで倒れてんのよ!?」
岡部「あ…あぁ、涼宮…ぅう…」
ハルヒ「何?どうしたの?」
岡部「紫鏡…」
パタッ
ハルヒ「てめぇ…」
ハルヒ「しかしこれは事件ね」
ハルヒ「しかも孤島や雪山で遭ったような作り物じゃなくて本物のサスペンス!」
ハルヒ「まずはみんなに知らせなきゃ!」
ハルヒ「よーし!行くわよ!暁の出陣!」
キートン山田「ハルヒよ、お前はどれだけヘルシングが好きなんだ」
-うわぁああぁああ止めろ古泉!-
-古泉君!気をたしかに!-
ハルヒ「なんだか部室が騒がしいわね」
ハルヒ「何やってんのあんたたち!」
古泉「ウヒヒヒヒwwww」
ハルヒ「うわっ、初号機がいるわっ」
キョン「ハ、ハルヒ!!丁度いい!その持ってるモデルガンでこいつを撃て!!」
ハルヒ「えぇっ!!だってそれ古泉君じゃない!!」
みくる(今初号機って言ってたような…)
キョン「違う!!こいつは虫だ!!」
ハルヒ「なら問題ないわね」
ハルヒ「うわぁああぁ!!!お前の血なんか一滴、一μも飲んでやるもんか!!!」
ダダダダダダダダ
古泉「ひでぶっ!」
ドグシャー
古泉(ステキカット…今年は来るぜ…)ドサッ
キョン「……終わったな」
ハルヒ「ええ…」
みくる「あれ?キョン君…そのスリッパはさっきの…」
キョン「ああ、神様が残しておいてくれたんだ」
長門(うわっ…いらね…)
キョン「しかしこの死体邪魔だな」
ハルヒ「あとゲロ臭い」
長門「まかせて」
長門「ルーラ」タラタラタラ♪
みくる(今思えば長門さん、普通に情報操作すれば古泉君は助かったんじゃ…)
岡部「ぅう…ここは…?」
岡部「お、俺は一体…」
ヒュワー
岡部「なんだ…?頭上が光って…」
古泉「」ドサッ
岡部「ぐえっ」
岡部「ゲロ臭っ」
長門(そういえば漆を忘れていた)
ベチャ
岡部「うっ…」
ガガガ!ガガガ!ガオガイガー!
ご愛読ありがとうございました!
キョン「ふぅ…今日は色々あって疲れたな」
キョン「…さて、じゃあロコちゃんもすなるというこれ書いてさっさと寝るか」
~キョンの日記~
―○月×日
別に曜日は×○君をイメージしたわけじゃない
これは偶然だ
手足の長い人が
「偶然なんてない、あるのは必然だけ」
とか言ってたけど関係ない
四月一日とか関係ない
てか×○君のキャラにキューちゃんのパクりみたいなやつがいた気がする
いや、きゅうりの話ではない
今日は色々なものを失った
ちょっとリストアップしておく
・ガム
あとは思い出せなかった
それと今日はハルヒに怖い話を聞かされた
しかも全部呪われる系
そのあとはずっと幽霊が来るんじゃないかと思ってビビってた
あまりの怖さに耐えかねて花子さんを呼んだ
「都市伝説だろ…」
って言われた
ついでに「聞くと包帯ぐるぐる巻きにされてソイツになっちゃう」
みたいな話聞かされた
怖い
トントントン…
と、俺の部屋のドアがノックされた
ハルヒに2つもドアノック関連の怖い話を聞かされた俺は
彼岸島並みにシャーシャーおしっこもらしかけた
実際もらした
俺はしかしとりあえずドアの前へ行き
トントントン
と、同じ回数だけ叩きかえした
そうしないと身内に不幸がふりかかるとかのやつだ
でも
トントントン
再びドアが叩かれた
うんこ出た
助けて耳雄…
そこでふと思った
この幽霊はもしかしたらハルヒの話したもう一方のやつかもしれない
俺は目を瞑り唱えた
「おかむろおかむろ」
妹入ってきた
妹は糞尿でぐっしょり濡れた俺のズボンを見て引いた
―○月□日
昨日のことは芽を出せば再び回るカルマなんで忘れることにした
しかし
今度はHR中、岡部に怖い話を聞かされた
何故か顔が包帯ぐるぐる巻きだし尚更怖い
怖すぎて銀髪になった
ハルヒに
「狂った銀髪の蜘蛛みたいね」
って言われた
うっせマンティス
そこは銀さんだろ
岡部のせいでクラス中にブキミちゃんが蔓延した
谷口が脱出方法をひたすら紙に書き、食べて覚えていた
完全なる死亡フラグだと思った
そっちのフラグたてるのだけは上手いなこいつ
ディアッカみたい
部室に行くと中年がいた
※「ンッフッフ…ど~も、古泉です」
って自己紹介された
どう見ても古泉じゃない
てか、高校生じゃない
先に来ていた長門が言うにはこの中年、古泉のバックアップらしい
本名を大石蔵人というのだと長門は続けた
被せる気が感じられない
―○月◇日
部室に行くと執事がいた
確かに似てるけどなんか違う
てか高い、背高い
先に来ていた長門が言うにはこの執事、古泉のバックアップらしい
本名をセバスチャン・ミカエリスというのだと長門は続けた
お手伝い系キャラは朝比奈さんで足りてるので帰ってもらった
帰り際に舌打ちされた
ちょっと泣いた
―○月△日
部室に行くと古泉がいた
なんかハルヒが神木で古泉の像を作ったらその中から出てきたらしい
「一応、一回死んでしまいましたので名前が少し変わりました」
と古泉は言った
「古泉一樹ダブル・T(ツイン)・マークII・セカンドです」
ツーがいっぱいだ
まあでもこれでまた団活の時、暇潰しにオセロの儀式ができるってもんだ
てか古泉死んでたんだな
―○月☆日
コンピ研の部長が遺体で見つかった
頭蓋骨が陥没していたらしい
余程の衝撃だったのかデビルガンダムみたいな顔をしていたそうな
しかし俺が放ったのはコズメティック・ルネッサンスだったのに
何故ガンダムなんだろう
まあとりあえず
冥福を祈る
そういえば俺は百番勝負で古泉に勝利していたことを思い出した
これならもし手持ちのカードが「チョキ」だけになったとしても
生き残ることができそうだ
俺は信じているのだ
雷神の系譜は途絶えていないのだと…
おしまい