姉「……えっ」
妹「いるけど、どうしたのそれが?」
姉「あっ、ううん!……たっ、ただ気になっただけ……えへ…えへへ……」ショボーン
妹「そっか……まぁずっと片思いなんだけどね」
姉「そっ、そうなんだ……」シュン
妹「……」クス
元スレ
姉「妹ちゃんは好きな人居るの?」 妹「いるよ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354362527/
姉「えっ、えっと……どんな、人なの…?」
妹「うーん明るい、純真無垢って感じかな」
姉「へっ、へぇ……」(とっ、年下なのかな…?)
妹「元気なのはいいんだけど、不器用なんだよね、まぁそこも可愛いんだけどね」
姉「なっ、なるほど…」(可愛い…?妹ちゃんやっぱり年下好きだったんだ……)シュン
妹「不器用な上に自分でそれに気付いてないから、いつも無茶ばっかりして…」
姉「大変そうだね……」(私は不器用じゃないけど、妹ちゃんは不器用な方がいいんだ……)シューン
妹「……」クスクス
妹「それで、後はすごい心配性かな」
姉「心配性…?」
妹「って言っても私の事になるとね、自分の心配を先にすればいいんだけど」
姉「やっ、優しいんだね……あはは…」(私だって毎日妹ちゃんの事しか考えてないもんっ……)
妹「クスクス……だから、放っておけないんだよね」
姉「そっ、そっかぁー……妹ちゃんしっかりしてるもんねー………はぁ……」
妹(……楽しい)
妹「ふふ、その人のせいかな、しっかり者になっちゃったの」
姉「…偉いね、妹ちゃん……私なんてお姉ちゃんなのに妹ちゃんに迷惑ばっかかけて……」
妹「そんな事ないよ、私は今のお姉ちゃん、大好きだよ?」
姉「えへへ……ありがと……」(でも、一番じゃないんだよね…)
妹「……」クスクスクス
姉「あはは……妹ちゃんにそんなに好かれて…その人幸せ者だねぇ…」(ずるいよ……私だってずっと……)ズーン
妹「うーん、でも全然気付いてくれないんだよね、なんでかな?」ニヤニヤ
姉「えっ?なんでなんで?聞いてる限りすごく仲良さそうだけど…?」
妹「うん、いつも一緒だよ」
姉「うっ……そうなんだ……やっぱり仲良しだね……」(聞かなきゃよかった……)
妹(自分で言っといて落ち込むお姉ちゃん可愛いなぁ)ホクホク
姉「じっ、じゃあどうして?どうして…つっ、付き合わないの?」(もしかして相手は他に好きな人がっ……!!)
妹「うん、多分その人も私の事好きなんだけどね、なんか今更真剣に言うのも変、みたいな感じ…?」
姉「えっ……」(まさかの両想いだった……うぅ……)ガックリ
妹「……」ニヤニヤ
姉「でっ、でも!そんなのおかしいよ!」
妹「うん?」
姉「だってこんなに……きっ…綺麗!……だし…」
妹「ふふ、ありがと……本当困っちゃうよ、どうしたらいいんだろうねー?」クスクス
姉「妹ちゃん……」(妹ちゃん楽しそう……私は泣きそうだよぅ…)
妹(お姉ちゃん可愛いなーもう……)クスクス
姉(……私の出る幕なんて……無いんだね……うぅっ…)ジワァ
妹「っ!?」
妹「どっ、どうしたのお姉ちゃん!?」アセアセ
姉「あっ、ちがっ……えっ、えへへ、なんでもないよっ!」グシグシ
妹「えっ……でも泣いて……」(ちょっ、ちょっとからかいすぎたかな?)
姉「ううん!大丈夫だから!ちょっとあくびしただけだよ!」(何泣いてるんだろう、妹ちゃんに心配かけるなんてダメダメ!)
妹「そう……ならいいんだけど」(強がるお姉ちゃん可愛いなもうっ)
姉「よしっ!じゃあお姉ちゃんが協力してあげる!!」フン
妹「…………えっ?」
姉「だから!私が手伝ってあげるよ妹ちゃん!!」フンフン
妹「えっ……いや、でも……」
姉「大丈夫、心配しないで!妹ちゃんのために頑張るから!」(妹ちゃんのためだもん、ウジウジしてちゃだめだよね)
妹「あぁ、うん……でも物理的に無理というか……その…ね?」(お姉ちゃん、健気すぎるよ……)
姉「……私じゃ、頼りない……かな…?」オズオズ
妹「…ッ」(そんな可愛い顔で上目遣いは反則だよおねえちゃん…)
姉「えへへ……そうだよね…私なんか頼りないよね…ごめんね……」シュン
妹「そっ、そんな事無いよ、嬉しいよお姉ちゃん!」(あぁ、何か変な方向に…)
姉「そっ、そう?…良かったぁ!!」ニコニコ
妹「……まぶしい」(こんな純粋なお姉ちゃんを騙すなんて今更だけど罪悪感…)
姉「んー?どうしたの妹ちゃん?」
妹「あっ、ううんなんでもないよ、あはは……」(もう正直に言っちゃおうかな……?)
姉「そう?……とにかく、お姉ちゃん頑張るからね!」(これも妹ちゃんのためだもんね!)
妹「うん……ありがとお姉ちゃん…」
姉「えへへっ……それじゃあまずは何しようか!」
妹「えっ……えーと……」(どうしよう、すごいノリ気だし……)
姉「そういえばその人の事全然知らないんだよねー」
妹「……そうだね」(…目の前に居るんだけどね)
姉「同じ学校の子なの?」
妹「えっと……高校生だし、同じじゃないね、私も同じ高校行くつもりだけど」
姉「えっ、年上なの!?」
妹「そうだよ、二歳離れてるね」
姉「へー……あっ、じゃあ私と同じ歳なんだー」
妹「うん、そうだね」(同じ歳っていうか、同じ人ねお姉ちゃん)クスクス
姉「じゃあ年上だし背もおっきーんだろうね!」
妹「えっ……うーん…?」
姉「ほら…私ちっ、小さいから、なんか大きい人とか恐いんだよねー、えへへ~……」
妹「いや、小さいよ」
姉「えっ、そうなの?」
妹「ちょっとお姉ちゃん立ってみて」
姉「ふぇ……うっ、うん……?」スクッ
妹「………うん、私より小さいかな」
姉「へー、じゃあ私と同じくらいかな?けっこう男の子にしては小さいねー」
妹「うん、同じ位だとおもう」(同じ位って言うより同じだよお姉ちゃん)
姉「そういえば可愛いって言ってたし………あっ、もしかして妹ちゃん…っ!」
妹「ん?なあに?」(流石に気付いたかな……?)ワクワク
姉「……しっ、ショタコン……っていうのなの……?」オソルオソル
妹「…………はぁ」(うん、気付かないよね、お姉ちゃんだもんねー)
姉「…?…妹ちゃん……?」
妹「あー……うーん……近い…かな?」
姉「近い?ってことは違うの?」
妹「うん、違うよお姉ちゃん」(ショタコンじゃなくてシスコンだよお姉ちゃん)
姉「あっ、でもでもっ、別にそういうのだからって気持ち悪いとか思わないからねっ!」アセアセ
妹「ふふっ……ありがとお姉ちゃん」
姉「えへへ……あとはねー……あっ、これは大事だね!その人モテるの…?」
妹「あー……うん、結構モテる」
姉「えっ!そうなの!?モテるんだ……!」(これは他の子とくっついちゃう可能性も残って…っ!!)
妹「クスクス……なんか嬉しそうだね、お姉ちゃん」
姉「あっ……ちがっ…別に嬉しいとかじゃないよ……うん」(そうだよ、そんな事になったら妹ちゃんが悲しむだけだし…)シュン
妹(なんかこれ面白いなー)クスクス
姉「あっ、でも人気あるなら色々心配だったり……?」
妹「うん……友ちゃんなんかこの前誘拐してイタズラしたいって言ってたよ」(この前家に遊びに来た時ね)
姉「ゆっ、誘拐!?…えっ?えっ!?」オロオロ
妹「大丈夫だよ、縛り上げて3時間くすぐり続けてついでに恥ずかしい写真も沢山撮っといたから」ニヤ
姉「えっ!?いっ、妹ちゃん…?ちょ、ちょっとやりすぎなんじゃ…?」(いっ、妹ちゃんがなんか恐いっ…)フルフル
妹「……あはは、冗談だよお姉ちゃん、ごめんね?お姉ちゃんは優しいね?」なでなで
姉「わっ…えへへ……なんだ冗談かー、よかったー!」
妹「うん冗談だよ……………………………半分ね」ボソッ
姉「半分っ!?」ビクッ
妹「うん、まぁそんな感じで、心配といえば心配だね」
姉「そっかー、確かに心配だねー」
妹「本当、すぐお菓子とか貰ったりしてくるし、いつか本当に誘拐されそうで心配なんだよ?」
姉「あはははっ、子供みたいだねー、小学生じゃないんだからねー」ケラケラ
妹「……うん、そうだねーあははー」
姉「あっ、そういえばお菓子で思い出したけど、また学校の皆がお菓子沢山くれたよー、ほらほらっ」ドサドサドサッ
妹「………あー、よかったね、お姉ちゃん」(棒)
姉「うんっ!………でもね、皆で食べればいいのに何故か私が食べるの見てるだけなんだー、なんでだろうね?」ガサガサッ もぐもぐもぐ
妹「さぁ、なんでだろうねー、皆お腹すいてないんじゃないかなきっと」(…お菓子頬張るお姉ちゃん可愛い)
姉「うん、どんな人か大体分かったよ……」(悔しいけど、悪い人じゃないみたいだし…それに…) もぐもぐ
妹「そう?ならよかった」クスクス
姉「うん……」(妹ちゃんこんなに楽しそうだし……しょうがないよね…)
妹「お姉ちゃん大丈夫?」
姉「うん、大丈夫!…じゃあ本格的に協力するよ!何でも言ってっ!」(せめてお姉ちゃんとして頑張らなきゃっ!)
妹「えっ……えーと、それじゃあ……」
姉「うんうんっ!」
妹「うーん…………あっ、それじゃあ一緒に料理しよっか」ポン
姉「うんうんっ!………えっ…?」
妹「うん、そろそろ夕飯だし、今日はお父さんお母さん居ないから作らないと」
姉「えっと、それはそうだけど……妹ちゃんと料理するのが協力になるの……?」
妹「なるよ、とっても………だめ?」
姉「うっ、ううん!私も嬉しいよ!……でも、本当に関係あるの……?」
妹「ある、すっごくあるから大丈夫だよ」(……お姉ちゃんと料理できるなんて滅多にないしね)
姉「そう?……ならいいんだけどねっ!、じゃあ一緒に作ろっか妹ちゃん!」
妹「うん、ありがとお姉ちゃん」
~キッティン~
姉「んぅ……んっ、ぁっ!……んっ…?」
妹「クスクス」
姉「あっ!ちょっと妹ちゃん、今笑ったでしょっ!!」
妹「ん~?笑ってない笑ってない」
姉「だってしょうがないじゃんっ!今まであんまり料理とかしてなかったんだもんっ!!………コレは、いつ入れるんだっけ……?」
妹「クスクス」
姉「ちょっと妹ちゃん!?あんまりお姉ちゃんをバカにしないでよ!」
妹「バカになんてしてないよ、ただ一生懸命なお姉ちゃんが可愛いなぁって」
姉「かわっ…!……ふっ、ふん!そんな事言ったって、だっ、騙されないんだからねっ!」ニヘラー
妹「クスクスクス」
妹「じゃあ冷めない内に食べようか、いただきます」
姉「うんっ、いただきまーす!」
妹「………」カチャカチャ
姉「~♪~♪」モグモグ モグモグ
妹「………」(可愛いなぁ……あんなに頬っぺたいっぱいに詰め込んで…)クスクス
姉「~♪……?…妹ちゃん食べないの?おいしいよ?」
妹「ごめんごめん、別のエネルギー摂取してたから」(命名、お姉ちゃんエネルギー……)
姉「ん…?べつ…?エネルギー……?」キョトン
妹「なんでもないよ、いただきまーす……うん、ちゃんと出来てるね、おいしいね」
姉「……?」
……………
………
…
姉「ごちそうさまーっ!」
妹「はい、ごちそうさま」
姉「うん、おいしかったねー、やっぱり妹ちゃんは天才だね!」
妹「ふふっ、言いすぎだよお姉ちゃん、それにお姉ちゃんも作ったんだから」
姉「ううん!妹ちゃんの料理は世界一だよっ!お母さんのは世界二位だね!」
妹「ありがと、お姉ちゃん」
姉「うんっ!………ってそういえばこんな事で協力になってるの…?」
妹「うっ、うん……なってるから大丈夫だよ……」(まだ覚えてた……どうしよ……)
姉「それじゃあ次はどうしよっか!」
妹「次…?もっ、もう大丈夫だよお姉ちゃん」
姉「うぅー、まだ全然だよ!お姉ちゃんなんでもするからまかせてっ!」
妹「うーん……何でも…?」
姉「うんうんっ!まかせてっ!!」
妹「……じゃあ一緒にお風呂入ってくれる?」
姉「まかせてっ!」
妹「うん、じゃあ行こっか」スクッ
姉「………………えっ?」
妹「どうしたの?早く行こうよ」
姉「やっ、ちがっ、え?……おっ、おふろ……?」
妹「久しぶりだね、最近全然一緒に入らないもんね?」
姉「いやっ…その……おっ、お風呂は……ちょっとその…」
妹「お姉ちゃん、何でもするって言ったよね?」
姉「うっ…言ったけどっ……ぜっ、全然関係ないよねっ!?」
妹「ううん、あるよ?……そんなに私とじゃ嫌ならいいけど…?」
姉「嫌じゃないよ!!……嫌じゃないけど……はっ、はず…かしっ……うぅ…」
妹「クスクス……大丈夫大丈夫、早く行こ?」
妹「うっ…うん…」トボトボ
妹「お姉ちゃん、何してるの?」シュルシュル
姉「めっ……目、瞑ってる……」ギュー
妹「クスクス……別に大丈夫だから早くお姉ちゃんも脱ぎなよ、入れないよ?」
姉「さっ、先入ってていいよっ、後から行くから!!」ギュー
妹「ふふっ、わかりましたー、じゃあ早く来てね?お姉ちゃん」カラカラカラ
バタン シャアアァァァ
姉「……どっ、どうしよう……まさかこんな事になるなんて……」
姉「たっ、確かに妹ちゃんとお風呂なんて久しぶりだし嬉しいけど……けど……」
姉「~~~~っ!!……はずかしくて死んじゃうよぉ~~~!!」ドタドタドタ
妹(声大きくて聞こえてるよお姉ちゃん)クスクス
カラカラカラ
姉「……おっ、おじゃましましゅっ」
妹「遅いよお姉ちゃん、もう洗い終わっちゃったよ?」
姉「ごっ、ごめんね妹ちゃん、こっ、心の準備がその…」
妹「ふふっ、いいから早く体洗いなよ、私浸かってるから」
姉「うっ、うん……よいしょ…」ストン
妹「………」
姉「……あっ、あの妹ちゃん?そんなに見られると洗いにくいんだけど……」
妹「まぁいいからいいから、続けて?」
姉「うぅ……」
姉「………」ゴシゴシ
妹「お姉ちゃん肌綺麗だよね」ジーッ
姉「ふぇっ!?ちょっ、何言い出すの妹ちゃんっ!!」
妹「いや何かモチモチしてるなって、赤ちゃんの肌みたい……可愛いね?」
姉「もっ、もう!!変なこと言わないでっ!!」カアァァ…
妹「クスクス……じゃあ背中流してあげるよ」ザバァ
姉「いっ、いいよ!自分で洗うからぁ!!」ワタワタ
妹「いいからいいから、ほら、タオル貸して?」スッ
姉「わわっ、妹ちゃん前隠してよぉ!!」
妹「クスクス……姉妹なんだから気にしなくていいのに、ほら、洗うから背中向けて?」
姉「うぅ~……」(私は気にするんだよ、妹ちゃんのばか……)
妹「かゆいとこ無い?」ゴシゴシ
姉「だっ、だいじょぶ……」
妹「そう……気持ち良い?」ゴシゴシ
姉「うっ、うん……」
妹「そっか、良かった」ゴシゴシ
姉「……もっ、もう大丈夫だよ妹ちゃん!!ねっ!?」
妹「そう?……前も……洗ってあげようか?」フニ
姉「ひゃうっ!!いっ、いい!いいからっ!!」アセアセ
妹「遠慮しなくてもいいんだよ?」フニ フニ
姉「あっ、ん…っ!…ほっ、ほんとにっ、大丈夫っ…だから…っ…」ビクッ
妹「……ふふっ、わかったよお姉ちゃん、じゃあ早く流して浸かろっか」
姉「…ハァ…ハァ……うっ、うん」(身がもたないよぉ……)ドキドキ
妹「さっぱりした、やっぱり一緒に入ると楽しいね?」
姉「うっ、うん、そうだね………」
妹「どうしたの?顔赤いけど大丈夫?」ピトッ
姉「ふぇあっ!?だだだっ、だいじょぶ!ちょっとのぼせちゃっただけだからっ!」
妹「そう?ならいいけど、じゃあ体冷える前に今日は寝ちゃおうか」
姉「そっ、そうだね、うん、そうしよう」(うん、ちょっと頭冷やさないと……)
妹「うん、じゃあ早く部屋行こ?」クイクイ
姉「うん………ん?」
妹「一緒に寝るんだから私の部屋行かないと……あっ、お姉ちゃんの部屋でもいいけど?」
姉「えっ……えぇっ!?」
姉「だっ、ダメだよ!だめだめ!!」ブンブン
妹「なんで?昔はよく寝てたよ?」クイクイ
姉「寝てたけどっ……いっ、今はだめなの!」
妹「そんな事言ってる間にもう私の部屋なんだけどね?」ガチャ
姉「ひぅ」
妹「ほら、早く入らないと寒いよ?」ポンポン
姉「えっ、えと……ほんとに今日はっ…そのっ…!」
妹「私と寝るの……嫌…?」シュン
姉「あっ……」
妹「嫌ならいいよ?ごめんね無理に誘っちゃって……おやすみお姉ちゃん……」ゴソゴソ
姉「いぃぃ嫌じゃない嫌じゃない!一緒に寝るよ妹ちゃん!!」
妹「ほんと? ふふっ、ありがとうお姉ちゃん」(ちょろいお姉ちゃん可愛い)
妹「ふふっ、二人だとあったかいね?」モゾモゾ
姉「…あっ、あの、妹ちゃん?」
妹「うん?……どうしたの?」モゾモゾ
姉「その……何で抱きついてるのかな…?」
妹「あったかいでしょ?」ギュ
姉「……はうぅ…」ドキドキ
妹「お姉ちゃん……いい匂いするね」
姉「」ボンッ
妹「お姉ちゃん?どうかした?」ニヤニヤ
姉「なっ、なんでもない……もう寝るからね、おやすみ!」ドキドキ
………。
姉「妹…ちゃん…?もう寝た?」
妹「スー…スー…」
姉「……えへへ、私、役に立ってるかな?」
妹「……」
姉「ほんと言うとね……私ね、妹ちゃんの事……好き……だよ?」
妹「…ッ…」
姉「えへへ……ごめんね、ダメなお姉ちゃんで……ほんと…ごめんね…?」
妹「……」(……今すぐ飛び起きて抱きしめてあげたい)
姉「今だけ……今だけだから……明日からはまたいつも通り…だから…っ」ギュウ
妹(……あぁ可愛いなーこの生き物)キュン
姉「うぅ……妹ちゃん……すきっ…だいすきぃ…!」
姉「ほんとは誰かに取られちゃうなんてやだよっ……でもっ…でもっ…!」
姉「えへへ……ごめんね妹ちゃん、こんなの私のわがままだもんね」スッ
妹(もう……鈍感な上に優しいんだから……これじゃほっとけないよ)
グイッ
姉「わわっ…いっ、妹ちゃん起きてっ!?」ビクッ
妹「スー…んぅ……どうしたのお姉ちゃん」モゾモゾ
姉「ふぇ…あぁううんっ!なんでもない!……おこしてごめんね?」アセアセ
妹「クスクス……あのね、お姉ちゃん、ちょっといい?」
姉「なっ、なに?」
妹「お姉ちゃん、可愛い」ギュ
姉「ふぇ!?なななんっ!~~~~ッ!!」カァァ…
妹「ふふっ、だーいすきっ」スリスリ
姉(おっ、おちついて私っ!これはあれだよ!姉妹としてだようんうんうんっ!)ドキドキ
妹「ねぇ、お姉ちゃん?」ジーッ
姉「ふぁい!?」(どうしたんだろう急に真剣に……?)
妹「いろいろ協力してもらったけど……私、もう告白しちゃおうと思うんだ」
姉「……えっ」
妹「本当は気付いて欲しかったんだけどね?でもやっぱり放っておけないし……」
姉「っ……そっ、そっか…」(……しょうがない…よね…?)
妹「それに、実は我慢するのも結構つらくなってきたし…」
姉「…ッ…」(……分かってたのに……なんでこんな……ッ…!)
妹「それでね、お姉ちゃんに聞いて欲しいんだけど_____」
姉「…ふっ…グスッ……うぇ……」
妹「あれ……えっ…おっ、お姉ちゃん!?」アセアセ
妹「どっ、どうしたのかなお姉ちゃん?」
姉「…グスッ……や…な………」
妹「えっ……と……?」
姉「ほんとはっ……やだった……のぉ…ッ!」
妹「……」
姉「わたしほんとは…ッ……妹ちゃんの事……グスッ……すき…っ!…だいすきだよぉ!!」ポロポロ
妹「……あっ…」
姉「他の人に取られちゃうなんてやだよぉ……ッ……ふぇ…うえぇぇぇぇぇッ!!」ボロボロ
妹(もう……本当に放っとけないんだから…)ギュウ……ナデナデ……
………
……
…
姉「グスッ……あっ…あの…妹ちゃん………?」
妹「んー?」ナデナデ
姉「もっ、もう大丈夫だから……えへへ…」
妹「ほんとに大丈夫?……私は別にいいよ…」ナデナデ
姉「ほっ、ほんとに大丈夫だからっ!………その…ごめんね…?」
妹「んー、何で謝るの?」
姉「いっ、いやその……私が告白しても迷惑なのは知ってるし……邪魔者…だし……えへ…」シュン
妹「……はぁ…」
姉「今日はその……いつもより妹ちゃんと一緒に居れて……何か気持ちが抑えられなくなっちゃって…」
妹「……」
姉「だっ、だからさっきのは……もう忘れて?……明日からまたいつも通りに____」
妹「お断りします」
姉「ふぇ……え…?」
妹「だから、お断りするよお姉ちゃん、私絶対忘れないからね?」
姉「えっ……そっ、そんな…ッ…困るよ……ごめんね妹ちゃん、怒っちゃったんだよね?ごめんね…?」ウルウル
妹「もう……可愛すぎるよお姉ちゃんは……」ギュウウウ
姉「わぷっ…!………えっ?…妹……ちゃん…?」
妹「お姉ちゃん、まだ分からない?私の好きな人」
姉「えっと……その……?」
妹「明るくて、元気だけど不器用で、無茶ばっかりしてるけど、とーっても心配性で…」
姉「……えと…どしたの妹ちゃん……?」キョトン
妹「いつも傍に居てくれて……私の心配ばかりで自分は無理ばっかりして……」
姉「………」
妹「ほら……今だって無理して我慢しようとしてる……」
姉「えっ…?……えっ……?」
妹「お姉ちゃん、こっち見て?」ジッ
姉「えっ……うっ、うん…」
妹「お姉ちゃん……大好き…」
姉「えっ!?……あっ、あっ、えとえとっ!……姉妹として…」アセアセ
妹「女の子としてね、もちろんLOVEの方だからね?」
姉「あぅ……うぁ…」
妹「クスクス……結局気付いてくれなかったけど、お姉ちゃんから告白されるなんて思って無かったよ?嬉しかった…」
姉「えっ……あの………ほんと…?」
妹「嘘なんかつかないよ、もう一回確認しておく?……お姉ちゃん、大好き」
姉「ッ!……………~~~~~~っ!」カァァ…
妹「…?…………おねえちゃん!だいすき!」
姉「きっ、聞こえなかったわけじゃないからっ! 言い直さなくてもいいからっ!!」
妹「クスクス」
姉「ほんとなんだ……えへへ、よかった……ほんとに…ッ……よかったぁ…グスッ……」
妹「ふふっ……それで?返事を聞かせて?」
姉「えっ!?……へっ、へんじ……?」キョトン
妹「まだ答えて貰ってないからね、ちなみに告白されたのは返事じゃないからノーカンだよ?」
姉「そっ……そんなの……言わなくても……わかってるでしょ…?」モジモジ
妹「ん~、言わないと分からないよ?」
姉「うぅ………そんなの……す…好き……に…ぃ…」モジモジ
妹「クスクス……なに?もう一回言って…?」(お姉ちゃんいじめるのクセになっちゃうかも……)
姉「だからっ……私も好きに……だっ、大好きに決まってるよっ!……えへへ…」てれてれ
妹(あぁ……可愛いなぁもう…)キュン
妹「ふふっ、じゃあまだ夜中だし、今日は寝よっか?」
姉「うっ、うん……あの…じゃあね…」
妹「…?」
姉「妹ちゃん……手……繋いで寝よ…?」モジモジ
妹「クスクス………いいよ、もう恋人だもんね…?」
姉「こっ……恋人……~~~~っ」
妹「ふふっ………じゃあ、おやすみお姉ちゃん」
姉「あっ!…待って妹ちゃん!もう一個だけっ!」
妹「うん……?」
妹「どうしたのお姉ちゃん、まだ何かあるの?」
姉「そっ、その……恋人…だしっ……」チラッ
妹「うん……?」
姉「おっ、おや……すみの……きっ…き……ごにょごにょ…」モジモジ
妹「……?どうしたのお姉ちゃん?」
姉「~~~~~っ!…妹ちゃん!こっ、こっち向いてっ!!___」スッ
妹「えっ?うっ、うん………いったいなに___んむっ!?」
チュッ
姉「……~~~っぷはっ………あっ…えと……えへへ…」カァァ…
妹「……えっ?……お姉ちゃん、今、キス……したの…?」
姉「そっ、その!……あっ…はぅ………おっ、おぉぉおおやすみ妹ちゃんっ!!」ガバッ
妹「…………」ニヤ
妹「おねーちゃん?こっち向いて?」
姉「~~~~っ」ブンブンブン
妹「ふふ……キス、したかったんだ…?」ニヤニヤ
姉「……ッ…」コクリ
妹「ねぇお姉ちゃん?」
姉「……なっ、なななに…?」(勢いでしちゃったけど……はずかしぃ……)
妹「もういっかい……して?」
姉「なっ……そっ、そそそそんなのむりだよぉ…っ!」
妹「ふーん……じゃあ……私からするよ…?」
姉「はぅっ!?」
姉「もっ、もういいよっ!いいからっ!」
妹「だって、不公平じゃない?」
姉「うぅ……しっ、知らない知らない!もう寝るからね!」
妹「したくないの……?…グスン…」
姉「わわっ、ちっ、違うよ妹ちゃんっ!ただやっぱり恥ずかしくて…」クルッ
妹「………やっとこっち向いたね?」スッ
姉「はぅっ!……ちょ、ちょっと待って妹ちゃ___んぅっ…!?」
妹「ちゅ…んぅ…ぷは……れろっ、ちゅる……ふふっ、可愛い…」スリスリ
姉「んんっ!?んぁっ……いもうとちゃ…やっ!……んぁっ、あっ、やめっ、あっ、~~~っ!」ビクビク
妹「ふふっ、お姉ちゃんからやったんだからね?大丈夫だよ、なるべく優しくするから…」ポーッ
姉「ちっ、ちがっ!そんなつもりじゃ……ねっ、妹ちゃん?…冗談、でしょ?………いっ、いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
……
………
~翌日~
妹「お姉ちゃん、そろそろ機嫌直してよ、ね?」
姉「うぅ……だって…あんな事いきなりされて……~~~~っ」
妹「クスクス……まぁまぁ……ほら、お姉ちゃん、可愛かったよ?」ナデナデ
姉「んっ…………いつもそうやって……妹ちゃんはずるいよ…」
妹「ごめんてば……これからはちゃんと確認取ってからするから、ね?」
姉「かっ、確認とればいいってわけじゃないんだからねっ!もうっ!」
妹「私とは…したくない……?」ウルッ
姉「あっ……そっ、そういうわけじゃないんだよ!?……ただその……」
妹「やっぱり……無理してたんだね……グスッ…ごめんね…?」
姉「あぁ!無理なんかしてないよ!……恥ずかしかったけど……きっ、気持ち…よかったし……うぅ…」カァァ…
妹「クスクス……気持ちよかった?……それならいいんだけどね」ニヤニヤ
姉「あぁ!また嘘泣き!!も~~~っ!!そうやってすぐ私をバカにするんだからぁ!!」
妹「ごめんごめん、お姉ちゃん可愛いからつい…ね…?」
姉「もうっ、ちゃんと反省してよね!そもそも昨日だって妹ちゃんが好きな人いるなんて嘘つかなければ……」
妹「ふふっ、あれはお姉ちゃんが勘違いしただけだよ…?」
姉「ふぇ…?」
妹「だって私、最初から嘘ついてないし」
姉「あれ、そっ、そうだっけ…?」(確かにショックであまり聞いてなかったかも……)
妹「そうだよ、むしろあれで気付かないのにびっくりだよ……お姉ちゃんらしいけどね…」
姉「むっ……またバカにしてぇっ!」プンプン
妹「クスクス…だってこれは本当だもん、お姉ちゃんが鈍感だっただけだよ」(ほんと……鈍感すぎてどうしようかと思ったよ……そこがまた可愛いんだけど)ニヤニヤ
姉「うっ……いっ、いいよ!そこまで言うなら確認しようよっ!」
妹「ふふっ、別にいいよ?それじゃあ……間違ってた方が罰ゲームね…?」
姉「うっ……わっ、わかった…………それじゃあ正直に答えてよっ……スー…ハー……っ!!」
姉「妹ちゃんは好きな人居るの?」 妹「いるよ?」
おわれ