1 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:35:56.18 Izfol/jWO 1/16

ガチャ

「おはようございまーす!」

「お、柚おはよう。今日も元気だな」

「わー。Pサンおはよーっ。柚は今日も元気だよー。Pサンも元気っ」

「ん…まあぼちぼちな」ハハ…

「と、すまん、ちょうど取引先の打合せに出るところなんだ。入れ違いになっちゃうけど」

「あっ、そっか。気をつけてね。雨も降ってるし、フードがおすすめカモっ」

「ありがとう。じゃあ、またあとで」

「はーい。…うーん、Pサン最近忙しそうだナー…」

「あっ」

「時子サン。おはよー」

時子「…」パラ

「無視だっ」

時子「…」

(台本読んでる…忙しそう)

(…Pサン、疲れてたみたいだけど大丈夫カナ?窓から出るとこ見てよう)ペタ

時子「…」パラ

元スレ
財前時子「柚豚」 喜多見柚「おいしそう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1572791756/

2 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:37:31.81 15gUaXi2O 2/16

ザー…

「……」

時子「……」

時子「……」パタン

時子「……。柚」

「?」

「あれっ。時子サンが柚のこと呼んでくれるなんて、めずら」

時子「鬱陶しいからそこを離れなさい」

「あれっ。柚なにかした」

時子「説明しないと分からない?」

「はいっ」

時子「…………」

3 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:38:46.27 15gUaXi2O 3/16

「うー…ときこさ…様、厳しいカモ…柚しょんぼり」

「はーい。柚、移動しまーす」

時子「……」

「……」

時子「……」

時子「……。柚」

「はいっ」

時子「…」

「無言でムチっ」

4 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:39:55.46 15gUaXi2O 4/16

時子「耳元で。煩い」

「あ、ごめんなさい。柚声が大きくて。てへ」

時子「ええそうね。それとどうして耳元で声が聞こえるような」

時子「背中合わせの場所にわざわざ座るのかしら?」

「こちらなら時子サマの視界を汚さないかと!」

時子「それはよくできた考えね柚豚。ところでどうして接触は鼻につかないと思ったのかしら?」

「柚豚!?」

5 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:41:06.04 15gUaXi2O 5/16

「ちょっとおいしそうだね!」

時子「そうね」

「自然にムチっ」

6 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:42:27.40 15gUaXi2O 6/16

「背中合わせだから鼻にはついてないと思うナ、なーんて」

時子「え?」

「わあ鞭を構えたまま止まっちゃったーゆ、ゆずそんな悲しげな時子サマ初めてだナー、怖いからその顔やめてください…」

時子「あらそう」

「ムチっ、打つのをやめるのをやめてじゃないカモっ」

7 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:43:18.04 15gUaXi2O 7/16

時子「……はぁ」

時子「柚。いい豚だからよく聞きなさい」

「ねえ時子サマ」

時子「おい」

「最近、Pサン忙しそうだよね」

時子「……」

時子「……」

時子「そうね」

8 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:44:49.22 15gUaXi2O 8/16

「アタシはPサンが心配なんだけど、時子サンはどう思う?」

時子「…………」

時子「…」

時子「…あの豚は」

時子「よく働く豚よ」

「うん。そうだね」

9 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:45:41.84 15gUaXi2O 9/16

時子「ああして働くのが、あれの役目だから、当然でしょう」

「うん。そうなんだけどね」

時子「……」

「うーん…そうだよね」

時子「……」

時子「……」

10 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:47:32.22 15gUaXi2O 10/16

時子「……」ハァ

時子「柚」

「ン?」

「わっ、ムチっ…あれ、痛くない」

時子「…」

時子「百年早いわ。貴方が。あの豚を心配するなんて。私をこうしたあの豚を」

「……こうしたって、アイドルにしたってこと?」

11 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:50:11.10 15gUaXi2O 11/16

時子「そうよ」

「ン」

「そっか。そうかも」

時子「そうよ」

時子「だから、心配なさんな」

「…うん。アリガト」

時子「礼を言われることではないわ」

「ムチっなんでかなー」

12 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:51:06.21 15gUaXi2O 12/16

時子「ふん」

時子「柚、貴方、分かっていて聞いたでしょう」

「へ?うーん、まあ、そうだね。そうカナ?」

時子「そうよ」

時子「で、分かっていて聞いて、」

時子「ついでに私のことを心配していたのでしょう?豚の分際で」

「……あ、いや…と、時子サマ?その、二刀流になったのは、いったい…」

時子「それも分かってて聞いてるんでしょう?」ニッコリ

「ワー…いい笑顔だなー…」

13 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:52:02.93 15gUaXi2O 13/16

「…………」ギャフン

時子「これで懲りたでしょう。じゃあもう大人しくなさい」

「……」ハーイ

時子「……」

時子「……」

「……」シーン

時子「……」

時子「柚」

「はいっ」

時子「…………」

14 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:53:20.06 15gUaXi2O 14/16

時子「努力なさい。それが、貴方ができる、私達の豚を善く生かす、何よりの近道よ」

「…。」

「うんっ。アリガトっ時子サマ」

時子「……。礼を言われることでは、ないわ」

「えへへ」

時子「……」

時子「…ふん」

15 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:54:14.95 15gUaXi2O 15/16

時子「じゃあ。私は忙しいから」

「ねえ、時子サン」

時子「おい」

「アイドルって、楽しいね」ニヘラ

時子「…………」

時子「……」

時子「さあ」

時子「そうかしら」

「そうだよ」

時子「……」

時子「ええ。そうかもね」

16 : ◆qEJgO2U6bM - 2019/11/03 23:54:41.67 15gUaXi2O 16/16

おわりん
ときゆずはいいぞ

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