ベジータ「なに?俺様に働けだと?」
ブルマ「孫君も働いてるみたいだしあんたも働いたら?毎日修行だとかいってるけどただのニートじゃない。」
ベジータ「ふんっ!サイヤ人のエリートであるこの俺様が人の下でなど働けるか!」
ブルマ「はいはい。いつまでもそんなこと言ってるから孫君に勝てないんじゃないの?」
ベジータ「なんだと!?」
ブルマ「孫君の初任給で家族で旅行に行ったらしいわよー? 私も連れてってもらいたいなあー。」
ベジータ(カカロットめ…余計な真似しやがって!)
ベジータ「…いいだろう」
元スレ
ベジータ「なに?俺様に働けだと?」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1244632459/
ベジータ「俺様が稼いだ金で旅行に連れてってやる!とびきり豪華な旅行にな!」
数日後…
飲食店店長「ベジータさん35歳。職歴は…なし?」
ベジータ「そうだ。」
店長「失礼ですがいままでなにをしてみえたんでしょうか?」
ベジータ「いままで…?修行だな。」
店長「………ぷっw」
ベジータ「…貴様なにがおかしい。」
店長「いえ失礼wシフトなんですがいつでも大丈夫ということでよろしいですか?」
ベジータ「ええい!まわりくどい野郎だ!採用か不採用かはっきりしやがれ!」
店長「…不採用ですw」
ベジータ「まったくどいつもこいつも…」
ベジータ「10社も面接を受けてやったというのに採用が1つもないとは…このままでは旅行に連れていけんな…ん?」
急募!工場のライン作業。即日働けます!時給2000円~
ベジータ「ほう…。電話してみるか」
ピッポッパ
トゥルルルル…
ガチャ
社員A「お電話ありがとうございます!浮利井座工業です!」
ベジータ「チラシを見た。この俺様をさっさと働かせやがれ!」
社員A「かしこまりました。それでは本社のほうへお越しください」
浮利井座工業本社
社員A「ベジータさんですか?」
ベジータ「ああそうだ」
社員A「あなたの採用が決まっていますので工場のほうまでお送りします。」
ベジータ「なに?話が早い会社だ。俺様のことをよくわかってやがる」
浮利井座工業 西の都工場
社員A「新人をお連れしましたドドリア班長。」
ドドリア「ご苦労。」
ベジータ「ドドリア!貴様ここでなにをしてやがる!」
ドドリア「なにって班長だよ。お前の上司ってことだベジータ。」
ベジータ「ふざけるな!誰が貴様の部下になるか!」
ドドリア「逃げるのか?ベジータ。」
ベジータ「なに!?」
ベジータ「この俺が貴様から逃げるだと?馬鹿にしてくれるなよ!」
ドドリア「じゃあ働くんだな?」
ベジータ「チッ!さっさと仕事を寄越しやがれ!」
ドドリア「じゃあ簡単なことからやってもらおうか。」
ドドリア「まずはスカウターの組み立てだな。」
ドドリア「流れてくるスカウターの液晶部分に本体を取り付けるだけだ。簡単だろ?」
ベジータ「ふん!なめやがって!こんなもの朝飯前だぜ!」
ドドリア「じゃあ俺は近くで仕事してるからな。分からないことがあったら呼べよ」
ベジータ「さっさと行きやがれ!」
ベジータ「さて始めるか…」
ウィーンガタガタ
ベジータ「さあ、かかってきやがれ!」
シュンッ
ベジータ「な…」
シュシュンッ!
ベジータ「なんて速さだこの俺に見えんだと…?」
シュン!
ベジータ「くっ…」
ベジータ「ドドリアー!どこにいる!さっさときやがれ!」
ドドリア「なんだよベジータ、まさかできないのか?」
ベジータ「…そ、そんな訳がないだろう。ト、トイレはどこにある」
ドドリア「そこの通路のつきあたりを左だ。」
ベジータ「そうか」
ドドリア「じゃあ頼んだぞ。ああそうだ、できないんだったらやめてもいいからな」
ベジータ「ああ…」(くそったれぇぇぇ!)
ベジータ「超サイヤ人になるしかないか…はあっ」
シュン
ガシッ
ベジータ「はーはっはっはこのベジータ様にかかればちょろいもんだぜ」
3時間後…
ドドリア「おいベジータ」
ベジータ「なんだ」
ドドリア「半分以上壊れてるぞ」
ベジータ「…」
ドドリア「これでは困るな。部署を変わってもらうぞ」
ベジータ「まったくイライラするぜ…」
ベジータ「この部署の班長は貴様か!さっさと仕事をよこせ!」
悟空「おっ?ベジータじゃねえか。おめえもここで働いてたんだなあ。」
ベジータ「カ、カカロット!」(なぜカカロットがここに…)
悟空「じゃあ早速仕事をやってもらうぞ!」
悟空「じゃあ仕事を教えてやっからな!まずは…」
ベジータ「まてカカロット!丁度いい、いまここで決着をつけてやる!」
悟空「なにいってんだベジータ!仕事とプライベートは割りきらねえとダメだぞお。」
ベジータ「なにをいってやがるカカロット!貴様も腑抜けたもんだな」
悟空「…ベジータ、いつまでもガキみてえなこと言ってっとブルマに愛想尽かされちまうぞ?」
ベジータ「なっ…!貴様にそんなことを言われる筋合いはない!勝負だカカロット!」
悟空「…しょうがねえなあ。こいっ!ベジータ!」
???「待ちなさいあなたたち!」
悟空「げっ!」
ベジータ「誰だ!」
フリーザ「まったく…悟空さん?あなたも班長になったんですから自覚を持ってください」
悟空「わりいわりい!」
フリーザ「敬語を使いなさい!…ベジータはこっちへきてもらいましょうか」
ベジータ「チッ!カカロット!仕事が終わったら決着をつけてやる!待ってろよ!」
フリーザ「早くこんかこのニートが!!」
ベジータ(くそったれぇぇ!)
ベジータ「なんの用だフリーザ」
フリーザ「あなたの仕事ぶりにはがっかりですベジータ」
ベジータ「なんだと…?貴様が俺に合った仕事をよこさないんだろう!」
フリーザ「あなたに合った仕事ですか…」
パチンッ!(指鳴らす)
ギニュー「お呼びですかフリーザ様」
フリーザ「ギニューさん。あなたの極秘プロジェクトにベジータを参加させておやりなさい」
ギニュー「しかしフリーザ様!あのプロジェクトはとてもベジータにできるとは…」
ベジータ「おい!なにをごちゃごちゃ言ってやがる!」
フリーザ「あの勘違いエリートうるさいんですよ」コソッ
ギニュー「はっ!ただちに!」
ギニュー「ベジータ!ついてこい!」
ベジータ「ギニュー!プロジェクトとやらを教えてもらおうか」
ギニュー「ふん…ついてこればわかる」
ガチャ
ジース「隊長!どこに行ってたんですか!」
ギニュー「フリーザ様に呼ばれてな…それより新メンバーを紹介しよう」
ギニュー「ベジータだ」
特戦隊&ベジータ「…」
ベジータ「こ、この俺がギニュー特戦隊だとぉぉ!
ふざけるな!」
ジース「これでグルドの抜けた穴が埋まりますね!さすが隊長!」
バータ「グルドのやつ超能力の使いすぎで内臓が老人並みらしいからな」
ベジータ「おい!まさかプロジェクトとは決めポーズの練習ではないだろうな!」
ギニュー「飲み込みが早いなベジータ。そのまさかだ」
ベジータ「ふざけるな!誰があんな恥ずかしいポーズするか!」
ベジータ「俺はもう帰るぞ!やってられるか!」
ギニュー「…時給は4000円だ」
ベジータ「さあやるぞ!さっさとしやがれくそったれども!」
バータ!ババッ
リクーム!バッ
ジース!シャシャッ
ベジータ!ババッ
ギニュー!ビシッ
5人そろって!ギニュー特戦隊!
ベジータ(が…我慢だ。金のためだ…くそったれぇ!)
数ヶ月後…
忘年会にて
フリーザ「ホーッホッホ!最高の宴会芸でしたよギニューさん達!」
悟空「まさかベジータがあそこまでやるとはなあ。おどれえたぞ!」
ベジータ「カカロット!ブルマに余計なこと言うんじゃないぞ!」
ブルマ「すごいじゃないベジータ!まさかこんなに稼いでくるとは思わなかったわ」
ベジータ「ふん!俺様を誰だと思っている!」ババッ
ブルマ「…なによその変なポーズ」
ベジータ「はっ…!いやなんでもない」
ブルマ「ありがとうベジータ。まさかあんたが本気で働くとは思ってなかったわよ」
ブルマ「それだけ私とトランクスのこと考えてくれてたのね。惚れなおしたわ。」
ベジータ「でかい声で言うな!まったく下品な女のままだな!」
ベジータ「さあ旅行に行くぞ!」ババッ
ブルマ「やっぱりおかしいわね…」
END