兄「ただいまー」
妹「おかえりwwどこ行ってたの?w」
兄「ん?wちょっと彼女と遊びにw」
妹「へーwwいつ別れるの?ww」
兄「あーそのうちなーwww・・・って別れねーから!!」
妹「そうなんだーww早く別れるといいねーww」
兄「ありがとうwwって別れねーから!!」
妹「そんなにあの人好きなんだーww」
兄「だから違うって!!・・・ん?・・・いや、違わねーわ!!」
妹「そんなに私の事好きなの?ww」
兄「大好きだよ!wwってお前じゃねーっつの!!」
妹「でもあの人浮気しそうな顔してるよね」
兄「なんで俺帰ってくるなり妹から執拗な嫌がらせ受けてんの?」
元スレ
妹「でもあの人浮気しそうな顔してるよね」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284107854/
兄「お前ブラコンなの?それとも俺の事嫌い?嫌いだから別れて不幸になって欲しいの?」
妹「ブラコンだから別れて幸せになって欲しいの!」
兄「どういう事?」
妹「あの人キライ」
兄「おいーw仲良くしてくれよwお前が兄ちゃんの事好きなのは嬉しいけどさw」
妹「あの人浮気しそうな顔してるよ?男好きそうな顔・・・常に次はどの男食ったろかいなwwwwみたいな顔してる!!」
妹「まるで顔面生殖器よ!!!全く・・・おぞましいったらないわ!!」
兄「おい、メチャクチャ言うなお前」
妹「そうね、あの女・・・なんてメチャクチャなの!」
兄「いやお前だろ」
兄「浮気浮気って証拠ねーじゃん」
妹「そうね、証拠は残さないようにしてるみたい、悔しいけどね、あの女・・・なかなかのやり手だよ」
兄「うっせえわww厨二かwwどの漫画の影響だwww」
妹「え?中二?中二って何?」
兄「え?あ、いや別にそれはどうでもいいわ、それよりもお前俺とアイツが別れて欲しいが為にテキトーな事言ってんじゃねーだろな?」
妹「それは違うよ!」
兄「じゃあ、弁明でもしてみろっての」
妹「弁明って・・・もぉ、わかったよ・・・」
兄「やってみろよ」
妹「私だってね、正直お兄ちゃんに彼女がいるなんてイヤだよ?ブラコンだもん!」
妹「でもね、それ抜きにしてもあの女キライ!顔面18禁だもん!笑顔が卑猥!!」
妹「ワイセツ罪すぎるよあの顔!!あー!!あり得ねえ!!思い出しただけで虫唾が走るわ!!」
妹「どうにかして別れてくんねーか゛な゛ぁ!?なんでよりによってあのクソアマなの!?イカレてんじゃね゛!!?」
兄「・・・」
妹「・・・ね?」
兄「いやなにが?」
兄「全く弁明になってなかったけど?」
妹「え?」
兄「とりあえずお前がアイツ嫌いな事だけはヒシヒシと伝わってきたけどな」
妹「・・・こんな私でも・・・伝えれる事もあるんだ・・・」
兄「あ、ヤバイヤバイ!wwまた厨二出てるぞお前w」
妹「え?中二?中二って何?」
兄「え?あ、いや別にそれはどうでもいいわ、それよりお前が変な事言うから俺何だか不安になってきた・・・」
妹「ホント!お兄ちゃんを不安にさせるなんてあり得ない!」
兄「お前きっかけだわ」
ブウウウン!ブウウウン!
兄・妹「ん?」
兄「あー俺の携帯か・・・って彼女からだ」スウーッ
バシッ! ピッ!
妹「はいもしもし!」
兄「おいこら!」
妹「え?妹ですけど・・・?あーなるほど!無理です!でわ!」ピッ
兄「あ、え・・・?」
妹「全くお兄ちゃんと代われって・・・無理に決まってるじゃない!クソ忌々しい!!」
妹「どんだけ贅沢だよ!!!!おこがましいったらねぇわ!!!」
兄「一応言っとくけどコイツ彼女だからね!?」
ブウウウン!ブウウウン!
兄「あ!またかかってきた!かせっ!」
妹「ちょ!だめ!!だめだってばお兄ちゃん!!」
ブウウウン!
兄「うるせぇ!もうお前の意思なんて関係ねぇ!!」
ブウウウン!
妹「いやダメだよ!!」
妹「へへw上の口ではそんな事言って、下の口はコイツで感じてんじゃねーか?www」
ブウウウン!
妹「ちっ、ちがっ!私達、兄妹なんだよっ!?」
兄「・・・」
ピッ
兄「もしもし」
妹「あんっ!!ダメっ・・・て無視すんなゴラっ!!」クワッ!
兄「あーすまんなwコイツさっきなんか寝ぼけて出ちまったみたいでさwww」
妹「・・・」
兄「そうそうwで、どしたー?w」
兄「え?今から?いや、さっき分かれたばっかじゃん!w」
兄「ゴメン!今からは無理だわ!」
妹「・・・」
兄「いや、今からは友達と約束があるんだよw」
兄「ん?w男友達だってwww心配すんなってwww」
妹「・・・」
兄「はいはいwwまたなwww」
ピッ
妹「・・・ふっ」
兄「ん?」
妹「上出来よ」
兄「いや、お前の命令だったみたいな感じやめてくんない?」
妹「え?ホントに友達と遊びに行くの?」
兄「いや当たり前だろww」
妹「そんな・・・」
兄「ん?どうしたの?」
妹「今日はお兄ちゃんと借りてきた映画みるつもりだったのに・・・」
兄「おいw勝手に決めんなwそうならちゃんとあらかじめ言っとけよwwもう予定入れちまったよww」
妹「そうだよね・・・私にも悪いところはあった・・・悪いのはお互い様だよね」
兄「なんか釈然としない言い方だけど、一緒に映画みようと思ってたあたりがちょっと可愛かったからそういう事にしといてやるよw」
妹「私とお兄ちゃんの悪さの比率は1対99だから、99%分の罪悪感に苛まれながら1%しか悪くないはずの私を尻目に遊んできなよ」
兄「重たすぎるわ」
兄「どう考えても99%はお前だろ、いやお前が100%だわ」
妹「妹100%・・・へへっwなんだかえっちだね?」
兄「いえ、全く」
妹「お兄ちゃん行かないでよ・・・今日はお兄ちゃんと一緒にいたい」
兄「ンな事言われてもな・・・」
ブウウウン!
兄「ん?今度はメールか・・・あ、その友達からだ・・・なになに?」
兄「そういや今日女と予定があった!悪いけど今日は無理っぽい!すまん!・・・・・って」
妹「・・・」
兄「おいおい・・・」チラッ
妹「・・・」キラキラ
兄「・・・はぁw」
兄「何の映画借りてきたのよw」
妹「あはっw「妹のくちびる~おにいちゃん痛くしたらやだよ~」っての借りてきたのw」
兄「あーそれどう考えてもAVだわ、お前頭おかしいの?」
妹「みよっw」
兄「みねえわっ!!」
妹「・・・え?」
兄「いや、なんでその返事は予想してなかったわみたいな顔になってんの?」
妹「お兄ちゃん・・・最近冷たいよ・・・」
兄「あのさ、妹と妹モノAV見る兄貴が優しいとは思えないんだけど・・・」
妹「じゃあデート!」
兄「はぁ!?」
妹「・・・たまには私とデートしてよ」
兄(まぁ断る理由はないか・・・)
兄「ったくwその年で兄貴と出歩いて恥ずかしくないのかねぇw」
兄「分かったよwどっか出かけるかw」
妹「ホント!?やったああああ!wwwこのシスコン!!wwww」キラキラ
兄「お前だろ!!」
妹(・・・必ずお兄ちゃんを奪い返してやる・・・)
兄「お前、早く準備しろよ」
妹「制服のままでいいや」
兄「いや、着替えないの?」
妹「うん!」
兄「どこ行くつもり?」
妹「お兄ちゃんに任せる!で、テキトーにブラブラっとしよ!ラブラブっとしながらw」
兄「お、しょーもないシャレ言いやがった」
妹「早く!w」グイグイ
兄「おいおい・・・まぁいっか」
妹「なんだかお忍びデートみたいで興奮してくるね?」
兄「いいえ」
妹「こんな感じの事をあの人は毎日取っ替え引っ替えやってるんだね!」
兄「おいやめろ、気持ちが落ち着かない」
~街中~
兄「結局ここまで来たなぁ」
妹「そうだね、まさにデートだね」
兄「ははっwwホントキモイなお前ww兄貴とデートして何が嬉しいんだよww」
妹「だって嬉しいんだもん!wお兄ちゃんも思いっきり楽しみなよ!wどうせあの人も今頃別の男と楽しんでるよ!w」
兄「おいやめろ、心此処にあらずみたいになるわ」
妹「お兄ちゃん!w」
兄「んー?」
妹「手繋いでいい?」
兄「アホかwそりゃダメだわww」
妹「なんでよー!wあの人はどこの馬の骨とも分からない人とよろしくやってるのにー!ww」
兄「おいやめろ、生きた心地がしない」
兄「あーなんかトイレ行きたくなったきた」
妹「もぉっ!w行ってくる?w」
兄「いや、今はいいやwまだ大丈夫そうw」
妹「ホントに?wじゃあさwこの香水どう?w」
兄「んー?何か甘ったるすぎね?w」
妹「じゃあコレ!」
兄「あ、コレいいじゃんw」
妹「ホント!?wじゃあコレにしよっ!w」
兄「ん?お前金あんの?w」
妹「え?wないよーwだからまた今度買いにくるの!」
兄「w俺の好きな香水でいいのかよw」
妹「わかっておらんねwキミの好きな香水じゃないとアカンのだよw」
兄「ブラコンすぎるだろお前ww」
妹「いいのっ!wwwいこっ!w」
ウイーン
妹「兄ちゃん!w次はあそこ!w」
兄「はいはいw」
ウイーン
兄(コイツ欲しいモノせびるわけじゃないんだ・・・妙にいじらしいな、分かっててやってんのか?・・・まぁいっか、たまには騙されてやろうw)
兄「なぁ・・・ちょっとテキトーに見ててwやっぱトイレ行ってくるわw」
妹「え?wもー!wいってらっしゃいwここにいるからね!w素早くね!w」
兄「はいはいw」
ウイーン いらっしゃいませー
兄「あ、すいません、この香水ください」
店員「はい、かしこまりました、少々お待ちください」
兄(ま、たまにはこういうのもいっかw)
ウイーン
妹「あ、おかえりw」
兄「ただいまwいい子にして待ってたか?w」
妹「もうw子ども扱いしないでよw俺にとって兄の帰りを待つのは昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらない平穏なものだ」
兄「いや急に厨二くさく言ってるけど、それが普通だから」
妹「え?中二?中二ってなに?」
兄「いや、それは別にいいや」
妹「あっそうだ!wねぇ!あそこの映画館であと30分くらいしたらみたい映画が始まるんだけどさw」
兄「はぁ?wみてーの?w」
妹「うん・・・ダメ?」
兄「w・・・行くぞw」
妹「やった!w」
~映画館チケット売り場~
兄「どの映画よ?」
妹「えっと・・・あ、アレ!」
兄「おいマジかよwがっつり恋愛系じゃねーかw」
妹「クライマックスらへんで感極まって私の手とか握っていいからね!」
兄「握るかw」
妹「え、うそ・・・じゃ、じゃあ握らせて!」
兄「握りてーのかよ!www」
妹「頼む!多くは望まない!ただ握らせてくれ!何でもする!その所為でアナタの別のモノを握るハメになっても構わない!だから」
兄「おいやめろやめろ!周りが見てるわコラ!」
妹「じゃ、じゃあ・・・!」
兄「好きにしろよ・・・ったく」
妹「そ、そこまでして私に別のモノを握らせたいとは・・・!」
兄「どついていい?」
~上映後~
兄・妹「・・・」
兄「なぁ、一応確認していい?」
妹「・・・うん」
兄「微妙だったな・・・」
妹「・・・うん」
兄「だよなーwありゃねーわ!w」
妹「・・・うん」
兄「あっ・・・(あれ、なんか・・・ヘコんでる?)」
妹「・・・」
兄(あ、ヤベェ、実は俺もシスコンだから、こんな程度でメチャクチャ可哀想になってきた・・・)
兄(また今度別のみよっ・・・そう言ってやるくらい構わないか・・・よし)
妹「・・・ソが・・・」ボソッ
兄(ん?)
妹「クソが・・・手握るほんのささやかな感動シーンすらありゃしねぇ・・・あり得ねえ、マジであり得ねえんだよクソが」ボソボソ
妹「殴りてぇ・・・壁でも熊でも豆腐でもイージス艦でも何でもいい・・・ひたすら殴りてぇ」ボソボソ
兄「・・・・・・・ははっ」
ブウウウン
妹「・・・?」
兄「お、電話だ・・・友達からか、ちょっといい?」
妹「あ、うん、どうぞ・・・」
兄「w」ナデナデ
妹「あっ・・・///」
ピッ
兄「もしもし・・・どしたー?」
妹(お兄ちゃんに久しぶりに頭撫でてもらった・・・)
兄「いやいいってwうん、なんだよw」
妹「・・・」
兄「いやwだからなんだよw・・・ん?うん」
妹「・・・」
兄「・・・え?」
妹「・・・?」
兄『もしもし・・・どしたー?』
友達『あ、今日は急にドタキャンしてすまんかったな・・・』
兄『んや?w別にいいよw』
友達『うん・・・でな』
兄『うん、なんだよw』
友達『冷静に聞いて欲しいんだけど・・・』
兄『いやwだからなんだよw』
友達『さっきメールで伝えた通り俺彼女と遊びに来てるんだけどさ・・・』
兄『ん?うん・・・』
友達『そこで、お前の彼女見つけた・・・俺の知らない男と手ぇ繋いでるんだけど・・・』
兄『・・・え?』
兄「うん・・・それって間違いないの・・・?」
妹「・・・」
兄「うん・・・うん・・・そっか・・・いや、いい」
妹「・・・」
兄「どこ?・・・うん・・・うん・・・え?ちょうど俺もそこにいるわ」
妹「・・・」
兄「うん、自分の目で確かめてみる・・・」
兄「うん、サンキュ・・・じゃあ」
ピッ
兄「・・・」
妹「・・・どうしたの?」
兄「お前の言ってる事マジだったんだ」
妹「・・・え?」
兄「彼女・・・浮気してるっぽい・・・」
妹「え!?」
妹「どういう事?」
兄「友達がさ・・・目撃したって・・・アイツが男と手ぇ繋いでるとこ」
妹「・・・」
兄「やっべwどうしよ・・・w」
妹「・・・」
兄「・・・どうしよ」
妹「さっきちょうど近場にいるみたにな事言ってなかった?」
兄「うん・・・近い」
妹「・・・お兄ちゃん」
兄「・・・?」
妹「行こう」
妹「この辺であってるの?」
兄「・・・うん」
妹「・・・」
妹(私はあの人が浮気してるなんて言ったけど、別にそれを目撃したわけじゃなかった)
兄「・・・」キョロキョロ
妹(でも口からでまかせでもない・・・)
兄「・・・」キョロキョロ
妹(証拠とかそういうものがあったわけじゃないけど、一目見てこの女は良くない・・・そう思った)
妹(よく分からないけど多分それを女の勘って言うんだと思う)
妹「・・・」チラッ
兄「・・・・あっ!」
妹(映画つまらなかったな・・・お兄ちゃんとイチャつこうと思ってたのに)
彼女「■△☆○□●wwwww」
浮気相手「☆●△□●wwwwww」
妹( ち ょ う ど 何 か ど つ き た か っ た )
兄「行ってくる・・・お前は待ってて」
妹「え?・・・イヤ」
兄「え?」
妹「私も行かせて!お願い!」
兄「・・・わかったよ、その代わりお前は俺の横で黙っててくれたらそれでいいから」
妹「うん!」
兄「約束だぞ?」
妹「うん、約束!」
兄「・・・よしいくぞ」
妹「はぁ!!テレビもね゛ぇ!!ラジオもね゛ぇ!!」ツカツカ!! 兄「ちょっ」
彼女・浮気相手「!!」ビクッ
ツカツカ!!
妹「車もそれ゛ほど走って゛ね゛ぇ!!!!」ギロリ!!
彼女「ひっ!!」
兄「もうイヤだ、なんなのアイツ」
兄(やっべ、出るタイミング失った)
妹「・・・」
彼女「あ、え、キミはあの人の」
浮気相手「え?知り合い?(何でこんな可愛い子が吉幾三みたいなの歌いながら突進してきたの?)」
妹「・・・何してるんですか?」
彼女「え、えっと・・・遊びにきてるだけだよ?」
妹「その人は?」チラッ
浮気相手「お?俺はコイツの彼氏だよ?www」
兄「!!」ガーン!!
妹「・・・」
彼女「ちょ、ちょっと!!」
浮気「え?俺なんかマズイ事言った?」
妹「・・・」
彼女「こ、この人は私の友達だよ!友達!!あはは」
浮気「は?お前何言ってんの?俺は彼氏だろ!?」
彼女「ちょっと!!違うの!!これは、えっと」
妹「・・・」
兄(なるほどな・・・)
浮気「おい、どういう事だよ・・・」
兄「騙されてたんだよ」
妹・彼女・浮気「!!!」クルッ
兄「俺も、アンタも・・・」
彼女「あ、アンタ!何で!」
浮気「・・・誰?つーかどういう事?」
彼女「あ、え、あ・・・」
兄「俺とアンタは全く同じ状態・・・俺もコイツの彼氏のはずだった・・・そう思ってた」
浮気「は!?」
兄「要するに、二股されてたんだよ・・・いやもしかしたらもっとかもしれない」
彼女「あ、あ・・・」
浮気「お前・・・マジかよ!」
妹「さて、そろそろどついていい?」
兄「待て」
浮気「その子は?」
兄「俺の妹、友達と予定あったからそいつからの誘いを断ったんだよ」
兄「そしたらその友達がドタキャンしやがってよ、暇そうにしてた妹とここに来たんだ」
浮気「そしたら俺とコイツが歩いてるのを見つけたと・・・」
兄「うん・・・その通りだよ・・・あり得ねえわ・・・」
浮気「おい!説明しろ!!」
彼女「え!!あ、あ、あああの」
妹「丸坊主でいい?」
彼女「え!?坊主いや!!」
兄「お前ちょっと黙ってて」
妹「はい」
浮気「どうなの?」
彼女「ごめん私は・・・そんなつもりなかった・・・でも」
兄「・・・」
彼女「アンタ私の相手してくれない事多いじゃない!」
兄「は?」
彼女「私だって、こんなのダメなのは分かってるけど仕方ないじゃない・・・」
浮気「おい・・・じゃあ俺はお前のキープみたいにされてたわけ!?」
彼女「違う!!そんなヒドイ事思ってない!でも!」
妹「自分に淋しい思いをさせたお兄ちゃんが悪い・・・と」
彼女「・・・うん、キミは女の子だから私のこの気持ち分かってくれる・・・?」
妹「うん、分かるよ・・・・・・なわけあ゛る゛か゛い゛っ!!!!」バッチーン!!!
彼女「あぐっ!!!」
兄「ちょちょちょちょちょ」
彼女「い、いたいっ!!」
浮気「お、おい・・・」
兄「いや、すまん!!コイツ俺が遊ばれてるのが腹立って、気が高ぶってるんだ!コイツは責めないでやってくれ!」
浮気「あ、いや、その子は別に・・・」
兄「悪かった!おい!さすがにいきなり人の頭はたいちゃダメだろ!!!」
妹「・・・ごめんなさい」イライラ
彼女「何なの!?その子!!人の頭いきなり叩くなんておかしいんじゃない!?」イライラ
浮気「お前が言うな!!」イライラ
彼女「だ、だって・・・」
兄「いやお前はマジで人の事とやかく言えねーから・・・」
彼女「そ、そもそもアンタが私を」
妹「淋しくさせたのが悪いとか言ったらモヒカン」
彼女「モ、モヒカンいやだ!!」
兄「お前ちょっと黙ってろ」
妹「はい」
浮気「やってらんねーマジで・・・俺こんな女ごめんだわ・・・アンタはどうするの?」
兄「・・・俺もそっちと同じ、こんな子だとは思ってなかったから・・・」
彼女「え!?イヤだ!!アンタとは別れたくない!!本気なの!!」
兄「・・・」
浮気「あーダメだわ・・・俺完全に遊ばれてただけかよ、頭おかしくなりそう・・・もう行くわ、後は好きにしてくれ」クルッ
兄「え?あ・・・うん・・・」
妹「・・・待ってください!!」
浮気「え!?」クルッ
浮気(ま、まさか俺を慰めてくれるの!?新たな恋!?相手はこんな女より何倍も可愛い女子高生!?や、やった!)
妹「東京・・・いくんですね?」
浮気「・・・」
兄「・・・」
浮気「オラこんな村~イヤだぁ~wwwwwwwオラこんな村~イヤだぁ~wwww」
スタスタ
兄・妹・彼女「・・・」
兄「お前頭おかしくなりそうって言ってる奴に追い討ちかけんなよ!本当におかしくなってどっか行ったじゃねーか!!」
妹「ご、ごごごめんなさい!!あのまま暗い気持ちで帰るのは可哀想だとおもって!!!」アタフタアタフタ
兄「・・・とにかくあの人にはもう愛想尽かされたみたいだな」
彼女「ねえ!!ごめんなさい!!確かに浮気した!!認める!!だけど、アンタに少し仕返しがしたいと思っただけなの!!アンタの事が大好きだから!!」
妹「・・・」
兄「はぁ・・・ここまで心に響かない大好きは初めてだわ」
彼女「あ、あ」
兄「付き合う前に言ったはずだよな、俺は器ちっさいって・・・浮気する奴しない奴、許せる奴許せない奴、いろいろいると思うけど」
兄「俺は浮気しないかわりにに許しもしない・・・別の男がよくなったんならキッパリ別れて付き合う、この程度のケジメもつけれないだらしない奴は嫌いだって」
彼女「だって・・・だって・・・」
兄「それを分かった上で俺と付き合ったはずだけど・・・?」
兄「・・・世の中お前みたいな事しても許してくれる奴はいくらでもいるよ・・・そんな奴と付き合え・・・俺はお前とは別れるから」
彼女「いやだ!!いやだ!!別れたくない!!」グイグイ
兄「おい、いいかげんに」
妹「お兄ちゃんから離れて!!セミの抜け殻ぶつけるよ!?」クワッ
彼女「ひっ!!」
兄「と、とにかくお前とはもう別れる」
彼女「・・・グスン」
兄「もう・・・連絡もしないでくれ・・・じゃあな」
彼女「い、いやだ!!別れたくない!!ごめんなさいごめんなさい!!もうしないから!!」
ザワザワ
兄(うわ・・・もうメチャクチャ周りにみられてる・・・)
妹「お兄ちゃん騙されたらダメだよ・・・私も女だからこういう人は何度も見てる」
妹「どうせこんな事言っといて、別れたらすぐにケロッとしてすぐに別の彼氏作るよ」
兄「ん・・・」
妹「その理由もどうせ、自分が淋しいからとかだよ・・・反省なんて全然しないんだから」
兄「・・・」
彼女「そ、そんな事ない!!!!アンタと別れたらもう次なんて考えられない!!!!」ポタポタ
兄「・・・」
妹「うなぎの踊り食いね」
彼女「き、気管に詰まったら死んじゃう!」
妹「お兄ちゃん!絶対にその人はお兄ちゃんを傷付けるよ!!」
兄「・・・」
彼女「そんな事しない!!お願い捨てないでよぉ!!」ポタポタ
妹「お兄ちゃん!!今だって凄く悲しそうな顔してる!!もうそんなお兄ちゃんを見るのはイヤなの!!」
兄「・・・」
妹「お兄ちゃんがこんな事されて、今にも泣きそうな顔になって・・・私・・・悔しくて仕方が無い・・・」
彼女「私絶対にもう浮気なんてしないから!!」ポタポタ
妹「お兄ちゃんは・・・私とその人、どっちを・・・信じるの?」
兄「・・・」
兄(俺は多分・・・コイツがいなけりゃ彼女の事は許してた・・・でも)
兄(コイツみたいに俺の事で必死になってくれる奴が他にいるか?・・・彼女はどうだ?)
兄「俺は・・・」
妹・彼女「・・・」
ポンッ
妹「あっ・・・」
兄「お前を信じるよ・・・(お前以上に信頼出来る奴なんていないな・・・)」
彼女「い、いや・・・」
兄「帰るぞ・・・」
妹「・・・うん」
彼女「いやだぁああああああ!!!」
妹「・・・(なんでアナタは・・・自分が悪いのに堂々と泣き散らす事ができるの?確かにそうすれば大抵の男は騙せたのだろうけど・・・)」
妹「アナタはそこにずっとそうやって這いつくばって、自分の何が悪かったか分からないまま、行き交う人々の冷たい視線を受けながら、永遠に光の見えない迷路を」
兄「行くぞ」
妹「はい」
兄「・・・」
妹「お兄ちゃん・・・」
兄「ん?」
妹「元気出して・・・」
兄「ん・・・w」
妹「大丈夫だよ・・・お兄ちゃんには私がいるじゃん・・・」
兄「・・・そうだなw」
妹「私なら・・・お兄ちゃんにこんな悲しい思いさせないのに・・・」
兄「・・・お前」
兄(あーダメだダメだ!思いっきり心がブレそうになった!)
妹「・・・?」
兄「いやwお前は優しいな・・・w」
妹「・・・お兄ちゃん・・・」
兄「そんな優しいお前にプレゼントだwほらっw」
妹「え!?」
兄「さっき欲しがってたろwこの香水w」
妹「あっ!!・・・コレ・・・いつ」
兄「んー?wトイレ行くフリしてこっそりw」
妹「・・・ぁぁ」
(お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!!!!もう我慢できない!!!ツラかったのはアナタだけじゃない!!)
(こんなにも大好きなお兄ちゃんの彼女と話をする私もツラかったんだよ!!?)
(私はお兄ちゃんを裏切らないし、絶対に幸せにする!!!その代わり・・・)
(もう二度と離さないし逃がさない・・・誰にも渡さない・・・)
( 絶 対 に !!)
妹「・・・」
兄「どした?」
妹「ううんw何でもない!wすごく嬉しい!wありがとう!wコレ大切に使うね!w」
兄「お・・・おうw」
妹「へへっwお兄ちゃんだーい好き!www」
終わり