律「え?」
紬「急なお願いでごめんなさい…でもりっちゃんしか頼める人がいないの」
律「いやいやちょっと待て、落ち着けムギ」
唯「りっちゃんって男の子だったんだ~」
澪「唯ちょっと黙って」
元スレ
紬「彼氏のフリをしてほしいの」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1281487937/
律「どういうことなんだ?」
紬「実は私結婚させられる事になって…」
唯澪律梓「結婚!?」
紬「そうなの。でも全然知らない人だし…」
唯「ほうほう」
紬「だからお父様にお付き合いしてる人がいるって言っちゃったの」
律「なるほどなー」
紬「お願いりっちゃん!お父様に挨拶してくれるだけでいいの!」
律「うーん…」
唯「りっちゃんやってあげなよ~」
紬「…」ジッ
律「…うあーわかった!やってやる!!」
紬「ありがとうりっちゃん!」
唯「りっちゃん頑張れ!」
澪梓「不安だ…」
~~~~~~~~~~~~~~
ファーストフード店
紬「それで、りっちゃんの設定なんだけど…」
律「うんうん」
紬「名前は田井中陸。電機会社の社長の次男で趣味は読書と乗馬。私立の高校に首席で合格した秀才。私との出会いは街でハンカチを拾ってくれた所から」
律「欲張りすぎだろ!!」
紬「でもお父様はそれくらいの男性しか認めてくれなさそうだし…」
律「わかったよ…」
紬「ありがとう!服は私が用意するから、明日りっちゃんの家に迎えに行くわ!」
律「うん…」
~~~~~~~~~~~~~~
夜 律の部屋
律「どうしよう澪~…」
澪『引き受けちゃったんだから仕方ないだろ』
律「だってさぁ~あたしの設定『名前は田井中陸。電機会社の社長の次男で趣味は読書と乗馬。私立の高校に首席で合格した秀才。ムギとの出会いは街でハンカチを拾ってくれた所から』だぜ」
澪「ぶふぅっ」
律「笑うな!」
澪「だって…ぷくく…」
律「自分でも無理があると思うよ…」
澪『あはは、まぁ頑張れよ』
律「人事だと思って…」
澪『頑張れ陸くん!あははははは』
~~~~~~~~~~~~~~
ぴんぽーん
紬『こんにちはー』
律「はいはーい」ガチャ
紬「今日はよろしくね」
律「黒のリムジン…初めて見た」
紬「じゃあこのスーツを着て」
律「はいはい」
~~~~~~~~~~~~~~
律「む~暑苦しい…」
紬「わあ!りっちゃんとっても似合う♪」
律「そうかぁ?」
紬「あとはカチューシャを取って…」スッ
紬「うん!完璧だわ!」
律「バレると思うけどなぁ…」
紬「さ、行きましょ」
バタン ブロロロロロ…
~~~~~~~~~~~~~~
律「あー緊張してきた…」
紬「ごめんねりっちゃん…」
律「よーっし気合い入れるぞー!」パシパシ
紬「がんばって!」
律「ところでこの辺りずっと塀が続いてるな」
運転手「この辺りは全て琴吹家の土地でございます」
律「へ~…ってえぇ!?」
紬「りっちゃん今のギャグ?」クスクス
律「お前ん家の方がギャグだ!!」
運転手「つきました」
ガチャ バタン
律「…でか…なにこれ…城?」ガクガクブルブル
紬「じゃあお願いするわね」
律「う…うん」ゴクリ
ガラララ…
ずどーん!!!!
律「のわあああっ!」
紬「りっちゃん大丈夫!?」
律「なんか銅像が落ちてきた…」
~~~~~~~~~~~~~~~
律(廊下なげー)てくてく
律(なんかドアがいっぱいある…)てくてく
律(ていうか靴で入っていいのか…)てくてく
律(おおぅ、なんか高そうな壷が…)てくてく
律(ほぎゃー!メイドが!!メイドが掃除してる!)てくてく
律「…って廊下なげーよ!」
紬「ここがお父様の部屋よ」
律「…」ドキドキ
紬「じゃあ、入るわね」
律「う、うん…」
ガチャ
紬「お父様、ただいま帰りました」
紬父「ああ、おかえり」
紬「お父様、この前言っていたお付き合いしている男性です」スッ
律「はぁうっ!は、ははははははじめまして!紬さんとおつ…お付き合いさせていただいてる田井中陸です!」
紬父「まあそう硬くならずに…娘が世話になってるね」
律「いえいえ!こ、こちらこそ!」ペコペコ
律(なんか横に黒いスーツでサングラスの人がいるー!)
紬父「しかし陸くんはその…かわいらしいというか…中性的だね。背も紬より小さいし…」
律「えぇ!?」ドキーッ
紬「お、お父様失礼でしょ?」
紬父「あ、いや失礼…付き合いに見た目は関係ないからね」
律「い、いえ!よよよよく言われますので!」ドキドキ
紬「お父様ったらうふふふふ」ドキドキ
紬父「それで陸くんの趣味は?」
律「ドラムです」
紬「あっ」
律「あっ」
紬父「ほおドラムか、実は娘は高校でバンドをやっていてね…」
律(存じております!)
紬父「ちょっと叩いてくれるかな」パチンッ
どどどどど
さささささっ
律「い、一瞬でドラムセットが…」
紬父「さあ、叩いてみてくれ」
律「は…はい」
紬「りっちゃ…陸さん頑張って!」
律「じゃ、じゃあやります」ドキドキ
~~~~~~~~~~~~~~
律「こ…こんな感じです…」
紬父「…」
紬「…」ドキドキ
パチパチパチパチ
紬父「いやいや、良かったよ」
律「あ、ありがとうございます!」
紬「…」ほっ
紬父「それで娘とは…結婚を前提に付き合っているのかね?」
律「ええ!?」
紬父「大事な一人娘なのでね…もし中途半端な気持ちで付き合ってるなら…」
エスピー「…」スッ
律「ああ!しますします!!結婚させてください!」
紬父「良かった良かった、ははは」
エスピー「…」
律「ははは」
紬「うふふ」
紬父「ははは」
紬「陸さんそろそろ帰りましょう」
律「そうだな!おいとまします!!」
紬「それじゃあお父様、結婚の話はなかったことに…」ガチャ
紬父「あ、待った。折角だから一緒に食事をしないか?」
律「!?」
紬「お、お父様!挨拶だけって言っておいたでしょう?」
紬父「いやいや、陸くんともっと話がしたくてね」
紬「…」チラ
律「…っ…っ」ムリムリムリムリ
紬「やっぱり陸さんも忙しいし…」
律「すいません…」
紬父「そうか…」ショボーン
エスピー「…」スッ
律「わー!!ご馳走になりたいです!!はい!お腹ペッコペコ!」
~~~~~~~~~~~~~~~
律「」ガクガクガクガク
紬「りっちゃんしっかり…」ヒソヒソ
律「だってあたしマナーとかわかんねぇよ?」ヒソヒソ
紬「普通にしてればいいのよ」ヒソヒソ
律「ムギの普通とあたしの普通はとてつもなく差があるぞ…」ヒソヒソ
紬父「どうした二人とも」
紬「ちよっと陸さんをトイレに連れていきますねうふふふ」スタスタ
律「失礼しますえへへへ」スタスタ
~~~~~~~~~~~~~~
紬「はいこれ」スッ
律「なんだこれ?イヤホン」
紬「私がこのマイクで指示を出すから、りっちゃんはその通り動いてくれれば…」
律「あーなるほど!」
紬「私は監視カメラで見てるから!」
律「お、おう!」(監視カメラ…?)
~~~~~~~~~~~~~~
律「失礼しました」
紬父「おおおかえり、さっそく食事にしよう」
律「は、はい」ガタッ
シェフ「前菜とスープです」コト
律「あ、ありがとうごさいますっ↑」
律(…?なんか量少ないな、ムギのお父さん少食なのかな)
紬『りっちゃん聞こえる?』
律(!聞こえる聞こえる!すげぇ!)
紬『聞こえたら軽く咳ばらいして』
律「んんっ」
紬『まず右端のスプーンでスープを飲んで』
律(ふむふむ)ズッ
律(あっズズッて鳴らしちゃった!)アワアワ
紬父「…それで陸くんは紬とはどういう経緯で?」
律「えっあっ、えーと…街で紬さんが落としたハンカチを僕が拾ったのが出会いです」
紬父「そうなのか」
律「はい…」
紬父「…」
律「…」
律(きまずうううううい!!)
律(初対面の友達のお父さんと何喋るんだよ!)
紬父「…」
紬『次にさっきの内側のフォークとナイフで前菜を食べて』
律(ほうほう)カチャ
律「…」キコキコ
紬父「…」
律(うめー!)モグモグ
律「あ…」(なくなった)
律「ご、ごちそうさまでした」
紬父「えっ」
律「えっ」
紬『りっちゃん今のは前菜!まだ魚料理と肉料理とデザートがあるの』
律(はわわわわわ)
律「あ、あの…母から食材は生き物だから食べ終わるごとにお礼を言うようにと…その…」
紬父「…」
エスピー「…」スッ
律(エスピーがスッスッしすぎ!)
紬父「ご馳走様でした」
律「!」
紬父「はは、マネしてみたよ」
律(おじ様…っ!)
律(さすがムギのお父さんやでぇ…)
紬父「いいお母さんだね」
律「いやあ…えへへ」
シェフ「ヒラメのムニエルになります」
律「あ、ありがとうございますっ」
紬『外側のナイフとフォークで食べてね』
律(ほうほう…)カチャ
紬父「君から見て紬はどんな奴だね?」
律「ふぇ!?」もぐもぐ
律「…ごくん」アワアワ
律「えっと…ム…紬さんは…」
紬『…』ドキドキ
律「変な子です」
紬父・紬「!」ガーン!
紬『わ、私って変だったの…?』
紬父「へ、変とは…?」
律「ああっ!そういう意味じゃなくて!変わってるっていうか…」
律「その…いつもニコニコしてて、ほわほわしてて…僕からしたらどうでもいいことでも喜んだりして…」
紬父「…」
律「とっても…その、可愛いと思います」
紬『!』
えんだあああああああああああああ
紬父「そうかそうか!ははは良かった良かった!」
紬父「でもあの子は世間知らずだしちょっとおっとりしすぎてる所もあるしあははは」
紬『り、りっちゃんそんな可愛いだなんてありがてうえへへお世辞だとしても嬉しいわ』
律「あはは…」(やべー二人同時で何言ってるかわかんねー)
紬父「ふう…」
紬『ふう…』
紬父「いやいや…娘を褒めてくれて嬉しいよ」
律「いえいえ、思ったことを言っただけですから…」
紬父「最初君を見たときはひょろひょろしてて不安だったが…」
律「ははは…」(そりゃそうだ…)
紬父「とても優しそうな人で安心したよ」
律「お、恐れ入りますっ↑」
シェフ「メインディッシュの子羊のソテーです」コト
律「ありがとうございます」
紬『今まで通り外側のフォークとナイフを使って食べてね。覚えたら簡単でしょ♪』
律(わはは、楽勝楽勝!)キコキコ
律(うんまああやらかああああ)モグモグ
律「~♪」ツルッ カシャーン…
エスピー「!」スッ
律「あ、落としちゃった…」ガタッ
紬『りっちゃんストーップ!!拾っちゃだめ!』
律「」ビクウッ
紬父「ど、どうしたんだ?」
律「え?あ、いやその…」
律「そ…その…うちの母が…肉を食べたら…しゃがみ込みなさいと…」
律(どんな母親だよ…)
紬父「そ、そうなのか」
律(ほらぁー!おじ様もさすがにこれはマネしてくれないよ!んもう!)
紬『ナイフやフォークを落としたときは自分で拾っちゃ駄目なの』
律(先に行ってくれー!)
紬『近くにいる誰かに声をかけて拾ってもらって』
律「す、すいませーん…拾ってもらえますか」
~~~~~~~~~~~~~~
紬父「今日はありがとう、楽しかったよ」
律「いえいえこちらこそ…」
紬「じゃあお父様、陸さんを送ってくるわね」ガチャ
律「それでは」ペコリ
紬父「陸くん」
律「はい?」
紬父「紬は世間知らずだしおっとりしすぎている所もあるしその癖頑固だ」
律「はあ…」
紬父「それでも私の大事な一人娘だ、幸せにしてやってくれ」
律「…」
律「はい!」
バタン
~~~~~~~~~~~~~~
車内
紬「今日はありがとうりっゃん!」
律「どういたしましてー…」グテー
紬「これで私も結婚させられなくて済むわ♪」
律「うん…」
紬「そういえば帰り際にお父様に何を言われてたの?」
律「んー?ちょっとな」
紬「?」
~~~~~~~~~~~~~~
紬「今日は本当にありがとう!また明日学校でね」
律「ああ、じゃあなー」
ブロロロロロ…
~~~~~~~~~~~~~~
唯「へ~じゃあ成功したんだ~」
梓「よくバレませんでしたね」
紬「昨日のりっちゃんかっこよかったわよ~♪」
唯「見てみたかったな~」
律「…」
澪「どうしたんだ律、さっきから一言も喋ってないぞ」
律「ムギ!」
紬「なに?」
律「結婚しよう!」ガシッ
唯澪梓「ええ!!!??」
唯「り、りっちゃん?」
梓「何を言ってるんですか…」
澪「お、お前ら付き合ってもないだろ!?」
梓「そこじゃないです!」
紬「よろこんで!!」
唯澪梓「ええ!?」
おわり
律「そうと決まれば式をあげよう!ムギは和風と洋風どっちがいい?」
紬「ウエディングドレス着たいから洋風かしら♪」
梓「ええ~っなんか普通に話進めてる…こわ…」
唯「りっちゃんとムギちゃんほんとに結婚するの?」
律紬「うん」
澪「で…でも…結婚って…」
梓「そうですよ!お二人共女の子じゃないですか!」
律紬「本人達がよければいいんじゃないかしら~♪」
唯澪梓「おおぅ…」
梓「駄目だこいつら…」
澪「り、律!考え直せ!!」
律「何をだよ?」
澪「だ…だから…女性同士の結婚は認められてないだろ!」
律「同性結婚が認められてる国ってあるのか?」
紬「オランダかしら」
律「そうだ、オランダに行こう!」
梓「いやそんな京都に行こうみたいなノリで…」
唯「りっちゃんムギちゃん結婚おめでとう!」
梓「順応性良すぎるなこの人は!」
律「いやー」
紬「ありがとう唯ちゃん」
澪「うう…りつ…りつぅ…」
律「そーれ追いかけっこだ!」
紬「うふふ捕まえられるかしら~」
梓(うぜえ…)
紬「式場はうちで経営してる所でいいかしら」
律「式場も持ってんのかよー!」
澪「ああ…二人が遠い…」
唯「結婚式には呼んでね!」
律「もちろんだぜ!」
梓「私がおかしいのかな…」
律「そうだ!お義父さんに挨拶にいかないと!」
紬「ふふ、昨日行ったばかりなのにね」
梓「もうお義父さんとか呼んでるよこの人!」
唯「結婚式って何着てけばいいんだろ~」
澪「ウエディングドレスかな」
梓「ああ澪先輩まで…花嫁何人になるんだよ!」
~~~~~~~~~~~~~~
律「紬さんを私にください!!」
紬父「ええ~っまさか二日連続であいさつに来るとは…」
紬「お父様結婚を認めて!」
律「あ、実はあたし女で田井中律っていうんです」
紬父「パショック!」
律「パショックってなんですか」
紬父「パパショック!」
律「ああ…」
紬父「まあ…娘が決めたことだ、当人同士が納得してるなら私は反対しないよ」
律「!」
紬「ありがとうお父様!」
えんだああああああああああ
~~~~~~~~~~~~~~~
さわ子「それでは、新婦新婦の入場です!」
わーっ パチパチパチパチ
唯「りっちゃんムギちゃーん!」
憂「ご結婚おめでとうございます!」
姫子「幸せにねーっ」
エリ「おめでとー!」
律「みんなサンキュー!」
紬「ありがと~♪」
律「あーみんな!今日はあたしとムギの結婚式にきてくれてありがとう!」
わーわー
紬「私達、幸せになります!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
さわ子「それでは、ケーキ入刀です!写真を録る方はどうぞ前へ!」
ざわざわ
律「じゃあ行くぞムギ!」
紬「オサムライさんみたい♪」
律「いくぞーっ!」
律紬「せーのっ」
でもそんなんじゃだーめ
わああああああ!!
パシャパシャへパチパチパチパチ
さわ子「続いて新婦ご友人による弾き語りです」
唯「どうも~平沢唯で~す」
わーわー
パチパチパチパチ
律「何聞かせてくれんだー?」
紬「唯ちゃん頑張って~」
唯「オホンッ…あーあー」ジャラアアン…
唯「お前を嫁に~貰う前に~言っておきたい~ことがある~♪」ジャラアアン
律「おーっ」
紬「やんややんや♪」
唯「俺より先に~寝てはいけない~俺より後に~起きてもいけない~♪」ジャラアアン
律「別に好きな時に寝ても起きてもいいぞ」
紬「ふふ、りっちゃんもね」
唯「けっこん!おめでとー!!」
わあああああ
パチパチパチパチパチパチパチパチ
律「いいぞ唯ーっ!」
紬「良かったわ~!」
唯「えへへ…次は澪ちゃんのスピーチだよ!」
パチパチパチパチ…
澪「あ…あの…」(こんな大勢の前恥ずかしい…)
澪「り、律とムギ…けけっ結婚おめでとう!」
律「サンキュー」
紬「ありがと~」
澪「ふっ、二人が結婚すると聞いた時は本当にビックリしました」
梓「そりゃそうだよ…」
澪「律と私は小学生からずっと一緒で…正直私以外の人と結婚してしまうのは寂しいです」
律「澪…」
澪「でも!律が幸せなら親友の私も幸せです!律!ムギを泣かせたら承知しないぞ!」
律「わ、分かってるよ!」グスッ
紬「澪ちゃんありがとう…」グスッ
さわ子「次は新婦(律)のご両親からの挨拶です」
律母「律、結婚おめでとう!一言だけ言うぞ玉の輿よくやった!」
どっ
わははははは
律父「うぐぅう~律…結婚おめでとう~ぐすんぐすん…」
律「お父さんお母さん…」グスッ
さわ子「続いて新婦(紬)のご両親による挨拶でーすあー結婚したい!」
紬父「あー…ゴホンッ…紬…結婚おめでとう」
紬父「私は娘が小さい頃から仕事仕事ばかりで、あまり娘に構ってやれませんでした」
紬父「それなのに娘は文句を言うでもなく、いつでも笑顔でお父様お父様と私を気遣ってくれました」
紬「お父様…」ぐすん
紬「それと陸くん…じゃなくて律ちゃん…」
律「は、はい!」
紬父「なんというか…うん…嘘は良くないよ…」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
紬「お父様…」ぶわっ
律「お義父さま…」
律「じゃああたし達は籍を入れにオランダに引っ越します!!」
紬「みんなありがとう!ばいば~い♪」
律紬「自家用ジェットかも~ん!」パチンッ
ごごごごごご
唯「わあ~すごい!」
澪「自家用ジェット…」
律「いくぞムギ!」ヒョイッ
紬「わあっ」
唯「わ~お姫様だっこ!」
律「じゃあなー!」
ごごごごご…
おめでとー!お幸せに~!わーわー!!パチパチパチパチ
梓「おかしーし!!」
律紬「おかしくねーし!!!」
おわり