1 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 00:54:59 mSw35dpX 1/122

じゃじじゃーん どどどん!!

「おーし、最後決まったし、今日は終わりにするかー」

「律は相変わらず走りすぎてたけどな……」

「なんだとー!!」

「うふふ、さ、鍵締めますよ」

「ふぇー、ムギちゃん待ってよー。ギターが仕舞えないー」

「唯先輩、ギターのストラップ、引っかかってますって」

「あ、ほんとだ~、あずにゃんありがとー!!」

「あうう、そんな引っ付かないで下さい!」



2 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 00:57:35 mSw35dpX 2/122

「今日からもう3月か~」

「そうだな」

「はやいですね~」

「部員増やさなきゃ……」

「あー、そうだ、ねぇねぇ皆!」

「?」

「あのさ、今日、皆帰ったら時間あるかな……」

「ん?私はあるけど」

「わ……私は今日は、ちょっと……」

「11時くらいまでなら……」

「私も、ムギ先輩と同じくらいなら……」

「なんだよ?」

「じつはさー、正月に引いた、駅前の福引の当選番号見たら、プレステ3が当たってたんだー!」

「え?本当?凄いじゃないか、唯!」

「なんと言う強運・・・凄いですね、先輩!」



3 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 00:59:48 mSw35dpX 3/122




「えへへ~。それでね~、今まで出来なかったネットにも繋げたの!
だから、アドパで皆とお喋りできるかなって……」

「お、そっか!!ヘッドセットも買ったのか!」

「うん!良くわかんなかったから、憂に教えてもらって……」

「……」

「プレステ3、家にもありますから、参加しますよ!でも久しぶりだな、起動するの」

「携帯と違って、みんなで同時に喋れるのが面白いよな!ま、パソコンでも出来るけどさ、
私、パソコン苦手でさ……」

「私もー、でもゲームだと簡単だし!」

「自分のお部屋に居ながら先輩達と話するの、なんかわくわくします!」

「でしょでしょー!あずにゃん、わかってるねー!」

「高校生だし、深夜に集まるなんて無理だからな!おし、弟のプレステ3
借りて、私も参加するよ!」

「澪ちゃんは駄目なのか……淋しいな~」

「あ、うん……。又今度参加するよ、ごめんな、唯」


4 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:04:21 mSw35dpX 4/122

「あ、ムギちゃんは??」

「へ?ぷ、プリンセス3なら家にあるから、さ、参加するわ!」

「ぷりんせす?」

「え・・えと、プリンプリン3だったっけ……」

「プレステ3だろ、てかさ、ムギ、ゲームなんかするの?」

「や、やるわよ、私だって!」

「紬先輩、どんなゲームやるんですか?」

「えーと……あれよ、いっきとか」

「へ?どんなゲームなの、それ」

「えと、間違えたわ、あれよ。えーとシェンムーとか」

「それはドリキャスだろ」

「怪しいな、ムギ。ほんとにプレステ3あるのか?」

「あ、あるわ!あるから私も参加する!」

「うん、楽しみにしてるよ!じゃ、今日アドパで部屋作るから出来たらメールするね!」

「楽しみにしてるよ」

「待ってます!」

「わ、私も!」

「……」

「うん、じゃ、あとでねー!!」


5 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:09:15 mSw35dpX 5/122

と言う訳で、皆それぞれ家に帰りました! by唯(キリッ


唯宅

「ぷれすてー、ぷれすてー!よし、このボタンを…ぽちっとな!」

「おお~、最新型は凄いね!大きさもスリムになったし……」

「お姉ちゃん、ゲームするの?」

「うーうん、お喋りするんだ!」

「あ、アドホックパーティね。やり方わかる?」

「分からなくなったら教えてー!」

「やれやれ……」


律宅

「と、言う訳で、プレステ借りるぞ!」

「いいけど、姉ちゃん、データ弄るなよ!汗と涙と苦労の結晶だし、
バックアップとって無いんだからな!」

「アドパするだけだから心配ないよ。しかし、これ、結構重いな……」

「今のは軽そうだけどな。初期型だから仕方ないよ」

「今のは薄いんだっけ?ま、これはこれでまだ使えるんだから我慢だな。
じゃ、終わったら返すよ」

「うん」

6 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:09:59 mSw35dpX 6/122

梓宅

「えーと、久しぶりだなー、これ起動するの。暫らく動かしてないから、
アップデートになるんだろうな……唯先輩からメール来る前にセッティング
しなきゃ!」

「あ、その前にまず、コントローラーの電源の残りがあるかな……」

7 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:10:58 mSw35dpX 7/122

紬宅

「斉藤!ちょっとすぐ来て!」

斉藤「なんでしょうか、お嬢様」

「あれよ、ゲーム機を買ってきてネットにつなげて欲しいのよ!」

斉藤「ゲーム……かしこまりました、お嬢様。して、どのゲームを?」

「えーと……」

「(しまった!名前をメモするの忘れた……なんだっけ?プ……プレーリードッグ???)」

斉藤「お嬢様、今はこのようなゲーム機が販売されておりますが……」

「三種類あるのね、えーと……」

斉藤「お嬢様、ネットといえば、あの白いディスクの音が五月蝿いゲーム機ならネットに繋げているはずですが?」

「あ、あれは駄目なのよ。内蔵電池切れてるし、そもそもネットが違うし」

斉藤「左様ですか、私にはどれも同じように見えますが……」

8 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:12:00 mSw35dpX 8/122

「(しまったなぁ、今更唯ちゃんに聞けないし。でもネットできるんだから……これかな?」

斉藤「どうしますか、お嬢様」

「斉藤、これを買ってきて!そしてすぐにつなげて欲しいの!」

斉藤「かしこまりました、それで、いつまでにすれば……」

「今夜よ!唯ちゃんからメールが来るまでに!」

斉藤「なんと!今日ですか……うむむ、しかし、お嬢様がお困りとあらば、斉藤、すぐに店に向かいます!」

「お願いよ、斉藤!」

斉藤「このえっくすぼっくす三百六十でよろしいのですね?」

「ええ、それよ!お願いね!」

斉藤「かしこまりました。もし斉藤が帰る前にメールが来たら、上手く引き伸ばしてください、では!」

「ごねんね、斉藤。まってるわね!」

「(……何年かぶりに我侭言っちゃった……ごめんね、斉藤。でも、私だって皆とお話したいの……)」

9 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:12:56 mSw35dpX 9/122

澪宅

「えーと、エフ……」

10 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:14:57 mSw35dpX 10/122

唯宅

「よーし、何処に部屋を作ろうかな~、ま、どこでもいいや」

「あはは、この人型、可愛いな!」

「よしっと。一応、部屋を閉じておいてと……憂、これでいいのかな?」

「そうそう。あとは先輩と梓ちゃんにメールだね!」

「うふふ、楽しみだな~」

11 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:22:08 mSw35dpX 11/122

律宅

「よし、準備完了っと。では、スイッチオーン!ぽちっとな!」

ぴぴぴぴぴ

「ん?何か変だぞ・・・もう一度再起動だ!」

「ありゃ、エラー8001050Fって何だよこれ、壊れてるじゃん」

「おーい、聡ー、だめじゃん、大事に使わなきゃ」

「へ?」

「ゲーム、壊れてるよ エラーとかって出て来た エラー8001050Fだって」

「エラー8001050Fだって! あああああ!何てことすんだよ姉ちゃん!」

「わ、私じゃないよ!私は聡が繋げてくれたのに、電源入れただけだよ!」

「これ、基盤壊れたってエラーなんだよ!見せてみてよ」

「そうなのか?」

「うわー……駄目だ、日付がおかしくなってる」

「ありゃ、元旦になってる。あけましておめでとう!」

「酷いよ姉ちゃん、おめでたくないよ……あ、ゲームが起動しない!
は、破損データ……、ト、トロフィーも……うわぁぁぁぁー!!」

「おい、聡、落ち着けよ!」

12 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:23:02 mSw35dpX 12/122

梓宅

「それじゃ、スイッチオン!」

「あれ?なんだろう、エラー8001050F?」

「ああ、カスタムテーマまで壊れちゃってる!何でよりによってこのタイミングで!!」

「折角、唯先輩とお話できると思ったのに……日にちもおかしいや」

「このエラー、何だろう?まずはネットで調べてみようかな?」

「う……なんだかアクセスが重いよ。これじゃ調べられないよう……」

13 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:25:07 mSw35dpX 13/122

澪宅

「エフ……」

14 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:28:48 mSw35dpX 14/122

紬宅


斉藤「お嬢様、お待たせいたしました!」

「斉藤!ありがとう、大変だったでしょう……」

斉藤「ははは、なに、お嬢様の為ならこの斉藤、何処でも行きますよ!
ですが……お嬢様、一つ問題が」

「何?」

斉藤「いえ、店が時間が時間で閉まっておりまして、開いていた店も中古しか在庫が無く……
中古となってしまいました」

「中古……そうですか、でも動けば構いません。早速接続を!」

斉藤「かしこまりました、お嬢様」

15 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:32:15 mSw35dpX 15/122

律宅

「うわー、駄目だ。データーが壊れてるし、いくら日付を治しても
正確な日付にならない……」

「ごめんな、聡。私、本当に電源を入れただけなんだよ……」

「うん、姉ちゃんを信じるよ、取り乱して悪かった。バックアップ取らなかった俺が悪いんだ。
一応、初期化してみるよ。これで治るかもしれないし」

「そ、そうなのか?でもデータ消えちゃうぞ?」

「うううう……姉ちゃん、それは言わない約束だろ……」

「そ、そうだな。(てか、ゲームもいいけど勉強もしろよな……人の事は言えないけど)」

「さよなら……俺の戦果の証、さよなら……俺の勲章」

「大げさだな!それより、そろそろネット繋げたいからサクサク初期化してよ」

ピッ

「あああああああ!ひどいよ!せめて初期化のスイッチは俺が押したったのに!!」

「ごめんごめん……」

16 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:35:33 mSw35dpX 16/122

梓宅

「うーん、やっぱり駄目。他のサイトで検索を……
ん?うるう年のバグ?あらら……私のも旧型だ。今日は電源を落として
明日立ち上げてみるしかないかな」

「バックアップがあるし、少し様子見かな。お喋りできないのは悲しいけど
ネットも繋げられないんじゃなぁ……」

17 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:37:59 mSw35dpX 17/122

紬宅

斉藤「よし、出来ましたよ、お嬢様」

「有難う、斉藤!では早速電源を……あら???」

斉藤「ど、どうしましたお嬢様?」

「斉藤、これ、なんかおかしいわ」

斉藤「ほほう、スイッチが赤く光ってますな。これは……
お待ちください、少し調べてまいります」

「お願いよ、斉藤。唯ちゃんからメールが来ちゃうわ」

斉藤「む……斉藤、一生の不覚!お嬢様、このえっくすぼっくすは壊れております」

「なんですって!今日買ったばかりで……あ!!!」

斉藤「済みません、お嬢様、中古品でした故……すぐに店に行き、交換致します!」

「いえ、いいわ、もう間に合わないし、その店も閉まるでしょう、ご苦労でした斉藤」

斉藤「うううううう申し訳ありません、お嬢様。……斉藤、切腹いたします」

「介錯は逆刃刀でいいかしら?」

斉藤「お嬢様、せめてジョークで返してください!!!!!!!」

「(折角のお話タイムだったのに……悲しい……)」

18 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:39:56 mSw35dpX 18/122

唯宅


「よし!メールもしたし、楽しみだな~早く来ないかな~」


ヴィーヴィー

「ほえ?メールだ。誰だろ?」

「律っちゃん?ムギちゃん、あずにゃんまで??」

「どうしたの、お姉ちゃん」

「憂~、私嫌われてるんだよ、うわぁぁ~ん」

「ちょっと、どうしたの、お姉ちゃん!しっかりして!」

「だってだって!家のプレステはこんなに元気なのに、皆急に壊れたって言うんだよ、
私とお話したくないんだよぅ~えーん……電話もしにくいよ……」

「え?そんな……お姉ちゃん、メール見てもいい?」

「グスングスン……いいよ……」

19 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:41:05 mSw35dpX 19/122

fromりっちゃん

ごめん!

何か家のプレステ壊れちゃったんだ。エラーとか言うの。
弟が半狂乱だよ。初期化?したけど駄目みたい。だから今日は参加できないよ、
ごめんね。



fromあずにゃん

唯先輩へ

唯先輩、こんばんわ!楽しみにしていたんですけど、エラーがでて
プレステ3が動きません。ネットも繋がらなくて。どうしてこんなことに
なっちゃったんだろう……悲しいです。他の先輩方にもメールしておきます。
ごめんなさい。


fromムギちゃん

今日はごめんなさい。ゲーム機が壊れてしまって。
頑張ったんだけど今日は無理みたいです。
ごめんなさい。また誘ってね!

20 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:42:25 mSw35dpX 20/122

「うーん」

「酷いよ酷いよ……」

「よしよし、泣かないでお姉ちゃん。でも、これ何かおかしいよ。
本当に故障したのかもしれないよ。ちょっと調べてあげるから待ってて」

「うん……」

21 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:43:23 mSw35dpX 21/122

澪宅


「エフ……何人たりとも、おらの前を走らせないってあったなぁ」

22 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:44:22 mSw35dpX 22/122

唯宅


「お姉ちゃん、安心して。どうやら本当に壊れたみたいだよ」

「本当なの??」

「うん、うるう年のバグみたい。今日を2月29日と勘違いしてるんだね。
先輩方のプレステ3は多分、旧型だと思うよ。お姉ちゃんは新型でしょ、
旧型で起るトラブルみたい」

「ほ、本当だ。こんな事もあるんだ……良かった、嫌われてると思ったから……」

「大丈夫だから、電話してみて。」

「うん!」

23 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:45:40 mSw35dpX 23/122

ぴぴぴぴぴ・・・


「ほーい、あ、唯。ごめん、なんかさーエラー8001050F
とか言うのがでてさ。うん、日付も元日になってて。うん、
え?古い奴だよ、家のは。発売当時に買った奴。うん。
弟が初期化して、セーブデータが真っ白け。凄い落ち込んでるよ。
うん、うん。あ、唯の所のは大丈夫なんだ。新型はいいやね~。
うん、ごめんね。修理に出すとか言ってるからさ。うん。
え?バグ?あー、そうなんだ。うん、分かった、伝えとく。
唯、ごめんね?うん。じゃ、明日ね!」

24 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 01:47:54 mSw35dpX 24/122

ぴろぴろりん


「あ、唯先輩!聞いてくださいよ、家のプレステ、壊れちゃって。
え?エラー?家は弄らないですぐ電源落としたんですけど。ええ、あ、日付はおかしかった
ですね。セーブ?あ、それはバックアップが…あ、えと、つまり、控えが取ってあるんで。
ええ、そうです。今日、楽しみだったんですけど……あ、古いんですよ、家のプレステ3。
ええ、あ?律先輩のもですか?あらら……。ええ、なんか、明日には直るみたいです。
はい。御免なさい、先輩。又誘って下さい!はい!それじゃ、お休みなさい……」

25 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 02:10:10 mSw35dpX 25/122

ぴぴっぴぷー

「あ、唯ちゃん。ごめんね、家のゲーム機、壊れちゃったの。
赤いランプが点いてて。え?え…ええ、そうそう!バグなの。
うん。え?古いといえば古いかな……ち、中古なの。
うん。やっぱり海外メーカーは駄目ね。椎茸みたいなマーク
で。外見は白くて綺麗だけど。え?日本製?え?黒?黒い色??
あ……あれ、電波が…あれ?ゆ、唯ちゃん、聞こえないから切るわね。」ぴっ


26 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 02:14:06 mSw35dpX 26/122

斉藤「お嬢様、お屋敷内はバリ3ですが」

「斉藤、この箱はすぐ売ってきて下さい。」

斉藤「は?もう不要ですか?」

「ええ。それでプレステ3と言うのを買ってきて下さい。
明日でいいですから。」

斉藤「畏まりました。では、箱は売却します。」

「(危なかった……なんか分からないけど、結果オーライみたいね!)」


唯宅

「憂の言う通りで、何かみんなおかしいみたいだよ。良かった。
私、嫌われてるんじゃなかった。皆を信頼出来ないなんて、駄目だね」

「仕方ないよ、お姉ちゃん。世界的にも大騒ぎみたいだよ。」

「うー、そうなの。ま、いいや、今日はもう寝ようっと。」

「お姉ちゃん、アイス食べたんだからちゃんと歯を磨いてね!」

「はーい」

「(さすがだわ……こんなタイマーを仕込むとは恐ろしい……)」


27 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 02:16:57 mSw35dpX 27/122

澪宅

「疲れてきたよ……」



そんなこんなで翌日になりました!By唯(キリッ


「おーす、唯、昨日はごめんな」

「仕方ないよ、律っちゃん。それにしてもゲーム機
も大変だよね うるう年が分からなくなるなんて」

「私はバックアップとってて、無事に復帰できそうですけど、律先輩の所は、
初期化しちゃったんですか?」

「うん。弟が死んだような目をしてた」

「ムギちゃんとこも、大変だったね~」

「え、ええ。そ、そうね」

「ところで、澪は?」

「あ、澪ちゃんなら、腱鞘炎で病院に行くって言ってたよ~指がおかしいって」

「腱鞘炎?練習しすぎたのかなぁ。澪先輩」

「澪がいないんじゃ仕方ないか。今日はゲーム談義でもするか!」

「あ、ところで紬先輩の言ってたシェンムーってゲーム、プレステ3では無いみたいなんですけど、
海外のゲームですか?一揆って言うのもないんですけど」

「こ、紅茶入れてくるわね~」

「梓、もう許してやれよ」


おはり



 こんばんわ!皆さんの所はどうですか?家は何とか平気です。二期楽しみですよね!
ではでは、良い夢を!

31 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:41:27 mSw35dpX 28/122

第二幕

ゆううつ!

32 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:42:18 mSw35dpX 29/122

ぎゃーん、っぎゃんぎゃん

「違うよ~、あずにゃん。こう、此処のリフでネックを上げ下げするんだよ。そうそう!。」

「唯先輩~。何か恥ずかしいですよこれ・・。」

「あれ、二人とも早いね。」

「あ、澪先輩!。」

「澪ちゃん!。」

「?二人とも何してるんだ?。」

「聞いてくださいよ、澪先輩。唯先輩ってば、ギターソロのところで・・・。」

「?。」

「ネックバンキングしようって言うんです。」

「!!!!。」

33 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:43:09 mSw35dpX 30/122

「んとねー、この前、律っちゃんから借りたPVのDVDを借りたら、何かかっこよくてさぁー。」

「二人でソロの時に揃ってやったら、きっと決まると思ったんだよ~。」

「ああ・・まぁ、そう言うパフォーマンスもいいかもな、うん。」

「澪先輩も・・・・・あっ・・・・・。」

「あ・・・・あずにゃん・・・。」

「あ・・・・はは、私はレフティだから。揃わないもんな。二人ですればいいじゃないか。

きっとかっこいいと思うよ・・。」

「・・・・・・。」

34 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:45:11 mSw35dpX 31/122

「おいーっす。なんだ、もう練習始めてんの?気合入ってるね~。」

「あらあら、じゃ早速合わせましょうか。」

「おおー!!じゃあ、あずにゃん、さっきのタイミングでね!。」

「ええ~・・・本当にやるんですか??。」

「?何だよ、二人して。」

「えへへ~。まぁ見ててよ律っちゃん!。」

「?じゃ、行くぞー、ワンツースリ―フォっ!。」


どんだだどんだだ・・・

「(よーし、ギターソロ、行くよ、ギー太!、あずにゃん!。)」チラッ

「(恥ずかしいなぁ・・・でも、えーい、やっちゃえ!。)」

ぎゃーん、っぎゃんぎゃん

35 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:47:12 mSw35dpX 32/122

「!」

「(まぁ!。)」

「(・・・・・。)」

じゃーん、どどん!

「おいおい、何だよ二人ともー。カッコいいじゃん、いいじゃん!。」

「ぴったり合ってましたよ!素敵~!。」

「でしょでしょー!ねー、やって良かったでしょ、あずにゃん!!。」ニパー

「・・え。えぇ、ま、まぁまぁじゃないですかね。」

「もうー、あずにゃんったら、照 れ 屋 さ ん !。」スリスリ

「もう、引っ付かないで下さい!。」

「いやいや、でも、いい感じだったよ!ステージのアクセントにもなるしさ、いいんじゃないかな!。」

「でしょ!律っちゃん隊員のDVD参考にしてみたの。」

「!おお、あれか!早速取り入れたんだな!。」

「まぁ・・後は、あずにゃんが良いって言ってくれれば・・・演奏会でやってみたいかなー、なんて・・・。」チラ

「!・・べ、別に私は・・いいですよ!唯先輩がやろうというなら、やりましょう。」

「梓ちゃん、素直じゃないのね~。」

「に、にゃ!・・・。」

「あははは、梓もまんざらじゃなさそうだしな!いいんじゃない!是非入れようよ!。」

「・・・・・・。」

36 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:50:01 mSw35dpX 33/122

「(いいなぁ・・・唯と梓。)」

「(私も、歌以外ならいろいろやってみたいんだけどな・・・でも私、左だから、

一緒にネックを上げ下げしても決まらないよな・・・。)」

ぼっ、ぼぼ~・・ん

「!あぁ!。」

どんどど・・・だだん。

「おいおい、み~お~。何ミスってんだよ~。」

「澪ちゃん、珍しいですね~。」

「!!あ・・ご、ごめん。ちょっと手元が・・・。」

「ご、ごめん。もう一回、・・・やろう。」

「ん~。じゃ、もいっかい、2フレーズ目からね!。」

37 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:50:47 mSw35dpX 34/122

どんだだどんだだ・・

「(まずいまずい!余計な事考えちゃ駄目だ!集中集中!・・・。」

「ストップ、ストーップ!。」

どどん!

「?律、なんだよ?。」

「澪!今日おかしいぞ!全然弾けてないじゃんか!。」

「・・・・・。」

「・・澪ちゃん・・・。」

「・・・。」

「澪、そこ、フレーズ変えるんじゃなかったのかよ!。2フレーズ目って言ったじゃん。」

「?・・・あ!。」

「あ!じゃないよ・・・如何したんだよ、澪。らしくないよ・・。」

「あう・・ご、ごめん・・・その・・・。」

「・・まぁまぁ、少し休憩にしない?今日はシュ―クリームなの!。」

「わーい、おやつおやつ~!。」

「現金なやつだな、唯。」

38 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:52:55 mSw35dpX 35/122

こぽぽぽぽ・・・

「ずずー。」

「ちびちび」

「こくこく」

「くぴくぴ」


「まぁさー。唯もアクション入れれる位、余裕もって弾けるようになった訳だ。

感慨深いな。」

「ん~。でもまだまだだよ~。あずにゃんに教えて貰ってるし・・・。」

「でもいいと思いますよ、先輩。」

「ええ、とっても。」

「・・・・・。」

39 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:54:23 mSw35dpX 36/122

がたっ

「?澪、どったの?。」

「わ・・悪い、ちょっと用事思い出した・・・今日は先に、帰るよ・・。」

「えー!えー!澪ちゃんだけずるーいー!。」

「澪、具合でも悪いのか?。」

「い、いや、そうじゃないけど。ごめん、明日は自主練しておくから。じゃあ・・・。」

がちゃん。

「?なんだあいつ・・・。」

「・・・・・シュークリーム、美味しくなかったのかなぁ・・。」ショボーン

「(・・・澪の奴、殆ど食べて無いじゃん・・・・。)。」

40 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:55:37 mSw35dpX 37/122

「ま、さ。取り敢えず残りのパート、一通り合わせてみるか!。」

「はい!。」

「えー、律っちゃん、今日はもう終わりにしようよ~。」

「駄目だ、唯。唯は一つ覚えると一つ忘れちゃうんだから。通しでしっかりマスターしないと、

ギターソロ、梓と合わなくなるぞ!。」

「おおぅ、それはまずいよね!よーし、頑張る~!!。」

「もう、先輩、意気込みだけじゃ駄目ですよ!。」

「うふふふ・・・。二人とも息ぴったりですね。羨ましい・・・。」

「(・・・・澪・・・・。)」

41 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:57:45 mSw35dpX 38/122

翌日

「あ~!!ムギちゃん、それー!!。」

「紬先輩、そのキーボード・・・。」

「うふふ、私もね、持ってたの!ショルダーキーボード!。」

「じゃさ、ムギちゃんも一緒にやろーよ!!。」

「ええ、そのつもりで。」

「(・・・・ムギ、空気読めよ~・・・・澪がいじけちゃうじゃん・・・。)」

「?律ちゃん、どうしたの?険しい顔して・・・。」

「(まぁ、ムギは天然だからなぁ・・他意はないんだろうな~。)」

「三人であわせるのって、何か凄いですね!わくわくします!!。」

「よーし、早速練習しようー!。」

「おー!。」

がちゃ

「ごめん、遅れた・・・・・。」

「あ、澪ちゃん!。」

「あ・・・ムギ、それ・・・・・。」

「(あーあ・・・・澪、顔に出ちゃうからなぁ・・・。)」

「?。」

「澪ちゃん、ムギちゃんも一緒にソロパートできるように持ってきたんだよ~。」

「あ・・・・ああ、そうだな・・・それだと三人で出来るもんな・・・。」

「(ほーれ。テンション落ちてきた・・・・。)」

「でもさ、ムギ。横置きで練習してて、いきなりハンディで出来るのか?。」

「昨日練習したの!寝たのは今朝の4時!。」

「(なんでそんなに気合入れちゃうんだよ、ムギ~・・・。)」

「ああ、そうなんだ。じゃ、通しであわせるか。ムギ、それで合わないようなら横置きに戻すしかないぞ。」

「望むところよ、律っちゃん!。」

「おお~。やる気まんまんだー!。」

「(やれやれ・・・・。)よーし、いくぞ、ワンツースリーフォ!。」

42 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 16:59:20 mSw35dpX 39/122

どんだだどんだだ・・・


「(ぼちぼちか~。合うかな?ムギ。)」

ぎゃーん、っぎゃんぎゃん

「!!。」

「(流石だな、ムギ。ばっちりだ。)。」


じゃーん、どどん!

「いえーい!!。」

「紬先輩、凄いです、キーボード、ばっちりじゃないですか!。」

「ええ。ちょっと自信なかったんだけど・・・・良かった!。」

「いやぁ・・・やるな、ムギ。じゃ、これで行こうぜ!。」

「ええ!。」

「・・・・・・・。」

「み、澪・・・いいよな、これで。」

「・・・何だよ、良いに決まってるだろ。軽音部の部長が良いって言ってるんだから・・・。」

「・・・・あ!!。」

「?」

43 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:06:23 mSw35dpX 40/122

「(・・・ムギ・・・今気が付いたか・・・。)」

「あ。律っちゃん、あの、私・・・・・。」

「・・・。」

「やっぱり、いつものキーボードで演奏するわ。」

「え~。なんでなんでー!!ムギちゃんもやろうよー!!。」

「(しまった・・・・私も浮かれてた!この曲・・・澪先輩が独りぼっちになっちゃう・・・。)」

「あ、唯先輩!これ、やっぱ辞めましょうよ、恥ずかしいし。」

「ええ~!なんであずにゃんまで!さっきあんなにばっり決まったじゃない!。」

「(・・・ま、確かに。さっきのは三人とも、ばっちり合ってたなぁ~。唯も天然だからな。)」

「いいんだよ、ムギ。梓。遠慮しなくて。私は、自分の演奏で精一杯だからさ。」

「あ!。」

「(唯・・・・遅いけど一応気が付いたか・・・。)」

「あ・・・あの~。私も、やめようかな、これ。」

「・・・・・・・。」

「いいって言ってんだろ!なんで遠慮するんだよ!私は気にしないよ。」

「み、澪ちゃん・・。」

「気を使われたら、もっと惨めになるからさ、唯。やろう!三人でさ。」

「・・・・みおちゃん・・・・・・。」ショボーン

「(うう・・やばいな。空気が重い。ま、唯も良かれと思って提案したんだし・・・

唯にとっちゃ、進歩だよ。それにすぐ合わせる事の出来る梓のスキル、ムギの努力、流石だよ。)」

「(でもなぁ・・澪・・・・・。)」

44 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:07:54 mSw35dpX 41/122

翌日

「おいーっす!。」

「あ、律っちゃん。」

「あのね・・・律ちゃん・・・澪ちゃんが・・。」

「?。」

「練習、休むって・・・・用事があるからって。」

「(あらら・・澪の奴・・・。)」

「律っちゃんどうしよう、私の所為だよね・・・。」ショボーン

「いや~、そんな事無いだろ。ま、取り敢えず、通しでチェックするか。」

「澪ちゃん無しで?。」

「ん~・・・ま、日にちないし。取り敢えずね。」

「・・・・・。」

45 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:08:47 mSw35dpX 42/122

楽器店

うぃーん

店員「いらっしゃいませー。」

「あ、あの・・・。」

店員「あ、これは紬お嬢様のお友達の!。先日はどうも。」

「あ・・どうも・・。」

店員「レフティフェア、近々、またやりますから是非ご来店なさってくださいね!。」

「あ・・いや、あの~・・。」

46 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:10:18 mSw35dpX 43/122

店員「え?今からですか?。」

「ええ、一曲だけで良いんですが・・・。」

店員「それでこの前、お見えになってたんですか・・・。ううーん、弦を逆に張り替えるとかして弾いている方もいますが・・・・

レフティの方がむしろかっこいいですし・・・・無理に右にする事も・・・。」

「一曲だけでも、右で演奏してみたいんです!。」

店員「確かに、レフティであれだけ弾けている訳ですから、練習次第ではいけると

思いますが、負担も大きいですよ。演奏会はいつなんですか?。」

「一週間後なんですけど。」

店員「うう~ん、かなり厳しいですね。あまりお勧めできないですけど・・・。」

「・・・・。」


店員「えーと、で、ベースの費用は・・どの位をお考えですか?。」

「!!!!!。」

47 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:12:31 mSw35dpX 44/122

うぃーん

「(ああ・・・馬鹿だ私。何やってるんだろう・・・・。)」トボトボ

「(私もネックバンキングして見たいな。三人揃って。・・でも無理か・・。)」

「(思い付きで部活休んで、楽器店なんか来て。今更右のベースなんて買えるわけもないし。

こんなんじゃ、部室で練習してた方がましだったじゃないか・・・私の馬鹿馬鹿馬鹿!!。)」シュン

「みーお~。」

「ひっ!!。」

「用事って、な~に~?。」

「あっと・・・え~っと・・てか、律!何でこんなトコにいるんだよ!練習どうしたんだ!。」

「・・・・澪がいないから一曲やって、切り上げた。」

「な!なんでだよ!演奏会もうすぐなのに!。」

「澪がいないと・・・気合・・入んないよ・・・。」

「・・・律・・・。」

「・・・・澪、どうせ用事ないんだろ?たまには二人きりでお茶していかない?。」

「・・・・・・・・・・うん・・・・・・。」

48 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:15:00 mSw35dpX 45/122

いい感じの喫茶店


「此処のケーキセット、美味いんだぜ~。」

「へぇ・・・・あ、本当だ。おいし・・・。」

「へへ~、軽音部の皆にも内緒の、私だけの穴場なんだ。」

「そうなのか?。」

「澪は特別。」

「・・・あ、ありがと・・。」

「澪も唯達とあわせたいんだ。」

「!!」

「左でも合わなくないけど、向きが違うからなぁ。今から右にするのは厳しいと思うぜ。」

「・・・どうして、それを・・。」

「なんだ、あたりか。」

「・・あ!。」

「澪、あっさり引っかかりすぎだよ。」

49 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:20:41 mSw35dpX 46/122

「なんか・・・ほら、左利きって、いろいろ大変だろ?私だって

皆と楽器店でわいわい言いながら見てみたいよ。でも、私の使える楽器なんて無いもん。」

「・・・。」

「いつも思ってた。右で弾けたらなって。それで・・・唯と梓見てたら・・・そしてムギまで

・・・・で、いつもの思いがこう・・募って・・・・で、居ても立ってもいられなくって・・・・・・。」

「澪らしいかな、そういうの。でも、私はどうするのさ?。」

「・・・・。」

50 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:23:43 mSw35dpX 47/122

「ドラマーって、絶対フロントには出て行けないんだぜ。皆が可愛く演奏したり、歌ったりするのを

後ろから眺めるだけ。」

「・・・。」

「でも、私はドラムが好きさ。皆を後ろから見守るのも好き。私は、私が出来ることを、出来る場所で頑張る。

まぁ、それしか出来ないしね。」

「・・・。」

「澪には可能性があるから、右にするならそれもいいさ。でもね・・。」

「・・・・。」

「私、澪が右弾きになったら困るな。」

「?なんでだよ。」

「後ろでドラム叩いてるとさ、レフティのベースのネックが、右方向に見えるじゃん。」

「?うん。」

「澪のさ、ベースのネックの動きって、リズムに合わせて動いてるんだ。」

「?そうか?。」

「それ見てさ、あ、少しドラム走ってるかな~って、分かるんだ。で、調整したりして。」

「・・・・。」

51 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:28:43 mSw35dpX 48/122

「あと・・うん、澪が、其処に居てくれてるって言うか。澪が頑張って演奏してるなってのが

判る気がして、嬉しいんだよ。」

「・・・・律。」

「澪が右弾きになったら、唯とか梓とポジションがかぶるだろ、ネックが見えにくくて嫌だな~・・なんてね!。」

「・・・・。」

「澪は澪のままでいいじゃん。」

「・・・・うん・・・・。」

「左で演奏する澪は・・・かっこいいぞ・・・。」

「!な、何だよ、律、気持ち悪いなぁ・・。」

「・・えへへ~・・。ま、私が言いたいのはそれだけ。」

「・・・律・・・。」

「明日、来るよね?唯達、心配してるぜ。」

「うん・・・行く。」

「待ってるからな。」

「・・うん。」

52 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:34:56 mSw35dpX 49/122

クテク


「澪、唯さ、成長したよな。最初はカスタネットとか言ってたんだぜ。うんたんうんたんって。」

「ああ、そうだな。めきめき上達してるよ。」

「澪のお陰だと思うよ。」

「いや、梓だろ。」

「今はそうかも。でも、梓の来る前の一年間、基礎を教わったのは澪からだろ?

それがあるから、今の唯があるんだよ。だから、澪のおかげ。」

「そうかな・・・。」

「澪が嫌な奴で、教えるの下手だったらこうはいかなかったさ。」

「・・・・。」

「私もギターやればよかった。」

「え?。」

「・・・何でもないよ!じゃな、明日!。」

「・・・・うん・・・。」

53 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:49:58 mSw35dpX 50/122

翌日



「皆、昨日はごめんな。」

「あ・・澪ちゃん!。」

「澪先輩・・・。」

「澪ちゃん。」

「あれ?ムギ、キーボードどうしたんだ?。」

「あれは・・ち、調子が悪くなって・・・。」

「ムギ、変な気を使うなよ。私、あの三人の揃うの、ステージで見れるの凄い楽しみなんだ。」

「・・・・・。」

54 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:51:20 mSw35dpX 51/122

「唯が、軽音部の為に考えてくれた。とっても嬉しいよ。そして梓もムギも応えてくれてるんだ、

凄い良い事だよ。逆に、私に気を使って辞めにするなんてされたら、私の心が苦しいよ。だから、

やろう!今度の演奏会、きっと大成功するよ!。」

「グスン・・エグエグッ・・・・。み・・おちゃ・・ごめんなさい・・・・私。」

「馬鹿、唯。泣くことあるか。泣くなよ。」

「唯先輩・・・。」

「唯ちゃん・・。」

「昨日さ、軽音部結成の時の事思い出してた。ムギが来てくれて、唯が来てくれて。最初は

どうなるかと思った。でも、最後には素敵な演奏が出来た。唯はギターを全然理解してなかった。

それがこんなに上手くなって。私はさ、凄い嬉しいんだよ。」

「・・みおちゃ・・・。」

「ちゃんと合わせて、素敵な演奏会にしよう!。」

「・・・うん・・。」

「はい!。」

「そうね、頑張ろう!。」

55 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:53:30 mSw35dpX 52/122

がちゃ

「おいーっす!盛り上がってるところ悪いんだけど・・・・。」

「律っちゃん!。」

「律先輩!。」

「講堂使用許可書、また出し忘れてた・・・・。」

「!!!!!!!。」

「ごめんね!って事で、梓!至急書いてくれ!。・・・ん?・・澪さん?

その震える拳は・・・。」

「こーのー馬ー鹿ー律ー!!!!!。」

ぼくしっ

56 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:55:17 mSw35dpX 53/122

演奏会当日


「うわぁ・・・なんか緊張してきちゃった。」

「ゆ、唯先輩、落ち着いて・・・あれ、やるんでしょ?。」

「そうよ、唯ちゃんがリードして付いていくんだから。しっかり!。」

「ううう~・・頑張る!。」

「最後のリハも完璧だから、問題ないよ!。」

「澪ちゃん・・・ありがと。」

「・・・律。」

「ん?。」

「行くぞ!。」

「ん・・・よーし、皆、気合入れてくぞ!。」

「おー!!!。」

わーわー、ひゅーひゅー

「こ、こんにちわ!放課後ティータイムです!!。」

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・


57 : 創る名無... - 2010/03/06(土) 17:57:00 mSw35dpX 54/122

「ふぇ~。おわったぁ!。」

「やりましたね、唯先輩!!。」

「上手く弾けたわ!。」

「皆ばっちり決まってたな!大成功だ!!。」

「今回はアクシデント無くてよかった・・・・。」

「サービス不足だったんじゃないか~澪~。」

「う、五月蝿いな!。」

「(・・・律、ありがと。律は嘘が下手だな。私、ネックはなるべく固定して演奏するから、

私のネックの動き見てリズム調整なんて有り得ないよ・・。)」

「(・・・でも、律の優しい嘘、嬉しかったな・・・・。)」

「律!。」

「ん?。」

「うそつき。」

「・・・・へへへ。でも、他は本当の事だから!。」

「・・・・馬鹿律・・・・ありがと!。」


おしまい

73 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:28:34 fsLoS8KW 55/122

第三幕

わーるどかっぷ!!

「暑~い~」

「なんだ、唯。だらしないぞ」
  
「あ、澪ちゃんおはよー」

「ま、確かに暑いな。今日はまだ雨じゃないからいいけど」

「今年は、じめじめする期間が長いみたいよ」

「うわ…エリザ…いや、ベースに悪いな」

「えりざ?」

「な、何でもない!」

「? ギー太にも辛い季節が来るんだね~」

74 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:30:07 fsLoS8KW 56/122

「それより今晩ね!」

「?」

「おう!今晩…て言うか、朝方か?」

「?なぁに、ムギちゃん、律っちゃん」

「何だ、唯!知らないのかよ、サッカーだよ、サッカー!ワールドカップだぜ!
日本対デンマーク戦だ!」

「そうなの!わくわくしちゃう!」

「そんな夜中に起きてられるのか?」

「お?澪も見るのか??」

75 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:32:51 fsLoS8KW 57/122

「み、見るわけないだろ!大体、夜更かしは美容に悪いし、明日も学校だぞ!
皆、普段はサッカーなんか見もしないくせに、ミーハーだな!」

「う~ん、それ言われると確かにそうなんだけど…でも4年に一度の大会なのよ!」

「そうだぜ!日本は4回連続出場してんだけど、なかなか勝ち進んでない。特に!今日のこの一戦は
決勝に残れるか否かが掛かってる大事な試合なんだ!夜中だろうが明日も学校だろうが応援せずにいられるかよ!!」

「まぁ負けたら一次リーグ敗退だしな。でも中村も調子が今ひとつだし、
なんと言っても相手の国際ランキングは…」

「?澪ちゃん、見てないんだよね?でも詳しいんだね~」

「!!あ…に、ニュースでな、うん…見ただけなんだが」


76 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:35:04 fsLoS8KW 58/122

「ん~、怪しいな~み~お~。実はサッカー大好きなのか??」

「!ま、まさか。私はミーハーじゃないし、サッカーも良くしらん!」

「あ、でもこの前、いつもの楽器屋でね、「ブブゼラは在庫ないんですか?」って
聞いて来た人がいたんだって!しかも、この桜高校の生徒で!」

「うわ、すげー!でもさ、あれ買ったって、家で吹いたら近所迷惑だろ?
どんだけミーハーなんだよ、そいつ!」

「う…あ…」

「澪ちゃん、なんか汗かいてるよ?」

「な、なんでもない、なんでもないんだ…」

「?」

77 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:37:16 fsLoS8KW 59/122

放課後

「こんにちわ~」

「あ~ずにゃ~ん…」

「うわ、唯先輩、どうしたんです?ぐったりして」

「麗しのあずにゃんが来ても、抱きつく事も出来ましぇん…」

「クーラー付ければいいじゃないですかって唯先輩は苦手なんでしだっけ」

「ま、慣れだ慣れ。ところで梓、今日の夜は徹夜か?」

「いえ!今日は帰ったら早めに寝て、3時には起きようと思って!!」

「あら~!梓ちゃんも応援するの?」

「はい!やっぱり4年に一度ですし!もう侍ジャパンのレプリカTシャツ、買っちゃいました!
あと、帽子と、メガホンと…」

78 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:38:58 fsLoS8KW 60/122

「梓、また通販だろ。メガホンって、そんなに気合いれたって、夜中だぞ?
大声出せる訳ないだろ…」

「にゃ…」

「当然、メイク道具も買ったんだよな、梓?日の丸書く奴」

「へ?メイク?」

「うわ…な、何でもない!」

「…」

「澪先輩も、観戦するんですか?」

「わ、私はしないよ。別に興味ないし!」

「でも結構詳しいけどね~」

79 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:44:39 fsLoS8KW 61/122

「澪!今からでも遅くないぞ?話に混ざってもいいんだぜ!実は好きなんだろ、サッカー?見るんだろ?
今晩!ん?」

「見ないったら見ない!私はちゃんと寝る!」

「でも、明日、学校で眠くなりそうね~」

「コーヒーがぶ飲みしてくるぜ!」

「私は目が覚めるおまじないグッズと、ミント系のハーブエキスと、
眠眠打破も買っちゃいました!完璧です!」

「おまじないはいらんだろ?また余計なものを…」

「に…にゃ…」

80 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:49:37 fsLoS8KW 62/122

「と、兎に角!新曲まだ完璧に演奏出来てないんだし!サッカーなんか見て
夜更かしして、明日練習できないなんて駄目だぞ!皆!」

「は、はい!」

「別にいいじゃん、まだ日にちあるしさ~」

「律!おまえがこういう事を率先して言わなきゃ駄目だろ!部長なんだぞ!バンドのリーダー!」

「へいへい。分かってるよ。ま、各自観戦は自由だが、明日の授業とか部活に支障ないように!」

「はーい!!!」

「じゃ、今日は解散ー!」

「おー!」

81 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:54:59 fsLoS8KW 63/122

「こらー!!一曲も演奏してないじゃないか!何で解散なんだよ!!」

「だって少しでも寝ないと…」

「いろいろ準備ありますし…」

「お菓子も要るだろ?買出ししなきゃ!でも夜食は太るから、300円までだな!」

「おやつか~。憂も誘って見てみようかなぁ」

「おーまーえらー!!!!!!!」

ばたん!

さわ子「こらー!五月蝿いわよ、あなたたち!何騒いでんの?」

「あ、さわちゃん」

82 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 06:57:51 fsLoS8KW 64/122

「麦茶でいいですか~?」

さわ子「あ、あと羊羹でいいわ、私」

「すっかり喫茶店だな」

「先生は、今晩、サッカー見るんですか?」

さわ子「見るわよ。でもあなた達は明日も授業でしょ!ちゃんと起きれるの?」

「おう!気合で起きるぜ!」

さわ子「全く…顧問の立場から言えば、あんまり夜更かしは薦めないわ。
録画するとか、翌日の特番で見るとか」

「何言ってんだよ、さわちゃん。ナマで見るのが最高だろ?選手と同じ時間を
共有するんだ!」

「その方が、盛り上がります!」

83 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 07:00:08 fsLoS8KW 65/122

さわ子「気持ちは判るわ、でも、夜中の3時からよ?終わる頃には日が昇るわ。
それから3時間もしたら登校よ?」

「それは気合で乗り切るさ!…って、さわちゃんも見るんだろ?」

さわ子「そりゃ、見るけど。私は明日、吹奏楽部のコンクールの引率頼まれたから朝は遅くて良いのよ」

「えええー!そうなんですか?」

さわ子「ま、役得って所ね」

「ちぇ、ちぇー!!ずりーよ、さわちゃん!」

さわ子「なんとでも言いなさい。これもお仕事なんですからね。丁度日が重なっただけよ。
引率だっていろいろ大変なんだから」

「はい、水羊羹です、それと麦茶。冷え冷えですよ!」

84 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 07:04:22 fsLoS8KW 66/122

さわ子「ありがと。一服したら、また、吹奏学部に戻らなきゃいけないわ」

「さわちゃん先生も忙しいね」

さわ子「兎に角、明日に支障のないように、ほどほどにするのよ!」

「はーい!」

「じゃ、顧問からのお言葉もいただいたところで!」

「解散~!」

「はい!」

「こーらー!!!」

85 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:27:12 fsLoS8KW 67/122

その夜

唯宅

「ねー、憂ー」

「なぁに、お姉ちゃん。アイス?」

「うーうん。憂はサッカー好き?」

「んー。嫌いではないけど。まさか、お姉ちゃん、今日のサッカーの試合、見るとか言うんじゃ
ないよね?真夜中だよ?」

「うーん、迷ってる」

「どうしたの?急に。お姉ちゃん普段はサッカーなんか見ないじゃない」

「軽音部の皆が見るんだーって、楽しみにしてるんだ。私は話題に入れなくて」

86 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:29:43 fsLoS8KW 68/122

「あらあら。でも、今日の試合見たら、お姉ちゃんは起きれないよ?明日学校あるでしょ?」

「だよねー。話に混ざれないから淋しいけど、見ても良くわかんないし」

「そうだね。無理しちゃ駄目よ、お姉ちゃん」

「うん。じゃそろそろ寝るね~」

「お休み、お姉ちゃん」

「憂はまだ寝ないの?」

「あ…うん。片付けあるから」

「手伝おうか?」

「い、いいよ、大丈夫だから」

87 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:34:29 fsLoS8KW 69/122

「ん~。じゃ、お休み~」

「はいはい」

ぱたん

「さて…早速このユニフォームに着替えなくっちゃ」

88 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:38:58 fsLoS8KW 70/122

紬宅

「では斉藤。私は仮眠しますので、2時45分頃に起こしてください」

斉藤「承知いたしました、紬お嬢様。寝覚めのコーヒーと、着替え、観戦グッズはそろえております。
防音ですので、私、斉藤めが下手ながらではありますが、ブブゼラをお吹き致します。観戦は、
地下の3D 152型プラズマの部屋でよろしいのですね?」

「ええ。サラウンドで。これで臨場感ばっちりよ。では宜しくね」

斉藤「お休みなさいませお嬢様」

「あ、あと斉藤。ブブゼラは要らないわ」

斉藤「なん…だと…」

89 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:41:42 fsLoS8KW 71/122

律宅

「聡ー。取り敢えず仮眠する?それともオールでいくか?」

「はぁ?姉ちゃん、マジに見る気かよ。俺、見ないよ」

「いやいやいや、おいおいおい。おまえな、侍ジャパンの試合見ないって、
どうなんだ?仮にもお前、男だろうが!!」

「なんで姉ちゃんがそんなハイテンションなんだよ。徹夜あけで学校なんか行きたくねーよ。
どうせ総集編とか、やるだろ。」

「いやいやいやいや、何言っちゃってんの?南アフリカで戦う
我らが日本の戦士を、同じ時間に応援しなきゃ!!私達の熱い魂の叫びが伝わらないだろ!」

90 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:43:48 fsLoS8KW 72/122

「いや、家で幾ら応援しても、南アフリカまで届かないよ。厳しい試合だし。
結果だけ分かればいいよ」

「聡。私はお前の何なんだ?」

「…姉です」

「その私が観戦すると言っている。お前はどうするんだ?」

「…でも無理だって~。明日小テストもあるんだよ。居眠りできないし」

「…」

「…お供します…」

「よ~し!そうと決まれば、おやつを買いに行くぞ!ん?」

「お、お~…」

91 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:45:31 fsLoS8KW 73/122

梓宅

「ようし、目覚まし2個セットしたし!Tシャツも用意したし!
そのまま起きてて登校すればいいかな…」

「一応、おまじないグッズも用意しとこう…」


さわ子宅

さわ子「ビールも買ったし。つまみもOK。くくく…今日は派手に応援してやるぜ!
眼鏡はいらねぇやな!」

ぽい

さわ子「いやいや、眼鏡は無いと見えないわ。眼鏡をしててもデスデビルモードで応援だぁぁ!」


92 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:48:33 fsLoS8KW 74/122

澪宅

「流石に、ブブゼラは調子に乗りすぎだったな。さて、ほっぺに日の丸メイクだ。
帽子もかぶって!にっぽん!」

ちゃちゃちゃ

「にっぽん!」

「あ…まだ開始まで6時間もあるんだった。自重しないと…」

93 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:51:55 fsLoS8KW 75/122

ワールドカップ 日本対デンマーク戦
間も無く開始…

唯宅

「うふふ、お姉ちゃんぐっすり寝てるな~。涎垂らしちゃって。かわいい」

「じゃあね、明日。おやすみ、お姉ちゃん」

ぱたん

「よーし!ニッポンガンバレー!!」

94 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 09:55:39 fsLoS8KW 76/122

紬宅

「おはよう、斉藤。準備は出来てるの?」

佐藤「これはこれはお嬢様、おはようございます。今、起こしに行く所でした」

「ご苦労様。この眼鏡をかけるのね。うわっ!」

斉藤「どうでしょうか、お嬢様。特別に作らせている3D放送でございます」

「す、凄いわ、斉藤!まるでピッチに居る様よ!素敵だわ~!」

斉藤「お嬢様のお喜びになるお姿…斉藤、感動の極み!!」

斉藤「コーヒーをお持ちしました。胃に優しいよう、多少ミルクを入れてあります」

「有難う!今日、勝てるかしら?」

95 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:01:02 fsLoS8KW 77/122

斉藤「うーむ。厳しい試合になるでしょうな。デンマークは勝たねばならず、我らが日本は
引き分けでもOKですし」

「張り切って応援するわよ!斉藤も付き合いなさい」

斉藤「元より斉藤、そのつもりにございます。では、音声を入れますぞ!」

ごうぅん…

ぶううううううううーぶううううううー

「凄い音ね、臨場感があっていいわ!」

斉藤「そうでしょう、5.1チャンネルデジタルサラウンドでございます」

「斉藤、そこのブブゼラは外に置いてください」

斉藤「え?吹いちゃ駄目っすか??」

96 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:06:35 fsLoS8KW 78/122

律宅

「ふごー…」

「姉ちゃん!寝るなって!選手入場だぞ!」

「んん!!いかん、寝る所だった」

「テンション高すぎて、今頃ガス欠かよ。これから始まるよ」

「おお!勝てるかな…」

「勝ってほしいよね」

「だな!」

97 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:11:21 fsLoS8KW 79/122

梓宅

「んんん…わ、もう3時。着替えなきゃ…」

「眠いな~。でも起きなきゃ!眠眠打破の出番ね!」


さわ子宅

さわ子「ようし!おらー、負けんじゃねーぞ!大和魂を見せるんだ、デンマークが何ぼのモンだ!

勝て!勝ちあがれーーー!」

さわ子「うう、眼鏡があるとちょっと無理があるわ…」

98 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:15:46 fsLoS8KW 80/122

澪宅



「う~…ブブゼラを…吹きたい!がんばれー!!にっぽぉおおおおおおん!!」


99 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:18:10 fsLoS8KW 81/122

そして、熱い試合が始まった!!!!!

・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

翌早朝、日本は、歓喜の渦に巻き込まれた!!!!!!!!

我らが日本は勝利した!!!!!お疲れ様、岡田ジャパン!

100 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:23:48 fsLoS8KW 82/122

翌日

「おはよ~」

「…」

「…」

「日本、勝ったんだって?」

「おお」

「素晴らしい試合でした!」

「二人とも起きてる?」

101 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:36:59 fsLoS8KW 83/122

「おお」

「素晴らしい試合でした!」

「駄目だこりゃ」

「おはよ~。なんだ、律!ムギ!しゃんとしろ、しゃんと!」

「おはよう、澪ちゃん。応援お疲れ様~」

「わ、私は応援なんかしてないよ。ちゃんと寝たし」

「日の丸は消さなかったんだね。先生来る前に落としたほうがいいよ。はい、鏡」

「うわわわわ!!!」

102 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:39:15 fsLoS8KW 84/122

さわ子「いけない…朝は起きれたけど、応援に力が入って飲みすぎた…」

吹奏楽部生徒「さわ子先生、顔色青いですよ?」

さわ子「侍ブルーなのよ。おほほほほ」

吹奏楽部生徒「?」


103 : 創る名無... - 2010/06/26(土) 10:41:34 fsLoS8KW 85/122

「おまじないって結構効き目あるのね!」

「そうなの?」

「次も勝てるといいね、日本」

「そうだね!」

「勝利のおまじないグッズ、買っちゃった…」

「…」

おわり

106 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:19:47 JvRUDI4k 86/122

第四幕

さむいひ!

Aパート



がちゃ

「お・・一番乗りか?」

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
どんどんどどどん!

「そろそろ練習して、ツインバスかなぁ」

107 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:23:55 JvRUDI4k 87/122

がちゃ

「お…早いな、律」

「澪~。ツインバスさ、迷ってるんだけど」

「まだ早いだろ。走り癖直せないのにツインじゃリズム取れなくなるよ」

「ぶぅ~」

がちゃ

「遅くなっちゃった・・・あら?」

「お疲れ、ムギ」

108 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:26:31 JvRUDI4k 88/122

「私だけ遅くなったのかと思って走ってきちゃった」

「唯はさわちゃんに呼ばれてたな。梓は分からないけど」

「揃うまで休憩だな!」

「またそうやってさぼる!部長らしくちゃんとしろよ」

「まぁまぁ。この組み合わせも最近じゃ珍しいし。いいんじゃない?」

「だよな、ムギ」


109 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:28:53 JvRUDI4k 89/122

「はい、どうぞ」

「あ・・ありがと。いつも悪いな、ムギにお茶入れてもらってばかりで」

「澪が入れたら、高い紅茶が台無しになるかもな~」

「なんだとー!!」

「ありがと、ムギ」

110 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:30:22 JvRUDI4k 90/122

「早いものね、もうすぐ冬休みね」

「そうだな。そして卒業・・・律は卒業出来るように頑張らないとな」

「馬鹿にして!ちゃんと点数とってるもんね!」

「…」

「どうした、ムギ」


112 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:48:47 JvRUDI4k 91/122

「卒業して、大学とか…私達どうなるんだろうなって」

「…」

「そ、そりゃ、たまには会ってさ、演奏したりしてさ、な、澪」

「そ、そうだよ、私達、ずっと一緒さ!!」

「そうね、ごめんね変な事言って」


113 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:51:58 JvRUDI4k 92/122

「この三人からのスタートだったよな、軽音部」

「だね」

「唯ちゃんもいるじゃない?」

「そうだけど。あの最初の日、ムギが来てくれたなかったら始まらなかったよ」

「活動どころか、廃部の危機だったもんな~。ムギが来てなかったら、諦めてたかも」

「うふふ、私、部屋に入ったら、たった二人しか居なくて。あらあらって」

「まずい所に来たなって感じ?」

「んー…二人の邪魔しちゃったかなって」

「ば…なんだよそれー」




114 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:53:39 JvRUDI4k 93/122

「な…なんか律、顔赤いぞ?気持ち悪いなぁ」

「べ…別に赤くなってねーって!」

「…でも、ホント、あの日から始まったのよね、軽音部」

「今じゃ、後輩も入ったし、亀まで居るし」

「だよな!亀だぜ!!亀まで増えたんだもんな!」

「…」

「…」

「…」

115 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 14:58:46 JvRUDI4k 94/122

「なぁムギ。ムギは将来なんになりたいの?」

「まず大学進学で…順調に大学を受かったら…まだその先は考えていないなぁ」

「澪は?」

「うん…私も今はまだ。取り敢えず大学って感じかな」

「ん~。要するに時間稼ぎだな」

「時間稼ぎって…」

「私は無理っぽいもん、大学。時間も稼げないよ」

「律っちゃんも今から頑張れば…」

「まぁな。でもなんか違う気がするんだよ。取り敢えずって、そういうのは」

「じゃ、どうするんだよ?」

「わかんない」

「話しにならないぞ、律」

「…」

116 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 15:06:19 JvRUDI4k 95/122

「毎日がひょっとして、夢なのかなって思う時があるんだ。優しい先生。
放課後の楽しい時間。おやつと紅茶。可愛い後輩。ライブ。凄い充実してるよな」

「ああ。そうかもな」

「でも、卒業式が終わった途端、何の余韻も無く、唐突にこの全てが終わるんだぜ」

「…」

「はい、充実生活終了ー!って。そして世の中に押し出されていくんだ。きっと物凄い
速さで時が流れていく」

「律…」

117 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 15:08:14 JvRUDI4k 96/122

「怖いし悲しい。軽音部はあまりにも居心地が良くてさ。此処を出て、新しい事へ向かうワクワク感
が考えられないし、想像しても感じられないんだ」

「…」

「最近溜息ばっかりでてるよ、家ではさ」

「…律もか」

「?澪も?」

「うん。たまにぼーっとする。このまま卒業しないで、日にちが1年分、元に戻らないかなって思う
時があるよ」

「…」

118 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 18:04:19 JvRUDI4k 97/122

「三年間、軽音部やって。自分の将来の事なんて考えもせず。毎日の楽しさに身を委ねて。
今も具体的な目標も無くて。私、駄目駄目だよ」

「でも、いつかは卒業しなきゃだろ?怖いけど、踏み出していかなきゃ」

「それが…」

「?」

「それが、「大人になる」って事だと思う。楽しくて、嬉しくて緩やかな日々が唐突に終わって。
見渡しても、自分だけしか居ない。振り返ることも出来ず、ただただ進んでいく、そんな世界に出て行く事が」

「…」

「そうして、いつか、この桜高軽音部の毎日をしみじみと思い返すときが来ると思うの
振り返るのではなくて、思い返すの」

「…」

119 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 18:29:44 JvRUDI4k 98/122

「…その時が…夢の終りよ」

「夢の、終わりか…」

「うん。そうだな。覚めない夢は無いんだし。だから、私は今を!後悔しないように毎日頑張る!
そして、今、私が頑張る事が出来るのは!」

タタタッ

「おい、律!狭いのに走るなよ!」

どんどんどんっどどん!じゃーん!だだん!

「精一杯ドラムを叩く事だけだな!」

「律っちゃん…」

120 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 18:45:23 JvRUDI4k 99/122

「勉強もだろ?」

「あ…やっぱし…それもだよね?」

「うふふふふ」

「へへへ」

「あははは…決まらないな、律は。でも、なんか律らしいよ」

「律っちゃんのキャラじゃないよ~てか?」

「唯ちゃんの真似!!似てるー!」

「だな!」

「…ずっと、ずっとさ、これから生きていく中で沢山、いろんな事があると思うけど、
でも、軽音部の事忘れないよ。」

「私も。桜高校での毎日、軽音部での事、ずっと忘れない。私の宝物だもん」

「私も。夏の日の事も!ライブの事も!きっと、きっと忘れない!」

121 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 18:53:02 JvRUDI4k 100/122

「ムギに逢えて良かったよ。合宿とか沢山助けてくれたしさ、
紅茶とお菓子と。きっと学校卒業してもさ、こういう場所探すと思うんだけど、
きっともう出会えないな、こういう場所に」

「うん。だろうな。律の家に行くのとか、ムギの家に行くのとも違うんだ。
この場所とか空気とか。だからいいんだろうな。居心地が良いのは、ムギの
お陰が大きいと思うよ」

「うふふ、なんか褒められて嬉しいな。私も沢山、皆にいろいろなことを教えてもらえた。
この毎日はかけがえの無いものよ。お金では買えないもの、尊いものよ」

122 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 19:18:33 JvRUDI4k 101/122

「んー…唯来ないなぁ」

「あら、ほんと、もうこんな時間なのにね」

「…でも、なんかさ、三人でいろいろ話して新鮮だったな」

「そうだな!こういうのもたまにはいいよな!」

「うん。そうね!!」

「なんか愚痴っちゃって悪かったなー!」

「律が暗いと、調子が出ないよ」

「そうね、「律っちゃんのキャラじゃないよ」」

「…」

「…あれ?外した?」

「50点位だな」

「うふふ」


123 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 19:32:10 JvRUDI4k 102/122

「それにしても、唯もそうだけど、梓まで来ないって言うのは…」

「だなぁ。ま、間も無く下校時刻だし。今日は終わりだな。明日ちゃんと言わなきゃ。
無断欠席は重罪だーって」

「まぁ、来てもお茶飲む時間の方が長いんだけどな」

「じゃあ、澪ちゃんは明日はおやつ要らないのね?」

「…欲しいです…」

「ハハハ、なんだよ澪!澪も決まらないな!」

「う。五月蝿いな!」

「じゃさ、最後にさ、あの曲で締めようよ!」

「?」

「…あ!あれね!」

「えーと…」


124 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 19:53:07 JvRUDI4k 103/122

~♪~~~~♪

「あ…そうか!」

「今 私の願い事が 叶うならば」

「翼が欲しい」

「この背中に 鳥のように」

「白い翼 つけてください」

「この大空に 翼を広げ」

「飛んで行きたいよ」

「悲しみの 無い」

「自由な 空へ」

「翼はためかせ」

「行きたい~」

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・


125 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 20:55:50 JvRUDI4k 104/122

さむいひ!

Bパート


「ふぇえ~。遅れたぁ。さわちゃん先生、いつに無く厳しいんだもんな~」

「…でも、ムギちゃんの紅茶飲んだら元気になるかなぁ~!」

「?」

「なんだろ、皆でお話してる…ちょっと聞き耳を…」

「…凄い真面目な話してるなぁ。律っちゃんのキャラじゃないよ…」

「私が部活入る前の話かぁ…なんだか部室に入りづらいなぁ」


126 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 21:13:43 JvRUDI4k 105/122

「…唯先輩?何してるんですか?」

「あ、あずにゃん!しー!!!!」

「?なんです?そんな小声で…」

「なんか今日は、三人限定な雰囲気なんだよ~…」

「?…」

「ね?」

「ですねぇ。三人で思い出話に花が咲いちゃってます…」
でも唯先輩!練習しないと、演奏会あるんだし」

「ん~、でもさぁ~。な~んかこういう時って、話の流れを断ち切るの嫌じゃない?」

「もう、何言ってんですか…」

127 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 21:45:06 JvRUDI4k 106/122

「ん~…おお!そうだ!あずにゃん!いい事考えたよ!」

「?」

「今日は、分かれて部活しよう!で、私達、ゆいあずだけで練習しよう!」

「ちょ…駄目ですよそんな勝手に!」

「まぁまぁ!私、今の曲でどうしても上手く弾けないフレーズあるし~。
あずにゃんに教えて欲しかったし!」

「でも、明日怒られますよ?」

「大丈夫だよ~私がちゃんと言っておくから」


128 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 21:57:18 JvRUDI4k 107/122

「う~…」

「あずにゃんは私と練習したくないの…?」

「!!…いえ、そんな事…ないですけど…」

「じゃ決まり!邪魔にならない所に行こう!」

「あ、ちょっと!手を引っ張らないで下さいよ!唯先輩~!!!」


129 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 22:08:10 JvRUDI4k 108/122

「で、結局此処ですか…」

「意外と無いんだね~フリーな場所って」

「少し寒いですけど、屋上なら音出ても大丈夫でしょうし」

「でももうすぐ本格的に冬だね~寒いな~」

「唯先輩、風邪引かないようにしてくださいね。じゃ、リフの所から弾きますから、
ついてきて下さいね」

「はーい」

しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!

「ん~こんな感じかな」

130 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 22:30:51 JvRUDI4k 109/122

「アンプから音出せないのであれですけど…そんな感じです。
もう少しスピード上げますよ」

「ん~。あ、ちょっと待って」

「?」

「此処に座って弾くー」

「ちょっと唯先輩!そんなに引っ付いたらネックが邪魔で
ぶつかっちゃいますよ!」

「じゃ背中合わせならいいよね。背中が暖かいし」

「ん…ま、まぁいいですけど…。じ、じゃ弾きますから続いてくださいね」

「はーい!」

しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!


131 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 22:43:34 JvRUDI4k 110/122

「そうそう!ばっちりですよ唯先輩。それを4回連続で弾けばいいんです」

「そうか~。前の所からの繋ぎがいつも上手く出来なかったんだ。コツ掴めば出来そうだね!」

「じゃ、通しますよ。さんはいっ」

しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!

「おお~弾けたぁ!」

「やりましたね、先輩!」

「やっぱりゆいあずは最高だねぇ、あずにゃん!」

「うわわ…もう、そんなに引っ付かないで下さいよ!」

「でも暖かいよ~」

「ん…ま、まぁいいですけど…」


132 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 22:51:49 JvRUDI4k 111/122

「ねぇあずにゃん。一つ聞いてもいいかな?」

「はい?なんですか?」

「あずにゃんは、将来何になりたいの?」

「え?将来ですか?うう~ん…まだちゃんと考えてないです。取り敢えずは
大学目指そうかなって思ってはいますけど」

「そっか~。あずにゃんは勉強できるもんね」

「唯先輩は?進路決まってるんですか?」

「それがさぁ~、さわちゃん先生に怒られまくりなんだよ。私、
これと言ってやりたい事もないし。大学も自信ないし…」

「駄目ですよ、唯先輩。唯先輩も目標作って頑張らなくちゃ」

133 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:11:48 JvRUDI4k 112/122

「うん…そうだよね。今のままじゃ駄目だって言うのは分かってるんだ。私なんか、
どじでおっちょこちょいで。何か始めると何かを忘れるし。こんなんじゃ世の中に出ても
生きていけないよ」

「…」

「毎日が楽しくて。皆と同じクラスで、お喋りして、放課後はお茶とお菓子を食べて、
ギター弾いて。あずにゃんにも毎日会えて」

「え?あ、いやまぁ…そうなんですか?」

「そうだよ~あずにゃんと演奏できて。それで帰ったら少し宿題とか勉強して、
ギター練習したらもう一日がお終い」

「…」

134 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:17:29 JvRUDI4k 113/122

「毎日楽しすぎて。気がついたら先の事なんか全然考えもしなかった。何をどう頑張ればいいんだろう?
何に成れるんだろう?ねぇあずにゃん。私、どうすればいいんだろう」

「唯先輩…」

「毎日とっても楽しくて。まるで楽しい夢見てるみたいで。でも、卒業式が終わった途端、全部と
さよならしなくちゃいけないんだよね…」

「大丈夫ですよ、唯先輩。卒業しても会えるじゃないですか。元気出してくださいよ!」

「あずにゃん…」

「ほ、ほら!来年も演芸会あるんじゃないですか?また出ましょうよ!」

「…」


135 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:25:35 JvRUDI4k 114/122

「ゆ、唯先輩さえよかったら、また…ゆ、ゆいあずで…出ましょうよ。ね?」

「あずにゃん、嬉しいな。有難う。でも、そう言う事じゃないんだよね。
自分の将来。もう考えなきゃいけないんだよ。分かってはいるんだけど」

「…」

「もう一度、時が戻ればいいのにな。まだ卒業したくないや。このまま留年しちゃおうかな~」

「駄目ですよ。唯先輩。それ逃げてるだけです。留年したって
今、この時はもう戻らないじゃないですか!戻らないから、戻れないから!
毎日一生懸命頑張るんじゃないですか!」

「あ、あずにゃん…」

「私だって先の事なんか判りません。いつも不安で一杯です。出来れば今がずっと
続けばいい、そう思います。でも、楽しい夢のような毎日だって、いつか終わるんです」

「…」

136 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:29:22 JvRUDI4k 115/122

「唯先輩も私も、一人で、歩き出す時が必ず来ます」

「…」

「その時が…夢の終わりです」

「夢の…終わりか…」

「…御免なさい、唯先輩。豪そうな事言ってしまって…」

「うううん、そんな事ないよ。あずにゃん、ありがとう。私、
今は目標ないけど、もっと考えるよ。頑張って卒業して、胸を張って
あずにゃんに会えるように頑張る!」

「唯先輩…それでこそ、唯先輩ですよ!」

「わーい、あずにゃんに褒められた~」

「ちょ…唯先輩、そんなに強く抱きつかないで下さい、苦しいですよう…」


137 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:33:07 JvRUDI4k 116/122

「あ、ごめんごめん。うん、取り敢えず!」

「?」

しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!しゃんしゃかしゃん!

「今、私が頑張るのはこれだね!ギー太でこのフレーズを完璧に弾くこと!」

「ぷっ・・・あははは。そうですね!それです。唯先輩!」

「そして卒業したら、ゆいあずでデビューしよう!みゆーじしゃん!!ね!あずにゃん!」

「うぇ…あ、それも…可能性としては…あるのかなぁ…??」


138 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:39:15 JvRUDI4k 117/122

「あ、唯先輩、もうこんな時間ですよ。校舎、閉まりますよ」

「そうだね~。じゃ、今日の部活はお終い!…なんか今日、楽しかったね」

「はい!でも結局サボっちゃいましたね」

「まぁ、明日は律っちゃんに言っておくよ。また二人でお話し、しようね」

「あ…はい、唯先輩がよければ」

「あずにゃん」

「はい?」

「私、今日の事忘れない。きっと、ずっと忘れないよ!」

「…私もです。唯先輩!」

「じゃ、帰ろうか?」


139 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:41:19 JvRUDI4k 118/122

「待ってください。唯先輩。折角だから、一曲歌って終わりにしましょう」

「ん~、ここで?」

「はい!この夕日の下で!」

「…うん!じゃ、ゆいあずのあの曲を!」

「はい!」


「ふでペ~ン FU FU~」

「ふるえ~る FU FU~」

「はじめてキミへ~の GREETING CARD~」

「ときめ~き PASSION~」

「あふれ~て ACTION~」

「はみだしちゃうかも~ね~」

140 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:47:33 JvRUDI4k 119/122

「キミの笑顔想像して~」

「いいとこ見せたくなる~よ~」

「情熱を~にぎりしめ~振り向かせなきゃ~!」

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・


141 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:51:07 JvRUDI4k 120/122

翌日

「あ、唯!」

「あ~、おはよう律っちゃん!澪ちゃん!ムギちゃん!」

「おはよう~って、あのな、唯!昨日なんで部活来ないんだよ!」

「えー、昨日はあずにゃんと自主練習してました!」キリッ

「そ、そうだったのか?」

「二人きりで…二人きり…」

「?うん。職員室に呼ばれて遅れちゃって。あずにゃんも遅れてきたんだけど、
皆と合わせる前にどうしても弾けない所があったから、あずにゃんに無理言って
教えてもらってたら、行きそびれちゃったんだ。御免なさい。」

142 : 創る名無... - 2010/07/03(土) 23:54:06 JvRUDI4k 121/122

「まぁ…梓も一緒に練習してたんだから、いいか」

「ええ。私達も…自主練してたようなものだし」

「ん~。ま、今回だけな!心配するんだから、遅くなってもちゃんと顔出しに来いよ!」

「はーい。あ、あずにゃんは怒らないで上げてね。私が無理言ったんだから」

「分かった分かった」

「あずにゃんと二人で練習も楽しいけど…」

「?」

「やっぱり放課後はみんな揃った方が楽しいよね~!」

「!」

143 : 創る名無... - 2010/07/04(日) 00:00:14 JvRUDI4k 122/122

「あたりまえじゃん。それにな、まだ放課後ティータイムは5人揃ってやっと一人前なんだぞ」

「ま、半人前なのは、律だけだけどな」

「なにおー!」

「今日も沢山おやつ用意してあるの。唯ちゃん、昨日の分も沢山食べてね」

「うわーい!ムギちゃん、ありがとう!楽しみだな~!!おやつおやつ~」

「全く…本当に唯は甘いの大好きだな」

「ん~、でも昨日はちょっとだけピリ辛だったよ」

「?」


おわり


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