朝 通学路
唯「りっちゃんおはよう!今日もかっこいいね!」
律「朝から池沼全開でうっとおしいな」
唯「私ちしょーじゃないよ!」ぷんぷん
律「黙れ池沼」
唯「あぁん!りっちゃんのいけず!」くねくね
律「……」スタスタ
唯「あっ!待ってよ!一緒に行こうよ!」
律「うるせぇ死ね」スタスタ
梓「あ…」
律「ん?」
梓「べっべつにあんたに会いたくてここに居たわけじゃないんだからね!」カァッ
律「あそ」スタスタ
梓「待って!待ってください!」ガシッ
律「チッ…なんだよ」
梓「今舌打ちした…」グスッ
律(こいついつも情緒不安定だな…めんどくせぇ…)
梓「律先輩は私に冷たい…」グスグス…
律「……」スタスタ
和「おはよう律」スッ
律「………」
和「いい天気ね」サワサワ
律「…おい」
和「なに?」ナデナデ
律「なにナチュラルに尻撫でてんだ」
和「え…いけなかったかしら?」ナデナデ
律「犯罪だろ」
和「律ったら大げさね…」なでなで
律「お前価値観おかしいんじゃねぇか?」
和「お尻ぐらいならいいじゃない。おま○こに指突っ込んだって言うならまだしも…」なでなで
律「黙れ。眼鏡カチ割んぞ」
紬「りっちゃん!」
律(まためんどくさいのが…)
紬「今日こそ抱いて!」
律「朝から頭わいてんのか」
紬「大丈夫よ!今すぐにでも突っ込めるようにローターで準備万端だから!」ブィィィィン
律「死ねメス豚」スタスタ
紬「あぁん!そんなこと言われたらイっちゃうよおおおおおお!!!//////」プシャアアアア
律(どいつもこいつもうぜぇ…)
澪「律、おはよ」
律「ん」
澪「なんだそんな怖い顔して」
律「どいつもこいつもうぜぇからだよ」
澪「はは、お前は相変わらずモテるな」
律「うれしくねー」
教室
唯「あっいた!りっちゃん歩くの早いよぉ~」
律「お前がとろいんだろ」
唯「むー…」
澪「唯、おはよ」
唯「おはよー澪ちゃん」
和「おはよう」スッ
律「…」ガシッ
澪「おはよう」
唯「おはよう!」
和「律、おはようは?」ググッ
律「さっき会っただろ」グッ
和「それもそうね」ググッ
澪「…その手はなんなんだ?」
和「あら…やだ律ったら私の手なんか握ったりして…もう…」ポッ
律「頭わいてんのか死ね」
唯「死ねは言いすぎだけど手離してよ!」
和「律に言ってよ」
律「離したら尻撫でようとすんだろうが」
和「じゃあ…一生手離さないでね…?」
律「アホか死ね」パッ
和「……」サッ
律「……」サッ
和・律「…………」
唯「激しい攻防戦が続いております!」
澪「止めなくていいのか?」
唯「!そうだった!」
澪(アホの子…)
梓「………」キョロキョロ
澪「…梓?」
唯「あ、ほんとだ~」
律「あ?」
梓「!べっべつにあんたに会いに来たわけじゃないんだから!勘違いしないでよね!」カァッ
和「……」スッ
律「しつこい」ガシッ
和「いいじゃない指突っ込むぐらい」ググッ
律「尻じゃねぇのか。お前それさっき犯罪だって自分で言ってなかったか?」ググッ
和「犯罪を犯してでも…私はあなたに突っ込みたい…!」ググッ
律「ガチで逮捕されろ」ググッ
梓「………」グスッ
梓「やっぱり律先輩は私が嫌いなんだ…」メソメソ
律「おい」
梓「!はいっ!」パァッ
和「……」そーっ
律「うっとおしいから二年の教室戻れ」ガシッ
梓「……」グスッ
唯「りっちゃん!泣いてる女の子にたいしてひどいよ!イケメンだから許しちゃうけど!」ぷんぷん
律「うるせぇお前は幼稚園行け」
唯「りっちゃんロリコン?」
律「池沼とロリだったらロリだな」
唯「えへへー…じゃあ私が幼稚園児並みにかわいいってことだね?」モジモジ
律「うるせぇ死ね」
紬「おはよう」テカテカ
律「げっ…」
唯「おはよー」
澪「おは…なんでそんなにテカテカしてるんだ?」
紬「ローターがお気に召さなかったみたいだからローション全身にぶちまけて来たの」
和「歩くの大変だったんじゃない?」
澪(えっ…そこ?)
紬「えぇ。でもおかげで下半身愛液でびしょびしょなのはバレなかったわ。愛液隠すならローションの中…ってね」ニコッ
律「キモ過ぎワロタ」
紬「きもいだなんてひどいわりっ」ツルッ ゴチッ
紬「いたぁい…」
律「なんでM字開脚してんだ死ね」
澪(うわっ…ローションで下着が透けて…)カァッ
和「かなり高度なテクニックね…恐ろしいわ…」ゴクッ
唯「あれ?あずにゃんまだいたの?」
梓「………」グスッ
ガラッ
さわ子「は~いおはよう。みんな席着いてー」
律「お前らとっととうせろ」
唯「むー…また後でね!」
律「来んな」
和「律、後で挿れさせてね」ニコッ
律「捕まれ」
紬「りっちゃんあとで貝合わせしようね」にこっ!
律「今すぐ死ね」
澪「あとでな」
律「ん」
梓「………」ジー
律「さっさと消えろ」
さわ子「一時間目の数学は担当の先生がお休みなので私が担当します……と、言ってもプリント預かってるからそれやってもらうだけなんだけどね」
さわ子「30分したら答え合わせします。前にでて黒板でやってもらうからちゃんとやるのよー?」にこっ
えー せんせいひどーい
さわ子「はいはい。分からないところあったら友だちに聞いてもいいからね」
唯「りっちゃん!」ダダッ
律「バカに用はねぇ」
唯「あう!」ガーン
和「ふふっじゃあ私の出番かしら?」サッ
律「犯罪者に教わることなんてねぇよ」ガシッ
紬「じゃあわた…」ニュルニュル
律「こっち来んなナメクジ女」
澪「一緒にやるか?」
律「ん」
梓「………」ジー
律「帰れよ」
30分後
さわ子「はーいじゃあ自分の席に戻ってー答え合わせします」
唯「あーあ…せっかく授業中でもりっちゃんと一緒に居れたのに…」
律「うるせぇ役立たず」
唯「ひどいー!」わーん!
和「……」クンカクンカ
律「嗅ぐな。さっさと戻れ」
紬(ローションが乾いて…)カピカピ
律「うわっキモ」
紬「大丈夫!下半身はまだびしょびしょだから!」カピカピ ビショビショ
律「死ねよマジで」
梓「………」ジー
律「お前もマジで帰れよ」
さわ子「じゃあ1~10まで田井中さん」
唯「りっちゃんがんばって!」
律「なんでそんなにやらせんだ死ね」
さわ子「死ねなんて言っちゃいけませーん。1~20まで田井中さん」
律「………」イラッ
澪「…私達でも答え合わせやったから大丈夫だよ」
律「ん」
律「……」カキカキ
さわ子「……」ナデナデ
律「教卓に隠れて何やってんだ死ね」
さわ子「なんのこと?あと死ねなんて言っちゃいけませーん。1~30まで田井中さん」
律「………」カキカキ グリグリ
さわ子(っあぁん!足ぐりぐりしちゃらめえええええええ!//////)
昼休み
唯「りっちゃん!一緒に食べよう!」
律「うるせぇ騒ぐな」
和「唯ったら子供みたいなんだから」クスクス スッ
律「お前は少し純粋になれよ」ガシッ
紬「りっちゃん!」カピカピ ポロポロ
律「食欲うせるからマジで来んな」
澪「一緒にいいか?」
律「ん」
梓「あっあんたのためにお弁当作ってきたわけじゃないんだからね!」カァッ
律「お前結局自分の教室戻んなかったな」
唯「りっちゃんの玉子焼きおいしそうだね」ジー
律「やらねぇ」モグモグ
和「……」スッ
律「勝手に取ろうとすんな」サッ
紬「りっちゃん玉子焼き好きなの?じゃあ私のを…」カピカピ ポロポロ
律「いらねぇから風呂入って来い」
紬「えっ!?(こここここれってあの有名な『先にシャワー浴びて来いよ』ってやつ…!!!?)」
紬「うれしい!!!!!」
澪「!」ビクッ
律「あ?」
紬「今すぐシャワー浴びてくるわ!!!」ダダダダダッ
律「戻ってくるなよ」モグモグ
澪「ほら玉子焼き」スッ
律「ん」ぱくっ
梓「………」チラッ チラッ
梓(お弁当…私のは食べてくれない……)グスッ
律「………」サッ
梓「あ…」
律「……」もぐもぐ
梓(食べれくれた…!)パァァァァッ
梓(ここだ!今こそデレを見せるとき!)
梓「お…おいしい…?一生懸命作ったんだけど…」モジモジ
律「玉子焼きもう一個」
澪「ほら」スッ
律「ん」ぱくっ
梓「………」ぐすんぐすん
放課後 軽音部
唯「やっと放課後だねーりっちゃんと同じ部活で嬉しいなー」スリスリ
律「擦り寄んなうぜぇ」
梓「……」ギュッ
律「皺になるから離せ」
和「……」ソーッ
律「生徒会行けよ変態会長」ガシッ
紬「シャワー浴びて待ってたのに…」グスグス
律「さっさとお茶入れろメス豚」
紬「はい!」パァッ
紬「今日は紅茶とケーキよ」カチャ
唯「わーい!」
澪「ありがとう」
梓「いただきます」
律「なんで私だけホールケーキなんだ」
紬「いや?」
律「………」もぐもぐ
唯梓(可愛い…)
紬(萌へ!!!!!)
澪「そろそろ練習しようか」
唯「えーもっとりっちゃん見ていたいー…」
律「目潰すぞ」
唯「いけず!」
梓「べっべつにあんたのために練習するわけじゃな」
律「喋んな」
梓「………」シクシク
紬(私にはどんな言葉をぶつけてくれるのかしら)ジー ワクワク
律「…………」プイッ
紬「そんな!」ガーン
澪「律…」ジトー
律「チッ…おらやるぞ変態ども」
唯「ほーい」
梓「はいっ!(話しかけてくれた!)」
紬「かしこかしこまりましたご主人様!!!!!」
律「お前だけ帰れ」
さわ子「みんな元気ね」ナデナデ
律「どっから湧いた変態教師。眼鏡指紋だらけにすんぞ」
帰り道
律「あ゛ー…疲れた」
澪「ふふっモテる男は辛いな?」
律「男じゃねぇし」
澪「そうだったな」クスクス
律「……………」
律「……お前は」
澪「うん?」
律「お前だけはふつうに接してくれてるよな」
澪「うん」
律「なんでだろうな」
澪「なにが?」
律「どーでもいいのは擦り寄ってくるのにどーでもよくないのは擦り寄ってこない」
澪「えっ…」
律「なんでだろうな」
澪「律……それって…」
律「手繋いでいい?」
澪「え、あ、うん…」
律「……」ぎゅっ
澪「…………」
律「あったかい」
澪「ん…で、でもやっぱり私の手のが大きいよな!」ハハッ
律「でも澪の手好きだよ」
澪「そ…そうか…」カァッ
律「うん」ぎゅーっ
澪「あの…さ」
律「ん」
澪「さっきのって…」
律「…………」
澪「その…」
律「好きだ」
澪「ふぇえっ!?」
律「好きだ。澪」
澪「う……」カァァァッ
律「…ごめん」
澪「え?」
律「ごめん」
澪「な…なにが?」
律「好きになってごめん」
澪「………なんでそんなこと言うんだよ」
律「お前が私を好きじゃないから」
澪「そんなことなんで分かるんだよ!」
律「?だってお前唯たちみたいなことしてこないし」
澪「あ…あれは…」
律「?」
澪「あれはっ…!律がそういうの…嫌がるから…」
澪「だからっ…私だって本当は……!」
律「………」ぎゅっ
澪「あ…」ドキッ
律「澪」
澪「律…」
律「好きだ」
澪「うん…私も…」
次の日
澪「おはよう」
律「ん」
澪「いい天気だなー」
律「ん」スッ
澪「うん?」
律「…手」
澪「ふふっ…はいはい」ぎゅっ
律「ん」ぎゅーっ
澪「意外と甘えん坊なんだな?」クスクス
律「…うるせぇ死ね」
おわり