ガチャッ
女「おいすー!!ばかー!?いるー!?」
男「馬鹿に馬鹿と言われるとはこれいかに?」
女「だってあんたばかじゃん?」
男「お前よりは偉いわ!」
女「あ、そなの?」
男「イエス!」
女「そんな男に朗報っす!」
男「おお!なんだ!?」
女「私がきてやったぞおおお!!」
男「ばかだ…やっぱこいつばかだ……」
女「なんだとぉ!?」
元スレ
女「…………」 男「起きたか?」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231743861/
男「俺は勉強をしているのだ!お前に構っているヒマなどナッシング!」
女「う、うぬぬ……!……ううん!」
男「は?」
女「今日は私に構うべきなんだ!男は!」
男「意味分からん」
女「明日はテストだろ!?」
男「だから勉強してんだろうが!」
女「お・し・え・れ!」
男「だめだ!」
女「なんだよそのキッパリ度は!?呆れかえるほど素晴しいキッパリ度ではないか!」
男「お前を一日教えてたら俺の勉強がはかどらんだろうが!」
女「ふふん?そんな事言っていいのかな?我がクラスの委員長くん!」
男「何の関係がある?」
女「知らないのかね?今度のテスト!クラスの平均点がもっとも低いクラスになったら一ヶ月ずっとトイレ掃除な件を!!」
男「知ってるわあほぅ!」
女「え?……知ってたの?私さっき知ったのに」
男「しらねぇのはお前だけだったよ!俺とかほかの奴らは頑張って勉強してるんだよ!」
女「そ、そういうわけでだ……一ヶ月ずっとトイレ掃除の監督をせねばならない男の事を想像するとだな!不憫になっちゃって♪えへへっ♪」
男「だったら勉強しろやあああ!!!!えへっ♪じゃねえええ!!!」
女「だから勉強しにきたんでしょうが!」
男「はぁ……なぜこんな事に……」
女「まぁまぁ!ジャガリコ買ってきたからそれでおっけー!?」
男「うぜぇ」
女「ぬなっ!?」
男「………」
女「………」
男「……数学からやるぞ!しょうがねぇ!」
女「うん!」
男「………試験範囲は流石に分かってるよな?」
女「う、うんもちろん!」
男「……吐け」
女「どこからですか?」
男「……ここからです」
女「どうも!」
男「まぁ……分かんない所あれば聞け」
女「うぃっす♪」
男「………」カリカリ
女「……う、うーん……男ぉ」
男「……どこ?」
女「……ここぉ」
男「……ここはこうすればいいわけで」
女「おおー♪いいねいいね!順調だね!」
男「よくねぇよ!ここ最初の最初じゃねぇか!」
女「基本を疎かにしちゃだめだって先生言ってた!」
男「ここらへんは流石にやっとけ!!」
女「そ、そんなに怒鳴らなくてもぉ(ウルウル)」
男「ぐっ……可愛い」
女「本音出てますぜだーんな♪」
男「俺は正直者なんでな!お前は正直可愛いさ!でもこのレベルの問題が分からないとは……はぁ」
女「嬉しさと悲しさが同時に襲ってきた私はどうすれば!?」
男「知るか!お前が可愛くてバカなのが悪い!!」
女「やっぱ嬉しいよう……でも悲しいよう!」
男「……しょうがねぇ!一時間だけお前を教える事に費やしてやる!」
女「ほんとっ!?」
男「一一嘘いわねェよ!やるぞ!」
女「うん!」
男「まずは問1だ!」
女「おっけー!」
男「ってこれはさっき教えたから出来るよな?」
女「あ…う、うん!」
男「………」
女「………」
男「……この公式!」
女「おうけーい!!」
男「はぁ……」
女「え、えへへ」
男「……あれから10分で……どこまで行ったか発表ー」
女「パチパチパチ」
男「……問4か」
女「なんかあれだね……すっごい進んでるー!てわけでもないし」
男「全然すすんでねぇ……って感じでもないな」
女「ごめんね?なんか中途半端で」
男「いや別にいいんだけどなどうでも……んで?今止まってるけど?手が」
女「うん……問5がさぁ」
男「おう……これは……」
女「顔近いね//」
男「そうしなきゃ見えねェ」
女「照れるのぅ//」
男「うるさい!///さっさとやれ!この公式の応用で解くんだよ!!」
女「で、でけた……でけた!」
男「よかったね」
女「男すげー!私にここまで上手く教えられるって相当教え上手だよ!!」
男「褒めてもなにもでねぇぞ?」
女「へ?」キョトン
男「……わかった!そんな目で見るな!俺が悪かった!!///」
女「褒めてるのに謝られるとはこれいかに?」
男「……もう数学はいいだろ……次は?」
女「英語だぁ♪」
男「英語っつってもなぁ……参考書見れば?」
女「そ、そんな!(ウルウル)」
男「だぁぁぁ!!いちいちその顔やめい!」
女「教えて……くれないの?」
男「……何を教えればいいんだ?」
女「えっと……英訳問題をやってみるからそれを男がみて添削する方式!で!どうよ!?」
男「OK。じゃあ開始!」
女「ほいさぁ!」
女「できた!」
男「どれどれ……うーむ」
女「…………」
男「……ちょっと横で待ってろ。添削して返すから」
女「うん……」
男「……えっと……」
「セクシィ~♪」
「セックス♪」
「バイオレンス♪」
女「くくく……」
男「電子辞書の音声で遊ぶな!!単語でも覚えとけ!!」
女「あっはっはっは」
男「はぁ……ったく……えっとこれは……ここが……」
女「…………かっこいい♪(ボソッ)///」
男「何か?」女「いいえ!」
男「ん……これに色々書いといたから家に帰ってでも見ろ。多分明日のテストでも即実戦可能な事書いたから!」
女「男はなぜにそんなに優しいのですか?私はもう涙ちょちょ切れそうですよ」
男「何年ぶりに聞いただろそれ……まぁいい!明日は数学、英語、物理だからな」
女「あとは物理ですねぇ……あぅぅ」
男「お前マジでぜーんぜんだよな……物理」
女「ぜーんぜーんぜーんぜーん!……位全然だよ!」
男「変な所でいばるなよお前は!」
女「いばらなきゃやってらんねぇぜこんちくしょうっ!」
男「ああ……普段しない勉強のせいで女のキャラが変な方向に……ってこんぐらいはいつもの事か」
女「ちょっと男さん?地味に傷付くよそれ」
男「あ、すまん」
女「いやまぁ…いいけどさ……とにかくやろう!」
男「この振り子運動がだな……こうなって……んで公式がこれだろ?それに問題文の数値を入れて」
女「ふーらふら……ふーらふらー」
男「俺によりかかってなにやってんだお前は」
女「んー?振り子の気持ちになって考えてるんだよー。そしたらわかるかなーって」
男「わかんねぇよ!」
女「……ぶー……少し休憩しようよー」
男「……ゲッ……もうお前に教えて3時間も経ってるじゃねぇか……はぁ」
女「……ご、ごめんなさい」シュンッ
男「………」
女「……男?」
男「……ま、人に教えてる時の方が頭に入るっていうしな!……いいよ!休憩しようぜ(ニコッ)」
女「……っ~~!///」
男「……ま、すぐ再開だけどな」
女「ガクー」
翌日二人はテストを受け……なんとかギリギリ二人のクラスは最下位を免れたとかそうでないとか……