1 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 22:49:07.06 jlgHIKTU0 1/58


「あ~ずにゃん!」だきっ

「わわっ」
 
「ホント仲良しだなー」

「毎日よくやるよ…」

「うふふ…」

「一日一回しないと元気出ないんだよ~」

「うぅ…離れてください…」

「どしたの?元気ないよ?」

「…今日は少し具合が悪いんです」

「大丈夫か?」

「はい、練習はできそうですから大丈夫です」

「あんまり無理するなよ?」

「じゃあ始めるか!」



元スレ
唯「最近あずにゃん冷たい…」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1277646547/

10 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 22:59:05.62 jlgHIKTU0 2/58


~次の日~

「こんにちはー」ガラッ

「あ、あずにゃんもう具合大丈夫?」

「はい」

「みんな心配してたのよ?」

「特に唯はなっ」

「すみません…」

「心配したんだよーっ?」ぎゅ

「あう…だから抱きつかないでください」

「…?最近あずにゃん冷たいよー…」

「何かあったのか?悩みとか」

「いえ、そんなこと…ないです」




11 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 23:13:19.64 jlgHIKTU0 3/58


「…あの、やっぱり今日はもう帰っていいですか…?」

「…まだ治ってないみたいです」

「そっか…」

「治ってからでいいよ。ゆっくり休みなよ」

「はい、すみません…。それでは」

ガラガラ


四人「……」


13 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 23:27:18.40 jlgHIKTU0 4/58


~二日前~

(今日は部活…じゃなくて憂の家に行かないとね)

昨日の帰りに、唯先輩に作ってあげるお菓子を作るのを手伝って欲しいと頼まれたのだ。

(確かケーキを作るって言ってたような…、憂は料理好きだなぁ)

ピンポーン

「あ、梓ちゃんいらっしゃい~、上がって上がって」

「おじゃましまーす」

「外暑かったでしょ?はいジュース」

「わーありがとっ」ゴクゴク

「部活休んでまで来てもらってごめんねー?」

「いいよいいよ」

「じゃあ材料出してくるからちょっと待っててねー」

「うん」

「ふぅ…なんか疲れたなぁ…」

(ね、眠い…)

(……)

スー…




14 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 23:33:42.93 jlgHIKTU0 5/58


「ふぁ…寝てた…」

起きた時には

「……ふぇ?」

身体が動かなくなっていた。

(これは…!?何で縛られてるの!?)

「おはよう梓ちゃんー」

憂。ここは憂の部屋だ。 

「憂!?これはどういうこと…!?意味が分からないよっ!」

「えへへー、ゆっくり説明してあげるよ?」

「…っ」(怖い…)


16 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 23:44:42.36 jlgHIKTU0 6/58


「お姉ちゃんね、最近ずっと梓ちゃんのことを話してくれるんだよー」

「家に帰って来た時も夜ご飯の時もずっとずっとずっと」

「…?説明になってないよ?」

「私の事を見てくれなくなった気がするの」

「部活の時よく梓ちゃんに抱きついてるんだよね?私にはあまり抱きつかなくなったのに…」

「そんなの、関係ないよ!」

「関係あるよ?だって梓ちゃんのせいだもん。梓ちゃんのせいでお姉ちゃんは私を見てくれなくなったんだよ?」

私へと一歩ずつ近づく。

「…!何をするっていうの…?」

「ふふっ…、楽しいこと」




20 : 以下、名... - 2010/06/27(日) 23:56:58.42 jlgHIKTU0 7/58


憂は私の胸へ手を伸ばす。

「…!いや…っ」

触れて手を動かす。

「んっ…!あ……どうしてこんな事…っ」

「嫌でしょ?私だって嫌な思いをしたんだよ?だから梓ちゃんにも嫌がってもらわないとー」

憂は私の制服のボタンと下着をはずす。
胸の先を指で摘み舐め始める。

「ひ……ぁ…っ」

「くすくす…もっと嫌がらないの?」

「んんっ……もうやめて…よっ…!ぁ…そこっ…は…!」

「別にいいでしょ?スカートの中くらい、女の子同士なんだから」ニコニコ


21 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 00:05:23.59 Qn1t9q5e0 8/58


「ふぁ……あっ…」

憂はスカートを捲り、下着の上からそれを指で強く撫でる。

「あっ…やぁ…!ホントにっ…意味分からない…よぉっ…!」

「あれ、さっきの説明で納得できなかった?」クイッ

「んあっ!…く……納得…できるわけないよっ…どうして、ここまでっ」

「ここまでしないと私が嫌なの。ただそれだけだよ?」

ゆっくりと下着を脱がせる。

「い、嫌ぁっ!もうやめてぇ…!」

「まだまだ終わらないよ?ふふふ」ニコッ


25 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 00:16:41.38 Qn1t9q5e0 9/58


「ほら、もっと脚開いて」

「ぅ…嫌ぁ…っ…」(力が出ない…、さっきのジュースで…かな…)

脚を大きく開かされた私のそこに指を入れる。

「ひぁっ!」

「ねぇどうしてこんなに濡れてるの?」

「ん…ああっ!ち、ちが…」

「さっきも言ったけど、もっと嫌がらないの?…それとも気持ちいいのかな?」ニコリ

「あっ!ふぁぁっ…!そんなわけ…」

「隠さなくてもいいよ、そんなえっちな声出して気持ちよくないわけないもんねー」

「はぁ…はぁっ……だから、違う…ってばぁ…!」

「でも私は嫌な気持ちになって欲しいんだよねぇ…。気持ちよくなるだけじゃあ意味ないから…」

「これ使おっか」


26 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 00:30:17.45 Qn1t9q5e0 10/58


「…っ!」

「ローターっていうんだよ?知ってるよね?女の子だもん」

「ぃ…や……!」

「ふふっ、嫌だよね?入れて欲しくないよね?でも入れてあげるよ。私がしたいのはそういうことだから」

憂は振動するそれを私のそこに当てた。

「嫌ぁあっ、ひぁぁぅ!んん…!あああっ!」

「ほら、もっと深く深く…」ニコニコ

「んああぁっ!あっ!と、止めてぇっ…!お願い…だからっ…!ふあぁっ…!」

「こんなに気持ち良さそうなのに?イッちゃいそうだから止めて欲しいんでしょ?」

「くすくす…、こんな無理矢理なのにイッちゃうなんて梓ちゃんはすごいえっちな子だったんだねー」ニコ

「あっ…ん……あああぁぁあぁっ!!」


27 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 00:38:46.09 Qn1t9q5e0 11/58


……

「ふぁ……にゃ…ぁ…」

「気がついた?」

「…!」

「ふふ、もうしないから安心してねー」

「……」

「まぁ、私が言いたいことはもうお姉ちゃんに近づかないこと、冷たい態度をとることっていうことだよ」

(…じゃあ最初からそう言えばよかったのに……)

「…それと梓ちゃんが寝てる間に写真たくさん撮っておいたから」ニコリ

「え…!?」


「お姉ちゃんと距離をとってね」

「っ…」

そう言った時の目が冷たくて、怖くて何も言えなかった。


28 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 00:44:51.07 Qn1t9q5e0 12/58


~時は戻って~

(部活早退しちゃったけど…仕方ないよね…)

(距離を置くためとはいえ、唯先輩にあんな事言って、部室にいられないもん)

「唯先輩…」

一人で帰るのが寂しくて、大好きな先輩の名前を呟いた。


30 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 01:00:09.16 Qn1t9q5e0 13/58


~部室~

~~♪

「ふぅ…、練習はここまでだな」

「ああ」

「一人足りないと調子でないわね…」

「……ねぇ」

四人「?」

「私…あずにゃんが嫌がるようなこと…したかな」

「…」

「ぎゅって抱きついても…いつもと違ったの。避けられてるような感じでさ…」

「そ、そんなわけないだろ!昨日言ってたじゃないか、具合悪いって!」

「そう…かな…」

「そうよ!きっと明日になればいつものように戻ってくれるわ」

「えへへ…そう、だよね…」


31 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 01:17:56.92 Qn1t9q5e0 14/58


~次の日~
部室

「こんにちはー…」ガラガラ

「お、梓もう大丈夫か?」

「あ、はい。すみませんでした…」

「ホントに治ったのかー?」ニヤニヤ

「ふふふ…」

「ようし、じゃあ練習始めようかあずにゃん!」

「はいっ」




32 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 01:21:15.75 Qn1t9q5e0 15/58


~~♪

「ん~!やっぱ五人じゃないとなー!」
「いい感じだったな」
「ええ!」

「あずにゃ~ん流石~!」だきっ

「ふあっ!……」

「どしたのー?」

「いや、あの…」

「……あー、ごめんごめん!毎日抱きつかれて疲れちゃうよね…。とゆーわけで、我慢して抱きつく回数を減らしたいと思います!」ビシッ

違う。
 
「なんだそりゃ…」
「さすがに嫌になってくると思うから減らすんだよっ」

違うのに。

「でもゼロにはならないんだな」ニヤニヤ
「パワーがなくなっちゃうよ!」

「あ、あの…」
「いいのいいの!」ニコニコ

「じゃ、今日はもう解散だな」


47 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 07:39:37.51 Qn1t9q5e0 16/58


~帰り道~
(今日も悪いことしたな…)

『毎日抱きつかれて疲れちゃうよね!』

(また唯先輩を傷つけた…)ギリ…

(…もういっか。明日は…)


48 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 07:46:19.26 Qn1t9q5e0 17/58


~唯の家~

「ただいまー…」

「おかえりお姉ちゃんっ。…元気ないよ?」

「う~…ちょっと今日は疲れたかも…」

「大丈夫?今日はいつもより頑張ってご飯作ったから食べて元気出してっ」

「うん…、少し後でいいかな…。寝てくるー…」ガタン

「ぁ…」

「……」


51 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 08:00:42.55 Qn1t9q5e0 18/58


~次の日~
部室

「梓…遅いな」

「2日前から様子が違ってたわよね…」

「悩みとかあるんじゃないか?」

「……」

ガラッ

「…!」

「…こんにちは」

「あ、あのさ…!あずにゃ」

「今日で軽音部を退部します」



81 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 21:18:18.92 HNvUqwQo0 19/58


「え…」

「なんでだよっ!!意味わかんねぇよ!」ガタン

「…私にも分からないです」

「はぁ!?」

「…梓、何が不満なんだ?今の軽音部が嫌ならそう言ってほしい」

「わたし達に話して、…ね?」

「……」

「…これ、退部届です。…それでは」ガラ

「っ!待てよ!!」

パタン

……


83 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 21:24:53.12 HNvUqwQo0 20/58


~廊下~

(…言ってしまった)トボトボ

(いや…これでいいんだよ。これ以上唯先輩を…皆を傷つけるわけにはいかないもんね…)

(だからこれで…)


「あずにゃんっ!!」

「っ…!」

良かったはず、なのに。


87 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 21:49:26.10 HNvUqwQo0 21/58


「はぁ…はぁ……私、だよね?私が悪いんだよね?」

後ろに先輩がいる。だけど振り向けなかった。
立ち止まるだけで精一杯だった。

「私…がっ…!嫌がってるのに無理矢理っ…抱きついて…っ…それで…!」

声で分かる。 泣いている。

(…私が…泣かせたのかな…)

「気付かなくてごめんね…っ!もう…っく…何もしないから……退部なんてしないでよぉっ…!!」

最低だ。
大好きな人を泣かせている。
でも

「…すみません、退部はやめられません」

「なんで…っ…!」

「事情があるんです。先輩が嫌なわけじゃないです。だって…」

でも、これだけは言っておきたかった。

「――私は先輩の事、大好きですから」


88 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 21:53:58.83 HNvUqwQo0 22/58


そう言うと梓は去ってしまった。
座り込んで動けない唯を残して。

「おい、唯!…大丈夫か?」

「え……?うぐっ…」

「ほら、皆心配してるんだぞ。戻ろう」


「ひぅ…。…どういうこと…?…あずにゃん……」


90 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 22:06:49.70 HNvUqwQo0 23/58


~帰り道~

(あ…)テクテク

「憂…」

「…!っ…」ダッ

「あ…。……まぁいいか」

(これでもう部活は無い…。皆にも会うことはない。…唯先輩にも)

(もう…会えないんだ…)

「……うぐっ…。ぅ…泣くな梓っ…」

涙を流さずにはいられなかった。


97 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 22:57:24.53 HNvUqwQo0 24/58


~憂の家~

「……」ガラ

「あ、お姉ちゃんおかえりー」

「…ただいま」

「あのさ、今度新しいケーキ作るから食べてもらいたいんだけど…」

「ごめん、少し一人でいたいから…」

「え…お姉ちゃ」

バタン

「……」


『う…ぐっ…!ひぅ…!』


「っ…」



101 : 以下、名... - 2010/06/28(月) 23:11:08.14 HNvUqwQo0 25/58


(どうして…)

私だけを見てくれると思ってた。
なのに、

(あんなの…あんな悲しい顔をするなんてお姉ちゃんじゃない…っ)

なのに私はおろか、他の誰も見ていない。見えていない。
滑稽だ。 一人占めしようとしたら全部失ってしまった。

(はは…全然ダメだ……。最初からあんなことするんじゃなかったよね…)

でも、もう遅い。

「うっ…く……お姉ちゃん…」ポロポロ


116 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 00:19:03.30 4ho9WrPS0 26/58


~退部してから3日~
梓の部屋

(部活が無いと学校終わるの早いなぁ…)

もう明日は土曜日だ。

(…こうやって、唯先輩に会えないのも慣れていって忘れちゃうのかな…)

ピピピピ

「…!」(携帯か…)

(メールが一件…。え…?)

先輩からだった。

『あのさ、私あずにゃんともっとよく話したいから…明日会えるかな?』

(…)

確かにもっと話したいと思うのは当然だ。
最後にあんな事を言ってしまったのだから。

(どうしよう…行って話した方がいいのかな…)




117 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 00:26:55.58 4ho9WrPS0 27/58


「…いや、ダメだよね」

今までの態度、そしてあの言葉は最後になると思って言った言葉なのだ。

(もう一度会うなんてできないよ…)

「唯先輩……」

そう呟いて、返信していないことにも気付かず眠りについた。


119 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 00:44:00.73 4ho9WrPS0 28/58


~次の日~

(…何もすることがないな…)

部屋を見渡すと、ギターケースが目に入った。

(…むったん。ぴったりな名前だってムギ先輩が言ってくれたっけ)

ギターを手に取る。
シールドをアンプにさし、音量を上げていく。

(唯先輩が歌ってた曲…弾いてみようかな…)

小さな部屋に歪んだ軽快なギターの音と歌声が響いた。

(あ…もうこんな時間だ。夢中になってた…)

時計を見るともう夕方だった。

(やっぱり…ギター弾くのって楽しいな)

大好きな先輩と弾きたかったが、退部してしまった今、もう無理だ。

ピピピピ

(ん…メール、誰からかな…)

『今日は無理だったけど…明日はどうかな?お願い!』


120 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 00:56:35.59 4ho9WrPS0 29/58


「……っ」

躊躇っていた。
ギターを弾いていたら先輩の事を強く思い出してしまったから。

(会いたい…けどっ…)

そんな迷いを断つように携帯電話が鳴った。

(電話…先輩からだ。どうしよう)

そう思っていたが、指が通話ボタンを押すのを止められなかった。

「も、もしもしっ」

『あ、あずにゃん?…よかった~。あのさ、明日会えるかな…?』

「え、あ、はい」

無意識だった。

『ホント!?じゃあ明日午後2時にあの喫茶店に……』


「…はい。はい、……分かりました。それでは明日」ピッ

「…どーしよ…」


149 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 07:31:05.54 4ho9WrPS0 30/58


~次の日~
2時

(…来てしまった)

唯先輩はまだ来ていない。

(あーどうしよ…!どうやって説明すれば…いやそもそも何から話始めれば…)

(う…落ち着かないと…)

深呼吸をする。
少し待った後、

「あずにゃ~ん!遅くなってごめんっ」

先輩が来た。


153 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 07:58:27.89 4ho9WrPS0 31/58


「あ、あの…先輩…」

「とりあえずお店に入ろ!さっき起きたばかりだからお腹すいてて…!」

「え?あ、はい」

~喫茶店~

「ごめんね~…夜遅くまでギター弾いてたから寝坊しちゃって…」

「いえ、別にいいですよ」(唯先輩らしいな…)

久々に会ったからか、緊張してしまう。

「あの、先ぱ――」

「あのさっ、ちょっと買いたいものがあるからそこのデパートまでついてってくれるかな?」

「いやそうじゃなくて…」

「お願いっ!」

「わ、分かりました…」(あの時と違う…、いつもの先輩だ)


175 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 17:35:58.08 4ho9WrPS0 32/58


~デパート~

「ねぇねぇ、どっちが似合うかな!?」

私は服の買い物に付き合わされていた。

「えと…そっちの明るい感じの方が…」

「ほほぅ!じゃあこれ買っちゃおっ」ダッ

(レジまで走って行ってしまった…)ポカーン

(…なんかいつも通りすぎるなぁ)

「あーずにゃんっ」

「わっ!もう買ってきたんですかっ」

「おいしいアイスクリーム屋さんがあるんだけど、食べない?」ニコニコ

(話がしたかったんじゃなかったの…)


178 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 17:52:27.10 4ho9WrPS0 33/58


「おいしいねー」ペロペロ

(あの時の事色々聞かれるかと思ったけど…普通に遊んでるみたいだなぁ…うーん…)ペロペロ

「…あのね、あずにゃん」

「…?」(本題かな…?)

「隣のお店にも…寄っていいかな?」

また買い物だった。


182 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 18:22:10.79 4ho9WrPS0 34/58


「えへへ~、この鞄ここでしか売ってないんだ!」

嬉しそうに笑っている。

「…それで、そろそろ話を」

「あずにゃんっ!」

「はい…?」

「次は楽器店にっ」

そして楽器店で楽器を見ながら楽しんだ先輩は、

「次はこっちのお菓子屋さんにっ♪」

いくつかお菓子を買って私と食べた後、

「次はあの景色がいい場所にっ♪」

なんだか、よく分かりません。



184 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 18:27:41.50 4ho9WrPS0 35/58


誤爆すまん

~夕方

(もうこんな時間…、結局何も…いや、それより)

「…ねぇ、楽しかった?」

「え、えぇ…楽しかったです」

「えへへ、良かった。…それじゃあ、話してもらっていいかな?」

「…!」

「どうして…退部なんてしたの…?」


187 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 18:38:34.85 4ho9WrPS0 36/58


「…色々事情があるんです」

「それじゃ分からないよ…」

「……」

「話せないの…?」

「…何か、怖がってるんじゃないのかな」

「っ……」

「そんな気がしたんだ…。退部までしたのも、誰かのせいなんでしょ?」

「……」

「…ね?…私は、あずにゃんの事、嫌いになんかなってないよ。あんな冷たい態度だったけど…嫌いになんか、…なってないもん」

「…もう…いいです…」

「どうして…っ!私はまだあずにゃんと一緒に部活やりたいよ!ギターも弾きたいよ…っ!」

「だから…」


「…もう、いいよ。憂」


198 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 19:01:54.39 4ho9WrPS0 37/58


「え…?何言って…」

「唯先輩の真似はもういいよ、憂」

「ち…違うよっ!私は唯だよ!?」

「あなたは唯先輩じゃない。平沢憂だよ」

「なんでっ…そんな事…!」

「胸の大きさが違うから」キリッ

「…!?//」



204 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 19:13:49.36 4ho9WrPS0 38/58


「…なんてね。そんなので分かるわけないよ」

「そうだよ!それに、私は唯だもん…!」

「…私、唯先輩の事が大好きなんだ」

「…」

「だからね、今日見てたら分かったんだよ。ここにいるのは唯先輩じゃないってことにね」

「このまま先輩のこと忘れちゃうのかな、って思ってた。…だけど、忘れてなかった」

「声も、仕草も、笑顔も、全部全部…覚えてた。だから、分かったんだ。あなたは唯先輩じゃない」

「そんなの、嘘に決まってるよ…!」

「じゃあ憂、もし唯先輩にそっくりな人と唯先輩が入れ替わったら気付かない?」

「それは…」

「気付くよね?だって、憂も同じじゃない。唯先輩のこと、大好きなんだから。大好きな人を…間違えるはずないもん」

「梓…ちゃん…」

「…だよね?憂」


「…うんっ」


206 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 19:30:21.02 4ho9WrPS0 39/58


「…どうして、こんな事したの?それと、本当の唯先輩は?」

「お姉ちゃんは…風邪で寝込んでる。…梓ちゃんが退部した日から」

「…そっか」

「…もう、いつものお姉ちゃんじゃなくなってた。私が梓ちゃんにあんなことして…部活をやめることになったから…」

「……」

「ひ…ぐっ…!私のせいで…私のせいで…っ!」ポロポロ

「…どうして今日はこんなことしたの?」

「っ…梓ちゃんが退部したって聞いて…お姉ちゃんもそんな状態で……。だから、仲直りして部活に戻ってほしかったの…!」

「…そんなの、自分勝手だよ」

「うん…分かってた…、でもお姉ちゃんのあんな姿、もう見たくなかった…!私のせいで軽音部がバラバラになってしまったから…私が元に戻さなくちゃって思った…っ」

「…梓ちゃんと、前みたいに戻ってほしかった。だからっ…お姉ちゃんになって仲直りしたかった…」



211 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 19:51:33.34 4ho9WrPS0 40/58


「でも、ここで仲直りできたって唯先輩とはなんの関係もないよ」

「それで部活行っても、解決しない」

「…でも」

「でも先輩の笑った顔が見たかったんでしょ?」

「……うん。最低、だよ…」

本当に、自分勝手だ。

「…私、梓ちゃんに…大切な友達に、あんなひどい事もした…怒ってるよね」

だけど、その行動が好きだという感情で出たのなら。
私が憂になっていた可能性もある。

「あの梓ちゃんにしたひどいこと……私にやっても、何も文句は言えないよ…。許せないもんね…」

「…!?」

「梓ちゃんの…好きにしていいよ」


218 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 20:04:00.98 4ho9WrPS0 41/58


「…え?憂はああいうことを私にしてもらいたいの?」

「ふぇっ?//い、いやそうじゃなくてね!?//」

「梓ちゃんにあんなことしたから…私がされたとしても仕返しというか…当然、というか…」

「……」

「だ、だからされたいって意味じゃないってばっ//…本当に」

(そっか…)

要は許すか、許さないかだ。


225 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 20:31:48.74 4ho9WrPS0 42/58


「……」

(…許さなければ、憂を私と同じ目に遭わせることができる)

(今までの、辛い思いを全部、全部…。でもそれは正しいの…?)

(そして許したとして…今までの生活に戻れるのかな…。分からない)

やっぱり…

「憂」

「…うん」


「私は許したくない。許せないよ」


228 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 21:03:38.47 4ho9WrPS0 43/58


「…うん、分かったよ。…じゃあ何でも――」

「ケーキ」

「え?……え…?」

「あの時、一緒にケーキ作ろうって言ったじゃん。今までにない、おいしいもの作ろうって」

「う、うん…」

「なのに約束破ってあんなことした、…許せないよ」

「え…?」

「…私、楽しみにしてたんだよ?憂と一緒にケーキ作るの。そして唯先輩に食べてもらって、すごくおいしいって褒めてもらって、いつものように抱きついてくれること。そして憂と一緒に笑って、さ…楽しみにしてたんだよ?」

「…」

「だから今日は憂の家に行く。んで、ケーキが出来上がるまで帰らないっ」

「え…そんなの、で…」

「唯先輩が笑ってくれるまで、許さないからね?」


233 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 21:23:22.12 4ho9WrPS0 44/58


~憂の家~

「梓ちゃん、この材料ある?」ペラ

「ん、あるよー」
私と憂はケーキを作っていた。
「…これ、ホントに今までにないおいしさになるのかなぁ…?」

「なるはずだよっ、えへへ、少しアレンジを加えてねー」
「あ、確かにちょっとクリームが違うかも」ペロ

「でしょ?それと泡立て器についたクリームをなめるのは行儀悪いと思うなぁ、子供みたいっ」クスクス

「…っ、いいでしょっ!もう…//」




234 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 21:24:53.88 4ho9WrPS0 45/58


許さずに、憂を同じ目に遭わせることもできた。
だけどそんなことをしたら、多分今と同じ状況になる。
憂と私が逆になるだけだ。
私だって唯先輩を独り占めしたいと思ったことはある。

「あはは、顔赤いよー?」

「うるさーいっ!!」

でも唯先輩はそんなの望んでいない。
先輩は、みんなのことが大好きだから。誰か一人でもいなくなったら嫌なんだ。
だから私は…

「あははっ……梓ちゃん…」

「ん?」


「…ありがとう」

憂と…、皆と一緒に唯先輩を元気にさせたい。


240 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 22:09:11.12 4ho9WrPS0 46/58


数時間後~

「で…できたっ…!」

「これで完成だね…!」

いままでにないおいしさ(二人の中で)のケーキが出来上がった。

「じゃあ明日持ってこっか。…部室に。唯先輩、もう熱ひいてたんでしょ?」

「うん、さっき聞いたら明日は行くって言ってたから…。部室、行くの?」

「うん。再入部しないといけないから」

「その、私のせいであんなことになったけど…大丈夫なの…?」

「テキトーに理由はつけるつもりだよー。ケーキの開発中のため一時止めました、とか」

「あはは、それはちょっと…」



242 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 22:21:58.94 4ho9WrPS0 47/58


~翌日の朝~
憂の家

「…おはよー…」

「お姉ちゃんおはよー。具合はどう?」

「んー治ったよぉー。う~…上手く歩けない…」

「部活、行くよね?」

「…っ、うん」

「…ん!そっか」

(これ以上は…言わない方がいいよね)




248 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 22:43:38.38 4ho9WrPS0 48/58


~放課後~
廊下

「ケーキ崩れなかった?」

「うん、大丈夫」

「うー…緊張するなあ…。あ、それと様子がおかしかったのは憂とケンカしてたせい、ってことにするからねっ」

「うん。…ごめんね、ありがとう」

私も憂も唯先輩のことが大好きだ。
今となっては憂の気持ちも分かる気がする。

「…私たち、似てるんだと思う」

「え?」

「自分だけを見てもらいたくて、頑張って、でも上手くいかなくて…、そんな感じ。んー、何ていうのかな」

「うん…でも、皆と一緒に笑って楽しそうにしてるお姉ちゃんを見てるのが幸せだったんだよ。独り占めなんてしたら、あんな笑顔は見せてくれないもん」

そう。
もうすぐで、元に戻る。


250 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 22:55:38.02 4ho9WrPS0 49/58


~部室前~

「……」
「……」

「いやー…、これは律先輩に…殴られるなぁ」
「はは…」

「じゃあ行くよっ…!」

「うんっ」

どうなるだろう。
皆驚いて何も言えないかもしれない。
きっと最初に声をあげるのは律先輩だ。
そして… またここから始まるのだろう。

ガラッ

「再入部希望ですっ!!」

今日は忘れられない放課後ティータイムになりそうだ。

静まりかえる部室。
最初に声をあげたのは…


「あずにゃん――?」

                           終わり


256 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 23:05:32.92 4ho9WrPS0 50/58


gdgdなペースですまんかった
書き溜めしてなかったから話も面白かったか分からないorz
とりあえず最後まで読んでくれた方、保守支援に感謝!! 


259 : 以下、名... - 2010/06/29(火) 23:18:17.70 4ho9WrPS0 51/58


朝まで残ってたら蛇足として少し書くかも
それでは 乙にゃんっ


314 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 19:19:23.56 WEORY2EC0 52/58


殴られました。

「あずにゃん――?」

「ぇ……」

「ぁ…」

「な、な……」

「さ、再入部…させてくださいっ!」

「バカヤロォォーーーッ!!」

ドン

「おぶっ…」

「はぁ…はぁっ…」

「………う…お腹にくるとは…予想外…で、す…。かはっ…!」バタン

「梓ちゃああぁぁん!」


317 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 19:34:50.92 WEORY2EC0 53/58


「梓ちゃん!?梓ちゃんっ!しっかりしてぇ!」

「あ……ぅ……もう…」

「や、やっちまった…っ、どどうしよう!?」ガクガク

「ああ…やってしまったな…、逮捕だぞ?逮捕」

「う…うああぁぁーっ!?そんなぁぁっ!」

「……」ポカーン

「ほらほら、やっと帰ってきたのよ?行ってあげたら?」ニコ

「…う、うんっ」

「うぅ…梓ちゃん…ごめんね…!私が先に入っていれば…っ」

「まったく…律のせいだぞ、バカ」

「そんなあぁっ!私のせいじゃなぁぁいいっ!」


「…あずにゃんっ」

「…あ、」

「…待ってたよ」

「…はい、ただいま……です」


321 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 20:20:45.36 WEORY2EC0 54/58


そんなこんなでケーキを食べることにした。
とりあえずあの時の状況を適当な説明でごまかしたあと…

「…!うまい…」

「本当ねぇ、いつも私が持ってきてたのよりおいしいかも」モグモグ

「そ、そうなのか…?」

「澪も食べなよ~、ほれほれ」ニヤニヤ

「ちょっとなら…いやでもまた体重が…」

「ほっ!」シュッ

「んんっ!?」パク

「な?うまいだろー」

「…もぐもぐ……。おいしい…っ!」


322 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 20:21:58.33 WEORY2EC0 55/58


「どうですか、唯先輩…?」

「んぐんぐ…おいしいっ!すごくおいしいよ!」

すごく幸せそうな顔で笑った。
本当に、私が見たかった、大好きな唯先輩の笑顔。

「良かった…!」

「さすがだね!憂もありがとっ!」

「えへへ…嬉しいな…」

「…先輩」

「?」

だきっ

「!?!?」


324 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 20:54:43.37 WEORY2EC0 56/58


「ど、どうしたの?あずにゃんから抱きつくなんて…」

「前も言いましたが…多分覚えてないのでもう一度っ」

「?」

「私は、唯先輩のことが大好きです」ニコ

「……っ!?//」

「だから…またいつもみたいにしてくださいね?」

「…あ、はは…て、照れるなぁ…//」

「梓ちゃんばっかりずるいよっ!私もー!!」だきっ

「ちょっ…!?二人ともおも……うわあぁぁー!」ガタン


326 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 21:07:42.52 WEORY2EC0 57/58


「おいおい…あっちだけすごい賑やかだぞ…?」

「うふふ…(うっとり)」

「ははは、でもまぁ…放課後ティータイム、再結成だな」

「ん、そうだな。やっぱ五人じゃなきゃ!」

また楽しい時間が始まる。

「唯先輩~!」「お姉ちゃ~ん!」モフモフ

「だから二人ともー!ひゃうっ…!?く、くすぐったいってー!離れてーっ!」ジタバタ

(…唯先輩…大好きです)

高鳴る自分の心音を聞きながら、胸の中で呟いた。

                   終わり


330 : 以下、名... - 2010/06/30(水) 21:29:56.31 WEORY2EC0 58/58


保守支援感謝
これで蛇足エピローグは終わりです
最後まで見てくれた方ありがとう


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