1 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 18:49:34.58 7cHcQTRmO 1/144


「お姉ちゃん?」

「……………………」

「寝てるんだよね?」

「……………………」

「今はどんな夢を見てるのかな?」

「……………………」



3 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 18:52:33.22 7cHcQTRmO 2/144


「お姉ちゃん……いい夢を見てる?」

「今、お姉ちゃんが見てる夢が幸せな夢だといいな」

「…………………」

「私も今日、夢を見たんだ」


5 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 18:56:46.25 7cHcQTRmO 3/144


「とっても楽しい夢」

「朝、お姉ちゃんを起こして」

「一緒に朝ご飯食べて…学校に行って」

「部活しているお姉ちゃんを影で見守って」

「一緒に家に帰って……夜ご飯食べて一緒に寝る」

「とっても楽しい夢だったよ」


7 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:00:07.29 7cHcQTRmO 4/144


「…………………」

「夢はね、無意識が生み出す見たいと思ったイメージなんだって」

「…………………」

「本当に楽しい夢だったよ…本当に」

「…………………」


8 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:04:09.61 7cHcQTRmO 5/144


「お姉ちゃんも今、夢を見てるんだよね?」

「…………………」

「……ゆっくり眠っててね」

「私も眠くなってきちゃった……」

「…………………」

「おやすみお姉ちゃん……今、お姉ちゃんが見ている夢がいい夢だといいな」

「おやすみ…………」


10 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:06:20.58 7cHcQTRmO 6/144


ピッピッピッピッピッ。

「お姉ちゃん起きて朝だよー目覚まし時計鳴ってるよー」

「うぅ……ふわぁ~」

「おはようお姉ちゃん!」

「うん…おはよう……」


12 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:08:57.87 7cHcQTRmO 7/144


「えへへ~まだ眠いや……」

「もう!二度寝したら遅刻しちゃうよ」

「うん……」

「ほら、朝ご飯出来てるから制服に着替えて下に降りて」

「わかったぁ~」


13 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:13:57.13 7cHcQTRmO 8/144


「今日の朝ご飯なに?」

「あ、やっと降りて来たね、今日は焼き魚とお味噌汁とご飯だよ」

「美味しそう!食べていい?」

「うん!一緒に食べよ」

「わかった!いただきまーす」

「いただきます」


14 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:16:17.75 7cHcQTRmO 9/144


「このお魚美味しい!」

「ありがと、お姉ちゃん」

「お味噌汁も美味しいし憂は本当お料理上手!」

「えへへ~ありがとうお姉ちゃん」

「美味しい~」


15 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:18:30.58 7cHcQTRmO 10/144


「お腹いっぱい!」

「私も一緒にごちそうさましよっか?」

「うん!ごちそうさまでした~」

「ごちそうさまでした」

「毎日、お料理作ってくれてありがとう憂」

「うん!毎日美味しそうに食べてくれてありがとうお姉ちゃん」


16 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:21:07.66 7cHcQTRmO 11/144


「じゃあ学校に行こっか!」

「うん!」

「あ…今、何時かな?」

「8時になるよ」

「ゆっくり行ってもまだ間に合うね!」

「うん、そうだね」


17 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:23:33.98 7cHcQTRmO 12/144


「行ってきまーす」

「いってらっしゃい!」

「もう!お姉ちゃんも一緒に行くんだよー」

「えへへ~行ってきます憂」

「うん!じゃあ行こっか」

「今日も一日頑張るぞー!」


19 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:26:40.91 7cHcQTRmO 13/144


「あのねー今日はムギちゃんがケーキ持って来てくれるんだぁ~」

「よかったね!」

「うん、ムギちゃんが持ってくるケーキとっても美味しいから早く食べたい!」

「いっぱい食べれるといいね」

「うん!」


21 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:34:01.85 7cHcQTRmO 14/144


「あ、今日は純ちゃんと一緒に遊ぶんだぁ」

「本当?憂と純ちゃん仲がいいね~」

「うん!」

「あれ?あずにゃんは?」

「梓ちゃんは今日は軽音部のみんなと沢山、練習したいって言ってたから遊ぶの無理だって」

「あずにゃんやる気満々だね~」


22 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:36:27.00 7cHcQTRmO 15/144


「あ…学校着いたね~」

「うん!じゃあ私は教室に行くね」

「うん、バイバイ~」

「バイバイお姉ちゃん!」

「……あ、蝶々だぁ!」


23 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:38:44.71 7cHcQTRmO 16/144


「綺麗な蝶々だなぁ~お名前は何て言うのかな?」

「なんで蝶々に話しかけてるのよ」

「あ、和ちゃん」

「おはよう唯」

「うん!おはよう~」


24 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:41:16.49 7cHcQTRmO 17/144


「今、来たの?」

「うん!一緒に教室行こうよ」

「いいわよ、それより唯」

「なぁに?」

「ギター忘れて無い?」

「…………あ!」


25 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:46:37.33 7cHcQTRmO 18/144


「ど、どうしよう取りに帰らなくちゃ!」

「今から取りに帰っても遅刻するわよ」

「どうしよう……」

「みんなに謝るしか無いんじゃない?」

「そうだよね…あずにゃんから怒られるよー」


27 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:54:59.86 7cHcQTRmO 19/144


「……ギターこれからは忘れないようにね」

「う、うん…わかった!」

「じゃあ教室に行きましょ」

「あぁ…ギー太が恋しいよ和ちゃん」

「そうなんだ早く教室に行くわよ」

「はぁーい!」


28 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:57:31.15 7cHcQTRmO 20/144


「みんなおはよー!」

「おはようー!」

「唯ちゃんおはよう」

「おはよう」

「みんな今日は大事なお知らせがあります!」


29 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 19:59:34.94 7cHcQTRmO 21/144


「なんだなんだ?」

「ごめんなさいギター忘れました!」

「えー!」

「練習出来無いじゃないか!」

「唯ちゃんおっちょこちょいね~」

「まぁ…唯にはよくある事だから」


30 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:04:32.07 7cHcQTRmO 22/144


「今日の練習どうするんだ?」

「梓めちゃめちゃ張り切ってたぞー怒られるぞー」

「学祭まで残り一ヶ月だからね~」

「うぅ!あずにゃんから怒られるー」

「覚悟を決めろよー」


31 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:07:43.01 7cHcQTRmO 23/144


さわ子「席に座りなさーいHR始めるわよー」

「あ、さわ子先生来たぞ」

「ギター取りに帰ろうかな?」

「もう諦めた方がいいんじゃないか?」

「う~ん……」

さわ子「そこの二人早く席に座りなさい」

「はぁーい」


34 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:25:41.11 7cHcQTRmO 24/144


・・・・・・・・

「放課後だぁ!よーし今日も部活頑張るぞ!」

「ギター忘れてるけどな」

「うぅ……」

「まぁまぁまぁまぁ早く部室に行きましょ?」

「そうだな」


35 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:27:53.55 7cHcQTRmO 25/144


「うぃーす!」

「あ、来た!」

「うん、先に来てたのか」

「はい!今日は沢山練習しましょうね」

「あ、あのね…あずにゃん」

「どうしたんですか?」


36 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:30:00.44 7cHcQTRmO 26/144


「ごめんなさい!ギター忘れました!」

「えぇぇぇ!」

「ごめんねあずにゃん」

「れ、練習はどうするんですか!?」

「えーと…エアギターするよ!」


37 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:35:04.12 7cHcQTRmO 27/144


「エアギターって…」

「まぁまぁ梓ちゃん、今日は唯ちゃんにギターの用語とか色々教えてあげるのはどう?」

「うん!私、ギターの用語てかあんまり知らないし」

「わ、わかりました……じゃあ今日は唯先輩にギターの事を教えます」

「失礼しまーす……」

「あ、憂!」


38 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:39:22.26 7cHcQTRmO 28/144


「し、失礼しまーす」

「純ちゃんも!どうしたの?」

「お姉ちゃん今日ギター忘れてたでしょ?持って来たよ」

「ギー太!」

「和さんからお姉ちゃんがギター持って来るの忘れた事を聞いて持って来ちゃった」

「ありがとう憂!」


39 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:43:46.40 7cHcQTRmO 29/144


「純ちゃんもわざわざ来てくれてありがとう」

「い、いえ……」

「これで沢山、練習出来ますね!」

「うん、そうだな」

「あ、二人共私達の練習見て行かない?」

「純ちゃんどうする?」

「是非、見たいです」

「じゃあ決まりね~紅茶入れてくるわね」


40 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:45:39.11 7cHcQTRmO 30/144


「はい紅茶よ」

「ありがとうございます」

「あ、ありがとうございます」

「いいのよ~私達の練習いっぱい見ててね」

「はい!」

「じゃあ練習するか」

「よーし頑張るぞー!」


42 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:52:57.09 7cHcQTRmO 31/144


「ふぃー…」

「どうだった?」

「はい!とってもカッコ良かったです!」

「凄かったです!」

「えへへ~ありがとう!」

「もう1曲やりましょう!」

「うん!」


43 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 20:57:06.74 7cHcQTRmO 32/144


「あ、お姉ちゃん」

「なぁに?」

「私達はもう行くね」

「えー!もう行くの?」

「うん、純ちゃんとお外で遊びたいから」

「そっかぁ~」


44 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:00:33.20 7cHcQTRmO 33/144


「今日はありがとうございました演奏凄かったです」

「うん、何時でも見に来ていいからな」

「はい!ありがとうございます」

「じゃあ行こっか」

「うん」

「憂バイバイ~」

「バイバイお姉ちゃん」


46 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:08:02.21 7cHcQTRmO 34/144


「じゃあ…もう一曲……」

「見る人がいないと一気にやる気が……」

「そうね~」

「一曲練習したら休憩しないか?」

「うん少し疲れたし」

「じ、実は私も少し休憩したいです」


47 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:10:24.55 7cHcQTRmO 35/144


「よーしじゃあ次は休憩ね!」

「終わったら唯ちゃんが楽しみにしてるケーキもあるからね?」

「やる気が出て来たよ!」

「じゃあやりましょう!」

「おー!」


48 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:12:18.74 7cHcQTRmO 36/144


「よーし終わったぁ!」

「休憩するか」

「紅茶入れてくるわね~」

「ありがとうなムギ」

「いいのよ~」

「唯先輩、上手になって来ましたねギター」

「ありがとう!」


49 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:16:10.55 7cHcQTRmO 37/144


「紅茶よ~」

「ありがとう!」

「梓ちゃんも」

「ありがとうございます」

「律のドラムも段々揃って来たよな」

「そ、そっか?」

「はい!今度の学祭が楽しみですね」


51 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:21:03.75 7cHcQTRmO 38/144


「うん!学祭楽しみ!」

「ケーキよ~」

「わぁー!美味しそうムギちゃんありがとう!」

「本当に美味しそうだな」

「毎日ありがとうな」

「全然、大丈夫よ~」

「あずにゃんはどれにする?」


52 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:27:21.26 7cHcQTRmO 39/144


「私はこのバナナの奴がいいです」

「じゃあ私はこのショートケーキ」

「私はチーズケーキがいいな」

「ムギは?」

「私は余ったのでいいわよ~」

「本当にいいのか?」

「余り物には副が言うじゃない?」

「ムギちゃん優しいね!」


53 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:31:06.54 7cHcQTRmO 40/144


「じゃあ…私はモンブランな」

「私はコレね!」

「ムギちゃんこのケーキ本当にありがとう」

「ううん、いいのよ早く食べましょ?」

「うん!いただきまーす」


54 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:36:35.24 7cHcQTRmO 41/144


「美味しいよムギちゃん!」

「本当?ありがとう唯ちゃん」

「うん!」

「本当に美味しいな!」

「……わっ!何だか急に部屋が暗くなったね停電かな?」


56 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:42:06.89 7cHcQTRmO 42/144


「え……?」

「急に暗くなるからびっくりしたよ~まだ暗いね!」

「どうしたんだ唯?」

「どうしたって…停電だよ!もっと驚かないの澪ちゃん」

「暗くなって無いですよ?」

「え?でも暗いよ…暗過ぎて何も見えないもん」


57 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:46:38.95 7cHcQTRmO 43/144


「唯ちゃん……本当にどうしたの?」

「部室が急に真っ暗になったんだよ!」

「暗く無いですよ唯先輩」

「明るいぞ…まだ5時だし……」

「もしかして…誰か部室の電気消した?」

「………なぁ唯」


59 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 21:53:42.69 7cHcQTRmO 44/144


「もー誰か部室の電気付けてよ~ケーキ食べたいよ!」

「唯ってば!」

「み、澪ちゃん…どうしたの?」

「ほ、本当に真っ暗なのか?」

「うん……早く誰か電気付けてよ」

「誰も電気消したり何かしてないわ……」

「………でも真っ暗だよ?何も見えないよ?」


61 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:01:59.99 7cHcQTRmO 45/144


「唯先輩……」

「……早く電気付けてよ……本当に真っ暗だよ」

「………………」

「誰か電気付けてよ……真っ暗だよ……何も何も見えないよ暗過ぎて何も見えないよ……」

「………………」

「誰か何か言ってよ!暗いよ……怖いよ……」

「………………」

「何も見えないよ……」


63 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:06:12.02 7cHcQTRmO 46/144


ピッピッピッピッピッ。

「お姉ちゃん起きて朝だよー目覚まし時計鳴ってるよー」

「…………はっ!」

「おはようお姉ちゃん!」

「夢……だったんだよかった……」


64 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:12:42.62 7cHcQTRmO 47/144


「どうしたのお姉ちゃん?」

「怖い夢を見たんだ……急に回りが暗くなって何も見えない夢」

「怖かった?もう大丈夫だよ」

「うん……夢でよかったぁー」

「ご飯出来てるから制服に着替えたら下に降りて来てね」

「うん……本当に夢でよかった!」


65 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:17:05.28 7cHcQTRmO 48/144


「よーし!着替え終わったし朝ご飯食べようかな~」

「あ!ギー太も忘れないように持って行かなくちゃ!」

「よいしょっと…」

「夢の中だけど忘れてごめんねギー太」


66 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:22:02.12 7cHcQTRmO 49/144


「あ…お姉ちゃん朝ご飯の支度もう出来てるよ」

「うん!ありがとう!」

「じゃあ食べよっか」

「うん、いただきます」

「いただきます」


67 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:26:33.63 7cHcQTRmO 50/144


「ごちそうさまでしたー」

「ごちそうさまでした」

「美味しかったよ憂」

「ありがとう!じゃあ学校に行こっか」

「うん!行こう!」


68 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:28:33.45 7cHcQTRmO 51/144


「いってきまーす」

「いってきます」

「今日も暑いね~」

「そうだね、段々と暑くなって来てるもんね」

「うん!私、夏は好きだけど暑いの嫌い」

「私もお姉ちゃんと一緒だよ!」


69 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:31:46.41 7cHcQTRmO 52/144


「そうなんだ~このじめじめした暑さ嫌だよね~」

「うん!」

「でも夏休みがあるから暑いの我慢出来る!」

「あ…お姉ちゃんアゲハ蝶だよ!」

「本当だぁ!」


70 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:38:02.26 7cHcQTRmO 53/144


「可愛いね~」

「うん!可愛い」

「あ!お花に止まったよ蜜を吸うのかな?」

「そうなんじゃないかな?」

「暑さに負けず頑張って蜜を吸うんだよ!」

「頑張ってね蝶々さん」


72 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 22:58:30.37 7cHcQTRmO 54/144


「よし!私達も蝶々さんみたいに暑さに負けず学校に行こう!」

「うん!」

「今日もムギちゃんのお菓子食べるぞー!」

「私も勉強頑張る!」

「じゃあ学校へ行こう!」

「そうだねー」


74 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:01:19.07 7cHcQTRmO 55/144


「やっと着いたね…」

「うん、そうだね」

「やっぱり蝶々さん見たいに暑さと戦えないや……」

「教室に行ったら涼しいから後少し頑張ろ?」

「うん!じゃあ教室に行くね」

「うん!バイバイお姉ちゃん」

「バイバイ~」


75 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:04:20.10 7cHcQTRmO 56/144


「みんなおはよー」

「おはよう唯、今日は暑いな」

「うん!でもここ三階だから涼しいよね~」

「そうだな~」

「クーラーも着けなくていいし!エコだね!」

「唯ちゃんクーラー苦手だからね~」

「あ、ムギちゃん!」


76 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:11:31.77 7cHcQTRmO 57/144


「おはよう唯ちゃん」

「うん!おはよう」

「そういえば今日は澪は休みだから」

「何かあったの?」

「夏風邪だよ」

「そっかー澪ちゃん大丈夫なの?」

「うん、大丈夫だと思う」

「よかったわ~」


77 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:14:46.28 7cHcQTRmO 58/144


「あ!今日の部活どうするの?」

「まぁ澪抜きでやるしかないよな」

「そっかぁ~部活終わったらお見舞い行こうよ」

「私もお見舞い行きたいわ~」

「わかった後で澪に電話してみるよ」

さわ子「みんな席に座りなさい」

「あ、さわちゃん来たよまた後でね」


79 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:19:01.14 7cHcQTRmO 59/144


・・・・・・・・

さわ子「みんな気をつけてね~」

「やっと放課後だぁ~」

「あ、昼休み澪に電話掛けたらお見舞い来ていいってさ」

「よかったわ~梓ちゃんも誘って行きましょうね」

「うん!澪ちゃん風邪だからはしゃぎ過ぎないようにね!」

「お前が言うなー!」


80 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:23:33.74 7cHcQTRmO 60/144


「あ、皆さん!」

「あずにゃん!」

「梓、今日は澪休みだから」

「え?何でですか?」

「夏風邪だよ!」

「そうですか…大丈夫なんですか?」

「うん、大丈夫大丈夫」


82 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:28:26.34 7cHcQTRmO 61/144


「澪ちゃんクーラー付けて寝てたのかなぁ?」

「そうじゃないか?」

「最近、暑くなって来たもんね~私もついつい着けたままで眠ってしまうから気をつけなきゃ」

「うん!やっぱり夏は扇風機だよね!」

「ああああああって出来るしな!」


83 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:32:08.30 7cHcQTRmO 62/144


「じゃあ練習しましましょうか!」

「こう暑いと練習するやる気が出ないよね~」

「アハハハハ分かる分かる」

「アハハハハじゃないです!暑さに負けずに練習しましょう」

「少しティータイムしてから練習しない?」


84 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:34:32.65 7cHcQTRmO 63/144


「うん!ムギちゃんに賛成!」

「私もー!」

「梓ちゃんティータイムしてからでいい?」

「はい…分かりました」

「ありがとうね梓ちゃん」

「いえ、でもティータイムが終わったら練習ですよ!」

「うん!」


85 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:40:39.80 7cHcQTRmO 64/144


「このアイスティー美味しい!」

「そう?ありがとう」

「澪先輩…大丈夫ですかね?」

「大丈夫だって!」

「少し心配です……」

「澪ちゃんを心配するあずにゃん可愛い!」


86 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:47:39.89 7cHcQTRmO 65/144


「みんな飲み終わった事ですし…練習しましょうか」

「そうね!」

「よーし頑張るぞー」

「あ…あれ?」

「どうしたんですか」

「右手が動かない……」


87 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:50:39.18 7cHcQTRmO 66/144


「右手が動かないって……嘘ですよね?」

「嘘は良くないぞー」

「ほ、本当だよ!本当に本当に動かないんだよ!」

「本当なの?」

「動かないよ……動かないよ……」

「と、とりあえず保健室に行こう」

「は、は…はい」


90 : 以下、名... - 2010/07/08(木) 23:56:07.03 7cHcQTRmO 67/144


「た…立てないよ………ムギちゃん…りっちゃん……あずにゃん立てないよ…」

「立てないって……」

「足が動かないよ……うぅ……動かない…ぐすっ……」

「足が動かないって…………」

「うぅ……動かない…ぐすっ……動かないよぉ…嫌だよぉ……動かないよぉ」

「唯ちゃん大丈夫なの!?すぐに救急車呼ぶわね」


93 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 00:08:05.39 CArFOZSPO 68/144


「大丈夫なのかな?……私…大丈夫なのかな?」

「だ、大丈夫だって……」

「だ、大丈夫ですよ!」

「嫌だよぉ……このまま…手が動かなくなるの嫌だよ…足が動かなくなるの嫌だよぉ……」

「救急車に連絡したわ!先生呼んでくるわね!」

「何で……急に…動かなくなるの……ぐすっ…もうギー太弾けないのかな?…そんなの嫌だよ…」


94 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 00:12:26.34 CArFOZSPO 69/144


「…………うぅ」

「私、寝てたみたいだね……」

「また夢を見たよ…とっても素敵な夢」

「お姉ちゃんも素敵な夢を見てるんだよね?」

「そうだったらいいな」


95 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 00:17:25.40 CArFOZSPO 70/144


「あのね……私が今見た夢はね」

「お姉ちゃんが抱き着いてくる夢」

「私の目を見てお姉ちゃんがニッコリ笑ったかと思うと…私に抱き着いてくるの」

「とっても幸せだったよ」


96 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 00:22:35.06 CArFOZSPO 71/144


「お姉ちゃんの柔らかな肌……温かい体温」

「私を安心させてくれる匂い」

「夢なのにね……凄く鮮明だったよ」

「思わず私もお姉ちゃんを抱きしめてね」

「何だか……何だか分からないけど私泣いてた」


98 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 00:35:10.51 CArFOZSPO 72/144


「私が泣いてるとね……」

「お姉ちゃんはそっと私の涙を拭ってスーッと消えちゃった……」

「私の目を見て両手を伸ばして……幸せそうに笑って消えた……」

「そして目が覚めた……起きてお姉ちゃんが側たから……安心したよ」


99 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 00:41:58.77 CArFOZSPO 73/144


「ねぇ……お姉ちゃん」

「…………………」

「寝てないで目を覚まして……」

「…………………」

「目を覚ましてお願いだから……」


102 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 01:02:09.48 CArFOZSPO 74/144


ピッピッピッピッピッ

「う……ふわぁ~」

「あ、お姉ちゃん目覚めたんだね」

「うん……今何時?」

「えーと…7時30分だよ~」

「そっかぁー……………」

「もう二度寝しないの!」


103 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 01:05:57.26 CArFOZSPO 75/144


「うん……でもよかった……」

「何が?」

「夢だったんだ……まだ頭がボーッとしてるけど……夢だったんだ」

「どんな夢を見てたの?」

「私の右手と両足が動かなくなる夢…怖かった」

「そっか…あ!もう朝ご飯出来てるよ」


126 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 12:52:05.15 CArFOZSPO 76/144


「うん……制服に着替えてから行くね」

「じゃあ用意してるからね」

「ありがとう……」

「お姉ちゃん何だか元気無いね……」

「うん、夢が怖かったから……」


128 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 12:59:20.04 CArFOZSPO 77/144


「お姉ちゃん……」

「凄くリアルだったんだ」

「…………………」

「腕がね動かそうと頑張ってるんだけど動かなくて…足もまったく動かなかった」

「怖い夢だね……」

「本当に怖かった……でも夢でよかったよ!」

「うん…」

「制服に着替えるね」

「うん、わかった」


130 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 13:20:00.34 CArFOZSPO 78/144


「着替え終わったよー!」

「うん!もうご飯の仕度は終わってるから朝ご飯食べよっか?」

「うん!いただきまーす」

「いただきます」


133 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 14:00:19.91 CArFOZSPO 79/144


「お姉ちゃんやっと学校に着いたね!」

「………………え?」

「どうしたの?」

「あれ?わ、私今ご飯食べてたんだけど……」

「ご飯は食べ終わったよ」

「え?いつの間にか学校に着いてる……」


134 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 14:32:39.09 CArFOZSPO 80/144


「…………?」

「あのね私、今さっきまでご飯食べてたんだ」

「でも……ご飯は食べ終ったよね?」

「ううん…まだごちそうさまもしてない……」

「えっと……」

「……憂と一緒に学校行った記憶が無い」

「え……お姉ちゃん大丈夫なの?」


138 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 15:02:21.91 CArFOZSPO 81/144


「……憂と学校に行った記憶が無いよぉ……」

「大丈夫なの?今日は学校休む?」

「ううん……ただ忘れてるだけかも知れないし……」

「でも最近の事だよ?そんな簡単に忘れないと思うよ」

「そうだよね……」


139 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 15:09:25.51 CArFOZSPO 82/144


「お姉ちゃん起きてー!」

「…………んっ」

「もう朝ご飯食べながら寝てるんだもんびっくりしたよ~」

「え?…私、学校に……夢?」

「どうかしたの?早く朝ご飯食べないと遅刻しちゃうよ~」


140 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 15:29:44.25 CArFOZSPO 83/144


「う…うん……」

「美味しい?」

「美味しいよ……」

「そうよかったわ~」

「え……?ムギちゃん?」

「それ食べ終わったら練習ですからね!」

「……あずにゃん?」


141 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 15:39:35.94 CArFOZSPO 84/144


「律先輩も今日はいっぱい練習しますからね!」

「わかってるって~」

「…………………」

「どうしたんだ唯?急に黙って」

「何だか顔色が悪いわね具合悪いの?」


142 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:01:30.48 CArFOZSPO 85/144


「私…家にいた……」

「……はぁ?」

「私、家にいたんだよ!それが……気付いたらいつの間にか部室に……」

「唯先輩はずっと部室にいましたよ?」

「ううん…家にいたよ……」


145 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:15:16.29 CArFOZSPO 86/144


「朝、憂に起こして貰って……制服に着替えて朝ご飯食べてたらいつの間にか学校にいて」

「唯ちゃん……本当にどうしたの?」

「また……いつの間にか家にいて……」

「次はここにいた……」
ピッピッピッピッピッ


146 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:20:24.13 CArFOZSPO 87/144


ピッピッピッピッピッ

「ごめんね、お姉ちゃんお母さんから電話」

「すぐに戻ってくるから待っててね」

「…………………」

「はい、もしもし」


147 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:26:08.19 CArFOZSPO 88/144


「うん、今お姉ちゃんと一緒にいる」

「うん……」

「まだお姉ちゃんと一緒に居たいから」

「そんな事言わないでよ!!」

「もう切るね」

「バイバイ…………」


149 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:36:50.93 CArFOZSPO 89/144


「ただいまお姉ちゃん」

「………………」

「…………お姉ちゃんのギター弾いてる姿見たいな」

「歌ってる姿も見たい……でも1番見たいのは」

「お姉ちゃんが笑ってる姿」


151 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:55:54.28 CArFOZSPO 90/144


唯ちゃん…?唯ちゃん……?

「……ムギちゃん?」

「よかった……急に倒れるんだもんびっくりしたわ~」

「だ、大丈夫か?」

「あれ?部室?」

「唯先輩…………ぐすっ」

「あずにゃん何で泣いてるの?」


152 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 16:59:38.65 CArFOZSPO 91/144


「………………」

「何処か具合の悪い所はないか?」

「……私、倒れてたの?」

「あ、あぁ……」

「そっか……何か変な電子音聞こえなかった?」

「電子音?」


153 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 17:06:18.74 CArFOZSPO 92/144


「うんピッピッピッピッって電子音、聞こえなかった?」

「いや、聞こえてないけど……」

「そっか…あのね、私今日は帰っていいかな?」

「えぇ…」

「ごめんね……じゃあバイバイ」

「唯先輩…待って下さいギター忘れてますよ」


156 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 17:16:36.55 CArFOZSPO 93/144


「うん…………え?」

「どうしたんですか?」

「ギー太が…ギー太が真っ黒だよ!」

「……え?」

「ギー太…真っ黒だよ……どうして?ギー太……なんで真っ黒なの?」


157 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 17:31:11.40 CArFOZSPO 94/144


「ギー太…ぐすっ……こんなんじゃもう弾けないよ……」

「唯ちゃん……」

「何で…何で……真っ黒なの?」

「………………」

「ねぇ……何で?」

「…………それはな」


160 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 17:41:07.01 CArFOZSPO 95/144


さわ子「唯ちゃん居眠りしちゃダメよー」

「うぅ……」

「やっと起きたわね昨日ちゃんと寝たの?」

「和ちゃん……?ここは教室?」

さわ子「まだ寝ぼけてるわね~」


162 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 17:58:51.20 CArFOZSPO 96/144


「え……?だって私、部室にいたのに…」

「夢でも見てたんじゃない?」

「また夢……あ、そうだ……ギー太が真っ黒になってて…私のギターは何処?」

「音楽室に置いてたじゃない」

「見てくる……」

「ちょっと今は授業中よ!」


163 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 18:04:07.37 CArFOZSPO 97/144


「……………ギー太!」

「よかった……真っ黒じゃない……よかった」

さわ子「ちょっと唯ちゃんどうしたの?」

「さ、さわちゃん……」

さわ子「授業中に教室を飛び出して何かあったの?」

「ううん…もう大丈夫だよ……よかったギー太が無事で本当によかった」


166 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 18:16:14.09 CArFOZSPO 98/144


さわ子「……?何かよく分からないけど教室に向かいましょう」

「うん!」

さわ子「急に教室から飛び出すんだもん、みんなびっくりしてたわよ」

「ごめんなさい……」

さわ子「いいのよ」


167 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 18:25:59.30 CArFOZSPO 99/144


さわ子「じゃあ行きましょう」

「うん!……何だか急に暑くなったね!」

さわ子「そう?」

「うん、暑いよ……暑い暑い…」

さわ子「……?」

「さわちゃん…暑いよ……熱いよ熱いよ……」


169 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 18:38:46.04 CArFOZSPO 100/144


「熱い…熱い熱いよさわちゃん助けて体が熱いよ!!」

さわ子「どうしたの?」

「あづっ熱い…熱い熱いよぉた、助け助けて熱いよ」

さわ子「唯ちゃん!どうしたの!?」

「熱いごほっごほっ息が出来なっ…ごほっ出来ない熱い…苦しいくるじいよぉさわちゃん助けごほっ助けて」


170 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 18:48:44.09 CArFOZSPO 101/144


「唯ちゃん練習に疲れてすっかり寝てるわね~」

「はい、今日は沢山、練習しましたからね」

「そろそろ起こさないとな、もう暗いし」

「そうだなー」

「…………熱いよ」

「寝言かしら?」


173 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:05:07.57 CArFOZSPO 102/144


「助けて…熱いよ」

「悪い夢でも見てるんですかね?」

「みたいだな、起こしてあげよっか!」

「そうね~」

「おーい、ゆーいー起きろー!」

「んっ………りっちゃん?」


174 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:10:47.33 CArFOZSPO 103/144


「大丈夫か?唸されてたみたいだけど」

「……まただよ」

「どうしたの?」

「ごめん…私、先に帰るね」

「あ、あぁ……」

「バイバイ……」


175 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:19:28.74 CArFOZSPO 104/144


「………………」

「あ!お姉ちゃん!」

「憂……」

「待ってだんだぁ~一緒に帰ろ?」

「うん…いいよ」

「元気ないね…どうしたの?」


177 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:23:31.67 CArFOZSPO 105/144


「………………」

「何かツライ事でもあったの?」

「うん…………」

「そっか…よかったら私に話して欲しいな」

「……………蝶々だ」

「蝶々?」


179 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:33:03.89 CArFOZSPO 106/144


「ほら…空見て蝶々がいっぱい飛んでる」

「本当だ綺麗だね」

「うん、綺麗だね…あのね憂」

「どうしたの?」

「私…最近変な事ばっかり起きるんだ」


181 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:36:02.49 CArFOZSPO 107/144


「口では上手く説明出来ないんだけど……」

「怖いんだ……」

「目が見えない夢を見たり右手と両足が動かなくなったり」

「いつの間にか別の場所にいたり…」

「体が燃えるように熱くなったり…ギー太が真っ黒になったり……」


182 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:45:40.82 CArFOZSPO 108/144


「怖いんだ……」

「……………憂?」

「あれ?憂がいない……」

「憂!うーいー!」

「……何処に行ったの……」


183 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 19:51:58.43 CArFOZSPO 109/144


「うーいー!」

「何で急にいなくなっちゃんだろ……」

「憂…ぐすっ……憂……うぅ…」

「何処にいるのー!ぐすっ……憂」

「憂……いなくなっちゃ嫌だよ……」


184 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:00:43.48 CArFOZSPO 110/144


「さ、先にお家に帰ったんだよ……」

「先にお家に帰って私を驚かそうとしてるんだ」

「早くお家に帰ろう」

「きっと…憂がいるから」

「…………………」


186 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:15:07.51 CArFOZSPO 111/144


「……あれ?何だろうあの黒い煙」

「火事かな?」

「……私の家の方向からだ」

「まさか……」

「憂……憂!」


188 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:19:05.72 CArFOZSPO 112/144


「はぁはぁはぁはぁ……どうしよう私の家が…火事だ」

「お姉ちゃーん!お姉ちゃん…お姉ちゃん!!」

「う…憂!何処にいるの!?」

「お姉ちゃん!嫌ぁっ!お姉ちゃん…」

「憂ー!……何処にもいない…まさか……」


189 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:22:02.70 CArFOZSPO 113/144


「誰かぁっ!誰かいませんか!?」

「どうしよう…憂が……憂が!」

「誰か…誰かいませんかぁっ!?」

「だ、誰もいない…」

「しょ…消防車に電話しなきゃ」

「お姉ちゃあああああん!」


190 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:32:58.12 CArFOZSPO 114/144


「ケータイが……溶けてる……」

「これじゃあ…消防署に通報出来ないよ……」

「お姉ちゃん…お姉ちゃん!!」

「どうすれば……」

「私が憂を助けなきゃ……」


191 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:42:06.79 CArFOZSPO 115/144


「でも……怖いよ」

「お姉ちゃん……お姉ちゃん……」

「…………勇気を出さなきゃ」

「待っててね憂」

「今から助けるからね……」


193 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:48:43.13 CArFOZSPO 116/144


「げほっ…熱いよ熱い…げほっげほっ」

「憂ー!何処にいるの!?」

「げほっ…ごほっ…煙が…吸わないようにしなきゃ」

「憂ー!うーいー!」

「お姉ちゃん!」

「げほっ聞こえたごほっげほっ何処にいるのー!」


194 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 20:55:36.92 CArFOZSPO 117/144


「今、助けるからね!!」

「誰かっ…誰かぁっ……」

「もう少し我慢しててね!!」

「助けて下さい……」

「待っててげほっ…私が助けるから」

「誰かお姉ちゃんを助けて下さい!!」


195 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:06:12.87 CArFOZSPO 118/144


「………え?」

「まだ中に一人いるぞ!」「うわぁ~…マジかよ」「平沢さんの家、大変な事になってるわね~」「すっげー火事って始めてみた」「もー…不謹慎だよ~写メらないの~」

「熱い…体が……」

「消防士さん!まだ中にお姉ちゃんがいます助けて下さい!」

「憂……?ごほっ…熱いよ体が……熱い……あ……づい……死ぬ…………」


196 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:17:31.29 CArFOZSPO 119/144


ピッピッピッピッピッ

「起きて」

「う……んん…」

「ほら、起きて」

「…………は!」

「やっと起きたね」

「ひぃ……お化け!!」


197 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:25:59.66 CArFOZSPO 120/144


「お化けなんて酷いよぉ…」

「ち、近付かないで!」

「酷いよ……」

「だって……だって……」

「気持ち悪いでしょ?この姿」

「…………………」

「ねぇ…夢はね無意識が生み出す見たいって思ったイメージなんだよ」


199 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:34:13.06 CArFOZSPO 121/144


「え…………?」

「アナタは長い夢を見ている…凄く長い夢、今も見てる」

「…その長い夢を見て行く内にアナタは無意識にこう思い始めた」

「な、何言ってるの?」

「私を知りたい」


200 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:43:18.24 CArFOZSPO 122/144


「アナタは無意識の内に自分を知りたいと思っていた」

「私に何が起こったのか?私は何故こんなにも長い夢を見ているのか?」

「だから…何を言ってるの!」

「無意識の内にアナタは考えていた…そしてアナタは夢を見た」

「今までの楽しい夢とは違う夢を」


203 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:51:14.74 CArFOZSPO 123/144


「目が見えなくなった夢、手足が動かなくなった夢、ギー太が黒焦げになった夢、体がまるで火で焼かれてるように熱いくなった夢」

「………………」

「そして…アナタのお家が火事になる夢」

「アナタは見たいと思った…自分の事を」

「……ずっと楽しい夢を見てた方がよかったのにね」


204 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 21:54:37.49 CArFOZSPO 124/144


「…これも夢なの?」

「夢だよ……でもこの私の姿は現実」

「…………え?」

「ほら、アナタの左手で私の体を触って…」

「………………」

「右手や両足が無い私の体を触って」


206 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:00:00.95 CArFOZSPO 125/144


「私の見えない目をそっと撫でて焼けた皮膚を優しく包みこむように触って」

「………………」

「ねぇ…アナタは私なんだよ」

「………う、嘘だよ」

「私はアナタだから怖がらずに触れられるはずでしょ?」

「嘘だよ!こんな……こんな姿……お前は私なんかじゃない!」


207 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:09:18.01 CArFOZSPO 126/144


「酷いよ……」

「嘘だよ……私がアナタだなんて」

「嘘じゃないよ……信じて」

「嫌だよ……嫌だよっ!」

「………………綺麗なアゲハ蝶だね」

「…………え?」

「ほら、上に沢山いるよ」


209 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:14:49.15 CArFOZSPO 127/144


「アナタの病室にも一匹迷い込んでるアゲハ蝶がいる」

「病室……?」

「私はアゲハ蝶を逃がす事が出来ないから…きっと憂が逃がしてくれると思う」

「憂が…?憂は生きてるの?」

「うん、私達の大切な妹だもんね」


210 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:20:57.77 CArFOZSPO 128/144


「…………」

「耳をすまして見て」

「……え?」

「聞こえるからみんなの声が」

「みんなの声?」

「そう、みんなの声…耳をすましてみて」

「…………………」


213 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:37:54.01 CArFOZSPO 129/144


「唯ちゃん…なの?」

「うぅ…………」

「澪!…おい澪が気絶したぞ!」

「こんなの……唯先輩じゃないです……」

「この人は…唯ちゃんじゃないわ……唯ちゃんじゃないわ……」

「あ、あぁ……」


215 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:44:49.76 CArFOZSPO 130/144


「聞こえた…?」

「………………」

「アナタを始めて見た時のみんなの声だよ」

「………………」

「私を始めて見た時のアナタみたいな反応をみんながしてた」

「もう……やめて」

「まるでお化けを見るみたいな顔をしてたと思う」

「もうやめてよ!」

「あれから一度もお見舞いに来て無いよ……憂が話してた」


216 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:48:08.70 CArFOZSPO 131/144


「もうアナタの話しは聞きたくない……聞きたくないよぉ……」

「そっか……じゃあまた夢を見るといいよ」

「…………………」

「いい夢…見られるといいね」

「バイバイ私」


218 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:55:31.09 CArFOZSPO 132/144


今日もお姉ちゃんの夢を見た。
私の目を見てニッコリと笑って私に抱き着いて来る夢。
両足を動かして私に近付いて両手で力強くギュッて抱きしめてくれたね。
お姉ちゃんのふっくらした綺麗な肌がとっても気持ち良かった。
この夢が現実になればいいな。
叶わないって分かってるんだけどね。


220 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 22:59:48.43 CArFOZSPO 133/144


病室のベットに寝ているお姉ちゃん。
残ってる左手だけを強く握る。
目を覚まして欲しい。
例えこんな姿でも私はお姉ちゃんの事が大好きだ。
真っ黒に焼かれたギー太もまだ大切に取ってある。

「…………蝶々だ」


226 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:05:12.73 CArFOZSPO 134/144


綺麗な赤と黒の模様をしたアゲハ蝶。
何度も何度も窓に体当たりして外に出ようと頑張っている。
何度も何度も窓は閉まっているのに何度も何度も体当たりしている。
私は見取れていた。
綺麗な羽の蝶々に私はただただ見取れていた。


229 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:17:16.07 CArFOZSPO 135/144


私がアゲハ蝶を外に出してやろうと席を立つと、アゲハ蝶の羽はちぎれてしまった。
下へ落ちて行く蝶々を見ていた。
片方の羽がちぎれた蝶々はもう片方の羽をパタパタと動かしながら落ちて行く。
私は何も出来なかった……。
蝶々は床に落ちる。
長い間もがいていたけど…蝶々はやがて動かなくなった。
私は何も出来なかった……。



END


240 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:24:31.91 dCB/5Ptk0 136/144


>146,147,149は現実だったということか?


244 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:43:12.98 CArFOZSPO 137/144


>>240そうです他にもあります
読んでくれた人保守をしてくれた人支援してくれた人ありがとうございました


245 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:43:46.33 dCB/5Ptk0 138/144


>1,3,5,7,8,94,95,96,98,99,146,147,149が現実の世界かな


しかし、ときどき解釈に困るところがあるな・・・


247 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:47:28.47 CArFOZSPO 139/144


>>245教えて貰ったら答えます


246 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:47:22.73 dCB/5Ptk0 140/144


>153の「ピッピッピッピッ」って音は現実のほうの携帯の着信音でいいのかな


248 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:51:51.78 CArFOZSPO 141/144


>>246はいそうです


249 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:54:38.42 dCB/5Ptk0 142/144


>76の澪の夏風邪ってのはなにか意味があるのか?

>151で梓が泣いていた理由は?


250 : 以下、名... - 2010/07/09(金) 23:58:06.49 Pa1EMQxe0 143/144


途中で記憶が飛ぶのもよく分からんな


252 : 以下、名... - 2010/07/10(土) 00:02:51.69 8BWwzKc/O 144/144


>>249
特に意味は無いです
梓が泣いてた理由は唯が倒れて心配していたからですすいません書いて無かったですね
>>250
夢って時々断片的な事ってあるでしょう?
唯の記憶が飛んでた分けじゃないです


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